JP2012030633A - 車両用シート - Google Patents

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Teruhiro Kimura
彰宏 木村
Yuichi Matsui
雄一 松井
Yukinori Sugiura
由希規 杉浦
Yoshiro Hara
嘉朗 原
Tatsuya Ono
達也 大野
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Abstract

【課題】パイプ部材の先端部を平坦状に押し潰し、この押し潰した先端部の先端側の縁を溶接によってベース部材に接合させたフレームを備えていても、この押し潰した先端部において、その幅長以上の溶接長を確保できる車両用シートを提供すること。
【解決手段】車両用シート1は、ベース部材10(12)と、先端部14a(16a)が平坦状に押し潰されたパイプ部材14(16)とから構成されているフレーム4を備えており、パイプ部材14(16)は、その先端部14a(16a)における先端側の縁が溶接によってベース部材10(12)の表面に接合されている。このパイプ部材14(16)の先端部14a(16a)における先端側の縁は、屈曲状14b(16b)に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、ベース部材と、パイプ部材とから構成されているフレームを備えており、パイプ部材は、平坦状に押し潰された先端部における先端側の縁が溶接によってベース部材に接合されている車両用シートに関する。
従来、複数のパイプ部材を溶接によって前後左右の矩形枠状に接合させて構成されているクッションフレームを備えた車両用シートが既に知られている。ここで、下記特許文献1には、図4に示すように、クッションフレーム104における前後のパイプ部材114、116の両端部114a、114a、116a、116aが平坦状に押し潰され、この押し潰された両端部114a、114a、116a、116aの各先端側の縁が溶接によってクッションフレーム104における左右のパイプ部材110、112にそれぞれ接合されている車両用シートが開示されている。これにより、左右のパイプ部材110、112に対して前後のパイプ部材114、116の両端部114a、114a、116a、116aに加工のばらつきや寸法誤差が生じていても、これらの調整を必要とすることがないため、この溶接の作業性を向上させることができる。
特開平7−47019号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、クッションフレーム104における前後のパイプ部材114、116の両端部114a、114a、116a、116aは、その各先端側の縁が直線状となるように平坦状に押し潰されている(図5参照)。そのため、押し潰されたパイプ部材114の両端部114a、114aの幅長(図5において、W)と同両端部114a、114aの溶接長(図5において、L2)とが一致(図5においてW=L2)することになり、この両端部114a、114aにおいて、その幅長以上の溶接長を確保できなかった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、パイプ部材の先端部を平坦状に押し潰し、この押し潰した先端部の先端側の縁を溶接によってベース部材に接合させたフレームを備えていても、この押し潰した先端部において、その幅長以上の溶接長を確保できる車両用シートを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、ベース部材と、先端部が平坦状に押し潰されたパイプ部材とから構成されているフレームを備えており、パイプ部材は、その先端部における先端側の縁が溶接によってベース部材の表面に接合されている車両用シートであって、パイプ部材の先端部における先端側の縁は、屈曲状に形成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、溶接の作業性を悪化させることなく、溶接長の確保によって溶接強度を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、ベース部材は、シートクッションまたはシートバックにおける一対のサイドフレームのうちの一方側のサイドフレームであり、パイプ部材は、この両サイドフレームを橋渡し可能に形成されているロッドであり、ロッドの先端部における先端側の縁は、サイドフレームの表面のうち、乗員からの着座荷重がパイプ部材に作用したとき、このパイプ部材に作用した着座荷重がベース部材に伝達される側の表面に接合されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、ロッドを介して乗員からの着座荷重をサイドフレームへ伝達できる。そのため、クッションフレームは乗員の着座荷重を確実に受け止めることができる。
図1は、本発明の実施例に係る運転席の内部のフレーム構造を示す全体斜視図である。 図2は、図1の主要部を拡大した平面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、従来技術に係る運転席のシートクッションの内部のフレーム構造を示す全体斜視図である。 図5は、図4の主要部を拡大した正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜3を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、「車両用シート」の例として、「運転席1」を例に説明していく。また、以下の説明にあたって、「ベース部材」と「パイプ部材」の例として、「シートクッション2のクッションフレーム4における左右のサイドフレーム10、12」と「シートクッション2のクッションフレーム4における前後のロッド14、16」を例に説明していく。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、この運転席1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、図1〜3を参照して、本発明の実施例に係る運転席1の概略構成を説明する。この運転席1は、シートクッション2と、シートバック3とから構成されている(図1参照)。これらの構成のうち、シートクッション2について説明していく。なお、シートバック3は、公知の構成でよいため、その詳細な説明は省略することとする。
シートクッション2は、主として、略矩形枠状に形成されたクッションフレーム4と、このクッションフレーム4に包着状に組み付けられる公知のクッションパッド(図示しない)と、このクッションパッドの表面をカバーリングする公知のシートカバー(図示しない)とから構成されている。
このクッションフレーム4について説明すると、このクッションフレーム4は、略J字状に折り曲げられたパイプ部材から成る左右のサイドフレーム10、12と、直線状のパイプ部材から成っており、この左右のサイドフレーム10、12の前後をそれぞれ端渡すように溶接によって接合された前後のロッド14、16(以下において、「フロントロッド14、リアロッド16」と記す)とから略矩形枠状に構成されている。
ここで、このフロントロッド14と左右のサイドフレーム10、12との接合と、リアロッド16と左右のサイドフレーム10、12との接合とについて個別に説明していく。
まず、フロントロッド14と左右のサイドフレーム10、12との接合について詳述していく。フロントロッド14は、その両端部14a、14aが平坦を成すようにそれぞれ押し潰されている。このとき、フロントロッド14は、その両端部14a、14aが軸心Cに対して上側に寄った状態でそれぞれ押し潰されている(図3参照)。この押し潰された両端部14a、14aにおける各先端側の縁は、外方に向けて張り出す湾曲状(以下において、「湾曲部14b」と記す)にそれぞれ形成されている(図2参照)。この記載が、特許請求の範囲に記載の「屈曲状」に相当する。
そして、この両湾曲部14b、14bは、両端部14a、14aの内面(図3において、下面)が左右のサイドフレーム10、12の各前端の上周面に接した状態となるように、溶接によって左右のサイドフレーム10、12に接合されている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「ロッドの先端部における先端側の縁は、サイドフレームの表面のうち、乗員からの着座荷重がパイプ部材に作用したとき、このパイプ部材に作用した着座荷重がベース部材に伝達される側の表面に接合されている」に相当する。フロントロッド14は、このように左右のサイドフレーム10、12に対して接合されている。
次に、リアロッド16と左右のサイドフレーム10、12との接合について詳述していく。リアロッド16も、フロントロッド14と同様に、その両端部16a、16aが平坦を成すようにそれぞれ押し潰されている。そのため、リアロッド16も、その両端部16a、16aが軸心Cに対して上側に寄った状態でそれぞれ押し潰されている(図3参照)。この押し潰された両端部16a、16aにおける先端側の縁も、フロントロッド14の両端部14a、14aにおける各先端側の縁と同様に、外方に向けて張り出す湾曲状(以下において、「湾曲部16b」と記す)にそれぞれ形成されている(図2参照)。この記載が、特許請求の範囲に記載の「屈曲状」に相当する。
そして、この両湾曲部16b、16bは、両端部16a、16aの内面が左右のサイドフレーム10、12の各後端の上周面に接した状態となるように、溶接によって左右のサイドフレーム10、12に接合されている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「ロッドの先端部における先端側の縁は、サイドフレームの表面のうち、乗員からの着座荷重がパイプ部材に作用したとき、このパイプ部材に作用した着座荷重がベース部材に伝達される側の表面に接合されている」に相当する。リアロッド16は、このように左右のサイドフレーム10、12に対して接合されている。
クッションフレーム4は、これら左右のサイドフレーム10、12と、これらフロントロッド14、リアロッド16とから略矩形枠状に構成されている。なお、このクッションフレーム4は、その左右の下側が公知のスライドレール(ロアレールに対してアッパレールがスライド可能な構造となっているレール)20、22を介して車両フロア(図示しない)側にそれぞれ組み付けられている。これにより、運転席1を車両フロアの前後方向に沿ってスライドさせることができる。
シートクッション2は、これらクッションフレーム4と、公知のクッションパッドと、公知のシートカバーとから構成されている。
本発明の実施例に係る運転席1は、上述したシートクッション2と、公知のシートバック3とから構成されている。この構成によれば、フロントロッド14の押し潰された両端部14a、14aにおける各先端側の縁は、外方に向けて張り出す湾曲状にそれぞれ形成されている。そのため、溶接の作業性を悪化させることなく、溶接長の確保によって溶接強度を向上させることができる。
また、この構成によれば、フロントロッド14の両湾曲部14b、14bは、両端部14a、14aの内面が左右のサイドフレーム10、12の各前端の上周面に接した状態となるように、溶接によって左右のサイドフレーム10、12に接合されている。このことは、リアロッド16においても同様である。そのため、フロントロッド14、リアロッド16を介して乗員からの着座荷重を左右のサイドフレーム10、12へ伝達できる。したがって、クッションフレーム4は乗員の着座荷重を確実に受け止めることができる。
なお、このように接合されていると、その溶接が、クッションフレーム4の使用姿勢(クッションフレーム4を床に置いた姿勢)において、クッションフレーム4の上側や外側からの作業となる。そのため、溶接時において、クッションフレーム4を引っくり返す作業を必要とすることがなく、また、クッションフレーム4の下側や内側からの作業を必要とすることがないため、溶接時の作業性を向上させることもできる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、「車両用シート」の例として、「運転席1」を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「助手席」、「後部座席」であっても構わない。
また、実施例では、「ベース部材」と「パイプ部材」の例として、「シートクッション2のクッションフレーム4における左右のサイドフレーム10、12」と「シートクッション2のクッションフレーム4における前後のロッド14、16」を例に説明した。しかしこれに限定されるものでなく、「シートバック3のバックフレームにおける左右のサイドフレーム」と「シートバック3のバックフレームにおける上下のロッド」であっても構わない。
また、実施例では、フロントロッド14の両端部14a、14aにおける各先端側の縁は、外方に向けて張り出す湾曲状にそれぞれ形成されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、内方に向けて湾曲状にそれぞれ形成されていても構わない。また、外方および内方に向けて段階的に湾曲状にそれぞれ形成されていても構わない。
1 運転席(車両用シート)
2 シートクッション
3 シートバック
4 クッションフレーム
10 左のサイドフレーム
12 右のサイドフレーム
14 フロントロッド
14a 両端部
16 リアロッド
16a 両端部

Claims (2)

  1. ベース部材と、先端部が平坦状に押し潰されたパイプ部材とから構成されているフレームを備えており、パイプ部材は、その先端部における先端側の縁が溶接によってベース部材の表面に接合されている車両用シートであって、
    パイプ部材の先端部における先端側の縁は、屈曲状に形成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    ベース部材は、シートクッションまたはシートバックにおける一対のサイドフレームのうちの一方側のサイドフレームであり、
    パイプ部材は、この両サイドフレームを橋渡し可能に形成されているロッドであり、
    ロッドの先端部における先端側の縁は、サイドフレームの表面のうち、乗員からの着座荷重がパイプ部材に作用したとき、このパイプ部材に作用した着座荷重がベース部材に伝達される側の表面に接合されていることを特徴とする車両用シート。




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