JP5336171B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本願発明は、着座者の体圧を可撓性のサポートシートで受ける構造の椅子に関するものである。
椅子において、座や背もたれをフレーム材にメッシュ状等のサポートシートが張られた構成として、サポートシートで着座者の体圧を受ける構造にしたタイプのものが存在している。このタイプの椅子は、通気性とクッション性とに優れると共にシンプルな外観を呈する等の利点がある。
このタイプの椅子における技術課題の一つはサポートシートを取り付け手段であり、この点について様々の工夫が成されている。例えば、a:サポートシートの縁をフレーム材に押さえ部材で押さえ固定する、b:フレーム材を樹脂製として、インサート成形によってサポートシートの縁部をフレーム材に埋設する、
c:サポートシートの周囲に線材を固定し、この線材をフレーム材の外周に形成した溝に嵌め込む、といった手段が提案され或いは実際に採用されている。
しかし、上記したa,bの取り付け手段は取り付け強度面での不安を払拭できず、cはフレーム材の外周に溝が露出するという問題がある。他方、特許文献1には、サポートシートの外周に筒部を形成して、この筒部にフレーム材を嵌め込むことが記載されており、この手段を採用すると強度面においての不安を払拭できると共に、フレーム材はサポートシートで完全に隠れるため優れた美感を実現することができる。
特開2006−136562号公報
さて、例えば座を構成するサポートシートに筒部を形成すると、サポートシートのうち筒部を形成した箇所の断面は略Y字状になっている。すなわち、正面方向からの断面を見ると、1枚の基部から筒部の付け根部が上下に分岐した向きY形になっている。そして、サポートシートには、自身の弾性力によるテンションが作用しているため、サポートシートの縁部の上面がどのようになっているかを見ると、フレーム材の上面からいったん内向きに大きく傾斜し、それから傾斜角度を緩くして座の内側に向かうという状態になっている。
更に述べると、サポートシートに筒部を形成すると、人の体圧が掛かる基部の端から筒部を構成する上分岐部と下分岐部とが上下に分岐し、このため基部と上分岐部との交叉部が筋となって現れ、また、上分岐部はフレーム材の上面に重なった状態から傾斜して基部に向かうため、上分岐部にも、フレーム材の上面から姿勢を変える箇所に角張ったような稜線が現れ、この稜線が筋として見えることがある。そして、これら筒部を形成したことに起因した筋が現れることで人に違和感を与えて、外観が悪くなる虞があった。
本願発明は、このような現状を改善することを目的としている。
請求項1の発明に係る椅子は、 座又は背もたれが、左右のサイドメンバーに可撓性のサポートシートをピンと張った状態に取り付けた構造になっており、人の体圧はサポートシートで受けられるようになっている、という構成において、前記サイドメンバーの内側面に沿った部位に、前記サポートシートを体圧の作用面と反対側から支持してサポートシートの傾きを滑らかにする補助支持体が配置されている。
請求項2の発明に係る椅子は、座が、左右のサイドメンバーに可撓性のサポートシートをピンと張った状態に取り付けた構造になっており、人の体圧はサポートシートで受けられるようになっており、かつ、前記サポートシートは上向き凹状に凹んでいる、という構成において、前記サイドメンバーの内側面に沿った部位に、前記サポートシートを下方から支持してサポートシート内向き傾斜を滑らかにする補助支持体が、側面視でサイドメンバーに対して相対的に緩く後傾した姿勢で配置されている。
サポートシートに筒部を形成したことに起因した筋は、サポートシートの表面がフレーム材から座又は背もたれの内側に延びるにおいて角度が急に変わることで現れるが、本願発明では、補助支持体の存在により、サポートシートの表面部はサイドメンバーの表面部から緩やかに傾斜した状態で座又は背もたれの内側に延びるため、サポートシートの表面に筋が現れることを防止して優れた美感を確保できる。
さて、椅子の座面は人の身体にフィットするように上向き凹状に緩く湾曲させることが多く、その場合、座の後部が大きく凹むように設定しておくと、身体(臀部)へのフィット性が一層高くなる。そして、座を構成するサポートシートが後部に行くほど深くなっていると、サポートシートの上面がサイドメンバーから内側に延びるに際しての傾斜角度も後部に行くほど大きくなり、すると、補助支持体の上面がサイドメンバーの上面と平行であると、サポートシートの上面は補助支持体から大きく傾斜して内向きに延びる虞があり、すると、補助支持体の箇所に筋が現れる虞がある。
これに対して本願の請求項2の構成を採用すると、補助支持体の上面はサイドメンバーの上面に対して緩く後傾しているため(すなわち、補助支持体によるサポートシートの支持高さが後ろに行くほど徐々に低くなっているため)、シートの上面が補助支持体の箇所で大きく傾斜角度を変えるといったことはなく、サポートシートをその全長にわたって滑らかに内向き傾斜させることができる。従って、サポートシートが後部に行くほど深く凹んでいてフィット性に優れた座でありながら、優れた外観を確保することができる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は会議用や商談用に多用されている4本足方式のいわゆるパイプ椅子に適用している。
(1).椅子の概要
図1のうち(A)は完成状態での椅子の斜視図、(B)は部分的な側面図、(C)は骨組みだけを表示した斜視図、図2のうち(A)は分離斜視図、(B)は背もたれ部の骨組みだけの斜視図、(C)は(B)のC−C視断面図である。
これらの図から理解できるように、椅子は、座2と背もたれ3とが一体に連続して成る上部分1と、上部分1を支持する脚装置4とで構成されており、両者はビスで固定されている。
上部分1は、骨組み(強度メンバー)としてのフレーム構造体5と、人の身体を受けるサポートシート6とで構成されている。フレーム構造体5は、座2の側部と背もたれ3の側部とを構成すべく側面視で略L字状に形成された左右のサイドメンバー7と、左右サイドメンバー7の上端に一体に固着(溶接)された左右長手のアッパーメンバー8と、左右サイドメンバー7の前端に後付けで取り付けられた左右長手のフロントメンバー9と、左右サイドメンバー7の曲がり部7aの間に配置した左右長手の中間フレーム10とで構成されている。中間フレーム10はサイドメンバー7とは別部材として構成されている。
サポートシート6はフレーム構造体5に取り付ける前の状態の展開状態で長方形の形態を成しており、4つのコーナー部を有している。サポートシート6は編地から成っており、外周部には、フレーム構造体5が通るようにサイド筒部6aとアッパー筒部6bとフロント筒部6cとが形成されている。また、サポートシート6には中間フレーム10が挿通される中間筒部6dを形成している。言うまでもないが、外周の筒部6a,6b,6cは全体が連通しており、また、中間筒部6cは左右サイド筒部6aに連通している。
脚装置4は、左右のサイド部材11とこれらを繋ぐフロント連結杆12、及びリア連結杆13を主要メンバーとしている。左右のサイド部材11は鋼管等の金属パイプから成っており、前後長手の上支持部11aとその前後両端から下方に延びる足とを有する側面視下向き開口コの字状に形成されている。上支持部11は側面視でやや後傾している。
フロント連結杆12は丸棒を使用しており(パイプでもよい)、左右サイド部材10における足の上端寄り部位に溶接にて固着されている。フロント連結杆12は直線状に延びている。リア連結杆13は左右サイド部材11の後ろのコーナー部の箇所に溶接で固着されており、側面視で斜め下方に凸となるように弓なりに反っている。左右サイド部材11の内側面に沿って前後の補助支持体14が配置されている。補助支持体14はサイド部材11よりも小径の丸棒製であり、フロント連結杆12とリア連結杆13とに溶接で固着されている(詳細は後述する。)。
(2).構造の詳細
次に、従前の図に加えて図3以降の図面も参照して構造の詳細を説明する。図3のうち(A)は上部分1の分離斜視図、(B)はサポートシート6の部分背面図、図4は上部分1の組み立て手順を示す図、図5のうち(A)は一部破断平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、図6のうち(A)は図5(A)のVIA-VIA 視断面図、(B)は図5(A)のVIB-VIB 視断面図、図7のうち(A)は図5(A)の VIIA-VIIA断面図、(B)は比較例を示す図である。
上部分1を構成するサイドメンバー7は小判形の金属パイプを素材にして製造されており、座2の部分では全長にわたって断面は横長の状態であるが、背もたれ3の部分では上下の途中から平断面が前後長手になるようにねじっている。そして、サイドメンバー7の内部には、座2の全長と背もたれ3の上下中途高さ部位まで図2(B)に示す補強板16が嵌め込まれている。サイドメンバー7の加工は、直線に延びる材料に補強板16を挿入してから曲げるという手順で行われる。
サイドメンバー7の前端は下向きに延びるカール部7bになっている。フロント連結杆12の左右両端には上向きピン17を突設しており、この上向きピン17は、補強板16に形成した穴(図示せず)に嵌入している。フロント連結杆12はサポートシート6のテンションで上向きに引っ張られているので、ビス止めせずとも、上向きピン17を補強板16の穴に嵌め込むだけでフロント連結杆12は脱落不能に保持されている。サイドメンバー7は脚装置4のサイド部材11に上方から重なっており、カール部7bはサイド支持部11における前部の湾曲したコーナー部に重なっている。
中間フレーム10は丸棒製であり、その両端には穴が空いている。そして、両端部が、サイドメンバー7の曲がり部7aに内向き突設した突起18に嵌め込まれている。また、中間フレーム10は脚装置4のリア連結杆13に斜め上方から重なっており、従って、正面視と平面視とで弓なりに反った形態になっている。換言すると中間フレーム10が斜め後ろに凸となるように反っているのであり、このため、サポートシート6のうち座構成部と背もたれ構成部との連接部の箇所は、左右中間部に行くほど斜め後ろに突出するように押されており、これが一つの理由となって、サポートシート6のうち座2は上向き凹状に湾曲して背もたれ3は平面視で前向き凹状に湾曲している。
サポートシート6の前端部は、左右両端をサイドメンバー7で規制されつつ前端はフロントメンバー9で下向きに引っ張られており、このため、サポートシート6のうちの座2構成部はその前部においても下向き凹の状態になっている。そして、既述のとおり、サポートシート6のうち座構成部はその後部では中間フレーム10によって上向き凹状になっており、これらフロントメンバー9と中間フレーム10との作用により、サポートシート6のうち座2構成部はその全長にわたって上向き凹の形態を成している。
他方、フレーム構造体5を構成するアッパーメンバー8は平面視で前向き凹状に湾曲している。このため、サポートシート6のうちの背もたれ構成部は、その上部においてアッパーメンバー8によって前向き凹状に保持されており、他方、その下部では中間フレーム10によって前向き凹状に保持されている。これらアッパーメンバー8と中間フレーム10との規制作用により、サポートシート6のうちの背もたれ構成部は、上下全長にわたって前向き凹状の形態が保持されている。
例えば図3に示すように、サポートシート6のうちサイド豆酘部6aとフロント筒部6bとが繋がっている部分には、フレーム構造体5を挿通するための主開口穴19が空いている。サポートシート6の前端部(或いは下端部)は、フロント筒部6bを超えて延びる余長部6eになっている。これは、サポートシート6を編み機で編成するにおいて、フロント筒部6bを形成するために生じたものである。余長部6eは上向きに引き上げられて、補助バー23を巻いて後ろに向かわせている。サポートシート6のうち中間筒部6dとサイド筒部6aとが繋がる部分の裏面部には、中間フレーム10を通すための中間開口穴20が空いている。
(3).組み立て手順
椅子の組み立ては、まず上部分1と脚装置4とを別々に製造・組み立てから、上部分1を脚装置4に重ねてビスで固定する、という手順で行われる。そして、上部分1の組み立てに当たっては、先ず、図3(A)に矢印で示すように、左右サイドメンバー7とアッパーメンバー8とからなるメインフレームをサポートシート6の主筒部6a及びアッパー筒部6bに挿通する。この挿通作業は、サポートシート6の一つの主開口穴10に一方のサイドメンバー7の一端を先にして挿通し、サポートシート6及びメインフレームの弾性に抗してどんどん差し込んでいく、という手順で行われる。
コの字状のメインフレームをサポートシート6に差し込むことにより、図4(A)のような中間体が構成される。この段階では、左右サイドメンバー7の前端は自由端になっているため、サポートシート6の弾性力により、メインフレームはサイドメンバー7の先端が互いに接近するように弾性変形している。そして、主開口穴19にフロントメンバー9を差し込んで、サイドメンバー7の前端を所定間隔に広げ、その状態でフロントメンバー9の上向きピン17をサイドメンバー7に下方から嵌め込む。
次いで、図4(B)に示すように、サポートシート6の一つの中間開口穴20から中間フレーム10を差し込んで、中間フレーム10をサポートシート6の中間筒部6dに挿通し、中間フレーム10の両端をサイドメンバー7の突起18に嵌め込む。突起18への中間フレーム10の嵌め込みは、左右サイドメンバー7を曲がり部7aの箇所の間隔が広がるように弾性変形させた状態で行う。
また、中間フレーム10は弓なりに反っている(曲がっている)が、図7(B)の一点差線で示すように、先ず、側面視で斜め前に延びる姿勢で突起18に嵌め込み、それから矢印で示すように突起18を支点にして回動させて所定姿勢にする。図6(B)の一点差線の姿勢ではサポートシート6には大きなテンションは掛かっていないため中間フレーム10を突起18に嵌め込む作業を楽に行え、かつ、中間フレーム10を所定姿勢に回動させるとサポートシート6は斜め後ろに押されることで強いテンションが掛かる。
図6(B)に示すように、中間フレーム10はリアビス21で脚装置4のリア連結杆13に締結されている。また、図7(A)に示すように、上部分1のサイドメンバー7は脚装置4におけるサイド部材11の上支持部11aにサイドビス22で締結されている。ビス21,22はサポートシート6を貫通している。
(4).補助支持体の機能
サポートシート6に例えばサイド筒部6aを形成すると、図7(B)に示すように、正断面視では、筒部6aを構成する上分岐部6a′と下分岐部6a″とが1枚板の基部6′から分岐して、基部6′と上下分岐部6a′,6a″とで横向きY字の形態になっている(当然ながら、上下分岐部は6a′,6a″はサイドメンバー7の外周において繋がってい。)。
そして、サポートシート6自体のテンションは、筒部6aのうちサイドメンバー7の上分岐部6a′と下分岐部6a″とに均等に作用するため、図7(B)に示すように、基部6′と上下分岐部6a′,6a″との交点部6″は概ねサイドメンバー7の上下中間の高さ位置に位置しており、このため、基部6′と上分岐部6aとは屈曲した状態で繋がっており、その結果、基部6′と上分岐部6aとの連接部(内角部)が前後方向に延びる筋となって現れる。このため体裁が悪くなる虞がある。
また、上分岐部6a′が傾斜すると、筒部6aの上分岐部6a′は、サイドメンバー7の上面に重なっている水平部から大きく角度を変えて斜め内向きに向かうことになり、その結果、水平部と上分岐部6a′との連接部も少し角張って、これが筋として現れることがある。これらの筋は、サイドメンバー7の内面に沿って延びる補助支持体14で解消される。この点を更に説明する。
図5(B)に示すように、補助支持体14はフロント連結杆12から立ち上がってカールしてからリア連結杆13に向けて延びているが、補助支持体14は、前半部程度がサイド部材11の上支持部11aの上になって、略後ろ半部はサイドメンバー7の下面及び上部材11aの上面よりも下になる状態で後傾している。従って、補助支持体14の前半部は、前端に行くほど上支持部11aからの突出高さは高くなっている。また、図7(A)に示すように、補助支持体14のうち最も高い部分は、サイドメンバー7の上下中間高さよりは高くてサイドメンバー7の上面よりは低い高さになっている。
そして、図7(A)に示すように、補助支持体14は、サポートシート6の交点部6″を強制的に上に移動させるように配置している。交点部6″の高さ位置は正面視でのサポートシート6の凹み具合によって相違しており、座2の前部においては傾斜角度は小さい。そこで、図7(A)に示すように、交点部6″をサイドメンバー7の上下中間点よりもやや高い位置に配置している。その結果、サポートシート6の交点部6″が補助支持体14で押し上げられたのと同じ状態になって、サポートシート6は正面方向から見て屈曲することなくサイドメンバー7から中央部に向けて滑らかに傾斜しており、従って、サイドメンバー7に沿って筋が現れることはない。
サポートシート6の後端は中間フレーム10で下向きに押されているため、サポートシート6は、後ろに行くほどサイドメンバー7及び上支持部11aから傾斜する角度が大きくなっている。そこで、補助支持体14はサイド部材11の上支持部11a及びサイドメンバー7の後傾角度より大きい角度で後傾させているのであり、このため、サポートシート6の左右側部は前後全長にわたって滑らかに傾斜した状態が保持されている。
つまり、サポートシート6は凹みの深さが後ろに行くほど深くなるため、交点部6″の高さを後ろに行くほど低くなっており、このため、仮に側面視で補助支持体14とサイドメンバー7とが平行に延びていると、サポートシート6は後部に行くに従って補助支持体14で上向きに大きく突き上げられたのと同じ状態になり、このため、補助支持体14の当接箇所に筋が現れる虞があるが、本実施形態では、サポートシート6の凹み方に合わせて補助支持体14を傾斜させているため、サイドメンバー7の左右両側部をその全長にわたって滑らかに傾斜させることができるのである。
(5).サポートシートの変形例
図8ではサポートシート6の変形例を示している。この変形例では、サポートシート6のうち背もたれ3を構成する部分は全体が表面部と裏面部とを有する袋状の筒部になっている。従って、サポートシート6は厚みを持ったような外観を呈していてサイドメンバー7の存在が視認し難いため、美感に優れている。また、フレーム構造体5の差し込みも容易である。
(6).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、座を構成するサポートシートと背もたれとを構成するサポートシートとが分離した方式の椅子にも適用できる。また、本願発明は背もたれにも適用できる。補助支持体を樹脂製品としたり板金製品としたりするなど、補助支持体の素材や断面形状は必要に応じて選択できる。左右の補助支持体を一体に連結することも可能である。また、補助支持体をサイドメンバーに固定しておくことも可能である。
(A)は完成状態での椅子の斜視図、(B)は部分的な側面図、(C)は骨組みだけを表示した斜視図である。 (A)は分離斜視図、(B)は上部分の骨組みだけの斜視図、(C)は(B)のC−C視断面図である。 (A)は上部分の分離斜視図、(B)はサポートシートの部分背面図である。 上部分の組み立て手順を示す図である。 (A)は一部破断平面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 (A)は図5(A)のVIA-VIA 視断面図、(B)は図5(A)のVIB-VIB 視断面図である。 (A)は図5(A)の VIIA-VIIA断面図、(B)は比較例を示す図である。 変形例を示す図である。
符号の説明
1 座と背もたれとが一体化した上部分
2 座
3 背もたれ
4 脚装置
5 フレーム構造体
6 サポートシート
6a6b,6c,6d 筒部
7 サイドメンバー
8 アッパーメンバー
9 フロントメンバー
10 中間メンバー
11 脚装置のサイド部材
12 脚装置のフロント連結杆
14 補助支持体

Claims (2)

  1. 座又は背もたれが、左右のサイドメンバーに可撓性のサポートシートをピンと張った状態に取り付けた構造になっており、人の体圧はサポートシートで受けられるようになっている、という椅子であって、
    前記サイドメンバーの内側面に沿った部位に、前記サポートシートを体圧の作用面と反対側から支持してサポートシートの傾きを滑らかにする補助支持体が配置されている、
    椅子。
  2. 座が、左右のサイドメンバーに可撓性のサポートシートをピンと張った状態に取り付けた構造になっており、人の体圧はサポートシートで受けられるようになっており、かつ、前記サポートシートは上向き凹状に凹んでいる、
    という椅子であって、
    前記サイドメンバーの内側面に沿った部位に、前記サポートシートを下方から支持してサポートシート内向き傾斜を滑らかにする補助支持体が、側面視でサイドメンバーに対して相対的に緩く後傾した姿勢で配置されている、
    椅子。
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