JP2008194168A - 貯遊技媒体管理システム及びその管理手数料徴収処理方法 - Google Patents

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Hiroaki Seki
浩章 関
Yuichi Fujita
裕一 藤田
Hideo Osato
英夫 大里
Nobuaki Ehata
伸明 江畑
Yuki Kaname
雄喜 要
Toshiyuki Matsui
利之 松井
Kazuto Takezoe
和人 竹添
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Abstract

【課題】遊技店において、個人情報の一部のみしか開示しない仮会員と正規な会員を併用する場合に、いかにして仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることを課題とする。
【解決手段】会員カード処理機70のリーダライタ75に携帯電話機80に内蔵しているICチップ81をかざすと、仮会員管理テーブル14b及び会員管理テーブル14aを参照し、貯玉管理部15a、仮会員登録処理部15b及び管理手数料徴収処理部15cの制御に従って貯玉処理、仮会員登録及び仮会員に対して管理手数料徴収処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、遊技客の携帯端末を用いて遊技店に仮登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システム及びその管理手数料徴収処理方法に関し、特に、個人情報の一部のみしか開示しない仮会員と正式な会員を併用する場合に、仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることができる貯遊技媒体管理システム及びその管理手数料徴収処理方法に関する。
従来、パチンコ遊技やパチスロ遊技を提供するパチンコ店等の遊技店では、該遊技店の会員を遊技客から募り、会員登録を希望した会員に対して会員カードを発行するとともに、この会員カードを利用した貯玉・貯メダルサービスやメールによる情報通知サービス等を行っている。
具体的には、遊技客が、住所、氏名及び電話番号等の個人情報を記入した会員申込用紙を遊技店の係員に渡して会員登録を要求すると、遊技店の係員は、この遊技客の個人情報を管理装置に登録するとともに、会員カードIDが記録された会員カードを会員に発行する。このようにして会員カードを取得した各会員は、特許文献1等に記載されるように、獲得したパチンコ玉やメダルを貯玉・貯メダルするとともに、この貯玉・貯メダルを後日再プレイしたり、景品に交換したりすることができる。
このように、会員サービスを提供する遊技店には、各会員の貯玉・貯メダルを管理装置で管理するとともに、玉貸し機やメダル貸し機等の台間機で貯玉・貯メダルを再プレイ可能にする貯玉・貯メダルシステムが導入されることが多い。
特開2003−210818号公報
しかしながら、各遊技客が貯玉・貯メダルサービス等の会員サービスを受けるためには、遊技客が自己の個人情報を遊技店に開示する必要があるので、個人情報の漏洩を好まない遊技客の会員加入意欲を高めるのは難しく、結果的に遊技店の会員数がなかなか拡大しないのが実情である。
加えて、遊技客が会員に加入したいと思った場合であっても、遊技客が会員申込用紙に個人情報を記入する時間や、遊技店側で会員登録作業や会員カード発行作業を行う時間等を要するため、遊技客が実際に会員カードを取得するまでには時間を要するため、その間遊技客は遊技を行うことができない。その結果、遊技店の会員数はなかなか拡大しない状況になる。
これらのことから、遊技店の会員数をいかに拡大させるかが重要な課題となっており、その方策として一時的に会員と同様のサービスを受けることができる仮会員(個人情報の一部のみを開示して即登録を行う一時会員)を採用する仕組みが考えられる。ところが、遊技店としては、仮会員ではなく個人情報を登録する正規の会員を増やしたいため、かかる場合には、いかにして仮会員から会員に移行させるかが問題となる。遊技店にとっては、各会員の個人情報こそが貴重な資料であり、この会員に対して各種情報の発信等を行って集客効率等を高めることができるとともに、会員を固定客化して遊技店の安定的な運営を図ることができるためである。
このように、個人情報の一部のみしか開示しない仮会員と正規な会員を併用する場合に、いかにして仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させるかが極めて重要な課題となる。
本発明は、上述した従来技術による課題を解消するためになされたものであり、個人情報の一部のみしか開示しない仮会員と正式な会員を併用する場合に、仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることができる貯遊技媒体管理システム及びその管理手数料徴収処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、遊技客の携帯端末を用いて遊技店に仮登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理するとともに、各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システムであって、管理装置は、仮会員の貯遊技媒体数を仮会員識別情報に対応付けて管理する貯遊技媒体数管理手段と仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理する管理手数料徴収処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、仮会員からの管理手数料の徴収操作を受け付ける管理手数料徴収操作受付手段を備え、管理手数料徴収処理手段は、管理手数料徴収操作受付手段により仮会員からの管理手数料の徴収操作を受け付けた場合に、仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、管理手数料徴収処理手段は、遊技店内の遊技機に併設された再プレイ端末装置から仮会員の貯遊技媒体を用いた再プレイ要求を受け付けた場合に、仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、貯遊技媒体数管理手段は、仮会員の貯遊技媒体数と仮会員の最終来店日を仮会員識別情報に対応付けて管理し、管理手数料徴収処理手段は、仮会員の最終来店日からの経過日数が所定の期間以上である場合に、仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、貯遊技媒体数管理手段は、携帯端末を用いた最終来店操作日、最終貯遊技媒体関連操作日若しくはインターネットを介した遊技店の提供するホームページへの最終アクセス日を最終来店日とすることを特徴とする。
また、本発明は、遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、遊技客の携帯端末を用いて遊技店に仮登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システムの管理手数料徴収処理方法であって、管理装置が、仮会員の貯遊技媒体数を仮会員識別情報に対応付けて管理する貯遊技媒体数管理工程と、仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理する管理手数料徴収処理工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、遊技客の携帯端末を用いて遊技店に仮登録された仮会員とが貯遊技媒体に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する場合に、仮会員の貯遊技媒体数を仮会員識別情報に対応付けて管理し、仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することとしたので、管理手数料を徴収されることを嫌う仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させる効果を奏する。
また、本発明によれば、仮会員からの管理手数料の徴収操作を受け付け、仮会員からの管理手数料の徴収操作を受け付けた場合に、仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することとしたので、日々徴収される管理手数料を嫌う仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させる効果を奏する。
また、本発明によれば、遊技店内の遊技機に併設された再プレイ端末装置から仮会員の貯遊技媒体を用いた再プレイ要求を受け付けた場合に、仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することとしたので、再プレイ毎に徴収される管理手数料を嫌う仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させる効果を奏する。
また、本発明によれば、仮会員の貯遊技媒体数と仮会員の最終来店日を仮会員識別情報に対応付けて管理し、仮会員の最終来店日からの経過日数が所定の期間以上である場合に、仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することとしたので、最終来店日から所定の期間で管理手数料を徴収されるのを嫌う仮会員が所定の期間以内に来店すること及び仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させる効果を奏する。
また、本発明によれば、携帯端末を用いた最終来店操作日、最終貯遊技媒体関連操作日若しくはインターネットを介した遊技店の提供するホームページへの最終アクセス日を最終来店日とすることとしたので、最終来店日から所定の期間で管理手数料を徴収されるのを嫌う仮会員が所定の期間以内にホームページにアクセスすること及び仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させる効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る会員管理システム(貯玉管理システム)及びその管理手数料徴収処理方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明をパチンコ遊技に適用する場合について説明することとする。
まず、本実施例1に係る会員管理システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例1に係る会員管理システムのシステム構成を示す図である。この会員管理システムは、パチンコ店等の遊技店に登録された会員に対して主として貯玉・再プレイサービスを提供するものである。
同図に示すように、遊技店内には、遊技店にて予め登録処理された遊技客の会員情報を管理する会員管理用ターミナルコントローラ(以下、「会員管理T/C」と言う)10と、島コントローラ20と、カード処理ユニット(以下、「CRユニット」と言う)30と、パチンコ機40と、計数機50と、景品管理装置60と、景品払出機65と、会員カード処理機70とが設けられている。
会員管理T/C10は、景品管理装置60、会員カード処理機70及び島コントローラ20が接続されており、島コントローラ20には、各島に設置された複数のパチンコ機40にそれぞれ併設されたCRユニット30が接続されており、会員カード処理機70には、パチンコ玉数を計数する計数機50が接続されている。
パチンコ機40は、パチンコ玉を遊技領域に発射して遊技者がパチンコ遊技を行う装置であり、本実施例では、プリペイドカード対応のいわゆるCRパチンコ機であるものとしている。
CRユニット30は、各プリペイドカードの残度数等を管理する図示しないプリペイドカード管理装置と各パチンコ機40との間に介在し、プリペイドカード管理装置に対してプリペイドカードの残度数の問い合わせや玉貸し要求を行うとともに、残度数がある場合にパチンコ機40に対して玉貸し指示を行う装置である。なお、本実施例では、プリペイドカードに係る処理にその特徴はないため、以下ではプリペイドカードに関する説明を省略する。
また、このCRユニット30は、会員カードを受け入れて会員管理T/C10に預け入れられた貯玉を引き落とすいわゆる再プレイの機能を有する。具体的には、会員がCRユニット30に会員カードを挿入するか又は仮会員がCRユニット30に登録された携帯電話機80をかざして再プレイ操作を行うと、会員管理T/C10が管理する貯玉残高から再プレイ分の玉数を減算するとともに、パチンコ機40に対して玉投出指示を行う。このように、かかるCRユニット30は、携帯電話機80を用いた再プレイにも対応している。
計数機50は、遊技客が獲得したパチンコ玉を計数する計数機であり、その計数結果を会員カード処理機70に出力する。なお、本実施例では、計数機50はパチンコ玉の計数機能のみを有することとし、計数結果がバーコード印字された計数レシートを発行する印字機能、並びに、会員管理T/C10にて記憶管理される貯玉残高に計数結果の一部または全部を貯玉加算させる計数貯玉機能は、後述する会員カード処理機70が有することとする。
景品管理装置60は、遊技店内に設けられる景品交換カウンタに配設された販売時点情報管理端末(POS(Point Of Sales)端末)と呼ばれる景品交換用の端末装置である。具体的には、景品交換カウンタ内の係員が、計数機50から排出された獲得玉数がバーコード印字された計数レシートを遊技客から受け取ると、この計数レシートから獲得玉数をバーコードリーダで読み取るとともに、この獲得玉数分の一般景品を係員による手作業で遊技客に受け渡す。また、遊技客が特殊景品への交換を希望する場合には、係員はこの景品管理装置60に設けられた特殊景品交換ボタンを押下し、景品払出機65に獲得玉数分の特殊景品の払い出しを指示する。
また、この景品管理装置60では、計数レシートから読み取った獲得玉数の一部又は全部を会員又は仮会員の貯玉残高に預け入れることもできる。例えば、係員が貯玉を希望する会員から計数レシート及び会員カードを受け取ったならば、この会員カードを景品管理装置60のカードリーダに挿入して会員IDを読み取った後に、貯玉操作を行って会員管理T/C10に貯玉依頼を行う。また、係員が貯玉を希望する会員又は仮会員から計数レシートを受け取ったならば、該会員又は仮会員に対して携帯電話機80をかざすよう指示して、該携帯電話機80から会員IDを読み取った後に、貯玉操作を行って会員管理T/C10に貯玉依頼を行う。なお、景品管理装置60の貯玉関連の機能については、後述する会員カード処理機70と同様の機能であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
会員カード処理機70は、携帯電話機80を用いた仮会員登録や登録済み会員及び仮会員による貯玉を行う際に利用される会員用端末装置であり、会員カードに記録した会員IDを読み取るカードリーダと携帯電話機80から会員ID(正確には後述するIDm)を読み取るリーダライタ75を備えている。本実施例では、携帯電話機80内のICチップ81に保持されているユニークな識別情報(例えば、ICカードの製造番号であるIDm)を会員IDと一対一に対応付けている。
会員管理T/C10は、後述する会員管理テーブル14a及び仮会員管理テーブル14bを用いて遊技店に登録された会員及び仮会員の統括管理を行う管理装置である。この会員管理テーブル14a及び仮会員管理テーブル14bは、会員ID、貯玉情報、属性情報及びIDmを対応付けて記憶している。そして、会員カード処理機70又は景品管理装置60から貯玉加算依頼を受け付けたならば該当する貯玉口座内の貯玉数を加算処理し、CRユニット30又は景品管理装置60から貯玉減算依頼を受け付けたならば該当する貯玉口座内の貯玉数を減算処理する。
本実施例に係る会員管理システムでは、遊技客が会員カード処理機70のリーダライタ75に携帯電話機80をかざすと、この携帯電話機80のICチップ81からICチップ識別情報「IDm」を読み取り、別途入力された属性情報とともに仮会員管理テーブル14bに登録することとしているので、遊技客の仮会員登録に係る手間(会員申込用紙を記入する労力や時間)を大幅に軽減することができ、遊技客の仮会員加入への意欲が削がれることなく遊技店の仮会員数を増加させることが可能になる。さらに、遊技客によって定常的に所持する可能性が高い携帯電話機を会員カードの代わりに使用させることができ、遊技客に会員カードを携帯させる手間を省くことも可能となり、遊技店側で行う会員登録作業や会員カード発行作業の手間も省くことが可能となる。
なお、本実施例では、携帯電話機80に内蔵されるICチップ81に記憶されるIDmを用いて仮会員登録を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、簡単な属性情報を用いて簡易に仮会員登録する様々な場合にも同様に適用される。
次に、図1に示した会員管理T/C10及び会員カード処理機70の構成について説明する。図2は図1に示した会員管理T/C10及び会員カード処理機70の構成を示す機能ブロック図である。
同図に示すように、会員カード処理機70は、会員が所持する会員カード又は携帯電話機80を通じて貯玉サービスを提供するマンマシンインターフェースであり、タッチパネル71と、IF部72と、カードリーダ73と、プリンタ74と、リーダライタ75と、記憶部76と、制御部77とを有する。
タッチパネル71は、液晶パネルやディスプレイなどの表示デバイス上で操作入力を受け付けることができる表示可能かつ入力可能なデバイスであり、具体的には、遊技客が携帯電話機80を用いた仮会員登録を行う場合には、遊技客の属性情報(電話番号、生年月日及びフリーキーワード)の入力を促す表示を行うとともに、これらの情報を入力させるためのテンキーボタンや英字ボタンなどを表示する。
IF部72は、会員管理T/C10、計数機50又は景品管理装置60との間で各種通信を行うためのインターフェースである。カードリーダ73は、会員カードに記憶された会員IDを読み取るためのカードリーダである。なお、本実施例では、磁気等で情報が記録された会員カードからデータを読み取る際にカードリーダ73を用いることとしたが、かかる会員カードを非接触ICカードとした場合には、会員カード及び携帯電話機80とのデータ授受をともにリーダライタ75を介して行うことができる。
プリンタ74は、印刷データをレシートに印字処理する印字装置であり、仮会員登録が行われると、記憶部76に記憶される印字内容情報76aを参照して仮会員登録レシート(図3参照)を発行する。この仮会員登録レシートには、登録日時、仮会員ID、仮会員に対する貯玉サービスの管理手数料に関する情報、仮会員から会員へ移行すべき旨の通知に関する情報が印字される。また、管理手数料徴収に関しては遊技店の営業形態に合わせて会員管理T/C10上で決定することができるので、必ずしも図示した値と毎回一致するとは限らない。なお、会員に対しては手数料を徴収しないが、これは個人情報を登録していない仮会員には第三者管理機関からの貯玉補償がなく遊技店が補償を行うこととなるので、その管理料として仮会員からは手数料を徴収することとしている。そして、管理手数料徴収を嫌う仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることができる。
かかる仮会員登録レシートを発行する理由は、仮会員が携帯電話機80を紛失又は機種変更する際に、正確な本人であることを証明可能とするためである。併せて、かかる仮会員登録レシートを紛失する可能性が大きいことから、仮会員から本会員への移行意欲を高めてトラブルを低減する観点から、仮会員の貯玉サービスの管理手数料に関する情報及び仮会員から会員へ移行すべき旨の通知を併記している。
リーダライタ75は、携帯電話機80に内蔵されたICチップ81との間でデータ通信を行う装置であり、具体的には、携帯電話機80内のICチップ81に組み込まれたアンテナコイルに弱電波を送信すると、ICチップ81ではアンテナコイルにより発電が行われてデータ通信が可能となり、これによりICチップ識別情報「IDm」を取得する。
記憶部76は、制御部77による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、併せて、仮会員登録レシート等に印字するフォーマット及びその印字内容を印字内容情報76aとして記憶する。
制御部77は、会員カード処理機70の全体制御を行う制御部であり、カード処理部77a、仮会員登録依頼処理部77b及び貯玉更新依頼部77cを有する。カード処理部77aは、カードリーダ73に挿入された会員カードからの会員IDの読取処理等を行う処理部である。
仮会員登録依頼処理部77bは、リーダライタ75により読み取られた携帯電話機80のIDmを会員管理T/C10に送信して、携帯電話機80を用いた遊技客の仮会員登録を依頼する処理部である。具体的には、まず上記IDmを会員管理T/C10に送信して該IDmが未登録であるか否かを問合せ、会員管理T/C10から当該IDmが未登録であると応答された場合に、タッチパネル71を通じて遊技客の属性情報(電話番号、生年月日及びフリーキーワード)の入力を受け付け、このIDm及び属性情報を送信して仮会員登録を依頼する。
貯玉更新依頼部77cは、会員管理テーブル14a及び仮会員管理テーブル14bにて管理される貯玉残高の更新処理を依頼する処理部である。具体的には、仮会員登録依頼処理部77bによってIDmの登録済みが確認され、かつ、計数機50から計数結果を受信した場合に、計数結果である玉数により貯玉数を更新するよう会員管理T/C10に依頼する。なお、ここでは計数結果を全数貯玉する場合を示したが、計数結果の一部のみを貯玉し残りをレシート発行することもできる。
次に、図1に示した会員管理T/C10の構成について説明する。図2に示すように、この会員管理T/C10は、入力部11と、出力部12と、IF部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。
入力部11は、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、1日の営業終了時等に仮会員から管理手数料を徴収する操作等を行ったりする。出力部12は、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスであり、また、IF部13は、島コントローラ20、CRユニット30、計数機50、景品管理装置60及び会員カード処理機70との間でデータ通信を行うためのインターフェースである。
記憶部14は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、会員申込用紙への記入を通じて一定の個人情報が登録された会員を管理する会員管理テーブル14aと、仮会員登録を通じてIDm及び属性情報のみが登録された仮会員を管理する仮会員管理テーブル14bを記憶する。
仮会員管理テーブル14bは、図4に示すように、会員IDごとにIDm、貯玉残高、管理手数料(累計)及び属性情報(電話番号、生年月日及びフリーキーワード)を記憶したテーブルである。ここで、管理手数料(累計)を記憶した理由は、遊技店が、管理手数料(累計)が例えば1000(個)を超えた仮会員に対して、これまで1000(個)分の手数料を徴収している旨を伝えることで、手数料徴収を嫌う仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることができるからである。
制御部15は、会員管理T/C10を全体制御する制御部であり、貯玉管理部15a、仮会員登録処理部15b及び管理手数料徴収処理部15cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行し、貯玉管理部15a、仮会員登録処理部15b及び管理手数料徴収処理部15cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
貯玉管理部15aは、会員管理テーブル14a及び仮会員管理テーブル14bを利用して会員及び仮会員の会員情報及び貯玉等に関するデータを管理する管理部である。また、管理手数料徴収処理部15cは、仮会員に対して管理手数料を徴収する場合には、仮会員管理テーブル14bの貯玉残高及び管理手数料(累計)を更新する。
仮会員登録処理部15bは、仮会員登録依頼処理部77bからの仮会員登録依頼に応答して仮会員登録を行う処理部である。具体的には、同一のICチップ識別情報を持つ仮会員同士の重複登録ならびに同一のICチップ識別情報を持つ本会員と仮会員の重複登録を防止するとともに、既登録の仮会員又は本会員の貯玉更新処理を円滑に行うために、仮会員登録依頼処理部77bからIDmを受け付けると、会員管理テーブル14a及び仮会員管理テーブル14bを検索して同一のIDmが登録されているか否かを確認する。そして、当該IDmが登録されていない場合には、新たな会員ID(空き番の会員ID)を採番し、属性情報及びIDmを登録する。
次に、図1に示した会員カード処理機70による仮会員登録依頼処理手順について説明する。図5は、図1に示した会員カード処理機70による仮会員登録依頼処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、当初会員カード処理機70は、携帯電話機80のかざし操作待ちの状態にあり(ステップS101否定)、遊技客により携帯電話機80が会員カード処理機70にかざし操作されると(ステップS101肯定)、仮会員登録依頼処理部77bは、携帯電話機80に内蔵されるICチップ81からIDmをリーダライタ75を介して取得し(ステップS102)、取得したIDmを会員管理T/C10に送信して問合せを行う(ステップS103)。
このIDmの問合せを受け付けた会員管理T/C10は、仮会員登録処理部15bにより会員管理テーブル14a及び仮会員管理テーブル14bを検索して、同一のIDmが登録されているか否かを確認し、その結果を仮会員登録依頼処理部77bに返信する。
そして、このIDmが未登録であると応答された場合には(ステップS104肯定)、仮会員登録依頼処理部77bは、タッチパネル71を通じて遊技客の属性情報(電話番号、生年月日及びフリーキーワード)の入力を受け付け(ステップS105)、当該IDm及び属性情報を会員管理T/C10に送信して仮会員登録を依頼するとともに(ステップS106)、記憶部76に記憶される印字内容情報76aを参照して仮会員登録レシート(図3参照)を発行する(ステップS107)。なお、この仮会員登録依頼を受け付けた仮会員登録処理部15bは、このIDmについて新たな会員ID(空き番の会員ID)を採番して仮会員管理テーブル14bに登録する。
これに対して、このIDmが登録済みであると応答された場合には(ステップS104否定)、計数機50から計数結果を受信した後に(ステップS108肯定)、この計数結果とIDmを会員管理T/C10に返信して貯玉加算依頼を行う(ステップS109)。この貯玉加算依頼を受け付けた会員管理T/C10は、該当する会員及び仮会員の会員管理テーブル14a及び仮会員管理テーブル14b内の貯玉数を加算処理する。よって、携帯電話機をかざすことで会員及び仮会員未登録の遊技客は仮会員への登録と、さらに、会員及び仮会員である遊技客は貯玉サービスを煩雑な操作をすることなく簡単に行うことができる。
図6は、図1及び図2に示した会員管理システムの貯玉加算操作の機能を示す機能ブロック図である。図6に示すように、遊技客が獲得した遊技媒体を計数機50に投入すると(ステップS201)、計数機50は遊技客が獲得した遊技媒体数を計数し(ステップS202)、計数結果を会員カード処理機70に通知する(ステップS203)。
ここで、会員カード処理機70にて上記したステップS101〜ステップS104の処理が行われていれば、即座に貯玉加算操作に移行できるが、携帯電話機80のかざし操作は、計数前、計数中及び計数後のいずれかのタイミングで行われても貯玉更新処理を行うことができる。
すなわち、会員カード処理機70に計数結果が通知された時点で上記したステップS101〜ステップS104が行われていなければ、ステップS101〜ステップS104の処理を行ってから後述するステップS204以降の処理に移行し、上記したステップS101〜ステップS104の処理過程であれば、これらの処理を行ってから後述するステップS204以降の処理に移行し、また、上記したステップS101〜ステップS104の処理が終了していれば、そのまま後述するステップS204以降の処理に移行する。なお、会員カード処理機70に計数結果が通知された時点で計数レシートの発行操作がなされた場合には貯玉更新処理は行われない。
そして、会員カード処理機70に計数結果が通知され、かつIDmに対応する会員ID及び貯玉残高が取得されると(ステップS203終了かつステップS104終了)、タッチパネル71の図示しないテンキーを用いて貯玉する遊技媒体数の指定等の貯玉加算操作を行い(ステップS204)、会員カード処理機70は会員管理T/C10に対して貯玉加算依頼を行い(ステップS205)、貯玉加算依頼を受けた会員管理T/C10は指定した遊技媒体数に基づいて貯玉加算更新処理を行う(ステップS206)。なお、会員である遊技客は貯玉サービスを煩雑な操作をすることなく簡単に行うことができる。
図7は、図1及び図2に示した会員管理システムの仮会員に対する管理手数料徴収操作受付時の処理手順を示すフローチャートである。図7に示すように、会員管理T/C10上の入力部11にて1日の営業終了時等に管理手数料徴収操作を受け付け(ステップS301)、管理手数料徴収操作を実行したならば(ステップS301肯定)、制御部15の管理手数料徴収処理部15cの制御に従って仮会員管理テーブル14bを参照して徴収対象となる仮会員IDを特定し(ステップS302)、仮会員IDに対応した貯玉残高を取得する(ステップS303)。
また、遊技店が決定する管理手数料が貯玉残高以下であるかどうかを判定し(ステップS304)、管理手数料が貯玉残高以下であれば(ステップS304肯定)、仮会員管理テーブル14bの該当する仮会員IDの貯玉残高から管理手数料分を減算し(ステップS305)、減算した管理手数料分を管理手数料(累計)に加算する(ステップS306)。さらに、仮会員管理テーブル14bにおいて手数料徴収対象となる他の仮会員IDが存在するかどうかを参照し(ステップS307)、手数料徴収対象となる他の仮会員IDが存在する場合は(ステップS307肯定)再度手数料徴収対象となる仮会員IDを特定して同様の処理を繰り返すこととなり、手数料徴収対象となる他の仮会員IDが存在しない場合は(ステップS307否定)処理を終了する。
なお、遊技店が決定する管理手数料が貯玉残高以上であれば(ステップS304否定)、該当する仮会員からは管理手数料を徴収することができないので、同様に仮会員管理テーブル14bにおいて手数料徴収対象となる他の仮会員IDが存在するかどうかを参照することとなる。
上述してきたように、本実施例1では、会員カード処理機70のリーダライタ75が、携帯電話機80に内蔵されているICチップ81の一意な識別情報であるIDmに対応付けて貯玉データ及び生年月日等の属性情報を管理する仮会員管理テーブル14bを用いて各仮会員の貯玉数を管理するとともに、CRユニット30により再プレイ要求を受け付けた場合には、仮会員管理テーブル14bの該当する仮会員識別情報を参照し、貯玉残高から再プレイ分の遊技媒体貸出処理を行う。また、遊技店が1日の営業終了時等に会員管理T/C10において管理手数料徴収操作を行う場合には、仮会員管理テーブル14bの該当する仮会員IDを参照し、貯玉残高から管理手数料分の遊技媒体の徴収処理を行う。もって、携帯電話機80を利用して仮会員登録を煩雑な手順を行うことなく実行できるとともに、さらに、管理手数料徴収を嫌う仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。なお、本実施例2に係る会員管理システムのシステム構成の構成図は図1と同様になり、会員カード処理機及び会員管理T/Cを用いた会員管理システムの機能を示す機能ブロック図は図2と同様となるので本実施例2においてはその説明を割愛する。
図8は、図2に示した仮会員管理テーブル14bの一例を示す図である。図8に示すように、仮会員管理テーブル14bは、仮会員ID、IDm、貯玉残高及び管理手数料(累計)と、電話番号、生年月日及びフリーキーワードの属性情報と、最終来店日を格納している。
また、貯玉サービスを利用している仮会員に対しては、基本的に管理手数料を徴収する運用を説明したが、遊技店としては遊技客が会員となることはもちろん優遇するべきであるが仮会員となることも一般の遊技客より優遇するべきであるので、管理手数料を徴収される仮会員に対してデメリットばかりではいけないはずである。
再び図8を参照して、仮会員が遊技店に来店し携帯電話機80を利用した貯玉及び再プレイ等で遊技を行った場合に、仮会員管理テーブル14bの最終来店日が更新処理される。そして、遊技店が1日の営業終了時等に管理手数料徴収を行う場合に、管理手数料徴収処理日と仮会員管理テーブル14bに格納されている最終来店日とを比較し、遊技店が予め決定する所定の期間以上である場合に、該当する仮会員の貯玉残高から管理手数料分の遊技媒体数の減算処理を行う。
そして、遊技店が決定する所定の期間以内である場合には、管理手数料徴収処理を行わなくてもよい。また、遊技店が決定する所定の期間以内である場合には、通常の管理手数料分よりも少なく徴収することにしてもよいが、ここでは管理手数料の徴収を行わないこととして説明する。なお、所定の期間は遊技店が会員管理T/C10上で設定可能であるので遊技店の営業形態に合わせた設定を行うことができる。さらに、最終来店日は仮会員識別情報であるIDmと対応付けているので、管理手数料徴収処理を行う際には常に最新の最終来店日を認識することができる。
図9は、図8に示した仮会員管理テーブル14bの仮会員に対する管理手数料徴収操作受付時の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、会員管理T/C10上の入力部11にて1日の営業終了時等に管理手数料徴収操作を受け付け(ステップS401)、管理手数料徴収操作を実行したならば(ステップS401肯定)、制御部15の管理手数料徴収処理部15cの制御に従って仮会員管理テーブル14bを参照し手数料徴収対象となる仮会員IDを特定し、特定した仮会員IDに対応した最終来店日を取得し(ステップS402)、取得した最終来店日から管理手数料徴収処理日までの経過日数を算定し(ステップS403)算定した経過日数が所定の期間以上であれば(ステップS404否定)、手数料徴収対象となる仮会員IDに紐付いた貯玉残高を取得する(ステップS405)。
そして、管理手数料が貯玉残高以下であるかを判定し(ステップS406)、管理手数料が貯玉残高以下であれば(ステップS406肯定)、貯玉残高から管理手数料を減算し(ステップS407)、減算した管理手数料分は管理手数料(累計)に加算する(ステップS408)。また、手数料徴収対象となる他の仮会員IDが存在するかどうかを判定し(ステップS409)、手数料徴収対象となる他の仮会員IDが存在すれば(ステップS409肯定)再び対応する最終来店日を取得し、手数料徴収対象となる他の仮会員IDが存在しなければ(ステップS409否定)処理を終了する。なお、算定した経過日数が所定の期間以内であれば(ステップS404肯定)、手数料徴収対象となる他の仮会員IDが存在するかどうかを判定することとなる。
また、本実施例2において、最終来店日は、仮会員である遊技客が携帯電話機80を利用した貯玉及び再プレイ等を行う際に更新される場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、最終来店日は、遊技客の携帯電話機80を利用した貯玉、再プレイ及びインターネットを介した遊技店の提供するホームページへの最終アクセス日を最終来店日としてもよい。
かかる場合には、遊技客は遊技店が設定した所定の期間以内に遊技店が提供するホームページにアクセスすることで最終来店日とみなされるので、仮会員は遊技店が提供するホームページを所定の期間以内に随時アクセスすることとなる。また、仮会員が遊技店の提供するホームページにアクセスすることで、ホームページのイベント情報等の更新内容によっては仮会員が実際に来店することも期待できる。
上述してきたように、本実施例2では、仮会員管理テーブル14bに最終来店日の項目を追加することで、仮会員が遊技店に来店し携帯電話機80を利用した貯玉及び再プレイを行うことで仮会員管理テーブル14bの最終来店日が更新処理され、最終来店日が、遊技店が決定する所定の期間以内であれば管理手数料徴収処理を行わないようにすることで、管理手数料徴収を嫌う仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることができる。また、仮会員が遊技店に来店し携帯電話機80を利用した貯玉、再プレイ及び遊技店が提供するホームページにアクセスすることで最終来店日とみなされるので、仮会員は遊技店が提供するホームページを所定の期間内に随時アクセスすることとなる。もって、一般の遊技客より優遇されるべきである仮会員の負担を軽減することが可能となる。なお、管理手数料徴収を嫌う仮会員が、遊技店が提供するホームページにアクセスすることで、ホームページのイベント情報等の更新内容によっては仮会員が実際に来店することも期待できる。
さて、上記実施例1及び2では遊技店が仮会員から徴収する管理手数料を営業終了時等に徴収処理する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、仮会員が再プレイを行う際に手数料を徴収してもよい。以下では、管理手数料徴収処理を再プレイ時に処理する場合について説明する。
図10は、図1に示した会員管理システムの機能の一例を示す機能ブロック図である。なお、図10においては、図2と同様に図示及び採番している箇所においての機能は同様であるのでその説明を割愛し、異なる機能について説明を行うこととする。
図10は、仮会員に対する管理手数料徴収処理を再プレイ時に行う場合に、貯玉管理部15aに管理手数料徴収処理部15cの機能を合わせたものであることを示している。係る再プレイ時には、貯玉管理部15a及び管理手数料徴収処理部15cの制御に従って仮会員管理テーブル14bを参照し、ICチップ81に対応した識別情報であるIDmを利用して仮会員IDを特定して貯玉残高を取得し、貯玉残高が再プレイ玉数及び管理手数料を合わせた値以上である場合に、貯玉残高から再プレイ玉数及び管理手数料を合わせた値を減算し、管理手数料(累計)に加算してから再プレイ許可信号を送信することとなる。
図11は、図10に示した会員管理システムの再プレイ要求受付時の処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、携帯電話機80に内蔵しているICチップ81を会員カード処理機70のリーダライタ75にかざし再プレイ要求を行うと(ステップS501肯定)、ICチップ81の一意な識別情報であるIDmを利用して仮会員管理テーブル14bを参照して再プレイによる貯玉引落対象となる仮会員IDを特定し(ステップS502)、特定した仮会員IDに対する貯玉残高を取得する(ステップS503)。
そして、取得した貯玉残高が再プレイ玉数及び管理手数料を合わせた値以上であるかを判定し(ステップS504)、貯玉残高が再プレイ玉数及び管理手数料を合わせた値以上である場合には(ステップS504肯定)、管理手数料徴収処理部15cの制御に従って仮会員管理テーブル14bの貯玉残高から再プレイ玉数及び管理手数料を合わせた値を減算し(ステップS505)、手数料を管理手数料(累計)に加算し(ステップS506)、CRユニット30に対して再プレイ許可信号の送信を行う(ステップS507)。なお、貯玉残高が再プレイ玉数及び管理手数料を合わせた値以下である場合には(ステップS504否定)、再プレイ遊技を行うことができないのでCRユニット30に対してエラー信号を送信する(ステップS508)。
上述してきたように、本実施例3では、営業終了時に管理手数料徴収処理を行うと、仮会員が手数料を徴収されていることを認識しづらいため、再プレイ時に管理手数料徴収処理を行うことで仮会員に対して手数料を徴収することを強く認識させることができ、さらに、管理手数料徴収を嫌う仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることができる。
また、上記実施例1、2及び3では、仮会員登録を行う際に携帯電話機80のIDmを用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話の電話番号等を用いることもできる。
また、上記実施例1、2及び3では、パチンコ玉の貯玉に本発明を適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技で用いるメダルの貯メダル等に利用する場合にも同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係る会員管理システム及び管理手数料徴収処理方法は、パチンコ店等の遊技店において個人情報の一部のみしか開示しない仮会員と正式な会員を併用する場合に、仮会員に対する会員移行のインセンティブを高め、遊技店に直接的に貢献する会員数を増加させることに適している。
本実施例1に係る会員管理システムのシステム構成を示す図である。 図1に示した会員管理T/C及び会員カード処理機の構成を示す機能ブロック図である。 本実施例で用いる仮会員登録レシートの一例を示す図である。 図2に示した仮会員管理テーブルの一例を示す図である。 図1に示した会員カード処理機による仮会員登録依頼処理手順を示すフローチャートである。 図1及び図2に示した会員管理システムの貯玉加算操作の機能を示す機能ブロック図である。 図1及び図2に示した会員管理システムの仮会員に対する管理手数料徴収操作受付時の処理手順を示すフローチャートである。 図2に示した仮会員管理テーブルの一例を示す図である。 図8に示した仮会員管理テーブルの仮会員の対する管理手数料徴収操作受付時の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示した会員管理システムの機能の一例を示す機能ブロック図である。 図10に示した会員管理システムの再プレイ要求受付時の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 会員管理T/C
11 入力部
12 出力部
13 IF部
14 記憶部
14a 会員管理テーブル
14b 仮会員管理テーブル
15 制御部
15a 貯玉管理部
15b 仮会員登録処理部
15c 管理手数料徴収処理部
20 島コントローラ
30 CRユニット
40 パチンコ機
50 計数機
60 景品管理装置
65 景品払出機
70 会員カード処理機
71 タッチパネル
72 IF部
73 カードリーダ
74 プリンタ
75 リーダライタ
76 記憶部
76a 印字内容情報
77 制御部
77a カード処理部
77b 仮会員登録依頼処理部
77c 貯玉更新依頼部
80 携帯電話機
81 ICチップ

Claims (6)

  1. 遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、遊技客の携帯端末を用いて遊技店に仮登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記仮会員の貯遊技媒体数を仮会員識別情報に対応付けて管理する貯遊技媒体数管理手段と、
    前記仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理する管理手数料徴収処理手段と
    を備えたことを特徴とする貯遊技媒体管理システム。
  2. 前記管理装置は、前記仮会員からの管理手数料の徴収操作を受け付ける管理手数料徴収操作受付手段をさらに備え、前記管理手数料徴収処理手段は、前記管理手数料徴収操作受付手段により前記仮会員からの管理手数料の徴収操作を受け付けた場合に、前記仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することを特徴とする請求項1に記載の貯遊技媒体管理システム。
  3. 前記管理手数料徴収処理手段は、遊技店内の遊技機に併設された再プレイ端末装置から仮会員の貯遊技媒体を用いた再プレイ要求を受け付けた場合に、当該仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することを特徴とする請求項1に記載の貯遊技媒体管理システム。
  4. 前記貯遊技媒体数管理手段は、前記仮会員の貯遊技媒体数と該仮会員の最終来店日を仮会員識別情報に対応付けて管理し、前記管理手数料徴収処理手段は、前記仮会員の最終来店日からの経過日数が所定の期間以上である場合に、該仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の貯遊技媒体管理システム。
  5. 前記貯遊技媒体数管理手段は、前記携帯端末を用いた最終来店操作日、最終貯遊技媒体関連操作日若しくはインターネットを介した該遊技店の提供するホームページへの最終アクセス日を最終来店日とすることを特徴とする請求項4に記載の貯遊技媒体管理システム。
  6. 遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、遊技客の携帯端末を用いて遊技店に仮登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システムの管理手数料徴収処理方法であって、
    前記管理装置が、前記仮会員の貯遊技媒体数を仮会員識別情報に対応付けて管理する貯遊技媒体数管理工程と、
    前記仮会員の貯遊技媒体数から管理手数料分の遊技媒体数を徴収処理する管理手数料徴収処理工程と
    を含んだことを特徴とする管理手数料徴収処理方法。
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