JP6000994B2 - 会員管理システム及び会員管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に対応して設けられ、遊技機での遊技に遊技媒体を使用可能にする使用可能化処理を行う各台装置と、各台装置と通信可能であり、遊技店の会員に加入した遊技客を一意に特定するための会員識別情報に対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を記憶する遊技情報記憶部を有する管理装置とを有する会員管理システム及び会員管理方法に関する。
従来、パチンコ遊技やパチスロ遊技を提供するパチンコ店等の遊技店では、該遊技店の会員を遊技客から募り、会員登録を希望した会員に対して会員カードを発行するとともに、この会員カードを利用した貯玉・貯メダルサービスやメールによる情報通知サービス等を行っている。
具体的には、遊技客が、住所、氏名及び電話番号等の個人情報を記入した会員申込用紙を遊技店の係員に渡して会員登録を要求すると、遊技店の係員は、この遊技客の個人情報を管理装置に登録するとともに、会員を特定するためのユニークな識別情報(会員ID)が記録された会員用記録媒体(会員カード)を会員に発行する。このようにして会員カードを取得した各会員は、特許文献1等に記載されるように、獲得したパチンコ玉やメダルを貯玉・貯メダルするとともに、この貯玉・貯メダルを後日再プレイしたり、景品に交換することができる。
このように、遊技店では、会員カードを通じて会員サービスを提供することにより会員登録した遊技客とその他の遊技客との差別化を図っているが、遊技店内で利用される他の用途には利用されず、遊技客個人との結び付きが希薄であるため、遊技客による携帯率は芳しくなく、会員カードの利用が促進されていない。
これを背景にして、最近では、多数の遊技客が所持する携帯電話機やPHS等の携帯端末固有の識別情報を管理装置に登録させ、かかる携帯端末を会員カードの代わりに使用させる仕組みも考えられつつある。
特開2003−210818号公報
しかしながら、上記特許文献1に代表される貯遊技媒体管理システムにおいては、遊技店に来店して会員カードなら会員カード、携帯端末なら携帯端末、等の会員特定媒体を店内機器で使用して遊技しないと、貯玉・貯メダルの使用に関する情報を把握・管理できないので、適切な情報の管理ができないという問題がある。
すなわち、遊技においては、勝敗管理、たとえば「どの程度の貯玉/貯メダルを使い、どの程度獲得したか」等の遷移を明らかにすべきニーズが存在するが、上記従来技術ではこのニーズを満たすことはできない。
このことから、遊技客の勝敗管理データをいかにして管理するかが極めて重要な課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、遊技客の勝敗管理を適切に管理することができる会員管理システム及び会員管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、遊技機に対応して設けられ、前記遊技機での遊技に貯遊技媒体を使用可能にする使用可能化処理を行う各台装置と、前記各台装置と通信可能であり、遊技店の会員に加入した遊技客を一意に特定するための会員識別情報に対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を管理する管理装置とを有する会員管理システムであって、前記各台装置は、前記会員が所持する会員用記録媒体から会員識別情報を読み取る会員識別情報読取手段と、前記会員が所持する携帯端末から携帯端末識別情報を読み取る携帯端末識別情報読取手段と、前記会員識別情報読取手段により読み取られた前記会員識別情報に対応する前記貯遊技媒体の使用に関する所定の処理情報を前記管理装置に送信する第1の情報送信処理と、前記携帯端末識別情報読取手段により読み取られた前記携帯端末識別情報に対応する前記貯遊技媒体の使用に関する所定の処理情報を前記管理装置に送信する第2の情報送信処理とを行う送信手段とを備え、前記管理装置は、前記会員識別情報及び前記携帯端末識別情報を対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を記憶する遊技情報記憶手段と、前記送信手段の第1の情報送信処理により前記所定の処理情報を受け付けたことを条件として、該所定の処理情報に基づいて特定される前記貯遊技媒体の更新履歴情報を前記遊技情報として、前記会員識別情報に対応付けて前記遊技情報記憶手段に格納する第1の格納手段と、前記送信手段の第2の情報送信処理により前記所定の処理情報を受け付けたことを条件として、該所定の処理情報に基づいて特定される前記貯遊技媒体の更新履歴情報を前記遊技情報として、前記携帯端末識別情報に対応付けられた会員識別情報に対応付けて前記遊技情報記憶手段に格納する第2の格納手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、前記各台装置ごとに対応する遊技機を特定する情報を特定可能な遊技機特定情報を記憶する遊技機特定情報記憶手段をさらに備え、前記遊技情報を前記遊技機特定情報と対応付けて管理する管理手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、前記遊技情報を時刻情報と対応付けて時系列的に記憶することを特徴とする。
また、本発明は、遊技機に対応して設けられ、前記遊技機での遊技に貯遊技媒体を使用可能にする使用可能化処理を行う各台装置と、前記各台装置と通信可能であり、遊技店の会員に加入した遊技客を一意に特定するための会員識別情報に対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を管理する管理装置とを有する会員管理システムに適用される会員管理方法であって、前記各台装置が、前記会員が所持する会員用記録媒体から会員識別情報を読み取る会員識別情報読取工程と、前記会員が所持する携帯端末から携帯端末識別情報を読み取る携帯端末識別情報読取工程と、前記会員識別情報読取工程により読み取られた前記会員識別情報に対応する前記貯遊技媒体の使用に関する所定の処理情報を前記管理装置に送信する第1の情報送信処理と、前記携帯端末識別情報読取工程により読み取られた前記携帯端末識別情報に対応する前記貯遊技媒体の使用に関する所定の処理情報を前記管理装置に送信する第2の情報送信処理とを行う送信工程とを実行し、前記管理装置が、前記会員識別情報及び前記携帯端末識別情報を対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を遊技情報記憶部に記憶する記憶工程と、前記送信工程の第1の情報送信処理により前記所定の処理情報を受け付けたことを条件として、該所定の処理情報に基づいて特定される前記貯遊技媒体の更新履歴情報を前記遊技情報として、前記会員識別情報に対応付けて前記遊技情報記憶部に格納する第1の格納工程と、前記送信工程の第2の情報送信処理により前記所定の処理情報を受け付けたことを条件として、該所定の処理情報に基づいて特定される前記貯遊技媒体の更新履歴情報を前記遊技情報として、前記携帯端末識別情報に対応付けられた会員識別情報に対応付けて前記遊技情報記憶部に格納する第2の格納工程とを実行することを特徴とする。
本発明によれば、遊技店の会員である遊技客が、会員用記録媒体と携帯端末の両方を用いて遊技を行う場合に、遊技情報を円滑に更新することが可能となるという効果を奏する。
実施例1に係る貯玉管理システムのシステム構成を示す図である。 実施例1に係る貯玉管理システムの特徴を説明するための説明図である。 図1に示した会員管理T/Cの構成を示す機能ブロック図である。 属性情報管理テーブルに記憶される情報の構成例を示す図である。 貯玉管理テーブルに記憶される情報の構成例を示す図である。 取引履歴管理テーブルに記憶される情報の構成例(1)を示す図である。 取引履歴管理テーブルに記憶される情報の構成例(2)を示す図である。 会員管理T/C及びCRユニットによる貯玉減算処理を説明するための説明図である。 図1に示した会員管理T/C及び会員カード処理機による貯玉加算処理を説明するための説明図である。 図3に示した通知依頼部による通知依頼処理を示すフローチャートである。 実施例2に係る貯玉管理システムの特徴を説明するための説明図である。 実施例2に係る会員管理T/Cの構成を示す機能ブロック図である。 取引履歴管理テーブルに記憶される情報の構成例(3)を示す図である。 機種対台関係管理テーブルに記憶される情報の構成例を示す図である。 図12に示した取引履歴集計部による取引履歴集計処理を示すフローチャートである。 遊技客が所持する携帯端末に表示される画面の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る会員管理システム及び会員管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明をパチンコ遊技に適用する場合について説明することとする。
まず、本実施例1に係る貯玉管理システムのシステム構成について説明する。図1は、実施例1に係る貯玉管理システムのシステム構成を示す図である。この貯玉管理システムは、パチンコ店等の遊技店に登録された会員に対して貯玉・再プレイサービスを提供するものである。
同図に示すように、遊技店内には、遊技店にて予め登録処理された遊技客の会員情報を管理する会員管理用ターミナルコントローラ(以下、「会員管理T/C」と言う)10と、島コントローラ20と、カード処理ユニット(以下、「CRユニット」と言う)30と、パチンコ機40と、計数機50と、会員カード処理機70と、メールサーバ100とが設けられている。
会員管理T/C10には、島コントローラ20及び会員カード処理機70が接続されており、島コントローラ20には、各島に設置された複数のパチンコ機40にそれぞれに併設されたCRユニット30が接続されており、会員カード処理機70には、パチンコ玉数を計数する計数機50が接続されている。また、メールサーバ100には、公衆回線網5及び基地局7を介して携帯電話機80が接続されている。
パチンコ機40は、パチンコ玉を遊技領域に発射して遊技者がパチンコ遊技を行う装置であり、本実施例1では、プリペイドカード対応のいわゆるCRパチンコ機であるものとしている。
CRユニット30は、各プリペイドカードの残度数等を管理する図示しないプリペイドカード管理装置と各パチンコ機40との間に介在し、プリペイドカード管理装置に対してプリペイドカードの残度数の問い合わせや玉貸し要求を行うとともに、残度数がある場合にパチンコ機40に対して玉貸し指示を行う装置である。なお、本実施例1では、プリペイドカードに係る処理にその特徴はないため、以下ではプリペイドカードに関する説明を省略する。
また、このCRユニット30は、会員カードを受け入れて会員管理T/C10に預け入れられた貯玉を引き落とすいわゆる再プレイの機能を有する。具体的には、携帯電話機80に対応するためにリーダライタ35を有しており、会員がCRユニット30に会員カードを挿入するか又は予め登録処理された携帯電話機80をリーダライタ35にかざして再プレイ操作を行うと、会員管理T/C10が管理する貯玉残高から再プレイ分の玉数を減算するとともに、パチンコ機40に対して玉投出指示を行う。このように、かかるCRユニット30は、携帯電話機80を用いた再プレイにも対応している。
計数機50は、遊技客が獲得したパチンコ玉を計数する計数機であり、その計数結果を会員カード処理機70に出力する。なお、本実施例1では、計数機50はパチンコ玉の計数機能のみを有することとし、計数結果がバーコード印字された計数レシートを発行する印字機能、並びに、会員管理T/C10にて記憶管理される貯玉残高に計数結果の一部または全部を貯玉加算させる計数貯玉機能は、後述する会員カード処理機70が有することとする。
会員カード処理機70は、携帯電話機80を用いた会員登録や登録済み会員による貯玉を行う際に利用される会員用端末装置であり、会員カードに記録した会員IDを読み取るカードリーダと携帯電話機80から会員ID(正確には後述するIDm)を読み取るリーダライタ75を備えている。本実施例1では、携帯電話機80内のICチップ81に保持されているユニークな識別情報(例えば、ICカードの製造番号であるIDm)を会員識別情報として用いている。
会員管理T/C10は、後述する属性情報管理テーブル14a、貯玉管理テーブル14b及び取引履歴管理テーブル14cを用いて遊技店に登録された会員の統括管理を行う管理装置である。この属性情報管理テーブル14aは、会員ID(及びIDm)に対応付けて当該会員の属性情報(例えば、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の情報)を記憶しており、貯玉管理テーブル14bは、会員ID(及びIDm)に対応付けて貯玉残高を記憶しており、また、取引履歴管理テーブル14cは、会員ID(及びIDm)に対応付けて当該会員の取引履歴を記憶している。そして、会員カード処理機70から貯玉加算依頼を受け付けたならば貯玉管理テーブル14bにおける該当貯玉口座内の貯玉数を加算処理し、また、CRユニット30から貯玉減算依頼を受け付けたならば該当貯玉口座内の貯玉数を減算処理し、これら加算処理又は減算処理のいずれかの処理が行われたならばその取引時刻、取引種別、取引玉数や貯玉残高などを取引履歴管理テーブル14cに登録する。
メールサーバ100は、電子メールを送信するためのサーバ装置であり、会員管理T/C10からのメール配信依頼に基づいて携帯電話機80にメール配信を行う。具体的には、たとえば遊技店の営業時間が終了した際に、属性情報管理テーブル14aに登録されている会員の携帯電話機80にメールアドレスを宛先とし、会員管理T/C10から送信を指示された内容(貯玉残高やその取引履歴)の電子メールを送信先の会員が加入するプロバイダのメールサーバ(図示せず)に公衆回線網5を介して送信する。なお、かかる電子メールは、送信先の会員が加入するプロバイダのメールサーバから公衆回線網5及び基地局7を介して当該会員が所持する携帯電話機80に転送される。
ここで、本実施例1に係る会員管理T/C10は、会員ID(又はIDm)ごとに貯玉残高及び貯玉残高に対する取引(更新)履歴を対応付けて記憶しておき、該記憶しておいた貯玉残高及び取引履歴を会員が所持する携帯電話機80に通知するようにメールサーバ100に依頼する点にその特徴がある。
すなわち、本実施例1に係る会員管理T/C10では、遊技客が遊技店に来店していない場合であっても、貯玉残高の把握ニーズ、たとえば「貯玉・貯メダルがある程度残っているのなら遊びに行こう」、「自分が目標とする貯玉数まであとどれくらいあるのだろう」等を把握したいというニーズを満たすことができるように、最新の貯玉残高を内容としたメール(図2参照)をメールサーバ100に配信させている。
さらに、本実施例1に係る会員管理T/C10では、勝敗管理の把握ニーズ、たとえば「どの程度の貯玉/貯メダルを使い、どの程度獲得したかを知りたい」等を把握したいというニーズを満たすために、最新の貯玉残高に加えて貯玉残高の取引履歴(例えば、1日分の貯玉残高の遷移)を含めたメール(図2参照)をメールサーバ100に配信させている。
図2に示す例では、現時点で「8930玉」の貯玉を有していることをユーザAに把握させることで、たとえば「現金を使用せずとも十分に遊技できる」、「あと少しがんばれば貯玉が1万玉になる」という動機付けをユーザAに与えるとともに、今日の1日で「2000玉」近く遊技に投資したが、「4000玉」近く貯玉を獲得したことをユーザAに把握させることで、たとえば「今日も勝ったからまた行こう」という動機付けをユーザAに与えることができる。
したがって、本実施例1に係る会員管理T/C10によれば、遊技客が遊技店に来店していない状況下でも遊技客の貯玉残高及び勝敗管理の把握ニーズに対応することができ、遊技客の来店意欲を向上させることが可能になる。
次に、図1に示した会員管理T/C10の構成について説明する。図3は、図1に示した会員管理T/C10の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この会員管理T/C10は、入力部11と、出力部12と、IF部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。
入力部11は、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、出力部12は、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスであり、また、IF部13は、島コントローラ20、CRユニット30、計数機50、会員カード処理機70及びメールサーバ100との間でデータ通信を行うためのインターフェースである。
記憶部14は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、遊技店に会員登録した会員の属性情報を管理する属性情報管理テーブル14aと、会員の貯玉残高を管理する貯玉管理テーブル14bと、会員の貯玉残高に対する取引履歴を管理する取引履歴管理テーブル14cとを記憶する。
属性情報管理テーブル14aは、図4に示すように、会員ID(及びIDm)ごとに、氏名及びメールアドレスを記憶したテーブルである。ここで、メールアドレスを記憶した理由は、上述した内容(貯玉残高及び取引履歴)の電子メールを会員に配信するためである。なお、かかる属性情報として登録されたメールアドレスを有する端末装置とIDm登録された携帯端末とは、必ずしも同一である必要はない。
貯玉管理テーブル14bは、図5に示すように、会員ID(及びIDm)ごとに貯玉残高を記憶したテーブルである。ここで記憶される貯玉残高は、遊技客が最後に貯玉利用を行った後の貯玉数(最新の貯玉残高)である。
取引履歴管理テーブル14cは、図6及び図7に示すように、会員ID(もしくはIDm)ごとに所定期間(1日)内の各貯玉取引の取引時刻、取引種別、取引玉数及び貯玉残高を記憶したテーブルである。ここで、貯玉取引ごとの内容管理としたのは、各会員が貯玉をどのような遷移で利用しているかを管理することに併せて、遊技客から貯玉残高に対するクレームを受け付けた場合に対応可能な根拠を保持するためである。なお、取引種別とは、再プレイ及び貯玉等の取引内容の種別を示し、取引玉数とは、再プレイ又は貯玉が行われた玉数を示している。
図6の例では、会員ID「00001」の会員が本日の「11:25」に「125玉」を引落す再プレイを行って貯玉が「6975玉」残っている例を示しており、図7の例では、図6の例におけるその後の遷移を例示しており、会員ID「00001」の会員が「11:25」以降に数度の再プレイを行い、本日の「16:25」には「3830玉」の貯玉を獲得して貯玉残高を「8930玉」とした例を示している。
制御部15は、会員管理T/C10を全体制御する制御部であり、貯玉管理部15aと、通知依頼部15bとを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行し、貯玉管理部15a及び通知依頼部15bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
貯玉管理部15aは、貯玉管理テーブル14b及び取引履歴管理テーブル14cを利用して会員の貯玉残高及び取引履歴を管理する管理部である。詳細は図8及び図9を用いて後述するが、概要としては、CRユニット30又は会員カード処理機70から会員ID又はIDmを含む貯玉更新依頼を受け付けた場合に、貯玉管理テーブル14aに記憶される該当会員ID又は該当IDmの貯玉残高に対して更新依頼玉数分の加算処理または減算処理を行い、これら加算処理又は減算処理のいずれかの処理が行われたならばその取引時刻、取引種別、取引玉数や貯玉残高などを取引履歴管理テーブル14cに登録する。なお、当然のことながら、貯玉減算処理を行う際に貯玉残高が足りない場合には、依頼元の機器にエラー信号が返信される。
通知依頼部15bは、貯玉残高及び取引履歴を遊技客が所持する携帯電話機80に通知するようにメールサーバ100に依頼する処理部である。具体的には、遊技店の閉店時刻(例えば、23:00)になるのを監視しておき、かかる閉店時刻になったことを検知すると、属性情報管理テーブル14aに記憶されたメールアドレス、貯玉管理テーブル14bに記憶された貯玉残高、並びに、取引履歴管理テーブル14cに記憶された取引履歴を会員IDごとに読み出し、該読み出したメールアドレスを宛先として予め定められたフォーマット(例えば、図2)に貯玉残高及び取引履歴を埋め込んで配信するように依頼する。
次に、図1に示した会員管理T/C10及びCRユニット30による貯玉減算処理について説明する。図8は、会員管理T/C10及びCRユニット30による貯玉減算処理を説明するための説明図である。
同図に示すように、CRユニット30においては、会員管理T/C10にて貯玉減算処理を行う対象となる会員を一意に特定するために、リーダライタ35に対する携帯電話機80のかざし操作を受け付けた後に(ステップS101A)携帯電話機80に内蔵されるICチップ81からIDmをリーダライタ35を介して取得するか(ステップS102A)、或いは、会員カードの挿入操作を受け付けた後に(ステップS101B)会員カードに記録される会員IDをカードリーダを介して取得するか(ステップS102B)によって、会員カードに記録された会員ID又は携帯電話機80に内蔵されるICチップ81が記憶するIDmを取得している。
その後、CRユニット30は、当該CRユニット30筐体前面に設けられたテンキーの押下操作を介して暗証番号の入力を受け付け(ステップS103)、暗証番号の照合依頼を会員管理T/C10に送信する(ステップS104)。
この暗証番号の照合依頼を受け付けた貯玉管理部15aは、この度に入力を受け付けた入力暗証番号と登録暗証番号を照合し、その照合結果をCRユニット30に返信する(ステップS105)。
この照合結果を受け付けたCRユニット30では、暗証番号の照合結果がOKであるならば、再プレイボタンの押下操作を介して再プレイ操作を受け付け(ステップS106)、会員管理T/C10に対して、会員ID又はIDmと、予め規定された一定の引落し玉数(例えば、125玉)とを含む再プレイ要求を行う(ステップS107)。なお、暗証番号の照合結果がNGである場合には、その旨が所定の表示部にて報知される。
この再プレイ要求(貯玉減算依頼)を受け付けた貯玉管理部15aは、貯玉残高が引落し玉数以上あるならば、貯玉管理テーブル14b内の貯玉残高を減算処理し(ステップS108)、その貯玉取引の内容、たとえば取引時刻「11:35」、取引種別「再プレイ」、取引玉数「125玉」及び減算後の貯玉残高「6850玉」を取引履歴管理テーブル14cに登録する更新を行うとともに(ステップS109)、減算依頼元のCRユニット30に再プレイの許可応答を行う(ステップS110)。なお、貯玉残高が引落し玉数に満たない場合には、再プレイの不許可応答がCRユニット30に返信される。
その後、この再プレイ許可応答を受け付けたCRユニット30では、インターフェース接続されるパチンコ機40に玉投出指示を行い(ステップS111)、パチンコ機40の投出機構部から引落し玉数分のパチンコ玉(例えば、125玉)を投出させる。
次に、図1に示した会員管理T/C10及び会員カード処理機70による貯玉加算処理(計数貯玉処理)について説明する。図9は、図1に示した会員管理T/C10及び会員カード処理機70による貯玉加算処理を説明するための説明図である。
同図に示すように、会員カード処理機70は、遊技客により携帯電話機80が会員カード処理機70にかざし操作されると(ステップS201)、携帯電話機80に内蔵されるICチップ81からIDmをリーダライタ75を介して取得し(ステップS202)、取得したIDmを会員管理T/C10に送信して問合せを行う(ステップS203)。
このIDmの問合せを受け付けた貯玉管理部15aは、貯玉管理テーブル14bを検索して、同一のIDmが登録されているか否かを確認し、その結果を会員カード処理機70に返信する(ステップS204)。
ここで、かかるIDmが登録済みであると応答されたならば、会員カード処理機70は、計数機50において遊技客が獲得したパチンコ玉が投入され(ステップS301)、そのパチンコ玉が計数された(ステップS302)上で、その計数結果を計数機50から受信してから(ステップS303)、図示しないタッチパネルに貯玉ボタンを表示させて貯玉加算操作を受け付け(ステップS304)、当該IDm及び計数結果の玉数を含む貯玉加算依頼を会員管理T/C10に対して行う(ステップS305)。なお、IDmが未登録であると応答された場合には、図示しないタッチパネルを通じて遊技客の簡易属性情報(電話番号、生年月日及びフリーキーワード)と暗証番号の入力を受け付け、当該IDm、簡易属性情報及び暗証番号を会員管理T/C10に送信して会員登録させた後に、ステップS301の処理に移行する。
その後、かかる貯玉加算依頼を受け付けた貯玉管理部15aは、貯玉管理テーブル14b内の該当IDmの貯玉残高に計数結果の玉数を加算処理し(ステップS306)、その貯玉取引の内容、たとえば取引時刻「16:25」、取引種別「貯玉」、取引玉数「3830玉」及び加算後の貯玉残高「8930玉」を取引履歴管理テーブル14cに登録する更新を行う(ステップS307)。なお、会員カード処理機70では、かかる貯玉取引の内容がタッチパネル等の表示部にて報知されることなる。
なお、図9に示す例では、携帯電話機80を用いた貯玉加算処理を説明したが、言うまでもなく、会員カードを用いて同様の貯玉加算処理を行うこともできる。
次に、図3に示した通知依頼部15bによる通知依頼処理について詳細に説明する。図10は、図3に示した通知依頼部15bによる通知依頼処理を示すフローチャートである。
同図に示すように、通知依頼部15bは、遊技店の閉店時刻(例えば、23:00)になるのを監視しておき(ステップS401否定)、かかる閉店時刻になったことを検知すると(ステップS401肯定)、属性情報管理テーブル14a、貯玉管理テーブル14b及び取引履歴管理テーブル14cから同一会員IDのメールアドレス、貯玉残高及び取引履歴を読み出す(ステップS402〜S404)。
そして、通知依頼部15bは、このようにして読み出したメールアドレスを宛先として予め定められたフォーマット(例えば、図2)に貯玉残高及び取引履歴を埋め込んで配信するように依頼し(ステップS405)、すべての会員IDについて終了するまで(ステップS406否定)上記したステップS402〜ステップS405の処理を繰り返し行い、すべての会員IDについて終了した場合に(ステップS406肯定)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例1に係る会員管理T/C10によれば、会員ID(又はIDm)ごとに貯玉残高及び貯玉残高に対する取引履歴を対応付けて記憶しておき、該記憶しておいた貯玉残高及び取引履歴を携帯電話機80に通知させる依頼をメールサーバ100に行うように構成したので、遊技客が遊技店に来店していない状況下でも遊技客の貯玉残高及び勝敗管理の把握ニーズに対応することができ、遊技客の来店意欲を向上させることが可能である。
さて、上記した実施例1では、取引履歴管理テーブル14cに記憶された取引履歴をメールサーバ100にそのまま配信させる実施例を説明したが、本実施例2では、取引履歴のうち所定期間のものを対象として、取引種別ごとの取引玉数、すなわち貯玉数及び再プレイ玉数それぞれを集計してから総貯玉数、総再プレイ玉数及びこれらの差分値をメールサーバ100に配信させる点にその特徴がある。
すなわち、本実施例2では、遊技客が勝敗管理及び勝敗要因を一目で把握できる要点を抽出するために、たとえば1日分トータルで再プレイ玉数及び貯玉数を集計して本日のトータル獲得差玉を求めたり、遊技台別に再プレイ玉数及び貯玉数を集計して台別獲得差玉を求めたり、また、遊技台の遊技種別に再プレイ玉数及び貯玉数を集計して機種別獲得差玉を求めたりしている。
図11に示す例では、上記した実施例1で例示した貯玉残高及び取引履歴(一番上に例示した画面に表示される情報)以外に、総再プレイ玉数「2000玉」、総貯玉数「3830玉」、本日のトータル獲得差玉「1830玉」をメールサーバ100にメール配信させることで、「今日どれだけ貯玉を使い、どれだけ獲得したのか」を一見して把握させることができる。
さらに、遊技台別の獲得差玉、たとえば台番号「100」の獲得差玉「−250玉」、台番号「101」の獲得差玉「−125玉」、・・・、台番号「205」の獲得差玉「+3080玉」をメールサーバ100にメール配信させることで、番台別の戦績「特に100番台で好戦績を残したこと」を一見するだけで把握させることができる。
また、遊技機種別の獲得差玉、たとえば機種「パチンコX」での再プレイ玉数「375玉」、貯玉数「0玉」及び獲得差玉「−375玉」、機種「パチンコZ」での再プレイ玉数「125玉」、貯玉数「3830玉」及び獲得差玉「−3705玉」をメールサーバ100に配信させることで、遊技機種別の戦績「特にパチンコZで好戦績を残したこと」を一見するだけで把握させることができる。
したがって、本実施例2に係る会員管理T/C10によれば、遊技客に勝敗管理及び勝敗要因を一目で把握させることができ、遊技客の勝敗管理の把握ニーズを高水準で満たすことが可能になる。
次に、本実施例2に係る会員管理T/C10の構成について説明する。図12は、実施例2に係る会員管理T/Cの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施例2に係る会員管理T/C10は、実施例1に比較して、(1)貯玉管理部15aが新たに台番号登録部15cを内在する点、(2)この台番号登録部15cの追加に伴って取引履歴管理テーブル14cの記憶内容に台番号が追加された点、(3)遊技機種ごとの集計を可能とするために機種対台関係管理テーブル14dが追加された点、並びに、(4)取引種別ごとの取引玉数を集計する取引履歴集計部15dが追加された点が相違する。
(1)台番号登録部
台番号登録部15cは、貯玉更新処理の実行時にその更新に関係する遊技台の台番号を取引履歴管理テーブル14cに登録する処理部である。具体的には、貯玉加算処理(計数貯玉処理)の実行時に会員カード処理機70から受け付けた計数貯玉依頼に含まれる遊技台の台番号を取引履歴管理テーブル14cに登録し、また、貯玉減算処理(再プレイ処理)の実行時にCRユニットから受け付けた再プレイ要求に含まれる遊技台の台番号を取引履歴管理テーブル14cに登録する。
ここで、かかる計数貯玉依頼に含まれる台番号は、会員カード処理機70にて遊技店の係員に手入力させてもよいし、また、獲得玉の格納箱、いわゆるドル箱に台番号を記憶したICタグを付し、このICタグの台番号をリーダライタ75に取得させてもよい。また、再プレイ要求に含まれる台番号は、CRユニット30にてインターフェース接続されるパチンコ機40の台番号が設定として保持されているのでその台番号をそのまま再プレイ要求に含ませるようすればよい。
このように、貯玉加算処理の実行時に当該加算処理を行うパチンコ玉の獲得元である遊技台の台番号を取引履歴として登録し、貯玉減算処理の実行時に当該減算処理と引き換えに再プレイを行ったパチンコ玉の使用先である遊技台の台番号を取引履歴として登録することで、台番号を用いた再プレイ玉数及び貯玉数の集計を行うことができ、取引履歴の集計を多面的に行うことが可能になる。
(2)取引履歴管理テーブル14cの記憶内容
取引履歴管理テーブル14cは、上記した実施例1と同様(図6及び図7参照)、会員ID(もしくはIDm)ごとに所定期間(1日)内の各貯玉取引の取引時刻、取引種別、取引玉数及び貯玉残高を記憶しているが、本実施例2では、図13に示すように、貯玉取引ごとに台番号を記憶している点が相違する。ここで、貯玉取引ごとに台番号を記憶することとしたのは、遊技台別に再プレイ玉数及び貯玉数を集計することを可能ならしめるためである。
(3)機種対台関係管理テーブル
機種対台関係管理テーブル14dは、遊技台の遊技機種とその遊技機種に属する遊技台の台番号の対応関係を管理するテーブルであり、図14に示すように、1つの遊技機種にその遊技機種に属する遊技台群の台番号を記憶したテーブルである。ここで、遊技機種とそれに属する遊技台の台番号の対応関係を記憶するのは、遊技機種別に再プレイ玉数及び貯玉数を集計することを可能ならしめるためである。
(4)取引履歴集計部
取引履歴集計部15dは、取引履歴管理テーブル14cに記憶された取引履歴のうち所定期間のものを対象として、貯玉数及び再プレイ玉数それぞれを集計する処理部である。例えば、取引履歴管理テーブル14cに記憶された1日分の取引種別ごとの取引玉数、すなわち再プレイ玉数及び貯玉数を集計して本日のトータル獲得差玉を算出したり、再プレイ玉数及び貯玉数それぞれを台番号ごとに集計して台別の獲得差玉を算出したり、また、機種対台関係管理テーブル14dに記憶された遊技機種とそれに属する遊技台の台番号の対応関係を参照して、台番号が対応する遊技機種ごとに、再プレイ玉数及び貯玉数それぞれを集計して機種別の獲得差玉を算出したりする。
その後、通知依頼部15bは、属性情報管理テーブル14aに記憶されたメールアドレスを宛先として、取引履歴集計部15dによって集計・算出された本日のトータル獲得差玉及びその内訳、台別の獲得差玉、機種別の獲得差玉及びその内訳を予め定められたフォーマット(図11参照)に埋め込んで配信するようメールサーバ100に依頼する。
次に、図12に示した取引履歴集計部15dによる取引履歴集計処理について説明する。図15は、図12に示した取引履歴集計部15dによる取引履歴集計処理を示すフローチャートである。この取引履歴集計処理は、図10に示した通知依頼処理におけるステップS404とステップS405の間に行われる処理である。
同図に示すように、まず、取引履歴集計部15dは、1日分の取引種別ごとの取引玉数、すなわち再プレイ玉数及び貯玉数を集計し(ステップS501及びステップS502)、該集計した総貯玉数から総再プレイ玉数を減算して本日のトータル獲得差玉を算出する(ステップS503)。
続いて、取引履歴集計部15dは、再プレイ玉数及び貯玉数それぞれを台番号ごとに集計し(ステップS504及びステップS505)、台番号ごとに集計した総貯玉数からその総再プレイ玉数を減算して台別の獲得差玉を算出する(ステップS506)。
その後、取引履歴集計部15dは、機種対台関係管理テーブル14dに記憶された遊技機種とそれに属する遊技台の台番号の対応関係を参照して、台番号が対応する遊技機種ごとに再プレイ玉数及び貯玉数それぞれを集計し(ステップS507及びステップS508)、遊技機種ごとに集計した総貯玉数からその総再プレイ玉数を減算して機種別の獲得差玉を算出する(ステップS509)。
このように、取引履歴集計部15dによって集計・算出された本日のトータル獲得差玉及びその内訳、台別の獲得差玉、機種別の獲得差玉及びその内訳は、予め定められたフォーマット(図11参照)に埋め込んで配信するよう通知依頼部15bによりメールサーバ100に依頼される。
上述してきたように、本実施例2に係る会員管理T/C10によれば、取引履歴のうち所定期間のものを対象として、貯玉数及び再プレイ玉数それぞれを集計し、該集計した貯玉数、再プレイ玉数及びこれら両者の差分値(獲得差玉)を携帯電話機80に通知するようメールサーバ100に依頼するように構成したので、遊技客に勝敗管理及び勝敗要因を一目で把握させることができ、遊技客の勝敗管理の把握ニーズを高水準で満たすことが可能である。
また、本実施例2に係る会員管理T/C10によれば、更新履歴として記憶しておいた貯玉数及び再プレイ玉数それぞれを台番号ごとに集計するように構成したので、遊技台別の戦績を遊技客に通知させることができ、遊技台ごとの勝敗管理及び勝敗要因を把握させることが可能である。
さらに、本実施例2に係る会員管理T/C10によれば、遊技台の遊技機種及び該遊技機種に属する遊技台の台番号の対応関係を記憶しておき、記憶しておいた対応関係を参照して、取引履歴として記憶した台番号が対応する遊技機種ごとに、貯玉数及び再プレイ玉数それぞれを集計するように構成したので、遊技機種別の戦績を遊技客に通知させることができ、遊技機種ごとの勝敗管理及び勝敗要因を把握させることが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)メールサーバ100の配信項目
例えば、上記した実施例2では、貯玉残高、取引履歴、本日のトータル獲得差玉、台別の獲得差玉、機種別の獲得差玉のすべてをメールサーバ100に配信させる例を説明したが、必ずしも全ての項目の情報を通知する必要はない。
すなわち、本発明では、携帯電話機80にてメールサーバ100に配信させる取引履歴の項目を設定させておき、携帯電話機80のメール機能やICチップ81の通信機能を通じて設定した取引履歴の項目を会員管理T/C10に通知させ、通知依頼部15bにて取引履歴のうち、通知された更新履歴の項目だけを携帯電話機80に通知するようメールサーバ100に依頼させるように貯玉管理システムを構成してもよい。
例えば、会員カード処理機70のリーダライタ75やCRユニット30のリーダライタ35を通じて携帯電話機80のCPUに閲覧設定アプリを予めダウンロードさせておき、この閲覧設定アプリに図16に示すような設定画面を表示させて、貯玉残高、取引履歴、台別獲得差玉、機種別獲得差玉、本日トータル獲得差玉のうち配信を希望する項目を閲覧設定情報として入力させる。その後、リーダライタを有する店内機器(例えば、CRユニット30や会員カード処理機70等)にて携帯電話機80のかざし操作が行われると、携帯電話機80のCPU、閲覧設定アプリ、リーダライタで三者間通信が行われてリーダライタに閲覧設定情報が受け渡されるので、この閲覧設定情報を会員管理T/C10に転送させ、会員管理T/C10に管理させておく。このように閲覧設定情報を会員管理T/C10に管理させておけば、遊技店の閉店時刻になった際には貯玉残高、取引履歴、台別獲得差玉、機種別獲得差玉、本日トータル獲得差玉のうち遊技客が希望する項目だけをメールサーバ100に配信させることができ、遊技客が不要に感じる情報を通知することを防止することができる。また、属性情報管理テーブル14aに登録されているメールアドレスが通信装置のものである場合には、通信費用を低減させることも可能になる。
(2)メール配信の契機
また、上記した実施例1及び2では、遊技店の閉店時にメール配信を行わせる実施例を説明したが、必ずしも閉店時にメール配信を行わせる必要はなく、貯玉更新処理が行われる度にメール配信を行わせるようにしてもよい。
(3)メール配信の頻度
また、上記した実施例1及び2では、1日につき1度メールを配信することとしたが、それよりも多い頻度であっても少ない頻度であってもかまわない。例えば、貯玉利用がない日にはメール配信を行わないように通知依頼部15bを構成すれば、メール配信を希望しない遊技客に迷惑メールと配信したという悪感情を喚起させることを防止することができる。これに関連して、1日トータル獲得差玉、台別獲得差玉及び機種別獲得差玉に加え、1ヶ月ごとに1ヶ月トータル獲得差玉、台別獲得差玉及び機種別獲得差玉を算出・配信するように会員管理T/C10を構成すれば、1ヶ月の勝敗管理の把握ニーズも満たすこともできる。
(4)メール配信の対象
なお、上記した実施例1及び2では、会員登録した遊技客すべてにメール配信を行う実施例を説明したが、必ずしも会員すべてに配信する必要はなく、メール配信を希望する会員を予め登録し、それらの会員だけに送信するようにしてもよい。
(5)その他
また、上記した実施例2では、取引履歴集計部15dの機能を会員管理T/C10が有する例を説明したが、かかる取引履歴集計部15dの機能を実現するアプリケーションを携帯電話機80にダウンロードさせて実行させてもよい。
また、上記した実施例では、携帯電話機80を会員カードの代わりに使用させるために携帯電話機80内のICチップ81に記憶されたIDmを用いることとしたが、必ずしもIDmを用いる必要はなく、遊技客を一意に特定することができる識別情報(例えば、遊技店により発行される会員ID、電話番号、電子メールアドレスや携帯電話機80の製造番号等)であれば任意のものを用いることができる。例えば、会員の登録時に携帯電話機80内のICチップ81に会員IDを記憶させておき、貯玉利用時には、会員カード処理機70が携帯電話機80の会員IDを読み取り、該読み取った会員IDを会員管理T/C10に送信させるように貯玉管理システムを構成してもよい。
なお、上記した実施例1及び2では、本発明をパチンコ遊技を対象とした貯玉管理システムに適用する例を説明したが、パチスロ遊技を対象としてさらに含めた貯遊技媒体管理システム又はパチスロ遊技のみを対象とする貯メダル管理システムにも本発明を同様に適用することができる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
以上のように、本発明に係る会員管理システム及び会員管理方法は、遊技情報を円滑に更新する場合に適している。
10 会員管理T/C
11 入力部
12 出力部
13 IF部
14 記憶部
14a 属性情報管理テーブル
14b 貯玉管理テーブル
14c 取引履歴管理テーブル
14d 機種対台関係管理テーブル
15 制御部
15a 貯玉管理部
15b 通知依頼部
15c 台番号登録部
15d 取引履歴集計部
20 島コントローラ
30 カード処理ユニット(CRユニット)
40 パチンコ機
50 計数機
70 会員カード処理機
80 携帯端末
81 ICチップ
100 メールサーバ

Claims (4)

  1. 遊技機に対応して設けられ、前記遊技機での遊技に貯遊技媒体を使用可能にする使用可能化処理を行う各台装置と、前記各台装置と通信可能であり、遊技店の会員に加入した遊技客を一意に特定するための会員識別情報に対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を管理する管理装置とを有する会員管理システムであって、
    前記各台装置は、
    前記会員が所持する会員用記録媒体から会員識別情報を読み取る会員識別情報読取手段と、
    前記会員が所持する携帯端末から携帯端末識別情報を読み取る携帯端末識別情報読取手段と、
    前記会員識別情報読取手段により読み取られた前記会員識別情報に対応する前記貯遊技媒体の使用に関する所定の処理情報を前記管理装置に送信する第1の情報送信処理と、前記携帯端末識別情報読取手段により読み取られた前記携帯端末識別情報に対応する前記貯遊技媒体の使用に関する所定の処理情報を前記管理装置に送信する第2の情報送信処理とを行う送信手段と
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記会員識別情報及び前記携帯端末識別情報を対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を記憶する遊技情報記憶手段と、
    前記送信手段の第1の情報送信処理により前記所定の処理情報を受け付けたことを条件として、該所定の処理情報に基づいて特定される前記貯遊技媒体の更新履歴情報を前記遊技情報として、前記会員識別情報に対応付けて前記遊技情報記憶手段に格納する第1の格納手段と、
    前記送信手段の第2の情報送信処理により前記所定の処理情報を受け付けたことを条件として、該所定の処理情報に基づいて特定される前記貯遊技媒体の更新履歴情報を前記遊技情報として、前記携帯端末識別情報に対応付けられた会員識別情報に対応付けて前記遊技情報記憶手段に格納する第2の格納手段と
    を備えたことを特徴とする会員管理システム。
  2. 前記管理装置は、
    前記各台装置ごとに対応する遊技機を特定する情報を特定可能な遊技機特定情報を記憶する遊技機特定情報記憶手段をさらに備え、
    前記遊技情報を前記遊技機特定情報と対応付けて管理する管理手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の会員管理システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記遊技情報を時刻情報と対応付けて時系列的に記憶する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の会員管理システム。
  4. 遊技機に対応して設けられ、前記遊技機での遊技に貯遊技媒体を使用可能にする使用可能化処理を行う各台装置と、前記各台装置と通信可能であり、遊技店の会員に加入した遊技客を一意に特定するための会員識別情報に対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を管理する管理装置とを有する会員管理システムに適用される会員管理方法であって、
    前記各台装置が、
    前記会員が所持する会員用記録媒体から会員識別情報を読み取る会員識別情報読取工程と、
    前記会員が所持する携帯端末から携帯端末識別情報を読み取る携帯端末識別情報読取工程と、
    前記会員識別情報読取工程により読み取られた前記会員識別情報に対応する前記貯遊技媒体の使用に関する所定の処理情報を前記管理装置に送信する第1の情報送信処理と、前記携帯端末識別情報読取工程により読み取られた前記携帯端末識別情報に対応する前記貯遊技媒体の使用に関する所定の処理情報を前記管理装置に送信する第2の情報送信処理とを行う送信工程と
    を実行し、
    前記管理装置が、
    前記会員識別情報及び前記携帯端末識別情報を対応付けて、該会員の遊技に関する遊技情報を遊技情報記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記送信工程の第1の情報送信処理により前記所定の処理情報を受け付けたことを条件として、該所定の処理情報に基づいて特定される前記貯遊技媒体の更新履歴情報を前記遊技情報として、前記会員識別情報に対応付けて前記遊技情報記憶部に格納する第1の格納工程と、
    前記送信工程の第2の情報送信処理により前記所定の処理情報を受け付けたことを条件として、該所定の処理情報に基づいて特定される前記貯遊技媒体の更新履歴情報を前記遊技情報として、前記携帯端末識別情報に対応付けられた会員識別情報に対応付けて前記遊技情報記憶部に格納する第2の格納工程と
    を実行することを特徴とする会員管理方法。
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