JP5231739B2 - 貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法 - Google Patents

貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5231739B2
JP5231739B2 JP2007031070A JP2007031070A JP5231739B2 JP 5231739 B2 JP5231739 B2 JP 5231739B2 JP 2007031070 A JP2007031070 A JP 2007031070A JP 2007031070 A JP2007031070 A JP 2007031070A JP 5231739 B2 JP5231739 B2 JP 5231739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary
game
game media
use restriction
temporary member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007031070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008194169A (ja
Inventor
雄喜 要
裕一 藤田
英夫 大里
伸明 江畑
利之 松井
浩章 関
哲也 赤鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2007031070A priority Critical patent/JP5231739B2/ja
Publication of JP2008194169A publication Critical patent/JP2008194169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5231739B2 publication Critical patent/JP5231739B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、遊技客の携帯端末を用いて遊技店に仮登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法に関し、特に、携帯電話等の携帯端末並びに簡易な属性情報に基づいて仮会員の登録を認める場合に、仮会員の本人特定が正確に行えないことに起因するトラブルを効率良く抑制することができる貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法に関する。
従来、パチンコ遊技やパチスロ遊技を提供するパチンコ店等の遊技店では、該遊技店の会員を遊技客から募り、会員登録を希望した会員に対して会員カードを発行するとともに、この会員カードを利用した貯玉・貯メダルサービスやメールによる情報通知サービス等を行っている。
具体的には、遊技客が、住所、氏名及び電話番号等の個人情報を記入した会員申込用紙を遊技店の係員に渡して会員登録を要求すると、遊技店の係員は、この遊技客の個人情報を管理装置に登録するとともに、会員カードIDが記録された会員カードを会員に発行する。このようにして会員カードを取得した各会員は、特許文献1等に記載されるように、獲得したパチンコ玉やメダルを貯玉・貯メダルするとともに、この貯玉・貯メダルを後日再プレイしたり、景品に交換することができる。
このように、会員サービスを提供する遊技店には、各会員の貯玉・貯メダルを管理装置で管理するとともに、玉貸し機やメダル貸し機等の台間機で貯玉・貯メダルを再プレイ可能にする貯玉・貯メダルシステムが導入されることが多い。
特開2003−210818号公報
しかしながら、各遊技客が会員登録するためには、自己の個人情報を遊技店に開示する必要があるので、個人情報の漏洩を好まない遊技客は会員登録を行わない、また、遊技客が会員加入を希望する場合であっても、会員申込用紙を記入して会員登録されるまでに長時間を要する。このため最近では、一時的に会員と同様のサービスを受けることができる仮会員(携帯電話識別情報並びにフリーキーワードや生年月日からなる属性情報を指定して即登録を行う一時会員)を採用する仕組みが考えられつつある。
ところが、かかる仮会員の仕組みを採用した場合には、遊技客が携帯電話を紛失したり携帯電話の機種変更を行った場合に、属性情報のみから検索を行わねばならず、確実に仮会員本人を特定できない可能性がある。このように、仮会員本人が特定できないと、携帯電話の機種変更時に貯玉・貯メダルデータを移行することができず、仮会員からのクレームの発生や仮会員と遊技店の間のトラブルの原因となってしまう。
これらのことから、携帯電話等の携帯端末並びに簡易な属性情報に基づいて仮会員の登録を認める場合に、仮会員の本人特定が正確に行えないことに起因するトラブルをいかにして抑制するかが大きな課題となる。
本発明は、上述した従来技術による課題を解消するためになされたものであり、携帯電話等の携帯端末並びに簡易な属性情報に基づいて仮会員の登録を認める場合に、仮会員の本人特定が正確に行えないことに起因するトラブルを効率良く抑制することができる貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、該会員に提供される少なくとも遊技店への貯遊技媒体の預け入れ、遊技店に預け入れられた貯遊技媒体の再プレイおよび貯遊技媒体の景品交換を含む一時的なサービスの提供を希望する遊技客の携帯端末を用いて前記会員と比べて少ない顧客情報が遊技店に登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システムであって、前記管理装置は、前記仮会員の貯遊技媒体数及び該仮会員に係る所定の属性情報を仮会員識別情報に対応付けて管理する貯遊技媒体数管理手段と、前記仮会員の貯遊技媒体の利用制限の指標となる利用制限情報を記憶する利用制限情報記憶手段と、前記利用制限情報記憶手段に記憶した利用制限情報に基づいて前記仮会員の貯遊技媒体の預け入れ、該貯遊技媒体の再プレイおよび該貯遊技媒体の景品交換を行う場合の回数または遊技媒体数を含む利用条件を制限処理する利用制限処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記利用制限情報記憶手段は、前記仮会員の貯遊技媒体数の上限値を含む利用制限情報を記憶し、前記利用制限処理手段は、前記仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、前記利用制限情報に含まれる貯遊技媒体数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記利用制限情報記憶手段は、前記仮会員による貯遊技媒体回数の上限値を含む利用制限情報を記憶し、前記利用制限処理手段は、前記仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、前記利用制限情報に含まれる貯遊技媒体回数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記利用制限情報記憶手段は、前記仮会員による仮登録日からの経過日数の上限値を含む利用制限情報を記憶し、前記利用制限処理手段は、前記仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、前記利用制限情報に含まれる仮登録日からの経過日数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記貯遊技媒体の利用時に該貯遊技媒体数を読み取った利用媒体種別及び/又は該利用を行う利用者の会員種別を印字出力又は表示出力させる出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記利用制限処理手段により前記仮会員の貯遊技媒体の利用が制限される場合に、当該仮会員に対して仮会員から会員へ移行すべき旨を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記仮会員の会員登録時に利用される会員端末は、前記会員の登録時に必要となる個人情報の前記携帯端末上での入力並びに当該会員端末への転送を実行する会員登録アプリを記憶する記憶手段と、前記管理装置から前記仮会員の貯遊技媒体の利用を制限する旨の通知を受け付けた場合に、当該仮会員の携帯端末に対して前記記憶手段に記憶した会員登録アプリを転送する転送手段と、前記携帯端末上で起動した前記会員登録アプリから当該仮会員の個人情報を含む会員登録申込データを受信し、当該仮会員を前記会員として自動登録処理する自動登録処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、該会員に提供される少なくとも遊技店への貯遊技媒体の預け入れ、遊技店に預け入れられた貯遊技媒体の再プレイおよび貯遊技媒体の景品交換を含む一時的なサービスの提供を希望する遊技客の携帯端末を用いて前記会員と比べて少ない顧客情報が遊技店に登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システムの仮会員利用制限処理方法であって、前記管理装置が、前記仮会員の貯遊技媒体数及び該仮会員に係る所定の属性情報を仮会員識別情報に対応付けて管理する貯遊技媒体数管理工程と、前記仮会員の貯遊技媒体の利用制限の指標となる利用制限情報に基づいて前記仮会員の貯遊技媒体の預け入れ、該貯遊技媒体の再プレイおよび該貯遊技媒体の景品交換を行う場合の回数または遊技媒体数を含む利用条件を制限処理する利用制限処理工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、管理装置が、会員に提供される会員サービスと同様の一時的なサービスの提供を希望する仮会員の貯遊技媒体数及び該仮会員に係る所定の属性情報を仮会員識別情報に対応付けて管理しておき、仮会員の貯遊技媒体の利用制限の指標となる利用制限情報に基づいて前記仮会員の貯遊技媒体の預け入れ、該貯遊技媒体の再プレイおよび該貯遊技媒体の景品交換を行う場合の回数または遊技媒体数を含む利用条件を制限処理するよう構成したので、携帯電話等の携帯端末並びに簡易な属性情報に基づいて登録される仮会員から本会員への登録移行が行われるケースが増加し、これにより仮会員数を減少させ、もって仮会員の本人特定が正確に行えないことに起因するトラブルを効率良く抑制することができる。
また、本発明によれば、仮会員の貯遊技媒体数の上限値を含む利用制限情報を記憶しておき、仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、この利用制限情報に含まれる貯遊技媒体数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定するよう構成したので、貯遊技媒体数の上限値という指標を利用して仮会員から本会員への移行を促し、もって仮会員数を低減して仮会員の本人特定が正確に行えないことに起因するトラブルを効率良く抑制することができる。
また、本発明によれば、仮会員による貯遊技媒体回数の上限値を含む利用制限情報を記憶しておき、仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、この利用制限情報に含まれる貯遊技媒体回数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定するよう構成したので、貯遊技媒体回数の上限値という指標を利用して仮会員から本会員への移行を促し、もって仮会員数を低減して仮会員の本人特定が正確に行えないことに起因するトラブルを効率良く抑制することができる。
また、本発明によれば、仮会員による仮登録日からの経過日数の上限値を含む利用制限情報を記憶しておき、仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、この利用制限情報に含まれる仮登録日からの経過日数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定するよう構成したので、仮登録日からの経過日数が長い仮会員の本会員への移行を促し、もって仮会員数を低減して仮会員の本人特定が正確に行えないことに起因するトラブルを効率良く抑制することができる。
また、本発明によれば、貯遊技媒体の利用時に該貯遊技媒体数を読み取った利用媒体種別及び/又は該利用を行う利用者の会員種別を印字出力又は表示出力させるよう構成したので、遊技店の係員に貯玉利用を行う遊技客の利用媒体種別及び会員種別を把握させつつ、遊技客自身に利用媒体種別及び会員種別を知らしめ、もって遊技客に的確なアドバイス(会員カードまたは携帯電話の使い方の助言)またはアナウンス(会員登録の推奨)を行うとともに、遊技客に仮会員から本会員への移行を多面的に促すことができる。
また、本発明によれば、仮会員の貯遊技媒体の利用が制限される場合に、当該仮会員に対して仮会員から会員へ移行すべき旨を報知するよう構成したので、仮会員が本会員への移行時期並びに本会員への移行による効果を把握できるため、仮会員から本会員へ移行するインセンティブを高めることができる。
また、本発明によれば、仮会員の会員登録時に利用される会員端末は、会員の登録時に必要となる個人情報の携帯端末上での入力並びに当該会員端末への転送を実行する会員登録アプリを記憶しておき、管理装置から仮会員の貯遊技媒体の利用を制限する旨の通知を受け付けた場合に、当該仮会員の携帯端末に対して会員登録アプリを転送とともに、携帯端末上で起動した会員登録アプリから当該仮会員の個人情報を含む会員登録申込データを受信し、当該仮会員を会員として自動登録処理するよう構成したので、仮会員は自宅等で会員登録のための情報を入力したうえで簡易かつ迅速に会員登録できるため、仮会員から本会員へ移行するインセンティブを高めることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る会員管理システム(貯玉管理システム)及びその仮会員利用制限処理方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明をパチンコ遊技に適用する場合について説明することとする。
まず、本実施例に係る会員管理システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例に係る会員管理システムのシステム構成を示す図である。この会員管理システムは、パチンコ店等の遊技店に登録された会員に対して主として貯玉・再プレイサービスを提供するものである。
同図に示すように、遊技店内には、遊技店にて予め登録処理された遊技客の会員情報を管理する会員管理用ターミナルコントローラ(以下、「会員管理T/C」と言う)10と、島コントローラ20と、カード処理ユニット(以下、「CRユニット」と言う)30と、パチンコ機40と、計数機50と、景品管理装置60と、景品払出機65と、会員カード処理機70とが設けられている。
会員管理T/C10には、景品管理装置60、会員カード処理機70及び島コントローラ20が接続されており、島コントローラ20には、各島に設置された複数のパチンコ機40にそれぞれに併設されたCRユニット30が接続されており、会員カード処理機70には、パチンコ玉数を計数する計数機50が接続されている。
パチンコ機40は、パチンコ玉を遊技領域に発射して遊技者がパチンコ遊技を行う装置であり、本実施例では、プリペイドカード対応のいわゆるCRパチンコ機であるものとしている。
CRユニット30は、各プリペイドカードの残度数等を管理する図示しないプリペイドカード管理装置と各パチンコ機40との間に介在し、プリペイドカード管理装置に対してプリペイドカードの残度数の問い合わせや玉貸し要求を行うとともに、残度数がある場合にパチンコ機40に対して玉貸し指示を行う装置である。なお、本実施例では、プリペイドカードに係る処理にその特徴はないため、以下ではプリペイドカードに関する説明を省略する。
また、このCRユニット30は、会員カードを受け入れて会員管理T/C10に預け入れられた貯玉を引き落とすいわゆる再プレイの機能を有する。具体的には、会員がCRユニット30に会員カードを挿入するか又は仮会員がCRユニット30に登録された携帯電話機80をかざして再プレイ操作を行うと、会員管理T/C10が管理する貯玉残高から再プレイ分の玉数を減算するとともに、パチンコ機40に対して玉投出指示を行う。このように、かかるCRユニット30は、携帯電話機80を用いた再プレイにも対応している。
計数機50は、遊技客が獲得したパチンコ玉を計数する計数機であり、その計数結果を会員カード処理機70に出力する。なお、本実施例では、計数機50はパチンコ玉の計数機能のみを有することとし、計数結果がバーコード印字された計数レシートを発行する印字機能、並びに、会員管理T/C10にて記憶管理される貯玉残高に計数結果の一部または全部を貯玉加算させる計数貯玉機能は、後述する会員カード処理機70が有することとする。
景品管理装置60は、遊技店内に設けられる景品交換カウンタに配設された販売時点情報管理端末(POS(Point of Sales)端末)と呼ばれる景品交換用の端末装置である。具体的には、景品交換カウンタ内の係員が、計数機50から排出された獲得玉数がバーコード印字された計数レシートを遊技客から受け取ると、この計数レシートから獲得玉数をバーコードリーダで読み取るとともに、この獲得玉数分の一般景品を係員による手作業で遊技客に受け渡す。また、遊技客が特殊景品への交換を希望する場合には、係員はこの景品管理装置60に設けられた特殊景品交換ボタンを押下し、景品払出機65に獲得玉数分の特殊景品の払い出しを指示する。
また、この景品管理装置60では、計数レシートから読み取った獲得玉数の一部又は全部を会員又は仮会員の貯玉残高に預け入れることもできる。例えば、係員が貯玉を希望する会員から計数レシート及び会員カードを受け取ったならば、この会員カードを景品管理装置60のカードリーダに挿入して会員IDを読み取った後に、貯玉操作を行って会員管理T/C10に貯玉依頼を行う。また、係員が貯玉を希望する会員又は仮会員から計数レシートを受け取ったならば、該会員又は仮会員に対して携帯電話機80をかざすよう指示して、該携帯電話機80から会員IDを読み取った後に、貯玉操作を行って会員管理T/C10に貯玉依頼を行う。なお、景品管理装置60の貯玉関連の機能については、後述する会員カード処理機70と同様の機能であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
会員カード処理機70は、携帯電話機80を用いた仮会員登録や登録済み会員及び仮会員による貯玉を行う際に利用される会員用端末装置であり、会員カードに記録した会員IDを読み取るカードリーダと携帯電話機80から会員ID(正確には後述するIDm)を読み取るリーダライタ75を備えている。本実施例では、携帯電話機80内のICチップ81に保持されているユニークな識別情報(例えば、ICカードの製造番号である『IDm』)を会員IDと一対一に対応付けている。
会員管理T/C10は、後述する会員管理テーブル14aを用いて遊技店に登録された会員及び仮会員の統括管理を行う管理装置である。この会員管理テーブル14aは、会員ID、会員種別、貯玉数、貯玉回数、仮登録後経過日数、貯玉利用状況、属性情報及びIDmを対応付けて記憶している。そして、会員カード処理機70又は景品管理装置60から貯玉加算依頼を受け付けたならば該当する貯玉口座内の貯玉数を加算処理し、CRユニット30又は景品管理装置60から貯玉減算依頼を受け付けたならば該当する貯玉口座内の貯玉数を減算処理する。
ただし、本実施例に係る会員管理T/C10は、仮会員の貯玉口座に対する貯玉の加算を会員と同様の条件で認めるのではなく、貯玉上限数、貯玉回数及び仮登録後経過日数に制約を設けており、この利用条件を満たす場合にのみ新たな貯玉を許容することとしている。その理由は、仮会員の貯玉利用条件を会員よりも不利な取り扱いとすることで仮会員の会員への移行意欲を高め、もって仮会員の携帯電話機80の紛失時又は機種変更時の貯玉移行に関するトラブルを減少させるためである。
本実施例に係る会員管理システムでは、遊技客が会員カード処理機70のリーダライタ75に携帯電話機80をかざすと、この携帯電話機80のICチップ81からICチップ識別情報「IDm」を読み取り、別途入力された属性情報とともに会員管理テーブル14aに登録することとしているので、遊技客の会員登録に係る手間(会員申込用紙を記入する労力や時間)が軽減される反面で、会員と比して登録される個人情報が少ないために、携帯電話機80の紛失若しくは機種変更に伴う貯玉残高の移行時にトラブルが発生し易いのである。
なお、本実施例では、携帯電話機80に内蔵されるICチップ81に記憶されるIDmを用いて仮会員登録を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、簡単な属性情報を用いて簡易に仮会員登録する様々な場合にも同様に適用される。
次に、図1に示した会員管理T/C10及び会員カード処理機70の構成について説明する。図2は、図1に示した会員管理T/C10及び会員カード処理機70の構成を示す機能ブロック図である。
同図に示すように、会員カード処理機70は、会員が所持する会員カード又は携帯電話機80を通じて貯玉サービスを提供するマンマシンインターフェースであり、タッチパネル71と、IF部72と、カードリーダ73と、プリンタ74と、リーダライタ75と、記憶部76と、制御部77とを有する。
タッチパネル71は、液晶パネルやディスプレイなどの表示デバイス上で操作入力を受け付けることができる表示可能かつ入力可能なデバイスであり、具体的には、遊技客が携帯電話機80を用いた仮会員登録を行う場合には、遊技客の属性情報(電話番号、生年月日及びフリーキーワード)の入力を促す表示を行うとともに、これらの情報を入力させるためのテンキーボタンや英字ボタンなどを表示する。
IF部72は、会員管理T/C10、計数機50又は景品管理装置60との間で各種通信を行うためのインターフェースである。カードリーダ73は、会員カードに記憶された会員IDを読み取るためのカードリーダである。なお、本実施例では、磁気等で情報が記録された会員カードからデータを読み取る際にカードリーダ73を用いることとしたが、かかる会員カードを非接触ICカードとした場合には、会員カード及び携帯電話機80とのデータ授受をともにリーダライタ75を介して行うことができる。
プリンタ74は、印刷データをレシートに印字処理する印字装置であり、仮会員登録が行われると、記憶部76に記憶される印字内容情報76aを参照して仮会員登録レシート(図3参照)を発行する。この仮会員登録レシートには、登録日時、会員ID、仮会員による貯玉サービスの利用制限に関する情報、仮会員から会員へ移行すべき旨の通知に関する情報が印字される。
かかる仮会員登録レシートを発行する理由は、仮会員が携帯電話機80を紛失又は機種変更する際に、正確な本人であることを証明可能とするためである。併せて、かかる仮会員登録レシートを紛失する可能性が大きいことから、仮会員から本会員への移行意欲を高めてトラブルを低減する観点から、仮会員の貯玉サービスの利用制限に関する情報及び仮会員から会員へ移行すべき旨の通知を併記している。
リーダライタ75は、携帯電話機80に内蔵されたICチップ81との間でデータ通信を行う装置であり、具体的には、携帯電話機80内のICチップ81に組み込まれたアンテナコイルに弱電波を送信すると、ICチップ81ではアンテナコイルにより発電が行われてデータ通信が可能となり、これによりICチップ識別情報「IDm」を取得する。
記憶部76は、制御部77による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、併せて、仮会員登録レシート等に印字するフォーマット及びその印字内容を印字内容情報76aとして記憶する。
制御部77は、会員カード処理機70の全体制御を行う制御部であり、カード処理部77a、仮会員登録依頼処理部77b及び貯玉更新依頼部77cを有する。カード処理部77aは、カードリーダ73に挿入された会員カードからの会員IDの読取処理等を行う処理部である。
仮会員登録依頼処理部77bは、リーダライタ75により読み取られた携帯電話機80のIDmを会員管理T/C10に送信して、携帯電話機80を用いた遊技客の仮会員登録を依頼する処理部である。具体的には、まず上記IDmを会員管理T/C10に送信して該IDmが未登録であるか否かを問合せ、会員管理T/C10から当該IDmが未登録であると応答された場合に、タッチパネル71を通じて遊技客の属性情報(電話番号、生年月日やフリーキーワード)の入力を受け付け、このIDm及び属性情報を送信して仮会員登録を依頼する。
貯玉更新依頼部77cは、会員管理テーブル14aにて管理される貯玉残高の更新処理を依頼する処理部である。具体的には、仮会員登録依頼処理部77bによってIDmの登録済みが確認され、かつ、計数機50から計数結果を受信した場合に、計数結果である玉数により貯玉数を更新するよう会員管理T/C10に依頼する。なお、ここでは計数結果を全数貯玉する場合を示したが、計数結果の一部のみを貯玉し残りをレシート発行することもできる。
次に、図1に示した会員管理T/C10の構成について説明する。図2に示すように、この会員管理T/C10は、入力部11と、出力部12と、IF部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。
入力部11は、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、出力部12は、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスであり、また、IF部13は、島コントローラ20、CRユニット30、計数機50、景品管理装置60及び会員カード処理機70との間でデータ通信を行うためのインターフェースである。
記憶部14は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、会員申込用紙への記入を通じて一定の個人情報が登録された会員及び仮会員登録を通じてIDm及び属性情報のみが登録された仮会員を管理する会員管理テーブル14aと、仮会員の利用制限に係る情報を有する利用制限管理テーブル14bとを記憶する。
会員管理テーブル14aは、図4に示すように、会員IDごとに会員種別、貯玉数、貯玉回数、仮登録後経過日数、貯玉利用状況、属性情報及びIDmを記憶したテーブルである。ここで、会員種別を記憶した理由は、仮会員と本会員を区別するためであり、貯玉回数及び仮登録後経過日数を記憶した理由は、貯玉数とともに仮会員向けの利用制限の指標として利用するためである。なお、仮登録後経過日数とは、仮会員の登録日から現在の日付までの日数のことであり、貯玉利用状況とは、貯玉の加算を行うことが可能であるか否かを示すフラグである。
利用制限管理テーブル14bは、仮会員の利用制限に係る情報を記憶したテーブルであり、図5に示すように、貯玉上限数、貯玉回数及び仮登録後経過日数を記憶する。ここでは、貯玉上限数が「2000玉」であり、貯玉回数が「10回」であり、仮登録後経過日数が「30日」である場合を示している。
図5に示した利用制限管理テーブル14bによれば、図4に示した会員ID「00002」の仮会員は貯玉数が上限に達しており、会員ID「00003」の仮会員は貯玉回数が上限に達しており、会員ID「00004」の仮会員は仮登録後経過日数が上限に達しているため、これらの仮会員はいずれも新たな貯玉は行えないことになる。
制御部15は、会員管理T/C10を全体制御する制御部であり、貯玉管理部15aと、仮会員登録処理部15bとを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行し、貯玉管理部15a及び仮会員登録処理部15bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
貯玉管理部15aは、会員管理テーブル14aを利用して会員及び仮会員の貯玉数、貯玉回数、仮登録後経過日数、貯玉利用状況、属性情報及びIDmを管理する管理部であり、利用制限処理部15cを内在する。
利用制限処理部15cは、利用制限管理テーブル14bを利用して会員管理テーブル14aに登録された各仮会員の利用制限を行う処理部であり、具体的には、仮会員から新たな貯玉加算要求を受け付けた場合には、会員管理テーブル14a内の貯玉利用状況を確認して「×」である場合には貯玉加算要求を棄却する。また、会員管理テーブル14a内の貯玉利用状況が「○」である場合であっても、貯玉数に新たな加算数を加算した後の貯玉数が利用制限管理テーブル14b内の貯玉上限数を超える場合には、同様に貯玉加算要求を棄却する。
なお、貯玉加算要求が容認された場合には、貯玉管理部15aによって会員管理テーブル14a内の貯玉数、貯玉回数及び貯玉利用状況が更新される。例えば、今回の貯玉によって貯玉回数が上限値に達した場合には、会員管理テーブル14a内の貯玉利用状況を「○」から「×」に変更する。
また、この利用制限処理部15cは、閉店後に仮登録後経過日数の更新操作がなされた場合には、会員管理テーブル14a内の仮登録後経過日数を1日加算し、これにより上限に達した場合には、会員管理テーブル14a内の貯玉利用状況を「○」から「×」に変更する。
仮会員登録処理部15bは、仮会員登録依頼処理部77aからの仮会員登録依頼に応答して仮会員登録を行う処理部である。具体的には、同一のICチップ識別情報を持つ仮会員同士の重複登録ならびに同一のICチップ識別情報を持つ本会員と仮会員の重複登録を防止するとともに、既登録の仮会員又は本会員の貯玉更新処理を円滑に行うために、仮会員登録依頼処理部77aからIDmを受け付けると、会員管理テーブル14aを検索して同一のIDmが登録されているか否かを確認する。そして、当該IDmが登録されていない場合には、新たな会員ID(空き番の会員ID)を採番し、貯玉数「0」、貯玉回数「0」、仮登録後経過日数「0日」、貯玉利用状況「○」、属性情報及びIDmを登録する。
次に、図1に示した会員カード処理機70による仮会員登録依頼処理手順について説明する。図6は、図1に示した会員カード処理機70による仮会員登録依頼処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、当初会員カード処理機70は、携帯電話機80のかざし操作待ちの状態にあり(ステップS101否定)、遊技客により携帯電話機80が会員カード処理機70にかざし操作されると(ステップS101肯定)、仮会員登録依頼処理部77bは、携帯電話機80に内蔵されるICチップ81からIDmをリーダライタ75を介して取得し(ステップS102)、取得したIDmを会員管理T/C10に送信して問合せを行う(ステップS103)。
このIDmの問合せを受け付けた会員管理T/C10は、仮会員登録処理部15aにより会員管理テーブル14aを検索して、同一のIDmが登録されているか否かを確認し、その結果を仮会員登録依頼処理部77bに返信する。
そして、このIDmが未登録であると応答された場合には(ステップS104肯定)、仮会員登録依頼処理部77bは、タッチパネル71を通じて遊技客の属性情報(電話番号、生年月日及びフリーキーワード)の入力を受け付け(ステップS105)、当該IDm及び属性情報を会員管理T/C10に送信して仮会員登録を依頼するとともに(ステップS106)、記憶部76に記憶される印字内容情報76aを参照して仮会員登録レシート(図3参照)を発行する(ステップS107)。なお、この仮会員登録依頼を受け付けた仮会員登録処理部15bは、このIDmについて新たな会員ID(空き番の会員ID)を採番して会員管理テーブル14aに登録する。
これに対して、このIDmが登録済みであると応答された場合には(ステップS104否定)、計数機50から計数結果を受信した後に(ステップS108肯定)、この計数結果とIDmを会員管理T/C10に返信して貯玉加算依頼を行う(ステップS109)。この貯玉加算依頼を受け付けた会員管理T/C10は、仮会員からの貯玉加算要求であり、かつ、上述した利用制限を満たす場合には、会員管理テーブル14a内の貯玉数を加算処理する。
次に、上記ステップS109に示した仮会員による貯玉更新処理について詳細に説明する。図7は、図6のステップS109に示した仮会員による貯玉更新処理を説明するための説明図である。
同図に示すように、遊技客により獲得されたパチンコ玉が計数機50に投入されると(ステップS201)、計数機50は投入されたパチンコ玉を計数し(ステップS202)、その計数結果を会員カード処理機70に通知する(ステップS203)。ここで、会員カード処理機70にて上記ステップS101〜ステップS104の処理が行われていれば、即座に貯玉加算操作に移行できるが、携帯電話機80のかざし操作は、計数前、計数中又は計数後のいずれのタイミングで行われても計数貯玉を行うことができる。
そして、会員カード処理機70は、計数機50から計数結果が通知され、かつ携帯電話機80のIDmに対応する会員IDを取得したならば(ステップS203終了かつステップS104終了)、会員カード処理機70の貯玉更新依頼部77cは、タッチパネル71に貯玉ボタンを表示させて貯玉加算操作を受け付け(ステップS204)、計数結果の玉数分の貯玉加算依頼を会員管理T/C10に対して行う(ステップS205)。
この貯玉加算依頼を受け付けた会員管理T/C10は、会員管理テーブル14a及び利用制限管理テーブル14bを用いて貯玉の可否を判定する(ステップS206)。具体的には、貯玉数及び貯玉回数が利用制限管理テーブル14bに規定される貯玉上限数及び貯玉回数に達しているか否かを調べる。そして、利用制限に反しない場合には、要求どおり貯玉を加算更新し(ステップS207)、会員管理テーブル14a内の貯玉回数及び貯玉利用状況を更新することになる(ステップS208)。
次に、図2に示した利用制限処理部15cによる仮登録後経過日数の更新処理について説明する。図8は、図2に示した利用制限処理部15cによる仮登録後経過日数の更新処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、仮登録後経過日数更新操作を受け付けたならば(ステップS301肯定)、会員管理テーブル14a内の最初の会員IDを特定する(ステップS302)。具体的には、会員管理テーブル14aの最上欄に位置する会員の会員IDを見つければ良い。
その後、この会員IDに対応する仮登録後経過日数を会員管理テーブル14aから取得し(ステップS303)、仮登録後経過日数が登録されているか否かを調べ(ステップS304)、仮登録後経過日数が登録されている場合には(ステップS304肯定)、会員ではなく仮会員であることから、その仮登録後経過日数を1日加算する(ステップS305)。なお、仮会員ではない会員の場合には、仮登録後経過日数の利用制限を掛ける必要がないため、加算処理は行わない。上記一連の処理を他の会員IDが存在する限り繰り返し(ステップS306肯定)、全ての会員IDが処理済みとなった場合には(ステップS306否定)、上記一連の処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、貯玉管理部15aが会員管理テーブル14aを用いて仮会員と本会員の貯玉を管理するとともに、利用制限管理テーブル14bに貯玉上限数、貯玉回数及び仮登録後経過日数からなる利用制限を登録するとともに、利用制限処理部15cにより仮会員に対して利用制限を掛けるよう構成したので、仮会員については本会員よりも利用制限を厳しくし、もって仮会員から本会員への移行を促すことになり、結果的に個人情報の一部しか登録されない仮会員の貯玉移行に係るトラブルを低減することが可能となる。
なお、上記実施例では、仮会員登録レシートに仮会員の利用制限を記載して遊技客に報知することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用制限に達した仮会員に対して会員登録用プログラムをダウンロードさせ、会員加入をより一層促進することで仮会員の貯玉移行に関するトラブルを低減することもできる。
例えば、図9に示すように、携帯電話機80上で動作する会員登録アプリを会員カード処理機70に記憶させておき、仮会員が利用制限を途過したと判定された場合には(ステップS401)、この会員登録アプリを携帯電話機80に送信する(ステップS402)。これにより、仮会員は自宅等で会員登録アプリを起動して会員登録データを入力し(ステップS403)、後日遊技店に来店した際に、携帯電話機80を会員カード処理機70のかざし部に近づけて会員登録データを送信し(ステップS404)、これにより仮会員に会員登録させることが可能となる。
また、上記実施例では、仮会員の利用制限を遊技客に報知することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技店の係員に報知するようにしてもよいし、また、仮会員の利用制限以外の情報を遊技客及び/又は遊技店の係員に報知するようにしてもよい。具体的には、貯玉の利用時に該貯玉を読み取った利用媒体種別及び/又は該利用を行う利用者の会員種別を遊技客及び遊技店の係員に報知するように貯玉管理システムを構成する。
例えば、図10に示すように、景品管理装置60において貯玉を利用した景品交換が行われる場合に、会員管理テーブル14aに記憶される貯玉数を呼出すために利用された媒体の種別(すなわち、「会員カード」又は「携帯電話」のいずれかの種別)及び/又は当該貯玉の利用を行う利用者の会員種別(すなわち、「本会員」又は「仮会員」のいずれかの種別)を景品管理装置60に表示させるとともに、当該利用者が仮会員である場合には利用制限が設けられている旨もしくは利用制限されている旨をさらに表示させることで、遊技店の係員に貯玉利用を行う遊技客の利用媒体種別及び会員種別を把握させることができ、遊技客に的確なアドバイス(会員カードまたは携帯電話の使い方の助言)またはアナウンス(会員登録の推奨)を行うことが可能となる。
また、これら利用媒体種別及び/又は会員種別を景品管理装置60に接続されるカードリーダに表示させるとともに、当該利用者が仮会員である場合には利用制限が設けられている旨もしくは利用制限されている旨をさらに表示させることで、遊技客自身に利用媒体種別及び会員種別を知らしめることができ、仮会員から本会員への移行を多面的に促すことが可能となる。なお、ここでは、利用媒体種別及び/又は会員種別を景品管理装置60又はそれに接続されるカードリーダに表示させる例を説明したが、かかる内容をレシートに印字出力させるようにしてもかまわない。
なお、本実施例では、電話番号、生年月日及びフリーキーワードを属性情報とした場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、仮会員に属性情報を登録させない場合であっても、仮会員から本会員への移行を促進できるため、仮会員の貯玉移行に係るトラブルを低減することができる。
また、本実施例では、景品管理装置60を用いた貯玉処理についての説明を省略したが、会員カード処理機70と同様の機能を景品管理装置60に付与することにより、貯玉時の利用制限を課することができる。さらに、本実施例では、仮会員登録を行う際に携帯電話機80のIDmを用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話の電話番号等を用いることもできる。
また、本実施例では、パチンコ玉の貯玉に本発明を適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技で用いるメダルの貯メダル等に制限を課す場合にも同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係る貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法は、携帯電話等の携帯端末並びに簡易な属性情報に基づいて仮会員の登録を認める場合に、仮会員の本人特定が正確に行えないことに起因するトラブルを効率良く抑制する場合に適している。
本実施例に係る会員管理システムのシステム構成を示す図である。 図1に示した会員管理T/C及び会員カード処理機の構成を示す機能ブロック図である。 本実施例で用いる仮会員登録レシートの一例を示す図である。 図2に示した会員管理テーブルの一例を示す図である。 図2に示した利用制限管理テーブルの一例を示す図である。 図1に示した会員カード処理機による仮会員登録依頼処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS109に示した仮会員による貯玉更新処理を説明するための説明図である。 図2に示した利用制限処理部による仮登録後経過日数の更新処理手順を示すフローチャートである。 会員登録アプリを携帯電話機にダウンロードする場合の説明図である。 景品管理装置に表示させる画面の一例を示す図である。
符号の説明
10 会員管理T/C
11 入力部
12 出力部
13 IF部
14 記憶部
14a 会員管理テーブル
14b 利用制限管理テーブル
15 制御部
15a 貯玉管理部
15b 仮会員登録処理部
15c 利用制限処理部
20 島コントローラ
30 CRユニット
40 パチンコ機
50 計数機
60 景品管理装置
65 景品払出機
70 会員カード処理機
71 タッチパネル
72 IF部
73 カードリーダ
74 プリンタ
75 リーダライタ
76 記憶部
76a 印字内容情報
77 制御部
77a カード処理部
77b 仮会員登録依頼処理部
77c 貯玉更新依頼部
80 携帯電話機
81 ICチップ

Claims (8)

  1. 遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、該会員に提供される少なくとも遊技店への貯遊技媒体の預け入れ、遊技店に預け入れられた貯遊技媒体の再プレイおよび貯遊技媒体の景品交換を含む一時的なサービスの提供を希望する遊技客の携帯端末を用いて前記会員と比べて少ない顧客情報が遊技店に登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記仮会員の貯遊技媒体数及び該仮会員に係る所定の属性情報を仮会員識別情報に対応付けて管理する貯遊技媒体数管理手段と、
    前記仮会員の貯遊技媒体の利用制限の指標となる利用制限情報を記憶する利用制限情報記憶手段と、
    前記利用制限情報記憶手段に記憶した利用制限情報に基づいて前記仮会員の貯遊技媒体の預け入れ、該貯遊技媒体の再プレイおよび該貯遊技媒体の景品交換を行う場合の回数または遊技媒体数を含む利用条件を制限処理する利用制限処理手段と
    を備えたことを特徴とする貯遊技媒体管理システム。
  2. 前記利用制限情報記憶手段は、前記仮会員の貯遊技媒体数の上限値を含む利用制限情報を記憶し、前記利用制限処理手段は、前記仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、前記利用制限情報に含まれる貯遊技媒体数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定することを特徴とする請求項1に記載の貯遊技媒体管理システム。
  3. 前記利用制限情報記憶手段は、前記仮会員による貯遊技媒体回数の上限値を含む利用制限情報を記憶し、前記利用制限処理手段は、前記仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、前記利用制限情報に含まれる貯遊技媒体回数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の貯遊技媒体管理システム。
  4. 前記利用制限情報記憶手段は、前記仮会員による仮登録日からの経過日数の上限値を含む利用制限情報を記憶し、前記利用制限処理手段は、前記仮会員により獲得された遊技媒体数の貯遊技媒体要求を受け付けた場合に、前記利用制限情報に含まれる仮登録日からの経過日数の上限値に基づいて該仮会員による貯遊技媒体要求の受け入れ可否を判定することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の貯遊技媒体管理システム。
  5. 前記貯遊技媒体の利用時に該貯遊技媒体数を読み取った利用媒体種別及び/又は該利用を行う利用者の会員種別を印字出力又は表示出力させる出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の貯遊技媒体管理システム。
  6. 前記利用制限処理手段により前記仮会員の貯遊技媒体の利用が制限される場合に、当該仮会員に対して仮会員から会員へ移行すべき旨を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の貯遊技媒体管理システム。
  7. 前記仮会員の会員登録時に利用される会員端末は、
    前記会員の登録時に必要となる個人情報の前記携帯端末上での入力並びに当該会員端末への転送を実行する会員登録アプリを記憶する記憶手段と、
    前記管理装置から前記仮会員の貯遊技媒体の利用を制限する旨の通知を受け付けた場合に、当該仮会員の携帯端末に対して前記記憶手段に記憶した会員登録アプリを転送する転送手段と、
    前記携帯端末上で起動した前記会員登録アプリから当該仮会員の個人情報を含む会員登録申込データを受信し、当該仮会員を前記会員として自動登録処理する自動登録処理手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の貯遊技媒体管理システム。
  8. 遊技客の個人情報を用いて遊技店に会員登録された会員と、該会員に提供される少なくとも遊技店への貯遊技媒体の預け入れ、遊技店に預け入れられた貯遊技媒体の再プレイおよび貯遊技媒体の景品交換を含む一時的なサービスの提供を希望する遊技客の携帯端末を用いて前記会員と比べて少ない顧客情報が遊技店に登録された仮会員との貯遊技媒体数に係る情報を管理装置で管理するとともに各会員及び仮会員に対して貯遊技媒体を用いた再プレイサービスを提供する貯遊技媒体管理システムの仮会員利用制限処理方法であって、
    前記管理装置が、前記仮会員の貯遊技媒体数及び該仮会員に係る所定の属性情報を仮会員識別情報に対応付けて管理する貯遊技媒体数管理工程と、
    前記仮会員の貯遊技媒体の利用制限の指標となる利用制限情報に基づいて前記仮会員の貯遊技媒体の預け入れ、該貯遊技媒体の再プレイおよび該貯遊技媒体の景品交換を行う場合の回数または遊技媒体数を含む利用条件を制限処理する利用制限処理工程と
    を含んだことを特徴とする仮会員利用制限処理方法。
JP2007031070A 2007-02-09 2007-02-09 貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法 Expired - Fee Related JP5231739B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007031070A JP5231739B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007031070A JP5231739B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008194169A JP2008194169A (ja) 2008-08-28
JP5231739B2 true JP5231739B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=39753679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007031070A Expired - Fee Related JP5231739B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5231739B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5572349B2 (ja) * 2009-09-07 2014-08-13 グローリー株式会社 各台対応装置
JP2015051097A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 グローリー株式会社 貯遊技媒体管理システム及び貯遊技媒体管理方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004024510A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Aruze Corp 遊技システム
JP2006122517A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Pac Ex:Kk 遊戯管理システム、遊戯景品および遊戯管理方法
JP5092152B2 (ja) * 2004-11-02 2012-12-05 グローリー株式会社 貯遊技媒体管理システム
JP2006296583A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Glory Ltd 貯玉管理システムおよび貯玉管理方法
JP2007000522A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Glory Ltd 貯遊技媒体管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008194169A (ja) 2008-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008012167A (ja) 遊技システム
JP5179065B2 (ja) 会員管理システム
JP2008295506A (ja) 遊技機利用管理システム、遊技機利用管理装置及び遊技機利用管理方法
JP2008212409A (ja) 貯遊技媒体管理システム及び貯遊技媒体管理方法
JP2014023582A (ja) 会員登録システム、会員登録装置及び会員登録方法
JP5231739B2 (ja) 貯遊技媒体管理システム及びその仮会員利用制限処理方法
JP5222483B2 (ja) 貯遊技媒体管理システム
JP2010220897A (ja) 各台計数システム及びその持ち遊技媒体管理方法
JP5329772B2 (ja) 会員管理システム及び会員管理方法
JP5324046B2 (ja) 会員管理装置、会員管理方法及び会員管理プログラム
JP5226233B2 (ja) 会員管理システム及び会員管理方法
JP5661717B2 (ja) 貯遊技媒体管理システム
JP2008194168A (ja) 貯遊技媒体管理システム及びその管理手数料徴収処理方法
JP5478812B2 (ja) 貯遊技媒体管理システム及び貯遊技媒体管理方法
JP5344688B2 (ja) 景品交換システム
JP5324721B2 (ja) 会員管理システム
JP7335744B2 (ja) 賞品交換管理システム及び賞品交換管理方法
JP2014090879A (ja) 遊技客管理システム及び遊技客管理方法
JP7514055B2 (ja) スタンプ管理システム、方法、及びプログラム
JP6768456B2 (ja) 遊技場用システム
JP2014000276A (ja) 遊技媒体情報管理システム、会員管理装置及び遊技媒体情報管理方法
JP6000994B2 (ja) 会員管理システム及び会員管理方法
JP6118514B2 (ja) 遊技店管理システム及び遊技店管理方法
JP2010017242A (ja) 貯遊技媒体管理装置、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理システム
JP2008206697A (ja) 会員管理システム及び会員管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130109

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees