JP2008192172A - シミュレーション装置及びシミュレーション方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業計画の実行可能性をより正確に把握することができ、作業計画を再検討する際に当初の計画を大幅に見直す必要が無く最小限の変更で済むシミュレーション装置及び方法の提供。
【解決手段】シミュレーション装置は、作業計画に記述された各日の作業量の値が基本能力の設定値を超えているか否かを判定し、判定の結果、前記作業計画に記述された作業量の値が前記基本能力の設定値を超えている日が連続してある場合、前記作業計画に記述された作業量の値から前記基本能力の設定値を減じた差の前記連続する日についての合計を連続オーバー作業量として算出し、前記連続オーバー作業量が前記許容能力の設定値を超えていないと判断した場合、前記作業計画を実行可能であると決定する。また、当該シミュレーション装置は、前記実際の進捗状況を示すデータを前記工程に対応したプロセスモデルに入力し、前記実際の進捗状況を示すデータが入力された前記プロセスモデルに基づいてシミュレーションを行い、前記工程の進捗予想を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、シミュレーション装置及びシミュレーション方法に関する。
造船作業のように作業工数および作業場所が極めて多い作業では、作業計画の実行可能性の検討、および作業の進捗予想をできる限り正確に行うことが求められる。例えば大型豪華客船には、客室の数が千以上あるものがあり、それらの客室の施工に際して、各部材の搬入搬出、天井を施工する作業、壁を施工する作業、および床を施工する作業のそれぞれが何人の作業員によっていつ開始され、いつ終了するか等の作業計画の出来によって、全体の作業日数が大幅に増減する。
各工程毎の進捗予想を正確に行うことが望まれる。
各工程に割当てられる作業者の数(作業能力量)が最適であることが望まれる。
各工程に対し、作業者が最適な日程にて割り当てられることが望まれる。
余剰能力が他の工程に最適に振り替えられることが望まれる。
作業計画の実行可能性をより正確に把握することが望まれる。
作業計画を再検討する際に当初の計画を大幅に見直す必要が無く最小限の変更で済むことが望まれる。
作業開始前に予想されていた状況に対して、作業開始後の状況がずれているとき、その作業開始後の状況を加味して作業進捗状況を把握することが望まれている。
作業開始前に予想されていた状況に対して、作業開始後の状況がずれているとき、より少ない演算量でその作業開始後の状況を加味して作業進捗状況を把握することが望まれている。
本発明の目的は、各工程毎の進捗予想を正確に行うことができるシミュレーション装置および方法を提供することである。
本発明の他の目的は、各工程に割当てられる作業者の数(作業能力量)の最適化を行うことができるシミュレーション装置および方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、各工程に対し、作業者が最適な日程にて割り当てられることができるシミュレーション装置および方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、余剰能力が他の工程に最適に振り替えられることができるシミュレーション装置および方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、作業計画の実行可能性をより正確に把握することができるシミュレーション装置および方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、作業計画を再検討する際に当初の計画を大幅に見直す必要が無く最小限の変更で済むことができるシミュレーション装置および方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、作業開始前に予想されていた状況に対して、作業開始後の状況がずれているとき、その作業開始後の状況を加味して作業進捗状況を把握することができるシミュレーション装置および方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、作業開始前に予想されていた状況に対して、作業開始後の状況がずれているとき、より少ない演算量でその作業開始後の状況を加味して作業進捗状況を把握することができるシミュレーション装置および方法を提供することである。
本発明のシミュレーション装置は、日ごとに行うべき作業量の値を記述した作業計画と、1日当たりの作業量として表された基本能力の設定値と、1日当たりの作業量として表された許容能力の設定値とを受け取り、且つ、工程のそれぞれの実際の進捗状況を示すデータを受け取る入力手段と、シミュレーション手段とを備える。前記シミュレーション手段は、前記作業計画に記述された各日の作業量の値が前記基本能力の設定値を超えているか否かを判定し、前記判定の結果、前記作業計画に記述された作業量の値が前記基本能力の設定値を超えている日が連続してある場合、前記作業計画に記述された作業量の値から前記基本能力の設定値を減じた差の前記連続する日についての合計を連続オーバー作業量として算出し、前記連続オーバー作業量が前記許容能力の設定値を超えていない場合、前記作業計画を実行可能であると判断する。加えて、前記シミュレーション手段は、前記実際の進捗状況を示すデータを前記工程に対応したプロセスモデルに入力し、前記実際の進捗状況を示すデータが入力された前記プロセスモデルに基づいてシミュレーションを行い、前記工程の進捗予想を行う。
本発明のシミュレーション方法は、入力手段と、シミュレーション手段とを備えるシミュレーション装置を用いたシミュレーション方法であって、
(a)前記入力手段が、日ごとに行うべき作業量の値を記述した作業計画を受け取ることと、
(b)前記入力手段が、1日当たりの作業量として表された基本能力の設定値と、1日当たりの作業量として表された許容能力の設定値とを受け取ることと、
(c)前記シミュレーション手段が、前記作業計画に記述された各日の作業量の値が前記基本能力の設定値を超えているか否かを判定することと、
(d)前記シミュレーション手段が、前記判定の結果、前記作業計画に記述された作業量の値が前記基本能力の設定値を超えている日が連続してある場合、前記作業計画に記述された作業量の値から前記基本能力の設定値を減じた差の前記連続する日についての合計を連続オーバー作業量として算出し、前記連続オーバー作業量が前記許容能力の設定値を超えているか否かを判断することと、
(e)前記シミュレーション手段が、前記連続オーバー作業量が前記許容能力の設定値を超えていないと判断した場合、前記作業計画を実行可能であると決定することと、
(f)前記入力手段が、工程のそれぞれの実際の進捗状況を示すデータを受け取ることと、
(g)前記シミュレーション手段が、前記実際の進捗状況を示すデータを前記工程に対応したプロセスモデルに入力し、前記実際の進捗状況を示すデータが入力された前記プロセスモデルに基づいてシミュレーションを行い、前記工程の進捗予想を行うことと
を備えている。
本発明によれば、作業計画の実行可能性をより正確に把握することができ、作業計画を再検討する際に当初の計画を大幅に見直す必要が無く最小限の変更で済むシミュレーション装置及び方法が提供される。
本発明の一実施形態が説明される。
図1を参照して、第1実施形態について説明する。
本実施形態は、各工程毎の進捗予想をより正確に行うための作業進捗予想装置である。図1は、作業進捗予想装置の動作の流れを示すフローチャートである。
図1に示されるように、作業進捗予想を行う対象を特定するステップS1と、作業者数を特定するステップS2と、作業手順モデルを選択するステップS3と、作業進捗度を計算するステップS4と、その計算結果を集計して出力するステップS5とを備えている。
図2は、ステップS1およびS2が行われた状態を示すテーブルである。
図2のテーブルの行に示される作業場所AからZは、ステップS1にて特定された工程および作業場所を示している。本ケースでは、作業場所と工程とが一対一に対応している。図2のテーブルの列に示される「日」は、ステップS1にて特定された計画日時を示している。
図2に示されるように、作業場所Aに関しては、初日から三日目まで連続して1人ずつの作業者が割当てられている(ステップS2)。作業場所Bに関しては、二日目から四日目まで連続して2人ずつの作業者が割当てられている。作業場所Cに関しては、二日目と四日目と六日目に一人ずつの作業者が割当てられている。作業場所Dに関しては、三日目と五日目に五人ずつの作業者が割り当てられている。
図3は、ステップS3にて用いられる作業手順モデルを示している。図3において「人数が1のときの10n」とは、1人で作業をすると一日につき、10×1=10(%)ずつ作業が進捗する、という意味である。「人数が2、3のときの20n」とは、2人で作業をすると一日につき、20×2=40(%)ずつ作業が進捗し、3人で作業をすると一日につき、20×3=60(%)ずつ作業が進捗する、という意味である。同様に、「人数が4、5のときの30n」とは、4人で作業をすると一日につき、30×4=120(%)ずつ作業が進捗し、5人で作業をすると一日につき、30×5=150(%)ずつ作業が進捗する、という意味である。
図3に示されるように、仕事量(進捗度)は、人数に必ずしも比例するわけではない。作業場所のスペースが狭いケースでは多人数だと自由移動が妨げられるなどの理由から、人数に比例して作業効率が上がるわけではない。図3に示されるような、「作業内容や作業状況ないし作業環境に応じた人数と進捗度の関係を示す関数」を作成した点が本実施形態のポイントの一つである。
従来、図3に示される作業手順モデルが無いときには、図2に示されるようにステップS1およびS2が行われた後に、人数に比例した形での作業進捗度しか求めることができなかった。すなわち、図2のように人数が割当てられると、仕事量はその人数に比例していると考えざるを得ないから、その作業進捗度は図4に示される表として出力されていた。図4に示されるように、作業場所Aに関しては初日から三日目まで1人ずつが作業をすると、一日につき10ずつの量の仕事が行われ、その結果、作業進捗度としては日ごとに累積されて10、20、30%となり、作業場所Bに関しては二日目から四日目まで2人ずつが作業をすると、一日につき20(一人の仕事量を単純に2倍にしたもの)ずつの量の仕事が行われ、その結果、作業進捗度としては日ごとに累積されて20、40、60%となっている。作業場所CおよびDに関しても同様である。
一方、本実施形態では、図3に示される作業手順モデルに基づいて作業進捗度が計算される(ステップS4)結果として、図5および図6に示される表が得られる。
すなわち、作業場所Aに関しては1人ずつが割当てられる(図2参照)から、図3の作業手順モデルに基づき計算すると、10×1=10(%)ずつ進捗し、その結果、図5の作業場所Aに関する進捗度は、10、20、30%となっている。作業場所Bに関しては二人ずつが割当てられるから、図3の作業手順モデルに基づき計算すると、20×2=40(%)ずつ進捗し、その結果、図5の作業場所Bに関する進捗度は、40、80、100%となっている。作業場所Bの四日目(作業期間は三日)に関しては、40×3=120(%)となるが作業進捗度は100(%)を超えることはあり得ないから100(%)とされている。その余った20(%)は、図6に示されるように、余剰能力が20(%)として表される。同様に、作業場所Dに関しては五人ずつが割当てられるから、30×5=150(%)ずつ進捗し、図5では作業開始日に100(%)となっている。作業場所Dに関して、図6では、作業開始日に50(%)が余剰し、作業の二日目に150(%)の余剰能力が生まれることが示されている。
本実施形態によれば、作業手順モデルに基づいて作業進捗度を計算するため、従来に比べてより正確な作業進捗度を予想することができる。より正確な作業進捗予想に基づいて、ステップS2の作業者数の割当て(何日間(何日目)に何人を割当てるか)を再検討することが可能となる。
さらに、図6に示される余剰能力が分かると、ステップS2の作業者数の割当てを再検討したり、余剰能力を他の作業場所に振り替えることを検討することが可能となる。
次に、図7から図11を参照して、第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、立案された作業計画が実行可能であるか否かを実態に即した形でより正確に把握することを企図して提案される。
図7に示されるように、第2実施形態は、工程を入力するステップS11と、基本能力と許容能力を入力するステップS12と、基本能力を超えたか否かを判定するステップS13と、オーバーしている作業量を計算するステップS14と、そのオーバー作業量が許容容量内か否かを判定するステップS15と、計画通り作業を進めるステップS16と、計画を遅らせるステップS17と、結果を出力するステップS18とを備えている。
図8は、本実施形態で立案された作業計画を示すガントチャートである。図8に示される内容がステップS11で入力される。図8に示されるように、作業(作業内容)Aは全体で1000kgの作業量(例えば、搬送量など)であり、作業計画では、初日から5日目まで1日につき200kgの作業量をしてその作業を終了する予定である。同様に、作業Bは全体で600kgの作業量であり、作業計画では、4日目から8日目まで1日につき120kgの作業量をしてその作業を終了する予定である。同様に、作業Cは全体で250kgの作業量であり、作業計画では、6日目から11日目まで1日につき50kgの作業量をしてその作業を終了する予定である。
次いで、ステップS12では、基本能力が1日につき300kgと設定(入力)され、許容能力が100kg・日と設定される。
ステップS13では、上記基本能力として、1日に行う作業量が300kgを超えたらその基本能力を超えていると判断される。
ステップS15では、上記許容能力として、1日のみであれば100kgを超えなければ許容容量内と判断され、連続する2日間であればその2日間の合計が100kgを超えなければ許容容量内と判断され、連続する3日間であればその3日間の合計が100kgを超えなければ許容容量内と判断される。
図9は、図8に示される作業計画をその計画通りに実行するときに日ごとに行うべき作業量を示したものである。初日から3日目までは、作業Aとして一日につき200kgずつの作業量が行われる。4日目と5日目は、作業Aに加えて作業Bも行われるため、一日につき320kgずつの作業量が行われる。6日目は作業Bのみとして120kgの作業量が行われる。7日目と8日目は、作業Bに加えて作業Cも行われるため、一日につき170kgずつの作業量が行われる。9日目から11日目までは作業Cのみとして50kgの作業量が行われる。
ステップS13においては、4日目と5日目の各作業量が300kgを超えているため基本能力を超えていると判断される(ステップS13−Y)。その結果、ステップS14に進み、そのオーバーしている作業量が計算される。4日目と5日目という連続する2日間では、20×2=40(kg)がオーバー作業量とされる。ステップS15においては、40(kg)は100(kg)を超えていないと判断されて(ステップS15−Y)、ステップS16に進み、図8の作業計画通りに作業を進めることが可能であると決定される。
基本能力および許容能力は、例えば、労働規約(1日単位では残業を含めて最高何時間まで労働が可能で、1週間単位では最高何時間まで労働が可能であると規定されているようなもの)に基づいて決定されることができる。
本実施形態では、実行可能な作業量には、マージンがあり、単一の画一的な基準(基本能力)では、計画の実行可能性につき正確な判断ができないことに着目している。さらに、そのマージンとしての許容能力は、作業量としてその単位が「kg・日」として定義されている。許容能力は、連続オーバー作業量(のべ)が設定量(本例では100kg)を超えなければよく、基本能力をオーバーする日が連続的ではなく途切れた時点で、その連続オーバー作業量はリセットされる。
従来は、単一の画一的な基準(基本能力:1日につき300kg)のみで判断されていた。その結果、図10および図11に示されるように、図8の作業計画では、4日目および5日目が基本能力を超えるために、作業Bは6日目から作業が開始される。その結果、作業Bの作業終了時点は10日目となる。作業Cは、作業Bとその作業内容に関連性を有しているなどの理由により、図8の当初の計画にあるように作業Bの作業開始日から4日目からでないと着手できないとすると、作業Bの作業開始日が6日目にずれた結果、作業Cの作業開始日は9日目となり、作業Cの作業終了日は13日目となる(図8および図9の当初の計画では11日目に終了)。
上記のように、従来は基本能力を超えれば直ちに計画を遅らせていたが、本実施形態によれば、許容能力内であればその計画通りに実行される。許容能力を超えていても、その許容能力を超えない範囲で再計画すれば足りるため、当初の作業計画が大幅に見直されることが最小限に抑えられる。
なお、図8の例では、最小作業単位は、作業Aは200kgであり、作業Bは120kgであり、作業Cは50kgであると想定して説明した。
以下に、最小作業単位について説明する。ここでは、作業Bの最小作業単位が40kgであり、1日につき3つの最小作業単位(120kg)ずつ行うことが予定されているとする。
ステップS15の結果、仮に4日目と5日目の連続オーバー作業量が許容容量(許容能力)を160kgだけ超えている(連続オーバー作業量は260kg)と判断された場合について考える。4日目および5日目のそれぞれで作業Bは120kgずつ行われる予定であるが、そのうちの作業Bの最小作業単位を1つ(40kg)ずつ4日目および5日目のそれぞれで行い、1日につき残りの2つの最小作業単位(80kg)の2日分(合計160kg)を6日目以降にまわせば、4日目と5日目の連続オーバー作業量は許容能力を超過しなくなる。上記のように、許容能力を超えないように最小作業単位ずつ調整して再計画することで、当初の作業計画を大幅に見直すことが最小限に抑えられる。
次に、図12から図15を参照して第3実施形態について説明する。
一般に、作業進捗状況を予測するために用いられるシミュレータでは、実際の作業が行われてから時間が経つに連れて、作業開始前にシミュレータ内で想定されていたデータと、実際の作業進捗状況を示すデータとの間に誤差が生じる。
第3実施形態は、作業が開始された後に実際の作業進捗状況を反映させたデータをシミュレータに入力して、その後の作業進捗状況をより正確に予想することを企図したものである。
図12は、工程A〜Cの作業計画を示すガンチャートである。
図13(a)に示されるように、工程A〜Cの3つのプロセスモデル101、102、103に基づいてシミュレーションが行われる。第1のプロセスモデル101は、工程Aに対応し、材料搬入場所である倉庫のモデルである。第2のプロセスモデル102は、工程Bに対応し、その材料からなる製品を搬送するためのフォークリフトのモデルである。第3のプロセスモデル103は、工程Cに対応し、フォークリフトで搬送された製品を輸送するリフトのモデルである。
シミュレータに入力された設定(予想)データに基づいて、シミュレーションが開始されると、第1から第3のプロセスモデル101〜103は、経時的に順次、図13(b)から(d)のそれぞれの状態になる。第1から第3のプロセスモデル101〜103内の符号Mは、作業中の製品を示している。
ここで、図12で示される作業計画において、符号S2に示される5日目以降の作業進捗状況を知りたいときについて説明する。そのためには、その5日目のシミュレーション状況をシミュレータで再現する必要がある。この場合、従来は、シミュレータに入力された設定データに基づいて、初期時点(図12の符号S1参照)からシミュレーションを開始し、5日目に相当する時点におけるデータを抽出する。これにより、その5日目のシミュレーション状況がシミュレータで再現される。すなわち、図13(d)がその5日目の状況に対応しているとすると、従来は図13(b)〜(c)のそれぞれの演算過程を経た上でないと、図13(d)の結果が得られなかった。
さらに、従来のように設定データに基づいてシミュレータにて演算すると、その5日目に相当するシミュレーション状況は、図12のS2に示されるように、工程Aは終了し、工程Bは80%終了し、工程Cは10%終了しているとする。これに対して、実際の5日目の作業進捗状況では、図14に示されるように、工程Aは終了し、工程Bは70%終了し、工程Cは20%終了していることがあり、作業開始前にシミュレータ内で想定されていたデータ(設定データ)と、実際の作業進捗状況を示すデータとの間で誤差が生じることがある。
これに対して、本実施形態においては、その5日目の実際の作業進捗状況を、それぞれのプロセスモデル101〜103に入力することで、実際の進捗状況が反映されたシミュレーションデータをシミュレータ上で表現することができる。
本実施形態では、図15に示されるように、各プロセスモデル101〜103のそれぞれによって、その5日目の実際の作業進捗状況を以下のようにして再現する。
工程Aは、10時間の作業量であり、工程Bは60時間の作業量であり、工程Cは30時間の作業量であるとする。各作業量をプロセス条件として、第1から第3のプロセスモデル101〜103に設定する。すなわち、第1のプロセスモデル101では、製品Mが入力されてから10時間経過後に出力される。第2のプロセスモデル102では、製品Mが入力されてから60時間経過後に出力される。第3のプロセスモデル103では、製品Mが入力されてから30時間経過後に出力される。
まずシミュレータ上において、第1から第3のプロセスモデル101〜103のそれぞれの入力部に、製品Mが入力された状況を生成する。演算部300は、工程Aの作業は終了しているから、第1のプロセスモデル101の入力部に入力された製品Mは、10−10×1=0(時間)を経過したら、第1のプロセスモデル101から出力されるように設定する。同様に、演算部300は、工程Bの作業は70%終了しているから、第2のプロセスモデル102の入力部に入力された製品Mは、60−60×0.7=18(時間)を経過したら、第2のプロセスモデル102から出力されるように設定する。同様に、演算部300は、工程Cの作業は20%終了しているから、第3のプロセスモデル103の入力部に入力された製品Mは、30−30×0.2=24(時間)を経過したら、第3のプロセスモデル103から出力されるように設定する。
シミュレータにて上記のように設定することで、5日目の実際の状況を正確に再現することができる。5日目以降の状況を予測したいときには、その正確に再現された状況から、すなわちS2の時点からシミュレーション計算を開始すれば、高精度の予測を行うことができる。
本発明では、上記第1から第3の実施形態の全ての機能を1台のシミュレーション装置で実現することも可能である。
図1は、本発明の第1実施形態の作業進捗予測装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図2は、本発明の第1実施形態において各作業場所に割当てられる作業者数を示す図である。 図3は、本発明の第1実施形態における作業手順モデルを示す図である。 図4は、従来の作業進捗度を示す図である。 図5は、本発明の第1実施形態における作業進捗度を示す図である。 図6は、本発明の第1実施形態における余剰能力を示す図である。 図7は、本発明の第2実施形態の動作の流れを示すフローチャートである。 図8は、本発明の第2実施形態にて立案された作業計画を示すガンチャートである。 図9は、本発明の第2実施形態にて立案された作業計画をその計画通りに実行するときに日ごとに行われるべき作業量を示す図である。 図10は、従来の手法では、立案された作業計画が遅れることを示すガンチャートである。 図11は、従来の手法では、立案された作業計画が遅れ、その遅れた計画が実行されるときの日ごとに行われるべき作業量を示す図である。 図12は、本発明の第3の実施形態に関し、各工程の作業計画を示すガンチャートである。 図13(a)〜(d)は、本発明の第3の実施形態に関し、各プロセスモデルの計算過程における流れを示す図である。 図14は、本発明の第3の実施形態に関し、実際の作業が途中まで行われた後の各工程の作業計画を示すガンチャートである。 図15は、本発明の第3の実施形態に関し、途中まで行われた実際の作業のデータを反映させたシミュレータの動作を説明するための図である。
符号の説明
101 プロセスモデル
102 プロセスモデル
103 プロセスモデル
M 製品

Claims (2)

  1. 日ごとに行うべき作業量の値を記述した作業計画と、1日当たりの作業量として表された基本能力の設定値と、1日当たりの作業量として表された許容能力の設定値とを受け取り、且つ、工程のそれぞれの実際の進捗状況を示すデータを受け取る入力手段と、
    シミュレーション手段と
    を備え、
    前記シミュレーション手段は、前記作業計画に記述された各日の作業量の値が前記基本能力の設定値を超えているか否かを判定し、前記判定の結果、前記作業計画に記述された作業量の値が前記基本能力の設定値を超えている日が連続してある場合、前記作業計画に記述された作業量の値から前記基本能力の設定値を減じた差の前記連続する日についての合計を連続オーバー作業量として算出し、前記連続オーバー作業量が前記許容能力の設定値を超えていない場合、前記作業計画を実行可能であると判断し、且つ、
    前記シミュレーション手段は、前記実際の進捗状況を示すデータを前記工程に対応したプロセスモデルに入力し、前記実際の進捗状況を示すデータが入力された前記プロセスモデルに基づいてシミュレーションを行い、前記工程の進捗予想を行う
    シミュレーション装置。
  2. 入力手段と、シミュレーション手段とを備えるシミュレーション装置を用いたシミュレーション方法であって、
    (a)前記入力手段が、日ごとに行うべき作業量の値を記述した作業計画を受け取ることと、
    (b)前記入力手段が、1日当たりの作業量として表された基本能力の設定値と、1日当たりの作業量として表された許容能力の設定値とを受け取ることと、
    (c)前記シミュレーション手段が、前記作業計画に記述された各日の作業量の値が前記基本能力の設定値を超えているか否かを判定することと、
    (d)前記シミュレーション手段が、前記判定の結果、前記作業計画に記述された作業量の値が前記基本能力の設定値を超えている日が連続してある場合、前記作業計画に記述された作業量の値から前記基本能力の設定値を減じた差の前記連続する日についての合計を連続オーバー作業量として算出し、前記連続オーバー作業量が前記許容能力の設定値を超えているか否かを判断することと、
    (e)前記シミュレーション手段が、前記連続オーバー作業量が前記許容能力の設定値を超えていない場合、前記作業計画を実行可能であると判断することと、
    (f)前記入力手段が、工程のそれぞれの実際の進捗状況を示すデータを受け取ることと、
    (g)前記シミュレーション手段が、前記実際の進捗状況を示すデータを前記工程に対応したプロセスモデルに入力し、前記実際の進捗状況を示すデータが入力された前記プロセスモデルに基づいてシミュレーションを行い、前記工程の進捗予想を行うことと
    を備えたシミュレーション方法。
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