JPH07296062A - 人員配置決定支援方法 - Google Patents

人員配置決定支援方法

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JPH07296062A
JPH07296062A JP10769394A JP10769394A JPH07296062A JP H07296062 A JPH07296062 A JP H07296062A JP 10769394 A JP10769394 A JP 10769394A JP 10769394 A JP10769394 A JP 10769394A JP H07296062 A JPH07296062 A JP H07296062A
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JP
Japan
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work
data
personnel
input
simulation
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JP10769394A
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English (en)
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Akio Inamura
明雄 稲村
Kenichiro Oshiro
健一郎 大城
Toshiro Kato
敏郎 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業区分内における人員の配置を容易に決定
できる人員配置決定支援方法を提供すること。 【構成】 先ず、分析者1が作業区分側の端末器2にて
人員の稼働状況に関するデータ入力1a、データベース
保存2a、作業区分外の上位機器3への転送処理2bを
行う。次に上位機器3でこのデータからシミュレーショ
ンモデル生成3aを行いシミュレーション実行3bした
後、シミュレーション結果の端末器2への結果表示2c
を行う。そして分析者1がこれを参照して人員配置の決
定を行う。また人員の稼働が生産に直接関係するか否か
のフラグをデータベースに加えておき人員の稼働に対す
るロス分析1bを行う人員配置決定支援方法でもある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の作業区分内にお
いてどのような負荷によって人員を配置するかを決定す
る人員配置決定支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の処理工程においてそれぞれ独自の
稼働状態を保ちながら所定の製品を生産するジョブショ
ップ型の生産ラインでは、各々の処理工程における作業
区分内でいかに効率良く作業を行うかという稼働上の計
算が生産歩留り向上や短納期達成を図る上で必要となっ
てくる。また、これとともに各作業区分内の製造装置を
取り扱う作業者に対する負荷や作業区分内の人員配置等
をその作業者の稼働範囲内で設定することも生産性向上
の観点から重要な計算となっている。
【0003】従来、このような人員配置における計算を
行うにあたり、流れ作業によって各処理工程を通過させ
る場合にはその製品の標準作業工数と必要生産数量およ
びラインバランスの考え方によって理論的に算出してい
る。しかし、ジョブショップ型の生産ラインでは各処理
工程で個々の稼働状態を得られることから単純に製品の
標準作業工数や必要生産数量等から最適な人員配置を算
出できない。そこで、このような場合には作業者に対す
る経験上の負荷率の上限を決めてその範囲内で人員配置
を行うか、または人員の負荷率や生産目標達成度合いを
疑似的に計算するためのシミュレーションモデルを作成
してそのシミュレーション結果から人員の配置態様を確
認するという方法で人員配置の決定を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
に対する経験上の負荷率の上限を決めてその範囲内で人
員配置を行う方法では、作業時間の長短や作業頻度、作
業に対する優先順位や付加価値等が考慮されておらず人
員配置の判断ミスを招くことになる。また、シミュレー
ションモデルを用いた人員配置では、作業状況等の細か
い条件を考慮できるものの人員配置の最適化を図るため
に何度もシミュレーションモデルを作成しなければなら
ない。このシミュレーションモデルは所定のプログラム
言語に作業条件等の諸条件を組み込んだものから成り、
これを何度も作成するためには多大な労力と時間を要す
ることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された人員配置決定支援方法であ
る。すなわち、この人員配置決定支援方法は、所定の処
理を行う製造装置が配置された作業区分内にどのような
負荷によって人員を配置するかを決定するための人員配
置決定支援方法であって、先ず、作業区分側に配置され
た端末器に人員の稼働状況に関するデータを入力して保
存しておき、次いで、人員の配置を行う分析者によって
端末器に保存されたデータを読み出して所定のネットワ
ークを介して作業区分外に配置された上位機器に転送す
る。
【0006】次に、転送されたデータを上位機器内に備
えられた疑似作業計算手段で使用するためのモデルデー
タに変換した後、疑似作業計算手段によってモデルデー
タに基づいた作業区分内における人員の負荷に関する疑
似作業結果を求め、その後、疑似作業結果を上位機器か
らネットワークを介して端末器に転送して表示させて分
析者による人員配置の決定を行う。
【0007】また、人員の稼働状況とともにその稼働が
製造装置による生産に直接関係するものか否かのフラグ
を端末器に入力するデータに加えておき、そのフラグに
基づいた人員の稼働における付加価値度合いを端末器に
表示させて人員配置を決定する方法でもある。
【0008】
【作用】本発明では、作業区分側に配置された端末器に
人員の稼働状況に関するデータを入力、保存しておき、
分析者がこのデータをネットワークを介して作業区分外
にある上位機器に転送している。また、転送されたデー
タは上位機器に備えられる疑似作業計算手段にて使用さ
れるモデルデータに変換され、疑似作業結果として端末
器へ送り返される。つまり、分析者は作業区分内におい
て必要なデータのみを入力するだけで疑似作業結果を端
末器に表示させることができ、必要な場合に即座に人員
配置を決定する上での情報を得ることができるようにな
る。
【0009】また、端末器に入力するデータとして人員
の稼働状況とともにその稼働が製造装置による生産に直
接関係するものか否かのフラグを加えておく。そして、
全体の稼働に対するフラグの割合に基づき人員の稼働に
おける付加価値度合い端末器に表示する。これによっ
て、分析者は人員の稼働に対する付加価値度合い、すな
わち人員配置決定に役立つ情報を作業区分内で参照でき
るようになる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の人員配置決定支援方法の実
施例を図に基づいて説明する。図1は本発明を説明する
処理の流れを示す図、図2は支援システムの構成図であ
る。先ず、本発明の人員配置決定支援方法を説明する前
にこれを行うための支援システムの説明を行う。すなわ
ち、図2に示すようにこの支援システムは、人員配置の
決定を行う分析者1が使用する端末器2を備えた作業区
分10と、LAN(ローカルエリアネットワーク)等か
ら成る所定のネットワーク4を介して作業区分10内の
端末器2と接続される上位機器3とから構成されてい
る。
【0011】ここで作業区分10とは、所定の処理を行
うための製造装置21(例えば、製造装置(a)〜
(c))が配置されている区分であり、例えば生産ライ
ン上で一工程処理を行うための区分である。また、図2
においては端末器2が作業区分10内に配置されている
場合を示しているが、必ずしも作業区分10内に配置さ
れていなくてもネットワーク4を境にした作業区分10
側に設けられていればよい。
【0012】上位機器3はネットワーク4を介すことで
作業区分10外に配置されており、例えばワークステー
ションから成るものである。この上位機器3内には、作
業区分10内で作業を行う作業者20に対する負荷率や
生産目標達成度合いを疑似的に計算するためのシミュレ
ータ31が備えられており、分析者1の操作で端末器2
から送られた作業者20の稼働状況に関するデータを用
いて所定のプログラム言語に基づく生産シミュレーショ
ンを実行している。
【0013】また、上位機器3には端末器2から送られ
るデータをシミュレータ31の言語に対応したモデルデ
ータであるシミュレーションモデルに変換してシミュレ
ータ31に出力するためのシミュレーションモデル生成
部32を備えている。分析者1はこのシミュレーション
モデル生成部32に作業条件等から成るデータを渡すだ
けでこれがプログラム言語に組み込まれたシミュレーシ
ョンモデルを容易に得ることができるようになる。
【0014】次に、このような支援システムを用いた本
発明の人員配置決定支援方法を説明する。図1に示すよ
うに、本発明の人員配置決定支援方法は、分析者1が端
末器2を操作することにより上位機器3で生産シミュレ
ーションを実行させ、その結果を端末器2に表示するこ
とで分析者1による人員配置の決定支援を行う方法であ
る。なお、図1に示す四角枠内はそれぞれ処理内容を表
している。
【0015】先ず、分析者1は、作業区分10内(図2
参照)で仕事を行う作業者2の稼働状況に関するデータ
の入力、変更処理1aを行いこれを端末器2内にデータ
ベースとして保存2aしておく。データ入力、変更処理
1aおよびデータベース保存2aは分析者1が端末器2
の図示しないディスプレイ表示を参照しながら容易に行
われる。このデータベースは後述する生産シミュレーシ
ョンおよび作業者20(図2参照)の稼働に対するロス
分析1bを行うためのデータとして使用される。
【0016】次に、人員配置を決定するにあたり分析者
1は端末器2のデータベースから所定のデータを収集し
上位機器3に転送するデータ収集、転送処理2bを行
う。この際、分析者1は収集したデータに対して分析条
件選択1cの処理を行い、シミュレーションを行う場合
の条件指定をしておく。
【0017】次いで、端末器2からネットワーク4(図
2参照)を介して送られたデータを上位機器3にて受け
取り、シミュレーションモデル生成部32(図2参照)
にてそのデータからシミュレーションモデルを生成する
処理、すなわちシミュレーションモデル生成処理3aを
行う。これにより、分析者1が端末器2内に保存された
データを上位機器3に渡す処理を行うだけでシミュレー
ションのためのモデルデータであるシミュレーションモ
デルを得ることができるようになる。
【0018】そして、上位機器3はこのシミュレーショ
ンモデルを用いてシミュレーション実行3bを行い、作
業者20(図2参照)の負荷に関する疑似的な生産シミ
ュレーション結果を算出する。次に、上位機器3はこの
シミュレーション結果の転送処理3cを行い、ネットワ
ーク4(図2参照)を介して端末器2にシミュレーショ
ン結果を転送する。
【0019】端末器2は、分析者1の結果表示、加工指
示処理1eに基づいてこのシミュレーション結果を図示
しないディスプレイに表示する結果表示処理2cを行
う。分析者1はこの結果表示を参照することで人員配置
に対する分析1fを行い、適正人員配置決定1gを行
う。また、ここで適正な人員配置を決定できなかった場
合には、再びデータ入力、変更処理1aおよび分析条件
選択1cを行い、先に説明したと同様なシミュレーショ
ンを上位機器3に行わせて新たなシミュレーション結果
を端末器2で得るようにする。
【0020】つまり、分析者1は作業区分10(図2参
照)側の端末器2を操作するだけで容易に生産のシミュ
レーション結果を得ることができ、このシミュレーショ
ン結果を参照することで最適な人員配置を決定すること
ができるようになる。
【0021】次に、本発明の人員配置決定支援方法にお
ける入力データおよび出力データの具体的な一例を図3
〜図8に基づいて説明する。なお、図3〜図8に示され
ない符号については図1および図2を参照するものとす
る。分析者1が端末器2のデータベースとして入力する
データは、図3に示す稼働環境データと、図4に示すロ
ット依存型データと、図5に示す稼働時間依存型データ
と、図6に示すタイプ別データ、および図7に示す生産
計画型データとから構成されている。
【0022】図3に示す稼働環境データには装置台数と
作業者数、シミュレーション時間、稼働/非稼働時間が
それぞれ入力された入力ファイル11a〜11cがあ
る。すなわち、入力ファイル11aの装置台数とは作業
区分10内に配置されている製造装置21の台数であ
り、作業者数とは作業区分10内で仕事を行う作業者2
0の人数である。また、入力ファイル11bのシミュレ
ーション時間とは、生産シミュレーションを行いたい時
間を分単位で示したものであり、例えば1カ月間(稼働
日数27日とする)の生産シミュレーションを行う場合
には27日分の分単位の時間である38880分を入力
しておく。
【0023】また、入力ファイル11cの稼働/非稼働
時間とは、作業者20が作業区分10内で作業を行って
いる時間と休憩等によって作業を行っていない時間との
サイクルを分単位で示した値であり、フラグ「1」が稼
働の場合で例えば1440分であり、フラグ「0」が非
稼働の場合で例えば0分である。つまり、この場合には
複数の作業者20が交替で休憩を取り、作業区分10内
では常にいずれかの作業者20による作業が行われてい
る状態を示している。
【0024】これらの入力ファイル11a〜11cは、
端末器2の図示しないディスプレイに例えば表形式で表
示され分析者1が容易に入力、変更を行えるようになっ
ている。そして、この入力ファイル11a〜11cは図
3右側に示すようなテキストファイル12a〜12cに
変換されてネットワーク4を介して上位機器3に転送さ
れ、シミュレーションモデル生成部32にてシミュレー
ションモデルへと変換される。
【0025】図4に示すロット依存型データは、製造装
置21に仕掛けるロットに応じた作業者20の作業内容
と作業時間等のデータが入力された入力ファイル11d
から構成される。例えば、あるロットを製造装置21に
仕掛けるにあたり作業者20は処理開始のためのロット
の運搬作業(入力ファイル11dの「開始運搬」)を行
う必要があり、そのために必要な作業時間が(例えば
1.5分)が入力されている。また、処理開始のための
段取り時間等の作業時間(入力ファイル11dの「開
始」)、処理終了後の取り出し時間等の作業時間(入力
ファイル11dの「終了」)、処理終了後のロットの運
搬作業(入力ファイル11dの「終了運搬」)について
もそれぞれ作業時間が入力されている。
【0026】さらに、この入力ファイル11dには各作
業内容に応じた種々のフラグが付されている。例えば、
作業者20が各作業を製造装置21による処理の前に行
うか後に行うかを示すフラグ(入力ファイル11dの
「装置前後」の欄に示される)や、各作業を製造装置2
1の稼働中に行えるものであるか否かを示すフラグ(入
力ファイル11dの「内外段取」の欄に示される)や、
各処理の優先順位を示すフラグ(入力ファイル11dの
「優先度」の欄に示される)や、各作業が生産に直接関
係するものであるか否かを示すフラグ(入力ファイル1
1dの「ロス/正規」の欄に示される)がある。
【0027】これらのデータから成る入力ファイル11
dは、端末器2の図示しないディスプレイに例えば表形
式で表示され、容易な入力および変更作業ができるよう
になっている。また、この入力ファイル11dを図4中
下側に示すテキストファイル12dに変換して上位機器
3へ転送する。なお、テキストファイル12dでは入力
ファイル11dの「ロス/正規」のフラグが不要とな
る。つまり、入力ファイル11dの「ロス/正規」のフ
ラグは、端末器2にて全作業におけるロス分析1bを行
う場合にのみ必要となるものであり、上位機器3では必
要としていないためである。
【0028】また、この入力ファイル11dにおいて工
程番号1〜2までのデータがそれぞれ入力されているの
は、同じロットに対して2回の処理(工程番号1が1回
目に対応し、工程番号2が2回目に対応する)を連続し
て行う場合があるためであり、このような場合には同一
の入力ファイル11d内に続けてデータを入力しておく
ようにする。
【0029】図5に示す稼働時間依存型データは、製造
装置21に対して作業者20が行う不良点検や通常の点
検等の作業に関するデータが入力された入力ファイル1
1eから構成される。例えば、入力ファイル11eの
「装置Down」の欄には製造装置21の過去のトラブ
ル頻度から予測されるトラブル対処の作業時間、発生間
隔が入力され、またその作業の優先度も入力されてい
る。また、入力ファイル11eの「日常点検」の欄には
製造装置21の毎日の点検に要する作業時間、発生間隔
が入力され、その作業における優先度も入力されてい
る。
【0030】さらに入力ファイル11eには、各作業を
どのように分割して行えるかを示す「作業分割数」の
値、各作業が製造装置21の稼働中に行えるものか否か
を示す「装置稼働中」のフラグ、および各作業に対する
「ロス/正規」を示すフラグも入力されている。「作業
分割数」とは、その作業をいくつに分けて処理できるか
ということを示す値であり、例えば製造装置21のトラ
ブル対処を行う「装置Down」の作業項目の場合には
「作業分割数」が1であり分割しないで処理すべきであ
ることを示している。
【0031】また製造装置21の日常点検を行う「日常
点検」の作業項目の場合には「作業分割数」が5であ
り、例えば60分の作業時間を12分毎に5回に分けて
行っても良いことを示している。つまり、この「作業分
割数」によってその作業中に優先度の高い他の処理が発
生した場合、その処理よりも優先して行う最低の処理時
間が決まる。このような入力ファイル11eにおいても
図5中下側に示すようなテキストファイル12eに変換
されて上位機器3に転送される。
【0032】図6に示すタイプ別データは、製造装置2
1に仕掛けるロットのタイプ別(品種別)に応じた製造
装置21の仕掛り時間を示す入力ファイル11eとなっ
ている。ここでは、例えばAtype〜Etypeの5
種類のタイプ別にそれぞれの仕掛り時間が入力されてい
る。なお、図4に示すロット依存型データと同様に各タ
イプのロットに対して同一の処理を連続して2回行う場
合には工程番号1および工程番号2の2つの欄を設けて
同一の入力ファイル11fに格納しておく。この入力フ
ァイル11fにおいても図6中下側に示すようなテキス
トファイル12fに変換されて上位機器3へ転送される
ことになる。
【0033】図7に示す生産計画型データは、各ロット
のタイプ毎で必要な作業に対する処理生産数を示した入
力ファイル11gとなっている。すなわち、例えばAt
ypeのロットに対しては3000個の生産計画数が設
定されており、1回目の工程である「開始運搬」〜「終
了運搬」までの作業では生産計画数と同様な3000個
の処理を行うことが示されている。また、Atypeの
ロットに対する2回目の工程である「開始運搬」〜「終
了運搬」までの作業では2000個の処理を行うことが
示されている。つまり、Atypeでは、製造装置21
における1回目の処理を生産計画数の全てに対して行
い、2回目の処理を生産計画数の2/3に対して行うよ
うになっている。
【0034】このように、生産計画型データには各作業
に対する処理個数のデータが入力されている。この入力
ファイル11gにおいても図7中下側に示すようなテキ
スト12gに変換されて上位機器3へ転送されることに
なる。
【0035】図3〜図7に示す入力ファイル11a〜1
1gはいずれも端末器2の図示しないディスプレイに例
えば表形式で表示され、分析者1が容易に入力および変
更を行えるようになっている。つまり、端末器2はこれ
だけの入力データを体系的に表示、編集、保存する機能
を備えており、分析者1によるデータの入力時間短縮や
作業性向上に寄与している。
【0036】人員配置決定を行う場合、分析者1は先ず
作業区分10側に設けられた端末器2を操作してこの入
力ファイル11a〜11gへのデータ入力およびデータ
保存を行う。なお、端末器2には過去に使用した入力フ
ァイル11a〜11gが保存されているため、分析者1
は似ているものを読み出してこれを編集することで新た
なデータ入力に基づく分析時間の短縮を図るようにして
もよい。
【0037】データの入力、変更処理1aの後、分析者
1がデータの転送処理2bを行うことで、入力ファイル
11a〜11gに対応するテキストデータ12a〜12
gが端末器2から上位機器3に転送される。そして、上
位機器3ではこのテキストデータ12a〜12gをシミ
ュレーションモデル生成部32にてシミュレーションモ
デルに変換し、シミュレータ31でシミュレーション実
行3bを行う。シミュレーションもでる生成部32で
は、端末器2から送られたテキストデータ12a〜12
gを読み込んで、これを所定のプログラム言語に組み込
んだシミュレーションモデルを出力している。
【0038】シミュレータ31は、シミュレーションモ
デル生成部32から送られたシミュレーションモデルを
実行(シミュレーション実行3b)し、作業者20の負
荷に関する生産シミュレーション結果を算出する。図8
は、シミュレーション結果の出力データの一例を示す図
である。すなわち、図8(a)ではロットのタイプ別に
応じた計算上の生産数量と達成率とから成る出力データ
を示している。例えば、Atypeでは、計画数量30
00個(図7参照)に対してシミュレーションの結果2
970個の生産が可能であり、その達成率が99.0%
であることを示している。
【0039】また、Btypeでは、計画数量2000
個(図7参照)に対してシミュレーションの結果198
4個の生産が可能であり、その達成率が99.2%であ
ることを示している。以下、他のタイプのロットにおい
ても同様にシミュレーションの結果による生産可能数量
とその達成率とが示される。
【0040】また、図8(b)では作業区分10内で仕
事をする作業者20に対する負荷人数と負荷率とから成
る出力データを示している。つまり、作業区分10内に
作業者20を15名(図3参照)配置した場合、その内
の実質的な稼働人数が6.0248名(全体の40.1
6%の人数)であることがシミュレーション結果から分
かることになる。
【0041】これらの出力データは端末器2の図示しな
いディスプレイに表示され、分析者1がこれを参照する
ことで人員配置決定における参考情報とする。すなわ
ち、分析者1はシミュレーションの結果によりロットの
タイプ別の生産数量および達成率と作業者20の負荷人
数および負荷率とを参考にしながらこの人員配置が適正
であるか否かを判断する。
【0042】例えば、図8(b)に示す作業者20の負
荷率が40.16%では低いと判断した場合には、分析
者1が図3に示す稼働環境データの入力ファイル11a
を端末器2で読み出してその作業者数を15名から14
名、13名…に減らし、上位機器3で再びシミュレーシ
ョンを行わせるようにする。そして、分析者1は作業者
数を減らした状態でのシミュレーション結果を端末器2
の図示しないディスプレイで参照する。
【0043】このシミュレーションの結果では、作業者
数を減らすことで作業者20の負荷率が上がることにな
るが生産数量の達成率低下を招くことになる。そこで、
分析者1は、作業者20の負荷率と生産数量の達成率と
のバランスを考慮した入力データの変更を行い、最適な
人員の負荷率および生産数量の達成率を算出し、これに
基づく人員の配置を決定することになる。
【0044】また、図4に示す入力ファイル11dと図
5に示す入力ファイル11eにはそれぞれ「ロス/正
規」のフラグが付されている。先に説明したように、
「ロス/正規」のフラグとは作業者20の作業項目にお
いてその作業が生産に直接関係のあるものであるか否か
を示す符号であり、例えば「1」が生産に直接関係ない
作業、「0」が生産に直接関係のある作業であることを
示している。
【0045】これらの入力ファイル11d、11eを用
いて分析者1は端末器2に対してロス分析1bを行うこ
とができる。すなわち、入力ファイル11d、11eに
おける全ての作業項目のうちの生産に直接関係のある作
業の割合いを端末器2にて算出することで作業者20の
行う作業に対する付加価値度合いが分かることになる。
【0046】分析者1は、この付加価値度合いを端末器
2のディスプレイで参照し、作業者20の作業に対する
付加価値度合いが低いと判断した場合には、入力データ
11d、11eから「ロス/正規」フラグが「1」とな
っている作業項目を端末器2の編集機能を用いてピック
アップする。そして、ロスとなっている作業項目の作業
時間等を検討し直してデータを変更したり、不要なもの
を削除して入力ファイル11d、11eの訂正を行う。
さらに、分析者1はこの訂正後の入力ファイル11d、
11eを用いて再び上位機器3にシミュレーションを行
わせ、その結果を端末器2にて参照する。これによっ
て、作業者20による作業の付加価値度合いと、負荷率
および生産数量の達成率とのバランスを考慮した的確な
人員配置を決定することができるようになる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の人員配置
決定支援方法によれば次のような効果がある。すなわ
ち、本発明の人員配置決定支援方法では作業区分側に設
けられた端末器を用いて分析者がデータを容易に入力で
きるとともに、ネットワークを介して上位機器にて計算
した疑似作業結果を端末器にて参照できるため、何度も
計算を行う場合であっても迅速な結果を人員配置を行う
べき作業区分側で得ることが可能となる。また、この作
業者の作業に対する付加価値度合いも参照することがで
き、分析者が経験のみに頼ることなく作業状況等に応じ
た細かい条件を考慮した適正な人員配置の決定を行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人員配置決定支援方法を説明する図で
ある。
【図2】支援システムの構成図である。
【図3】入力データを説明する図(その1)である。
【図4】入力データを説明する図(その2)である。
【図5】入力データを説明する図(その3)である。
【図6】入力データを説明する図(その4)である。
【図7】入力データを説明する図(その5)である。
【図8】出力データを説明する図で、(a)はその1、
(b)はその2である。
【符号の説明】
1 分析者 2 端末器 3 上位機器 4 ネットワーク 10 作業区分 20 作業者 21 製造装置 31 シミュレータ 32 シミュレーションモデル生成部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の処理を行う製造装置が配置された
    作業区分内にどのような負荷によって人員を配置するか
    を決定するための人員配置決定支援方法であって、 先ず、作業区分側に配置された端末器に前記人員の稼働
    状況に関するデータを入力して保存しておき、 次いで、前記人員の配置を行う分析者によって前記端末
    器に保存された前記データを読み出して所定のネットワ
    ークを介して作業区分外に配置された上位機器に転送
    し、 次に、転送された前記データを前記上位機器内に備えら
    れた疑似作業計算手段で使用するためのモデルデータに
    変換した後、該疑似作業計算手段によって該モデルデー
    タに基づいた前記作業区分内における人員の負荷に関す
    る疑似作業結果を求め、 その後、前記疑似作業結果を前記上位機器から前記ネッ
    トワークを介して前記端末器に転送して表示させ、 前記端末器の表示に基づき前記分析者による人員配置の
    決定を行うことを特徴とする人員配置決定支援方法。
  2. 【請求項2】 前記人員の稼働状況とともにその稼働が
    前記製造装置による生産に直接関係するものか否かのフ
    ラグを前記データに加えておき、 前記フラグに基づいた前記人員の稼働における付加価値
    度合いを前記端末器に表示させることを特徴とする請求
    項1記載の人員配置決定支援方法。
JP10769394A 1994-04-22 1994-04-22 人員配置決定支援方法 Pending JPH07296062A (ja)

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