JP2008190512A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ポンプ用モータの消費電量量を低減させられるようにし、経済的にエンジンの発電機の負荷を低減させることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る燃料供給装置は、燃料タンク内のリザーブ容器21内に燃料ポンプ23が設置されて、その燃料ポンプ23から吐出された燃料が調圧機構26で所定圧力に調圧されてエンジンに圧送される構成で、調圧機構26からリザーブ容器21内に戻される燃料の流れを利用して燃料タンク11内の燃料をリザーブ容器21内に汲み上げる燃料供給装置であって、リザーブ容器21内の燃料液面レベルが所定値以下になったときに、燃料ポンプ用モータ23mの出力を基準出力から増加させて、調圧機構26から戻される燃料流量を増加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内に設けられたリザーブ容器内に燃料ポンプが設置されており、前記リザーブ容器内に溜められた燃料が前記燃料ポンプに吸引され、その燃料ポンプから吐出された燃料が調圧機構で所定圧力に調圧されてエンジンに圧送される構成で、前記調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料の流れを利用して前記燃料タンク内の燃料を前記リザーブ容器内に汲み上げる燃料供給装置に関する。
これに関連する従来の燃料供給装置が特許文献1に記載されている。
前記燃料供給装置は、燃料タンク内に設けられたリザーブ容器と、そのリザーブ容器内に設けられた燃料ポンプと、その燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を所定圧力に調圧する調圧機構と、前記調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料の流れを利用して前記燃料タンク内の燃料を前記リザーブ容器内に汲み上げるジェットポンプとを有している。即ち、前記燃料ポンプは、前記ジェットポンプにより燃料タンクから前記リザーブ容器内に汲み上げられた燃料をエンジンに圧送できるように構成されている。
前記燃料供給装置の場合、燃料ポンプ用モータは一定出力で駆動され、エンジンの負荷が大きい場合でも必要な量の燃料を圧送可能で、かつ前記リザーブ容器内に必要な量の燃料を汲み上げ可能に構成されている。
このため、エンジンの負荷が小さい状態では、調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料流量が大きくなり、燃料タンクから多量の燃料がリザーブ容器内に汲み上げられる。このため、前記リザーブ容器から溢れた燃料が再び燃料タンク内に戻されるようなこともあり、燃料ポンプの仕事が有効に利用されないという問題がある。
これに対し、燃料ポンプ用モータをオンオフ制御可能に構成して、前記モータの消費電力量を抑えるようにした燃料供給装置が特許文献2(図8)に示されている。
前記燃料供給装置は、燃料ポンプ101から吐出される燃料を燃料蓄圧器103に貯え、その燃料蓄圧器103内の燃料をエンジンに圧送できるように構成されている。即ち、燃料蓄圧器103の底壁はダイアフラム104により構成されており、そのダイアフラム104がバネ105により上方向の押圧力を受けている。そして、燃料ポンプ101から吐出される燃料が燃料蓄圧器103に供給されると、ダイアフラム104がバネ105の力に抗して押し下げられ、燃料が燃料蓄圧器103に貯えられる。燃料が燃料蓄圧室103に満杯まで貯えられると、調整素子106sがスイッチ106rに接触してオフスイッチが入り、燃料ポンプ用モータ101mが停止する。これにより、燃料蓄圧室103内の燃料がバネ105の力を利用してエンジンに圧送される。そして、燃料蓄圧室103からエンジンに対し予め算出された量の燃料が圧送されると再び燃料ポンプ用モータ101mが駆動されて、燃料が燃料蓄圧器103に貯えられる。このように、燃料ポンプ用モータ101mを一時的に停止させることができるため、燃料ポンプ用モータ101mの消費電力量を抑えることができる。
特開2004−324611号 特表2001−520724号
しかし、図8に示す燃料供給装置の場合、燃料の圧送量を算出する構成のため、運転の安全を考慮して前記圧送量の算出精度を高める必要があり、コストが高くなる。さらに、バネ105の力を利用して燃料をエンジンに圧送する構成のため、燃料圧力が許容低限圧力よりも低下しないように制御することが必要になり、その制御が複雑になる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、比較的簡単な構成で燃料ポンプ用モータの消費電量量を低減させられるようにして、経済的にエンジンの発電機の負荷を低減させることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、燃料タンク内に設けられたリザーブ容器内に燃料ポンプが設置されており、前記リザーブ容器内に溜められた燃料が前記燃料ポンプに吸引され、その燃料ポンプから吐出された燃料が調圧機構で所定圧力に調圧されてエンジンに圧送される構成で、前記調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料の流れを利用して前記燃料タンク内の燃料を前記リザーブ容器内に汲み上げる燃料供給装置であって、前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下となったことを検出する燃料液面レベル検知手段と、前記燃料液面レベル検知手段により前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されたときに、燃料ポンプ用モータの出力を基準出力から増加させて、前記調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料流量を増加させるモータ制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によると、リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されたとき、即ち、リザーブ容器内の燃料が少なくなったときに、燃料ポンプ用モータの出力を基準出力から増加させて、調圧機構から戻される燃料流量を増加させる。これにより、燃料タンク内からリザーブ容器内に汲み上げられる燃料流量が増加して、リザーブ容器内に燃料が溜められようになる。
即ち、リザーブ容器内の燃料が少なくなったときにのみ燃料ポンプ用モータの出力を増加させて燃料の汲み上げ量を増加させる構成のため、エンジンの負荷が小さいときに、リザーブ容器内に汲み上げられた燃料が溢れて燃料タンクに戻されるような不具合がない。このように、燃料タンクからリザーブ容器内への燃料の汲み上げを必要最小限にできるため、燃料の汲み上げに要する燃料ポンプの仕事量が減少し、燃料ポンプ用モータの消費電力量を抑えることができる。さらに、燃料ポンプ用モータの出力を調整する構成のため制御が複雑化しない。
請求項2の発明によると、前記モータ制御手段は、リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値を超えて予め決められたレベルまで上昇したことが検知されたときに、燃料ポンプ用モータの出力を基準出力まで減少させることを特徴とする。
このため、リザーブ容器から燃料が溢れて燃料タンクに戻されるような不具合を確実に防止できる。
請求項3の発明によると、モータ制御手段は、燃料液面レベル検知手段によりリザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されて、燃料ポンプ用モータの出力を基準出力から増加させた時から所定時間経過後に、燃料液面レベルが予め決められたレベルまで上昇したと判定して、前記燃料ポンプ用モータの出力を基準出力まで減少させることを特徴とする。
請求項4の発明によると、燃料ポンプ用モータの基準出力をエンジンの負荷変動に対応して変動させられるように構成されていることを特徴とする。
このため、燃料ポンプ用モータの基準出力をエンジンの負荷に基づいて必要最小限の値に設定できる。ここで、エンジンの負荷は、スロットルバルブ開度やエンジンの回転数、冷却水温度等に基づいて求められる。
請求項5の発明は、燃料タンク内に設けられたリザーブ容器内に燃料ポンプが設置されており、前記リザーブ容器内に溜められた燃料が前記燃料ポンプに吸引され、その燃料ポンプから吐出された燃料が調圧機構で所定圧力に調圧されてエンジンに圧送される構成で、前記調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料の流れを利用して前記燃料タンク内の燃料を前記リザーブ容器内に汲み上げる燃料供給装置であって、リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下となったことを検出する燃料液面レベル検知手段と、前記燃料液面レベル検知手段により前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されたときに、燃料ポンプ用モータを駆動させ、前記燃料液面レベルが所定値を超えて予め決められたレベルまで上昇したときに、前記燃料ポンプ用モータを停止させるモータ制御手段とを有し、前記モータ制御手段は、前記燃料ポンプ用モータが停止している状態で、前記エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したときに前記燃料ポンプ用モータを駆動させられるように構成されていることを特徴とする。
本発明によると、モータ制御手段は、燃料液面レベル検知手段によりリザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されたときに、燃料ポンプ用モータを駆動させ、前記燃料液面レベルが所定値を超えて予め決められたレベルまで上昇したときに、前記燃料ポンプ用モータを停止させる。このため、燃料ポンプ用モータの消費電力量を抑えることができる。
また、モータ制御手段は、燃料ポンプ用モータが停止している状態で、エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したときに燃料ポンプ用モータを駆動可能に構成されている。このため、燃料圧力が許容低限圧力よりも低下することがなく、エンジンの駆動に支障が生じない。
請求項6の発明によると、モータ制御手段は、燃料ポンプ用モータが停止したときから設定時間経過後に、エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したと判定して、前記燃料ポンプ用モータを駆動させる構成であることを特徴とする。
請求項7の発明によると、モータ制御手段は、エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したことを圧力検出手段で検知したときに、前記燃料ポンプ用モータを駆動させる構成であることを特徴とする。
このため、燃料圧力が許容低限圧力まで低下したこと確実に検知できる。
請求項8の発明によると、モータ制御手段は、燃料液面レベル検知手段により前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されて、燃料ポンプ用モータを駆動させた時から所定時間経過後に、前記燃料液面レベルが予め決められたレベルまで上昇したと判定して、前記燃料ポンプ用モータを停止させることを特徴とする。
請求項9の発明によると、燃料ポンプ用モータの出力をエンジンの負荷変動に対応して変動させられるように構成されていることを特徴とする。
このため、燃料ポンプ用モータの出力をエンジンの負荷に基づいて必要最小限の値に設定できる。
本発明によると、比較的簡単な構成で、燃料ポンプ用モータの消費電量量を低減させられるため、経済的にエンジンの発電機の負荷を低減させることができる。
(実施形態1)
以下、図1から図5に基づいて本発明の実施形態1に係る燃料供給装置の説明を行う。本実施形態に係る燃料供給装置は、主として自動車等の車両に搭載される燃料タンクに装着される燃料供給装置であり、図1は本実施形態に係る燃料供給装置の全体概略図である。また、図2は燃料供給装置のコントローラの配線ブロック図、図3は燃料供給装置のリザーブ容器及び燃料ポンプ等の側面図である。図4は図3のIV-IV矢視図、図5はジェットポンプの縦断面図である。
<燃料供給装置10の概要について>
燃料供給装置10は、図1に示すように、燃料タンク11内の燃料をエンジンのインジェクタ5まで所定圧力で圧送する装置である。燃料供給装置10は、燃料タンク11内に設置されたタンク内収納部20と、燃料タンク11の上部開口13を塞ぐ蓋状の閉鎖部材30(以下、蓋フランジ部30という)とから構成されている。
ここで、燃料タンク11は、ほぼ中央にプロペラシャフトを迂回するための盛り上がり部分11tを備える鞍型燃料タンクであり、その盛り上がり部分11tの両側に主室11mと副室11sとが設けられている。そして、前記タンク内収納部20が燃料タンク11の主室11m内に設置されている。なお、図1では、紙面の関係で副室11sを左右方向において縮小して記載している。
前記タンク内収納部20は、燃料タンク11内の底部に設置された上部開放型のリザーブ容器21と、そのリザーブ容器21内に収納された燃料ポンプ23、吸入フィルタ24f、高圧フィルタ25、圧力レギュレータ26と、燃料タンク11内の燃料をリザーブ容器21に汲み上げるジェットポンプ60とを備えている。
燃料ポンプ23は、燃料を吸入し、かつ加圧して吐出するインペラ式のポンプ部23pと、そのポンプ部23pを駆動させるモータ部23mとを備えるモータ一体型ポンプである。
燃料ポンプ23の燃料吸引口23e(図3参照)には、リザーブ容器21内の燃料を濾過する吸入フィルタ24fが取付けられている。燃料吸引口23eから吸入フィルタ24fを介してポンプ部23p内に吸入された燃料はインペラ(図示省略)の回転により流路溝(図示省略)内で加圧され、モータ部23m内に吐出される。そして、モータ部23m内に吐出された燃料はそのモータ部23m内を冷却するとともに、回転部位の潤滑及び洗浄を行い、上端に設けられたポンプ吐出口23uから吐出される。ポンプ吐出口23uから吐出された燃料は出側パイプ24によって高圧フィルタ25まで導かれ、その高圧フィルタ25によって燃料中のモータ異物等が捕捉される。高圧フィルタ25を通過した燃料は、圧力レギュレータ26によって所定圧力に調整された後、タンク外燃料供給管7、デリバリパイプ8を介して各々のインジェクタ5に導かれ、各インジェクタ5からエンジンの燃焼室(図示省略)内に噴射される。
即ち、前記モータ部23mが本発明の燃料ポンプ用モータに相当する。
また、リザーブ容器21の底部には、そのリザーブ容器21内の燃料液面レベルが所定値より減少したことを検知するサーミスタ28が設置されている。サーミスタ28は抵抗値の変化により温度を検出する素子であり、例えば、燃料に浸かって温度が低い場合に抵抗値が大きく、燃料から露出して温度が高くなると抵抗値が小さくなる。したがって、前記サーミスタ28の抵抗値が予め決められた値よりも小さくなったときにリザーブ容器21内の燃料液面レベルが所定値より減少したことを検知できるようになる。
<圧力レギュレータ26について>
圧力レギュレータ26は、燃料ポンプ23から吐出された燃料を所定圧力に調整し、余剰燃料をリザーブ容器21内に戻す機器であり、図1に示すように、制御圧室26cと、燃料調圧室26pと、両室26c,26pを仕切るダイアフラム26dと、前記ダイアフラム26dの変位により、燃料調圧室26p内の燃料をリザーブ容器21に逃がす弁本体(図示省略)とを備えている。そして、前記燃料調圧室26pがタンク外燃料供給管7と連通している。また、制御圧室26c内にはバネ26sが収納されており、そのバネ26sがダイアフラム26dを燃料調圧室26p側(図1において下側)に押圧するように付勢されている。そして、前記ダイアフラム26dが前記バネ26sの力で燃料調圧室26p側(図1において下側)に撓むことで、前記弁本体が流路を絞る位置に保持される。
上記構成により、タンク外燃料供給管7及びこれと連通する燃料調圧室26p内の燃料圧力がバネ26sの力に基づく設定圧力よりも高くなると、ダイアフラム26dがバネ26sの力に抗して制御圧室26c側(図1において上側)に撓み弁本体の流路面積が大きくなる。これにより、通路抵抗が減少し、燃料調圧室26p内の燃料圧力及びタンク外燃料供給管7内の燃料圧力が設定圧力まで低下する。
また、タンク外燃料供給管7及び燃料調圧室26p内の燃料圧力がバネ26sの力に対応する設定圧力よりも低くなると、ダイアフラム26dがバネ26sの力で燃料調圧室26p側(図1において下側)に撓み、前記弁本体の流路が絞られる。これにより、通路抵抗が増加し、タンク外燃料供給管7及び燃料調圧室26p内の燃料圧力が設定圧力まで上昇する。
即ち、圧力レギュレータ26が本発明の調圧機構に相当する。
<ジェットポンプ60について>
ジェットポンプ60は、圧力レギュレータ26の燃料調圧室26pから弁本体を通ってリザーブ容器21に戻される燃料の流れを利用して、燃料タンク11の主室11mと副室11sの燃料をリザーブ容器21に汲み上げるポンプである。ジェットポンプ60は、図1、図5に示すように、副室11s内の燃料を汲み上げる第1ポンプ部61と、主室11m内の燃料を汲み上げる第2ポンプ部62とを備えており、両ポンプ部61,62が直列に接続されて一体化されている。ここで、図5は、ジェットポンプ60の詳細縦断面図である。
第1ポンプ部61は、図5に示すように、略T字形の流路64rを備えるポンプ本体64を備えており、そのポンプ本体64の側面ポート64pが戻り配管26rを介して圧力レギュレータ26の燃料調圧室26pと連通している。また、ポンプ本体64の先端部(下端部)には、流路を絞って燃料の流速を高めるベンチュリ64fが設けられている。さらに、ポンプ本体64の上端部には、設定圧以上に燃料圧力が上昇しないようにするリリーフ弁63が設けられている。ポンプ本体64の先端側は、管状ハウジング65の上部受け口65uに同軸の状態で挿入接続されている。
管状ハウジング65は、拡径した上部受け口65uと下部受け口65dと備えており、両受け口65u,65dが小径の中間流路65mを介して相互に同軸に保持された状態で連通している。管状ハウジング65の上部受け口65uには、前記ポンプ本体64のベンチュリ64fが空間Sを介した状態で同軸に収納されており、前記空間Sの位置にL形ポート61pの基端部が接続されている。そして、L形ポート61pの先端に燃料タンク11の副室11sと連通する燃料供給管61sが接続されている。これにより、圧力レギュレータ26の燃料調圧室26pから戻された燃料がポンプ本体64のベンチュリ64fから放出されて管状ハウジング65の中間流路65mに向かって下方に流れると、前記燃料の流れによりベンチュリ64fの周囲の空間Sが負圧になり、燃料タンク11の副室11s内の燃料が燃料供給管61sを通って第1ポンプ部61の空間Sに吸引される。そして、副室11sから吸引された燃料とベンチュリ64fから放出された燃料とが合流し、それらの燃料が中間流路65mを通って後記する第2ポンプ部62に供給される。
管状ハウジング65の下部受け口65dには、第2ポンプ部62におけるポンプケース66の上部ポート66pが同軸の状態で挿入接続されている。そして、管状ハウジング65の下部受け口65dとポンプケース66の上部ポート66pとの間がオーリング67によってシールされている。ポンプケース66には、上部ポート66pの流路66rと直角に連通する横受け口66uが設けられており、その横受け口66uに第2ポンプ部62のポンプ本体68が挿入接続されている。ポンプ本体68は、略円筒状に形成されて、先端部にベンチュリ68fが設けられており、基端部がプラグ69によって閉鎖されている。さらに、ポンプ本体68の側面には、そのポンプ本体68内の流路68rとポンプケース66の上部ポート66pの流路66rとを連通させる開口68hが形成されている。
ポンプケース66の横受け口66uには、ポンプ本体68のベンチュリ68fが空間Sを介した状態で同軸に収納されており、その空間Sが横受け口66uの下側に形成された開口66hを介して燃料タンク11の主室11mと連通している。また、横受け口66uの開口Sは、ベンチュリ68fと同軸に形成された横通路66yを介して連絡縦管66zと連通しており、その連絡縦管66zがリザーブ容器21に接続されている。
これにより、燃料が管状ハウジング65の中間流路65mから第2ポンプ部62に供給されると、その燃料がポンプケース66の上部ポート66pから開口66hを介してポンプ本体68に流入し、そのポンプ本体68のベンチュリ68fから放出される。そして、横通路66yから連絡縦管66zを介してリザーブ容器21に流入する。これにより、ベンチュリ68fの周囲の空間Sが負圧になり、燃料タンク11の主室11m内の燃料が開口66hからポンプケース66(第2ポンプ部62)内に吸引される。そして、主室11m内から吸引された燃料がベンチュリ68fから放出された燃料と合流し、それらの燃料が横通路66y、連絡縦管66zを介してリザーブ容器21に供給される。
上記構成により、圧力レギュレータ26の燃料調圧室26pからジェットポンプ60に供給される燃料流量が増加すると、前記燃料流量の増加に伴って燃料タンク11の主室11m及び副室11sから汲み上げられる燃料流量が増加するようになる。
<蓋フランジ部30について>
蓋フランジ部30は樹脂を主体にして形成されており、図3、図4に示すように、燃料タンク11の上部開口13を塞ぐ蓋状のフランジ本体部32と、燃料ポンプ23のモータ駆動用のコントローラ50が収納されるコントローラ収納部40とから構成されている。ここで、図4は、図3のIV-IV矢視側面図である。
フランジ本体部32は、円盤状に形成されており、そのフランジ本体部32の下面に燃料タンク11の上部開口13に嵌め込まれる円筒状の位置決め突起32tが形成されている。さらに、フランジ本体部32の位置決め突起32tの周縁には、燃料タンク11の上部開口13の周縁を表側から押さえる周縁押さえ部32pが形成されている。
コントローラ収納部40は、図3に示すように、蓋フランジ部30の周縁部寄りに設けられており、フランジ本体部32を表裏方向に貫通するように形成されている。
コントローラ収納部40は、蓋付の有低筒形容器であり、図3に示すように、フランジ本体部32の表側に位置する表側突出部41と、そのフランジ本体部32の裏側に位置するタンク内突出部43とから構成されている。そして、コントローラ収納部40の表側突出部41がフランジ本体部32と樹脂により一体成形されている。さらに、表側突出部41の外側面には、後記するコントローラ50の電気コネクタ52が設けられている。また、コントローラ収納部40の表側突出部41の上端には、そのコントローラ収納部40内にコントローラ50を収納するための開口41kが形成されており、その開口41kが樹脂カバー44によって塞がれるようになっている。
コントローラ収納部40のタンク内突出部43は、導電性の金属により有低筒形のハウジング状に形成されて、その上端周縁が表側突出部41及びフランジ本体部32を形成する樹脂壁に埋め込まれている。
<コントローラ50について>
コントローラ50は、図2に示すように、コントローラ収納部40の電気コネクタ52がエンジンコントロールユニットECU(以下、ECUという)側の電気コネクタCNと接続されることにより、前記ECUと電気的に接続される。コントローラ50は、ECUからの信号Sgに基づいてICチップ55に設けられたスイッチング素子(図示省略)を動作させる。そして、スイッチング素子の動作により、燃料ポンプ23のモータ部23mに印加される電圧(バッテリ電圧Vb)がオンオフしてパルス状に変化する。したがって、ECUからの信号Sgに基づいてパルス幅等を調節することで、燃料ポンプ23のモータ部23mに印加される平均電圧Vavが変化し、モータ部23mの出力、即ち、燃料ポンプ23の出力が制御される。ここで、図2における電圧Vbは、ICチップ55の前記スイッチング素子に加えられるバッテリ電圧(電源電圧)、及びECUの電源電圧を表している。
また、コントローラ50の電源線Pには、ICチップ55で発生したノイズを吸収して、ECU側への流出を抑制するためのフィルタ回路56が設けられている。フィルタ回路56はチョークコイル56tとコンデンサ56cとから構成されており、ICチップ55と共にコントローラ50の回路基板57に取付けられている(図3参照)。なお、図中の符号Eは、回路基板57のアース端子を表している。
さらに、ICチップ55には、前記モータ部23mの回転速度を計測する手段が設けられており、そのモータ部23mの回転速度信号Fがコントローラ50からECUにフィードバックされるようになっている。
また、リザーブ容器21内に設けられたサーミスタ28の信号がECUに入力されるようになっている。
<燃料供給装置10の動作について>
次に、本実施形態に係る燃料供給装置10の動作について説明する。
先ず、ECUからの信号に基づいてコントローラ50が動作して、そのコントローラ50によってモータ部23mの電圧が制御され、モータ部23mが基準出力で駆動される。これにより、燃料ポンプ23がエンジンの負荷に対応した基準出力で駆動される。ここで、エンジンの負荷は、スロットルバルブ開度やエンジンの回転数、冷却水温度等に基づいて求められる。
燃料ポンプ23が駆動されると、リザーブ容器21内の燃料が吸入フィルタ24fを介して燃料ポンプ23に吸入され、その燃料ポンプ23により加圧されて吐出される。燃料ポンプ23から吐出された燃料は、高圧フィルタ25でろ過された後、圧力レギュレータ26で調圧されて、タンク外燃料供給管7、デリバリパイプ8を介して各インジェクタ5に導かれ、各インジェクタ5からエンジンの燃焼室内に噴射される。
また、燃料ポンプ23から吐出された燃料を圧力レギュレータ26で調圧する際に、その圧力レギュレータ26の燃料調圧室26pから弁本体を介して排出される燃料が戻り配管26rによってジェットポンプ60に供給される。
ジェットポンプ60では、圧力レギュレータ26から供給された燃料が第1ポンプ部61のベンチュリ64fから管状ハウジング65の中間流路65mに向かって下方に放出される。これにより、ベンチュリ64fの周囲の空間Sが負圧になって、燃料タンク11の副室11s内の燃料が燃料供給管61s、L形ポート61pを介して吸引される。そして、副室11sから吸引された燃料とベンチュリ64fから放出された燃料とが合流し、それらの燃料が管状ハウジング65の中間流路65mを介して第2ポンプ部62に供給される。
第2ポンプ部62に供給された燃料はベンチュリ68fから横通路66yに向かって横方向に放出される。これにより、ベンチュリ68fの周囲の空間Sが負圧になって、燃料タンク11の主室11m内の燃料が第2ポンプ部62の開口66hから吸引される。そして、主室11mから吸引された燃料とベンチュリ68fから放出された燃料とが合流し、これらの燃料が横通路66y、連絡縦管66zを介してリザーブ容器21に供給される。即ち、圧力レギュレータ26からリザーブ容器21に戻される燃料の流れを利用して燃料タンク11の主室11mと副室11sの燃料がジェットポンプ60によりリザーブ容器21に汲み上げられる。
ここで、燃料ポンプ23からエンジンに圧送される燃料量が前記ジェットポンプ60でリザーブ容器21に汲み上げられる燃料量よりも多くなると、リザーブ容器21内の燃料液面レベルが低下する。そして、リザーブ容器21内の燃料液面レベルが所定値以下になって、サーミスタ28が燃料から露出するとそのサーミスタ28の温度が上昇して抵抗値が予め決められた値よりも小さくなる。これにより、リザーブ容器21の液面レベル低下が検知され、その信号がECUに入力される。
ECUは、サーミスタ28の液面レベル低下信号を受けて燃料ポンプ23のモータ部23mの出力が基準出力から予め決められた値だけ増加するように、コントローラ50に対して信号を出力する。これにより、コントローラ50は、モータ部23mの出力が一定量増加するように、モータ部23mの電圧を上昇させる。
これにより、燃料ポンプ23から吐出される燃料流量が増加し、圧力レギュレータ26からリザーブ容器21に戻される燃料流量が増加する。この結果、燃料タンク11の主室11mと副室11sからジェットポンプ60でリザーブ容器21に汲み上げられる燃料量が増加する。これにより、リザーブ容器21の液面レベルが上昇する。
ECUは、液面レベル低下信号を受けた時から所定時間だけ燃料ポンプ23のモータ部23mの出力を基準出力から予め決められた値だけ増加させる。ここで、前記所定時間は、リザーブ容器21の液面レベルが上限レベルを超えないような時間に設定されている。そして、前記所定時間が経過すると、燃料ポンプ23のモータ部23mの出力を基準出力まで低下させる。
なお、モータ部23mの出力を所定時間経過後に基準出力まで低下させる代わりに、リザーブ容器21の上限位置にサーミスタ等を設け、前記サーミスタが液面レベル上限信号を出力した時にモータ部23mの出力を基準出力に戻す構成でも可能である。
即ち、前記サーミスタ28が本発明の燃料液面レベル検知手段に相当し、ECU及びコントローラ50が本発明のモータ制御手段に相当する。
<本実施形態に係る燃料供給装置10の長所について>
本実施形態に係る燃料供給装置10によると、リザーブ容器21内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されたとき、即ち、リザーブ容器21内の燃料が少なくなったときに、燃料ポンプ23のモータ部23mの出力を基準出力から増加させて、圧力レギュレータ26から戻される燃料流量を増加させる。これにより、燃料タンク11内からリザーブ容器21内に汲み上げられる燃料流量が増加して、リザーブ容器21内に燃料が溜められようになる。
即ち、リザーブ容器21内の燃料が少なくなったときにのみ燃料ポンプ23のモータ部23mの出力を増加させて燃料の汲み上げ量を増加させる構成のため、エンジンの負荷が小さいときに、リザーブ容器21内に汲み上げられた燃料が溢れて燃料タンク11に戻されるような不具合がない。このように、燃料タンク11からリザーブ容器21内への燃料の汲み上げを必要最小限にできるため、燃料の汲み上げに要する燃料ポンプ23の仕事量が減少し、モータ部23mの消費電力量を抑えることができる。さらに、モータ部23mの出力を調整する構成のため制御が複雑化しない。
また、燃料ポンプ23のモータ部23mの基準出力をエンジンの負荷変動に対応して変動させるため、前記モータ部23mの基準出力をエンジンの負荷に基づいて必要最小限の値に設定できる。
したがって、エンジンの発電機の負荷を低減させることができ、車両の燃費向上を図ることができる。
(実施形態2)
以下、図6、図7に基づいて本発明の実施形態2に係る燃料供給装置の説明を行う。なお、実施形態1で説明した部材と同一部材については、同一番号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る燃料供給装置は、リザーブ容器21内の燃料液面レベルが所定値以下になったとき(液面レベル低下信号を受けたとき)、あるいはエンジンに圧送される燃料の圧力が許容低限圧力まで低下したときに燃料ポンプ23を駆動させ、リザーブ容器21内の燃料液面レベルが、例えば、上限位置まで到達したときに燃料ポンプ23を停止させるようにしたものである。
このため、本実施形態に係る燃料供給装置では、図6に示すように、タンク外燃料供給管7と連通する位置に、燃料の圧力が許容低限圧力まで低下したときに動作する圧力スイッチ71が取付けられている。前記圧力スイッチ71の動作信号はECUに入力される。
ECUは、液面レベル低下信号を受けたとき、あるいは圧力スイッチ71の動作信号を受けたときに、燃料ポンプ23の駆動信号をコントローラ50に出力する。また、リザーブ容器21内の燃料液面レベルが上限位置まで上昇したときに燃料ポンプ23の停止信号をコントローラ50に出力する。
ここで、リザーブ容器21内の燃料液面レベルの上限位置は、例えば、実施形態1で説明したサーミタ等を上限位置に設置して実際に検知しても良いし、液面レベル低下信号を受けた時からの燃料ポンプ23の駆動時間に基づいて、液面レベルを推定する方法でも良い。
また、圧力スイッチ71で燃料圧力が許容低限圧力まで低下したことを検知する方法の代わりに、燃料ポンプ23の停止時間から燃料圧力が許容低限圧力まで低下したと推定する方法でも可能である。
次に、図7に基づいて本実施形態に係る燃料供給装置の動作について説明する。ここで、図7はリザーブ容器21内の燃料液面レベルの変化と時間との関係を表した模式図である。なお、図7では、燃料ポンプ23の停止時間(T1)から燃料圧力が許容低限圧力まで低下したと推定する方法を利用している。
先ず、サーミスタ28により、リザーブ容器21の液面レベル低下が検知され、その信号がECUに入力されると、ECUは、前記液面レベル低下信号を受けて燃料ポンプ23のモータ部23mを駆動するように、コントローラ50に対して信号を出力する。これにより、コントローラ50は、モータ部23mが予め決められた出力で駆動するように、モータ部23mの電圧を設定する。
燃料ポンプ23から吐出された燃料は、前述のように、高圧フィルタ25でろ過された後、圧力レギュレータ26で調圧されて、タンク外燃料供給管7、デリバリパイプ8を介して各インジェクタ5に導かれ、各インジェクタ5からエンジンの燃焼室内に噴射される。
また、圧力レギュレータ26の燃料調圧室26pから弁本体を介して排出される燃料は戻り配管26rによってジェットポンプ60に供給される。そして、圧力レギュレータ26からジェットポンプ60に供給された燃料と、ジェットポンプ60により燃料タンク11から汲み上げられた燃料とが合流し、それらの燃料がリザーブ容器21に供給される。そして、リザーブ容器21の燃料液面レベルが上昇して上限位置まで到達すると、ECUは燃料ポンプ23のモータ部23mを停止するように、コントローラ50に対して信号を出力する。
燃料ポンプ23が停止すると、インジェクタ5はデリバリパイプ8及びタンク外燃料供給管7等内の燃料蓄圧で燃料を噴射する。これにより、デリバリパイプ8及びタンク外燃料供給管7内の燃料圧力は徐々に低下する。そして、燃料ポンプ23が停止してから一定時間T1後、ECUは燃料ポンプ23のモータ部23mを駆動するように、コントローラ50に対して信号を出力する。これによって、燃料ポンプ23が動作してリザーブ容器21の燃料がエンジンに圧送され、デリバリパイプ8及びタンク外燃料供給管7内の燃料圧力が圧力レギュレータ26の設定圧力まで上昇する。このとき、リザーブ容器21の燃料液面レベルが一時的に低下するが、ジェットポンプ60により燃料タンク11内の燃料がリザーブ容器21に汲み上げられるため、燃料液面レベルは再び上昇する。そして、リザーブ容器21の燃料液面レベルが上限位置まで上昇すると、ECUは燃料ポンプ23のモータ部23mを停止するように、コントローラ50に対して信号を出力する。
このように、燃料ポンプ23の駆動、停止が繰り返されて、エンジンの運転が行われる。
このように、本実施形態に係る燃料供給装置では、リザーブ容器21内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されたときに、燃料ポンプ32を駆動させ、前記燃料液面レベルが上限位置まで到達したときに、燃料ポンプ32を停止させる。このため、燃料ポンプ32のモータ部32mの消費電力量を抑えることができる。
また、燃料ポンプ32が停止している状態で、エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したときに、燃料ポンプ32を駆動可能に構成されている。このため、燃料圧力が許容低限圧力よりも低下することがなく、エンジンの駆動に支障が生じない。
なお、燃料ポンプ32が停止したときから所定時間T1経過後に、エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したと推定する例を示したが、圧力スイッチ71により燃料圧力が許容低限圧力まで低下したことを検知する構成と併用すれば信頼性が向上する。
即ち、圧力スイッチ71が本発明の圧力検出手段に相当する。
<変更例>
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、実施形態1、2では、主室11mと副室11sとから構成される鞍型の燃料タンク11に使用される燃料供給装置10を例示したが、鞍型でない燃料タンクに本発明を適用することも可能である。
また、サーミスタ28によりリザーブ容器21内の燃料液面レベルを検知する例を示したが、サーミスタ28以外のレベルスイッチ、例えば、フロート式、静電容量式等のレベルスイッチを使用することも可能である。
また、実施形態1において燃料ポンプ32のモータ部32mの基準出力をエンジンの負荷に基づいて変化させる例を示したが、基準出力を必要最小限の一定出力とすることも可能である。
また、実施形態1、2では、ECUからの信号に基づいてコントローラ50がモータ部23mを制御する例を示したが、コントローラ50にECUに相当するCPUを装着することも可能である。
また、実施形態2では、燃料液面レベルが上限位置まで到達したときに燃料ポンプ32を停止させる例を示したが、上限位置以外の予め決められた位置であっても良い。
また、実施形態1、2では、モータ部23mとポンプ部23pとが一体式の燃料ポンプ32を例示したがモータ部23mとポンプ部23pとが別体式でも良い。
本発明の実施形態1に係る燃料供給装置の全体概略図である。 燃料供給装置のコントローラの配線ブロック図である。 燃料供給装置のリザーブ容器及び燃料ポンプ等の側面図である。 図3のIV-IV矢視図である。 ジェットポンプの縦断面図である。 本発明の実施形態2係る燃料供給装置の全体概略図である。 燃料供給装置のリザーブ容器の燃料液面レベルと燃料ポンプの動作との関係を表すグラフである。 従来の燃料供給装置を表す側面模式図である。
符号の説明
11 燃料タンク
21 リザーブ容器
23 燃料ポンプ
23m モータ部(燃料ポンプ用モータ)
26 圧力レギュレータ(調圧機構)
28 サーミスタ(燃料レベル検知手段)
50 コントローラ(モータ制御手段)
ECU エンジンコントロールユニット(モータ制御手段)
60 ジェットポンプ
61 第1ポンプ部
62 第2ポンプ部
71 圧力スイッチ(圧力検出手段)

Claims (9)

  1. 燃料タンク内に設けられたリザーブ容器内に燃料ポンプが設置されており、前記リザーブ容器内に溜められた燃料が前記燃料ポンプに吸引され、その燃料ポンプから吐出された燃料が調圧機構で所定圧力に調圧されてエンジンに圧送される構成で、前記調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料の流れを利用して前記燃料タンク内の燃料を前記リザーブ容器内に汲み上げる燃料供給装置であって、
    前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下となったことを検出する燃料液面レベル検知手段と、
    前記燃料液面レベル検知手段により前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されたときに、燃料ポンプ用モータの出力を基準出力から増加させて、前記調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料流量を増加させるモータ制御手段と、
    を有することを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載された燃料供給装置であって、
    前記モータ制御手段は、前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値を超えて予め決められたレベルまで上昇したことが検知されたときに、燃料ポンプ用モータの出力を基準出力まで減少させることを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項1に記載された燃料供給装置であって、
    前記モータ制御手段は、前記燃料液面レベル検知手段により前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されて、燃料ポンプ用モータの出力を基準出力から増加させた時から所定時間経過後に、前記燃料液面レベルが予め決められたレベルまで上昇したと判定して、前記燃料ポンプ用モータの出力を基準出力まで減少させることを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプ用モータの基準出力をエンジンの負荷変動に対応して変動させられるように構成されていることを特徴とする燃料供給装置。
  5. 燃料タンク内に設けられたリザーブ容器内に燃料ポンプが設置されており、前記リザーブ容器内に溜められた燃料が前記燃料ポンプに吸引され、その燃料ポンプから吐出された燃料が調圧機構で所定圧力に調圧されてエンジンに圧送される構成で、前記調圧機構から前記リザーブ容器内に戻される燃料の流れを利用して前記燃料タンク内の燃料を前記リザーブ容器内に汲み上げる燃料供給装置であって、
    リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下となったことを検出する燃料液面レベル検知手段と、
    前記燃料液面レベル検知手段により前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されたときに、燃料ポンプ用モータを駆動させ、前記燃料液面レベルが所定値を超えて予め決められたレベルまで上昇したときに、前記燃料ポンプ用モータを停止させるモータ制御手段とを有し、
    前記モータ制御手段は、前記燃料ポンプ用モータが停止している状態で、前記エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したときに前記燃料ポンプ用モータを駆動させられるように構成されていることを特徴とする燃料供給装置。
  6. 請求項5に記載された燃料供給装置であって、
    前記モータ制御手段は、前記燃料ポンプ用モータが停止したときから設定時間経過後に、エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したと判定して、前記燃料ポンプ用モータを駆動させる構成であることを特徴とする燃料供給装置。
  7. 請求項5に記載された燃料供給装置であって、
    前記モータ制御手段は、エンジンに圧送される燃料圧力が許容低限圧力まで低下したことを圧力検出手段で検知したときに、前記燃料ポンプ用モータを駆動させる構成であることを特徴とする燃料供給装置。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載された燃料供給装置であって、
    前記モータ制御手段は、前記燃料液面レベル検知手段により前記リザーブ容器内の燃料液面レベルが所定値以下になったことが検知されて、燃料ポンプ用モータを駆動させた時から所定時間経過後に、前記燃料液面レベルが予め決められたレベルまで上昇したと判定して、前記燃料ポンプ用モータを停止させることを特徴とする燃料供給装置。
  9. 請求項5から請求項8のいずれかに記載された燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプ用モータの出力をエンジンの負荷変動に対応して変動させられるように構成されていることを特徴とする燃料供給装置。
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