JP2008188130A - 電子内視鏡の先端部 - Google Patents
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Abstract
【課題】挿入部内に結露等が発生しても、処置具挿通チャンネルを先端部本体に接続する金属製の接続パイプが挿入部内に対して確実に電気絶縁された状態を保つ電気安全性の高い電子内視鏡の先端部を提供すること。
【解決手段】先端部本体2の少なくとも接続パイプ15と接触する部分を電気絶縁材で形成すると共に、処置具挿通チャンネル8の先端部分が差し込まれる座繰り孔17を先端部本体2の後端部に形成して、処置具挿通チャンネル8の先端部分を座繰り孔17内に潜った状態に配置した。
【選択図】 図1
【解決手段】先端部本体2の少なくとも接続パイプ15と接触する部分を電気絶縁材で形成すると共に、処置具挿通チャンネル8の先端部分が差し込まれる座繰り孔17を先端部本体2の後端部に形成して、処置具挿通チャンネル8の先端部分を座繰り孔17内に潜った状態に配置した。
【選択図】 図1
Description
この発明は電子内視鏡の先端部に関する。
内視鏡の挿入部内には、処置具を案内するための四フッ化エチレン樹脂チューブ等のような電気絶縁性チューブからなる処置具挿通チャンネルが挿通配置されて、その先端が挿入部先端の先端部本体に接続されている。
そのような処置具挿通チャンネルと先端部本体との接続は、先端部本体に形成された孔に処置具挿通チャンネルが直接差し込まれて接着剤等で固定された構成によるものもあるが、多くの場合、挿入部の最先端部分に配置された先端部本体から後方に突出する金属製の接続パイプが処置具挿通チャンネルの先端内に差し込まれて、接続パイプを介して処置具挿通チャンネルが先端部本体に接続された構成になっている(例えば、特許文献1)。
特に、内視鏡を介する感染のおそれを完全になくすために、一回使用する毎にオートクレーブ(高温高圧蒸気滅菌)で滅菌処理するような厳しい環境下におかれる内視鏡の場合等は、耐久性確保のため、接続パイプを介して処置具挿通チャンネルと先端部本体とを接続した構成にする必要がある。
実開平5−9503
図3は、接続パイプ91を介して処置具挿通チャンネル92と先端部本体93とが接続された構成の電子内視鏡の先端部を示しており、処置具挿通チャンネル92の先端位置と先端部本体93の後面93aとの間に大なり少なりの隙間100がある。
そのため、オートクレーブ滅菌処理時に内視鏡の外皮を通過して侵入する蒸気により挿入部内に生じる結露が、処置具挿通チャンネル92と先端部本体93との接続部に付着した場合に、接続パイプ91とその周囲の金属部材とが電気的に導通する可能性がある。
すると、処置具挿通チャンネル92に通された高周波処置具からの漏洩電流が内視鏡観察のための撮像信号に対しノイズとして悪影響を及ぼしたり、撮像回路側からの漏洩電流が接続パイプ91を介して生体側に漏れ出したりするおそれがある。
なお、隙間100部分に接着剤を塗布したり被覆チューブを被せたりして電気絶縁を図る手段もあるが、内視鏡を量産する場合に、全ての内視鏡の隙間100を接着剤や被覆チューブ等で完全に覆うのは作業性からいって容易ではない。
本発明は、挿入部内に結露等が発生しても、処置具挿通チャンネルを先端部本体に接続する金属製の接続パイプが挿入部内に対して確実に電気絶縁された状態を保つ電気安全性の高い電子内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の電子内視鏡の先端部は、挿入部の最先端部分に配置された先端部本体から後方に突出する金属製の接続パイプが、挿入部内に挿通配置された電気絶縁性チューブからなる処置具挿通チャンネルの先端内に差し込まれて、接続パイプを介して処置具挿通チャンネルが先端部本体に接続された構成を有する電子内視鏡の先端部において、先端部本体の少なくとも接続パイプと接触する部分を電気絶縁材で形成すると共に、処置具挿通チャンネルの先端部分が差し込まれる座繰り孔を先端部本体の後端部に形成して、処置具挿通チャンネルの先端部分を座繰り孔内に潜った状態に配置したものである。
なお、座繰り孔内の処置具挿通チャンネルの先端部分の周囲の空間に電気絶縁性の接着剤が充填されていてもよく、座繰り孔が、接続パイプが内部に差し込まれた処置具挿通チャンネルの先端部分が緩く嵌め込まれる大きさに形成されていてもよい。
本発明によれば、処置具挿通チャンネルの先端部分が差し込まれる座繰り孔を電気絶縁性の先端部本体の後端部に形成して、処置具挿通チャンネルの先端部分を座繰り孔内に潜った状態に配置したことにより、挿入部内に結露等が発生しても、金属製の接続パイプが挿入部内に対して確実に電気絶縁された状態を維持することができて高い電気安全性を確保することができる。
挿入部の最先端部分に配置された先端部本体から後方に突出する金属製の接続パイプが、挿入部内に挿通配置された電気絶縁性チューブからなる処置具挿通チャンネルの先端内に差し込まれて、接続パイプを介して処置具挿通チャンネルが先端部本体に接続された構成を有する電子内視鏡の先端部において、先端部本体の少なくとも接続パイプと接触する部分を電気絶縁材で形成すると共に、処置具挿通チャンネルの先端部分が差し込まれる座繰り孔を先端部本体の後端部に形成して、処置具挿通チャンネルの先端部分を座繰り孔内に潜った状態に配置する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は電子内視鏡の全体構成を示しており、可撓性の挿入部1の最先端部に先端部本体2が連結され、挿入部1の基端に操作部3が連結されている。操作部3から後方に延出する連結可撓管4の先端には、図示されていないビデオプロセッサに接続されるコネクタ部5が取り付けられている。
図2は電子内視鏡の全体構成を示しており、可撓性の挿入部1の最先端部に先端部本体2が連結され、挿入部1の基端に操作部3が連結されている。操作部3から後方に延出する連結可撓管4の先端には、図示されていないビデオプロセッサに接続されるコネクタ部5が取り付けられている。
先端部本体2内には、対物光学系により投影される内視鏡観察像を撮像するための固体撮像素子6が内蔵されていて、撮像信号等を伝送するための信号ケーブル7が挿入部1内から操作部3及び連結可撓管4内を通ってコネクタ部5にまで引き通されている。
また、組織採取や各種の内視鏡的処置(手術)を行うための処置具類を先端部本体2から前方に突出させるように案内する処置具挿通チャンネル8が挿入部1内に挿通配置されていて、処置具挿通チャンネル8の入口部には公知の鉗子栓9が配置されている。
図1は、そのような挿入部1の先端部分を示しており、この実施例の先端部本体2は全体が電気絶縁性のプラスチック材によって形成されている。先端部本体2の先端面には観察窓10や処置具突出口11の他、図示されていない照明窓等が配置されている。
観察窓10の後方には、対物光学系12が対物レンズ枠13内に保持されて配置され、その後方に固体撮像素子6の撮像面が配置されている。そして、先端部本体2の後端部分から挿入部1内に引き通された信号ケーブル7により撮像信号等が伝送される。
処置具挿通チャンネル8は例えば四フッ化エチレン樹脂チューブ等のような電気絶縁性の可撓性チューブで形成されていて、ステンレスパイプ等からなる金属製の接続パイプ15を介して先端部本体2に接続/連結されている。
接続パイプ15は、処置具突出口11に向かって真っ直ぐに連通する状態に先端部本体2に後方から穿設された接続孔16内に、後方から嵌挿されて接着剤で固着され、接続パイプ15の後端部分は先端部本体2の後端から挿入部1内に向かって突出している。なお、接続孔16は接続パイプ15の外径寸法と略同じ径に形成され、接続パイプ15の内径寸法は処置具突出口11の径とほぼ同じ径に形成されている。
処置具挿通チャンネル8の先端部分には、接続パイプ15の後端部分が差し込まれて接続されている。接続パイプ15の後端部分には径方向に突出する鍔部15aが形成されて、その鍔部15aが処置具挿通チャンネル8内にきつく圧入されている。
また、先端部本体2の後端部には、処置具挿通チャンネル8の先端部分が差し込まれる座繰り孔17が、接続孔16の口元部分と位置を合わせて同軸に形成されていて、処置具挿通チャンネル8の先端部分が座繰り孔17内に潜った状態に配置されている。
座繰り孔17は、接続パイプ15が内部に差し込まれた状態の処置具挿通チャンネル8の先端部分が緩く嵌め込まれる大きさに形成されていて、座繰り孔17内の処置具挿通チャンネル8の先端部分の周囲の空間に電気絶縁性の接着剤18が充填されている。
そのようにして、処置具挿通チャンネル8の先端部分が座繰り孔17内に潜った状態で接続パイプ15の後半部分に被さっていて、座繰り孔17内の空間には電気絶縁性の接着剤18が充填されていることにより、挿入部1内に結露等が発生しても、金属製の接続パイプ15が挿入部1内に対して確実に電気絶縁された状態を維持することができる。
したがって、処置具挿通チャンネル8に通された高周波処置具からの漏洩電流が信号ケーブル7により伝送される撮像信号に対してノイズとなって悪影響を及ぼしたり、撮像回路側からの漏洩電流が接続パイプ15を介して生体側に漏れ出すおそれがなく、高い電気安全性を確保することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、先端部本体2は少なくとも接続パイプ15と接触する部分が電気絶縁材で形成されていればよい。
1 挿入部
2 先端部本体
6 固体撮像素子
7 信号ケーブル
8 処置具挿通チャンネル
15 接続パイプ
16 接続孔
17 座繰り孔
18 接着剤
2 先端部本体
6 固体撮像素子
7 信号ケーブル
8 処置具挿通チャンネル
15 接続パイプ
16 接続孔
17 座繰り孔
18 接着剤
Claims (3)
- 挿入部の最先端部分に配置された先端部本体から後方に突出する金属製の接続パイプが、上記挿入部内に挿通配置された電気絶縁性チューブからなる処置具挿通チャンネルの先端内に差し込まれて、上記接続パイプを介して上記処置具挿通チャンネルが上記先端部本体に接続された構成を有する電子内視鏡の先端部において、
上記先端部本体の少なくとも上記接続パイプと接触する部分を電気絶縁材で形成すると共に、上記処置具挿通チャンネルの先端部分が差し込まれる座繰り孔を上記先端部本体の後端部に形成して、上記処置具挿通チャンネルの先端部分を上記座繰り孔内に潜った状態に配置したことを特徴とする電子内視鏡の先端部。 - 上記座繰り孔内の上記処置具挿通チャンネルの先端部分の周囲の空間に電気絶縁性の接着剤が充填されている請求項1記載の電子内視鏡の先端部。
- 上記座繰り孔が、上記接続パイプが内部に差し込まれた上記処置具挿通チャンネルの先端部分が緩く嵌め込まれる大きさに形成されている請求項1又は2記載の電子内視鏡の先端部。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-02-02 JP JP2007023683A patent/JP2008188130A/ja not_active Withdrawn
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