JPH07222711A - 体内検査装置の処置具挿通路 - Google Patents

体内検査装置の処置具挿通路

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JPH07222711A
JPH07222711A JP6035252A JP3525294A JPH07222711A JP H07222711 A JPH07222711 A JP H07222711A JP 6035252 A JP6035252 A JP 6035252A JP 3525294 A JP3525294 A JP 3525294A JP H07222711 A JPH07222711 A JP H07222711A
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Kenji Abe
健治 阿部
Susumu Hiki
進 比企
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 単一の通路で形成された処置具挿通路におい
て、先端硬質部の先端面と側面とから処置具を導出でき
るようにする。 【構成】 分岐管22は、第1の処置具導出口23aと
して先端硬質部6の先端面に開口する直進挿通路23に
通じる直進部22aと、この直進部22aの途中から分
岐して、第2の処置具導出口24aとして、先端硬質部
6の側面における超音波トランスデューサ12の装着位
置より手前側の位置に開口する分岐挿通路24に通じる
分岐部22bとを有する。処置具13は導出口23aか
ら導出され、また処置具14は通路24を介して導出口
24から導出されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡や超音波検査装
置等のように、体腔内に挿入される挿入部の先端に検査
手段を装着した体内検査装置において、鉗子や注射器等
の処置具を挿通させるための処置具挿通路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】内視鏡,超音波検査装置や、内視鏡の検
査機構と超音波検査装置の検査機構とを備えた超音波内
視鏡等のような体内検査装置は、術者が把持して操作を
行う本体操作部に体腔内への挿入部を連設し、また本体
操作部には光源装置や、プロセッサ、さらには超音波観
測装置に着脱可能に接続されるユニバーサルコードを備
える構成となっている。例えば、超音波内視鏡にあって
は、挿入部の先端に先端硬質部を設けて、この先端硬質
部に内視鏡観察機構と超音波観察機構とが装着される。
通常は、内視鏡による観察視野は前方に取った方が挿入
操作等のために有利である。そして、先端硬質部の先端
面のスペースは限られているから、超音波観測機構は先
端硬質部の側面に装着するのが一般的である。
【0003】内視鏡の観察機構としては、ライトガイド
を介して体内を照明する照明系と、対物レンズ及びこの
対物レンズの結像位置に設けた固体撮像素子(光学式の
場合にはイメージガイド)とからなる観察系とで構成さ
れる。また、超音波の観測機構としては超音波トランス
デューサを備えている。
【0004】内視鏡観察機構により体内を観察して患部
等を発見した時に、それを処置したり、また細胞をサン
プリングしたりするために、鉗子や電気メス等の処置具
が用いられる。このような処置具は内視鏡観察機構の監
視下で操作される。また、超音波観測機構では体内の組
織状態に関する情報を取得できるから、体内の組織に患
部等があると、注射液を注入したり、ドレナージを行っ
たりするために穿刺具が用いられる。この穿刺具の体内
への穿刺操作は超音波観測機構による監視下で行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、内視
鏡観察機構の監視下で操作される処置具と、超音波観測
機構の監視下で操作される処置具とがあるが、これらは
挿入部に設けた処置具挿通路に沿って案内されるように
なっている。ところで、既に説明したように、内視鏡観
察機構は挿入部の先端面に設けられ、また超音波観測機
構は挿入部の先端部分の側面に設けられていると、内視
鏡観察機構の監視下で操作される処置具は挿入部の先端
面から導出させるようにしなければならず、超音波観測
機構の監視下で操作される処置具は挿入部の側面側から
導出させる必要がある。即ち、処置具挿通路を2系統設
けなければならないが、このように2系統の処置具挿通
路を設けると、挿入部が太径化してしまう。挿入部は、
患者の体内に挿入されるもので、この挿入経路には狭窄
部等もあることから、挿入部が太径化すると、患者に苦
痛を強いるだけでなく、挿入操作性が悪く、甚だしい場
合には挿入不能となることがある。また、挿入部を無理
に細径化すると、この挿入部内の充填率が高くなる。こ
こで、処置具挿通路は、挿入部における軟性部及びアン
グル部内では軟性チューブから構成され、またこの処置
具挿通路以外にも、少なくとも照明光を伝送するため
に、極細の光学繊維を束ねたライトガイドやその他の部
材が挿通されており、特にアングル部を湾曲操作した時
に、これら挿通部材が相互に圧迫することになって、座
屈,キンク,光学繊維の断線等といった損傷が発生する
おそれがある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、挿入部を太径化する
ことなく、処置具を先端硬質部における先端面からも、
また側面からも導出できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、体腔内への挿入部の先端に検査手段
を装着すると共に、この挿入部内には、その軸線方向に
処置具挿通路を設けて、この処置具挿通路を挿入部の先
端面に開口させると共に、この処置具挿通路には分岐通
路の一端を接続し、この分岐通路の他端を挿入部の側面
に開口させる構成となし、かつ処置具挿通路の分岐通路
への接続部には、処置具を分岐通路方向にガイドする処
置具ガイド部材を着脱可能に装着する構成としたことを
その特徴とするものである。
【0008】
【作用】処置具挿通路は挿入部内では、その軸線方向に
直進した状態に形成されているから、そのまま処置具を
挿通させると、挿入部の先端面の開口から導出されるこ
とになる。従って、この挿入部の先端面に、検査機構、
例えば内視鏡観察機構が設けられている場合には、この
内視鏡観察機構の監視下で操作される処置具を用いて処
置等を行うことができる。一方、処置具ガイド部材を処
置具挿通路の分岐通路との接続部に装着すると、処置具
挿通路内に挿入された処置具は、この処置具ガイド部材
にガイドされて、分岐通路側に移行して、挿入部の側面
に形成した開口から導出される。ここで、挿入部の側面
に他の検査機構、例えば超音波観測機構が設けられてお
れば、この超音波観測機構による監視下で操作される処
置具を用いて処置等を行うことができる。
【0009】以上のように、挿入部の内部では単一の通
路を形成し、先端部分において通路を分岐させるように
することによって、挿入部内では単一の処置具挿通路を
設ければ良いことから、その細径化が図られ、また挿入
部のスペースに余裕を持たせることができることから、
挿入部を曲げた時等において、内蔵物相互間で圧迫し合
って座屈やキンク等が発生したり、ライトガイドを構成
する極細で、脆弱な光学繊維の断線等といった損傷が発
生するのを防止できる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。まず、図1に超音波内視鏡の全体構成を示
し、図2にその先端部分の断面を示す。図中において、
1は挿入部、2は本体操作部、3はユニバーサルコード
をそれぞれ示し、挿入部1は、その本体操作部2への連
設部から大半の部分は挿入経路に沿って曲がるようにな
った軟性部4であって、この軟性部4の先端部分には手
元操作で所望の方向に湾曲できるアングル部5、またこ
のアングル部5の先端には先端硬質部6が順次連設され
ている。
【0011】先端硬質部6の先端面6aには、図3に示
したように、照明窓10と観察窓11とを備えた内視鏡
観察手段が設けられている。照明窓10にはライトガイ
ドの照明光出射端が臨み、また観察窓11には対物レン
ズが設けられ、この対物レンズの結像位置には撮像手段
としての固体撮像素子が設置されており、この固体撮像
素子によって内視鏡観察像は電気信号に変換して取り出
されるようになっている。また、先端硬質部6の側面位
置には超音波トランスデューサ12が装着されている。
この超音波トランスデューサ12は、超音波振動子を先
端硬質部6の軸線方向に多数配列することにより構成さ
れて、電子走査を行うことができるように構成したもの
である。
【0012】照明窓10からの照明光の照射下で、観察
窓11を介して得られる内視鏡観察機構による監視下に
おいて、鉗子その他の処置具を使用することができ、ま
た超音波トランスデューサ12により得られる超音波観
測機構による監視下では、穿刺具等、体内に刺し込んで
処置等を行う処置具を使用できるようになっている。而
して、内視鏡観察機構の監視下で用いられる内視鏡用処
置具13の代表的なものとしては、図4に示したような
鉗子があり、この内視鏡用処置具13は、一対の把持爪
13aを有し、この把持爪13aは取付部材13bに開
閉可能に取り付けられている。そして、この把持爪13
aの開閉を遠隔操作で行うために、内部に操作ワイヤを
挿通させた柔軟性のあるコントロールケーブル13cが
取付部材13bに連結されている。また、超音波観測機
構の監視下で用いられる超音波用処置具14の代表的な
ものとしては、注射液を圧送するための穿刺具があり、
図5に示したように、可撓性のある外套管14aの内部
に、穿刺針14bを挿通させ、この穿刺針14bには液
送チューブ14cが連設されている。
【0013】挿入部1の内部には、処置具を挿通するた
めの処置具挿通路20が設けられている。この処置具挿
通路20は、挿入部1における軟性部4及びアングル部
5内では、単一の軟性チューブ21から構成され、この
軟性チューブ21の先端は分岐管22に連結されるよう
になっている。そして、先端硬質部6内には、分岐管2
2における直進部22aに通じる直進挿通路23と、こ
の直進部22aの途中から分岐して、側面方向に向かう
分岐部22bに通じる分岐挿通路24とが穿設されてい
る。従って、直進挿通路23は先端硬質部6の先端面6
aに開口して、内視鏡用処置具13を導出するための第
1の処置具導出口23aが形成され、また分岐挿通路2
4は分岐部22bから湾曲するようにして立ち上がり、
先端硬質部6の側面における超音波トランスデューサ1
2の装着位置より手前側の位置に開口し、超音波用処置
具14を導出するための第2の処置具導出口24aとな
っている。
【0014】さらに、30は処置具ガイド部材であっ
て、この処置具ガイド部材30は、超音波用処置具14
が処置具挿通路20内に挿入された時に、この超音波用
処置具14を分岐挿通路24側にガイドするためのもの
である。この処置具ガイド部材30は、図6からも明ら
かなように、ガイド部31と、このガイド部31に剛体
からなる連結杆32を介して連結したねじ部33とから
構成される。直進挿通路23の先端における第1の処置
具導出口23aの内面にはねじ溝が設けられており、処
置具ガイド部材30は、そのガイド部31側が第1の処
置具導出口23a側から挿入されて、ねじ部33をこの
第1の処置具導出口23aのねじ溝に螺挿することによ
り固定されるようになっている。ガイド部31には、超
音波用処置具14を分岐挿通路24方向にガイドするた
めに、この分岐挿通路24を構成する内壁に連なる曲面
形状のガイド面31aとなっている。そして、この処置
具ガイド部材30を装着した時に、ガイド部31のガイ
ド面31aを所定の方向に向けるように位置調整するた
めに、ねじ部33の端面には方向を示す矢印マーク34
が描かれており、この矢印マーク34を、先端硬質部6
の先端面6aに形成した基準位置マーク35(図3参
照)の位置に合せると、ガイド面31aにより分岐部分
が完全に覆われ、かつ超音波用処置具14を分岐挿通路
24側にガイドされるようになる。
【0015】本実施例は以上のように構成されるもので
あって、この超音波内視鏡を用いて体内の検査を行うに
当って、内視鏡観察機構により体内の観察を行いなが
ら、内視鏡用処置具13を用いて処置を施す場合には、
処置具ガイド部材30を取り外した状態にする。これに
よって、挿入部1を体内に挿入して、所望の検査,処置
を行うべき部位にまで導くが、この操作は照明窓10を
介して行われる照明光の照射下で、観察窓11により観
察しながら行う。そして、図5に示されているように、
内視鏡用処置具13を処置具挿通路20を構成する軟性
チューブ21から分岐管22を介して直進挿通路23内
に送り込む。この分岐管22は、分岐部22bを備えて
いるが、この分岐部22bは直進部22aから立ち上が
るように角度が付いているので、内視鏡用処置具13は
確実に分岐管22の直進部22aを通って直進挿通路2
3内に導かれて、第1の処置具導出口23aから導出さ
れることになり、この内視鏡用処置具13によって患部
の切除や細胞の採取等の適切な処置を施すことができ
る。
【0016】一方、超音波観測機構による監視下で超音
波用処置具14を操作して、患部の処置等を行うに当っ
ては、挿入部1の体内への挿入操作は内視鏡観察機構に
より行い、この内視鏡観察機構による観察下で先端硬質
部6の側面に設けた超音波トランスデューサ12を超音
波観測を行うべき部位にまで導く。ここで、図示しない
が、超音波信号の減衰を抑制するために、超音波トラン
スデューサ12を覆うようにバルーンを設けるようにす
るか、または超音波トランスデューサ12を体内壁に密
着させた状態で、それを構成する超音波振動子を作動さ
せて、超音波パルスを体内に向けて送信して、その反射
エコーを受信する。そして、このようにして受信した反
射エコー信号を処理して得られる超音波画像がモニタ装
置に表示される。このようにして超音波観測を行う間に
患部が発見された時には、超音波用処置具14を使用し
て、患部に直接注射液を注入する等の処置が行われる。
このために、超音波用処置具14が用いられる。
【0017】超音波用処置具14を用いる場合には、超
音波内視鏡の挿入部1を体内に挿入する前の段階で、処
置具ガイド部材30を装着しておく。この処置具ガイド
部材30は、ガイド部31側から直進挿通路23の第1
の処置具導出口23a内に挿入して、ねじ部33を第1
の処置具導出口23aに螺挿させて、矢印マーク34を
基準マーク35と一致するまで追い込む。これによっ
て、ガイド部31のガイド面31aは分岐管22におけ
る直進部22aと分岐部22bとの分岐部分にまで挿入
されて直進部22aにおける直進挿通路23側が閉鎖さ
れると共に、分岐部22b側が完全な通路形態となる。
【0018】このように、処置具ガイド部材30を装着
した状態で、処置具14を処置具挿通路20における軟
性チューブ21から分岐管22内に送り込むと、途中で
処置具ガイド部材30のガイド部31におけるガイド面
31aに沿って立ち上がって、分岐挿通路24内に導か
れて、先端硬質部6の側面における超音波トランスデュ
ーサ12を設けた位置より基端側に開口する第2の処置
具導出口24aから導出されて、超音波用処置具14を
患部に対して穿刺できる。
【0019】このように、処置具ガイド部材30を用い
ることによって、この処置具ガイド部材30を着脱する
だけで、処置具挿通路20は、先端硬質部6に至るまで
の間は、単一の軟性チューブ21で、内視鏡用処置具1
3及び超音波用処置具14を挿通させるために共用でき
る。即ち、挿入部1において、軟性部4及びアングル部
5の内部では単一の通路で処置具挿通路20が形成さ
れ、これらの部位の充填率を低く抑制できるようにな
る。特に、180°以上というように極めて大きな角度
で湾曲するアングル部5の充填率を低くできることは、
内蔵物相互間で圧迫が生じるのを抑制でき、軟性チュー
ブ20やライトガイド等の保護が図られ、またこの挿入
部1の外径そのものを小さくできる。特に、超音波用処
置具14は先端硬質部6の側面から所定の角度を持って
導出しなければならないが、このために、先端硬質部6
内において、直進挿通路23と分岐挿通路24とに分岐
させているから、第2の処置具導出口24aから導出さ
れる超音波用処置具14の方向を正確に制御できるよう
になり、また第1の処置具導出口23aから直進状態に
して導出される内視鏡用処置具13のガイドも円滑に行
うことができる。
【0020】前述の実施例では、体内検査装置を超音波
内視鏡として構成したものを示したが、例えば、図7に
示したように、直視−側視型内視鏡として構成すること
もできる。この直視−側視型内視鏡は、挿入部50にお
ける先端硬質部51の先端面と側面とに照明窓(図示せ
ず)と観察窓52,53を設けるように構成したもので
ある。そして、観察窓52,53には対物レンズ54,
55が臨んでいる。そして、この対物レンズ54,55
にはプリズム56a,56bを接合した接合プリズム5
6が臨み、対物レンズ54,55からの光路はそれぞれ
90°曲折されるようになっている。そして、これら各
光路における結像位置にはそれぞれ固体撮像素子57,
58が臨んでいる。
【0021】処置具挿通路59は、先端硬質部52内に
おいては、ステンレスパイプ等からなる分岐管60で構
成され、この分岐管60は、直進する直進挿通路61
と、この直進挿通路61の途中において、それと略直角
方向に分岐した分岐挿通路62とから構成される。分岐
挿通路62内に挿通される処置具を円滑に方向転換させ
るために、この分岐挿通路62は直進挿通路61との連
設部分においては湾曲形状となっている。そして、この
直進挿通路61の先端部は先端硬質部52における観察
窓52が設けられている先端面に第1の処置具導出口6
1aとして開口しており、また分岐挿通路62は先端硬
質部52の観察窓53を設けた部位の近傍に開口する第
2の処置具導出口62aとなっている。
【0022】そして、処置具挿通路59内に挿入された
処置具を分岐管60内において、直進挿通路61から分
岐挿通路62に方向転換させるために、処置具ガイド部
材63が用いられる。この処置具ガイド部材63はロッ
ド状の部材で形成され、その先端面は分岐挿通路62の
湾曲形状と略一致するガイド面63aとなっている。一
方、基端側には磁石63bが固着して設けられており、
この処置具ガイド部材63が分岐管60における直進挿
通路61の第1の処置具導出口61a内に挿入される
と、磁石63bが分岐管60内面に吸着固定されるよう
になっている。これによって、処置具を処置具挿通路5
9内に挿通した時に、処置具ガイド部材63が装着され
ていなければ、この処置具は直進挿通路61内を直進し
て第1の処置具導出口61aから導出される。また、処
置具ガイド部材63を装着すると、処置具はこの処置具
ガイド部材63のガイド面63aに沿ってガイドされ
て、分岐挿通路62における第2の処置具導出口62a
から導出される。
【0023】以上のように構成すると、例えば図8に示
したように、挿入部50を患者の体内に挿入して、胃内
で検査を行ったり、処置等を行う場合には、先端硬質部
51に設けた照明窓から照明光を照射して、観察窓52
で体内の観察を行うが、この場合には処置具ガイド部材
63を装着しない状態にする。そして、必要な場合に
は、処置具64を処置具挿通路59に挿通させれば、直
進挿通路61を経て第1の処置具導出口61aから導出
させることができる。
【0024】一方、図9に示したように、消化管内にお
いて、乳頭から膵胆管内にカニューレ等の処置具65を
挿入する場合には、処置具ガイド部材63を装着した状
態で、挿入部50を体内に挿入する。そして、挿入部5
0の先端硬質部51が消化管内に至るまでは、先端硬質
部51の先端面に設けた照明窓52からの照明光の照射
下で、観察窓54による観察下で挿入操作を行う。この
ようにして所定の位置にまで先端硬質部51を導いた状
態で、照明窓から照明光を照射し、観察窓53を介して
観察を行いながら、処置具65を処置具挿通路59内に
送り込む。これによって、処置具65は直進挿通路61
の分岐挿通路62との分岐部に至ると、処置具ガイド部
材63のガイド面63aにガイドされて、分岐挿通路6
2側に方向転換して、第2の処置具導出口62aから、
先端硬質部60の軸線に対して略90°の方向から処置
具65を導出させて、確実に乳頭内に挿入できるように
なる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、挿入部
に設けた処置具挿通路を挿入部の先端面に開口させるよ
うになし、かつこの処置具挿通路に分岐通路の一端を接
続し、この分岐通路の他端を挿入部の側面に開口させる
構成となし、また処置具挿通路の分岐通路への接続部
に、処置具を分岐通路方向にガイドする処置具ガイド部
材を着脱可能に装着する構成としたので、処置具を先端
硬質部の先端面からも、また側面部からも導出させるに
当って、挿入部内では単一の処置具挿通路を用いること
ができるので、挿入部内の充填率を低く抑制できるよう
になり、その細径化が図られると共に、アングル部等に
おいて、内部の挿通した部材同士が圧迫し合って損傷し
たりするのを防止できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す体内検査装置とし
ての超音波内視鏡の全体構成図である。
【図2】図1の先端部分の断面図である。
【図3】図1の先端面の外観図である。
【図4】内視鏡用処置具を装着した状態における挿入部
の断面図である。
【図5】超音波用処置具を装着した状態における挿入部
の断面図である。
【図6】処置具ガイド部材の外観図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す体内検査装置とし
ての直視−側視型内視鏡の要部断面図である。
【図8】直視−側視内視鏡に処置具を挿通した状態を示
す断面図である。
【図9】直視−側視型内視鏡に他の処置具を挿通した状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,50 挿入部 6,51 先端硬質部 11,52,53 観察窓 12 超音波トランスデューサ 13 内視鏡用処置具 14 超音波用処置具 20,59 処置具挿通路 22,60 分岐管 23,61 直進挿通路 23a,61a 第1の処置具挿通路 24,62 分岐挿通路 24a,62a 第2の処置具挿通路 30,63 処置具ガイド部材 31 ガイド部 31a,63a ガイド面 64,65 処置具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内への挿入部の先端に検査手段を装
    着すると共に、この挿入部内には、その軸線方向に処置
    具挿通路を設けて、この処置具挿通路を挿入部の先端面
    に開口させると共に、この処置具挿通路には分岐通路の
    一端を接続し、この分岐通路の他端を挿入部の側面に開
    口させる構成となし、かつ処置具挿通路の分岐通路への
    接続部には、処置具を分岐通路方向にガイドする処置具
    ガイド部材を着脱可能に装着する構成としたことを特徴
    とする体内検査装置の処置具挿通路。
JP6035252A 1994-02-09 1994-02-09 体内検査装置の処置具挿通路 Expired - Fee Related JP2993355B2 (ja)

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