JP5901497B2 - 内視鏡アダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、湾曲部を有する挿入部に装着される内視鏡アダプタに関する。
周知の如く、医療用の内視鏡は、生体の体内(体腔内)の観察、処置などのため広く用いられている。この内視鏡には、体腔内への挿入性を向上させるほか、被検対象部位、処置部位などへ先端部を接近させるため、挿入部に湾曲部が設けられているものがある。
特に、医療用の内視鏡では、粘膜などにより視界が遮られないようにするために、例えば特許文献1に開示されるような挿入部の先端部に着脱自在な内視鏡用フードが装着される場合がある。
なお、内視鏡は、挿入部に設けられた湾曲部を湾曲操作して、観察部位、処置部位などへ先端部を接近させて検査、処置などを行う。そのため、内視鏡は、検査または処置の種類によって、その用途に応じた先端硬質長および湾曲部長の機種が選定される。
特開2003−290132号公報
ところで、内視鏡は、先端硬質長の長さ、湾曲部の長さなどによって、先端部を観察部位、処置部位などへ接近させる操作性が決定される。そのため、先端硬質長が短い挿入部では、押し引きおよび湾曲部の湾曲操作だけで先端部を接近させることが困難である体腔内の観察部位、処置部位などがあるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、内視鏡の先端部を体腔内の観察部位、処置部位などへ容易に接近させることができる内視鏡アダプタを提供することを目的とする。
本発明における一態様の内視鏡アダプタは、先端側から先端硬質部、湾曲部および可撓管部が連設された挿入部を備えた内視鏡の内視鏡アダプタにおいて、前記挿入部に着脱自在に装着され、所定の剛性を備えて前記湾曲部の先端から所定の範囲まで湾曲動作を規制する湾曲規制部を有する。
本発明によれば、内視鏡の先端部を体腔内の観察部位、処置部位などへ容易に接近させることができる内視鏡アダプタを提供できる。
第1の実施の形態に係る内視鏡および内視鏡アダプタの構成を示す斜視図 同、挿入部への装着前の内視鏡アダプタを示す斜視図 同、挿入部に装着された内視鏡アダプタを示す斜視図 同、内視鏡アダプタの構成を示す斜視図 同、内視鏡アダプタの構成を示す断面図 同、内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す断面図 同、内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す正面図 同、内視鏡アダプタが未装着の挿入部における胃内の胃角に先端部を近接させるときの状態を説明する図 同、内視鏡アダプタが装着された挿入部における胃内の胃角に先端部を近接させるときの状態を説明する図 同、内視鏡アダプタが未装着の挿入部によって胃内の胃底部に先端部を近接させるときの状態を説明する図 同、内視鏡アダプタが装着された挿入部によって胃内の胃角に先端部を近接させるときの状態を説明する図 同、湾曲部の湾曲頂点を基準位置とした場合の内視鏡アダプタを未装着および装着した2つの内視鏡の挿入部の先端位置の違いを説明する図 同、可撓管部の先端を基準位置とした場合の内視鏡アダプタを未装着および装着した2つの内視鏡の挿入部の先端位置の違いを説明する図 同、第1の変形例の内視鏡アダプタの構成を示す断面図 同、第2の変形例の内視鏡アダプタの構成を示す断面図 第2の実施の形態に係る内視鏡アダプタの構成を示す斜視図 同、内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す斜視図 同、内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す断面図 同、変形例の内視鏡アダプタの構成を示す斜視図 同、変形例の内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す斜視図
以下、内視鏡アダプタについて説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態に基づく図面は、模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、夫々の部分の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
先ず、図面に基づいて本発明の一態様の実施の形態を説明する。図1は内視鏡および内視鏡アダプタの構成を示す斜視図、図2は挿入部への装着前の内視鏡アダプタを示す斜視図、図3は挿入部に装着された内視鏡アダプタを示す斜視図、図4は内視鏡アダプタの構成を示す斜視図、図5は内視鏡アダプタの構成を示す断面図、図6は内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す断面図、図7は内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す正面図、図8は内視鏡アダプタが未装着の挿入部における胃内の胃角に先端部を近接させるときの状態を説明する図、図9は内視鏡アダプタが装着された挿入部における胃内の胃角に先端部を近接させるときの状態を説明する図、図10は内視鏡アダプタが未装着の挿入部によって胃内の胃底部に先端部を近接させるときの状態を説明する図、図11は内視鏡アダプタが装着された挿入部によって胃内の胃角に先端部を近接させるときの状態を説明する図、図12は湾曲部の湾曲頂点を基準位置とした場合の内視鏡アダプタを未装着および装着した2つの内視鏡の挿入部の先端位置の違いを説明する図、図13は可撓管部の先端を基準位置とした場合の内視鏡アダプタを未装着および装着した2つの内視鏡の挿入部の先端位置の違いを説明する図、図14は第1の変形例の内視鏡アダプタの構成を示す断面図、図15は第2の変形例の内視鏡アダプタの構成を示す断面図である。
図1に示すように、内視鏡1は、長尺で細長な挿入部9と、操作部10と、電気ケーブルであるユニバーサルケーブル19と、を有して構成されている。内視鏡1の挿入部9は、先端から順に先端硬質部としての先端部6と、湾曲部7と、可撓管部8と、を有して構成されている。
本発明の内視鏡アダプタ20は、内視鏡1の挿入部9の先端部6および湾曲部7の中途部を覆うように着脱自在に装着されるものである。なお、内視鏡アダプタ20の詳細構成については、後述する。
内視鏡1の操作部10には、挿入部9の湾曲部7を湾曲操作するための湾曲操作ノブ14が回動自在に配設されると共に、各種内視鏡機能のスイッチ類15,16などが設けられている。なお、湾曲操作ノブ14は、湾曲部7を上下方向に湾曲操作するためのUD湾曲操作ノブ12と、湾曲部7を左右方向に湾曲操作するためのRL湾曲操作ノブ13と、が重畳するように配設されている。
また、挿入部9と操作部10の連結部は、ユーザによる把持部を兼ねる把持部11と、この把持部11および挿入部9の可撓管部8の一端の間に設けられた折れ止め部に配置されて、挿入部9に配設された各種処置具を挿通する処置具チャンネルの開口部となる処置具チャンネル挿通部18と、を有して構成されている。
操作部10から延設されたユニバーサルケーブル19は、延出端に外部機器としての図示しない光源装置と着脱自在な図示しない内視鏡コネクタを有している。尚、本実施の形態の内視鏡1は、ユニバーサルケーブル19、操作部10および挿入部9に配設された照明手段の図示しないライトガイドバンドルによって、図示しない光源装置から先端部6まで照明光を伝送するものである。また、内視鏡コネクタは、外部機器としての図示しないビデオプロセッサと着脱自在な電気コネクタが設けられている。
なお、ビデオプロセッサは、内視鏡画像を表示する図示しないモニタと電気的に接続され、内視鏡1の先端部6に内蔵される撮像手段としての内視鏡用撮像ユニットによって光電変換された撮像信号を信号処理して、画像信号としてモニタに出力する。
ここで、本実施の形態の内視鏡アダプタ20について、以下に説明する。
図2から図4に示すように、本実施の形態の内視鏡アダプタ20は、内視鏡1の挿入部9と共に挿入する体腔を傷つける虞がないように所定の剛性を有するシリコンなどの樹脂から形成された湾曲規制部を構成する筒体であって、内視鏡1の挿入部9の先端部6全体および湾曲部7の先端から所定の長さ(範囲)だけ覆うように外挿して着脱自在に装着される構成となっている。なお、内視鏡アダプタ20の内径は、先端部6の外径に略同一または若干小さく設定されており、挿入部9への装着時に先端部6から抜け落ちないようになっている。
この内視鏡アダプタ20は、図5および図6に示すように、一端側の開口部21に先端部6の先端面6aに当接して装着位置を位置決めするための位置決め手段としての内向フランジ22が形成されている。この内視鏡アダプタ20は、上述したように、先端部6の外周全体を覆うと共に、湾曲部7の先端外周部分を所定の範囲(長さ)だけ覆うように装着される。
即ち、内向フランジ22が先端部6の先端面6aに当接することで、内視鏡アダプタ20が湾曲部7の先端外周部分を所定の範囲だけ覆う位置まで確実に装着される。
なお、内視鏡アダプタ20は、先端部6の先端面6aに配設された観察窓31、ここでは2つの照明窓32、処置具チャンネル開口33および送気送水ノズル34が開口部21によって露出するように装着される。
以上のように構成された内視鏡アダプタ20が装着された内視鏡1の挿入部9は、被検者の体腔内、例えば、口腔から胃100内に導入される。
ところで、本実施の形態の内視鏡アダプタ20が装着されていない内視鏡1の挿入部9では、例えば、図8に示すように、胃角101を観察、処置などする際に、湾曲部7の湾曲操作により先端部6を胃角101に方向付けしても、硬質長が短い先端部6を胃角101へ向けて接近させることが困難である。そして、胃角101に先端部6を近づけようと挿入部9が押し込まれると、図中の点線で示すように、湾曲部7および可撓管部8が腰砕けてしまう。
これに対して、内視鏡アダプタ20が装着された内視鏡1では、内視鏡アダプタ20によって、湾曲部7の先端部分の湾曲範囲が規制され、内視鏡アダプタ20の長さだけ挿入部9の先端部分の剛性を高めることができる。即ち、内視鏡アダプタ20は、挿入部9の先端部分の硬質長を伸ばすことができる。これにより、図9に示すように、挿入部9の先端部6を胃角101へ向けて容易に近づけることができる。従って、内視鏡アダプタ20を装着するだけで、挿入部9の先端部6を胃角101へ容易に近接させることができ、観察、処置などが行い易くなる。
さらに、内視鏡アダプタ20が装着されていない内視鏡1の挿入部9では、図10に示すように、胃底部(穹窿部)102を観察、処置などする際においても、先端部6を胃底部102へ向けて接近させることが困難である。これに対して、内視鏡アダプタ20が装着された内視鏡1の挿入部9では、図11に示すように、内視鏡アダプタ20により挿入部9の先端部分の剛性が高くなるため、先端部6を胃底部102へ向けて容易に近づけることができる。これにより、内視鏡アダプタ20を装着するだけで、挿入部9の先端部6を胃底部102へ容易に近接させることができ、観察、処置などが行い易くなる。
このように、内視鏡アダプタ20を内視鏡1の挿入部9に装着するだけで、湾曲部7の先端部分を所定の範囲だけ湾曲動作を規制させて挿入部9の先端部分の硬質長を伸ばし、挿入部9の押し引き、湾曲部7の湾曲操作だけでは先端部6を近づけ難かった部位、ここでは胃角101、胃底部102などへ容易に近接させることができる。なお、内視鏡アダプタ20は、内視鏡1の挿入部9に装着することで、先端部6を噴門部103へ容易に近接させることもでき、噴門部103の観察、処置などにおいても有効である。
ここで、内視鏡アダプタ20を未装着および装着した2つの内視鏡1の挿入部9の先端位置の違いについて以下に説明する。なお、内視鏡1の挿入部9の先端部6の長さをL1とし、湾曲部7の長さL2とし、内視鏡アダプタ20の長さをL3とする。また、図12および図13に示すように、内視鏡アダプタ20が未装着の内視鏡1および内視鏡アダプタ20を装着した内視鏡1のそれぞれの挿入部9の湾曲部7を180°湾曲させた状態において比較する。
先ず、図12に示すように、2つの内視鏡1の湾曲部7における湾曲頂点を、例えば、胃壁などに押し当てた状態として一点鎖線で示す同じ位置にした場合(観察部位、処置部位などが主に胃角101などを想定した場合)、内視鏡アダプタ20を装着した内視鏡1のほうが、内視鏡アダプタ20が未装着の内視鏡1よりも挿入部9の先端(先端部6の先端面6a)をL4の長さに湾曲方向(ここでは後方側)へ長く位置させることができる。
この場合、例えば、先端部6の長さL1が21mm〜22mm、湾曲部7の長さL2が54mm〜55mmの内視鏡1の場合、内視鏡アダプタ20の長さL3を36mm〜37mmに設定すると、内視鏡アダプタ20を装着した内視鏡1のほうが、内視鏡アダプタ20が未装着の内視鏡1よりも挿入部9の先端を15mm〜16mm(=L4)の長さに湾曲方向へ長く位置させることができる。
また、同様にして、図13に示すように、2つの内視鏡1の可撓管部8の先端位置を一点鎖線で示す同じ位置とした場合(観察部位、処置部位などが主に胃底部102、噴門部103などを想定した場合)においては、内視鏡アダプタ20を装着した内視鏡1のほうが、内視鏡アダプタ20が未装着の内視鏡1よりも挿入部9の先端を上述のL4よりも長いL5の長さに湾曲方向へ長く位置させることができる。
この場合、上述と同様に、例えば、先端部6の長さL1が21mm〜22mm、湾曲部7の長さL2が54mm〜55mmの内視鏡1および内視鏡アダプタ20の長さL3を36mm〜37mmに設定すると、内視鏡アダプタ20を装着した内視鏡1のほうが、内視鏡アダプタ20が未装着の内視鏡1よりも挿入部9の先端を、長さL5分、湾曲方向へ長く位置させることができる。この長さL5は、湾曲部7の構成によって違いが生じるが、おおよそ長さL3(36mm〜37mm)と同じ(L5≒L3)かそれより若干短い寸法になる。
このように、内視鏡アダプタ20を装着した内視鏡1は、内視鏡アダプタ20が未装着の内視鏡1よりも、湾曲部7の先端部分の湾曲動作が内視鏡アダプタ20によって規制され、挿入部9の先端部分の硬質長が長くなるため、挿入部9の先端(先端部6の先端面6a)を湾曲方向へ長く位置させることができる。なお、内視鏡アダプタ20によって湾曲部7の湾曲動作を規制する範囲(L3−L1)は、湾曲部7の全長(L2)に対して30%程度が好適である。
以上から、本実施の形態の内視鏡アダプタ20は、内視鏡1の挿入部9に装着することで、挿入部9の先端部6を従来から近接が困難とされていた体腔内、ここでは胃100内の観察部位および処置部位とした胃角101、胃底部102、噴門部103などへ容易に接近させることができる。特に、拡大観察機能を備えた内視鏡1では、観察拡大観察時に観察部位に対して先端部6を近接させる必要がある。そのため、内視鏡アダプタ20は、拡大観察機能を備えた内視鏡1に装着すると非常に有効である。
ところで、内視鏡アダプタ20は、以下に記載する変形例の構成としても良い。
(第1の変形例)
内視鏡アダプタ20は、上述したように、内視鏡1の湾曲部7の先端部分を所定の範囲で湾曲規制するためには硬質であることが好適である。
そのため、本変形例の内視鏡アダプタ20は、図14に示すように、金属または硬質樹脂から形成された管体23の表面をシリコンなどの樹脂膜24でコーティングされた構成となっている。なお、ここでの内視鏡アダプタ20は、樹脂膜24のコーティングにより、内視鏡1の挿入部9と共に挿入される体腔を傷つける虞がないようになっている。
(第2の変形例)
さらに、内視鏡アダプタ20は、内視鏡1の観察像の焦点合わせを容易にし、所定の位置で安定した観察が行えるフードとして兼用できるよう、図15に示すように、先端部6の先端面6aに当接して装着位置を位置決めする内向フランジ22よりも先端側へ延設された突出部25を設けても良い。
(第2の実施の形態)
次に、図面に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
図16は内視鏡アダプタの構成を示す斜視図、図17は内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す斜視図、図18は内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す断面図、図19は変形例の内視鏡アダプタの構成を示す斜視図、図20は変形例の内視鏡アダプタが挿入部に装着された状態を示す斜視図である。なお、以下の説明において、上述の第1の実施の形態にて説明済みの各種構成については、同一の符号を用いて、それら構成の説明を省略する。
本実施の形態の内視鏡アダプタ40は、図16に示すように、内視鏡1の先端部6に外挿して着脱自在に装着されるシリコンなどの樹脂から形成された円環部41を備え、第1の実施の形態と同様に、円環部41の開口部42に先端部6の先端面6aに当接して装着位置を位置決めするための位置決め手段としての内向フランジ43が形成されている。
円環部41は、所定の剛性を備えるように肉厚を薄くして硬度が高く設定されており、両端が開口するチューブ体44が後方に延設するように一体形成されている。円環部41とチューブ体44は、円環部41の先端に形成された連結部41aによって一体的に接続されている。
ここでの内視鏡アダプタ40は、図17および図18に示すように、内視鏡1の先端部6に円環部41を外挿させるときに、内視鏡1の処置具チャンネル35にチューブ体44が内挿される。即ち、チューブ体44は、先端部6の先端面6aに設けられた処置具チャンネル開口33から処置具チャンネル35内へ挿入される。
なお、円環部41の内径は、先端部6の外径に略同一または若干小さく設定されており、挿入部9への装着時に先端部6から抜け落ちないようになっている。また、チューブ体44の外径は、処置具チャンネル35の内径と略同一または若干小さく設定されており、処置具チャンネル35内へ容易に挿入配置することができるようになっている。
さらに、内視鏡アダプタ40は、第1の実施の形態と同様に、先端部6の先端面6aに配設された観察窓31、2つの照明窓32および送気送水ノズル34が円環部41の開口部42によって露出するように装着される。
チューブ体44は、内視鏡1の挿入部9における先端部6から湾曲部7の先端部分まで処置具チャンネル35内に挿通配置される。即ち、チューブ体44は、挿入部9の先端部6全体および湾曲部7の先端から所定の範囲だけ処置具チャンネル35に内挿する長さを有した構成となっている。このチューブ体44は、第1の実施の形態と同様に、湾曲部7の先端から湾曲動作を規制する範囲が湾曲部7の全長に対して30%程度となる長さに設定することが好適である。また、ここでも内向フランジ43が先端部6の先端面6aに当接することで、チューブ体44が湾曲部7の先端から湾曲動作を規制する範囲の位置まで確実に処置具チャンネル35内に挿入される。
このように構成された本実施の形態の内視鏡アダプタ40は、内視鏡1の挿入部9の処置具チャンネル35に挿通配置されたチューブ体44が湾曲部7の先端部分の湾曲動作を規制して、チューブ体44の長さだけ挿入部9の先端部分の剛性を高めることができる。即ち、内視鏡アダプタ40は、第1の実施の形態と同様に、ここでの湾曲規制部を構成するチューブ体44の剛性によって、挿入部9の先端部分の硬質長を伸ばすことができる。
これにより、第1の実施の形態と同様に、本実施の形態の内視鏡アダプタ40を内視鏡1の挿入部9に装着するだけで、湾曲部7の先端部分を所定の範囲だけ湾曲動作を規制させて挿入部9の先端部分の硬質長を伸ばし、挿入部9の押し引き、湾曲部7の湾曲操作だけでは先端部6を近づけ難かった部位へ容易に近接させることができる。
なお、内視鏡アダプタ40は、処置具チャンネル35に挿通配置されるチューブ体44が処置具チャンネル35に挿入された処置具が内部を通過して先端側へ延設できる孔径を有しており、内視鏡1における処置具利用を可能とする。これに加え、内視鏡アダプタ40は、処置具チャンネル35にチューブ体44が挿入されていても、処置具チャンネル35を利用した吸引機能も阻害しない。また、チューブ体44の孔における内径を処置具の外径より若干大きい程度に設定することで、チューブ体44の孔を介して処置具が前方に突出する際に該処置具の先端がふらつくことを防ぐことができる。
(変形例)
なお、内視鏡アダプタ40は、図19および図20に示すように、円環部41を設けず、チューブ体44の先端に先端部6の先端面6aに当接して位置決めする位置決め手段としての外向フランジ45を設けた構成としても良い。この場合、内視鏡アダプタ40は、チューブ体44の外径が処置具チャンネル35の内径と略同一または若干大きく設定されており、処置具チャンネル35から抜け落ちないように構成される。なお、ここでの外向フランジ45が先端部6の先端面6aに当接することで、チューブ体44が湾曲部7の先端から湾曲動作を規制する範囲の位置まで確実に処置具チャンネル35内に挿入される。
上述の実施の形態に記載した発明は、その実施の形態および変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、述べられている課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
1…内視鏡
6…先端部
6a…先端面
7…湾曲部
8…可撓管部
9…挿入部
10…操作部
11…把持部
12…湾曲操作ノブ
13…湾曲操作ノブ
14…湾曲操作ノブ
15,16…スイッチ類
18…処置具チャンネル挿通部
19…ユニバーサルケーブル
20,40…内視鏡アダプタ
21,42…開口部
22…内向フランジ
23…管体
24…樹脂膜
25…突出部
31…観察窓
32…照明窓
33…処置具チャンネル開口
34…送気送水ノズル
35…処置具チャンネル
41…円環部
41a…連結部
43…内向フランジ
44…チューブ体
45…外向フランジ
100…胃
101…胃角
102…胃底部
103…噴門部

Claims (6)

  1. 先端側から先端硬質部、湾曲部および可撓管部が連設された挿入部を備えた内視鏡の内視鏡アダプタにおいて、
    前記挿入部に着脱自在に装着され、所定の剛性を備えて前記湾曲部の先端から所定の範囲まで湾曲動作を規制する湾曲規制部を有することを特徴とする内視鏡アダプタ。
  2. 前記湾曲規制部は、前記先端硬質部の先端面から前記湾曲部の前記所定の範囲までの長さを有していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡アダプタ。
  3. 前記湾曲規制部によって前記湾曲部の前記所定の範囲まで湾曲動作を規制する装着位置を位置決めする位置決め手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡アダプタ。
  4. 前記湾曲規制部により湾曲動作を規制する前記所定の範囲は、前記湾曲部の全長の30%であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内視鏡アダプタ。
  5. 前記湾曲規制部は、前記所定の範囲まで覆うように前記湾曲部に外挿される所定の剛性を有した筒体であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡アダプタ。
  6. 前記湾曲規制部は、前記挿入部に配設されたチャンネルに前記湾曲部の前記所定の範囲まで挿通配置される所定の剛性を有したチューブ体であることを請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡アダプタ。
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