JP2008186554A - チャージロス修復方法及び半導体記憶装置 - Google Patents

チャージロス修復方法及び半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、チャージロス修復方法及び半導体記憶装置に関し、半導体記憶装置の出荷後でシステムへ組み込まれた状態であってもメモリセルのチャージロスを検出して修復可能とすることを目的とする。
【解決手段】電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ内でチャージロスの兆候のあるメモリセルを、読み出し用リファレンスセルとそれより高い閾値をもつ書き込みベリファイ用リファレンスセルの間に閾値が設定されたチャージロス検出用リファレンスセルを用いて検出し、チャージロスの兆候が検出されたメモリセルにデータの追加書き込みを行って修復するように構成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、チャージロス修復方法及び半導体記憶装置に係り、特にメモリセルのチャージロスを検出して修復するチャージロス修復方法及び半導体記憶装置に関する。
フローティングゲートに電荷を蓄積することでデータを格納する構成のフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置に対しては、出荷前にワード線若しくはビット線に高電圧を印加する電界加速、或いは、ベーキングによる高温加速を行い、チャージロス(電荷の抜け)を示すメモリセルをスクリーニング或いは冗長置換する試験を実施していた。つまり、電界加速或いは高温加速により、例えば不揮発性半導体記憶装置の動作保証期間を擬似した条件を作り出し、許容範囲外のチャージロスを示すメモリセルは、冗長メモリセルに置換していた。しかし、不揮発性半導体記憶装置の出荷後にシステムへ組み込まれた状態でチャージロスが発生した場合には、その修復を行うことは不可能であった。
図1は、従来の不揮発性半導体記憶装置における書き込みセルと消去セルと読み出し用リファレンスセルの閾値の関係を示す図である。図1中、縦軸はメモリセルを構成するトランジスタのドレイン・ソース電流Ids、横軸はゲート・ソース電圧Vgsを、夫々任意単位で示す。又、図2は、従来の不揮発性半導体記憶装置における書き込みセルと消去セルの閾値の分布を示す図である。図2中、縦軸はメモリセル数、横軸は閾値を、夫々任意単位で示す。メモリセルの特性として、図1において矢印で示すように、経時変化により書き込みセルは閾値低めの方向(チャージロス)へ移動する。
特許文献1には、チャージロス及びチャージゲインを検出する回路を備えた不揮発性半導体記憶装置が提案されている。
が記載されている。
特開2002−74999号公報
通常、メモリセルに対しては、経時変化を起こしても読み出し誤判定とならない閾値まで書き込みが実行されており、正常なメモリセルであれば問題とならない。又、読み出し誤判定となるメモリセルであれば、電界加速或いは高温加速によりスクリーニングできるので、出荷前に適宜冗長メモリセルに置換できる。しかし、電界加速或いは高温加速を行ってもスクリーニングされず、何らかの理由で出荷後に図2にX1で示す如き特性異常を示すメモリセルも存在する。このような特性異常を示すメモリセルは、書き込みセルの主分布を外れて読み出し誤判定領域まで閾値が変化するので、不良なメモリセルであるが、不揮発性半導体記憶装置の出荷後には冗長メモリセルに置換することができないという問題があった。
そこで、本発明は、半導体記憶装置の出荷後でシステムへ組み込まれた状態であってもメモリセルのチャージロスを検出して修復可能なチャージロス修復方法及び半導体記憶装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ内でチャージロスの兆候のあるメモリセルを、読み出し用リファレンスセルとそれより高い閾値をもつ書き込みベリファイ用リファレンスセルの間に閾値が設定されたチャージロス検出用リファレンスセルを用いて検出する検出ステップと、該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルにデータの追加書き込みを行って修復する修復ステップとを含むことを特徴とするチャージロス修復方法によって達成できる。
上記の課題は、電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置であって、複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、読み出し用リファレンスセルとそれより高い閾値をもつ書き込みベリファイ用リファレンスセルの間に閾値が設定されたチャージロス検出用リファレンスセルと、該メモリセルアレイ内でチャージロスの兆候のあるメモリセルを、該読み出し用リファレンスセルと該チャージロス検出用リファレンスセルを用いて検出する検出手段と、該検出手段により該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルにデータの追加書き込みを行って修復する修復手段とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置によって達成できる。
本発明によれば、半導体記憶装置の出荷後でシステムへ組み込まれた状態であってもメモリセルのチャージロスを検出して修復可能なチャージロス修復方法及び半導体記憶装置を実現することができる。
本発明では、電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置内のメモリセルのうち、チャージロスの兆候のあるメモリセルを、読み出し用リファレンスセルとそれより高い閾値を有する書き込みベリファイ用リファレンスセルの間に閾値が設定されたチャージロス検出用リファレンスセルを用いて検出し、チャージロスの兆候のあるメモリセルを修復する。
チャージロスの兆候のあるメモリセルは、複数のアドレスから同時に読み出しを行う際に検出しても良い。又、同時に読み出したデータをシリアルに出力すると同時に、チャージロスの兆候が検出されたメモリセルに対して追加書き込みを行うことでチャージロスを修復するようにしても良い。
チャージロスの兆候のあるメモリセルの検出は、セクタ消去の対象外の領域に対して行うようにしても良い。又、チャージロスの検出時に生成された内部アドレスに対してチャージロス検出時のデータを書き込むことでチャージロスを修復するようにしても良い。
本発明のチャージロス修復方法及び半導体記憶装置によれば、不揮発性半導体記憶装置の出荷後でシステムへ組み込まれた状態であってもメモリセルのチャージロスを検出して修復可能である。
以下に、本発明のチャージロス修復方法及び半導体記憶装置の各実施例を、図3以降と共に説明する。各実施例では、説明の便宜上、本発明が電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置に適用されているものとする。不揮発性半導体記憶装置は、読み出し用リファレンスセル及び書き込みベリファイ用リファレンスセルに加え、チャージロス検出用リファレンスセルを有する点に特徴がある。消去ベリファイ用リファレンスセルを更に有する構成としても良いことは言うまでもない。
図3は、3種類のリファレンスセルの閾値の関係を示す図である。図3中、縦軸はメモリセルを構成するトランジスタのドレイン・ソース電流Ids、横軸はゲート・ソース電圧Vgsを、夫々任意単位で示す。チャージロス検出用リファレンスセルの閾値を、読み出し用リファレンスセルの閾値と書き込みベリファイ用リファレンスセルの閾値の間に設定し、且つ、読み出し判定は正常に実行可能な閾値に設定することにより、チャージロス検出用リファレンスセルをチャージロスの兆候を検出するために使用する。
図3及び後述する図4において、Aはメモリセルからの読み出しデータが正しく判定される読み出し判定安全領域を示し、Bはメモリセルからの読み出しデータが現状では正しく判定されるが将来誤判定される可能性のある読み出し判定危険領域を示し、Cはメモリセルからの読み出しデータが誤判定されてしまう読み出し誤判定領域を示す。
図4は、図3の3種類のリファレンスセルの閾値をメモリセルの閾値の分布に重ね合わせて示す図である。図4中、縦軸はメモリセル数、横軸は閾値を、夫々任意単位で示す。特性異常であるメモリセルは、経時劣化によりメモリセルの閾値の主分布を外れて徐々に読み出し誤判定領域Cまで近づく。従って、読み出し誤判定領域Cに入る前にその特異的なメモリセルを検出して修復すれば、読み出し誤判定を未然に防止することが可能となる。
図5は、第1実施例におけるチャージロスの検出方法を説明するためのリファレンスセル部及びセンスアンプ部の要部を示す回路図である。図5では、リファレンスセル部内の書き込みベリファイ用リファレンスセル及び消去ベリファイ用リファレンスセルは、書き込み及び消去時に使用され、読み出し時には使用されないので、その図示は省略するが、メモリセルに対して基本的には読み出し時に用いられるリファレンスセルと同様に接続されている。センスアンプ部内の2入力である読み出し用センスアンプ21及びチャージロス検出用センスアンプ23の一方の入力は、メモリセル10に接続されている。読み出し用センスアンプ21の他方の入力は、専用に設けられた読み出し用リファレンスセル11に接続されている。チャージロス検出用センスアンプ23の他方の入力は、専用に設けられたチャージロス検出用リファレンスセル13に接続されている。メモリセル10の読み出しデータ判定時に、チャージロス判定回路部分を動作させることにより、余分な時間を使用することなく、読み出しと同時にチャージロスの兆候の検出が可能となる。
図6は、読み出し用センスアンプ及びチャージロス検出用センスアンプの出力の関係を示す図である。図6中、読み出しデータ出力は図5に示すセンスアンプ21から得られ、チャージロス検出結果出力は図5に示すセンスアンプ23から得られる。メモリセル10の閾値がリファレンスセルの閾値より高い場合をデータ「0」、低い場合をデータ「1」と定義すると、データ出力の組み合わせが図6中のNo.2となった場合にチャージロスの兆候有りと判定される。従って、本実施例では、図6中のNo.2の場合には、出荷前に予め冗長置換されていないメモリセルであれば、メモリセルの修復が行われる。このように、不揮発性半導体記憶装置の出荷後にシステムへ組み込まれた状態であっても、チャージロスの兆候を検出して読み出し誤判定となる前に修復可能とすることができる。
以下に、チャージロスの兆候の検出と修復の手順について説明する。本実施例では、ページモード、或いは、バーストモードといったシリアルなデータ出力機能を有する不揮発性半導体記憶装置において、読み出しと同時にメモリセルのチャージロスの兆候を検出して修復する。
図7は、第1実施例の要部を示すブロック図である。不揮発性半導体記憶装置31は、図7に示す如く接続されたメモリセルアレイ41、Xアドレスデコーダ42、Yアドレスデコーダ43、リファレンスメモリセルアレイ44、Xアドレスデコーダ45、Yアドレスデコーダ46、通常センスアンプ47、チャージロス検出用センスアンプ48、書き込みベリファイ用センスアンプ49、チャージロス判定回路50、書き込み判定回路51、制御回路52、プログラムデータバッファ53、内部アドレス生成回路54、高電圧生成回路55、データラッチ回路56及びデータ出力バッファ57を有する。リファレンスメモリセルアレイ44は、図5に示す読み出し用リファレンスセル11及びチャージロス検出用リファレンスメモリセル13に加え、消去ベリファイ用リファレンスメモリセル15及び書き込みベリファイ用リファレンスメモリセル17を有する。通常センスアンプ47及びチャージロス検出用センスアンプ48は、図5に示すセンスアンプ21,23に対応する。高電圧生成回路55は、書き込みベリファイ時を含む書き込み時、消去ベリファイ時を含む消去時、読み出し時及びチャージロス検出時に制御回路52の制御下で比較的高電圧をデコーダ42,45を介してメモリセルアレイ41,44内のメモリセルのゲートに供給する。消去ベリファイ用リファレンスメモリセル15を用いた消去ベリファイ自体、及び書き込みベリファイ用リファレンスメモリセル17を用いた書き込みベリファイ自体は周知の方法で行える。
メモリセルアレイ41内のメモリセルと、リファレンスメモリセルアレイ44内のメモリセルは、望ましくは同一基板上で同じ半導体プロセスにより作成されている。
尚、書き込みベリファイを行わない構成の不揮発性半導体記憶装置31の場合には、リファレンスメモリセルアレイ44内の書き込みベリファイ用メモリセル17、書き込みベリファイ用センスアンプ49及び書き込み判定回路51は省略可能である。
センスアンプ47,48及びチャージロス判定回路は、メモリセルアレイ41内でチャージロスの兆候のあるメモリセルを、読み出し用リファレンスセル11とチャージロス検出用リファレンスセル13を用いて検出する検出手段を構成する。又、制御回路52及びプログラムデータバッファ53は、検出手段によりチャージロスの兆候が検出されたメモリセルにデータの追加書き込みを行って修復する修復手段を構成する。更に、センスアンプ49、書き込み判定回路51及び制御回路52は、追加書き込み後に、書き込みベリファイ用リファレンスセル17を用いて書き込みベリファイを行うベリファイ手段を構成する。
図8は不揮発性半導体記憶装置31の内部で複数のアドレスを同時に読み出し、1アドレスずつシリアルにデータ出力する手法の1つであるページモードにおけるアドレス入力とデータ出力の関係を示すタイミングチャートである。読み出しの起点となるイニシャルアドレスAが内部アドレス生成回路54を介してデコーダ42,43に入力されると、期間T1の間に、アドレスAから連続した複数のアドレス(図8ではアドレスAからアドレスAa+7の8アドレス)がデコーダ42,43によりデコードされてメモリセルアレイ41内の対応するメモリセルからデータが同時に読み出され、センスアンプ47を介してデータラッチ回路56に保持される。その後、期間T2の間にアドレスに同期しながら1アドレスずつデータ出力バッファ57を介してデータ出力が行われる。期間T2では読み出しに関するメモリセルアレイ41内のメモリセルへのアクセスが全く無いため、チャージロスの兆候が検出されたメモリセルがあった場合、追加書き込み等によりメモリセルの修復を実行することが可能となる。
図9は不揮発性半導体記憶装置31の内部で複数のアドレスを同時に読み出し、1アドレスずつシリアルにデータ出力する手法の1つであるバーストモードにおけるアドレス入力とデータ出力の関係を示すタイミングチャートである。読み出しの起点となるイニシャルアドレスAが内部アドレス生成回路54を介して入力されると、期間T1の間に、アドレスAから連続した複数のアドレス(図9ではアドレスAからアドレスAa+7の8アドレス)がデコーダ42,43によりデコードされてメモリセルアレイ41内の対応するメモリセルからデータが同時に読み出され、センスアンプ47を介してデータラッチ回路56に保持される。その後、期間T2の間にクロックに同期しながら1アドレスずつデータ出力バッファを介してデータ出力が行われる。期間T2では読み出しに関するメモリセルアレイ41内のメモリセルへのアクセスが全く無いため、チャージロスの兆候が検出されたメモリセルがあった場合、追加書き込み等によりメモリセルの修復を実行することが可能となる。
期間T1における不揮発性半導体記憶装置31の動作は、次の通りである。イニシャルアドレスの入力後、メモリセルアレイ41内の複数のアドレスのメモリセルが選択され、制御回路52から出力された読み出し用リファレンスセル11のアドレスがデコーダ45,46によりデコードされてリファレンスメモリセルアレイ44内の読み出し用リファレンスセル11が選択される。メモリセルアレイ41内の複数のアドレスのメモリセルのデータとリファレンスメモリセルアレイ44内の読み出し用リファレンスセル11のデータは、センスアンプ47で比較され、複数アドレスにおけるデータ値が同時判定される。これと同時に、制御回路52から出力されたチャージロス検出用リファレンスセル13のアドレスがデコーダ45,46によりデコードされてリファレンスメモリセルアレイ44内のチャージロス検出用リファレンスセル13が選択される。メモリセルアレイ41内の複数のアドレスのメモリセルのデータとリファレンスメモリセルアレイ44内のチャージロス検出用リファレンスセル13のデータは、センスアンプ48で比較され、複数アドレスにおけるチャージロスの兆候が同時判定される。本実施例では、センスアンプ47,48は、読み出しとチャージロスの兆候の検出のため、夫々同時読み出しアドレス数分用意されている。
同時読み出しされたデータは、センスアンプ47を介してデータラッチ回路56に保持される。他方、チャージロス検出用に読み出されたデータは、センスアンプ48を介してチャージロス判定回路50でセンスアンプ47から出力された読み出しデータと比較され、チャージロスが発生しているか否かの判定が行われる。
期間T2における不揮発性半導体記憶装置31の動作は、次の通りである。データラッチ回路56に保持されたデータは、ページモードの場合はアドレスに同期しながら、又、バーストモードの場合はクロックに同期しながら、1アドレスずつデータ出力バッファ57を通して出力される。これと同時に、チャージロス判定回路50においてメモリセルのチャージロスが発生していると判定された場合、制御回路52によりチャージロスが発生したメモリセルアレイ41内のメモリセルに書き込みが行われる。チャージロスが検出されたメモリセルのアドレスは、制御回路52により内部アドレス生成回路54を介してデコーダ42,43に入力される。又、チャージロスが検出されたメモリセルに書き込まれるデータは、メモリセルアレイ41にプログラムデータバッファ53を介して外部から再度入力しても、制御回路52の制御下でプログラムデータブッファ53を介して入力しても、制御回路52の制御下でセンスアンプ47の出力データをプログラムデータバッファ53を介して入力しても良い。チャージロスの検出は電荷の抜けが少ない段階で行っているため、追加書き込み後に書き込みベリファイを行わない回路構成を用いても良い。この場合、後述する図10のステップS6は省略可能である。
図10は、本実施例のチャージロスの判定及び修復処理を説明するフローチャートである。図10において、ステップS1では、イニシャルアドレスが内部アドレス生成回路54を介してデコーダ42,43に入力される。ステップS2及びステップS3は、同時に行われる。ステップS2では、センスアンプ47により判定されたデータ値の同時読み出しアドレス分の出力データがチャージロス判定回路50に出力され、ステップS3では、センスアンプ48によりチャージロスの兆候が判定された同時読み出しアドレス分の出力データがチャージロス判定回路50に出力される。ステップS4では、チャージロス判定回路50により読み出しを行ったメモリセルアレイ41内のメモリセルのチャージロスが有るか否かを判定する。ステップS4の判定結果がYESであると、ステップS5ではチャージロスが検出されたメモリセルに対する追加書き込みを行ってこのメモリセルの修復を行う。ステップS5の後、ステップS6では、追加書き込み後にセンスアンプ49を用いた書き込みベリファイを行い、処理はステップS4へ戻る。他方、ステップS4の判定結果がNOであると、ステップS5では最終アドレスであるか否かを判定する。ステップS5の判定結果がNOであると、処理は終了する。
上記の如く、チャージロスの検出は電荷の抜けが少ない段階で行っているため、追加書き込み後に書き込みベリファイを行わない回路構成を用いても良く、この場合にはステップS6は省略可能である。つまり、この場合には、ステップS5の後に処理はステップS4へ戻る。
次に、本実施例において、チャージロスが検出されたメモリセルアレイ41内のメモリセルへの追加書き込み後に書き込みベリファイを行う場合の動作を説明する。チャージロスが検出されたメモリセルへの追加書き込み後に、リファレンスメモリセルアレイ44内の書き込みベリファイ用リファレンスメモリセル17を用いて書き込みベリファイを行い、書き込み判定回路51で書き込みが不十分であると判定されると、書き込み判定回路51が出力する書き込み判定信号に応答して制御回路52の制御下で再度追加書き込みを行う処理を期間T2の間繰り返す。チャージロスが検出されたメモリセルアレイ41内のメモリセルのアドレス及びリファレンスメモリセルアレイ44内の書き込みベリファイ用メモリセル17のアドレスは、制御回路52により内部アドレス生成回路54を介してデコーダ42,43に入力される。又、チャージロスが検出されたメモリセル及び書き込みベリファイ用メモリセル17に書き込まれるデータは、メモリセルアレイ41に外部から再度入力しても、制御回路52の制御下でプログラムデータブッファ53を介して入力しても、制御回路52の制御下でセンスアンプ47の出力データをプログラムデータバッファ53を介して入力しても良い。追加書き込み後の書き込みベリファイは、追加書き込みと同じアドレスを上記と同様に入力することでメモリセルアレイ41内の対応するメモリセルとリファレンスメモリセルアレイ44内の書き込みベリファイ用メモリセル17を選択し、これらのメモリセルのデータをセンスアンプ49で比較し、比較結果を書き込み判定回路51で判定することで行われる。尚、書き込みベリファイに使用するセンスアンプ49は、図7に示すように書き込みベリファイ専用のセンスアンプであっても、読み出し時に用いるセンスアンプ47を兼用しても良い。後者の場合、センスアンプ47の出力は、書き込み判定回路51にも供給される。
本実施例によれば、不揮発性半導体記憶装置の出荷後にシステムへ組み込まれた状態でシステム動作を止めることなくメモリセルのチャージロスの兆候を検出して読み出し誤判定となる前にその修復を行うことが可能である。
次に、本発明の第2実施例を説明する。第2実施例の要部を示すブロック図は、図7と同じで良いため、その図示及び説明は省略する。尚、上記第1実施例では、複数のアドレスから同時に読み出しを行う構成であるため、センスアンプ47,48は読み出しとチャージロスの兆候の検出のため夫々同時読み出しアドレス数分用意されているが、本実施例では、複数のアドレスから同時に読み出しを行う構成ではないため、センスアンプ47,48を夫々同時読み出しアドレス数分用意する必要はない。
本実施例は、メモリセルのチャージロスの兆候の検出及び修復をセクタ消去中に行うことを特徴とする。セクタ消去中、セクタ消去の対象外のメモリセルに対しては従来は特に処理を行っていないが、本実施例ではこの時にメモリセルのチャージロスの兆候を検出するための読み出しを行い、チャージロスを起こしているメモリセルが検出された場合は、そのメモリセルに対して追加書き込み(即ち、プログラム)を行うことにより、チャージロスの修復を行う。当然のことながら、セクタ消去対象のメモリセルに対しては、通常通りセクタ消去が行われる。このようにセクタ消去のシーケンスにチャージロスの検出及び修復のシーケンスを組み込むことにより、ユーザは特に意識することなくチャージロスの修復を効率的に行うことができ、その結果、高いデータ保持特性を有する不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
先ず、セクタ消去について図11及び図12と共に説明する。図11は不揮発性半導体記憶装置31のセクタ構成を示す図であり、図12は一般的なセクタ消去を説明するフローチャートである。
メモリセルアレイ41のメモリ空間は、図11に示すように複数のセクタに分割されており、データの消去はこのセクタ単位で行われるものとする。図11は、一例として1アドレスのデータ幅が32ビットであり、メモリ空間が4つのセクタ0〜3に分割されている場合を示す。セクタ消去コマンドが発行されて制御回路52に入力されると、制御回路52はセクタ消去コマンドにより消去の対象となっているセクタ番号を内部に記憶した状態で、アドレスカウンタ521を最初の値「00000h」から最後の値「3FFFFh」までカウントアップして行く。アドレスカウンタ521が発行するアドレスと制御回路52の内部に記憶したセクタ番号を比較して、両者の示す領域が一致した場合にはセクタ消去を行う。セクタ消去は、書き込み(即ち、プログラム)処理と消去処理の2段階に分かれており、第一段階は閾値を揃えるため消去対象となっているセクタのメモリセル全てに対して一旦書き込み(即ち、プログラム)を行う。全ての消去対象セルの書き込みが完了したら、第二段階としてメモリセルの消去を行う。全ての消去対象メモリセルの消去ベリファイが消去用リファレンスメモリセル15を用いて行われ、アドレスカウンタ521のアドレスのカウントアップが最後の値まで進めば消去が完了したと判断する。
つまり、セクタ消去が開始されると、図12のように、ステップS21ではアドレスカウンタ521が初期化され、ステップS22ではアドレスカウンタ521のアドレスがインクリメントされる。ステップS23では、セクタ消去コマンドにより消去の対象となっているセクタ番号とアドレスカウンタ521のアドレスが示す領域が一致するか否かを判定される。ステップS23の判定結果がYESであると、ステップS24では書き込みベリファイ或いは消去ベリファイが行われる。ステップS23の判定結果がNOであると、処理は後述するステップS27へ進む。ステップS25では、ステップS24で行った書き込みベリファイ或いは消去ベリファイの結果が正常であるか否かが判定される。ステップS25の判定結果がNOであると、ステップS26では書き込み(即ち、プログラム)或いは消去が行われ、処理はステップS24へ戻る。他方、ステップS25の判定結果がYESであると、ステップS27ではアドレスカウンタ521のアドレスが最終の値であるか否かが判定され、判定結果がNOであると処理はステップS22へ戻る。ステップS27の判定結果がYESであるとであると、ステップS28では消去が完了したか否かが判定される。ステップS28の判定結果がNOであれば処理はステップS21へ戻り、判定結果がYESであれば処理は終了する。
本実施例は、セクタ消去時にメモリセルアレイ41内のセクタ消去の対象外のメモリセルに対してチャージロスの検出と修復を行うものである。
本実施例では、セクタ消去コマンド発行後、セクタ消去の対象となるセクタ番号とアドレスカウンタ521のアドレスを比較して両者が示す領域が一致した場合には、上記と同様にセクタ消去を行うが、不一致の場合には直ちにアドレスカウンタ521をカウントアップするのではなく、セクタ消去の対象外のメモリセルのチャージロスを検出する。メモリセルのチャージロスの検出は、上記の如く通常の読み出しと似ているが、通常センスアンプ47の他にチャージロス検出用センスアンプ48においてもデータ判定を行い、2つのセンスアンプ47,48の出力データからチャージロス判定回路50においてチャージロスの有無を判定する。この判定の結果、チャージロスを起こしたメモリセルが検出された場合には、そのメモリセルを修復するために、そのアドレスに対して追加書き込み(即ち、プログラム)を行う。追加書き込みデータ(即ち、プログラムデータ)は、チャージロス検出時に通常センスアンプ47の出力結果をそのまま用いても良い。この場合、チャージロス検出時の通常センスアンプ47の出力データは、チャージロス判定回路50から出力されるチャージロス検出信号に応答して制御回路52の制御下でプログラムデータバッファ53に一旦ラッチされ、チャージロス修復時には追加書き込みデータとなる。チャージロスの修復のための追加書き込みが終了した後は、再びチャージロス検出を行ってチャージロスが検出されなくなるまで追加書き込みと書き込みベリファイを繰り返す。
図13は本実施例のセクタ消去を説明するフローチャートである。セクタ消去が開始されると、図13のように、ステップS31ではアドレスカウンタ521が初期化され、ステップS32ではアドレスカウンタ521のアドレスがインクリメントされる。ステップS33では、セクタ消去コマンドにより消去の対象となっているセクタ番号とアドレスカウンタ521のアドレスが示す領域が一致するか否かを判定される。ステップS33の判定結果がYESであると、ステップS34では書き込みベリファイ或いは消去ベリファイが行われる。ステップS33の判定結果がNOであると、処理は後述するステップS41へ進む。ステップS35では、ステップS34で行った書き込みベリファイ或いは消去ベリファイの結果が正常であるか否かが判定される。ステップS35の判定結果がNOであると、ステップS36では書き込み(即ち、プログラム)或いは消去が行われ、処理はステップS34へ戻る。他方、ステップS35の判定結果がYESであると、ステップS37ではアドレスカウンタ521のアドレスが最終の値であるか否かが判定され、判定結果がNOであると処理はステップS32へ戻る。ステップS37の判定結果がYESであるとであると、ステップS38では消去が完了したか否かが判定される。ステップS38の判定結果がNOであれば処理はステップS31へ戻り、判定結果がYESであれば処理は終了する。
他方、ステップS41では、セクタ消去の対象外のメモリセルに対して追加書き込み(即ち、プログラム)を行うか否かが判定され、判定結果がNOであれば処理はステップS37へ進む。ステップS41の判定結果がYESであると、ステップS42ではチャージロス検出用リファレンスセル13を用いたセクタ消去の対象外のメモリセルのチャージロスの判定が行われる。ステップS43では、チャージロスの判定によりチャージロスが発生しているメモリセルが検出されたか否かが判定され、判定結果がNOであると処理はステップS37へ進む。ステップS43の判定結果がYESであると、ステップS44ではチャージロスが検出されたメモリセルの修復が行われ、処理はステップS42へ戻る。
図14は、本実施例のチャージロスの判定及び修復処理を説明するフローチャートである。図14の処理は、ステップS42〜S44の処理に対応する。図14において、ステップS11では、イニシャルアドレスが内部アドレス生成回路54を介してデコーダ42,43に入力される。ステップS12及びステップS13は、同時に行われる。ステップS12では、センスアンプ47により判定されたデータ値の出力データがチャージロス判定回路50に出力され、ステップS13では、センスアンプ48によりチャージロスの兆候が判定された出力データがチャージロス判定回路50に出力される。ステップS14では、チャージロス判定回路50により読み出しを行ったメモリセルアレイ41内のメモリセルのチャージロスが有るか否かを、32ビットのデータ幅毎に判定する。ステップS14の判定結果がYESであると、ステップS15ではチャージロスが検出されたメモリセルに対する追加書き込みを行ってこのメモリセルの修復を行い、処理はステップS12,S13の処理へ戻って再び同じアドレスに対するチャージロスの判定を行う。この場合、追加書き込みされるデータは、センスアンプ47の32ビットの出力データがプログラムデータバッファ53を介してメモリセルアレイ41に入力されても、例えばチャージロスが検出されたビットのみが「0」で他のビットは「1」で構成される32ビットのデータが制御回路52の制御下でプログラムデータバッファ53を介してメモリセルアレイ41に入力されても良い。更に、追加書き込みされるデータは、外部から制御回路52に入力された32ビットのデータがプログラムデータバッファ53を介してメモリセルアレイ41に入力されても良い。他方、ステップS14の判定結果がNOであると、処理は図13に示すステップS37へ進む。
本実施例によれば、不揮発性半導体記憶装置の出荷後にシステムへ組み込まれた状態でシステム動作を止めることなくチャージロスの兆候を検出してその修復を行うことができる。このため、高いデータ保持特性を有する不揮発性半導体記憶装置を提供することが可能となる。又、チャージロスの疑いのあるメモリセルをスクリーニングするために従来実施していた長時間のベーキング試験等を簡略化することも可能となる。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1) 電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ内でチャージロスの兆候のあるメモリセルを、読み出し用リファレンスセルとそれより高い閾値をもつ書き込みベリファイ用リファレンスセルの間に閾値が設定されたチャージロス検出用リファレンスセルを用いて検出する検出ステップと、
該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルにデータの追加書き込みを行って修復する修復ステップとを含むことを特徴とするチャージロス修復方法。
(付記2) 該検出ステップは、複数のアドレスのメモリセルから同時に読み出しを行う際に該チャージロスの兆候のあるメモリセルを検出することを特徴とする付記1記載のチャージロス修復方法。
(付記3) 該修復ステップは、該同時読み出しを行ったデータが該メモリセルアレイからシリアルに出力されると同時に、該検出ステップにより該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルに追加書き込みを行うことを特徴とする付記2記載のチャージロス修復方法。
(付記4) 該修復ステップは、該不揮発性半導体記憶装置のページモード、或いは、バーストモードで該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルに追加書き込みを行うことを特徴とする付記3記載のチャージロス修復方法。
(付記5) 該追加書き込み後に、該書き込みベリファイ用リファレンスセルを用いて書き込みベリファイを行うベリファイステップを更に含むことを特徴とする付記1〜4のいずれか1項記載のチャージロス修復方法。
(付記6) 該メモリセルアレイのメモリ空間は複数のセクタに分割されておりデータの消去はこのセクタ単位で行われ、
該検出ステップ及び該修復ステップは、セクタ消去時にセクタ消去の対象外の領域に対して行われることを特徴とする付記1記載のチャージロス修復方法。
(付記7) 該検出ステップは、メモリセルから読み出したデータと該読み出し用リファレンスセルから読み出したデータとの比較により該メモリセルから読み出したデータのデータ値を求めると共に、該メモリセルから読み出したデータと該チャージロスベリファイ用リファレンスセルから読み出したデータとの比較結果を求め、該データ値と該比較結果に基づいて該チャージロスの兆候を検出することを特徴とする付記1〜6のいずれか1項記載のチャージロス修復方法。
(付記8) 該修復ステップは、該検出ステップが該チャージロスの兆候のあるメモリセルを検出した時のデータ値を該チャージロスの兆候のあるメモリセルへ追加書込みすることを特徴とする付記7記載のチャージロス修復方法。
(付記9) 該検出ステップ及び該修復ステップは、該不揮発性半導体記憶装置の出荷後でシステムへ組み込まれた状態で行われることを特徴とする付記1〜8のいずれか1項記載のチャージロス修復方法。
(付記10) 電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置であって、
複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、
読み出し用リファレンスセルとそれより高い閾値をもつ書き込みベリファイ用リファレンスセルの間に閾値が設定されたチャージロス検出用リファレンスセルと、
該メモリセルアレイ内でチャージロスの兆候のあるメモリセルを、該読み出し用リファレンスセルと該チャージロス検出用リファレンスセルを用いて検出する検出手段と、
該検出手段により該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルにデータの追加書き込みを行って修復する修復手段とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
(付記11) 該検出手段は、複数のアドレスのメモリセルから同時に読み出しを行う際に該チャージロスの兆候のあるメモリセルを検出することを特徴とする付記10記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記12) 該修復手段は、該同時読み出しを行ったデータが該メモリセルアレイからシリアルに出力されると同時に、該検出手段により該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルに追加書き込みを行うことを特徴とする付記11記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記13) 該修復手段は、該不揮発性半導体記憶装置のページモード、或いは、バーストモードで該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルに追加書き込みを行うことを特徴とする付記12記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記14) 該追加書き込み後に、該書き込みベリファイ用リファレンスセルを用いて書き込みベリファイを行うベリファイ手段を更に含むことを特徴とする付記10〜13のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記15) 該メモリセルアレイのメモリ空間は複数のセクタに分割されておりデータの消去はこのセクタ単位で行われ、
該検出手段及び該修復手段は、セクタ消去時にセクタ消去の対象外の領域に対して行われることを特徴とする付記10記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記16) 該検出手段は、メモリセルから読み出したデータと該読み出し用リファレンスセルから読み出したデータとの比較により該メモリセルから読み出したデータのデータ値を求める第1のセンスアンプと、該メモリセルから読み出したデータと該チャージロスベリファイ用リファレンスセルから読み出したデータとの比較結果を求める第2のセンスアンプと、該データ値と該比較結果に基づいて該チャージロスの兆候を検出するチャージロス判定回路とを有することを特徴とする付記10〜15のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記17) 該修復手段は、該検出手段が該チャージロスの兆候のあるメモリセルを検出した時のデータ値を該チャージロスの兆候のあるメモリセルへ追加書込みすることを特徴とする付記16記載の不揮発性半導体記憶装置。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
従来の不揮発性半導体記憶装置における書き込みセルと消去セルと読み出し用リファレンスセルの閾値の関係を示す図である。 従来の不揮発性半導体記憶装置における書き込みセルと消去セルの閾値の分布を示す図である。 3種類のリファレンスセルの閾値の関係を示す図である。 図3の3種類のリファレンスセルの閾値をメモリセルの閾値の分布に重ね合わせて示す図である。 本発明の第1実施例におけるチャージロスの検出方法を説明するためのリファレンスセル部及びセンスアンプ部の要部を示す回路図である。 読み出し用センスアンプ及びチャージロス検出用センスアンプの出力の関係を示す図である。 第1実施例の要部を示すブロック図である。 ページモードにおけるアドレス入力とデータ出力の関係を示すタイミングチャートである。 バーストモードにおけるアドレス入力とデータ出力の関係を示すタイミングチャートである。 第1実施例のチャージロスの判定及び修復処理を説明するフローチャートである。 不揮発性半導体記憶装置のセクタ構成を示す図である。 一般的なセクタ消去を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施例のセクタ消去を説明するフローチャートである。 第2実施例のチャージロスの判定及び修復処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 メモリセル
11 読み出し用リファレンスセル
13 チャージロス検出用リファレンスセル
31 不揮発性半導体記憶装置
41 メモリセルアレイ
42,43,45,46 アドレスデコーダ
44 リファレンスメモリセルアレイ
47,48,49 センスアンプ
50 チャージロス判定回路
51 書き込み判定回路
52 制御回路
53 プログラムデータバッファ
54 内部アドレス生成回路
55 高電圧生成回路
56 データラッチ回路
57 データ出力バッファ

Claims (10)

  1. 電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ内でチャージロスの兆候のあるメモリセルを、読み出し用リファレンスセルとそれより高い閾値をもつ書き込みベリファイ用リファレンスセルの間に閾値が設定されたチャージロス検出用リファレンスセルを用いて検出する検出ステップと、
    該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルにデータの追加書き込みを行って修復する修復ステップとを含むことを特徴とするチャージロス修復方法。
  2. 該検出ステップは、複数のアドレスのメモリセルから同時に読み出しを行う際に該チャージロスの兆候のあるメモリセルを検出することを特徴とする請求項1記載のチャージロス修復方法。
  3. 該修復ステップは、該同時読み出しを行ったデータが該メモリセルアレイからシリアルに出力されると同時に、該検出ステップにより該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルに追加書き込みを行うことを特徴とする請求項2記載のチャージロス修復方法。
  4. 該メモリセルアレイのメモリ空間は複数のセクタに分割されておりデータの消去はこのセクタ単位で行われ、
    該検出ステップ及び該修復ステップは、セクタ消去時にセクタ消去の対象外の領域に対して行われることを特徴とする請求項1記載のチャージロス修復方法。
  5. 該検出ステップは、メモリセルから読み出したデータと該読み出し用リファレンスセルから読み出したデータとの比較により該メモリセルから読み出したデータのデータ値を求めると共に、該メモリセルから読み出したデータと該チャージロスベリファイ用リファレンスセルから読み出したデータとの比較結果を求め、該データ値と該比較結果に基づいて該チャージロスの兆候を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のチャージロス修復方法。
  6. 電気的に書き込み及び消去が可能な不揮発性半導体記憶装置であって、
    複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、
    読み出し用リファレンスセルとそれより高い閾値をもつ書き込みベリファイ用リファレンスセルの間に閾値が設定されたチャージロス検出用リファレンスセルと、
    該メモリセルアレイ内でチャージロスの兆候のあるメモリセルを、該読み出し用リファレンスセルと該チャージロス検出用リファレンスセルを用いて検出する検出手段と、
    該検出手段により該チャージロスの兆候が検出されたメモリセルにデータの追加書き込みを行って修復する修復手段とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 該検出手段は、複数のアドレスのメモリセルから同時に読み出しを行う際に該チャージロスの兆候のあるメモリセルを検出することを特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 該追加書き込み後に、該書き込みベリファイ用リファレンスセルを用いて書き込みベリファイを行うベリファイ手段を更に含むことを特徴とする請求項6又は7記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 該メモリセルアレイのメモリ空間は複数のセクタに分割されておりデータの消去はこのセクタ単位で行われ、
    該検出手段及び該修復手段は、セクタ消去時にセクタ消去の対象外の領域に対して行われることを特徴とする請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 該検出手段は、メモリセルから読み出したデータと該読み出し用リファレンスセルから読み出したデータとの比較により該メモリセルから読み出したデータのデータ値を求める第1のセンスアンプと、該メモリセルから読み出したデータと該チャージロスベリファイ用リファレンスセルから読み出したデータとの比較結果を求める第2のセンスアンプと、該データ値と該比較結果に基づいて該チャージロスの兆候を検出するチャージロス判定回路とを有することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
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