JP2008185369A - 角速度センサ、角速度センサの製造方法、電子機器、及び回路基板 - Google Patents

角速度センサ、角速度センサの製造方法、電子機器、及び回路基板 Download PDF

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Abstract

【課題】小型薄型化及び低コスト化を図りつつ、検出感度の良好な角速度センサを提供する。
【解決手段】一枚の基板にスリットを形成して、コリオリ力を検出するための片持ち梁の振動子を固定する回路基板部と、外部接続用の端子を有する中継基板部と、回路基板部と中継基板部とを弾性支持するためのビーム(橋梁)部とを同一平面上に設けた角速度センサにおいて、金属製の基板材にエッチングによりスリットを形成してベース部とし、このベース部の面にガラス材からなる絶縁層を形成し、導体パターンを印刷したものを基板とした。これにより、振動子の激しい振動に十分対応できる基板が得られ、十分なQ値(共振ピークにおける振幅増幅率)を確保でき、検出感度の良好な角速度センサを提供できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ビデオカメラ、デジタルカメラなどの手振れ補正などに用いられる角速度センサ、この角速度センサの製造方法、この角速度センサを搭載する電子機器、及び回路基板に関する。
ビデオカメラ、デジタルカメラなどの手振れ補正において、その振れを検出するために角速度センサが使われる。
角速度センサは、例えば片持ち支持梁の振動子が用いられる。この振動子は、例えばシリコン素子の梁の表面に圧電膜を形成して構成される(特許文献1参照)。
特開2005−227110号公報
角速度センサは、上記の振動子を回路基板上に実装して構成される。振動子は自励で振動する構成となっているが、振動子を固定している回路基板自体も物理的にみれば振動子の台座と一体になっているので、振動子の梁の振動の影響を受けて振動している。
一方、この角速度センサをビデオカメラ、デジタルカメラなどの電子機器の基板に搭載したときには、電子機器の基板の歪や電子機器の基板と上記の回路基板との接合時のリフローにおける熱の影響による残留応力の変化などによって、回路基板に対して外力がかかる。
この外力は、回路基板の振動状態に変化をもたらし、回路基板と振動子を含めた振動系に影響を与え、角速度センサが出力変動を起こす要因となる。
この対策として、1枚の回路基板にスリットを設けることにより、この一枚の回路基板に、回路基板部と、この回路基板部と外部との接続を行う中継基板部と、回路基板部を中継基板部が弾性的に保持するためのビーム(橋梁)部の3つの部位を設けた角速度センサが、本発明者らによって提案されている。このような構成を有する角速度センサでは、上記3つの部位が一枚の回路基板から得られることから、部品コストとASSYコストの低減を図ることができるとともに、上記3つの部位は同一平面に配置されることになるため、製品高さの薄型化が可能になる。さらに、回路基板部は、ビーム部によって片持ち状態となるため、外部からの応力の影響を直接受けにくくすることができ、さらにその振動系の共振周波数を、コリオリ力を検出するための振動子の振動周波数の1/√2未満とすることで、振動絶縁を実現することが可能である。
コリオリ力を検出するための振動子に片持ち梁タイプのものを用いた場合、振動子の梁の激しい振動に十分対応できるように、振動子を強固に保持することが重要である。振動子の保持が不十分であると、十分なQ値(共振ピークにおける振幅増幅率)が確保できず、十分な検出感度が得られない。
そこで、振動する振動子を強固に保持することができるように、基板として、ヤング率が高く、密度も高い、アルミナ(Al)などをベースとしたセラミック積層基板を使用することが検討されてきた。アルミナセラミック(A440)を例にとると、ヤング率は約310GPaであって、これは一般的なガラスエポキシ樹脂材料のそれよりも一桁高く、密度も約3.6(g/cm3)で、約2倍であることから、振動子をより強固に保持することが可能である。
しかしながら、セラミック積層基板は焼成工程での収縮のコントロールが難しく、小型化に伴ったベアチップIC搭載に対応したものでは生産歩留りが上がりにくいため、基板価格をつり上げることとなり、製品価格に与える影響が大であった。
本発明の目的は、小型薄型化及び低コスト化を図りつつ、検出感度の良好な角速度センサ、その製造方法、電子機器、及び回路基板を提供することにある。
本発明に係る角速度センサは、コリオリ力を検出するための振動子と、前記振動子を固定する基板であって、金属からなるベース部と、前記ベース部の上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層に設けられた導体パターンとを有する基板とを具備する。
本発明では、振動子を固定する基板のベース部が金属で構成されていることで、振動子の梁の激しい振動に十分対応できる基板が得られ、十分なQ値(共振ピークにおける振幅増幅率)を確保でき、検出感度の良好な角速度センサを提供することができる。また、金属の強度はセラミック材料と同等あるいはそれ以上であるため、同等の強度を有するセラミック基板よりも厚さを小さくすることが可能であり、角速度センサの小型薄型化を図ることができる。
本発明において、金属としては、特にステンレスが有効であり、低コスト、小型薄型を図りつつ、検出感度の良好な角速度センサを確実に提供することができる。ステンレスの他には、リン青銅、ベリリウム銅なども有効である。
本発明において、絶縁層は、ガラス材からなるものであることが有効である。基板の絶縁層の材料としてガラスを用いることで、他の絶縁材料を用いた場合に比べ、基板全体としての強度をかせぐことができる。
本発明において、絶縁層は、アルミナ粉末を強化材として含むガラス材からなるものとしてもよい。これにより、絶縁層の強度をより一層高めることができ、振動子をより強固に保持することができ、角速度センサの小型薄型化を図りつつ、検出感度の良好な角速度センサを提供することができる。
本発明において、基板は、振動子を固定する第1の領域と、所定の間隔を隔てて第1の領域を取り囲むように設けられた第2の領域と、第2領域が第1の領域を弾性的に保持するように、第1の領域と第2の領域とを架け渡す第3の領域とを有する構成としてもよい。この発明では、第3の領域が、第2領域が第1の領域を弾性的に保持するように第1の領域と第2の領域とを架け渡しているので、外部応力の緩和と振動絶縁を行うことができ、出力変動を防止することができる。しかも、本発明では、第1の領域と第2の領域と第3の領域とが1つの基板によって構成されているので、3点の部品を1枚の基板により構成することができ、小型薄型化及び低コスト化を図ることができる。
本発明では、前記第1の領域及び前記第2の領域から構成されるバネ系の共振周波数が、前記振動子の共振周波数に対して(2)−1/2未満であるように構成してもよい。これにより、振動絶縁の効果が得られる。但し、あまり低すぎると実際に検出したい応答周波数領域と干渉することになる。従って、上記のバネ系の共振周波数は、少なくとも実際に検出したい応答周波数領域よりも大きくした方が好ましい。
本発明の別の観点に係る角速度センサの製造方法は、金属製の基板材に、コリオリ力を検出するための振動子を固定する第1の領域と、所定の間隔を隔てて前記第1の領域を取り囲むように設けられた第2の領域と、前記第2領域が前記第1の領域を弾性的に保持するように、前記第1の領域と前記第2の領域とを架け渡す第3の領域を構成するように、エッチングによってスリットを形成して、基板のベース部を得る工程と、前記ベース部の表面に、ガラスペーストを用いて絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層の表面に導体パターンを形成する工程とを具備する。
本発明では、金属製の基板材に、コリオリ力を検出するための振動子を固定する第1の領域と、所定の間隔を隔てて前記第1の領域を取り囲むように設けられた第2の領域と、前記第2領域が前記第1の領域を弾性的に保持するように、前記第1の領域と前記第2の領域とを架け渡す第3の領域を構成するように、エッチングによってスリットを形成することによって、微細な導電パターンに合わせたスリットの位置の微調整が可能であるとともに、スリットの形成をレーザー加工などによって行う必要のあるセラミック材料を用いた場合に比べ、スリット形成のための加工コストを低減することができる。
本発明の別の観点に係る電子機器は、コリオリ力を検出するための振動子と、前記振動子を固定する基板であって、金属からなるベース部と、前記ベース部の上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層に設けられた導体パターンとを有する基板とを具備する角速度センサと、前記角速度センサによる検出結果に基づいて所定の制御を行う制御部とを具備する。
本発明では、小型薄型化及び低コスト化を図りつつ、検出感度の良好な角速度センサを実装しているので、当該電子機器の小型薄型化及び低コスト化を図り、しかも精度がよく安定した動作を実現することができる。
本発明の別の観点に係る回路基板は、金属からなるベース部と、前記ベース部の上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層に設けられた導体パターンとを具備する。本発明では、強度が高く、小型薄型の回路基板を得ることができる。この発明において、金属には、特にステンレスが有効であり、低コスト、小型薄型を図りつつ、強度の高い回路基板が得られる。また、本発明において、絶縁層の材料としてガラスを用いることで、他の絶縁材料を用いた場合に比べ、基板全体としての強度をかせぐことができる。さらに、絶縁層は、アルミナ粉末を強化材として含むガラス材からなるものとすることで、絶縁層の強度をより一層高めることができる。
本発明では、小型薄型化及び低コスト化を図りつつ、検出感度の良好な角速度センサを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明の第1の実施形態に係る角速度センサの分解斜視図である。
図1に示すように、この角速度センサ100は、基板200と、上蓋300と、下蓋400とを有する。
図2は基板200の平面図である。
基板200は、第1の領域としての回路基板部210と、第2の領域としての中継基板部220と、第3の領域としてもビーム(橋梁)部230とを有する。つまり、回路基板部210と中継基板部220とビーム部230とは、所定の間隔としてのスリット240を介して隔てられているだけで1枚の基板200から構成される。
回路基板部210は、矩形である。中継基板部220は、スリット240を介してこの回路基板部210を取り囲むように設けられている。ビーム部230は、中継基板部220が回路基板部210を弾性的に保持するように、回路基板部210と中継基板部220とを架け渡している。ビーム部230は、様々な形態が考えられるが、例えば回路基板部210の一辺211側の回路基板部210と中継基板部220とのスリット240に配置されて直線的な形状をなしている。ビーム部230の第1の端部231が回路基板部210の一辺211側の一端部211に連通し(Y方向に連通している。)、ビーム部230の第2の端部232が第1の端部231とは反対側の中継基板部220に連通している(X方向に連通している。)。
回路基板部210の表面(第1の表面)には、X軸の振動子212と、Y軸の振動子213と、駆動検出用ベアチップIC214と、チップCR部品215等が実装されている。X軸の振動子212は、回路基板部210における一端部211とは反対側のX方向に沿った辺に沿うように配置されている。このX軸の振動子212の近傍に駆動検出用ベアチップIC214が配置されている。Y軸の振動子213は、回路基板部210における一端部211とは反対側のY方向に沿った辺に沿うように配置されている。駆動検出用ベアチップIC214は、回路基板部210のほぼ中央に配置されている。駆動検出用ベアチップIC214は、回路基板部210とはその裏面に配置されたパッド214aを介して電気的に接続されている。これらのパッド214aは、例えば駆動検出用ベアチップIC214の裏面で矩形の各辺に沿うように配置されている。
振動子212及び振動子213は、コリオリ力を検出するための片持ち梁タイプの振動子であり、各振動子212,213は、台座部212a、213aと、振動部212b、213bとを有する。つまり、この角速度センサ100では、XYの2軸に対する振動子を同一パッケージ内に実装している。これらの振動子212、213は、例えば例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)工程で製造されるもので、シリコン素子の梁の表面に圧電膜を形成して構成され、その構成は、例えば特開2005−227110号公報に詳しく開示されている。これらの振動子212、213は、要するに自励タイプの振動子であり、検出方向に対する位相差を検出することでコリオリ力を検出している。この実施形態では、X軸検出用の振動子212は、例えば36kHz付近、Y軸検出用の振動子213は、39kHz付近の共振周波数でそれぞれ振動するように構成されている。なお、振動子としては、片持ち梁タイプに限らず音叉タイプの振動子などの各種の振動子を勿論用いることができる。
回路基板部210の表面には、ビーム部230に隣接する辺以外の3つの辺の外縁付近にボンディングパッド216が列設されている。中継基板部220の表面にも、ボンディングパッド216と近接する位置に各ボンディングパッド216に対応するボンディングパッド221が列設されている。ボンディングパッド216とボンディングパッド221とは、ボンディングワイヤ250を介して接続されている。回路基板部210と中継基板部220との電気的接続をボンディングワイヤ250を用いることにより、回路基板部210と中継基板部220との間の振動を遮断しながら、ある程度中継基板部220が回路基板部210を支持することができる。
ボンディングパッド216と各ボンディングパッド216に対応するボンディングパッド221とは、位置がずれるように設けられている。これにより、ボンディングワイヤ250が長くなり、回路基板部210と中継基板部220との間の振動の遮断性を高めることができる。また、中継基板部220のボンディングパッド221のいくつかは、ボンディングワイヤ250が接続される接続部位221aと、接続部位221aから延在し、検査用の端子が接触される検査部位221bとを有する。これらのボンディングパッド221は、例えば瓢箪のような形状をなしている。これにより、ボンディングワイヤ250によりボンディングパッド216とボンディングパッド221とを接続した後であってもボンディングパッド221の検査部位221bを介してこの角速度センサ100の検査を行うことができる。
なお、図示を省力するが、回路基板部210と中継基板部220との電気的な接続は、ビーム部230の例えば多層構造の配線パターンにより行うようにしてもよい。これにより、上記のようなボンディングワイヤ250をなくすことができ、ボンディングワイヤ250を配線する工程をなくすことができる。
図3はこの角速度センサ100の概略的断面図である。図3では、下蓋400が基板200より離れているが、実際には下蓋400は基板200に取り付けられる。
上蓋300は、例えば溶剤やブラスト加工などのエッチングにより逆凹状に形成される。逆凹状の基部301は、中継基板部220の外延部220a(図2参照)に例えば接着される。上蓋300は、回路基板部210及び中継基板部220の第1の表面を覆う。
上蓋300に対してエッチングを行うことにより、自ずと、掘り下げられた部分のコーナーに大きなRが形成され、この部分が梁となって働き、上蓋300の強度を向上させることができ、上蓋300の蓋上部302の厚さをより薄くすることができる。また、上蓋300のコーナー部303は、上蓋300の高さの1/3以上のRとなるように構成している。これにより上蓋300の強度を更に向上させることができる。
下蓋400は、凹状の形状をなし、回路基板部210の裏面(第1の表面と反対面)を覆い、回路基板部210を取り囲む中継基板部220に基部401が接着剤などにより取付けられている。これにより、回路基板部210の振動を許容しつつ、回路基板部210と中継基板部220との間のスリット240を封止することができる。
この角速度センサ100は、これらの上蓋300及び下蓋400により回路基板部210の振動を許容しつつその内部が気密に封止され、耐環境性を向上させることができる。
なお、スリット240を基板200の弾性よりも低い弾性する接着剤により封止するようにしてもよい。これにより、上記と同様に、回路基板部210の振動を許容しつつ、スリット240を封止することができる。また、部品点数を削減することができる。
図4はビーム部230を用いた振動絶縁を説明するための模式図である。
回路基板部210とそこに設けられた振動子212、213、駆動検出用ベアチップIC214、チップCR部品215等が一体の質量Mとなり、ビーム部230の形状、ヤング率により決定されるバネ定数Kによって、ビーム部230で支えられた回路基板部210の共振周波数が決定される。ここで、振動子212、213としては、上記したように、例えばX軸は36kHz付近、Y軸は39kHz付近の共振周波数でそれぞれ振動するように構成している。図4から分かるように、上記のバネ定数Kが織り成す共振周波数は、X軸、Y軸の振動子212、213の共振周波数に対して、(2)−1/2未満とすることにより、振動絶縁の効果が得られる。
本実施形態では、回路基板部210の大きさをIC214や振動子212、213が統制できる程度にしたことで、この部分の質量Mを容易に大きく取ることができ、これにより、共振周波数を容易に低くできる構成とした。回路基板部210とビーム部230とで形成される共振周波数が、振動子212、213の駆動周波数よりも低ければ低いほど、振動絶縁の効果が顕著となる。但し、共振周波数が低すぎる場合、実際に検出したい応答周波数領域と干渉することになり、バネ系の共振周波数の設定はこういった影響を考慮して行う。
このように本実施形態に係る角速度センサ100では、ビーム部230が、中継基板部220が回路基板部210を弾性的に保持するように回路基板部210と中継基板部220とを架け渡しているので、外部応力の緩和と振動絶縁を行うことができ、出力変動を防止することができる。しかも、回路基板部210と中継基板部220とビーム部230とが1つの基板200によって構成されているので、3点の部品を1枚の基板200により構成することができ、小型薄型化及び低コスト化を図ることができる。
次に、基板200の断面構造について説明する。
図5は基板200の断面の詳細を示す図である。基板200は、例えばステンレスなどの金属材料からなるベース部260と、ベース部260の面に形成されたガラス材料からなる絶縁層270と、絶縁層270の表面及び層内に設けられた導体パターン280(パッド214a、ボンディングパッド216,221を含む。)とを有している。
基板200のベース部260の材料に金属を用いたのは、激しく振動する振動子212,213を強固に保持するために必要な強度を基板200に確保するためである。ステンレスなどの金属材料からなる基板は、アルミナセラミック基板に比べ、低コストで、そのうえ強度が高いことから同等の強度を有するアルミナセラミック基板よりも基板厚を抑えることができる。
たとえば、SUS304を例にとると、アルミナセラミック(A440)の密度は約3.6(g/cm3)、ヤング率は約310GPaであるのに比べ、SUS304の密度は約7.9(g/cm3)であるから約2.2倍、ヤング率は約192GPaであるから約0.62倍であり、その積である1.33倍の強度をSUS304は持っていることになる。これは、SUS304を基板200のベース部260の材料として用いた場合には、同等の強度を有するアルミナセラミック基板の約73%の板厚ですむことを意味し、例えば、アルミナセラミック基板の厚さが0.4mmであった場合、0.3mm前後の厚さに抑えることができる。
また、ステンレスなどの金属材料は、耐食性が高いため基板側面に腐食防止のため保護皮膜を形成する必要がないことからも低コスト化に有効である、という利点も有している。
基板200のベース部260の金属材料としては、ステンレスのほか、リン青銅、ベリリウム銅などを挙げることができるが、その他、同等の特性を備えたものであれば、上に挙げたもの以外の金属材料を用いることも勿論可能である。但し、材料コストを考慮すれば、ステンレスはSUS304など、流通量が安定して高いものが多いことから入手が容易であり、より好ましい。
また、ステンレスなどの金属は、一般的な基板材料であるFR−4などのガラス織布を基材としたガラス基材エポキシ樹脂積層板と比較しても、熱膨張が小さく、ベアチップICを搭載した状態でのヒートショック試験へも対応が可能であるという点で、セラミック材料と同様に好適である。
さらに、ステンレスなどの金属材料からなるベース部260は、スリット240の形成をエッチングによって形成することが可能であるから、微細な導電パターン280(パッド214a、ボンディングパッド216,221を含む。)に合わせたスリット240の位置の微調整が可能であるとともに、スリット240の形成をレーザー加工などによって行う必要のあるセラミック材料を用いた場合に比べ、スリット240の形成のための加工コストを低減することができる。
また、基板200の絶縁層270の材料としてガラス材を用いたのは、基板200の全体としての強度をかせぐためには絶縁層270の強度も重要であるからである。ガラス材の密度は2.0〜2.5(g/cm3)程度で、絶縁材料として代表的なエポキシ樹脂などに比べ2倍程度大きい。このため、代表的なエポキシ樹脂を用いて金属製のベース部260の上に絶縁層を形成した場合に比べ、基板200の厚さを抑えることができる。
次に、基板200の製造プロセスを説明する。図6は基板200の製造プロセスのフローを示す図である。
まず、ステンレスなどの金属材料からなる基板材に、回路基板部210、中継基板部220、及びビーム部230の3つの部位を構成するように、ウェットエッチング、ドライエッチングなどの公知のエッチング方法によってスリット240を形成し、ベース部260を得る(ステップS1)。
次に、ベース部260の表面に、ガラスペーストの塗布、乾燥、焼成のプロセスなどによって絶縁層270の一部の層を形成し(ステップS2)、この絶縁層270の一部の層の表面に、例えばAu、Ag、Cu、Niなどからなる導体パターン280を、例えば、印刷などによって形成する(ステップS3)。あるいは、スパッタリングにより下地を形成した後、その上にメッキを重ねる方法によって導体パターン280を形成してもよい。この実施形態では、上記の絶縁層270の一部の層の形成、導体パターン280の形成の各ステップを複数回繰り返すことで、多層の導体パターン280を有する絶縁層270を形成している。以上で、基板200が完成する。
ここで、一層分の絶縁層の厚さは約9μmで、導体パターンの厚さは約1μmとすることができる。これにより、一層分の絶縁層と導体パターンからなる回路層一層あたりの厚さは約10μmとなり、この回路層を4層形成した場合には、トータルで約40μmの厚さhg1+hg2の回路層が形成されることになる。ベース部260の厚さhsを0.3mmとした場合、デバイス全体の厚さhは約0.34mmとなり、アルミナセラミック基板(A440)を用いた場合に比べ、デバイス全体を薄くすることができる。
なお、この実施形態においては、ベース部260と絶縁層270を貫通するようにバイアホール281を形成することによって、基板200の表裏両面に設けられたボンディングパッド221,221間の導通をとっている。なお、バイアホールではなく、絶縁層270の側面に電極を形成し、この電極を通じて基板200の表裏両面のボンディングパッド221,221間の導通をとるようにしてもよい。ここで、金属製のベース部260の厚さを0.3mmとした場合、デバイス全体の厚さhは約0.34mmとなり、振動子212,213の同等の保持力を有する基板をアルミナセラミック基板(A440)を用いて実現する場合に比べ、デバイス全体を薄くすることができる。
また、電気絶縁性を有する強化材、例えばアルミナ粉末などを、ガラスペーストに混合したものを金属製のベース部260の表面に塗布し、乾燥、焼成することによって、より一層強度の高い絶縁層270を得ることができる。
また、コリオリ力を検出するための振動子を固定する基板以外の基板に関しても、ステンレスなどの金属材料からなるベース部を採用することで、その高強度、小型薄型の利点を活かして、角速度センサ以外の様々な用途の回路基板、例えば携帯電話などの携帯機器用の回路基板などに適用することができる。この場合にも、絶縁層としてはガラス材、あるいはアルミナ粉末を強化材として含むガラス材からなるものを採用することで、より一層強度の高い基板が得られ、より薄型のデバイスの提供に寄与することができる。
(基板200の他の形態その1)
基板200の形態は、図2に示されたものに限らず様々変形が可能である。
図7は基板200の他の形態を示す図である。
図7に示す基板200では、ビーム部230Aは、回路基板部210の隣接する第1及び第2の辺211A、211B側に沿った回路基板部210と中継基板部220とのスリット240に配置されてL字状の形状をなし、ビーム部230Aの第1の端部231Aが回路基板部210の第1の辺211A側の所定の位置(例えば第1の辺211Aの最も端)に連通し、ビーム部230Aの第2の端部231Bが回路基板部210の第2の辺211B側の中継基板部220の所定の位置(例えば第2の辺211Aの最も端に近い位置)に連通している。
これにより、ビーム部230Aを更に長くとることができ、バネ定数の自由度を更に高めることができる。具体的には、ビーム部230AがXY平面上の2方向に延長して構成されているので、XY方向の共振周波数もより低くし、振動絶縁の効果を高めることができる。
(基板200の他の形態その2)
図8は基板200の更に他の形態を示す図である。
図8に示す基板200では、回路基板部210Bが凹形状あり、ビーム部230Bは、凹形状の窪みに配置され、ビーム部230Bの第1の端部が回路基板部210Bの凹形状の窪みの底部に連通し、ビーム部230Bの第2の端部が中継基板部220の窪みの底部と対向する位置に連通している。これにより、ビーム部230Bを介して中継基板部220が回路基板部210Bをバランスよく保持することができる。
可能となる。
〔第2の実施形態〕
図9は本発明の第2の実施形態に係る角速度センサの分解斜視図である。図10はその断面図である。
図9及び図10に示すように、この角速度センサ100Aが、上蓋の形態が第1の実施形態と異なる。
この角速度センサ100Aでは、上蓋300Aは、回路基板部210の上下変動を規制するようにするように回路基板部210の表面と所定の間隔(所定のクリアランス)dを有する当接部310Aが設けられている。当接部310Aは、回路基板部210のほぼ中央に対応する位置に設けられている。
回路基板部210は、ビーム部230により弾性的に支持されているので、落下などにより、外部衝撃(加速度)が印加された場合、自身の質量とその加速度の積の力が働き、回路基板部210を変動させる。上下方向に変動した場合、内部のIC214や振動子212、213などの部品が、図11に示すように、上蓋300の内側と衝突することとなり、破損の恐れがある。また、基板200自体、小型化による微細パターンへの対応と、熱膨張に対する形状安定性の観点から、アルミナ(Al)などのセラミック材料が用いられる。このため、逆に弾性に対しては弱くなり、外部応力が大きい場合、基板200自体が破壊する可能性がある。
従って、上蓋300Aに回路基板部210の上下変動を規制するようにするように回路基板部210の表面と所定のクリアランスdを有する当接部310Aが設けることで、図12に示すように、基板200が上下変動した場合に、僅かなクリアランスd分だけで、基板200と上蓋300Aの当接部310Aが接触する。
これにより、図11に示したように、このような当接部310Aがない場合には、IC214などの部品が先に上蓋300の内側に接触していたが、上蓋300Aの当接部310Aと回路基板部210の表面とが先に接触し、素子の破壊を防ぐばかりか、接触するまでのクリアランスdが小さいことから、基板200の破壊を防ぐこともできる。また、回路基板部210と中継基板部220とを電気的に接続しているボンディングワイヤ250の破壊も防ぎ、より信頼性の高いデバイスを提供できる。
なお、既に説明したように、上蓋300Aを溶剤などによるエッチングを行うことにより、自ずと、掘り下げられた部分のコーナーに大きなRが形成され、この部分が梁となって働き、上蓋300Aの強度を向上させることができ、上蓋上部301Aの厚みtを従来よりも薄くすることができる。このようにして薄くなった分、全体の厚みhを小さくすることができ、これを搭載するデジタルカメラ、携帯電話などの電子機器の薄型化に貢献できることとなる。更に、エッチングにより上蓋300Aの側壁302Aを部分的に厚く構成することで、所謂、任意の柱形状を形成することができ、素体強度を飛躍的に向上できるうえ、逆に柱部以外の部分を薄くすることができ、デバイスの面積も小さくすることができる。また、同様の形状をプレス品で形成する場合、形状が複雑になり、任意の形状が出しにくいためコストアップとなってしまうが、上記のエッチングのパターンによって、複雑な形状にも対応したものを、容易に製作することができ、したがって、低コストの角速度センサを提供することができる。
〔第3の実施形態〕
図13は本発明の第3の実施形態に係る角速度センサの分解斜視図、図14は角速度センサの基板の平面図、図15は角速度センサの一部拡大斜視図である。
図13〜図15に示すように、この実施形態に係る角速度センサ100Bは、駆動検出用ICの配置位置が主として第1の実施形態と異なる。
この角速度センサ100Bでは、IC214Aのパッド217及びパッド217に対応する回路基板部210のパッド(図示を省略)を回路基板部210上のビーム部230側に設けることを規制し、つまり回路基板部210上のビーム部230側に設けないようにし、かつ、IC214Aは、ビーム部230の上に及ぶように配置されている。IC214Aは、ビーム部230の上にあるだけで、接触はしていない。回路基板部210上のビーム部230側には、IC214Aの傾きを抑制するためのバランス用のパッド218が設けられている。
このように構成されることにより、IC214Aが、比較的大きな面積を有したとしても、回路基板部210の面積をIC214Aの外形が収まる程度まで拡大することなく、回路基板部210の面積の一部が、ビーム部230に覆いかぶさり、装置の面積を小さくすることができる。特に小型化を目指したICには、ベアチップICが使用され、一般的に、その輪郭に沿って配線パッドが配置される。しかし、この実施形態では、意図的に片側に寄せてパッド217を配置することにより、もう一方の部分にパッドのない部分を設け、IC214Aをビーム部230に覆いかぶせている。
この実装には、パッド217に対して、金バンプを形成し、基板に対して超音波によって接合している。金バンプは、実装状態で、20〜80μm程度の高さを有するから、当然ながら、この分、ビーム部230に対してクリランスを得ることができる。したがって、ICビーム部230とは非接触状態となり、振動絶縁効果は保たれる。このようにして、振動絶縁効果を得られる状態で、面積を小さくすることができることとなる。
また、例えばIC実装においては、超音波のホーンにて、基板200に実装されるが、ベアチップの配線パッド217が、3辺にのみ存在させた場合、中央部付近の支えがなく、バランスが取りにくくなる懸念がある。そのため、上記のようにIC214Aの輪郭から遠ざかった部分にバランス用のパッド218を配置している。これにより、より安定してIC214Aの実装を行うことができる。
実際の構成の一例としては、上記の構成で、約2mmの梁を持つシリコンを母体とし、半導体プロセスにより駆動検出用圧電膜を形成した振動子212、213をX軸とY軸とに配した構成の場合、図2のようなxおよびyの外形寸法に対して、xおよびy−αの寸法構成とすることができる。
なお、外周の中継基板部220にまで、上記IC214Aを覆いかぶせれば、さらに小さな寸法で構成することが可能となる。
〔電子機器〕
図16は本発明に係る角速度センサを搭載した電子機器の一例を示す概略ブロック図である。
この電子機器は、手振れ補正機能付のデジタルカメラである。
このデジタルカメラは、既に説明した角速度センサ100と、制御部510と、レンズなどを備える光学系520と、CCD530、光学系520に対して手振れ補正を実行する手振れ補正機構540とを有する。
角速度センサ100によって、X方向及びY方向のコリオリ力が検出される。制御部510は、この検出されたコリオリ力に基づき手振れ補正機構540を使って光学系520で手振れの補正を行う。
なお、ビデオカメラや携帯電話などの他の電子機器にも本発明を当然適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る角速度センサの分解斜視図である。 図1に示した角速度センサにおける基板の平面図である。 図1に示した角速度センサの概略的断面図である。 ビーム部を用いた振動絶縁を説明するための模式図である。 基板の断面の詳細を示す図である。 基板の製造プロセスのフローを示す図である。 基板の他の形態を示す平面図である。 基板の更に別の形態を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る角速度センサの分解斜視図である。 図10に示した角速度センサの断面図である。 第2の実施形態に係る角速度センサの効果の説明図である。 第2の実施形態に係る角速度センサの効果の説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る角速度センサの分解斜視図である。 図13に示す角速度センサの基板の平面図である。 図13に示す角速度センサの一部拡大斜視図である。 本発明に係る電子機器の一例を示す概略ブロック図である。
符号の説明
100 角速度センサ
200 基板
210 回路基板部
212、213 振動子
220 中継基板部
230 ビーム部
240 スリット
260 ベース部
270 絶縁層
280 導体パターン

Claims (13)

  1. コリオリ力を検出するための振動子と、
    前記振動子を固定する基板であって、金属からなるベース部と、前記ベース部の上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層に設けられた導体パターンとを有する基板と
    を具備することを特徴とする角速度センサ。
  2. 前記金属がステンレスであることを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  3. 前記絶縁層がガラス材からなることを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  4. 前記絶縁層が、アルミナ粉末を強化材として含むガラス材からなることを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  5. 前記基板が、前記振動子を固定する第1の領域と、所定の間隔を隔てて前記第1の領域を取り囲むように設けられた第2の領域と、前記第2領域が前記第1の領域を弾性的に保持するように、前記第1の領域と前記第2の領域とを架け渡す第3の領域とを有することを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  6. 前記振動子は、片持ち梁タイプであること特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  7. 前記第1の領域及び前記第2の領域から構成されるバネ系の共振周波数が、前記振動子の共振周波数に対して(2)−1/2未満であることを特徴とする請求項5に記載の角速度センサ。
  8. 金属製の基板材に、コリオリ力を検出するための振動子を固定する第1の領域と、所定の間隔を隔てて前記第1の領域を取り囲むように設けられた第2の領域と、前記第2領域が前記第1の領域を弾性的に保持するように、前記第1の領域と前記第2の領域とを架け渡す第3の領域を構成するように、エッチングによってスリットを形成して、基板のベース部を得る工程と、
    前記ベース部の表面に、ガラスペーストを用いて絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層の表面に導体パターンを形成する工程と
    を具備することを特徴とする角速度センサの製造方法。
  9. コリオリ力を検出するための振動子と、前記振動子を固定する基板であって、金属からなるベース部と、前記ベース部の上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層に設けられた導体パターンとを有する基板とを具備する角速度センサと、
    前記角速度センサによる検出結果に基づいて所定の制御を行う制御部と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  10. 金属からなるベース部と、
    前記ベース部の上に設けられた絶縁層と、
    前記絶縁層に設けられた導体パターンと
    を具備することを特徴とする回路基板。
  11. 前記金属がステンレスであることを特徴とする請求項10に記載の回路基板。
  12. 前記絶縁層がガラス材からなることを特徴とする請求項10に記載の回路基板。
  13. 前記絶縁層が、アルミナ粉末を強化材として含むガラス材からなることを特徴とする請求項10に記載の回路基板。
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