JP2008184325A - 後処理装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】シートをステープル綴じ仕上げと、シート折り仕上げする装置を小型コンパクトに構成し、安定した処理を施すことが可能な後処理装置を提供する。
【解決手段】搬入口を有するシート搬入経路と、上記シート搬入経路から分岐してシートの搬送方向を反転する第1のスイッチバック搬送路と、上記第1のスイッチバック搬送路の上流側で上記シート搬入経路から分岐してシートの搬送方向を反転する第2のスイッチバック搬送路とを備え、上記第1のスイッチバック搬送路に連なりシートを束状に部揃え集積する第1のシート集積手段と上記第2のスイッチバック搬送路に連なりシートを束状に部揃え集積する第2のシート集積手段とを備える。上記第1シート集積手段には集積したシートの端縁をステープル綴じするステープル手段を配置し、上記第2シート集積手段には集積したシートを折り合わせる折ロール手段を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置から搬出されたシートをステープル綴じ或いは所定の折り目位置で折り合わせる後処理装置に係わり、連続して搬出されるシートを効率的に後処理することが可能な装置構成の改良に関する。
一般に、画像形成装置から搬出されるシートを部揃えしてステープル綴じ、或いは冊子状に折り合わせる後処理装置は広く知られている。これらの後処理装置はシートを後処理するため複数のシート集積手段を備え、例えば第1のシート集積手段ではシートを束状に集積してステープル綴じし、第2のシート集積手段では束状に集積したシートを冊子状に折り畳む装置構成としている。
例えば特許文献1には画像形成装置からのシートを上方の第1シート集積手段と、下方の第2シート集積手段に分岐する経路でそれぞれに選択的に搬出する装置が開示されている。そして同公報には第1及び第2のシート集積手段に至るシートの経路中に2つのステープル装置を配置し、このステープル位置にシートを集積し、第1のステープルでシート端部を端面綴じし、第2のステープルでシート中央を中綴じしている。従って2つに分岐した経路の一方にステープル位置を設けてシートを綴じ合わせ、その後に第1と第2のトレイに搬出している。このとき下方に位置する第2のシート集積手段にはステープル綴じしたシートを冊子状に折り合わせて搬出収納する装置構成が開示されている。
同様に特許文献2には画像形成装置からのシートを搬入経路からスイッチバックさせてシート集積手段に集積し、このシート束をトレイに配置したステープル装置で端面綴じしてトレイ後方側の収納スタッカに収容する。一方トレイ上のシート束の中央を中綴じしてトレイ前方側に案内し、このシート束を前方側の折り経路で冊子状に折り合わせて収納スタッカに集積する装置構成が開示されている。
このように上述の特許文献1及び2のものはいずれもステープル装置を配置した経路(或いはトレイ)にシートを部揃え集積し、ステープル綴じ後に第1及び第2のトレイに振り分け搬出する装置構成を採用している。また、特許文献3には画像形成装置からのシートを互いに分岐した第1及び第2の経路に導き、各経路で部揃え集積とステープル綴じを施し、その一方はその状態で排紙スタッカに搬出し、他方はステープル綴じしたシート束を冊子状に折り合わせて排紙スタッカに搬出する装置構成が提案されている。
特開2000−63031号公報 特開2000−169028号公報 特開2004−269158号公報
上述のように画像形成装置などから搬出されるシート部揃えしてステープル綴じ、冊子折り、パンチ孔開けなどの後処理を施す装置において、ステープル綴じ機構とシート折機構の両者を装置内に組み込む場合に従来の装置構成では次の問題がある。
前掲特許文献1及び2のようにシートを共通の経路に導き、この経路に集積したシート束にステープル処理した後第1及び第2のスタッカに振り分け搬出し、その一方の経路中にシート折り機構を配置する装置構成にあっては連続して搬出されるシートの処理効率に問題が生ずる。例えばステープル装置で集積したシート束にステープル綴じ処理する動作時間中は後続するシートの搬出を停止しなければならない。これは穿孔するシート束をステープル装置で端面綴じ処理して第1のスタッカに搬出し、後続するシートをステープル装置で中綴じ処理して折機構を経て第2のスタッカに搬出する場合にも先行するシート束の処理が完了するまでは後続するシートの処理を並行して実行することが出来ない。また、ステープル装置などでシートジャムなどのトラブルが発生した際も直ちに装置全体を停止しなければ後続するシートが紙詰まりを起こす。
一方前掲特許文献3のように画像形成装置空のシートをその搬入口で第1及び第2の経路に振り分け搬送し、それぞれの経路で端面綴じステープル或いはシート折り処理を施す装置構成にあっては曲折した経路となる。このためカラー印刷などの厚紙シートの取扱いが困難である。このように搬入口から第1及び第2の経路に振り分けるためにはコンパクトな装置構成を得ようとすると経路を歪曲させなければならない。このような歪曲した装置構成では特にカラー印刷したシートのように比較的紙厚さが厚く、摩擦係数の小さいシートの円滑な搬送が困難となる。従って装置が大型化し、或いはシートジャムが多発するなとの問題が生ずる。
そこで本発明者は画像形成装置からのシートを直線的な搬入経路からスイッチバック搬送経路で装置内に搬入することによってシートの安定した搬送が可能であり、この搬入経路から距離を隔てた第1及び第2のスイッチバック搬送路を構成し、各スイッチバック搬送路にステープル機構、或いは紙折り機構を折り込むことによって上述の各問題を解決できるとの着想に至った。
従って本発明は画像形成装置などから搬出されるシートをステープル綴じ仕上げと、シート折り仕上げする装置を小型コンパクトに構成し、安定した処理を施すことが可能な後処理装置の提供をその主な課題としている。更に本発明は連続して搬出されるシートをステープル綴じ仕上げとシート折り仕上げする際に一方の後処理動作中に他方の後処理のために後続するシートを装置内に搬入することが可能で連続する後処理を効率的に行うことが可能な後処理装置の提供をその課題としている。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用する。
シート搬入口からのシートを異なる第1及び第2の後処理部に移送し、この第1及び第2の後処理部でシートにステープル綴じ、シート折りなどの後処理を施す後処理装置であって、搬入口に供給されるシートを順次所定の排紙口に移送する略々水平方向に配置されたシート搬入経路と、上記シート搬入経路から分岐してシートの搬送方向を反転する第1のスイッチバック搬送路と、上記第1のスイッチバック搬送路に連なりシートに後処理を施す第1の後処理部と、上記第1のスイッチバック搬送路の上流側で上記シート搬入経路の搬入口と排紙口との間から分岐し、シートの搬送方向を反転してシートをシート搬入経路と異なる位置に移送する第2のスイッチバック搬送路と、上記第2のスイッチバック搬送路の下流側に配置されシートに後処理を施す第2の後処理部とを備えている。
前記第1の後処理部には、前記第1のスイッチバック搬送路からのシートを束状に部揃え集積する第1のシート集積手段と、前記第1のシート集積手段で集積したシートの端縁をステープル綴じするステープル手段が配置され、前記第2の後処理部には、前記第2のスイッチバック搬送路からのシートを束状に部揃え集積する第2のシート集積手段と、前記第2のシート集積手段で集積したシートを折り合わせる折ロール手段、及びシート中央をステープル綴じする中綴じステープル手段の少なくとも一つが配置されている。
前記シート搬入経路は略々水平方向に、前記第2のスイッチバック搬送路は略々鉛直方向に配置する。
前記シート搬入経路には前記第1及び第2のスイッチバック搬送路の下流側にシートを積載支持する排紙トレイを配置し、この排紙トレイは前記第1のスイッチバック搬送路及び前記第2スイッチバック搬送路に案内されるシートの先端を支持するように構成する。
前記第1のシート集積手段にはシート及び/又はシート束を積載収納する排紙トレイを連接し、この排紙トレイは、前記シート搬入経路からのシートの搬送方向先端側を支持し、搬送方向後端側は前記第1シート集積手段で支持するように連設する。
前記第2のスイッチバック搬送路には前記シート搬入経路の下流側に位置する前記第1のシート集積手段に至るシートをこのスイッチバック搬送路内に一時的に保持する正逆転可能なシート搬送ローラを配置する。
前記シート搬入経路には前記第2のスイッチバック搬送路の上流側にこの第2のスイッチバック搬送路に至るシートを一時的に保持するシート係止部材を配置する。
前記シート搬入経路には前記第1及び第2のスイッチバック搬送路以外に前記搬入口に供給されるシートを装置外部に排出する経路が構成されている。
順次シート上に画像形成する画像形成装置と、上記画像形成装置からのシートにステープル綴じ処理、スタンプ処理、パンチ処理などの後処理を施す後処理装置とから構成し、上記いずれかの構成を備えた画像形成システム。
本発明は、シートの搬入経路の下流側に第1のスイッチバック搬送路を、その上流側に第2のスイッチバック搬送路を設け、第1のスイッチバック搬送路に設けた第1のシート集積手段でシートを部揃え集積してステープル綴じ処理し、第2のスイッチバック搬送路に設けたシート集積手段でシート折り処理するようにしたものであるから次の効果を奏する。
シート搬入経路から第1及び第2のスイッチバック搬送路に案内されるシートは比較的直線に近い経路を搬送されるため、厚紙シート或いは摩擦係数の小さいシートであっても確実で安定したシート搬送が可能となる。従ってシートに皺、画像擦れなどの搬送痕が残ることがない。
画像形成装置からのシートはステープル綴じ仕上げするシートは第1のスイッチバック搬送路から第1のシート集積手段に案内され、シート折り仕上げするシートは第2のスイッチバック搬送路から第2のシート集積手段に案内されるため、仕上げ処理の異なる後続シートを先行シートの処理動作中であっても装置内に搬入することが出来、連続するシート処理を高速に効率的に処理することが出来る。特に例えば先行するシート処理にジャムなどの不具合が生じても後続するシートを停止することなく装置内に搬入し、最適のタイミングでジャム処理を行うように構成することが出来る。
更にステープル綴じ仕上げする第1のスイッチバック搬送路をシート搬入経路の下流側に配置し、シート折り仕上げする第2のスイッチバック搬送路を上流側に配置したからシート折機構或いは中綴じステープル装置を配置する第2のスイッチバック搬送路を装置中央部に配置することが可能となり、装置をコンパクトで小型に構成することが出来る。
以下図示の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる画像形成システムの全体構成を示し、図2は後処理装置の全体構成の説明図を、図3はシート折りユニットの詳細構成を示す説明図である。そこで図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aと後処理装置Bで構成され、後処理装置Bにはユニットとしてシート折り装置Cが組み込まれている。
[画像形成装置の構成]
図1に示す画像形成装置Aは、給紙部1からシートを画像形成部2に送り、画像形成部2でシートに印刷した後、本体排紙口3からシートを搬出する。給紙部1は複数のサイズのシートが給紙カセット1a、1bに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して画像形成部2に給送する。画像形成部2は例えば静電ドラム4と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と現像器6と、転写チャージャ7と定着器8が配置され、静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート上に画像を転写し、定着器8で加熱定着する。このように画像形成されたシートは本体排紙口3から順次搬出される。図示9は循環経路であり、定着器8から表面側に印刷したシートを、本体スイッチバック経路10を介して表裏反転した後、再び画像形成部2に給送してシートの裏面側に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートは本体スイッチバック経路10で表裏反転された後本体排紙口3から搬出される。
図示11は画像読取装置であり、プラテン12上にセットした原稿シートをスキャンユニット13で走査し、図示しない光電変換素子で電気的に読み取る。この画像データは画像処理部で例えばデジタル処理された後、データ記憶部14に転送され、前記レーザ発光器5に画像信号を送る。また、図示15は原稿送り装置であり、スタッカ16に収容した原稿シートをプラテン12に給送するフィーダ装置である。
上記構成の画像形成装置Aには図9に示す制御部(コントローラ)が設けられ、コントロールパネル18から画像形成条件、例えばシートサイズ指定、カラー・モノクロ印刷指定、プリント部数指定、片面・両面印刷指定、拡大・縮小印刷指定などのプリントアウト条件が設定される。一方、画像形成装置Aには上記スキャンユニット13で読み取った画像データ或いは外部のネットワークから転送された画像データがデータ貯蔵部17に蓄積され、このデータ貯蔵部から画像データはバッファメモリに転送され、このバッファメモリ19から順次レーザ発光器5にデータ信号が移送されるように構成されている。
上記コントロールパネル18からは画像形成条件と同時に後処理条件も入力指定される。この後処理条件は例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じモード」「シート束折りモード」などが指定される。そして画像形成装置Aは画像形成条件及び後処理条件に応じてシート上に画像形成する。この画像形成の態様を図5に基づいて説明すると、画像形成条件として「片面印刷」、後処理条件として「プリントアウトモード」又は「ステープル綴じモード」が設定されると、画像形成部2で指定されたシート上に所定の画像を形成し、このシートを本体スイッチバック経路10で表裏反転した後本体排紙口3に搬出する。
従って画像形成装置Aでは一連のシートを1ページからnページ目に順次画像形成する。後述する後処理装置Bでは1ページ目からフェースダウンの状態で搬出されたシートを受け取り、「プリントアウトモード」のときには後処理装置Bに配置した第1排紙トレイ21に順次積載収納し、「ステープル綴じモード」のときには後処理装置Bに配置された第1集積部(第1のシート集積手段;以下同様)29に積載収納する。そしてこのトレイ上に集積されたシートはジョブ終了信号で後述する端面綴じステープル装置33で綴じ合わされ、第1排紙トレイ21に収納される。
また、画像形成条件で両面印刷と2in1印刷が指定され、後処理として「シート束折りモード」が設定されると、図5に示すように画像形成装置Aでは最終ページがnページのときには、最初のシートの表面側に(n/2)ページ目の画像と(n/2+1)ページ目の画像を、その裏面側に(n/2−1)ページ目の画像と(n/2+2)ページ目の画像を形成して本体排紙口3から搬出する。すると後述する後処理装置Bはこのシートをシート搬入経路P1から第2集積部(第2のシート集積手段;以下同様)35にシートを収納する。次いで画像形成装置Aは次のシートの表面に(n/2−2)ページ目の画像と(n/2+3)ページ目の画像を印刷し、その裏面側に(n/2−3)ページ目の画像と、(n/2+4)ページ目の画像を印刷して本体排紙口3から搬出する。すると後処理装置Bはこのシートを先のシートの上に積み重ね集積する。このように後処理装置Bの集積トレイ構造に適合した順序で画像形成装置Aは画像形成する。このようなページ順序はデータ貯蔵部17からバッファメモリ19に画像データを転送する際に印刷順位を算出して印字ヘッド(レーザ発光器)5を制御する。
[後処理装置の構成]
上述の画像形成装置Aに連結された後処理装置Bは、画像形成装置Aの本体排紙口3から画像形成されたシートを受け入れ、(1)このシートを第1排紙トレイ21に収容するか(前述の「プリントアウトモード」)(2)本体排紙口3からのシートを束状に部揃えしてステープル綴じした後、第1排紙トレイ21に収納するか(前述の「ステープル綴じモード」)(3)本体排紙口3からのシートを束状に部揃えした後、冊子状に折り畳んで第2排紙トレイ22に収納(前述の「シート束折りモード」)するように構成されている。
このため、後処理装置Bは図2に示すようにケーシング20に上記第1排紙トレイ21と第2排紙トレイ22を備え、本体排紙口3に連なる搬入口23を有するシート搬入経路P1が設けられている。このシート搬入経路P1はケーシング20に略々水平方向の直線経路で構成されている。そしてこのシート搬入経路P1から分岐しシートを反転方向に移送する第1スイッチバック搬送路SP1と第2スイッチバック搬送路SP2が配置されている。そして第1スイッチバック搬送路SP1が経路下流側で、第2スイッチバック搬送路SP2が経路上流側でそれぞれシート搬入経路P1から分岐され、両搬送路は互いに距離を隔て対置に配置されている。
このような経路構成でシート搬入経路P1には搬入ローラ24と排紙ローラ25が配置され、これらのローラは正逆転可能な駆動モータM1(図示せず)に連結されている。またシート搬入経路P1には第2スイッチバック搬送路SP2にシートを案内する経路切換片27が配置されソレノイドなどの作動手段に連結されている。またシート搬入経路P1には搬入口23と搬入ローラ24との間に搬入口23からのシートに捺印処理するスタンプ手段、或いは穿孔処理するパンチ手段などの後処理ユニット28が設けられている。図示の後処理ユニット28はケーシング20に装置仕様によって着脱装着可能なように搬入口23で、搬入ローラ24の上流側に配置してある。
上述のシート搬入経路P1には第2スイッチバック搬送路SP2の分岐路(経路切換片27位置)の上流側に、この第2スイッチバック搬送路に至るシートを一時的に保持するシート係止部材(バッファガイド)26が配置されている。その構成及び作用は後述する。
[第1スイッチバック搬送路SP1の構成]
上述したようにシート搬入経路P1の下流側(装置後端部)に配置された第1スイッチバック搬送路SP1は次のように構成されている。シート搬入経路P1にはその出口端に排紙ローラ25と排紙口25aが設けられ、この排紙口25aと段差を隔てた下方に第1集積部29が設けられている。この第1集積部29は排紙口25aからのシートを積載支持するトレイ(以下「集積トレイ29」という)で構成されている。この集積トレイ29の上方には正逆転ローラ30がトレイ上のシートと接する位置と離間した待機位置(図3鎖線位置)との間で昇降自在に配置されている。この正逆転ローラ30には正逆転モータM2が連結され集積トレイ29上にシートが進入する際は同図時計方向に回転し、シート後端がトレイ上に進入した後は反時計方向に回転するように制御される。従って上記集積トレイ29上に第1スイッチバック搬送路SP1が構成されている。図示31はキャタピラベルトであり、排紙ローラ25と一端プーリ側が圧接され、このプーリ軸31aを中心に先端プーリ側が集積トレイ29に垂下するように揺動自在に軸支持されている。図示30bは正逆転ローラ30と係合する従動ローラであり、集積トレイ29に設けられている。
上述の第1スイッチバック搬送路SP1の下流側には第1排紙トレイ21が配置され、この第1排紙トレイ21は第1スイッチバック搬送路SP1及び第2スイッチバック搬送路SP2に導かれるシートの先端を支持するように構成されている。
以上の構成によって排紙口25aからのシートは集積トレイ29上に進入し正逆転ローラ30で第1排紙トレイ21に向って移送され、シート後端が排紙口25aから集積トレイ29上に進入した後は正逆転ローラ30を逆回転(図示反時計方向)させると集積トレイ29上のシートは排紙方向と逆方向に移送される。このときキャタピラベルト31は正逆転ローラ30と協働してシート後端を集積トレイ29に沿ってスイッチバック搬送することとなる。
上記集積トレイ29の排紙方向後端部には、シート後端を位置規制する後端規制部材32と端面綴じステープル装置33が配置されている。図示のステープル装置33は端面綴じステープラで構成され、トレイ上に集積されたシート束の後端縁の1個所若しくは複数個所にステープル綴じする。また上記後端規制部材32はステープル綴じされたシート束を集積トレイ29の下流側に配置された第1排紙トレイ21に搬出する機能を兼用するため集積トレイ29に沿って排紙方向に往復動自在に構成されている。図示の後端規制部材32の搬出機構はシート束を把持するグリップ爪32aとシート後端を突き当て規制する後端規制面32bを備え、装置フレームに設けたガイドレールに沿って図示左右方向に移動可能に構成されている。図示34aはこの後端規制部材32を往復動する駆動アームであり、排紙モータM3に連結されている。
また上記集積トレイ29にはトレイ上に集積されたシートの幅方向を整合するサイド整合板34bが設けてあり、このサイド整合板34bはセンター基準でシートを整合するように左右(図3前後)一対の整合板で構成されシート中央に接近及び離反するように構成され図示しない整合モータに連結されている。
上述のように構成された第1スイッチバック搬送路SP1は前記「ステープル綴じモード」のときには排紙口25aからのシートを集積トレイ29上に部揃えし、このシート束を端面綴じステープル装置33で後端縁の1個所又は複数個所をステープル綴じする。また前記「プリントアウトモード」のときには排紙口25aからのシートをスイッチバック搬送することなく、集積トレイ29に沿って送られたシートを正逆転ローラ30と従動ローラ30bとの間で第1排紙トレイ21に搬出する。このように図示のものはステープル綴じするシートを集積トレイ29と第1排紙トレイ21とでブリッジ支持することによって装置をコンパクトに構成することを特徴としている。
[第2スイッチバック搬送路の構成]
前記シート搬入経路P1から分岐された第2スイッチバック搬送路SP2の構成について説明する。この第2スイッチバック搬送路SP2は図4に示すように装置ケーシング20に略々鉛直方向に配置され、経路入口に搬送ローラ36が、経路出口に搬送ローラ37が配置されている。また第2スイッチバック搬送路SP2の下流側にはこの搬送路から送られたシートを部揃えする第2集積部35が設けられている。図示の第2集積部35はシートを移送する搬送ガイド(集積ガイド)で構成されている(以下「集積ガイド35」という)。この集積ガイド35には中綴じステープル装置40と折ロール手段45が配置されている。以下順次これらの構成について説明する。
上記第2スイッチバック搬送路SP2の経路入口に配置された搬送ローラ36は正逆転可能に構成され、下流側の第1スイッチバック搬送路SP1に搬入されるシートを一時的にこの第2スイッチバック搬送路SP2に保持(滞留)するようになっている。これは先行するシートを集積トレイ29に集積し、ジョブ終了信号でステープル綴じ処理し、次いでこのシート束を第1排紙トレイ21に搬出する間に画像形成装置Aからシート搬入経路P1に送られたシートを第2スイッチバック搬送路SP2に一時的に保持し、先行シートの処理が終了した後、この待機シートを第1スイッチバック搬送路SP1から集積トレイ29上に搬送する為である。その作用については後述する。
まず集積ガイド35はシートの搬送をガイドするガイド部材で形成され、このガイド上にシートを積載収納するように構成されている。図示の集積ガイド35は第2スイッチバック搬送路SP2に連なり、装置ケーシング20の中央部に略々鉛直方向に配置されている。これによって装置を小型コンパクトに構成している。この集積ガイド35は内部に最大サイズシートを収納する長さ形状に形成され、特に図示のものは後述する中綴じステープル装置40と折ロール手段45を配置する側に突出するように湾曲又は屈曲した形状に構成されている。
上記集積ガイド35の搬送方向後端側には前述の第2スイッチバック搬送路SP2の出口端とオーバラップするスイッチバック進入路35aが連設されている。これは第2スイッチバック搬送路SP2の搬送ローラ37から送られる搬入(後続)シートの先端とこの集積ガイド35に支持されている積載済(先行)シートの後端をオーバラップさせることによって集積するシートのページ順位を確保するためである。また集積ガイド35にはシート先端を規制する先端規制部材38がガイド下流側に配置してあり、この先端規制部材38は集積ガイド35に沿って移動可能にガイドレールなどに支持され、シフト手段MS(図示せず)で図示Sh1とSh2とSh3との間で位置移動するように構成されている。
そして先端規制部材38を図示位置Sh3に位置させると集積ガイド35に支持されたシート(束)の後端はスイッチバック進入路35aに進入し、この状態で第2スイッチバック搬送路SP2から送られる後続シートは確実に集積済みシートの上方に積み重ねられることとなる。また先端規制部材38を図示位置Sh2に位置させると後述する中綴じステープル装置40の綴じ位置Xに集積ガイド35に支持されたシート(束)の中央を位置決めする。同様に先端規制部材38を図示位置Sh1に位置させるとステープル綴じされ集積ガイド35に支持されたシート束の中央を後述する折ロール手段45の折位置Yに位置決めするようになっている。従って図示位置Sh1、Sh2、Sh3はシートサイズ(搬送方向長さ)に応じてそれぞれ最適の位置に設定されている。
上記集積ガイド35にはシート搬送方向下流側にシート側縁整合部材39が配置されている。このシート側縁整合部材39は集積ガイド35に搬入され先端規制部材38に支持されたシートの幅方向位置を基準に合わせるように整合する。つまり先端規制部材38が前記Sh3のポジションに位置し、シート全体が集積ガイド35に支持された状態でシート側縁をこのシート側縁整合部材39で幅寄せ整合する。図示の装置はシートをセンター基準で幅寄せ整合する関係でシート側縁整合部材39は左右一対の整合板で構成され、この一対の整合板がシートセンタを基準に等距離することによって集積ガイド35に支持されたシート束を幅寄せ整合する。このためシート側縁整合部材39には図示しない整合モータM5が連結されている。
[中綴じステープル装置の構成]
上述の集積ガイド35に沿って上流側に綴じ位置X、下流側に折位置Yが設定され、綴じ位置Xには中綴じステープル装置40が配置されている。この装置はドライバユニット40Aとアンビルユニット40Bで構成され、それぞれのユニットは集積ガイド35を挟んで対向する位置に分離して構成されている。ドライバユニット40Aには針カートリッジが装着され、このカートリッジには帯状に連結された針が内蔵されている。そして上方の上死点と下方の下死点との間で上下動するドライバ部材によって先端の針をフォーマ部材でコの字状に折曲げ、次いでこの針をシート束に刺入するように構成されている。従ってドライバユニット40AにはドライブモータMとドライバ部材を上下動する駆動アームとこのアームを駆動する駆動カムなどが備えられている。
一方アンビルユニット40Bはシート束に刺入されたステープル針の先端を折り曲げる折曲溝(不図示)が設けられている。このように構成された中綴じステープル装置40はドライバユニット40Aとアンビルユニット40Bが分離して互いに対向するように構成され、両者の間をシート束が通過できるようになっている。従ってシート束の中央部、その他任意の位置をステープル綴じすることが可能となる。
[折ロール手段の構成]
上述のステープル装置40の下流側に配置された折位置Yにはシート束を折り合わせる折ロール手段45とこの折ロール手段45のニップ位置NPにシート束を挿入する折ブレード46が備えられている。折ロール手段45は図6(a)(b)に示すように互いに圧接したロール45a、45bで構成され、各ロールは略々最大シートの幅長さに形成されている。この一対のロール45a、45bは互いに圧接するように回転軸45ax、45bxを装置フレームの長溝に嵌合され、圧縮スプリング45aS、45bSで圧接方向に付勢されている。尚このロールは少なくとも一方が圧接方向に移動可能に軸支持され、その一方に付勢スプリングを掛け渡す構造であっても良い。
上記一対のロール45a、45bはゴムローラなどの比較的摩擦係数の大きい材料で形成されている。これはゴムなどの軟質材によってシートを折曲げながら回転方向に移送する為であり、ゴム質材をライニング加工することによって形成しても良い。この折ロール手段45は図6(b)に示すような凹凸形状に形成されシート幅方向にギャップ45gが形成してある。このギャップ45gは後述する折ブレード46の凹凸と一致するように配置してあり、折ブレード先端がロールニップ間に進入し易いように配慮してある。同時にこのギャップ45gはシート束を綴じ合わせるステープル綴じ個所と一致する幅位置に配置してある。つまり一対の互いに圧接したロール45a、45bにはシート幅方向に間隙(ギャップ45g)を有する凹凸形状に形成され、この間隙にシートのステープル綴じ個所と、同様に凹凸形状に形成した折ブレード46の刃先が進入するようになっている。
上記ロール45a、45bはそれぞれがロール駆動手段RMに連結されている。図示のロール駆動手段RMは、図7(a)及び(c)に示すようにロール駆動モータM6と伝動機構(伝動手段)47Vとで構成されている。図示の伝動手段47Vはロール駆動モータM6の回転を減速して伝動軸47Xに伝達する伝動ベルトで構成されている。この伝動軸47Xと第1の折ロール45aの回転軸45axとの間にクラッチ手段45cが配置してある。また同様に第2の折ロール45bの回転軸45bxとの間にもクラッチ手段45cが配置してある。このクラッチ手段45cは電磁クラッチ、一方向クラッチ(ワンウェイクラッチ)、スベリ摩擦クラッチ(バネクラッチ)などでロール駆動モータM6の駆動回転を第1の折ロール45a及び第2の折ロール45bにON、OFF出来るように構成する。
図示のクラッチ手段45cはワンウェイクラッチで構成され、前記伝動軸47Xと伝動カラー47Zとの間に伝動軸47Xの回転を伝動カラー47Zに一方向のみ伝達するように構成されている。そしてこの伝動カラー47Zに第1の折ロール45aが歯車連結され、第2の折ロール45bはベルト連結されている。このようにロール駆動モータM6にクラッチ手段45cを介して連結された第1及び第2の折ロール45a、45bにはモータの回転の一方向のみが伝達され、同時にロールはシート繰り出し方向に自由回転可能に構成されている。
上述の一対のロール45a、45bは前記集積ガイド35の湾曲又は屈曲した突出側に位置し、集積ガイド35に支持されたシート束に対して図8(a)に示す距離hを隔てた位置に配置されている。つまり集積ガイド35に支持されたシート(束)とロール表面が接することのない位置に距離hを隔てて配置されている。そしてシート束を挟んで対向する位置にナイフエッジを有する折ブレード46が設けられている。この折ブレード46は図8(a)の待機位置から同図(c)のニップ位置との間で往復動可能に装置フレームに支持されている。折ブレード46にはブレード駆動手段BMが連結されている。そして折ブレード46は集積ガイド35に支持されたシート束から退避した待機位置から折ロール手段45の圧接間のニップ位置との間で駆動モータM7で往復動するように構成されている。この折ブレード46は金属などの比較的摩擦係数の小さい材料で板状に形成され、その形状は図7(b)に示すように先端は凹凸面に形成されている。このブレード先端は前述したようにロール45a、45bのキャップ45gに進入する形状に形成されている。
そこで図示のものはロール45a、45bとシートとの間の摩擦係数ν1、シート相互間の摩擦係数ν2、シートと折ブレード46との間の摩擦係数ν3との関係は「ν1>ν2>ν3」の関係に設定してある。従って図8(c)に示すシート束を折ブレード46で第1の折ロール45aと第2の折ロール45bとの間に挿入した状態では両折ロール45a、45bに作用する圧接力が折ロール手段45とシート束と折ブレード46に等しい力としてそれぞれに及ぶ。このとき摩擦係数が上記の関係に設定されているから、シート束はスムーズに繰り出し方向(同図左側)に送り出されることとなる。
次に折ブレード46のブレード駆動手段BMの構成について説明すると、図7(b)に示すように、前記折ブレード46は装置フレームにガイドレール46gでシート折り方向に移動自在に支持されている。そしてこの折ブレード46は前記集積ガイド35に支持されたシートから退避した待機位置と前記折ロール手段45のニップ位置との間で往復動可能に支持されている。この折ブレード46を往復動するブレード駆動手段BMはブレード駆動モータM7と、その回転を伝動する伝動手段46V、図示のものは伝動ベルトで伝動回転軸46Xに伝動している。この伝動回転軸46Xには伝動ピニオン46Pが設けられ、折ブレード46に一体的に取り付けたラック歯車46Lと歯合されている。
従ってブレード駆動モータM7を正逆回転すると折ブレード46はガイドレール46gに沿って待機位置とニップ位置との間を往復動することとなる。この折ブレード46はシート幅方向にナイフエッジを有する板状部材で構成され、その先端は図示のように凹凸形状に形成されている。
次に上述の構成の折ロール手段45及び折ブレード46によるシート折り状態を図8(a)の至(d)に基づいて説明する。まず前記集積ガイド35に束状に支持されたシート束は同図(a)の状態で先端規制部材38に係止され、その折り目位置をステープル綴じされた状態で折位置Yに位置決めされる。このシート束のセット終了信号を得て、駆動制御手段(後述のシート折り動作制御部64d;以下同様)は、前記クラッチ手段45cをOFFする。図示のワンウェイクラッチの構成にあってはロール駆動モータM6を停止するか、又は折ブレード46の移動速度より低速で回転する。これは後述するように折ブレード46でニップ位置に挿入するシート束によって第1及び第2の折ロール45a、45bが従動回転する条件を作る為である。
そこで駆動制御手段64dは折ブレード46を待機位置からニップ位置に向かって所定速度で移動する。この移動速度VBに対し折ロール手段45の回転周速度VRはゼロ又はVB>VRに設定されている。そこで図8(b)の状態にシート束は折り目位置を折ブレード46によって屈曲されロール間に挿入される。このとき第1の折ロール45aと第2の折ロール45bは折ブレード46によって移動するシートに連なって従動回転する。そして駆動制御手段64dはシート束が所定のニップ位置に到達する見込み時間の後、ブレード駆動モータM7を停止し、折ブレード46を同図(c)の位置で静止させる。これと前後して駆動制御手段64dはクラッチ手段45cをON状態に切換えて第1及び第2の折ロール45a、45bを駆動回転する。するとシート束は繰り出し方向(同図左側)に送り出される。その後、駆動制御手段64dは同図(d)の状態に折ロール手段45によるシート束の繰り出しと並行してニップ位置に位置する折ブレード46を待機位置に向けて移動復帰させる。
このように折り合わされたシート束は、まず一対のロール45a、45b間に喰え込まれる際に、ロール表面と接するシートが回転するロール45a、45bによってロール間に引き込まれることがない。つまり折ロール手段45は挿入される(押し込まれ)シートに追随(従動)して回転するため、ロールと接するシートのみが先に巻き込まれることがない。またこの挿入されるシートに折ロール手段45が追随して従動回転するため、ロール表面とこれと接するシートが擦れることがなく、画像擦れを招くことがない。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図9のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aの制御部(以下「本体制御部」という)50と後処理装置Bの制御部(以下「後処理制御部」という)60を備えている。本体制御部50は画像形成制御部51と給紙制御部52と入力部53を備えている。そしてこの入力部53に設けられたコントロールパネル18から「画像形成モード」「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードは前述したように、プリントアウト部数、シートサイズ、カラー・モノクロ印刷、拡大・縮小印刷、両面・片面印刷、その他の画像形成条件を設定する。そして本体制御部50はこの設定された画像形成条件に応じて画像形成制御部及び給紙制御部を制御し、所定のシートに画像形成した後本体排紙口3からシートを順次搬出する。
これと同時にコントロールパネル18からの入力で後処理モードが設定される。この後処理モードは、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ仕上げモード」「シート束折り仕上げモード」等に設定される。そこで本体制御部50は後処理制御部60に後処理の仕上げモードとシート枚数、部数上方と綴じモード(1個所止綴じか2個所以上複数綴じか)情報を転送する。これと同時に本体制御部は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部60に転送する。
後処理制御部60は、指定された仕上げモードに応じて後処理装置Bを動作させる制御CPU61と、動作プログラムを記憶したROM62と、制御データを記憶するRAM63を備えている。そしてこの制御CPU61は、搬入口23に送られたシートの搬送を実行するシート搬送制御部64aと、シートの集積動作を実行するシート集積動作制御部64bと、シート綴じ処理を実行するシート綴じ動作制御部64cと、シートの束折り動作を実行するシート折り動作制御部64dを備えている。
上記シート搬送制御部64aは前述のシート搬入経路P1の搬送ローラ24、排紙ローラ25の駆動モータM1の制御回路に連結され、またこの経路に配置されたシートセンサS1からの検知信号を受信するように構成されている。また、上記シート集積動作制御部64bは、第1集積部(集積トレイ)29にシートを集積するために前記正逆転ローラ30の正逆転モータM2、後端規制部材の排紙モータM3の駆動回路に結線されている。更に上記シート綴じ動作制御部64cは、第1集積部29の端面綴じステープル装置33と第2集積部(集積ガイド)35の中綴じステープル装置40に内蔵されたドライブモータMの駆動回路に結線されている。
上記シート折り動作制御部64dは、前記第1及び第2の折ロール45a、45bを駆動回転するロール駆動モータRMの駆動回路と、前記クラッチ手段45cの駆動回路に結線されている。またこの制御部64dは前述の第2スイッチバック搬送路SP2の搬送ローラ36、37及び集積ガイド35の先端規制手段38を所定位置に移動制御するシフト手段MSの制御回路に結線され、これらの経路に配置したシートセンサから検知信号を受信するように結線されている。
上述のように構成された制御部は後処理装置に次の処理動作を実行させる。
「プリントアウトモード」
このモードでは画像形成装置Aは一連の文書を例えば第1ページから画像形成し、本体排紙口3から順次フェースダウンで搬出する。そこで後処理装置Bはシート搬入経路P1のバッファガイド26を図3上方に退避させ、経路切換片27を図3実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで排紙口25aでシート先端を検出した信号でシート先端が集積トレイ29の正逆転ローラ30に到達する見込み時間の後、シート搬送制御部64aは正逆転ローラ30を上方待機位置からトレイ上に降下し、この正逆転ローラ30を図4時計方向に回転する。すると集積トレイ29上に進入したシートはこの正逆転ローラ30で第1排紙トレイ21に向けて搬出され、このトレイ上に収納される。このように順次後続するシートを排紙トレイに搬出し、このトレイ上に堆積収納する。
従ってこのプリントアウトモードでは画像形成装置Aで画像形成されたシートは後処理装置Bのシート搬入経路P1を経て、第1排紙トレイ21に収容され、例えばフェースダウンの姿勢で1ページから順次nページの順に上方に積載収納されることとなる。このモードでは前述の第1スイッチバック搬送路SP1と第2スイッチバック搬送路SP2にはシートは導かれない。
「ステープル綴じ仕上げモード」
このモードでは画像形成装置Aは前述のモードと同様に一連の文書を第1ページからnページの順に画像形成し、フェースダウンの状態で本体排紙口3から搬出する。そこで後処理装置Bは先のモードと同様にシート搬入経路P1のバッファガイド26を図3上方に退避させ、経路切換片27を図3実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで排紙口25aでシート先端を検出した信号でシート先端が集積トレイ29の正逆転ローラ30に到達する見込み時間の後、シート搬送制御部64aは正逆転ローラ30を上方待機位置からトレイ上に降下し、この正逆転ローラ30を図4時計方向に回転する。次いでシート搬送制御部64aはシート後端が集積トレイ29上に搬入した見込み時間の後、正逆転ローラ30を図3反時計方向に回転駆動する。すると排紙口25aから進入したシートは第1スイッチバック搬送路SP1に沿って集積トレイ29上にスイッチバック搬送される。このシート搬送を繰り返すことによって集積トレイ29に一連のシートがフェースダウンの状態で束状に集積される。
尚上述の集積トレイ29上へのシートの集積の都度、制御CPU61はサイド整合板34bを動作させ集積するシートの幅方向位置を整合させる。次いで制御CPU61は画像形成装置Aからのジョブ終了信号で端面綴じステープル装置33を動作させトレイ29上に集積されたシート束の後端縁を綴じ合わせる。このステープル動作の後、制御CPU61は束搬出手段を兼用する後端規制部材32を図3実線位置から同鎖線位置に移動する。するとステープル綴じされたシート束は第1排紙トレイ21条に搬出収納される。これによって画像形成装置Aで画像形成した一連のシートをステープル綴じして第1排紙トレイ21に収納することとなる。
[第1スイッチバック搬送路SP1へのシートバッファ動作]
上述のステープル綴じ仕上げ処理を連続して実行する場合、制御CPU61は後続するシートを第2スイッチバック搬送路SP2に一時的に保持する。このシートバッファ動作について説明すると、前述のように第2スイッチバック搬送路SP2の搬入口には搬送ローラ36が配置され、この搬送ローラ36は正逆転可能に構成されている。そこで制御CPU61は第1スイッチバック搬送路SP1から集積トレイ29にシートを集積し、画像形成のジョブ終了後にこの集積トレイ上に集積されたシート束に端面綴じステープル装置33で綴じ処理を実行させる。そしてこの綴じ処理後に後端規制部材32を移動して集積トレイ29上のシート束を第1排紙トレイ21に搬出する。
そこで制御CPU61は集積トレイ29上のシート束にステープル綴じ動作及び/又はシート束の搬出動作の実行中に画像形成装置Aから後続するシートが搬入された場合、これをシートセンサS1で検知し、このシート後端がシート搬入経路P1の経路切換片27を通過した見込み時間の後、排紙ローラ25を停止する。これと同時に制御CPU61は経路切換片27を図10の図示位置に移動し、その後排紙ローラ25を逆回転する。するとシート搬入経路P1のシートは第2スイッチバック搬送路SP2に導かれ、搬送ローラ36にニップされる。次いで制御CPU61はシート後端が搬送ローラ36に到達する見込み時間の経過後、搬送ローラ36を停止する。するとシート搬入経路P1のシートは第2スイッチバック搬送路SP2に滞留して停止する。
そして制御CPU61は集積トレイ29上のシート束が第1排紙トレイ21に排出されたタイミングで上記搬送ローラ36を図10時計方向に回転させ、同時に排紙ローラ25を排紙方向に回転駆動する。すると第2スイッチバック搬送路SP2に保持されていたシートは第1スイッチバック搬送路SP1に導かれ、集積トレイ29上に集積される。また制御CPU61はこの待機シートに後続するシートを搬入口23から先と同様に排紙ローラ25に案内し、集積トレイ29上に積み重ねる。この場合には図10に示すように排紙ローラ25を圧接・離間自在の一対のローラで構成し、排紙ローラ25に待機中のシートと同時に搬入口23からの後続シートを重ね合わせる場合には排紙ローラ25を電磁ソレノイドなどの作動手段で離間させることが好ましい。このような動作によって画像形成装置Aを停止することなく後処理装置Bで連続してステープル綴じ処理を継続することが出来る。
「シート束折り仕上げモード」
このモードでは画像形成装置Aは例えば図5に従って説明した順序でシート上に画像形成し、後処理装置Bで冊子状に仕上げる。この為後処理装置Bはシート搬入経路P1のバッファガイド26を図3上方に退避させ、経路切換片27を図3実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで制御CPU61はシートセンサS1でシート後端を検出した信号を基準にシート後端が経路切換片27を通過したタイミングで排紙ローラ25を停止し、同時に経路切換片27を図3破線位置に移動する。そして排紙ローラ25を逆転(図3反時計方向)させる。するとシート搬入経路P1に進入したシートは搬送方向を反転され、経路切換片27から第2スイッチバック搬送路SP2に導かれる。そしてこの経路に配置された搬送ローラ36、37で集積ガイド35に案内される。
第2スイッチバック搬送路SP2から集積ガイド35にシートが搬入されるタイミングで制御CPU61は先端規制部材38を最下端のSh1位置に移動する。するとシートはその全体が集積ガイド35に支持される。この状態で制御CPU61は前述のシート側縁整合部材39を動作させシートを幅寄せ整合する。(尚この幅寄せ整合は最初のシートでは動作させなくても良く、またシート進入の都度動作させなくても良い)。
次いで制御CPU61は先端規制部材38をシート後端が前述のスイッチバック進入路35aに進入する位置Sh3に移動する。すると集積ガイド35に支持されたシート後端はスイッチバック進入路35aに後退する。この状態で後続するシートを第2スイッチバック搬送路SP2から集積ガイド35上に送り、先行シートの上に後続シートを積み重ねる。そしてこの後続シートの搬入に合わせて先端規制部材38をSh3位置からSh1位置に移動する。
次いで先と同様にシート側縁整合部材39を動作させて搬入されたシートと集積ガイド上に支持されたシートを幅寄せ整合する。このような動作を繰り返すことによって画像形成装置Aで画像形成されたシートは第2スイッチバック搬送路SP2を経て集積ガイド35上に部揃えされる。そこで制御CPU61はジョブ終了信号を受けると先端規制部材38を前記位置Sh2に移動し、シート中央を綴じ位置Xに位置決めセットする。
そこで制御CPU61は中綴じステープル装置40を動作させ、シート中央の1個所又は複数個所をステープル綴じする。この動作の完了信号で制御CPU61は先端規制部材38を前記位置Sh1に移動し、シート中央を折位置Yに位置決めセットする。そこで前述した図8(a)乃至(d)に示すシーケンスでシート束に折り処理を施し、このシート束を第2排紙トレイ22に搬出する。
[第2スイッチバック搬送路SP2へのシートバッファ動作]
上述のシート束折り仕上げ処理を連続して実行する場合、制御CPU61は後続するシートをシート搬入経路P1に一時的に保持する。このシートバッファ動作について説明すると、前述のようにシート搬入経路P1にはバッファガイド26が設けられ、このバッファガイド26は図11に示すようにシート搬入経路P1の上方に形成したシート待機部(エリア)にシート後端を係止する係止部材で構成されている。
そこで制御CPU61は上述のシート束折り処理を連続して実行する場合、シート搬入経路P1に送られた後続するシートを上記バッファガイド26に一時的に保持する。その動作について説明すると、前述のように第2スイッチバック搬送路SP2から集積ガイド35にシートを集積し、画像形成のジョブ終了後にこのガイド上に集積されたシート束に中綴じステープル装置40で綴じ処理を実行させる。そしてこの綴じ処理後に折ブレード46と折ロール手段45を作動して集積ガイド35上のシート束を冊子状に折り合わせて第2排紙トレイ22に搬出する。
そこで制御CPU61は集積ガイド35上のシート束にステープル綴じ動作及び/又はシート束折り動作の実行中に画像形成装置Aから後続するシートが搬入された場合、これをシートセンサS1で検知し、このシート後端がシート搬入経路P1のバッファガイド26を通過した見込み時間の後、排紙ローラ25を停止する。これと同時に制御CPU61はバッファガイド26を図11の図示位置に移動し、その後排紙ローラ25を逆回転する。するとシート搬入経路P1のシート後端はバッファガイド26に導かれる。次いで制御CPU61はシート後端がバッファガイド26に到達する見込み時間の経過後、排紙ローラ35を停止する。するとシート搬入経路P1のシートはその後端をバッファガイド26に係止された状態で停止する。
そして制御CPU61は集積ガイド35上のシート束が第2排紙トレイ22に排出された後、画像形成装置Aから後続するシートが搬入され、このシートが滞留(待機)シートと重なったタイミングで上記排紙ローラ25を図11時計方向に回転させ、同時にバッファガイド26を同図破線位置に移動する。すると上下に重なったシートは排紙ローラ25で下流側に送られ、次いで排紙ローラ25の逆転で第2スイッチバック搬送路SP2に導かれる。そしてこの上下に重ねられたシートは集積ガイド35に導かれ上下整然と整合される。これらの重ねられたシートに後続するシートは先と同様に順次シート搬入経路P1、第2スイッチバック搬送路SP2から集積ガイド35に積載収納される。このような動作によって画像形成装置Aを停止することなく後処理装置Bで連続してシート束折り処理を継続することが出来る。尚このシートの重ね合わせの場合には図11に示すように排紙ローラ25を圧接・離間自在の一対のローラで構成し、排紙ローラ25に待機中のシートと同時に搬入口23からの後続シートを重ね合わせる場合には排紙ローラ25を電磁ソレノイドなどの作動手段で離間させることが好ましい。
[連続する処理動作]
本発明は上述のようにシート搬入経路P1に第1及び第2スイッチバック搬送路SP1、SP2とを上下距離を隔てて配置し、第1スイッチバック搬送路SP1にはステープル綴じ処理する集積トレイ29を、第2スイッチバック搬送路SP2にはシートを束折り処理する集積ガイド35を配置してあるので、ステープル綴じ仕上げと束折り仕上げが前後に連続する場合、先行する後処理を待つことなく後続する後処理を実行することが出来る。また、これらの先行する後処理の実行中にジャムなどのトラブルが発生しても後続する後処理のためにシステム内で滞留するシートを後続する処理位置に搬送することが可能となる。
尚、本発明にあって中綴じステープル装置40は前述の集積ガイド35上の綴じ位置Xに配置する場合を示したが、シートの処理経路を集積ガイド、綴じ位置、折位置の順に配置し、集積ガイド手段、次いでステープル装置、その下流側にシート折り手段を配置する構成であっても良い。更にこの中綴じステープル装置で綴じ処理することなくシート束を折り合わせて第2排紙トレイ22に搬出することも可能である。
また、図1破線で示す様に第3の排紙トレイ21bを設け、シート搬入経路P1に搬入されたシートをこの第3の排紙トレイ21bに搬出するように構成することも可能である。このように構成することによって前述の第1及び第2のスイッチバック経路とは異なる位置、例えば装置外部にシートを搬出することが可能となる。
また、前述した装置において、シート搬入経路P1と第1スイッチバック搬送路SP1及び第2スイッチバック搬送路SP2で囲まれた空間内に、シートの端縁を綴じ合わせる端面綴じステープル装置33と中綴じステープル装置40とを上下に配置している。これによって装置のコンパクト化を図っている。
本発明に係わる画像形成システムの全体説明図。 本発明に係わるシート折り装置を備えた後処理装置の全体説明図。 図2の後処理装置の一部を示す詳細説明図。 図2の後処理装置に組み込まれたシート折り装置の詳細説明図。 図1の装置における画像形成順序を示す説明図。 図4の折ロール手段の説明図であり、(a)は断面構造、(b)はシート幅方向平面の説明図。 (a)は折ロール手段の駆動機構の説明図、(b)は折ブレードの駆動機構の説明図、(c)はワンウェイクラッチの構造説明図。 図2の装置に於けるシート束折り動作の説明図であり、(a)はシート束を折位置に位置決めセットした状態図、(b)はシート束の折り動作の初期状態図、(c)はシート束を折ロール手段のニップ位置に挿入した状態図、(d)はシート束を折ロール手段で折り合わせる搬出状態図。 図1のシステムに於ける制御構成の説明図。 集積トレイに至るシートを第2スイッチバック搬送路に一時的に保持する態様の説明図。 集積ガイドに至るシートをシート搬入経路に一時的に保持する態様の説明図。
符号の説明
A 画像形成装置
P1 シート搬入経路
SP1 第1スイッチバック搬送路
SP2 第2スイッチバック搬送路
21 第1排紙トレイ
22 第2排紙トレイ
23 搬入口
24 搬入ローラ
25 排紙ローラ
25a 排紙口
26 バッファガイド
27 経路切換片
28 後処理ユニット
29 第1集積部(集積トレイ)(第1のシート集積手段)
30 正逆転ローラ
31 キャタピラベルト
32 後端規制部材
33 端綴じステープル装置
34 サイド整合板
35 第2集積部(集積ガイド)(第2のシート集積手段)
36 搬送ローラ
37 搬送ローラ
38 先端規制部材
40 中綴じステープル装置
45 折ロール手段
45a 第1の折ロール
45ax 回転軸
45b 第2の折ロール
45bx 回転軸
45g ギャップ
45c クラッチ手段

Claims (10)

  1. シート搬入口からのシートを異なる第1及び第2の後処理部に移送し、この第1及び第2の後処理部でシートにステープル綴じ、シート折りなどの後処理を施す後処理装置であって、
    搬入口に供給されるシートを順次所定の排紙口に移送する略々水平方向に配置されたシート搬入経路と、
    上記シート搬入経路から分岐してシートの搬送方向を反転する第1のスイッチバック搬送路と、
    上記第1のスイッチバック搬送路に連なりシートに後処理を施す第1の後処理部と、
    上記第1のスイッチバック搬送路の上流側で上記シート搬入経路の搬入口と排紙口との間から分岐し、シートの搬送方向を反転してシートをシート搬入経路と異なる位置に移送する第2のスイッチバック搬送路と、
    上記第2のスイッチバック搬送路の下流側に配置されシートに後処理を施す第2の後処理部と、
    を備えていることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記第1の後処理部には、前記第1のスイッチバック搬送路からのシートを束状に部揃え集積する第1のシート集積手段と、
    この第1のシート集積手段に集積されたシート束の端縁をステープル綴じする端面綴じステープル手段が配置され、
    前記第2の後処理部には、前記第2のスイッチバック搬送路からのシートを束状に部揃え集積する第2のシート集積手段と、
    この第2のシート集積手段に集積されたシートを折り合わせる折ロール手段又はシート中央を綴じ合わせる中綴じステープル手段が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記シート搬入経路は略々水平方向に、
    前記第2のスイッチバック搬送路は略々鉛直方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  4. 前記シート搬入経路には前記第1及び第2のスイッチバック搬送路の下流側にシートを積載支持する排紙トレイが配置され、
    この排紙トレイは前記第1のスイッチバック搬送路及び前記第2のスイッチバック搬送路に案内されるシートの先端を支持するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項に記載の後処理装置。
  5. 前記第1のシート集積手段にはシート及び/又はシート束を積載収納する排紙トレイが連接され、
    この排紙トレイは、前記シート搬入経路からのシートの搬送方向先端側を支持し、搬送方向後端側は前記第1のシート集積手段で支持するように連設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項に記載の後処理装置。
  6. 前記第2のスイッチバック搬送路には前記シート搬入経路の下流側に位置する前記第1のシート集積手段に至るシートをこの第2のスイッチバック搬送路内に一時的に保持する正逆転可能なシート搬送ローラが配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかの項に記載の後処理装置。
  7. 前記シート搬入経路には前記第2のスイッチバック搬送路の上流側にこの第2のスイッチバック搬送路に至るシートを一時的に保持するシート係止部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかの項に記載の後処理装置。
  8. 前記シート搬入経路は、前記搬入口からのシートを前記第1又は第2のスイッチバック搬送路に案内すると共に、この搬入口からのシートを装置外部に案内するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかの項に記載の後処理装置。
  9. 前記端面綴じステープル手段と前記中綴じステープル手段とは、
    前記シート搬入経路と前記第1及び第2のスイッチバック搬送路で囲まれた空間内に上下に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかの項に記載の後処理装置。
  10. 順次シート上に画像形成する画像形成装置と、
    上記画像形成装置からのシートにステープル綴じ処理、スタンプ処理、パンチ処理などの後処理を施す後処理装置とから構成され、
    上記後処理装置は請求項1乃至9の何れかの項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成システム。
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