JP2008184106A - サンシェード装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両の窓を遮光する遮光部材12を備えたサンシェード装置10であって、遮光部材12は、シート材13からなり、不透明部分に透明部分あるいは半透明部分が複数点在していることを特徴とする。不透明部分は、着色、印刷、転写、あるいはマスキング部材24の貼付によって構成され、透明部分あるいは半透明部分は、不透明部分に窓状に形成されている。尚、前記透明部分あるいは半透明部分は、遮光部材12の遮光率が50%以上70%以下となるように形成されているのが好ましい。シート材13は、0.5mm以上の厚みを有するオレフィンシートあるいは塩化ビニルシートで構成されていることが好ましい。
【選択図】図1
Description
特許文献2に記載のサンシェード装置は、窓ガラスの内面に直接的に取り付ける案内レールと、この案内レールに沿って開閉するカーテンとからなる車両窓ガラスのカーテン装置によって構成されたものであり、前記カーテンは、色調、光、熱、音をコントロールする減光・遮光用シート、吸音膜等の部材で構成される(特許文献2の段落[0040]参照)。
特許文献3に記載のサンシェード装置は、湾曲窓ガラスの内側面に沿わせて取り付けた湾曲状の固定軸と、この固定軸に回転可能に取り付けた可撓性の巻取り筒と、この巻取り筒の外周に巻き付けるカーテン布とからなる湾曲ロールカーテン装置によって構成されたものであり、前記カーテンは、色調、光、熱、音をコントロールする減光・遮光用シート、吸音膜等の部材で構成される(特許文献3の段落[0019]参照)。
第1の発明は、車両の窓を遮光する遮光部材を備えたサンシェード装置であって、前記遮光部材は、シート材からなり、不透明部分に透明部分あるいは半透明部分が複数点在していることを特徴とする、サンシェード装置である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
第1実施形態に係るサンシェード装置10は、車両後方側のバックウィンドウ40を遮光するために設置されるものである。
図1、図2に示すように、本実施形態に係るサンシェード装置10は、透明あるいは半透明のシート材13で構成された遮光部材12を備えている。この遮光部材12をバックウィンドウ40の車室内側の面に沿って展開することによって、当該バックウィンドウ40に入射する光を遮光することができるようになっている。
具体的には、パッケージトレイ30の上部には遮光部材12を引き出すことのできる引出口14が設けられている。この引出口14の内部には、遮光部材12を巻き取ることのできる巻取機構16が内蔵されている。この巻取機構16は、遮光部材12を弾性力によって巻き取ることのできるコイルバネ等により構成されている。
一方、サンシェード装置10を使用しないときには、フック止め20に係止されているフック18を上方側に持ち上げて取り外す。これにより、引出口14に内蔵された巻取機構16によって遮光部材12を自動的に巻き取ることができる。
なお、ここでいう「着色」とは、シート材13を形成している樹脂自体を着色するか、あるいは、シート材13にインクや塗料を付着させて着色する手法のことである。「印刷」とは、スクリーン印刷やグラビア印刷など、顔料やインク、塗料等を印刷機で付着させる手法のことである。「転写」とは、熱転写や水転写などの手法のことである。「貼付」とは、マスキング部材あるいはシート材13のどちらか一方に接着剤を塗布して他方に重ね合わせる、あるいは、どちらか一方の表面を溶融して他方に重ね合わせてそれぞれを接合する手法のことである。
図3に示すように、シート材13に不透明部分が形成されており、この不透明部分に窓状の透明部分あるいは半透明部分としての複数個の円形の孔22が等間隔に配列している。例えば、この孔22の直径Dは2mmとなっており、複数個の孔22の間隔P(ピッチ)は3mmとなっている。この孔22の部分では、シート材13の反対側を透視することができる。一方、この孔22以外の部分は不透明となっており、バックウィンドウ40から差し込む光を遮光することができる。なお、この孔22は、複数個の小径の孔22が密集した細孔状とされるのが好ましい。
シート材13に貼付する別部材としてのマスキング部材24は、シート状に形成されている。このマスキング部材24には、複数の細孔25が実際に形成されている。シート材13に対してマスキング部材24を貼付することによって、シート材13に不透明部分を形成することができる。シート材13に対してマスキング部材24を貼付するためには、接着剤や熱溶着などの公知の接着手法を用いることができる。
(シート材の遮光部分の面積/シート材全体の面積)×100[%]…式(1)
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この第2実施形態では、本発明を折り畳み式のサンシェード装置に適用した例について説明する。なお、この第2実施形態では、上述した第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略することがある。
図5に示すように、車両の乗員Mが着座する後部シートSの後方には、パッケージトレイ30が配設されている。このパッケージトレイ30の上部には、サンシェード装置50の一端が回動可能に取り付けられている。すなわち、サンシェード装置50は、ヒンジで連結されたアルミニウムなど軽金属材料からなる3つの枠材54a〜54cで構成されており、この3つの枠材54a〜54cのうち基端側の枠材54cの一端がパッケージトレイ30の上部に回動可能に取り付けられている。
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この第3実施形態では、本発明をスライド格納式のサンシェード装置60に適用した例について説明する。なお、この第3実施形態では、上述した第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略することがある。
図6、図7に示すように、車両の乗員Mが着座する後部シートSの後方には、パッケージトレイ30が配設されている。このパッケージトレイ30の上部には、サンシェード装置60の一端が回動可能に取り付けられている。すなわち、このサンシェード装置60は、第1スクリーン62及び第2スクリーン64を備えており、基端側の第2スクリーン64の一端がパッケージトレイ30の上部に回動可能に取り付けられている。
すなわち、図6、図7に示すように、第1スクリーン62の外枠62aはアルミニウム製の枠状部材からなり、その枠内に第1実施形態と同様な遮光部材12が張設されている。一方、第2スクリーン64の外枠64aもアルミニウム製の枠状部材からなり、その枠内に第1実施形態と同様な遮光部材12が張設されている。
(1)上記実施形態では、透明部分あるいは半透明部分としての孔22の形が円形である例を示したが、本発明はこれに限るものではない。孔22の形は、例えば、楕円形であってもよいし、四角形であってもよい。
(2)上記実施形態では、孔22の直径Dが2mmであり、間隔Pが3mmである例を示したが、本発明はこれに限るものではない。シート材13の遮光性と透視性をともにある程度確保できるのであれば、孔22の大きさや間隔は特に限定されない。
(3)上記実施形態では、遮光部材12の格納方式として、巻取式、折り畳み式、スライド式の例を示したが、本発明はこれに限るものではない。遮光部材12の格納方式は、その他の方式であってもよい。
(4)上記実施形態では、車両のバックウィンドウ40を遮光するためのサンシェード装置10の例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、車両のサイドウインドウを遮光するためのサンシェード装置であっても本発明を適用することが可能である。
12…遮光部材
13…シート材
16…巻取機構
22…孔
24…マスキング部材
40…バックウィンドウ
54a、54b、54c…枠材
62…第1スクリーン
64…第2スクリーン
Claims (7)
- 車両の窓を遮光する遮光部材を備えたサンシェード装置であって、
前記遮光部材は、シート材からなり、不透明部分に透明部分あるいは半透明部分が複数点在していることを特徴とする、サンシェード装置。 - 請求項1に記載のサンシェード装置であって、
前記シート材は、透明部材あるいは半透明部材からなり、
前記不透明部分は、前記シート材に着色、印刷、転写、あるいはマスキング部材の貼付によって構成され、
前記透明部分あるいは前記半透明部分は窓状に形成されていることを特徴とする、サンシェード装置。 - 請求項1または請求項2に記載のサンシェード装置であって、
前記透明部分あるいは前記半透明部分は、遮光率が50%以上70%以下となるように形成されていることを特徴とする、サンシェード装置。 - 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のサンシェード装置であって、
前記シート材は、0.5mm以上の厚みを有するオレフィンシートあるいは塩化ビニルシートで構成されていることを特徴とする、サンシェード装置。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載のサンシェード装置であって、
前記シート材に吸音性シートが貼付されていることを特徴とする、サンシェード装置。 - 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載のサンシェード装置であって、
前記遮光部材を巻き取るための巻取機構を備えることを特徴とする、サンシェード装置。 - 請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載のサンシェード装置であって、
車両のバックウィンドウを遮光することを特徴とする、サンシェード装置。
Priority Applications (1)
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JP2007020892A JP2008184106A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | サンシェード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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-
2007
- 2007-01-31 JP JP2007020892A patent/JP2008184106A/ja active Pending
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