JP2010120622A - 日除け具 - Google Patents
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Abstract
【課題】遮光する範囲を任意に変更することができると共に、この遮光する範囲を維持することができる日除け具を提供する。
【解決手段】遮光する遮光カーテン1を備える日除け具10において、遮光カーテン1の開閉方向の少なくとも一側に、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度を維持すべき維持手段である吸盤3,3を備えており、遮光カーテン1の一側を、案内手段2のロープ21をガイドにして、ロープ21の長手方向に移動させることにより、窓ガラスから入射する光を遮る遮光範囲を任意に変更することができると共に、吸盤3,3を窓に吸着させることにより、遮光カーテン1の移動を制限して、前記遮光範囲を維持することができる。
【選択図】図1
【解決手段】遮光する遮光カーテン1を備える日除け具10において、遮光カーテン1の開閉方向の少なくとも一側に、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度を維持すべき維持手段である吸盤3,3を備えており、遮光カーテン1の一側を、案内手段2のロープ21をガイドにして、ロープ21の長手方向に移動させることにより、窓ガラスから入射する光を遮る遮光範囲を任意に変更することができると共に、吸盤3,3を窓に吸着させることにより、遮光カーテン1の移動を制限して、前記遮光範囲を維持することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、窓に着脱可能に取付けて日除けを行うことができる日除け具に関する。
日射しが強い季節においては特に、窓ガラスを透過して車室等の内部に入射する光が眩しく、また入射光により温度が上昇して暑くなり人に不快感を与える。また、この季節の光は紫外線を多く含むため、美容、健康の観点からも好ましくない。このため、従来、車室の内部への光の入射を抑制すべく、窓ガラスの内側に着脱可能に取付けて遮光する日除け具が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された日除け具は、枠体の内側に遮光する遮光用布が張設されてなる日除け具本体と、該日除け具本体に設けられた吸盤とを備えており、吸盤を車両等の窓ガラスに止着することにより窓ガラスに着脱可能に取付けるように構成してある。この日除け具においては、吸盤を窓ガラスに吸着させることにより、日除け具を容易に窓ガラスに装着することができる一方、吸盤の頭部に設けられた掴みリングを引っ張ることにより吸盤を窓ガラスから離脱させ、日除け具を容易に窓ガラスから取外すことができる。
しかしながら、特許文献1に係る日除け具においては、遮光する範囲が枠体に張設された日除け具本体の寸法に限定されるため、使用者が、好み又は天候に応じて自由に変更することができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は、遮光カーテンと、遮光カーテンの開閉方向の少なくとも一側に、開閉方向の任意の位置における遮光カーテンの開度を維持すべき維持手段とを備えることにより、遮光範囲を任意に変更することができると共に、該遮光範囲を維持することができる日除け具を提供することにある。
また他の目的は、維持手段として吸着テープを設けることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができる日除け具を提供することにある。
また他の目的は、エラストマーを含んでなる吸着テープを維持手段として設けることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができる日除け具を提供することにある。
また他の目的は、維持手段として吸盤を設けることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができる日除け具を提供することにある。
また他の目的は、遮光カーテンの開閉方向に略直交する方向の一側に設けられた複数のガイド穴に挿通されたロープと、該ロープの両端部に設けた吸盤とから案内手段を構成することにより、取付け/取外しを容易に行うことができる日除け具を提供することにある。
また他の目的は、遮光カーテンにプリーツを形成することにより、開状態にしたときに細長い短冊状部分を重ね合せて遮光カーテンをコンパクトに纏めることができる日除け具を提供することにある。
本発明に係る日除け具は、遮光カーテンを備える日除け具において、前記遮光カーテンの開閉方向の少なくとも一側に、開閉方向の任意の位置における前記遮光カーテンの開度を維持すべき維持手段を備えることを特徴とする。
この発明にあっては、維持手段により開閉方向の任意の位置における遮光カーテンの開度を維持できるようにしてあり、遮光カーテンの開閉方向の一側を移動させて所望の遮光範囲にした後に、遮光カーテンの開度を維持手段により維持しているから、遮光範囲を任意に変更することができると共に、該遮光範囲を維持することができる。
本発明に係る日除け具は、前記維持手段は、前記日除け具が取付けられるべき窓に吸着して前記遮光カーテンの移動を制限する吸着層をその一面に有する吸着テープであることを特徴とする。
この発明にあっては、吸着層をその一面に有する吸着テープを維持手段として設けており、該吸着テープの吸着層を窓に吸着させる又は窓から離脱させることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができると共に、日除け具の取付け/取外しを容易に行うことができる。
本発明に係る日除け具は、前記吸着テープはエラストマーを含んでなることを特徴とする。
この発明にあっては、エラストマーを含んでなる吸着テープを維持手段として設けており、該吸着テープの吸着層を窓に吸着させる又は窓から離脱させることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができると共に、日除け具の取付け/取外しを容易に行うことができる。エラストマーを含んでなる吸着テープは弾性を有しているから、窓の形状に沿って変形させることができ、窓が曲面形状を有していても取付けることができる。また、透明なエラストマーを用いることにより、例えば、窓ガラスに吸着させたときに目立たなくすることができ、美観に資する。
本発明に係る日除け具は、前記遮光カーテンの開閉を案内する案内手段を備え、前記維持手段は、前記案内手段に離隔して設けられ、前記日除け具が取付けられるべき窓に吸着して前記遮光カーテンの移動を制限する吸盤であることを特徴とする。
この発明にあっては、遮光カーテンの開閉を案内する案内手段と、該案内手段に離隔して維持手段としての吸盤を設けており、該吸盤を窓に吸着させる又は窓から離脱させることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができる。また、所望の遮光範囲にすべく遮光カーテンの一側を移動させるときに、案内手段をガイドにすることにより遮光カーテンの移動が容易になる。
本発明に係る日除け具は、前記遮光カーテンの開閉方向に略直交する方向の一側には、複数のガイド穴が設けてあり、前記案内手段は、前記ガイド穴に挿通され、前記遮光カーテンの開閉を案内するロープと、該ロープの両端部に設けられ、前記窓に吸着して前記ロープを保持する吸盤とを備えてなることを特徴とする。
この発明にあっては、遮光カーテンの開閉方向に略直交する方向の一側に設けたガイド穴に挿通されたロープと、該ロープの両端部に設けた吸盤とにより案内手段を構成しており、吸盤を窓に吸着させる又は窓から離脱させることにより、日除け具の取付け/取外しを容易に行うことができる。また、ロープは、窓の形状に沿って変形させることができるから、窓が曲面形状を有していても取付けることができる。
本発明に係る日除け具は、前記遮光カーテンには、該遮光カーテンの開閉方向に略直交する方向のプリーツが形成してあることを特徴とする。
この発明にあっては、遮光カーテンに該遮光カーテンの開閉方向に略直交する方向のプリーツを形成してあるから、開状態にしたときに細長い短冊状部分を重ね合せて遮光カーテンをコンパクトに纏めることができる。
本発明によれば、遮光カーテンの開閉方向の一側を移動させて所望の遮光範囲にした後に、遮光カーテンの開度を維持手段により維持しているから、遮光範囲を任意に変更することができると共に、該遮光範囲を維持することができる。
また、本発明によれば、維持手段である吸着テープを窓に吸着させる又は窓から離脱させることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができると共に、日除け具の取付け/取外しを容易に行うことができる。
また、本発明によれば、エラストマーを含んでなる吸着テープを窓に吸着させる又は窓から離脱させることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができると共に、日除け具の取付け/取外しを容易に行うことができる。エラストマーを含んでなる吸着テープは弾性を有しているから、窓の形状に沿って変形させることができ、窓が曲面形状を有していても取付けることができる。また、透明なエラストマーを用いることにより、例えば、窓ガラスに吸着させたときに目立たなくすることができ、美観に資する。
また、本発明によれば、維持手段である吸盤を窓に吸着させる又は窓から離脱させることにより、遮光カーテンの開度の維持を容易に保持/解除することができる。
また、本発明によれば、案内手段の吸盤を窓に吸着させる又は窓から離脱させることにより、日除け具の取付け/取外しを容易に行うことができる。また、ロープは、窓の形状に沿って変形させることができるから、窓が曲面形状を有していても取付けることができる。
また、本発明によれば、開状態にしたときに細長い短冊状部分を重ね合せて遮光カーテンをコンパクトに纏めることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る日除け具10の模式的外観図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る日除け具10の模式的外観図である。
図中1は、極細の合成繊維の糸が織り込まれてなる網目状の薄い合成繊維製の布を矩形状に形成してなる遮光カーテンである。遮光カーテン1には、対向する2辺に平行をなして、プリーツが形成してある。この遮光カーテン1には、折りたたんだ状態にて一端部に貫通孔を形成することにより、複数のガイド穴1a,1a…が設けてある。なお、遮光カーテン1は、入射した光を乱反射させることなく十分に遮光させるとともに汚れが目立たないように黒く着色されている。
この遮光カーテン1の一端部に形成したガイド穴1a,1a…には、案内手段2が設けてある。案内手段2は、ガイド穴1a,1a…に挿通され、遮光カーテン1の開閉を案内するロープ21と、該ロープ21の両端部に設けられた吸盤22,22とを備えている。図2は、図1のII−II線による断面図である。吸盤22は、椀形を有する吸盤部22aと、該吸盤部22aの凸面の側に設けられた円柱状の取付部22bとを備えている。吸盤部22aは、日除け具に取付けられるべき窓ガラスに、凹面の側を押し付けることにより該窓ガラスに吸着する機能を有している。取付部22bには、該取付部22bの軸心に直交する方向に貫通孔22cが設けてある。また、吸盤部22aの凸面の適宜の位置には突起22dが設けてある。
この案内手段2は、ロープ21を遮光カーテン1のガイド穴1a,1a…に挿通させるとともに、ロープ21の両端部を吸盤22,22の取付部22b,22bの貫通孔22c,22cに夫々挿通させて端部を結ぶことによりロープ21が吸盤22,22から抜けないようにして、遮光カーテン1に一体化してある。そして案内手段2の吸盤22,22を窓ガラスに吸着させることにより、日除け具10が窓ガラスに取付けられる。
遮光カーテン1の開閉方向の両側には、案内手段2と離隔して維持手段である吸盤3,3が設けてある。図3は、図1の III−III 線による断面図である。吸盤3は、椀形を有する吸盤部31と、該吸盤部31の凸面の側に設けられた係止部32とを一体的に備えている。吸盤部31は、日除け具が取付けられるべき窓ガラスに、凹面の側を押し付けることにより該窓ガラスに吸着する機能を有している。係止部32は、円筒部の一端に鍔部を周設してなり、図3に示すように、縦断面形状がT字状である。なお、吸盤部31の凸面の適宜の位置には突起33が設けてある。
一方、遮光カーテン1の開閉方向の両側には、吸盤3,3の係止部32,32の鍔部よりも小さい係合穴1b,1bが夫々設けてある。なお、係合穴1b,1bは、図1に示すように、遮光カーテン1の開閉方向の両端部の上下方向の略中央に、互いの上下方向の位置を異ならせて設けてある。維持手段である吸盤3,3は、図3に示すように、該吸盤3,3の係止部32,32と遮光カーテン1の係合穴1b,1bとを係合させることにより、遮光カーテンに一体化してある。この吸盤3,3を窓ガラスに吸着させることにより、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度が維持されることになる。
以上のように構成された日除け具10は、例えば、車室の内部への光の入射を抑制すべく、車両の窓に使用される。図4は、実施の形態1に係る日除け具10の一使用例を示した図である。日除け具10は、案内手段2の吸盤22,22と維持手段である吸盤3,3とを車両の窓ガラス5の適宜の位置に内側から夫々吸着させることにより、図4に示すように遮光カーテン1の閉状態を維持した状態にて取付けてある。これにより、窓ガラス5から入射される光は、遮光カーテン1により遮られて、車室の内部への光の入射が抑制される。
遮光カーテン1を、図4に示す閉状態から開状態にする手順について述べる。図5は、遮光カーテン1が開状態にある日除け具10を示す図である。遮光カーテン1を図5に示すような開状態にする場合、まず維持手段である吸盤3,3の一方(図において右側の吸盤3)を、突起33を引っ張ることにより窓ガラス5から離脱させて、遮光カーテン1の閉状態の維持を解除する。次に、ロープ21をガイドにして、一方の側(図において左側)に、遮光カーテン1の一側(図において右側)を図5に示す位置まで移動させて開状態にした後、吸盤3を窓ガラス5に吸着させることにより、遮光カーテン1を動かないようにして開状態を維持する。なお、図5に示す遮光カーテン1の開状態は例示であり、維持手段の吸盤3,3を適切な位置にて窓ガラスに吸着させることにより、遮光カーテン1を開閉方向の所望の位置にて所望の開度にすることができる。
以上のように、実施の形態1に係る日除け具は、遮光カーテン1の一側を、案内手段2のロープ21をガイドにして、ロープ21の長手方向に移動させることにより、窓ガラス5から入射する光を遮る遮光範囲を任意に変更することができると共に、維持手段の吸盤3,3を窓ガラス5に吸着させることにより、遮光カーテン1の移動を制限して、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度を維持することができ、前記遮光範囲を維持することができる。また、維持手段として吸盤3,3を、案内手段2の保持用として吸盤22,22を用いているから、吸盤3,3、22,22を窓ガラス5に吸着させる又は窓ガラス5から離脱させることにより、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度の維持を容易に保持/解除することができると共に、日除け具10の取付け/取外しを容易に行うことができる。また、案内手段2にロープ21を用いているから、窓ガラス5の形状に沿って変形させることができ、窓ガラス5が曲面形状を有していても取付けることができる。さらに、遮光カーテン1には、対向する2辺に平行をなして、プリーツが形成してあるから、開状態にしたときに細長い短冊状部分を重ね合せて遮光カーテン1をコンパクトに纏めることができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る日除け具20の模式的外観図である。遮光カーテン1の一端部に形成したガイド穴1a,1a…には、案内手段4が設けてある。案内手段4は、ガイド穴1a,1a…に挿通され、遮光カーテン1の開閉を案内するロープ41と、該ロープ41の両端部に設けられた吸盤42,42とを備えている。吸盤42は、椀形を有する吸盤部42aと、該吸盤部42aの凸面の側に設けられた円柱状の取付部42bと、該取付部42bに設けられた貫通孔(図示せず)に挿通させて取付部42bに固定されたフック部42cとを備えている。また、吸盤部42aの凸面の適宜の位置には突起42dが設けてある。
図6は、本発明の実施の形態2に係る日除け具20の模式的外観図である。遮光カーテン1の一端部に形成したガイド穴1a,1a…には、案内手段4が設けてある。案内手段4は、ガイド穴1a,1a…に挿通され、遮光カーテン1の開閉を案内するロープ41と、該ロープ41の両端部に設けられた吸盤42,42とを備えている。吸盤42は、椀形を有する吸盤部42aと、該吸盤部42aの凸面の側に設けられた円柱状の取付部42bと、該取付部42bに設けられた貫通孔(図示せず)に挿通させて取付部42bに固定されたフック部42cとを備えている。また、吸盤部42aの凸面の適宜の位置には突起42dが設けてある。
この案内手段4は、ロープ41を遮光カーテン1のガイド穴1a,1a…に挿通させるとともに、ロープ41の両端部を吸盤42,42のフック部42c,42cに夫々引っ掛けることにより、遮光カーテン1を保持するようにしてある。その他の構成及び動作は、図1に示す実施の形態1と同様であるため、対応する構成部材に図1と同一の参照符号を付して、その構成及び動作の詳細な説明を省略する。
以上のように構成された実施の形態2に係る日除け具20は、遮光カーテン1の一側を、案内手段4のロープ41をガイドにして、ロープ41の長手方向に移動させることにより、窓ガラスから入射する光を遮る遮光範囲を任意に変更することができると共に、維持手段の吸盤3,3を窓ガラスに吸着させることにより、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度を維持することができ、前記遮光範囲を維持することができる。また、維持手段として吸盤3,3を、案内手段4の保持用として吸盤42,42を用いているから、吸盤3,3、42,42を窓ガラスに吸着させる又は窓ガラスから離脱させることにより、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度の維持を容易に保持/解除することができると共に、日除け具20の取付け/取外しを容易に行うことができる。さらに、案内手段4にロープ41を用いているから、窓ガラスの形状に沿って変形させることができ、窓ガラスが曲面形状を有していても取付けることができる。さらに、遮光カーテン1には、対向する2辺に平行をなして、プリーツが形成してあるから、開状態にしたときに細長い短冊状部分を重ね合せて遮光カーテン1をコンパクトに纏めることができる。
なお、実施の形態1及び2において、維持手段である吸盤3,3は、遮光カーテン1の開閉方向の両端部の上下方向の略中央に、互いの上下方向の位置を異ならせて取付けてあるが、これに限定されない。吸盤は、案内手段2と離隔して設けてあればよく、また互いの上下方向の位置を一致させるように取付けてもよい。また、吸盤は、遮光カーテン1の開閉方向の少なくとも一側に設けてあればよい。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る日除け具30の模式的外観図であり、図8は、図7のVIII−VIII線による断面図である。遮光カーテン1の開閉方向の両側には、維持手段としての吸着テープ6,6…が設けてある。遮光カーテン1は、実施の形態1及び2と同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、実施の形態3に係る遮光カーテン1には、ガイド穴、係合穴を設けていない。
図7は、本発明の実施の形態3に係る日除け具30の模式的外観図であり、図8は、図7のVIII−VIII線による断面図である。遮光カーテン1の開閉方向の両側には、維持手段としての吸着テープ6,6…が設けてある。遮光カーテン1は、実施の形態1及び2と同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、実施の形態3に係る遮光カーテン1には、ガイド穴、係合穴を設けていない。
吸着テープ6は、不織布によって形成されている。不織布の加工は、ポリエステル等の熱可塑性繊維を集合してなる薄肉のシート状のウェブをニードルパンチ加工によりフェルト状とすることによりなされる。
このように形成された不織布の一面、換言すれば不織布を用いてなる吸着テープ6の一面には、吸着性を有する吸着層61が略均一な厚みにて塗布形成してある。
吸着層61には、吸着性を有するアクリル酸エステル共重合体及び熱可塑性繊維とよく相溶するメチルメタアクリレートブタジエン共重合体のエマルジョンに充填材を配合してなる合成樹脂材料が用いてある。吸着層61は、この合成樹脂材料の溶液を泡立たせた泡状溶液を吸着テープ6の一面に塗布したのち、冷却して複数の微小気泡を有する状態にて硬化することにより形成される。このように形成された吸着層61は、窓ガラス等の平面に押し付けられることにより吸着する機能を有している。なお、不織布の一面に塗布された溶液の一部は不織布に浸透しており、不織布と吸着層61とが強く結合されることになる。
一方、不織布の他面、換言すれば不織布を用いてなる吸着テープ6の他面には、粘着性を有する粘着層62が塗布形成してある。粘着層62として、例えば、接着剤、両面テープ等が用いられる。
この吸着テープ6は、遮光カーテン1の開閉方向の両側の適宜の位置に、図8に示すように、粘着層62の側にて粘着させて取付けてある。このように構成された日除け具30は、遮光カーテン1の開閉方向が上下方向に一致するように、吸着テープ6の吸着層61を車両等の窓ガラス5(図8中に二点鎖線にて示す)に吸着させることにより、窓ガラス5に取付けられる。
以上のように構成された実施の形態3に係る日除け具30は、遮光カーテン1の一側に取付けられた吸着テープ6,6の吸着層61を窓ガラス5から離脱させて、遮光カーテン1の一側を開閉方向の所望の位置まで移動させることにより、窓ガラス5から入射する光を遮る遮光範囲を任意に変更することができると共に、吸着テープ6,6の吸着層61を窓ガラス5に吸着させることにより、遮光カーテン1の移動を制限して、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度を維持することができ、前記遮光範囲を維持することができる。吸着テープ6,6…の吸着層61を窓ガラス5に吸着させる又は窓ガラス5から離脱させることにより、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度の維持を容易に保持/解除することができると共に、日除け具30の取付け/取外しを容易に行うことができる。また、日除け具30は、窓ガラス5の形状に沿って変形させることができ、窓ガラス5が曲面形状を有していても取付けることができる。さらに、遮光カーテン1には、対向する2辺に平行をなして、プリーツが形成してあるから、開状態にしたときに細長い短冊状部分を重ね合せて遮光カーテン1をコンパクトに纏めることができる。
(実施の形態4)
実施の形態3においては、不織布によって形成されている吸着テープ6を維持手段として用いている例について述べたが、実施の形態4においては、エラストマーによって形成されている吸着テープを維持手段として用いている。遮光カーテン1の開閉方向の両側には、図7に示す実施の形態3と同様に、維持手段としての吸着テープが設けてある。図9は、吸着テープ6aが設けられた部分における日除け具40の模式的部分断面図である。遮光カーテン1は、実施の形態3と同様であるため、詳細な説明を省略する。
実施の形態3においては、不織布によって形成されている吸着テープ6を維持手段として用いている例について述べたが、実施の形態4においては、エラストマーによって形成されている吸着テープを維持手段として用いている。遮光カーテン1の開閉方向の両側には、図7に示す実施の形態3と同様に、維持手段としての吸着テープが設けてある。図9は、吸着テープ6aが設けられた部分における日除け具40の模式的部分断面図である。遮光カーテン1は、実施の形態3と同様であるため、詳細な説明を省略する。
実施の形態4に係る吸着テープ6aは、エラストマーを用いて薄膜状に成形してなるエラストマーフィルムであり、無色透明である。エラストマーは、熱可塑性の弾性力を有する樹脂であり、例えば、エラストマーを構成するポリマーが、ポリスチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系、ポリスチレンのスチレン系等である柔軟性を有する熱可塑性エラストマーである。エラストマーフィルムの加工は、例えば、エラストマーを溶媒に溶解し、この溶液中に充填剤、可塑剤等の粒子を分散させた後、金型に注入して、冷却して固化することによりフィルムを形成させる方法、予めエラストマーと前記粒子とを溶融混練後、造粒してペレット化したマスターバッチを作成しておき、そのマスターバッチを溶融押出ししてフィルムを形成させる方法等のそれ自体公知の方法によりなされる。
このように形成されたエラストマーフィルムを用いてなる吸着テープ6aは、吸着面61aを一面に有している。本実施の形態において用いられるエラストマーは自己粘着性を有しており、吸着面61aを含む薄層が実施の形態3の吸着層と同様に機能する。なお、自己粘着性とは、窓等の被着面への貼り付けが、他の粘着剤を使用しなくとも、また、更なる圧力や熱をかけることなしに、また、画びょう、ビスなどの機械的手段を使用しなくとも行うことができるフィルムの性質を意味する。
吸着テープ6aの他面には、遮光カーテン1に吸着テープ6aを固着させるべく、粘着性を有する粘着層62が塗布形成してある。粘着層62として、例えば、接着剤、両面テープ等が用いられる。
この吸着テープ6aは、遮光カーテン1の開閉方向の両側の適宜の位置に、図9に示すように、粘着層62の側にて粘着させて取付けてある。このように構成された日除け具40は、遮光カーテン1の開閉方向が上下方向に一致するように、吸着テープ6aの吸着面61aを車両等の窓ガラス5(図9中に二点鎖線にて示す)に吸着させることにより、窓ガラス5に取付けられる。
以上のように構成された実施の形態4に係る日除け具40は、遮光カーテン1の一側に取付けられた吸着テープ6a,6aの吸着面61aを窓ガラス5から離脱させて、遮光カーテン1の一側を開閉方向の所望の位置まで移動させることにより、窓ガラス5から入射する光を遮る遮光範囲を任意に変更することができると共に、吸着テープ6a,6aの吸着面61aを窓ガラス5に吸着させることにより、遮光カーテン1の移動を制限して、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度を維持することができ、前記遮光範囲を維持することができる。吸着テープ6a,6aの吸着面61aを窓ガラス5に吸着させる又は窓ガラス5から離脱させることにより、開閉方向の任意の位置における遮光カーテン1の開度の維持を容易に保持/解除することができると共に、日除け具40の取付け/取外しを容易に行うことができる。本実施の形態の吸着テープ6aは弾性及び柔軟性を有しているから、日除け具40は、窓ガラス5の形状に沿って変形させることができ、窓ガラス5が曲面形状を有していても取付けることができる。
また、透明なエラストマーを用いているから、例えば、窓ガラスに吸着させたときに吸着テープ6aを目立たなくすることができ、美観に資する。
また、遮光カーテン1には、対向する2辺に平行をなして、プリーツが形成してあるから、開状態にしたときに細長い短冊状部分を重ね合せて遮光カーテン1をコンパクトに纏めることができる。
なお、実施の形態4に係る日除け具40は、エラストマーフィルムのみにより吸着テープ6aを形成しているが、これに限定されず、PET(ポリエチレンテレフタレート)等からなる基材層とエラストマーからなる吸着層とを積層してなるフィルムにより吸着テープを形成してもよい。この場合、フィルムの基材層の側の面に粘着層が塗布形成されることになる。
また、本実施の形態においては、無色透明のエラストマーを用いているが、これに限定されず、用いられる場所又は用途に応じて、有色透明又は不透明であってもよい。
なお、実施の形態3及び4に係る日除け具は、遮光カーテン1の開閉方向の両側に吸着テープが取付けてあるが、これに限定されない。遮光カーテン1の開閉方向の一側に吸着テープが予め取付けてあり、他の吸着テープは使用者の好みに応じて適宜取付け可能なように日除け具を構成する方がより望ましい。又は、遮光カーテン1に吸着テープを予め取付けずに、使用者の好みに応じて適宜取付け可能なようにしてもよい。また、吸着テープを遮光カーテン1の短冊状部分の両側に夫々取付けているが、これに限定されず、例えば、遮光カーテン1の短冊状部分の長手方向の略全長に亘って一つの吸着テープを取付けるようにしてもよい。
また、実施の形態3及び4に係る日除け具は、開閉方向が上下方向に一致するように取付けてあるが、これに限定されないのは、言うまでもない。
なお、以上の実施の形態に係る日除け具は、窓ガラス5に取付けて用いられる場合を例に説明したが、窓ガラス5に限定されず、窓枠を含む窓の適宜の場所に取付けて用いることができる。
また、以上の実施の形態に係る日除け具の遮光カーテン1は、図2に示す如く、網目状の布を用いているが、この遮光カーテン1の目の細かさは、使用場所等に応じて予め適切に設定してある。例えば、家の部屋、車両の後部座席の窓に用いる場合は、目が細い遮光カーテン1を用いることにより、紫外線を含む光の遮蔽率を高くすることができる。この場合においても、網目状の布を用いているから外部を視認することは可能である。また、例えば、車両の前部座席の窓に用いる場合は、目が比較的粗い遮光カーテン1を用いることにより、車両の外部を視認することが容易となり、安全性を確保しつつ、紫外線を含む光を遮って使用者の不快感を軽減することとができる。
また、以上の実施の形態に係る日除け具の遮光カーテン1は、図5に示すように、開状態にしたときに細長い短冊状部分を重ね合せてコンパクトにすべく、一枚の布にプリーツ加工を施して蛇腹状にしているが、これに限定されず、細長い短冊状の布を縫製により一体化することにより蛇腹状にしてもよい。
また、以上の実施の形態において、維持手段又は案内手段の保持用として吸盤又は吸着シートを用いているが、これらに限定されず、窓に着脱可能な構成であればよい。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内において種々変更した形態にて実施することが可能であることは言うまでもない。
1 遮光カーテン
2,4 案内手段
21,41 ロープ
22,42 吸盤
3 吸盤(維持手段)
5 窓ガラス(窓)
6,6a 吸着テープ(維持手段)
61 吸着層
61a 吸着面(吸着層)
2,4 案内手段
21,41 ロープ
22,42 吸盤
3 吸盤(維持手段)
5 窓ガラス(窓)
6,6a 吸着テープ(維持手段)
61 吸着層
61a 吸着面(吸着層)
Claims (6)
- 遮光カーテンを備える日除け具において、前記遮光カーテンの開閉方向の少なくとも一側に、開閉方向の任意の位置における前記遮光カーテンの開度を維持すべき維持手段を備えることを特徴とする日除け具。
- 前記維持手段は、前記日除け具が取付けられるべき窓に吸着して前記遮光カーテンの移動を制限する吸着層をその一面に有する吸着テープであることを特徴とする請求項1に記載の日除け具。
- 前記吸着テープはエラストマーを含んでなることを特徴とする請求項2に記載の日除け具。
- 前記遮光カーテンの開閉を案内する案内手段を備え、前記維持手段は、前記案内手段に離隔して設けられ、前記日除け具が取付けられるべき窓に吸着して前記遮光カーテンの移動を制限する吸盤であることを特徴とする請求項1に記載の日除け具。
- 前記遮光カーテンの開閉方向に略直交する方向の一側には、複数のガイド穴が設けてあり、前記案内手段は、前記ガイド穴に挿通され、前記遮光カーテンの開閉を案内するロープと、該ロープの両端部に設けられ、前記窓に吸着して前記ロープを保持する吸盤とを備えてなることを特徴とする請求項4に記載の日除け具。
- 前記遮光カーテンには、該遮光カーテンの開閉方向に略直交する方向のプリーツが形成してあることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の日除け具。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104210335A (zh) * | 2014-08-30 | 2014-12-17 | 常州市合达油泵有限公司 | 汽车遮阳帘 |
JP2019070261A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 立川ブラインド工業株式会社 | 遮蔽装置のガイドコード装置 |
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JPH0322797U (ja) * | 1989-07-18 | 1991-03-08 |
-
2009
- 2009-02-13 JP JP2009031524A patent/JP2010120622A/ja active Pending
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