JP3094716U - 遮光装置 - Google Patents

遮光装置

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JP3094716U JP2002007981U JP2002007981U JP3094716U JP 3094716 U JP3094716 U JP 3094716U JP 2002007981 U JP2002007981 U JP 2002007981U JP 2002007981 U JP2002007981 U JP 2002007981U JP 3094716 U JP3094716 U JP 3094716U
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンが横断面円弧状のサンルーフや他
の窓ガラスの円弧と合わせる円弧状に展開する遮光装置
を提供する。 【解決手段】 窓ガラスの内面の一側辺の傍に沿って取
付けられる巻取り器と、該巻取り器に巻き取られそれか
ら他側辺に引き出されて窓ガラスを遮るように展開され
る可撓性スクリーンと、展開されたスクリーンを他側辺
に脱着可能に固着する固着手段とを備えた遮光装置にお
いて、巻取り器は、窓ガラスの内面の一側辺の傍に沿っ
て取付けられるスクリーン保持枠と、スクリーン保持枠
の長手方向に沿うように該保持枠に回転可能に取付けら
れ且つスクリーンを巻取り状態で保持す巻取り軸と、ス
クリーン保持枠に配置されてスクリーンの展開された後
の近端縁部を円弧状に支持する支持手段とからなり、ス
クリーンの展開された後の遠端縁部に、支持手段のアー
チとほぼ同一アーチ状の支持体が固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、遮光装置に関し、特に自動車のサンルーフまたは他の窓ガラスから の入射光を内側から遮るための遮光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
出願人は、かつて図1及び図2に示す「遮光装置」を開発し、今でも製造販売 している。このような遮光装置は自動車のサンルーフに使用される場合、図示の ように、自動車の天井10にあって且つ互いに向かい合っている2側辺を有する サンルーフ101の内面の2側辺に沿ってそれぞれ取付けられる2の長尺形の巻 取り軸11と、それぞれ前記巻取り軸に巻き取られていてそれからそれと対応す る他の側辺に引き出されて前記サンルーフ101を遮るように展開される2の可 撓性の平面状スクリーン12と、前記2の巻取り軸11の間に間隔を開けて前記 2のスクリーン12の展開方向上に互いに平行するように配置されていて前記2 のスクリーン12をそれぞれと対応する他の側辺へ摺動可能に案内して展開させ る2のレール13とからなる。
【0003】 このような遮光装置は、前記スクリーン12のいずれかをそれと対応する他の 側辺に引出して平面状に展開し、前記サンルーフ101を遮ることにより、入射 光を遮断し、遮光の効果を奏することができるが、明らかな横断面円弧状を呈し ているサンルーフや窓ガラスに使用される場合、平面状に展開された前記スクリ ーンは、横断面円弧状のサンルーフ乃至天井の円弧に合わせず、サンルーフとの 間の距離がかなり離れているので、自動車の折角に設計形成した円弧状のサンル ーフ乃至天井の外観を破壊する上、乗員頭上の空間をも減らすといった欠点があ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記に鑑みて、本考案の目的は、スクリーンが横断面円弧状のサンルーフ乃至 天井または他の窓ガラスの円弧と合わせる円弧状に展開される遮光装置を提供し ようとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、互いに向かい合っている2側辺を有す る窓ガラスの内面の一側辺の傍に沿って取付けられる長尺形の巻取り器と、前記 巻取り器に巻き取られていてそれから他側辺に引き出されて前記窓ガラスを遮る ように展開される可撓性の平面状スクリーンと、展開された後の前記平面状スク リーンを前記他側辺に脱着可能に固着する固着手段とを備えてなる遮光装置にお いて、前記巻取り器は、前記窓ガラスの内面の一側辺の傍に沿って取付けられる 長尺形のスクリーン保持枠と、前記スクリーン保持枠の長手方向に沿うように該 スクリーン保持枠に回転可能に取付けられ、且つ、前記スクリーンを巻取り状態 で保持している長尺形の巻取り軸と、前記スクリーン保持枠において、前記巻取 り軸の軸方向に沿うように該巻取り軸のスクリーン引き出し方向の近傍に配置さ れていて、前記スクリーンの展開された後の近端縁部を円弧状に支持するアーチ 状の支持手段とからなり、前記スクリーンの展開された後の遠端縁部には、前記 支持手段のアーチとほぼ同一アーチ状に形成した支持体が固定されていることを 特徴とする遮光装置を提供する。
【0006】 このように構成された本考案の遮光装置は、前記支持手段によって前記スクリ ーンの展開された後の近端縁部を円弧状に支持し、前記スクリーンの展開された 後の遠端縁部を、前記支持手段のアーチとほぼ同一アーチ状の支持体によって円 弧状に支持することができるので、例えば自動車の天井に設けてある円弧状のサ ンルーフに使用される場合、前記スクリーンがサンルーフ乃至天井の円弧に合わ せる円弧状に展開されることができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本考案の遮光装置の好ましい実施形態を説明する 。図3に示すのは本考案の遮光装置の第1の実施形態である。本実施形態におけ る遮光装置2は、主として、互いに向かい合っている2側辺を有する自動車のサ ンルーフや他の窓ガラスの内面の一側辺の傍に沿って取付けられる長尺形の巻取 り器3と、前記巻取り器3に巻き取られていてそれから他側辺に引き出されて前 記サンルーフや他の窓ガラスを遮るように展開される可撓性の平面状スクリーン 4と、展開された後の前記平面状スクリーン4を前記他側辺に脱着可能に固着す る固着手段5とを備えてなる。
【0008】 また、前記巻取り器3は、前記自動車のサンルーフや他の窓ガラスの内面の一 側辺の傍に沿って取付けられる長尺形のスクリーン保持枠31と、前記スクリー ン保持枠31の長手方向に沿うように該スクリーン保持枠31に回転可能に取付 けられ、且つ、前記スクリーン4を巻取り状態で保持している長尺形の巻取り軸 32と、前記スクリーン保持枠31において、前記巻取り軸32の軸方向に沿う ように該巻取り軸32のスクリーン引き出し側の近傍に配置されていて、前記平 面状スクリーン4の展開された後の近端縁部41を円弧状に支持するアーチ状の 支持手段33とからなる。
【0009】 前記スクリーン保持枠31は、その中空内部に前記巻取り軸32が収納されて いる中空体である。前記支持手段33は、前記スクリーン保持枠31の中空内部 において、前記巻取り軸32の軸方向に沿うように該巻取り軸32のスクリーン 引き出し側の近傍に回転可能に取り付けられており、且つアーチ状凸面を有し、 前記平面状スクリーン4の展開された後の近端縁部41を円弧状に支持する支持 ポール331(図4参照)と、前記スクリーン保持枠31の中空体において、前 記巻取り軸32の軸方向に沿うように該巻取り軸32の前記支持ポール331を 経由して前記スクリーン4を引き出す側の壁面に形成されているスリット332 とからなり、該スリット332は、前記支持ポール331のアーチとほぼ同一の アーチ状に形成されている。また、前記平面状スクリーン4の展開された後の遠 端縁部42には、前記支持手段33のアーチとほぼ同一アーチ状に形成した細長 い支持体43が固定されている。この支持体43は、平面状スクリーン4の展開 された後の遠端縁部42を前記アーチ状に保形し得る程度の剛性を少なくとも有 している。
【0010】 そして、図4に示すように、前記支持ポール331は、前記スクリーン保持枠 31において、前記巻取り軸32の軸方向に沿うように該巻取り軸32のスクリ ーン引き出し側の近傍に固定されている支持軸333と、前記支持軸331に回 転可能に軸支されていて、展開されているうちの(即ち展開中の)前記平面状ス クリーン4を円弧状に支持しながら回転することができるシャットル状のブロッ ク334とからなる。
【0011】 また、前記固着手段5は、前記バッテン43に固定されている取っ手(511 )付きフック51と、前記平面状スクリーン4を展開の状態に保持するために前 記取っ手付きフック51を引っ掛けて係止する係止フック52(図5参照)とか らなる。
【0012】 以下、図面を参照しながら、前記第1の実施形態の遮光装置を自動車のサンル ーフに用いる使用例について説明するが、この実施形態の遮光装置は自動車のサ ンルーフに限らず、他の窓ガラスにも適用される。図5に示す使用例において、 前記第1の実施形態における遮光装置は自動車の天井構造としての外部構造21 と内部構造22との間に形成された空間23に挟まれるように前記内部構造22 の面上に取り付けられている。前記外部構造21にサンルーフ24が設けられて おり、前記内部構造22の該サンルーフ24と対応した位置に通孔221が開け てある。
【0013】 前記スクリーン4を展開しようとする場合、前記通孔221を経由して前記取 っ手付きフック51の取っ手511を掴み、前記スクリーン4の遠端縁部42を 前記スリット(332)外から前記サンルーフ24の他側辺に引き出して前記取 っ手付きフック51を前記係止フック52に引っかけて係止することにより、前 記スクリーン4を展開することができる。このように展開された後、前記スクリ ーン4は、その近端縁部41が前記アーチ状のブロック334と前記スリット3 32によって円弧状に支持されており(図6参照)、その遠端縁部42が前記バ ッテン43に円弧状に支持されているので、前記自動車のサンルーフ24乃至前 記内部構造22の円弧に合わせた円弧状に展開されることができる。
【0014】 また、図7に示すように、前記スクリーン4を収納する場合、前記取っ手付き フック51の前記係止フック52との係止を解除して前記巻取り軸32によって 前記スクリーン4の遠端縁部42を前記スリットまで巻き取れば済む。なお、本 使用例において、遮光装置は前記外部構造21と前記内部構造22との間に形成 された空間に取り付けられたが、本考案では、図8に示すように、前記内部構造 22の内側に取付けるようにしてもよい。
【0015】 次に、図9に示すのは本考案の遮光装置の他の実施形態である。本実施形態に おける遮光装置は、前記第1の実施形態とほぼ同様に主として巻取り器3Aと、 平面状のスクリーン4Aと、固着手段5Aとを備えているが、前記第1の実施形 態と異なる点は、そのスクリーン保持枠31Aが、実施例におけるスクリーン保 持枠31のような中空体でなく、しかも、前記巻取り器3Aにおける支持手段3 3Aが、前記スクリーン保持枠31Aの下側において、巻取り軸32Aの軸方向 に沿うように該巻取り軸32Aのスクリーン引き出し側の近傍に回転可能に取り 付けられており、且つアーチ状凸面を有し、前記平面状スクリーン4Aの展開さ れた後の近端縁部41Aを円弧状に支持する支持ポールだけからなることにある 。なお、本実施形態における遮光装置の他の構成は前記第1の実施形態と同様に 構成されているので、その説明を省略する。
【0016】 このように、本実施形態における遮光装置のスクリーンが展開された後、前記 スクリーン4Aは、前記第1の実施形態と同様に、その近端縁部41Aが前記支 持ポール33Aによって円弧状に支持されており、その遠端縁部42Aがバッテ ン43Aに円弧状に支持されているので、自動車のサンルーフ乃至天井構造の円 弧や他の窓ガラスに合わせる円弧状に展開されることができる。
【0017】
【考案の効果】
上記のように、本考案の遮光装置は、前記支持手段によって前記スクリーンの 展開された後の近端縁部を円弧状に支持し、前記スクリーンの展開された後の遠 端縁部を、前記支持手段のアーチとほぼ同一アーチ状に形成した支持体によって 円弧状に支持することができるので、例えば自動車の天井に設けてある横断面円 弧状のサンルーフに使用される場合、前記スクリーンをサンルーフ乃至天井構造 の円弧に合わせる円弧状に展開させることができ、また円弧状の窓ガラスに使用 される場合、前記スクリーンを該窓ガラスの円弧に合わせる円弧状に展開させる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の遮光装置を示す側面断面図
【図2】従来の遮光装置を示す分解斜視図
【図3】本考案の遮光装置の第1の実施形態を示す斜視
【図4】前記第1の実施形態における支持ポールを示す
斜視図
【図5】前記第1の実施形態の遮光装置を自動車のサン
ルーフに使用する使用例を示す側面断面図
【図6】前記使用例において、スクリーンの展開状態を
示す正面部分断面図
【図7】前記図5のスクリーンの収納状態を示す側面断
面図
【図8】本考案の遮光装置の他の使用例を示す側面断面
【図9】本考案の遮光装置の第2の実施形態を示す斜視
【符号の説明】
10・・・天井 101・・・サンルーフ 11・・・巻取り軸 12・・・スクリーン 13・・・レール 21・・・外部構造 22・・・内部構造 221・・・通孔 23・・・空間 24・・・サンルーフ 3、3A・・・巻取り器 31、31A・・・スクリーン保持枠 32、32A・・・巻取り軸 33、33A・・・支持手段 331・・・支持ポール 332・・・スリット 333・・・支持軸 334・・・ブロック 4、4A・・・スクリーン 41、41A・・・近端縁部 42、42A・・・遠端縁部 43・・・支持体 5、5A・・・固着手段 51・・・取っ手付きフック 511・・・取っ手 52・・・係止フック

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに向かい合っている2側辺を有する
    窓ガラスの内面の一側辺の傍に沿って取付けられる長尺
    形の巻取り器と、前記巻取り器に巻き取られていてそれ
    から他側辺に引き出されて前記窓ガラスを遮るように展
    開される可撓性の平面状スクリーンと、展開された後の
    前記平面状スクリーンを前記他側辺に脱着可能に固着す
    る固着手段とを備えてなる遮光装置において、 前記巻取り器は、 前記窓ガラスの内面の一側辺の傍に沿って取付けられる
    長尺形のスクリーン保持枠と、 前記スクリーン保持枠の長手方向に沿うように該スクリ
    ーン保持枠に回転可能に取付けられ、且つ、前記スクリ
    ーンを巻取り状態で保持している長尺形の巻取り軸と、 前記スクリーン保持枠において、前記巻取り軸の軸方向
    に沿うように該巻取り軸のスクリーン引き出し方向の近
    傍に配置されていて、前記スクリーンの展開された後の
    近端縁部を円弧状に支持するアーチ状の支持手段とから
    なり、 前記スクリーンの展開された後の遠端縁部には、前記支
    持手段のアーチとほぼ同一アーチ状に形成した支持体が
    固定されていることを特徴とする遮光装置。
  2. 【請求項2】 自動車の天井にあって且つ互いに向かい
    合っている2側辺を有するサンルーフの内面の一側辺の
    傍に沿って取付けられる長尺形の巻取り器と、前記巻取
    り器に巻き取られていてそれから他側辺に引き出されて
    前記サンルーフを遮るように展開される可撓性の平面状
    スクリーンと、展開された後の前記平面状スクリーンを
    前記他側辺に脱着可能に固着する固着手段とを備えてな
    る遮光装置において、 前記巻取り器は、 前記自動車のサンルーフの内面の一側辺の傍に沿って取
    付けられる長尺形のスクリーン保持枠と、 前記スクリーン保持枠の長手方向に沿うように該スクリ
    ーン保持枠に回転可能に取付けられ、且つ、前記スクリ
    ーンを巻取り状態で保持している長尺形の巻取り軸と、 前記スクリーン保持枠において、前記巻取り軸の軸方向
    に沿うように該巻取り軸のスクリーン引き出し側の近傍
    に配置されていて、前記平面状スクリーンの展開された
    後の近端縁部を円弧状に支持するアーチ状の支持手段と
    からなり、 前記平面状スクリーンの展開された後の遠端縁部には、
    前記支持手段のアーチとほぼ同一アーチ状に形成した支
    持体が固定されていることを特徴とする遮光装置。
  3. 【請求項3】 前記支持手段は、前記スクリーン保持枠
    において、前記巻取り軸の軸方向に沿うように該巻取り
    軸のスクリーン引き出し側の近傍に回転可能に取り付け
    られており、且つアーチ状凸面を有し、前記平面状スク
    リーンの展開された後の近端縁部を円弧状に支持する支
    持ポールであることを特徴とする、請求項2に記載の遮
    光装置。
  4. 【請求項4】 前記スクリーン保持枠は、その中空内部
    に前記巻取り軸が収納されている中空体であり、 前記支持手段は、 前記スクリーン保持枠の中空内部において、前記巻取り
    軸の軸方向に沿うように該巻取り軸のスクリーン引き出
    し側の近傍に回転可能に取り付けられており、且つアー
    チ状凸面を有し、前記平面状スクリーンの展開された後
    の近端縁部を円弧状に支持する支持ポールと、 前記スクリーン保持枠の中空体において、前記巻取り軸
    の軸方向に沿うように該巻取り軸の前記支持ポールを経
    由して前記スクリーンを引き出す側の壁面に形成されて
    いるスリットとからなり、 該スリットは、前記支持ポールのアーチとほぼ同一アー
    チ状に形成されていることを特徴とする、請求項2に記
    載の遮光装置。
  5. 【請求項5】 前記固着手段は、前記支持体に固定され
    ている取っ手付きフックと、前記平面状スクリーンを展
    開の状態に保持するために前記サンルーフの内面の他側
    辺の傍にある自動車の天井構造に設けられて前記取っ手
    付きフックを引っ掛けて係止する係止フックとからなる
    ことを特徴とする、請求項2に記載の遮光装置。
  6. 【請求項6】 前記支持ポールは、 前記スクリーン保持枠の中空内部において、前記巻取り
    軸の軸方向に沿うように該巻取り軸のスクリーン引き出
    し側の近傍に固定されている支持軸と、 前記支持軸に回転可能に軸支されていて、展開中の前記
    平面状スクリーンを円弧状に支持しながら回転すること
    ができるシャットル状のブロックとからなることを特徴
    とする、請求項3または4に記載の遮光装置。
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