JP2008182516A - インタフェース回路および半導体集積回路 - Google Patents

インタフェース回路および半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2008182516A
JP2008182516A JP2007014723A JP2007014723A JP2008182516A JP 2008182516 A JP2008182516 A JP 2008182516A JP 2007014723 A JP2007014723 A JP 2007014723A JP 2007014723 A JP2007014723 A JP 2007014723A JP 2008182516 A JP2008182516 A JP 2008182516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
transistors
calibration
semiconductor integrated
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007014723A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Hayamizu
数徳 速水
Tetsuya Otani
哲也 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007014723A priority Critical patent/JP2008182516A/ja
Priority to US11/998,399 priority patent/US7595656B2/en
Priority to CN200710160811A priority patent/CN100580650C/zh
Publication of JP2008182516A publication Critical patent/JP2008182516A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00369Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters
    • H03K19/00384Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters in field effect transistor circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • G11C29/022Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters in I/O circuitry
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • G11C29/028Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters with adaption or trimming of parameters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0005Modifications of input or output impedance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0278Arrangements for impedance matching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/028Arrangements specific to the transmitter end

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

【課題】インタフェース回路の全部をLSIの内部に構成することが可能で、プロセス条件や使用時の温度に変動があってもそれを補償して実質的な終端抵抗の調整を行うこと。
【解決手段】複数のトランジスタの組み合わせによって構成されたドライバ回路12と、そのオン抵抗を調整するためにオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路14と、ドライバ回路12の出力側に接続される終端抵抗13とを有し、キャリブレーション回路14の出力に基づいてトランジスタが選択的にオンすることによって、そのオン抵抗と終端抵抗との合成抵抗値を伝送路の特性インピーダンスに合わせるように構成される。ドライバ回路12、キャリブレーション回路14、および終端抵抗13は、同じ1つの半導体集積回路SK上に形成され、キャリブレーション回路14は、半導体集積回路SK上に形成されたトランジスタおよび抵抗のプロセス変動と温度変動を検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、伝送路との間で信号の伝送を行うためなどに用いられるインタフェース回路、半導体集積回路、および終端抵抗値の調整方法に関する。本発明は、USBドライバなどの高速インターフェース回路として利用可能である。
従来より、コンピュータの内部回路および外部回路の随所にインタフェース回路が設けられている。例えば、コンピュータのメインメモリとして用いられるSDRAMにおいて、高速のデータ転送を行うためのインタフェース回路としてDDR2(Double Data Rate 2) 規格が採用されている。また、コンピュータと周辺機とのインタフェース回路としてUSB(Universal Serial Bus) 規格が標準的に用いられている。
このようなインタフェース回路において、出力信号の反射や損失を防いで正確な伝送を行うために、その出力インピーダンスを相手方である受信回路やケーブルなど伝送路の特性インピーダンスと整合させる必要がある。また、出力信号の波形の立ち上がり時間および立ち下がり時間(スルーレート)は、短か過ぎるとノイズ発生の原因となり長過ぎると波形が劣化するため、妥当な範囲内に納める必要がある。
従来においては、このような課題に対処するために、インタフェース回路の終端抵抗値を調整制御する機能がメモリLSI(Large Scale Integrated circuit:半導体集積回路)の内部に設けられている。例えば、DDR2規格のメモリに搭載されるODT(On Die Termination)回路では、その終端抵抗値を75Ωまたは150Ωに調整するようになっている。つまり、ODT回路は、終端抵抗を形成するP型及びN型の多数のトランジスタ対が並列接続され、それらのゲートに入力される制御信号によってトランジスタの実質並列個数が調整され、トランジスタの抵抗値が外部に設けた基準抵抗の抵抗値と等しくなるように制御される(特許文献1)。
また、製造プロセスや動作環境が変化した場合でもインピーダンスおよびスルーレートを一定に保つために、並列に接続された複数の出力MOSFETに対し、第1制御手段によりオン状態とする出力MOSFETの数を選択して出力インピーダンスの調整を行い、第2制御手段によりオン状態とする出力MOSFETの駆動信号の調整によりスルーレートの調整を行うことが提案されている(特許文献2)。
特開2006−66833号公報 特開2004−327602号公報
しかし、上に述べたインタフェース回路またはドライバ回路は、一般的にLSIの内部に設けられるため、オンチップ抵抗およびトランジスタのオン抵抗などの値が、LSIの製造工程におけるプロセス条件や使用時の温度によって大きく変動する。そのため、特許文献1においてはLSIの外部に基準抵抗を別途設けているが、外部の基準抵抗を用いることによってそれだけ部品点数が増え、かつ実装面積も増大するという問題がある。
また、特許文献2に記載の回路では、出力インピーダンスまたはスルーレートの調整を行うためにインピーダンス調整コードおよびスルーレート調整コードを用いているが、これらのコードを生成する方法については外付け抵抗を用いることが開示されるだけである。
このように、従来においては、インタフェース回路の終端抵抗の調整を行うことおよびスルーレートの調整を行うことは提案されているが、その調整のために外付けの基準抵抗を用いるものであり、LSIの内部で完結して行うことができない。
このように、従来のインタフェース回路においては、部品点数や実装面積の増大、また、外付け抵抗を用いた場合のリアクタンスの増加による波形の劣化などの問題が残っている。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、インタフェース回路の全部をLSIの内部に構成することが可能であり、しかも製造工程におけるプロセス条件や使用時の温度に変動があってもそれを補償することができて実質的な終端抵抗の調整を行うことのできるインタフェース回路および半導体集積回路を提供することを目的とする。
請求項3および4の発明は、さらに、プロセス条件や温度に変動があってもスルーレートを実質上一定に保てるようにすることを目的とする。
本発明の1つの実施形態のインタフェース回路では、複数のトランジスタの組み合わせによって構成されたドライバ回路と、前記複数のトランジスタによるオン抵抗を調整するために前記複数のトランジスタのオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路と、前記ドライバ回路の出力側と前記伝送路との間に接続される終端抵抗と、を有し、前記キャリブレーション回路の出力に基づいて前記複数のトランジスタが選択的にオンすることによって、前記複数のトランジスタによるオン抵抗と前記終端抵抗との合成抵抗値を前記伝送路の特性インピーダンスに合わせるように構成される。
そして、前記ドライバ回路、前記キャリブレーション回路、および前記終端抵抗は、同じ1つの半導体集積回路上に形成されており、前記キャリブレーション回路は、前記半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗のプロセス変動および温度変動を検出するように構成される。
これによって、キャリブレーション回路は、ドライバ回路や終端抵抗などのプロセス変動および温度変動を検出し、それらの変動を補償して実質的な終端抵抗の調整を行うことができる。
さらに、前記ドライバ回路の前記複数のトランジスタには、前記キャリブレーション回路によっては選択されない常用のトランジスタが含まれており、前記常用のトランジスタと前記終端抵抗との合成抵抗値が前記伝送路の特性インピーダンスに近くなるように設定され、前記常用のトランジスタ以外の前記複数のトランジスタが前記キャリブレーション回路によって選択されることにより、それらの合成抵抗値が前記伝送路の特性インピーダンスに合うように調整される。
なお、本発明における伝送路には、ケーブルや配線のみでなく、インタフェース回路の出力の負荷となる種々のものが含まれる。例えば、コネクタ、相手方の受信回路、送信回路、トランシーバ回路なども伝送路となり得る。
本発明によると、インタフェース回路の全部をLSIの内部に構成することが可能であり、しかも製造工程におけるプロセス条件や使用時の温度に変動があってもそれを補償することができて実質的な終端抵抗の調整を行うことができる。
請求項5ないし7の発明によると、プロセス条件や温度に変動があってもスルーレートを実質上一定に保つことができる。
図1は本発明に係る半導体集積回路SKの基本的な構成の例を示す図である。
図1において、半導体集積回路SKは、複数のMOSFET(トランジスタ)101a〜101dの組み合わせによって構成されたドライバ回路12、複数のMOSFET101a〜101dによるオン抵抗を調整するためにそオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路14、および、ドライバ回路12の出力側と外部回路への接続のための端子TSとの間に接続された終端抵抗13などからなるインタフェース回路1が、1つの同じパッケージ内に形成されることによって構成されている。
キャリブレーション回路14は、同じ半導体集積回路SK上に形成されたMOSFET102および抵抗103のプロセス変動および温度変動を検出して複数のMOSFET101b〜101dを選択的にオンすることにより、複数のMOSFET101a〜101dによるオン抵抗と終端抵抗13との合成抵抗値が所望の値となるように調整されている。なお、ドライバ回路12の前段には、ドライバ回路12を駆動するためのプリバッファ回路11が設けられている。
以下、インタフェース回路1がUSB機器のためのインタフェースである場合について、種々の実施形態を例にあげて説明する。
〔第1の実施形態〕
図2は本発明に係る第1の実施形態のインタフェース回路1のドライブ部3を示す回路図、図3はインタフェース回路1のキャリブレーション部4を示す回路図、図4はスイッチ回路の例を示す図、図5はキャリブレーション部4の動作の例を示すタイミング図である。
図2に示すインタフェース回路1は、例えばUSB機器に組み込まれる1つのLSI(半導体集積回路)上に形成された内部回路の一部を示しており、USB規格のトランスミッタの機能の一部を担う部分である。インタフェース回路1は、USB機器と外部の伝送路との間、例えば、ケーブル、コネクタ、相手方のレシーバ回路またはトランシーバ回路などとの間で信号の伝送を行う。
図2および図3において、インタフェース回路1は、プリバッファ回路11、ドライバ回路12、終端抵抗13、およびキャリブレーション回路14などから構成されている。ドライブ部3は、プリバッファ回路11、ドライバ回路12、および終端抵抗13によって構成されている。
プリバッファ回路11は、ドライバ回路12の前段に設けられ、デジタルの2値の入力信号(入力データ)S1に基づいてドライバ回路12を駆動する。プリバッファ回路11は、2つのプリバッファ11a、11bを有する。各プリバッファ11a、11bは、PチャネルのMOSFET111,113とNチャネルのMOSFET112,114とが直列に接続されて構成される。
ドライバ回路12の入力信号S1が「H」または「L」となることによって、一方のプリバッファ11aの出力はオン(「H」)またはオフ(「L」)となり、他方のプリバッファ11bの出力はオフまたはオンとなる。
なお、図2においては、各プリバッファ11a、11bにおいて、PチャネルおよびNチャネルのMOSFETが1つずつ示されているが、それぞれ複数のMOSFETを並列または直列に接続したものを用いることが可能である。
ドライバ回路12は、P側とN側との2つのドライバ回路12a,12bを有する。各ドライバ回路12a,12bは、複数のMOSFETの組み合わせによって構成されている。
すなわち、一方のドライバ回路12aは、5つのPチャネルのMOSFET120〜124が並列に接続されている。そのうちの4つのMOSFET121〜124は、スイッチ131〜134によってオンオフ制御される。各MOSFET120〜124のソースはいずれも電源Vddに接続されている。電源Vddとして、例えば、3.3ボルトの定電圧電源が用いられる。また、1つのMOSFET120のゲートは直接に、他のMOSFET121〜124のゲートはスイッチ131〜134を介して、いずれも、プリバッファ11aの出力端子に接続されている。
また、他方のドライバ回路12bは、5つのNチャネルのMOSFET125〜129が並列に接続されている。そのうちの4つのMOSFET126〜129は、スイッチ136〜139によってオンオフ制御される。各MOSFET125〜129のソースはいずれもグランドに接続されている。1つのMOSFET125のゲートは直接に、他のMOSFET126〜129のゲートはスイッチ136〜139を介して、いずれも、プリバッファ11bの出力端子に接続されている。
これらのMOSFET120〜129は、図においては1つずつ示されているが、実際には、オン抵抗を調整するために、それぞれ複数のMOSFETを並列に接続したものが用いられる。例えば、MOSFET120はa個、MOSFET121はb個、MOSFET122はc個…、というように、それぞれa〜j個のMOSFETが用いられている。なお、a〜jは整数であり、互いに異なる数であってもよいし、同じ数であってもよい。ただし、ドライバ回路12aとドライバ回路12bとが互いに対称な状態となるようにしておくと制御がし易い。なお、MOSFETは本発明における「トランジスタ」である。以下においても同様である。
スイッチ131〜139は、それぞれ、キャリブレーション回路14からの制御信号D1〜6によってオンオフが制御される。例えば、制御信号D1〜6がオン(「H」)のときに、それぞれに対応するスイッチ131〜134、136〜139がオンとなる。このようなスイッチ131〜134、136〜139として、種々の構成のものを用いることが可能であり、例えば、図4に示すように、PチャネルとNチャネルの2つのMOSFET211,212を用いてゲート回路を構成したアナログスイッチ21を用いることが可能である。
終端抵抗13は、その一端がドライバ回路12の出力側に接続されており、その他端は外部の伝送路に対して直接的にまたは間接的に接続される。例えば、終端抵抗13の他端がLSIの出力用のピン端子に接続される。USBの伝送路の特性インピーダンスは45Ωであるので、インタフェース回路1の出力インピーダンスをこれに合わせるために、終端抵抗13の抵抗値は、本実施形態においては39Ωに設定されている。
ところで、スイッチを介することなく接続されるMOSFET120,125のオン抵抗は、6Ωに設定されている。終端抵抗13とMOSFET120,125のオン抵抗とは直列に接続されているので、インタフェース回路1の出力インピーダンスは、スイッチ131〜134、136〜139がいずれもオフである場合に、45Ω(=39Ω+6Ω)となる。しかし、終端抵抗13およびMOSFET120、125のオン抵抗は、当該LSIの製造工程におけるプロセス条件や使用時の温度によって変化する。
そこで、本実施形態においては、当該LSIの製造条件および使用時の温度による変動をキャリブレーション回路14によって検出し、その検出結果に応じて、MOSFET121〜124、126〜129を選択的にオンし、それらのオン抵抗をMOSFET120,125のオン抵抗と並列に接続する。これによって、MOSFET120〜129によるオン抵抗と終端抵抗13とによる合成抵抗の値を、当該LSIの製造工程におけるプロセス条件や使用時の温度の変動にかかわりなく一定となるようにする。
このように、本実施形態おいては、終端抵抗13とMOSFET120またはMOSFET125とによって一応のインピーダンス整合を行っておくとともに、キャリブレーション回路14によってプロセス変動や温度変動を検出し、その結果に応じて、スイッチ131〜134、136〜139をオンしてMOSFET121〜124、126〜129のオン抵抗を選択的に接続し、全体の終端抵抗値を可変して微調整を行う。このようにして、終端抵抗13をも含めたインタフェース回路1をLSIの内部に構成することが可能となり、プロセス変動や温度変動があってもそれを補償するように終端抵抗を調整することができ、実質的なインピーダンス整合を行うことができる。
次に、キャリブレーション部4を構成するキャリブレーション回路14について説明する。
キャリブレーション回路14は、上に述べたプリバッファ回路11、ドライバ回路12、終端抵抗13とともに、同じLSI上に形成されている。したがって、それぞれに用いられるMOSFETおよび抵抗は、同じプロセス工程で製造されることとなり、また使用時における温度などの環境条件も互いに同じとなる。
キャリブレーション回路14には、MOSFETおよび抵抗に定電流を供給する定電流回路(定電流源)が設けられており、トランジスタまたは抵抗に定電流を流すことによって、その時々の実際の抵抗値に対応した電圧(ドロップ電圧)をそれぞれ発生させる。そのドロップ電圧の大きさを検出することによって、プロセス変動および温度変動を検出する。
すなわち、図3において、キャリブレーション回路14は、NMOSキャリブレーション回路14a、抵抗キャリブレーション回路14b、PMOSキャリブレーション回路14c、およびラッチ回路61を有する。
NMOSキャリブレーション回路14aは、定電流源31によって、オン状態にあるNチャネルのMOSFET32に定電流を流し、それによって生じた電圧VC1の大きさを、4つの抵抗33〜36と2つのコンパレータ37〜38で構成される検出回路で検出する。つまり、電圧VC1と、電源Vddを2つの抵抗33〜34によって分圧した電圧(基準電圧)Vref1とを、コンパレータ(比較回路)37によって比較する。電圧VC1が電圧Vref1を越えた場合に、コンパレータ37の出力は「H」になる。また、電圧VC1と、電源Vddを2つの抵抗35〜36によって分圧した電圧Vref2とを、コンパレータ38によって比較する。電圧VC1が電圧Vref2を越えた場合に、コンパレータ38の出力は「H」になる。それらの出力がラッチ回路61で保持され、保持された状態の信号が、それぞれデータD1,D2として出力される。
なお、ラッチ回路61により保持される信号の状態「H」「L」は、トリガ信号STが入力されるごとに更新される。そのようなトリガ信号STの入力されるタイミングは、例えば、インタフェース回路1から伝送路に対して信号が出力される直前のタイミング、および/または、データ転送における各フレームの直前のタイミングとしておけばよい。
図5に示す例では、Vref1>Vref2の関係があり、電圧VC1が電圧Vref2を越えればデータD2が「H」となり、電圧Vref1を越えればデータD1およびD2がともに「H」となる。
また、抵抗キャリブレーション回路14bおよびPMOSキャリブレーション回路14cについても、上に述べたNMOSキャリブレーション回路14aと同様に構成されており、コンパレータ47,48,57,58の出力の状態「H」「L」がラッチ回路61により保持され、それぞれデータD3,D4,D5,D6として出力される。
なお、各データD1〜6について、高い方の基準電圧Vrefに対するデータDが「H」のときには、低い方の基準電圧Vrefに対するデータDが「L」となるようにしておいてもよい。また、それらデータD1〜6を適当な論理によって組み合わせることにより新たな制御用のデータDを生成し、それをスイッチ131〜134、136〜139に出力するようにしてもよい。
また、電圧Vref1〜6の値、およびそれらの大小関係については、プロセス変動や温度変動に対する終端抵抗の補償が、インタフェース回路1の全体として効果的に行えるよう、そして結果的にLSIのインタフェース回路1の仕様の範囲内に入るように設定すればよい。例えば、これらの電圧Vref1〜6の値、および各MOSFET120〜129のオン抵抗の値などを、シミュレーションによって決定すればよい。
例えば、上に述べたように、終端抵抗13を39Ωとし、MOSFET120,125のオン抵抗を6Ωとすると、それらの誤差分および変動分を、MOSFET121〜124、126〜129のオン抵抗の調整によって補うようにすればよい。その場合に、例えば、MOSFET121〜124および126〜129のオン抵抗を、それぞれ、1:2:4:8のような2の巾乗の関係となるように設定しておいてもよい。
なお、終端抵抗13の誤差および変動は、MOSFET120,125のオン抵抗のそれに比べて小さく、比較的に抵抗値は安定している。したがって、終端抵抗13の抵抗値をMOSFET120,125のオン抵抗の値よりも大きくしておく方が調整が容易である。
さて、上に述べた第1の実施形態のインタフェース回路1では、プロセス変動や温度変動があっても終端抵抗の調整を行ってインピーダンス整合をとることができるが、オンするMOSFET121〜124、126〜129の数が変化するので、プリバッファ11a、11bから見た負荷であるゲート容量が変化し、そのためスルーレートが変動する可能性がある。そこで、スルーレートについても変動を抑えて実質上一定に保てるようにしたインタフェース回路1Bの例を、第2の実施形態として説明する。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態において、基本的な部分は第1の実施形態と同じであるので、相違する部分についてのみ説明する。
図6は本発明に係る第2の実施形態のインタフェース回路1Bのドライブ部3Bを示す回路図である。
図6において、ドライブ部3Bは、プリバッファ回路11、ドライバ回路12、終端抵抗13、およびスロープ切替え回路15によって構成されている。スロープ切替え回路15は、2つのスロープ切替え回路15a,15bを有する。
図6を図2と比較して分かるように、ドライブ部3Bでは、プリバッファ11aのMOSFET112のソースがグランドに直接に接続されるのではなく、スロープ切替え回路15aを介してグランドに接続される。また、プリバッファ11bのMOSFET113のソースは電源Vddに直接に接続されるのではなく、スロープ切替え回路15bを介して電源Vddに接続される。
一方のスロープ切替え回路15aにおいて、MOSFET152およびMOSFET160〜164によって、MOSFET152を基準トランジスタとするカレントミラー回路が構成されている。つまり、MOSFET152に流れる電流(参照電流)と各MOSFET160〜164にそれぞれ流れる電流との比は、それらトランジスタのサイズ(素子寸法W,L)の比(カレントミラー比)によって決定される。つまり、MOSFET160〜164にそれぞれ流れる電流は、基準トランジスタであるMOSFET152に流れる電流にカレントミラー比を乗じた値となる。
また、MOSFET152には、定電流源151からの定電流I1が流れているので、各MOSFET160〜164には、電流I1にそれぞれのカレントミラー比を乗じた値の電流が流れる。
他方のスロープ切替え回路15bにおいても同様に、MOSFET153およびMOSFET165〜169によって、MOSFET153を基準トランジスタとするカレントミラー回路が構成されている。したがって、MOSFET165〜169にそれぞれ流れる電流は、基準トランジスタであるMOSFET153に流れる電流にカレントミラー比を乗じた値となる。
また、MOSFET153には、定電流源154からの定電流I2が流れているので、各MOSFET165〜169には、電流I2にそれぞれのカレントミラー比を乗じた値の電流が流れる。
そして、各MOSFET161〜164、166〜169のは、スイッチ171〜174、176〜179によってオンオフ制御される。
スイッチ171〜174、176〜179は、それぞれ、図3に示すキャリブレーション回路14からの制御信号D1〜6によってオンオフが制御される。例えば、制御信号D1〜6がオン(「H」)のときに、それに対応するスイッチ171〜174、176〜179がオンとなる。
図6から明らかなように、例えば、制御信号D1がオンしたときにはMOSFET126とMOSFET166とが同期してオンとなり、制御信号D2がオンしたときにはMOSFET127とMOSFET167とが同期してオンとなる。また、制御信号D3がオンしたときには、MOSFET128とMOSFET168、およびMOSFET123とMOSFET164とが同期してオンとなる。このように、MOSFET161〜164、166〜169は、MOSFET121〜124、126〜129のオンオフに同期してオンオフするように構成されている。
したがって、インピーダンス整合のためにMOSFET121〜124、126〜129がオンすると、それによるゲート容量の変化に対応した駆動電流を供給するために、MOSFET161〜164、166〜169がオンする。つまり、駆動すべきMOSFET121〜124、126〜129の個数が増大すると、駆動電流を供給するMOSFET161〜164、166〜169の個数を増やして電流を増大させる。
基準トランジスタであるMOSFET152,153に流れる電流、およびMOSFET161〜164、166〜169のカレントミラー比を調整しておくことによって、ゲート容量の変化に対応した適切な駆動電流を供給することができ、これによってドライバ回路12a,12bから出力される信号波形の立ち上がり時間Trおよび立ち下がり時間Tfの変動を抑え、これらを実質上一定に保つことが可能である。
このように、第2の実施形態のインタフェース回路1Bによると、プロセス変動や温度変動があってもインピーダンス整合をとることができるとともに、スルーレートを実質上一定に保つことが可能である。
次に、第2の実施形態と同じ目的のために、ゲート容量の変化に応じて駆動電流を調整するのではなく、ゲート容量が変化しても負荷としての容量が変化しないように構成した例を説明する。
〔第3の実施形態〕
プリバッファ11a、11bの駆動電流(駆動能力)が同じであった場合には、負荷の容量(ゲート容量)が大きいほど、出力される信号波形の立ち上がり時間Trおよび立ち下がり時間Tfが長くなり、負荷の容量が小さいほど、立ち上がり時間Trおよび立ち下がり時間Tfが短くなる。
そこで、ドライバ回路12a,12bのMOSFETのドレインとゲートとの間を容量Cmで接続すると、ミラー効果により、ゲート容量が、Cm×gm×RL分増加した効果が生じる。ここで、gmはドライバ回路12a,12bのMOSFETのトランスコンダクタンスであり、RLは負荷抵抗である。
ドライバ回路12a,12bにおいてオンするMOSFETの数が増減すると、その数に比例してgmが変化するため、真のゲート容量およびミラー容量もこれに比例して増減する。したがってそのままでは立ち上がり時間Trおよび立ち下がり時間Tfが変動してしまうため、その防止のために、MOSFETの切り換えと同時に、補償のための適当な容量をドレインとゲートとの間に接続しまたは接続を解除し、これによってトータルのゲート容量値が一定となるように制御する。
具体的には、ドライバ回路12a,12bのMOSFETの数が多い場合(ゲート容量が大きい場合)に補償用の容量を減らし、逆にMOSFETの数が少ない場合には補償用の容量を増やす。以下に説明する第3の実施形態はその方法の1つの実施例である。
第3の実施形態において、基本的な部分は第1および第2の実施形態と同じであるので、相違する部分についてのみ説明する。
図7は本発明に係る第3の実施形態のインタフェース回路1Cのドライブ部3Cを示す回路図である。
図7において、ドライブ部3Cは、プリバッファ回路11、ドライバ回路12、終端抵抗13、および容量切替え回路18によって構成されている。容量切替え回路18は、2つの容量切替え回路18a,18bを有する。
図7を図2と比較して分かるように、ドライブ部3Cでは、一方のプリバッファ11aの負荷として容量切替え回路18aが挿入され、他方のプリバッファ11bの負荷として容量切替え回路18bが挿入されている。
一方の容量切替え回路18aは、4つの容量(キャパシター)181〜184、および4つのスイッチ191〜194を有する。スイッチ191〜194をオンにすることにより、それに対応した容量181〜184がプリバッファ11aの負荷として接続されることとなる。
4つの容量181〜184は、それぞれ、4つのMOSFET121〜124による容量と同じとされている。スイッチ191〜194は、それぞれ、制御信号D5,D6,D3,D4の反転信号によってオンオフが制御される。例えば、制御信号D5がオン(「H」)のときに、その反転信号はオフ(「L」)となり、それに対応するスイッチ191はオフとなる。
他方の容量切替え回路18bについても同様に、4つの容量186〜189、および4つのスイッチ196〜199を有する。スイッチ196〜199をオンにすることにより、それに対応した容量186〜189がプリバッファ11bの負荷として接続されることとなる。
4つの容量186〜189は、それぞれ、4つのMOSFET126〜129による容量と同じとされている。スイッチ196〜199は、それぞれ、制御信号D1〜4の反転信号によってオンオフが制御される。例えば、制御信号D1がオン(「H」)のときに、その反転信号はオフ(「L」)となり、それに対応するスイッチ196はオフとなる。なお、制御信号D1〜6の反転信号を得るためには、例えばノット回路を用いればよい。
したがって、プリバッファ11a、11bの負荷としてMOSFET121〜124、126〜129のいずれが接続された場合でも、接続されなかったMOSFETに対応して同じ容量値の容量181〜184、186〜189が接続されるため、プリバッファ11a、11bの負荷となる容量の値は常に一定となる。
このように、第3の実施形態のインタフェース回路1Cによると、プロセス変動や温度変動があってもインピーダンス整合をとることができるとともに、スルーレートを実質上一定に保つことが可能である。
なお、第3の実施形態において、容量181〜184、186〜189の容量値をMOSFET121〜124、126〜129のゲ−ト容量に対応させることなく独立した容量値とし、かつ、スイッチ196〜199の制御のための制御信号を制御信号D1〜6の反転信号とすることなく適当なロジックにより生成し、MOSFET121〜124、126〜129の切り換えに対応して容量を補償するようにしてもよい。その場合に、容量181〜184、186〜189の容量値、およびスイッチ196〜199の制御のための制御信号については、例えばシミュレーションなどによって最適な結果が得られるように決定すればよい。
〔第4の実施形態〕
次に、キャリブレーション回路の他の例を、第4の実施形態として説明する。
図8は第4の実施形態のキャリブレーション部4Dを示す回路図である。
キャリブレーション部4Dを構成するキャリブレーション回路14Dにおいて、定電流源31,41,52の定電流によってそれぞれMOSFET32,抵抗42、MOSFET51に生じた電圧VC1〜3は、セレクタ22で1つずつ切り換えられ、A/D変換器23に入力される。A/D変換器23は、アナログの電圧VC1〜3を、8ビットまたはそれ以外のビット数のデジタルデータVCD1〜3に高精度で変換し、演算制御部24に入力する。演算制御部24において、デジタルデータVCD1〜3の値に基づいて演算を行い、制御信号D1〜6を生成する。生成した制御信号D1〜6に基づいて、スイッチ131〜139などを制御する。なお、演算制御部24は、信号SSによってセレクタ22を制御し、各電圧VC1〜3を切り換えて入力させ、それぞれのデジタルデータVCD1〜3を適当なタイミングで取り込む。
なお、演算制御部24における演算内容および処理内容は、プロセス変動や温度変動が適切に検出されるよう、また生成した制御信号D1〜6に基づいてインピーダンス整合が適切に行われるよう、予めシミュレーションなどを行って決定しておけばよい。
このように、キャリブレーション回路14Dを用いた場合には、MOSFET32,抵抗42、MOSFET51に生じた電圧VC1〜3をA/D変換器によって高精度に検出し、演算制御部24における演算によって制御の内容をきめ細かく設定することができる。したがって、第4の実施形態のキャリブレーション部4Dによると、第1の実施形態のキャリブレーション回路14を用いた場合よりも高精度で、正確に、インピーダンス整合およびスルーレートの安定化を行うことが可能である。なお、第1の実施形態のキャリブレーション回路14を用いた場合には、回路が簡単であり、実装面積も僅かですむという利点がある。
上の実施形態において、MOSFET120,125が本発明における常用のトランジスタに、ドライバ回路12が本発明の半導体集積回路の出力回路に、スロープ切替え回路15が本発明の電流切替え回路に、定電流源151,154が本発明の第2の定電流回路に、容量切替え回路18が本発明の容量回路に、それぞれ相当する。また、上に述べたインタフェース回路1,1B〜1Dの形成されたLSIが本発明の半導体集積回路に相当する。
上に述べた実施形態において、終端抵抗13の後に、種々の必要な回路を設けてもよい。その他、プリバッファ回路11、ドライバ回路12、終端抵抗13、キャリブレーション回路14,14D、スロープ切替え回路15,18、およびインタフェース回路1,1B〜1Dの一部または全体の回路構成、構造、素子定数、素子個数などは、本発明の趣旨に沿って種々変更することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず種々の形態で実施することが可能である。
(付記1)
伝送路との間で信号の伝送を行うためのインタフェース回路であって、
複数のトランジスタの組み合わせによって構成されたドライバ回路と、
前記複数のトランジスタによるオン抵抗を調整するために前記複数のトランジスタのオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路と、
前記ドライバ回路の出力側と前記伝送路との間に接続される終端抵抗と、を有し、
前記キャリブレーション回路の出力に基づいて前記複数のトランジスタが選択的にオンすることによって、前記複数のトランジスタによるオン抵抗と前記終端抵抗との合成抵抗値を前記伝送路の特性インピーダンスに合わせるように構成されている、
ことを特徴とするインタフェース回路。
(付記2)
前記ドライバ回路、前記キャリブレーション回路、および前記終端抵抗は、同じ1つの半導体集積回路上に形成されており、
前記キャリブレーション回路は、前記半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗のプロセス変動および温度変動を検出するように構成されている、
付記1記載のインタフェース回路。
(付記3)
前記キャリブレーション回路は、
前記半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗に定電流を供給する定電流回路と、
前記定電流により前記トランジスタおよび抵抗にそれぞれ生じる電圧を検出することによって、前記プロセス変動および温度変動を検出する検出回路と、
を有する付記2記載のインタフェース回路。
(付記4)
前記キャリブレーション回路は、
前記半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗に定電流を供給する定電流回路と、
前記定電流により前記トランジスタおよび抵抗にそれぞれ生じる電圧をそれぞれ複数の基準電圧と比較する比較回路と、
前記比較回路の出力によって前記複数のトランジスタが選択的にオンするように構成されている、
付記2記載のインタフェース回路。
(付記5)
前記ドライバ回路の前記複数のトランジスタには、前記キャリブレーション回路によっては選択されない常用のトランジスタが含まれており、前記常用のトランジスタと前記終端抵抗との合成抵抗値が前記伝送路の特性インピーダンスに近くなるように設定され、
前記常用のトランジスタ以外の前記複数のトランジスタが前記キャリブレーション回路によって選択されることにより、それらの合成抵抗値が前記伝送路の特性インピーダンスに合うように調整されている、
付記1ないし4のいずれかに記載のインタフェース回路。
(付記6)
前記ドライバ回路の前段に設けられたプリバッファ回路と、
前記プリバッファ回路の駆動電流を切り換えるための電流切り換え回路と、を有し、
前記電流切り換え回路は、前記ドライバ回路における前記複数のトランジスタのオンオフの選択と同期して前記プリバッファ回路の駆動電流の切り換えを行い、これによって前記ドライバ回路の出力波形の立ち上がり時間および立ち下がり時間が一定となるように制御されている、
付記1ないし5のいずれかに記載のインタフェース回路。
(付記7)
前記電流切り換え回路は、
第2の定電流回路と、
前記第2の定電流回路の電流に対応したカレントミラー回路と、
を有する、
付記6記載のインタフェース回路。
(付記8)
前記ドライバ回路には、容量の値を切り換えることの可能な容量回路が負荷として並列に入るように接続されており、
前記複数のトランジスタのオンオフの選択と同期して前記容量回路の容量の値の切り換えを行い、これによって前記ドライバ回路の出力波形の立ち上がり時間および立ち下がり時間が一定となるように制御されている、
付記1ないし5のいずれかに記載のインタフェース回路。
(付記9)
複数のトランジスタの組み合わせによって構成されたドライバ回路と、
前記複数のトランジスタによるオン抵抗を調整するために前記複数のトランジスタのオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路と、
前記ドライバ回路の出力側と外部回路への接続のための端子との間に接続された終端抵抗と、が同じ1つの半導体集積回路上に形成されており、
前記キャリブレーション回路が、当該半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗のプロセス変動および温度変動を検出して前記複数のトランジスタを選択的にオンすることにより、前記複数のトランジスタによるオン抵抗と前記終端抵抗との合成抵抗値が所望の値となるように調整されている、
ことを特徴とする半導体集積回路。
(付記10)
前記ドライバ回路の前記複数のトランジスタには、前記キャリブレーション回路によっては選択されない常用のトランジスタが含まれており、前記常用のトランジスタと前記終端抵抗との合成抵抗値が所望の値に近くなるように設定され、
前記常用のトランジスタ以外の前記複数のトランジスタが前記キャリブレーション回路によって選択されることにより、それらの合成抵抗値が所望の値となるように調整されている、
付記9記載の半導体集積回路。
(付記11)
半導体集積回路の出力回路の終端抵抗値を調整するための方法であって、
複数のトランジスタの組み合わせによって構成されたドライバ回路と、
前記複数のトランジスタによるオン抵抗を調整するために前記複数のトランジスタのオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路と、
前記ドライバ回路の出力側と外部回路への接続のための端子との間に接続された終端抵抗と、を同じ1つの半導体集積回路上に形成しておき、
前記キャリブレーション回路が、当該半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗のプロセス変動および温度変動を検出して前記複数のトランジスタを選択的にオンする、
ことを特徴とする終端抵抗値の調整方法。
本発明に係る半導体集積回路の基本的な構成の例を示す図である。 第1の実施形態のドライブ部を示す回路図である。 キャリブレーション部を示す回路図である。 スイッチ回路の例を示す図である。 キャリブレーション部の動作の例を示すタイミング図である。 第2の実施形態のドライブ部を示す回路図である。 第3の実施形態のドライブ部を示す回路図である。 第4の実施形態のキャリブレーション部を示す回路図である。
符号の説明
SK 半導体集積回路
1 インタフェース回路
3 ドライブ部
4 キャリブレーション部
11 プリバッファ回路
11a、11b プリバッファ
12,12a,12b ドライバ回路
13 終端抵抗
14 キャリブレーション回路
14a NMOSキャリブレーション回路
14b 抵抗キャリブレーション回路
14c PMOSキャリブレーション回路
15 スロープ切替え回路(電流切替え回路)
18 容量切替え回路(容量回路)
31 定電流源
33〜36 抵抗
37〜38 コンパレータ
61 ラッチ回路
120〜129 MOSFET(トランジスタ)
131〜134,136〜139 スイッチ
151,154 定電流源(第2の定電流回路)
Vref1,Vref2 電圧(基準電圧)
VC1〜3 電圧

Claims (7)

  1. 伝送路との間で信号の伝送を行うためのインタフェース回路であって、
    複数のトランジスタの組み合わせによって構成されたドライバ回路と、
    前記複数のトランジスタによるオン抵抗を調整するために前記複数のトランジスタのオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路と、
    前記ドライバ回路の出力側と前記伝送路との間に接続される終端抵抗と、を有し、
    前記キャリブレーション回路の出力に基づいて前記複数のトランジスタが選択的にオンすることによって、前記複数のトランジスタによるオン抵抗と前記終端抵抗との合成抵抗値を前記伝送路の特性インピーダンスに合わせるように構成されている、
    ことを特徴とするインタフェース回路。
  2. 前記ドライバ回路、前記キャリブレーション回路、および前記終端抵抗は、同じ1つの半導体集積回路上に形成されており、
    前記キャリブレーション回路は、前記半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗のプロセス変動および温度変動を検出するように構成されている、
    請求項1記載のインタフェース回路。
  3. 前記ドライバ回路の前記複数のトランジスタには、前記キャリブレーション回路によっては選択されない常用のトランジスタが含まれており、前記常用のトランジスタと前記終端抵抗との合成抵抗値が前記伝送路の特性インピーダンスに近くなるように設定され、
    前記常用のトランジスタ以外の前記複数のトランジスタが前記キャリブレーション回路によって選択されることにより、それらの合成抵抗値が前記伝送路の特性インピーダンスに合うように調整されている、
    請求項1または2記載のインタフェース回路。
  4. 前記ドライバ回路の前段に設けられたプリバッファ回路と、
    前記プリバッファ回路の駆動電流を切り換えるための電流切り換え回路と、を有し、
    前記電流切り換え回路は、前記ドライバ回路における前記複数のトランジスタのオンオフの選択と同期して前記プリバッファ回路の駆動電流の切り換えを行い、これによって前記ドライバ回路の出力波形の立ち上がり時間および立ち下がり時間が一定となるように制御されている、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のインタフェース回路。
  5. 前記ドライバ回路には、容量の値を切り換えることの可能な容量回路が負荷として並列に入るように接続されており、
    前記複数のトランジスタのオンオフの選択と同期して前記容量回路の容量の値の切り換えを行い、これによって前記ドライバ回路の出力波形の立ち上がり時間および立ち下がり時間が一定となるように制御されている、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のインタフェース回路。
  6. 複数のトランジスタの組み合わせによって構成されたドライバ回路と、
    前記複数のトランジスタによるオン抵抗を調整するために前記複数のトランジスタのオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路と、
    前記ドライバ回路の出力側と外部回路への接続のための端子との間に接続された終端抵抗と、が同じ1つの半導体集積回路上に形成されており、
    前記キャリブレーション回路が、当該半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗のプロセス変動および温度変動を検出して前記複数のトランジスタを選択的にオンすることにより、前記複数のトランジスタによるオン抵抗と前記終端抵抗との合成抵抗値が所望の値となるように調整されている、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  7. 半導体集積回路の出力回路の終端抵抗値を調整するための方法であって、
    複数のトランジスタの組み合わせによって構成されたドライバ回路と、
    前記複数のトランジスタによるオン抵抗を調整するために前記複数のトランジスタのオンオフの選択を行うためのキャリブレーション回路と、
    前記ドライバ回路の出力側と外部回路への接続のための端子との間に接続された終端抵抗と、を同じ1つの半導体集積回路上に形成しておき、
    前記キャリブレーション回路が、当該半導体集積回路上に形成されたトランジスタおよび抵抗のプロセス変動および温度変動を検出して前記複数のトランジスタを選択的にオンする、
    ことを特徴とする終端抵抗値の調整方法。
JP2007014723A 2007-01-25 2007-01-25 インタフェース回路および半導体集積回路 Withdrawn JP2008182516A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007014723A JP2008182516A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 インタフェース回路および半導体集積回路
US11/998,399 US7595656B2 (en) 2007-01-25 2007-11-29 Interface circuit and semiconductor integrated circuit
CN200710160811A CN100580650C (zh) 2007-01-25 2007-12-18 接口电路和半导体集成电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007014723A JP2008182516A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 インタフェース回路および半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008182516A true JP2008182516A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39667245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007014723A Withdrawn JP2008182516A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 インタフェース回路および半導体集積回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7595656B2 (ja)
JP (1) JP2008182516A (ja)
CN (1) CN100580650C (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011108351A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Panasonic Corp メモリインターフェース回路、及びメモリデバイスのドライブ能力調整方法
US8195855B2 (en) 2008-06-12 2012-06-05 Hynix Semiconductor Inc. Bi-directional multi-drop bus memory system
JP2012123801A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Realtek Semiconductor Corp ユニバーサルシリアルバス(usb)システムのオンライン較正方法及びその装置
US8384422B2 (en) 2008-11-28 2013-02-26 Renesas Electronics Corporation Terminal resistance device, semiconductor device, and control method for terminal resistance
JP2014192592A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Fujitsu Ltd 信号伝送回路、半導体集積回路、及び信号伝送回路の調整方法
JP2017188884A (ja) * 2016-03-31 2017-10-12 アナログ・デヴァイシズ・グローバル タンク回路及びアイソレータにおける周波数ホッピング

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231891A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Nec Electronics Corp 半導体装置
US7830285B2 (en) * 2008-07-10 2010-11-09 Lantiq Deutschland Gmbh Circuit with calibration circuit portion
JP2010171781A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Renesas Electronics Corp インピーダンス調整回路
US8222954B1 (en) 2009-01-29 2012-07-17 Xilinx, Inc. Method and apparatus for a process, voltage, and temperature variation tolerant semiconductor device
US8058924B1 (en) * 2009-01-29 2011-11-15 Xilinx, Inc. Method and apparatus for a process, voltage, and temperature variation tolerant semiconductor device
CN101807908B (zh) * 2009-02-12 2013-06-05 瑞昱半导体股份有限公司 混合式驱动装置与方法
US9608630B2 (en) * 2009-05-06 2017-03-28 Micron Technology, Inc. Reference voltage circuits and on-die termination circuits, methods for updating the same, and methods for tracking supply, temperature, and/or process variation
US20110276988A1 (en) * 2010-05-07 2011-11-10 Po-Hsiang Huang Optical disc drive
KR101770604B1 (ko) * 2010-10-11 2017-08-23 삼성전자주식회사 전자 회로에서 저항의 공정 변화를 보상하기 위한 장치
US9112498B2 (en) 2011-11-01 2015-08-18 Dialog Semiconductor Inc. Dynamic MOSFET gate drivers
US8890601B2 (en) 2011-11-11 2014-11-18 Qualcomm Incorporated Method, system, and circuit with a driver output interface having a common mode connection coupled to a transistor bulk connection
JP5893573B2 (ja) 2012-02-09 2016-03-23 キヤノン株式会社 固体撮像装置
JP2014130099A (ja) 2012-12-28 2014-07-10 Toshiba Corp 温度検出回路、温度補償回路およびバッファ回路
KR20150006693A (ko) 2013-07-09 2015-01-19 삼성전자주식회사 입력 버퍼의 프로세스 변화 보상 회로 및 이의 동작 방법
US9083330B2 (en) * 2013-10-17 2015-07-14 Qualcomm Incorporated Output driver with slew rate calibration
CN105453435B (zh) * 2014-04-01 2020-05-05 京微雅格(北京)科技有限公司 一种集成电路芯片及其阻抗校准方法
US9912498B2 (en) * 2015-03-05 2018-03-06 Micron Technology, Inc. Testing impedance adjustment
KR102656219B1 (ko) * 2016-11-07 2024-04-11 삼성전자주식회사 메모리 장치, 그것을 포함하는 메모리 시스템, 및 그것의 슬루 레이트 조정 방법
US10637801B2 (en) * 2018-04-26 2020-04-28 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. Routing topology for digital signals with resistive combiners for reduced jitter
KR20200051303A (ko) * 2018-11-05 2020-05-13 에스케이하이닉스 주식회사 터미네이션 회로 및 이를 사용하는 반도체 장치
US10742206B2 (en) * 2018-11-21 2020-08-11 Dialog Semiconductor (Uk) Limited Switching circuit
CN109697938B (zh) * 2019-01-24 2021-11-30 京东方科技集团股份有限公司 显示面板、制备方法、检测方法及显示装置
US11689095B2 (en) * 2021-01-08 2023-06-27 Dialog Semiconductor Inc. Adaptive gate drive for a power switch transistor in a switching power converter

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05276010A (ja) 1992-03-25 1993-10-22 Mitsubishi Electric Corp バッファ回路
US6611552B2 (en) 1999-01-28 2003-08-26 Intel Corporation Universal serial bus transceiver and associated methods
JP2002185300A (ja) 2000-12-15 2002-06-28 Fujitsu Ltd 終端抵抗回路および信号伝送システム
US6566904B2 (en) * 2001-05-07 2003-05-20 Cicada Semiconductor, Inc. Pad calibration circuit with on-chip resistor
JP4428504B2 (ja) 2003-04-23 2010-03-10 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置
US6924660B2 (en) * 2003-09-08 2005-08-02 Rambus Inc. Calibration methods and circuits for optimized on-die termination
US6992501B2 (en) * 2004-03-15 2006-01-31 Staktek Group L.P. Reflection-control system and method
JP4887607B2 (ja) 2004-08-30 2012-02-29 富士通株式会社 抵抗値補償方法、抵抗値補償機能を有する回路、回路の抵抗値試験方法,抵抗値補償プログラム及び回路の抵抗値試験プログラム
US7227382B1 (en) * 2005-02-01 2007-06-05 Advanced Micro Devices, Inc. Transmit based equalization using a voltage mode driver

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8195855B2 (en) 2008-06-12 2012-06-05 Hynix Semiconductor Inc. Bi-directional multi-drop bus memory system
US8384422B2 (en) 2008-11-28 2013-02-26 Renesas Electronics Corporation Terminal resistance device, semiconductor device, and control method for terminal resistance
JP2011108351A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Panasonic Corp メモリインターフェース回路、及びメモリデバイスのドライブ能力調整方法
JP2012123801A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Realtek Semiconductor Corp ユニバーサルシリアルバス(usb)システムのオンライン較正方法及びその装置
CN102541798A (zh) * 2010-12-07 2012-07-04 瑞昱半导体股份有限公司 通用串行总线系统的在线校正方法及其装置
US8812757B2 (en) 2010-12-07 2014-08-19 Realtek Semiconductor Corp. Online calibration method and device for universal serial bus system
JP2014192592A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Fujitsu Ltd 信号伝送回路、半導体集積回路、及び信号伝送回路の調整方法
US8854108B1 (en) 2013-03-26 2014-10-07 Fujitsu Limited Signal transmission circuit, semiconductor integrated circuit, and signal transmission circuit adjustment method
JP2017188884A (ja) * 2016-03-31 2017-10-12 アナログ・デヴァイシズ・グローバル タンク回路及びアイソレータにおける周波数ホッピング

Also Published As

Publication number Publication date
CN100580650C (zh) 2010-01-13
US7595656B2 (en) 2009-09-29
US20080180130A1 (en) 2008-07-31
CN101231626A (zh) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008182516A (ja) インタフェース回路および半導体集積回路
US7408387B2 (en) Output buffer circuit with control circuit for changing resistance of output resistor pair
US7795919B2 (en) Transmitter driver circuit in high-speed serial communications system
US7295033B2 (en) Impedance adjustment circuits and methods using replicas of variable impedance circuits
US20040207451A1 (en) Impedance trimming circuit
US7859296B2 (en) Calibration circuit, on die termination device and semiconductor memory device using the same
US7696775B2 (en) Apparatus of impedance matching for output driver and method thereof
US7595645B2 (en) Calibration circuit and semiconductor device incorporating the same
US7969183B2 (en) Semiconductor device
US20110163791A1 (en) Output circuit and semiconductor device including pre-emphasis function
KR20110114470A (ko) 반도체 장치
JP4205969B2 (ja) 電流ドライバ回路
US7368951B2 (en) Data transmission circuit and data transmission method with two transmission modes
US10063232B1 (en) Digitally controlled impedance calibration for a driver using an on-die reference resistor
JP2007201882A (ja) 半導体集積回路
US20100117736A1 (en) Line driver capable of automatic adjustment of output impedance
US7667531B2 (en) Signal transmission circuit
JP6464638B2 (ja) 送信回路および半導体集積回路
KR100568875B1 (ko) 반도체 장치에서의 출력 드라이버
US10396793B2 (en) Level shift circuit
JP4084266B2 (ja) インピーダンス調整回路
JP2910679B2 (ja) 半導体集積回路
US6798267B1 (en) Buffer circuit with programmable switching thresholds
US20100134214A1 (en) Terminal resistance device, semiconductor device, and control method for terminal resistance
CN105453435B (zh) 一种集成电路芯片及其阻抗校准方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091014

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20101027