JP2008182367A - ノイズ除去装置、重量測定装置、ノイズ除去方法、及びディジタルフィルタの設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディジタルフィルタのフィルタ特性を容易に変更することが可能な技術を提供する。
【解決手段】重量測定装置のフィルタ係数演算部6は、所定の演算式を用いてフィルタ係数を求めて信号処理部5に出力する。信号処理部5はそのフィルタ係数を用いて、ディジタル信号たる計量信号DSに対してフィルタリングを実行する。上記演算式は、フィルタリングの振幅特性の阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を指定する第1パラメータと、当該少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を指定する第2パラメータと、阻止域の開始周波数を指定する第3パラメータとを含んでいる。
【選択図】図1
【解決手段】重量測定装置のフィルタ係数演算部6は、所定の演算式を用いてフィルタ係数を求めて信号処理部5に出力する。信号処理部5はそのフィルタ係数を用いて、ディジタル信号たる計量信号DSに対してフィルタリングを実行する。上記演算式は、フィルタリングの振幅特性の阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を指定する第1パラメータと、当該少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を指定する第2パラメータと、阻止域の開始周波数を指定する第3パラメータとを含んでいる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディジタルフィルタによるフィルタリング技術に関する。
物品重量を測定する重量測定装置では、歪みゲージ式のロードセルやフォースバランスなどの重量センサーが使用される。この重量センサーは、物品重量と風袋重量との和の重量の影響を受ける固有振動数をもつ。この固有振動数を含む帯域の外部振動が計量系に作用したとき、その外部振動はその固有振動数付近で増幅され、振動ノイズとなって、重量センサーから出力される計量信号中に出現する。以後、この振動ノイズを、「固有振動ノイズ」と呼ぶ。
また、搬送系の荷重測定を行う場合には、例えば、ベルトコンベヤーを駆動するモーターや搬送ローラなどの回転系振動に起因するノイズや、商用電源などに起因する電気的なノイズなどが、振動ノイズとして計量信号に重畳される。
なお、特許文献1には重量測定装置に関する技術が記載されており、非特許文献1には最適化問題の解法について記載されている。また、ディジタルフィルタに関する出願について「特願2005−319313号」の出願がある。
上述のように、重量センサーの固有振動数は物品重量及び風袋重量の影響を受けるため、物品重量あるいは風袋重量が変化した場合には、固有振動ノイズの周波数や大きさが変化する。以前では、コンベヤー等の風袋重量が支配的であったため、物品重量の変化による固有振動ノイズの周波数変化やレベル変化を無視することができたが、近年、軽い物品を高精度に重量測定したいという要請から、風袋重量が軽くなり、かかる周波数変化やレベル変化を無視することができなくなってきた。
また、モーターや搬送ローラなどに起因する振動ノイズの周波数や大きさは、搬送系の仕様、例えば搬送速度などによって変化する。そのため、被計量物の種類や大きさなど、または搬送系の仕様変更によって振動ノイズの周波数や大きさが変化した場合であっても、かかる振動ノイズを簡単に除去することが可能なフィルタが必要とされる。
そこで、本発明は上記点に鑑みて成されたものであり、ディジタルフィルタのフィルタ特性を容易に変更することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、ディジタル信号のフィルタリングを、可変のフィルタ係数を用いて実行する信号処理部と、所定の演算式を用いて前記フィルタ係数を求めて前記信号処理部に出力するフィルタ係数演算部とを備え、前記演算式は、前記フィルタリングの振幅特性の阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を指定する第1パラメータを含み、前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第1パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を、前記第1パラメータで指定される所望の減衰量へと変更可能である、ノイズ除去装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のノイズ除去装置であって、前記演算式は、前記少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を指定する第2パラメータをさらに含み、前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第2パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を、前記第2パラメータで指定される所望の帯域位置へと変更可能である。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のノイズ除去装置であって、前記第1パラメータは、前記阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき複数の減衰帯域の各々の減衰量を指定するパラメータであって、前記第2パラメータは、前記複数の減衰帯域の各々の帯域位置を指定するパラメータであって、前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第1パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記複数の減衰帯域の各々の減衰量を、前記第1パラメータで指定される所望の減衰量へと独立に変更可能であり、前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第2パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記複数の減衰帯域の各々の帯域位置を、前記第2パラメータで指定される所望の帯域位置へと独立に変更可能である。
また、請求項4の発明は、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載のノイズ除去装置であって、前記演算式は、前記阻止域の開始周波数を指定する第3パラメータをさらに含み、前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第3パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記阻止域の開始周波数を、前記第3パラメータで指定される所望の周波数へと変更可能である。
また、請求項5の発明は、請求項3に記載のノイズ除去装置であって、前記演算式は、前記阻止域の開始周波数を指定する第3パラメータをさらに含み、前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第3パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記阻止域の開始周波数を、前記第3パラメータで指定される所望の周波数へと変更可能である。
また、請求項6の発明は、請求項3に記載のノイズ除去装置であって、前記第2パラメータは、各々の前記減衰帯域の帯域位置の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる。
また、請求項7の発明は、請求項5に記載のノイズ除去装置であって、前記第2パラメータは、各々の前記減衰帯域の帯域位置の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられ、前記第3パラメータは、前記阻止域の開始周波数の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる。
また、請求項8の発明は、ディジタル信号のフィルタリングを、可変のフィルタ係数を用いて実行する信号処理部と、所定の演算式を用いて前記フィルタ係数を求めて前記信号処理部に出力するフィルタ係数演算部とを備え、前記演算式は、前記フィルタリングの振幅特性の阻止域の開始周波数を指定する第1パラメータを含み、前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第1パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記阻止域の開始周波数を、前記第1パラメータで指定される所望の周波数へと変更可能である、ノイズ除去装置である。
また、請求項9の発明は、請求項8に記載のノイズ除去装置であって、前記演算式は、前記阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を指定する第2パラメータを含み、 前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第2パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を、前記第2パラメータで指定される所望の帯域位置へと変更可能である。
また、請求項10の発明は、請求項9に記載のノイズ除去装置であって、前記第2パラメータは、前記阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき複数の減衰帯域の各々の帯域位置を指定するパラメータであって、前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第2パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記複数の減衰帯域の各々の帯域位置を、前記第2パラメータで指定される所望の帯域位置へと独立に変更可能である。
また、請求項11の発明は、請求項10に記載のノイズ除去装置であって、前記第2パラメータは、各々の前記減衰帯域の帯域位置の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる。
また、請求項12の発明は、請求項11に記載のノイズ除去装置であって、前記第1パラメータは、前記阻止域の開始周波数の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる。
また、請求項13の発明は、請求項1乃至請求項12のいずれか一つに記載のノイズ除去装置と、被計量物の重量を検出する計量部とを備え、前記ノイズ除去装置は、前記計量部による計量結果として得られたディジタル信号を対象として前記フィルタリングを実行する、重量測定装置である。
また、請求項14の発明は、(a)所定の演算式を用いてフィルタ係数を求める工程と、(b)ディジタル信号のフィルタリングを、前記工程(a)で求められた前記フィルタ係数を用いて実行する工程とを備え、前記演算式は、前記フィルタリングの振幅特性の阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を指定するパラメータを含み、前記工程(a)は、(a−1)前記パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更する工程を含み、前記工程(a−1)を実行することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の減衰量が、前記パラメータで指定される所望の減衰量へと変更される、ノイズ除去方法である。
また、請求項15の発明は、(a)所定の演算式を用いてフィルタ係数を求める工程と、(b)ディジタル信号のフィルタリングを、前記工程(a)で求められた前記フィルタ係数を用いて実行する工程とを備え、前記演算式は、前記フィルタリングの振幅特性の阻止域の開始周波数を指定するパラメータを含み、前記工程(a)は、(a−1)前記パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更する工程を含み、前記工程(a−1)を実行することによって、前記阻止域の開始周波数が、前記パラメータで指定される所望の周波数へと変更される、ノイズ除去方法である。
また、請求項16の発明は、振幅特性の阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の減衰量が可変のディジタルフィルタの設計方法であって、(a)前記ディジタルフィルタの理想振幅特性に基づいて、前記ディジタルフィルタのフィルタ係数を、前記少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を指定するパラメータを含む所定の演算式で近似する工程と、(b)前記演算式を用いて前記フィルタ係数を求める工程とを備え、前記工程(b)は、(b−1)前記パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更する工程を含み、前記工程(b−1)を実行することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の減衰量が、前記パラメータで指定される所望の減衰量へと変更される。
また、請求項17の発明は、振幅特性の阻止域の開始周波数が可変のディジタルフィルタの設計方法であって、(a)前記ディジタルフィルタの理想振幅特性に基づいて、前記ディジタルフィルタのフィルタ係数を、前記阻止域の開始周波数を指定するパラメータを含む所定の演算式で近似する工程と、(b)前記演算式を用いて前記フィルタ係数を求める工程とを備え、前記工程(b)は、(b−1)前記パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更する工程を含み、前記工程(b−1)を実行することによって、前記阻止域の開始周波数が、前記パラメータで指定される所望の周波数へと変更される。
請求項1、請求項14及び請求項16の発明によれば、阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき減衰帯域の減衰量を指定するパラメータを用いてフィルタ係数を変更できるため、当該減衰帯域の減衰量を容易に変更することができる。したがって、ノイズを確実に除去することができる。
また、請求項2及び請求項9の発明によれば、阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき減衰帯域の帯域位置を指定するパラメータを用いてフィルタ係数を変更できるため、当該減衰帯域の帯域位置も容易に変更することができる。
また、請求項3の発明によれば、複数の減衰帯域の減衰量及び帯域位置を指摘できるため、ノイズが発生する要因が複数あり、当該要因が変化する場合であっても、ノイズを確実に除去することができる。
また、請求項4及び請求項5の発明によれば、阻止域の開始周波数を指定するパラメータを用いてフィルタ係数を変更できるため、当該阻止域の開始周波数も容易に変更することができる。
また、請求項6、請求項7、請求項11及び請求項12の発明によれば、フィルタ係数を演算する際に複数のパラメータに関して同じように近似処理を行うことができ、結果として所望のフィルタ設計を実現できる。
また、請求項8、請求項15及び請求項17の発明によれば、阻止域の開始周波数を指定するパラメータを用いてフィルタ係数を変更できるため、当該阻止域の開始周波数を容易に変更することができる。したがって、ノイズを確実に除去することができる。
また、請求項10の発明によれば、複数の減衰帯域の帯域位置を指摘できるため、ノイズが発生する要因が複数あり、当該要因が変化する場合であっても、ノイズを確実に除去することができる。
また、請求項13の発明によれば、高精度な重量測定が可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る重量測定装置の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施の形態に係る重量測定装置は、歪みゲージ式のロードセルやフォースバランスなどの重量センサー1と、アンプ2と、アナログフィルタ3と、A/D変換器(以後「ADC」と呼ぶ)4と、信号処理部5と、フィルタ係数演算部6と、データ入力部7と、係数記憶部8とを備えている。
重量センサー1は、計量系から受けた被計量物の重量を検出して、その結果を測定信号msとしてアンプ2に出力する。アンプ2は、入力された測定信号msを増幅して増幅信号MSとしてアナログフィルタ3に出力する。アナログフィルタ3は、その増幅信号MSから不要な高域成分を除去してアナログ信号Asとして出力する。ADC4は、アナログフィルタ3から出力されるアナログ信号Asに対して所定のサンプリング周期でサンプリングし、所定の量子化ビット数で量子化したディジタル信号を計量信号Dsとして信号処理部5に出力する。
信号処理部5は、有限インパルス応答(FIR)型のフィルタ(以後、「FIRフィルタ」と呼ぶ)を用いて、入力された計量信号Dsをフィルタリングし、その結果を信号Xsとして図示しないマイクロコンピュータに出力する。そして、マイクロコンピュータが信号Xsに基づいて被計量物の重量を計算し、図示しない表示部に表示する。
ここで、一般に2N次のFIRフィルタの周波数応答H(ejω)は以下の式(1)で示される。
ただし、hi(i=0,1,2,・・・,N)はフィルタ係数である。また、ωは正規化角周波数であって、フィルタリング時のデータのサンプリング周波数で正規化した角周波数である。本実施の形態で言えば、信号処理部5でのフィルタリング時のデータのサンプリング周波数で正規化した角周波数である。以後「正規化角周波数」と言えば、このようにサンプリング周波数で正規化した角周波数を意味するものとする。
フィルタ係数演算部6は、上記式(1)中のフィルタ係数hiの系列{hi}を後述する所定の演算式を用いて求めて、信号処理部5へ出力する。
図2は、信号処理部5でのフィルタリングの振幅特性の一例を示す図である。図2に示されるように、信号処理部5で用いられるFIRフィルタはローパスフィルタである。本実施の形態に係る重量測定装置は、信号処理部5で用いられるFIRフィルタの振幅特性の阻止域10において、部分的に減衰量が大きい減衰帯域9をk(≧1)個設けることが可能であり、当該減衰帯域9の帯域位置を変更できる機能を有している。つまり、減衰帯域9の位置を周波数の高い方へ移動させたり、低い方へ移動させたりできる機能を備えている。また、本実施の形態に係る重量測定装置は、減衰帯域9の減衰量を変更できる機能も備えている。そして、本実施の形態に係る重量測定装置は、k≧2の場合には、複数の減衰帯域9の各々の帯域位置を独立に変更できる機能と、複数の減衰帯域9の各々の減衰量を独立に変更できる機能とを備えている。さらに、本実施の形態に係る重量測定装置は、阻止域10の開始周波数を変更できる機能を備えている。なお、以後単に「減衰帯域」と言えば、図2に示される減衰帯域9のように、阻止域において部分的に減衰量を大きくすべき減衰帯域を意味するものとする。
フィルタ係数演算部6は、上記式(1)中のフィルタ係数hiの系列{hi}を以下の演算式(2)を用いて求めて、信号処理部5へ出力する。
ただし、g(i,lS,lC1,lC2,・・・,lCk,lW1,lW2,・・・,lWk)は係数である。また、νは阻止域の開始周波数を指定するパラメータであって、δ1〜δkはk個の減衰帯域の帯域位置をそれぞれ指定するパラメータであって、ψ1〜ψkはk個の減衰帯域の減衰量をそれぞれ指定するパラメータである。式(2)に示されるように、フィルタ係数hiは、パラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkについての多項式で表現されている。なお、LSはパラメータνの次数を表し、LC1〜LCkはパラメータδ1〜δkの次数をそれぞれ表し、LW1〜LWkはパラメータψ1〜ψkの次数をそれぞれ表している。以後、係数g(i,lS,lC1,lC2,・・・,lCk,lW1,lW2,・・・,lWk)を単に「係数g」と呼ぶことがある。
係数記憶部8は、例えばROM(Read-Only Memory)であって、係数gの値を予め記憶している。そして、この係数gの値はフィルタ係数演算部6によって係数記憶部8から読み出される。
データ入力部7は、例えばキーボードであって、ユーザーによる重量測定装置の外部からのパラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkの各々の値の入力を独立して受け付ける。そして、受け付けたパラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkの値をフィルタ係数演算部6に出力する。
以上のように、本実施の形態では、信号処理部5、フィルタ係数演算部6、データ入力部7及び係数記憶部8が、計量信号Dsに含まれるノイズを除去するノイズ除去装置として機能する。
次に、本実施の形態に係る重量測定装置における被計量物の重量測定動作について図3を参照して説明する。重量測定を行う際には計量信号Dsに対するフィルタリングが行われることから、図3は計量信号Dsに対するノイズ除去方法を示している。
図3に示されるように、ステップs1において重量測定装置に電源が投入されると、ステップs2において、フィルタ係数演算部6は係数記憶部8から係数gの値を読み出す。そしてフィルタ係数演算部6は、予め内部に記憶しているパラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkの初期値を読み出す。
次にステップs3において、フィルタ係数演算部6は、係数g及びパラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkの値を式(2)に代入してフィルタ係数hiの1つの系列{hi}を求め、信号処理部5へ出力する。これにより、信号処理部5でのフィルタ特性におけるk個の減衰帯域の帯域位置がパラメータδ1〜δkで指定される初期値にそれぞれ設定され、それらの減衰量がパラメータψ1〜ψkで指定される初期値にそれぞれ設定される。また、信号処理部5でのフィルタ特性における阻止域の開始周波数がパラメータνで指定される初期値に設定される。なおこのとき、フィルタ係数hiの演算式(2)は多項式で表現されているため、迅速にフィルタ係数hiを求めることができる。
次にステップs4において、信号処理部5はステップs3で求められたフィルタ係数hiの系列{hi}を用いて、計量信号Dsに対してフィルタリングを実行する。そして、その結果を信号Xsとしてマイクロコンピュータに出力し、当該マイクロコンピュータが被計量物の重量をCRTなどの表示部に表示する。
次にステップs5において、データ入力部7は、パラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkのうち少なくとも一つのパラメータの値が、重量測定装置のユーザーによって入力されると、その値をフィルタ係数演算部6に出力する。上述のように、被計量物の種類や大きさなどの変更や、搬送系の仕様変更が生じると、計量信号Dsに含まれるノイズの周波数や大きさが変化するため、ユーザーは、当該ノイズを確実に除去するために、パラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkのうち少なくとも一つのパラメータの値を入力する。例えば、被計量物の種類が変更されると重量センサー1の固有振動数が変化することから、被計量物の種類ごとに重量センサー1の固有振動数の情報を予め準備しておき、被計量物の種類を変更する際に、ユーザーはこの情報を参照して、パラメータδ1〜δkの値をデータ入力部7に入力する。
なお、本実施の形態に係る重量測定装置では、パラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkの値をデータ入力するように構成しているが、これらの値を重量測定装置で自動的に決定しても良い。例えば、重量チェッカーのような計量装置では、コンベア速度が決まれば減衰させたい周波数が決定するので、自動的にパラメータδ1〜δkの値を設定できる。また、FFT等によって測定信号の振動波形の周波数解析を行い、最も振幅の大きいところを検出して自動的にパラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkの値を設定するという構成にしてもよい。
次にステップs6において、フィルタ係数演算部6は、受け取ったパラメータの値を式(2)に代入してフィルタ係数hiの系列{hi}を変更し、信号処理部5へ出力する。これにより、信号処理部5でのフィルタ特性における減衰帯域の帯域位置や減衰量、あるいは阻止域の開始周波数が、対応するパラメータで指定される値へと変更される。そして、ステップs7において、信号処理部5はステップs6で変更されたフィルタ係数hiの系列{hi}を用いてフィルタリングを実行し、その結果を信号Xsとして出力する。
ユーザーは、信号処理部5でのフィルタ特性を再度変更する必要がある場合には、データ入力部7にパラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkのうち少なくとも一つの値を入力する。そして、ステップs6,s7が実行されて、入力されたパラメータの値に応じてフィルタ特性が変更される。
次に、係数gの値の決定方法について説明する。まず、減衰帯域の減衰量と、その帯域位置と、阻止域の開始周波数とが可変のFIRフィルタについて、図4に示されるような、理想的なフィルタ特性を考える。図中の横軸は正規化角周波数を、縦軸は振幅をそれぞれ示している。図中のωPは、通過域端正規化角周波数、つまり通過域の終了点での正規化角周波数を表している。ωSは、阻止域の開始点が変化すべき範囲の中心正規化角周波数を表している。τ1〜τkは、k個の減衰帯域の帯域幅をそれぞれ表している。φ1〜φkは、k個の減衰帯域の帯域位置が変化すべき範囲の中心正規化角周波数をそれぞれ表している。
本実施の形態では、阻止域の開始周波数を指定するパラメータνにはωSからの変位量(ずれ量)が入力される。また、減衰帯域の帯域位置を指定するパラメータδ1〜δkには、φ1〜φkからの変位量がそれぞれ入力される。そして、減衰帯域の減衰量を指定するパラメータψ1〜ψkのそれぞれには、阻止域における減衰帯域以外の帯域での減衰量に対する割合が入力される。
このように、本実施の形態では、パラメータνは、阻止域の開始周波数の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられ、パラメータδ1〜δkのそれぞれは、対応する減衰帯域の帯域位置の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる。
次に、図4に示される理想的なフィルタ特性に関して、以下の理想振幅特性D(ω,ν,δ1,δ2,・・・,δk)と重み関数W(ω,ν,δ1,δ2,・・・,δk,ψ1,ψ2,・・・,ψk)とを考える。
ただし、パラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkは以下の式を満足する。
ここで、周波数応答H(ejω)を上述の式(2)を使用して、以下のように表すことができる。
今、振幅特性|H(ω,ν,δ1,δ2,・・・,δk,ψ1,ψ2,・・・,ψk)|に対して、式(3)の理想振幅特性と式(4)の重み関数との間で重み付き最良設計(ミニマックス近似)を行うために、以下の重み付き誤差を考える。
最適な係数gについては、以下の式を満足する係数gを求めることによって得ることができる。
ただし、
である。
理想振幅特性からの許容誤差をλ(ω,ν,δ1,δ2,・・・,δk,ψ1,ψ2,・・・,ψk)とすると、式(10)で表される設計問題は以下の式(13a),(13b)で表される設計問題と等価になる。
この設計問題における制約条件式(13b)は、以下の式(14)に変形することができる。
この式は、係数gと許容誤差λ(ω,ν,δ1,δ2,・・・,δk,ψ1,ψ2,・・・,ψk)とに対して線形なことは明らかである。
ここで、ωの数値範囲、つまり0からπまでの範囲をM個に分割し、ω=ωm(mは整数で、1≦m≦M)とする。また、パラメータνの数値範囲をQ個に分割し、ν=νq(qは整数で、1≦q≦Q)とする。また、パラメータδ1〜δkの数値範囲をそれぞれT1〜Tk個に分割し、δ1=δ1,t1(t1は整数で、1≦t1≦T1)、δ2=δ2,t2(t2は整数で、1≦t2≦T2)、・・・、δk=δk,tk(tkは整数で、1≦tk≦Tk)とする。また、パラメータψ1〜ψkの数値範囲をそれぞれR1〜Rk個に分割し、ψ1=ψ1,r1(1≦r1≦R1)、ψ2=ψ2,r2(1≦r2≦R2)、・・・、ψk=ψk,rk(1≦rk≦Rk)とする。そうすると、Γ(ω,ν,δ1,δ2,・・・,δk,ψ1,ψ2,・・・,ψk)を以下の式に変形することができる。
なお、diag[・]は[・]内を要素とする対角行列である。
よって、式(13a),(13b)をそれぞれ以下の式(16a),(16b)に変形することができる。
ただし、
である。
U(x)はxに関して線形であり、式(16a),(16b)で表される設計問題は半正定値問題であり、これを解くことによって最適な係数gを求めることができる。なお、半正定値問題は例えば上記非特許文献1に記載の技術を使用して解くことができる。本実施の形態に係る係数記憶部8は、このようにして求めた最適な係数gの値を予め記憶している。これにより、パラメータνによる阻止域の開始周波数の指定が可能となり、パラメータδ1〜δkによる減衰帯域の帯域位置の指定が可能となり、パラメータψ1〜ψkによる減衰帯域の減衰量の指定が可能となる。
パラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkに関して、ユーザーは、式(5)〜(7)で示される範囲の数値をデータ入力部7を介して入力することができる。例えば、νmin=−0.1π、νmax=0.1πとすると、ユーザーは、パラメータνの値として、−0.1π〜0.1πまで入力することができ、ν=−0.05πに設定されると、阻止域の開始周波数は(ωS−0.05π)となる。また、δ1min=−0.1π、δ1max=0.1πとすると、ユーザーは、パラメータδ1の値として、−0.1π〜0.1πまで入力することができ、δ1=−0.05πに設定されると、それに対応する減衰帯域は、(φ1−0.05π−τ1/2)から(φ1−0.05π+τ1/2)までの周波数範囲を占めることになる。また、ψ1min=1、ψ1max=1000とすると、ユーザーは、パラメータψ1の値として、1〜1000まで入力することができ、ψ1=100に設定されると、それに対応する減衰帯域の減衰量は、阻止域におけるk個の減衰帯域以外の帯域の減衰量の100倍となる。
なお、上述のフィルタ係数hiを求める演算式(2)において、パラメータνを定数に置き換えることによって、阻止域の開始周波数を固定にすることができる。また、パラメータδ1〜δkのそれぞれを定数に置き換えることによって、k個の減衰帯域の帯域位置のそれぞれを固定にすることができる。また、パラメータψ1〜ψkのそれぞれを定数に置き換えることによって、k個の減衰帯域の減衰量のそれぞれを固定にすることができる。したがって、演算式(2)に含まれるパラメータの数を必要に応じて調整することができる。
次に、本実施の形態に係る重量測定装置でのディジタルフィルタの設計例について説明する。図5〜13は、以下の表に示される仕様1で設計した際の振幅特性を示している。図中の横軸は正規化角周波数を、縦軸は振幅をそれぞれ示している。なお、以下の仕様1では、k=1であって、パラメータδ1は“0”に固定されており、阻止域の開始周波数及び減衰帯域の減衰量が可変となっている。
図5〜13に示されるグラフから、パラメータνの値が変化することによって、阻止域の開始周波数が変化していることが理解できる。また、パラメータψ1の値が変化することによって、阻止域において減衰量が部分的に大きい減衰帯域の減衰量が変化していることが理解できる。また、阻止域における減衰帯域以外の帯域では、等リップル特性に近い特性となっていることが理解できる。
図14〜22は、以下の表に示される仕様2で設計した際の振幅特性を示している。図中の横軸は正規化角周波数を、縦軸は振幅をそれぞれ示している。なお、以下の仕様2では、k=2であって、パラメータνは“0”に、パラメータψ1,ψ2のそれぞれは“10”に固定されており、減衰帯域の帯域位置のみが可変となっている。
図14〜22に示されるグラフから、パラメータδ1,δ2の値が変化することによって、それらに対応する減衰帯域の帯域位置が変化していることが理解できる。
図23〜49は、以下の表に示される仕様3で設計した際の振幅特性を示している。図中の横軸は正規化角周波数を、縦軸は振幅をそれぞれ示している。なお、以下の仕様3では、k=2であって、パラメータδ1は“0”に、パラメータψ2は“10”にそれぞれ固定されており、阻止域の開始周波数と、パラメータψ1,δ2に対応する減衰帯域の減衰量及び帯域位置とが可変となっている。
以上のように、本実施の形態では、減衰帯域の減衰量を指定するパラメータψ1〜ψkを用いてフィルタ係数hiを変更できるため、当該減衰帯域の減衰量を容易に変更することができる。したがって、ノイズの大きさが変化する場合であっても、当該ノイズを確実に除去することができる。その結果、高精度な重量測定が可能となる。
また、減衰帯域の帯域位置を指定するパラメータδ1〜δkを用いてフィルタ係数hiを変更できるため、当該減衰帯域の帯域位置を容易に変更することができる。したがって、ノイズの周波数が変化する場合であっても、当該ノイズを確実に除去することができる。
また、阻止域の開始周波数を指定するパラメータνを用いてフィルタ係数hiを変更できるため、当該阻止域の開始周波数を容易に変更することができる。したがって、通過域と阻止域との間の遷移域(図4に示される振幅特性では、ωPとωSとの間の帯域)にノイズが現れる場合であっても、当該ノイズを確実に除去することができる。
また、パラメータψ1〜ψk,δ1〜δkによって、複数の減衰帯域の減衰量及び帯域位置を指定できるため、ノイズが発生する要因が複数あり、当該要因が変化する場合であっても、当該ノイズを確実に除去することができる。
また、本実施の形態では、パラメータνは、阻止域の開始周波数の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられ、パラメータδ1〜δkのそれぞれは、対応する減衰帯域の帯域位置の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられるため、式(2)を用いてフィルタ係数hiを演算する際に、パラメータν,δ1〜δkに関して同じような近似処理を行うことができる。例えば、k=2、ν=0.02π、δ1=0.02π、δ2=0.02π、LS=4、LC1=4、LC2=4とすると、ν4=δ1 4=δ2 4=0.00000016π4となり、すべて同じ値となる。よって、フィルタ係数hiの演算時に、パラメータν,δ1〜δkに関して同じような近似処理を行うことができる。
これに対して、本実施の形態とは異なり、パラメータνに対して阻止域の開始周波数がそのまま入力され、パラメータδ1〜δkのそれぞれに対して、それに対応する減衰帯域の中心周波数が入力される場合には、フィルタ係数hiの演算時に、パラメータν,δ1〜δkに関して同じような近似処理を行うことができない。例えば、k=2、ν=ωS=0.2π、δ1=φ1=0.4π、δ2=φ2=0.75π、LS=4、LC1=4、LC2=4とすると、ν4=0.0016π4、δ1 4=0.0256π4、δ2 4=0.31640625π4となり、これらの値は大きく相違することになる。よって、パラメータν,δ1〜δkに関して同じような近似処理を行うと、パラメータν,δ1に関してまるめ誤差等が発生し、パラメータν,δ1に代入される周波数付近の帯域において所望の特性が得られないことがある。
このように、本実施の形態では、フィルタ係数hiの演算時に、パラメータν,δ1〜δkに関して同じような近似処理を行うことができるため、結果として所望のフィルタ設計を実現できる。
なお、上記内容は、一般的なディジタルフィルタの設計方法に関する発明として捉えることができる。すなわち、阻止域の開始周波数と、減衰帯域の帯域位置及び減衰量とが可変のディジタルフィルタを以下の方法で設計する。
まず、上述のように理想振幅特性に基づいて係数gの値を決定し、当該値を用いて、ディジタルフィルタのフィルタ係数hiを上述の式(2)で近似する。そして、式(2)の各パラメータに値を代入して、ディジタルフィルタのフィルタ係数hiの系列{hi}を求める。
フィルタ特性を変更したい場合には、パラメータν,δ1〜δk,ψ1〜ψkのうち必要なパラメータの値を変更してフィルタ係数hiを変更する。これによって、フィルタ特性が所望の特性へと変更される。
このようなディジタルフィルタの設計方法を採用することによって、簡単にフィルタ特性を変更することが可能になる。従って、ノイズを確実に除去することができる。
以上の説明では、ローパスフィルタの設計について述べたが、本願発明は、ローパスフィルタ以外のフィルタ(バンドパスフィルタやハイパスフィルタ等)の設計にも適用可能である。さらに、FIR型フィルタの設計について述べたが、本願発明は、IIR型フィルタの設計にも適用可能である。
5 信号処理部
6 フィルタ係数演算部
9 減衰帯域
10 阻止域
ν,δ1〜δk,ψ1〜ψk パラメータ
6 フィルタ係数演算部
9 減衰帯域
10 阻止域
ν,δ1〜δk,ψ1〜ψk パラメータ
Claims (17)
- ディジタル信号のフィルタリングを、可変のフィルタ係数を用いて実行する信号処理部と、
所定の演算式を用いて前記フィルタ係数を求めて前記信号処理部に出力するフィルタ係数演算部と
を備え、
前記演算式は、前記フィルタリングの振幅特性の阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を指定する第1パラメータを含み、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第1パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を、前記第1パラメータで指定される所望の減衰量へと変更可能である、ノイズ除去装置。 - 請求項1に記載のノイズ除去装置であって、
前記演算式は、前記少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を指定する第2パラメータをさらに含み、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第2パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を、前記第2パラメータで指定される所望の帯域位置へと変更可能である、ノイズ除去装置。 - 請求項2に記載のノイズ除去装置であって、
前記第1パラメータは、前記阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき複数の減衰帯域の各々の減衰量を指定するパラメータであって、
前記第2パラメータは、前記複数の減衰帯域の各々の帯域位置を指定するパラメータであって、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第1パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記複数の減衰帯域の各々の減衰量を、前記第1パラメータで指定される所望の減衰量へと独立に変更可能であり、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第2パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記複数の減衰帯域の各々の帯域位置を、前記第2パラメータで指定される所望の帯域位置へと独立に変更可能である、ノイズ除去装置。 - 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載のノイズ除去装置であって、
前記演算式は、前記阻止域の開始周波数を指定する第3パラメータをさらに含み、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第3パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記阻止域の開始周波数を、前記第3パラメータで指定される所望の周波数へと変更可能である、ノイズ除去装置。 - 請求項3に記載のノイズ除去装置であって、
前記演算式は、前記阻止域の開始周波数を指定する第3パラメータをさらに含み、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第3パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記阻止域の開始周波数を、前記第3パラメータで指定される所望の周波数へと変更可能である、ノイズ除去装置。 - 請求項3に記載のノイズ除去装置であって、
前記第2パラメータは、各々の前記減衰帯域の帯域位置の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる、ノイズ除去装置。 - 請求項5に記載のノイズ除去装置であって、
前記第2パラメータは、各々の前記減衰帯域の帯域位置の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられ、
前記第3パラメータは、前記阻止域の開始周波数の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる、ノイズ除去装置。 - ディジタル信号のフィルタリングを、可変のフィルタ係数を用いて実行する信号処理部と、
所定の演算式を用いて前記フィルタ係数を求めて前記信号処理部に出力するフィルタ係数演算部と
を備え、
前記演算式は、前記フィルタリングの振幅特性の阻止域の開始周波数を指定する第1パラメータを含み、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第1パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記阻止域の開始周波数を、前記第1パラメータで指定される所望の周波数へと変更可能である、ノイズ除去装置。 - 請求項8に記載のノイズ除去装置であって、
前記演算式は、前記阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を指定する第2パラメータを含み、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第2パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の帯域位置を、前記第2パラメータで指定される所望の帯域位置へと変更可能である、ノイズ除去装置。 - 請求項9に記載のノイズ除去装置であって、
前記第2パラメータは、前記阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき複数の減衰帯域の各々の帯域位置を指定するパラメータであって、
前記フィルタ係数演算部が、入力される前記第2パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更することによって、前記複数の減衰帯域の各々の帯域位置を、前記第2パラメータで指定される所望の帯域位置へと独立に変更可能である、ノイズ除去装置。 - 請求項10に記載のノイズ除去装置であって、
前記第2パラメータは、各々の前記減衰帯域の帯域位置の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる、ノイズ除去装置。 - 請求項11に記載のノイズ除去装置であって、
前記第1パラメータは、前記阻止域の開始周波数の変化すべき範囲の中心周波数からの変位量として与えられる、ノイズ除去装置。 - 請求項1乃至請求項12のいずれか一つに記載のノイズ除去装置と、
被計量物の重量を検出する計量部と
を備え、
前記ノイズ除去装置は、前記計量部による計量結果として得られたディジタル信号を対象として前記フィルタリングを実行する、重量測定装置。 - (a)所定の演算式を用いてフィルタ係数を求める工程と、
(b)ディジタル信号のフィルタリングを、前記工程(a)で求められた前記フィルタ係数を用いて実行する工程と
を備え、
前記演算式は、前記フィルタリングの振幅特性の阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を指定するパラメータを含み、
前記工程(a)は、
(a−1)前記パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更する工程を含み、
前記工程(a−1)を実行することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の減衰量が、前記パラメータで指定される所望の減衰量へと変更される、ノイズ除去方法。 - (a)所定の演算式を用いてフィルタ係数を求める工程と、
(b)ディジタル信号のフィルタリングを、前記工程(a)で求められた前記フィルタ係数を用いて実行する工程と
を備え、
前記演算式は、前記フィルタリングの振幅特性の阻止域の開始周波数を指定するパラメータを含み、
前記工程(a)は、
(a−1)前記パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更する工程を含み、
前記工程(a−1)を実行することによって、前記阻止域の開始周波数が、前記パラメータで指定される所望の周波数へと変更される、ノイズ除去方法。 - 振幅特性の阻止域において減衰量を部分的に大きくすべき少なくとも一つの減衰帯域の減衰量が可変のディジタルフィルタの設計方法であって、
(a)前記ディジタルフィルタの理想振幅特性に基づいて、前記ディジタルフィルタのフィルタ係数を、前記少なくとも一つの減衰帯域の減衰量を指定するパラメータを含む所定の演算式で近似する工程と、
(b)前記演算式を用いて前記フィルタ係数を求める工程と
を備え、
前記工程(b)は、
(b−1)前記パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更する工程を含み、
前記工程(b−1)を実行することによって、前記少なくとも一つの減衰帯域の減衰量が、前記パラメータで指定される所望の減衰量へと変更される、ディジタルフィルタの設計方法。 - 振幅特性の阻止域の開始周波数が可変のディジタルフィルタの設計方法であって、
(a)前記ディジタルフィルタの理想振幅特性に基づいて、前記ディジタルフィルタのフィルタ係数を、前記阻止域の開始周波数を指定するパラメータを含む所定の演算式で近似する工程と、
(b)前記演算式を用いて前記フィルタ係数を求める工程と
を備え、
前記工程(b)は、
(b−1)前記パラメータの値を前記演算式に代入して前記フィルタ係数を変更する工程を含み、
前記工程(b−1)を実行することによって、前記阻止域の開始周波数が、前記パラメータで指定される所望の周波数へと変更される、ディジタルフィルタの設計方法。
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