JP2004314515A - 印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印伝による印刷手法を踏襲しながら、従来の印伝による印刷手法によって製造される製品を超えた美しさを得ることが可能な印伝風の印刷方法を提供すること。
【解決手段】インクによって印刷基材に細かい粒による任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、漆にアングルインクを混入させたもの、あるいはアングルインクに膠用の接着剤を混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としており、これにより、見る角度によって色が変化する玉虫色のような表現ができる製品を作ることができるために、従来の印伝の手法により製造される製品の美しさを超えた美しさを備えた製品を作ることができるとともに、スクリーン印刷の手法を用いることにより、いわゆる職人芸を必要とすること無く、低価格の製品を製造することも可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】インクによって印刷基材に細かい粒による任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、漆にアングルインクを混入させたもの、あるいはアングルインクに膠用の接着剤を混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としており、これにより、見る角度によって色が変化する玉虫色のような表現ができる製品を作ることができるために、従来の印伝の手法により製造される製品の美しさを超えた美しさを備えた製品を作ることができるとともに、スクリーン印刷の手法を用いることにより、いわゆる職人芸を必要とすること無く、低価格の製品を製造することも可能である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷方法に係り、より詳しくは、アングルインクを主体としたインクを用いて、印刷基材に印伝風の印刷を施すことを特徴とした印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、わが国においては、古くから、印伝という印刷手法が存在しており、この印伝は、戦国時代の甲冑等にも用いられていた。
【0003】
ここで、印伝とは、主に鹿皮を印刷基材として用いて、この鹿皮に、漆を用いて模様を施す手法であり、模様を施すに際しては、漆によって、細かい丸い粒によって形成される各種の模様を施すことを特徴としており、見た目の美しさゆえに、前記戦国時代における武将の武具のほかに、現代では、ハンドバッグ、ベルト、草履等にも用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この印伝による印刷手法は、前述のように古くから用いられているものであるために、その手法は古来より変わることが無く、そのために、丈夫で美しい製品を製造することが可能である一方、古来からの美しさを超えるものを作ることは不可能であるとともに、いわゆる職人芸を必要としており、高価なものにならざるを得なかった。
【0005】
そこで、本発明は、印伝による印刷手法を踏襲しながら、従来の印伝による印刷手法によって製造される製品を超えた美しさを得るとともに、低コストで製造すること可能な印伝風の印刷方法を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷方法は、インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としており、及び、インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、アングルインクに接着剤を混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としている。
【0007】
本発明では、印刷基材上に、インクの細かい粒によって任意の模様を印刷する印伝の手法を踏襲しつつ、前記インクとしては、漆にアングルインクを混入したものを用い、あるいは、アングルインクに膠等の接着剤を混入したものを用いている。
【0008】
即ち、アングルインクとは、一般的に、見る角度によって色が変化することを特徴とするインクであるが、本発明では、このアングルインクを漆に混ぜ合わせたもの、あるいはアングルインクに膠等の接着剤を混ぜ合わせたものを用いているために、これによって印刷された製品では、印伝の手法による美しさに加えて、見る角度によってその色が変わるために、従来の印伝手法による製品と比較して、より美しい製品とすることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の印刷方法では、まず、漆にアングルインクを混入させたインクを用いて、印刷基材に対して、このインクによって、細かい粒の集合により形成される任意の模様を形成し、これによって印刷基材に印刷を施す。
【0010】
ここで、前記インクとしては、漆にアングルインクを混入させたインクのほかに、アングルインクを主体にして、これに、膠等の接着剤を混ぜたものを用いても良く、これによりコストを抑えることが可能となる。
【0011】
また、細かいインクの粒により形成される任意の模様を印刷する方法としては、例えば、細かいインクの粒により形成される任意の模様を印刷パターンとして形成したスクリーンを用いて、スクリーン印刷の手法により行なうとよく、これにより、いわゆる職人技を必要とせずに、印刷基材に印伝風の印刷を施すことが可能となる。
【0012】
【実施例】
本発明の印刷方法の実施例について説明すると、本実施例の印刷方法では、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものをインクとして用いて、このインクによって、印刷基材に任意の模様を描くことにより印刷を行う。
【0013】
そしてこのとき、本実施例の印刷方法では、従来から印伝の手法として用いられていたように、インクの細かい粒の集合により任意の模様を形成するようにして、印刷基材に対して任意の模様の印刷を施す。
【0014】
この細かい粒の集合による印刷方法に関しては特に限定はされないが、例えば、シルク印刷等のスクリーン印刷手法を採用し、スクリーンにインクをのせた際に、細かいインクの粒の集合により形成される模様が印刷基材に印刷されるようなパターンをスクリーンに形成しておくとよく、これにより、容易に、印伝風の印刷を施すことが可能となる。
【0015】
即ち、図1はこの印刷工程を説明するための図であり、図において1は、作業台4上に固定された印刷基材である。そして、この印刷基材1の上側には、所望する印刷パターンが形成された、シルク等の、インクを通過可能なスクリーン2が可動自在に備えられている。
【0016】
また、このスクリーン2の上部には、前記スクリーン2を介して印刷基材1にインクを塗布することを可能とした、略円柱形状のローラー3が、移動自在に備えられており、このローラー3にインクを付着させた後に、このローラー3をスクリーン2に当接するとともに、当接させた状態でスクリーン2上を移動することで、印刷基材1にインクを塗布することを可能としている。
【0017】
ここで、図2は、前記スクリーン2の平面を示す図であり、図において201はインクを通過させるための通過部であり、本実施例においては、従来から用いられているスクリーン印刷の手法を採用し、即ち、スクリーン2における前記通過部201以外の部分をマスクし、これにより、通過部201のみにインクを通過可能としている。
【0018】
そして、本実施例においては、細かい小さな粒状の通過部201を多数個形成するとともに、この多数個形成した通過部201により印刷パターン202を形成している。そのため、インクを付着させたローラー3をスクリーン2に当接するとともに、当接させた状態でスクリーン2上を移動させると、通過部201の部分のみをインクが通過し、これにより、印刷基材1上には、細かい粒による任意の模様を印刷することが可能となる。
【0019】
従って、本実施例の印刷方法によれば、手間のかかる方法を用いることなく、またいわゆる職人芸を必要とすることなく、印伝風の印刷を行うことが可能となる。
【0020】
また、本実施例においては、漆にアングルインクを混ぜ合わせたインクを用いているために、漆の持つ美しさに加えて、見る角度により色が変わる玉虫色のような模様を印刷することが可能となる。
【0021】
なお、一般的に印伝では、鹿皮を印刷基材として用いているが、本実施例における印刷基材としては、特に鹿皮に限定されるものではなく、紙、木、鉄、非鉄金属、樹脂、布、人工皮革等、インクを塗布することが可能なものであればいずれでもよい。
【0022】
また、通過部201の形状としても、一般的に印伝に用いられている丸形状のほかに、星型、三角等、任意の形状でよく、この通過部201により形成される模様も任意の模様でよい。
【0023】
更に、前述の実施例では、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものを用いて印刷を行う場合について説明したが、必ずしも漆を用いることはない。即ち、本発明の印刷方法では、細かい粒により模様を形成するという印伝の手法を踏襲しつつ、この手法により製造される模様の美しさを超えた美しさを実現することを目的としているため、用いるインクとしては漆に限定されない。
【0024】
従って、例えば、漆を用いずに、アングルインクを主体にして、このアングルインクに膠、化学のり等の接着剤を混入したインクを用いてもよく、本発明者の実験によると、このようなアングルインクを主体にしたインクを用いた場合であっても、漆塗りのような高級感が出るとともに、玉虫色のような表現が可能であり従来の印伝をこえた製品を作ることが可能であるとともに、更に、このアングルインクに接着剤としての膠、化学のり等を混ぜ合わせることによって、印刷基材にアングルインクを丈夫に塗布することが可能であった。
【0025】
このように、本発明によれば、従来の印伝を超えた美しい製品を作ることができるとともに、印伝の手法を用いた場合と比較して、複雑な作業を必要とすることもない印刷方法を得ることが可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明の印刷方法は以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0027】
本発明の印刷方法は、インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としており、及び、インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、アングルインクに接着剤を混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としている。
【0028】
このように、本発明では、印刷基材上に、インクの細かい粒によって形成される任意の模様を印刷する印伝の手法を踏襲しつつ、前記インクとしては、漆にアングルインクを混入したもの、あるいは、アングルインクに膠等の接着剤を混入したものを用いている。
【0029】
従って、本発明によれば、印伝手法による美しさに加えて、見る角度によってその色が変わる製品を製造することが可能であるために、従来の印伝手法による製品と比較して、より美しい製品とすることが可能である。
【0030】
また、印刷の方法としてスクリーン印刷の手法を採用することにより、いわゆる職人芸を必要とすること無く印伝風の印刷を行なうことができ、低価格の製品を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷方法の実施例を説明するための工程図である。
【図2】本発明の印刷方法の実施例に用いられるスクリーンを説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 印刷基材
2 スクリーン
201 通過部
202 印刷パターン
3 ローラー
4 作業台
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷方法に係り、より詳しくは、アングルインクを主体としたインクを用いて、印刷基材に印伝風の印刷を施すことを特徴とした印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、わが国においては、古くから、印伝という印刷手法が存在しており、この印伝は、戦国時代の甲冑等にも用いられていた。
【0003】
ここで、印伝とは、主に鹿皮を印刷基材として用いて、この鹿皮に、漆を用いて模様を施す手法であり、模様を施すに際しては、漆によって、細かい丸い粒によって形成される各種の模様を施すことを特徴としており、見た目の美しさゆえに、前記戦国時代における武将の武具のほかに、現代では、ハンドバッグ、ベルト、草履等にも用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この印伝による印刷手法は、前述のように古くから用いられているものであるために、その手法は古来より変わることが無く、そのために、丈夫で美しい製品を製造することが可能である一方、古来からの美しさを超えるものを作ることは不可能であるとともに、いわゆる職人芸を必要としており、高価なものにならざるを得なかった。
【0005】
そこで、本発明は、印伝による印刷手法を踏襲しながら、従来の印伝による印刷手法によって製造される製品を超えた美しさを得るとともに、低コストで製造すること可能な印伝風の印刷方法を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷方法は、インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としており、及び、インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、アングルインクに接着剤を混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としている。
【0007】
本発明では、印刷基材上に、インクの細かい粒によって任意の模様を印刷する印伝の手法を踏襲しつつ、前記インクとしては、漆にアングルインクを混入したものを用い、あるいは、アングルインクに膠等の接着剤を混入したものを用いている。
【0008】
即ち、アングルインクとは、一般的に、見る角度によって色が変化することを特徴とするインクであるが、本発明では、このアングルインクを漆に混ぜ合わせたもの、あるいはアングルインクに膠等の接着剤を混ぜ合わせたものを用いているために、これによって印刷された製品では、印伝の手法による美しさに加えて、見る角度によってその色が変わるために、従来の印伝手法による製品と比較して、より美しい製品とすることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の印刷方法では、まず、漆にアングルインクを混入させたインクを用いて、印刷基材に対して、このインクによって、細かい粒の集合により形成される任意の模様を形成し、これによって印刷基材に印刷を施す。
【0010】
ここで、前記インクとしては、漆にアングルインクを混入させたインクのほかに、アングルインクを主体にして、これに、膠等の接着剤を混ぜたものを用いても良く、これによりコストを抑えることが可能となる。
【0011】
また、細かいインクの粒により形成される任意の模様を印刷する方法としては、例えば、細かいインクの粒により形成される任意の模様を印刷パターンとして形成したスクリーンを用いて、スクリーン印刷の手法により行なうとよく、これにより、いわゆる職人技を必要とせずに、印刷基材に印伝風の印刷を施すことが可能となる。
【0012】
【実施例】
本発明の印刷方法の実施例について説明すると、本実施例の印刷方法では、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものをインクとして用いて、このインクによって、印刷基材に任意の模様を描くことにより印刷を行う。
【0013】
そしてこのとき、本実施例の印刷方法では、従来から印伝の手法として用いられていたように、インクの細かい粒の集合により任意の模様を形成するようにして、印刷基材に対して任意の模様の印刷を施す。
【0014】
この細かい粒の集合による印刷方法に関しては特に限定はされないが、例えば、シルク印刷等のスクリーン印刷手法を採用し、スクリーンにインクをのせた際に、細かいインクの粒の集合により形成される模様が印刷基材に印刷されるようなパターンをスクリーンに形成しておくとよく、これにより、容易に、印伝風の印刷を施すことが可能となる。
【0015】
即ち、図1はこの印刷工程を説明するための図であり、図において1は、作業台4上に固定された印刷基材である。そして、この印刷基材1の上側には、所望する印刷パターンが形成された、シルク等の、インクを通過可能なスクリーン2が可動自在に備えられている。
【0016】
また、このスクリーン2の上部には、前記スクリーン2を介して印刷基材1にインクを塗布することを可能とした、略円柱形状のローラー3が、移動自在に備えられており、このローラー3にインクを付着させた後に、このローラー3をスクリーン2に当接するとともに、当接させた状態でスクリーン2上を移動することで、印刷基材1にインクを塗布することを可能としている。
【0017】
ここで、図2は、前記スクリーン2の平面を示す図であり、図において201はインクを通過させるための通過部であり、本実施例においては、従来から用いられているスクリーン印刷の手法を採用し、即ち、スクリーン2における前記通過部201以外の部分をマスクし、これにより、通過部201のみにインクを通過可能としている。
【0018】
そして、本実施例においては、細かい小さな粒状の通過部201を多数個形成するとともに、この多数個形成した通過部201により印刷パターン202を形成している。そのため、インクを付着させたローラー3をスクリーン2に当接するとともに、当接させた状態でスクリーン2上を移動させると、通過部201の部分のみをインクが通過し、これにより、印刷基材1上には、細かい粒による任意の模様を印刷することが可能となる。
【0019】
従って、本実施例の印刷方法によれば、手間のかかる方法を用いることなく、またいわゆる職人芸を必要とすることなく、印伝風の印刷を行うことが可能となる。
【0020】
また、本実施例においては、漆にアングルインクを混ぜ合わせたインクを用いているために、漆の持つ美しさに加えて、見る角度により色が変わる玉虫色のような模様を印刷することが可能となる。
【0021】
なお、一般的に印伝では、鹿皮を印刷基材として用いているが、本実施例における印刷基材としては、特に鹿皮に限定されるものではなく、紙、木、鉄、非鉄金属、樹脂、布、人工皮革等、インクを塗布することが可能なものであればいずれでもよい。
【0022】
また、通過部201の形状としても、一般的に印伝に用いられている丸形状のほかに、星型、三角等、任意の形状でよく、この通過部201により形成される模様も任意の模様でよい。
【0023】
更に、前述の実施例では、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものを用いて印刷を行う場合について説明したが、必ずしも漆を用いることはない。即ち、本発明の印刷方法では、細かい粒により模様を形成するという印伝の手法を踏襲しつつ、この手法により製造される模様の美しさを超えた美しさを実現することを目的としているため、用いるインクとしては漆に限定されない。
【0024】
従って、例えば、漆を用いずに、アングルインクを主体にして、このアングルインクに膠、化学のり等の接着剤を混入したインクを用いてもよく、本発明者の実験によると、このようなアングルインクを主体にしたインクを用いた場合であっても、漆塗りのような高級感が出るとともに、玉虫色のような表現が可能であり従来の印伝をこえた製品を作ることが可能であるとともに、更に、このアングルインクに接着剤としての膠、化学のり等を混ぜ合わせることによって、印刷基材にアングルインクを丈夫に塗布することが可能であった。
【0025】
このように、本発明によれば、従来の印伝を超えた美しい製品を作ることができるとともに、印伝の手法を用いた場合と比較して、複雑な作業を必要とすることもない印刷方法を得ることが可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明の印刷方法は以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0027】
本発明の印刷方法は、インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としており、及び、インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、アングルインクに接着剤を混ぜ合わせたものを用いたことを特徴としている。
【0028】
このように、本発明では、印刷基材上に、インクの細かい粒によって形成される任意の模様を印刷する印伝の手法を踏襲しつつ、前記インクとしては、漆にアングルインクを混入したもの、あるいは、アングルインクに膠等の接着剤を混入したものを用いている。
【0029】
従って、本発明によれば、印伝手法による美しさに加えて、見る角度によってその色が変わる製品を製造することが可能であるために、従来の印伝手法による製品と比較して、より美しい製品とすることが可能である。
【0030】
また、印刷の方法としてスクリーン印刷の手法を採用することにより、いわゆる職人芸を必要とすること無く印伝風の印刷を行なうことができ、低価格の製品を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷方法の実施例を説明するための工程図である。
【図2】本発明の印刷方法の実施例に用いられるスクリーンを説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 印刷基材
2 スクリーン
201 通過部
202 印刷パターン
3 ローラー
4 作業台
Claims (3)
- インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、漆にアングルインクを混ぜ合わせたものを用いたことを特徴とする印刷方法。
- インクによって印刷基材に細かい粒により形成される任意の模様を印刷する印刷方法であって、前記インクとして、アングルインクに接着剤を混ぜ合わせたものを用いたことを特徴とする印刷方法。
- スクリーン印刷の手法を用いて、印刷基材に、細かい粒により形成される任意の模様を印刷することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003113668A JP2004314515A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | 印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003113668A JP2004314515A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | 印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004314515A true JP2004314515A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33473495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003113668A Pending JP2004314515A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | 印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004314515A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008182367A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Ishida Co Ltd | ノイズ除去装置、重量測定装置、ノイズ除去方法、及びディジタルフィルタの設計方法 |
EP3470233A1 (en) | 2017-10-16 | 2019-04-17 | Mimaki Engineering Co., Ltd. | Manufacturing method for printed matter with three-dimensional pattern |
-
2003
- 2003-04-18 JP JP2003113668A patent/JP2004314515A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008182367A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Ishida Co Ltd | ノイズ除去装置、重量測定装置、ノイズ除去方法、及びディジタルフィルタの設計方法 |
US8392493B2 (en) | 2007-01-23 | 2013-03-05 | Ishida Co., Ltd. | Noise canceling device, weighing device, method of canceling a noise, and method of designing a digital filter |
EP3470233A1 (en) | 2017-10-16 | 2019-04-17 | Mimaki Engineering Co., Ltd. | Manufacturing method for printed matter with three-dimensional pattern |
US10787013B2 (en) | 2017-10-16 | 2020-09-29 | Mimaki Engineering Co., Ltd. | Manufacturing method for printed matter with three-dimensional pattern |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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