JP2008179004A - ハニカム板、およびその形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハニカム板を主構成しているハニカム構造体におけるそのセルの孔芯方向での端面に凹部が容易に形成できるようにして、ハニカム板をより多目的に適用できるようにする。
【解決手段】ハニカム板1は、多数のセル2が形成されたハニカム構造体3と、各セル2の孔芯方向Aにおけるハニカム構造体3の一端側の端面5を覆うようこの端面5に取り付けられる端面板6とを備える。各セル2を、それぞれ屈曲した薄い厚さ寸法の隔壁11により形成する。ハニカム構造体3の端面5側を形成する各隔壁11の部分12を塑性変形させることにより、端面5側に凹部14,30が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ハニカム板1は、多数のセル2が形成されたハニカム構造体3と、各セル2の孔芯方向Aにおけるハニカム構造体3の一端側の端面5を覆うようこの端面5に取り付けられる端面板6とを備える。各セル2を、それぞれ屈曲した薄い厚さ寸法の隔壁11により形成する。ハニカム構造体3の端面5側を形成する各隔壁11の部分12を塑性変形させることにより、端面5側に凹部14,30が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ハニカム板を主構成しているハニカム構造体におけるそのセルの孔芯方向での一端側の端面に、この端面側の部分を塑性変形させることにより、凹部を形成したハニカム板、およびその形成方法に関するものである。
上記ハニカム板には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、上記ハニカム板は、多数のセルが形成されたハニカム構造体と、上記各セルの孔芯方向における上記ハニカム構造体の一端側の端面を覆うようこの端面に取り付けられる端面板とを備えている。上記各セルは、それぞれ屈曲した薄板である隔壁により形成され、上記各セルの横断面は互いに同大の六角形状をなし、これらセルは規則正しく配列されている。
また、上記ハニカム構造体は、全体として平板形状をなし、上記孔芯方向での厚さ寸法は、このハニカム構造体の面方向の各部で互いに一定とされている。そして、上記ハニカム板は、家具用の天井板に適用されている。
特開2005−137714号公報
ところで、上記したように、ハニカム板は、通常、全体として平板形状をなし、剛性が大きいものである。このため、このハニカム板を、例えば、椅子の着座部に適用したとすると、この着座部への座り心地は悪いものと考えられる。
そこで、上記ハニカム板の着座部に着座者の臀部を支持する円弧凹状の凹部を形成して、上記座り心地を向上させることが考えられる。しかし、前記したように、ハニカム構造体には多数のセルが形成されており、これら各セルは、それぞれ屈曲した薄い板材製の隔壁により形成されている。このため、上記ハニカム構造体を含む上記ハニカム板の着座部に、上記のような凹部を形成することは極めて困難である。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、ハニカム板を主構成しているハニカム構造体におけるそのセルの孔芯方向での端面に凹部が容易に形成できるようにして、上記ハニカム板をより多目的に適用できるようにすることである。
請求項1の発明は、多数のセル2が形成されたハニカム構造体3と、上記各セル2の孔芯方向Aにおける上記ハニカム構造体3の一端側の端面5を覆うようこの端面5に取り付けられる端面板6とを備え、上記各セル2を、それぞれ屈曲した薄い厚さ寸法の隔壁11により形成したハニカム板において、
上記ハニカム構造体3の上記端面5側を形成する各隔壁11の部分12を塑性変形させることにより、上記端面5側に凹部14,30が形成されていることを特徴とするハニカム板である。
上記ハニカム構造体3の上記端面5側を形成する各隔壁11の部分12を塑性変形させることにより、上記端面5側に凹部14,30が形成されていることを特徴とするハニカム板である。
請求項2の発明は、上記各隔壁11の部分12が、上記孔芯方向Aでジグザグ状に屈曲するよう塑性変形させられていることを特徴とする請求項1に記載のハニカム板である。
請求項3の発明は、特に、図4,5,7,8に例示するように、上記凹部14,30に嵌入され、この凹部14,30の内面に固定されて上記ハニカム構造体3を補強する補強材31が設けられたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載のハニカム板である。
請求項4の発明は、請求項1のハニカム板1を形成するハニカム板の形成方法であって、
上記ハニカム構造体3の上記端面5側に、このハニカム構造体3の端面5側の外方から型27により外力Fを与え、この外力Fにより上記隔壁11の部分12を塑性変形させることにより上記凹部14,30を形成するようにしたことを特徴とするハニカム板の形成方法である。
上記ハニカム構造体3の上記端面5側に、このハニカム構造体3の端面5側の外方から型27により外力Fを与え、この外力Fにより上記隔壁11の部分12を塑性変形させることにより上記凹部14,30を形成するようにしたことを特徴とするハニカム板の形成方法である。
請求項5の発明は、特に、図5,6に例示するように、上記ハニカム構造体3の上記端面5側に対し上記型27により直接外力Fを与えて上記凹部14を形成し、上記型27を上記ハニカム構造体3を補強する補強材31として、上記凹部14の内面に固定するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のハニカム板の形成方法である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、多数のセルが形成されたハニカム構造体と、上記各セルの孔芯方向における上記ハニカム構造体の一端側の端面を覆うようこの端面に取り付けられる端面板とを備え、上記各セルを、それぞれ屈曲した薄い厚さ寸法の隔壁により形成したハニカム板において、
上記ハニカム構造体の上記端面側を形成する各隔壁の部分を塑性変形させることにより、上記端面側に凹部が形成されていることを特徴とするハニカム板である。
上記ハニカム構造体の上記端面側を形成する各隔壁の部分を塑性変形させることにより、上記端面側に凹部が形成されていることを特徴とするハニカム板である。
このため、上記凹部の形成は、薄い厚さ寸法の上記各隔壁の部分に対し、型などを用い外力を与えて単に塑性変形させることにより達成されることから、種々の形状の凹部の形成が容易にできる。そして、このような種々の形状の凹部の形成により、上記ハニカム板を所望形状とできることから、このハニカム板をより多目的に適用できる。
請求項2の発明は、上記各隔壁の部分が、上記孔芯方向でジグザグ状に屈曲するよう塑性変形させられていることを特徴とする請求項1に記載のハニカム板である。
このため、上記各隔壁の部分を塑性変形させる場合に、この部分を例えば単にL字形状に屈曲させることに比べて、上記した各隔壁の部分における強度はある程度大きく維持することができる。よって、上記凹部を形成したものでありながら、上記ハニカム板の強度低下が防止されて、強度上好ましい。
請求項3の発明は、上記凹部に嵌入され、この凹部の内面に固定されて上記ハニカム構造体を補強する補強材が設けられたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載のハニカム板である。
このため、上記ハニカム板を全体として平板形状に保ったままで、このハニカム板の強度を向上させることが可能となる。よって、平板形状であって強度が要求される家具や机の天板などに上記ハニカム板を適用でき、このため、このハニカム板をより多目的に適用できる。
請求項4の発明は、請求項1のハニカム板を形成するハニカム板の形成方法であって、
上記ハニカム構造体の上記端面側に、このハニカム構造体の端面側の外方から型により外力を与え、この外力により上記隔壁の部分を塑性変形させることにより上記凹部を形成するようにしたことを特徴とするハニカム板の形成方法である。
上記ハニカム構造体の上記端面側に、このハニカム構造体の端面側の外方から型により外力を与え、この外力により上記隔壁の部分を塑性変形させることにより上記凹部を形成するようにしたことを特徴とするハニカム板の形成方法である。
このため、上記凹部の形成に型を用いたことにより、所望形状の凹部が、より容易にできる。
請求項5の発明は、上記ハニカム構造体の上記端面側に対し上記型により直接外力を与えて上記凹部を形成し、上記型を上記ハニカム構造体を補強する補強材として、上記凹部の内面に固定するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のハニカム板の形成方法である。
このため、上記ハニカム構造体を補強するための補強材がこのハニカム構造体に凹部を形成するための型として用いられたのであり、このため、第1に、上記型と補強材とを個別に準備しないで足りる分、補強材を有するハニカム板の形成が容易にできる。
また、第2に、上記補強材を型として用いることにより形成した凹部への上記補強材の嵌入は、極めて精度良くでき、かつ、この嵌入時のハニカム構造体に対する補強材の位置決めも高精度にできる。よって、上記ハニカム構造体と補強材との組み付け作業が容易にでき、その分、ハニカム板の形成が更に容易にできる。
本発明のハニカム板に関し、ハニカム板を主構成しているハニカム構造体におけるそのセルの孔芯方向での端面に凹部が容易に形成できるようにして、上記ハニカム板をより多目的に適用できるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、ハニカム板は、多数のセルが形成されたハニカム構造体と、上記各セルの孔芯に沿った孔芯方向における上記ハニカム構造体の一端側の端面を覆うようこの端面に取り付けられる端面板とを備えている。上記各セルは、それぞれ屈曲した薄い厚さ寸法の隔壁により形成されている。上記ハニカム構造体の上記端面側を形成する各隔壁の部分を塑性変形させることにより、上記端面側に凹部が形成されている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1−3に従って説明する。
図において、符号1はハニカム板であり、このハニカム板1は、椅子の着座部に適用されるものである。
上記ハニカム板1は、このハニカム板1を主構成し多数のセル2が形成されたハニカム構造体3と、上記各セル2の孔芯4に沿った孔芯方向Aにおける上記ハニカム構造体3の一端側の端面5を覆うようこの端面5に接着剤により取り付けられる端面板6と、上記ハニカム構造体3の他端側の他端面7を覆うようこの他端面7に接着剤により取り付けられる他端面板8とを備えている。上記ハニカム構造体3、端面板6、および他端面板8はアルミ合金板、ステンレスなどの鋼板など板金製とされている。
上記各セル2は、それぞれ屈曲した薄板である隔壁11により形成され、上記各セル2の横断面は互いに同大の六角形状をなし、これらセル2は蜂の巣のように規則正しく配列されている。
上記端面板6と他端面板8とは、厚さ寸法(T)が1mm−3mmとされる。また、上記隔壁11の厚さ寸法(t)は、0.1mm−0.2mmとされるが、通常、0.076mmとされる。つまり、0.2≧t/T≧0.03が好ましい。
上記孔芯方向Aに沿った視線でみて(図1)、上記ハニカム構造体3の上記端面5のうちの中央部に相当する部分10において、この端面5側の上記各隔壁11の部分12が塑性変形させられることにより、上記端面5側に円弧凹形状の凹部14が形成されている。上記端面5のうちの外縁部に相当する他部分15と、上記ハニカム構造体3の上記他端面7側の上記各隔壁11の他部分16とは、塑性変形されないまま(未変形)で残されている。
図3において、塑性変形された上記各隔壁11の部分12は、上記孔芯方向Aで規則正しいジグザグ状に屈曲するよう塑性変形させられている。この塑性変形により形成された各屈曲部19は上記孔芯方向Aで互いに重ね合わされている。上記屈曲部19の個数は、上記孔芯方向Aでの1cm当り12−24個とされる。
上記孔芯方向Aに沿った視線でみて(図1)、上記端面板6のうちの中央部に相当する部分21は全体として円弧形状となるよう形成されている。この端面板6の部分21における円弧凸状側の面22は、上記ハニカム構造体3の端面5の凹部14に嵌合されて、この凹部14の内面に全体的に接合されている。また、上記端面板6のうちの外縁部に相当する他部分23は、上記ハニカム構造体3の端面5の他部分15に全体的に接合されている。一方、上記端面板6の部分21における円弧凹状側の他面24は、着座者の臀部を支持する着座面とされている。
図2において、上記ハニカム板1の形成方法につき説明する。
まず、上記凹部14を形成する以前の全体として平板形状のハニカム構造体3を形成する。このハニカム構造体3の形成方法は、前記従来の技術にも示されているように公知のものである。次に、このハニカム構造体3の他端面7に上記他端面板8を接着剤などにより取り付ける。次に、上面が水平に延びる支持台26上に上記他端面板8が面接触するようハニカム構造体3を設置する。次に、このハニカム構造体3の端面5側に、このハニカム構造体3の端面5側の外方(上方)から、孔芯方向Aで型27により外力Fを与える。そして、この外力Fにより、上記隔壁11の部分12を塑性変形させることにより、上記凹部14を形成(プレス加工)する。
一方、上記円弧形状を有する端面板6を形成(プレス加工)し、この端面板6を上記ハニカム構造体3の端面5に接着剤などにより取り付ければ、ハニカム板1の形成ができる。
なお、上記ハニカム板1は、次のように形成してもよい。
即ち、上記凹部14を形成する以前のハニカム構造体3の端面5に端面板6を取り付けると共に、上記ハニカム構造体3の他端面7に他端面板8を取り付ける。次に、上記端面板6が上面となるよう上記支持台26上に上記ハニカム構造体3を設置する(図2中二点鎖線)。次に、このハニカム構造体3の端面5側に、このハニカム構造体3の端面5側の外方(上方)から型27により外力Fを与える。そして、この外力Fにより、上記端面板6の部分21を円弧形状となるよう形成(プレス加工)すると共に、この端面板6の部分21を介し上記隔壁11の部分12を塑性変形させることにより、上記凹部14を形成(プレス加工)すれば、上記ハニカム板1の形成ができる。
上記構成によれば、ハニカム構造体3の上記端面5側を形成する各隔壁11の部分12を塑性変形させることにより、上記端面5側に凹部14,30が形成されている。
このため、上記凹部14の形成は、薄い厚さ寸法の上記各隔壁11の部分12に対し、型27などを用い外力Fを与えて単に塑性変形させることにより達成されることから、種々の形状の凹部14の形成が容易にできる。そして、このような種々の形状の凹部14の形成により、上記ハニカム板1を所望形状とできることから、このハニカム板1をより多目的に適用できる。
また、前記したように、各隔壁11の部分12が、上記孔芯方向Aでジグザグ状に屈曲するよう塑性変形させられている。
このため、上記各隔壁11の部分12を塑性変形させる場合に、この部分12を例えば単にL字形状に屈曲させることに比べて、上記した各隔壁11の部分12における強度はある程度大きく維持することができる。よって、上記凹部14を形成したものでありながら、上記ハニカム板1の強度低下が防止されて、強度上好ましい。
また、前記したように、ハニカム板1を形成するハニカム板の形成方法であって、
上記ハニカム構造体3の上記端面5側に、このハニカム構造体3の端面5側の外方から型27により外力Fを与え、この外力Fにより上記隔壁11の部分12を塑性変形させることにより上記凹部14,30を形成するようにしている。
上記ハニカム構造体3の上記端面5側に、このハニカム構造体3の端面5側の外方から型27により外力Fを与え、この外力Fにより上記隔壁11の部分12を塑性変形させることにより上記凹部14,30を形成するようにしている。
このため、上記凹部14の形成に型27を用いたことにより、所望形状の凹部14が、より容易にできる。
なお、以上は図示の例によるが、ハニカム板1は、アラミド、樹脂、紙などを材料にしてもよい。また、上記ハニカム板1は上下が逆であってもよく、縦向きにしてもよい。また、上記凹部14は直方体形状や溝形状のようなものであってもよい。
以下の図4−図8は、実施例2−4を示している。これら各実施例は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら各実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図4に従って説明する。
図4において、上記ハニカム構造体3の他端面7には、他の凹部30が形成されている。そして、各凹部14,30には、これら各凹部14,30にそれぞれ金属製の補強材31が密に嵌入されている。上記孔芯方向Aで上記ハニカム構造体3を貫通して、上記両補強材31を互いに締結させる締結具32が設けられている。これにより、上記各補強材31は上記凹部14,30の内面に固定され、これにより、上記ハニカム構造体3が補強されている。
上記凹部14に嵌入された補強材31の外面は上記ハニカム構造体3の端面5の他部分15と面一とされている。そして、これらハニカム構造体3の端面5の他部分15と補強材31の外面とに跨るように平坦形状の端面板6が面接触させられ、それぞれに取り付けられている。また、上記他の凹部30に嵌入された他の補強材31についても、上記した補強材31に関する構成と同様の構成とされている。
上記構成によれば、凹部14,30に嵌入され、この凹部14,30の内面に固定されて上記ハニカム構造体3を補強する補強材31が設けられている。
このため、上記ハニカム板1を全体として平板形状に保ったままで、このハニカム板1の強度を向上させることが可能となる。よって、平板形状であって強度が要求される家具や机の天板などに上記ハニカム板1を適用でき、このため、このハニカム板1をより多目的に適用できる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例3を添付の図5,6に従って説明する。
図5において、符号35は机であり、この机35は天板36と、この天板36に締結具37により固着される脚38とを備えている。
上記天板36は、ハニカム板1により構成されている。このハニカム板1のハニカム構造体3は、直方体形状の凹部14と、この凹部14に密に嵌入される補強材31とを備えている。この補強材31が利用されて、上記締結具37により天板36に脚38が強固に固着されている。
図6において、上記ハニカム板1の形成方法につき説明する。
まず、上記凹部14を形成する以前の全体として平板形状のハニカム構造体3を形成する。次に、このハニカム構造体3の他端面7に上記他端面板8を取り付ける。次に、上面が水平に延びる支持台26上に上記他端面板8が面接触するようハニカム構造体3を設置する。次に、このハニカム構造体3の端面5側に対し、このハニカム構造体3の端面5側の外方(上方)から、プレス機39を用い孔芯方向Aで型27により直接外力Fを与える。そして、この外力Fにより、上記隔壁11の部分12を塑性変形させることにより、上記型27と同形同大の凹部14を形成する。
ここで、上記型27を上記ハニカム構造体3を補強する補強材31として、上記凹部14の内面に締結具32により固定する。すると、上記ハニカム板1が形成される。
上記構成によれば、ハニカム構造体3を補強するための補強材31がこのハニカム構造体3に凹部14を形成するための型27として用いられたのであり、このため、第1に、上記型27と補強材31とを個別に準備しないで足りる分、補強材31を有するハニカム板1の形成が容易にできる。
また、第2に、上記補強材31を型27として用いることにより形成した凹部14への上記補強材31の嵌入は、極めて精度良くでき、かつ、この嵌入時のハニカム構造体3に対する補強材31の位置決めも高精度にできる。よって、上記ハニカム構造体3と補強材31との組み付け作業が容易にでき、その分、ハニカム板1の形成が更に容易にできる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例34を添付の図7,8に従って説明する。
図において、符号40は負圧を利用した吸着盤である。この吸着盤40は、平坦形状の液晶パネルなどのワーク41を空気42の吸引により吸着して(図7中一点鎖線)、所望位置にまで搬送可能とするものである。
上記吸着盤40は、前記実施例3におけるハニカム板1を上下逆にしたハニカム板1を備えている。このハニカム板1のハニカム構造体3の他端面7には溝形状の凹部14が型により形成(プレス加工)されている。また、上記端面板6や補強材31には上記ハニカム板1の下方域に向かって開口する複数の吸気孔43が形成され、これら吸気孔43は上記セル2を通して上記凹部14に連通している。また、上記凹部14は吸気パイプ44を通し不図示の吸引ポンプに連通させられている。
そして、上記吸引ポンプの作動により上記空気42を吸引すれば、上記ハニカム板1の端面板6の下面に上記したようにワーク41が吸着されるようになっている。
1 ハニカム板
2 セル
3 ハニカム構造体
4 孔芯
5 端面
6 端面板
7 他端面
8 他端面板
10 部分
11 隔壁
12 部分
14 凹部
15 他部分
16 他部分
19 屈曲部
27 型
30 凹部
31 補強材
A 孔芯方向
F 外力
2 セル
3 ハニカム構造体
4 孔芯
5 端面
6 端面板
7 他端面
8 他端面板
10 部分
11 隔壁
12 部分
14 凹部
15 他部分
16 他部分
19 屈曲部
27 型
30 凹部
31 補強材
A 孔芯方向
F 外力
Claims (5)
- 多数のセルが形成されたハニカム構造体と、上記各セルの孔芯方向における上記ハニカム構造体の一端側の端面を覆うようこの端面に取り付けられる端面板とを備え、上記各セルを、それぞれ屈曲した薄い厚さ寸法の隔壁により形成したハニカム板において、
上記ハニカム構造体の上記端面側を形成する各隔壁の部分を塑性変形させることにより、上記端面側に凹部が形成されていることを特徴とするハニカム板。 - 上記各隔壁の部分が、上記孔芯方向でジグザグ状に屈曲するよう塑性変形させられていることを特徴とする請求項1に記載のハニカム板。
- 上記凹部に嵌入され、この凹部の内面に固定されて上記ハニカム構造体を補強する補強材が設けられたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載のハニカム板。
- 請求項1のハニカム板を形成するハニカム板の形成方法であって、
上記ハニカム構造体の上記端面側に、このハニカム構造体の端面側の外方から型により外力を与え、この外力により上記隔壁の部分を塑性変形させることにより上記凹部を形成するようにしたことを特徴とするハニカム板の形成方法。 - 上記ハニカム構造体の上記端面側に対し上記型により直接外力を与えて上記凹部を形成し、上記型を上記ハニカム構造体を補強する補強材として、上記凹部の内面に固定するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のハニカム板の形成方法。
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2007
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