JP6393539B2 - 壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システム - Google Patents
壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6393539B2 JP6393539B2 JP2014143731A JP2014143731A JP6393539B2 JP 6393539 B2 JP6393539 B2 JP 6393539B2 JP 2014143731 A JP2014143731 A JP 2014143731A JP 2014143731 A JP2014143731 A JP 2014143731A JP 6393539 B2 JP6393539 B2 JP 6393539B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting base
- wall
- wall surface
- base member
- surface mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
そこで、本発明では、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、狭い面積から広い面積に至る壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システムを提供する。
これによれば、単純な構造で、必ず壁面の背後にある間柱に適合するように取付孔が位置し、壁面取付用ベース部材の手前側に取り付ける化粧部材を取り付けるためのクリアランスを壁面取付用ベース部材と壁面の間に確保することができると共に、金属薄板としての強度を向上させることができ、さらに、ネジが捻じ込まれるにつれて、環状隆起部の先端が壁面に食い込むことで壁面に強固に取り付けることができる。
また、矩形の金属の薄板に複数規則的に配置された、壁面に捻じ込むネジが貫通する取付孔と、薄板の壁面側の取付孔の周囲に環状隆起部と、を備え、四隅にバーリング加工により形成された連結孔をさらに備え、連結孔は、内周面に雌ネジを有することを特徴とする壁面取付用ベース部材が提供される。
これによれば、単純な構造で、必ず壁面の背後にある間柱に適合するように取付孔が位置し、壁面取付用ベース部材の手前側に取り付ける化粧部材を取り付けるためのクリアランスを壁面取付用ベース部材と壁面の間に確保することができると共に、金属薄板としての強度を向上させることができ、さらに、壁面取付用ベース部材同士を連結することができ、広い面積を有する壁面に対しても施工を行うことができる。
これによれば、壁面取付用ベース部材と壁面の間に、より一定した均一なクリアランスを確保することができる。
これによれば、環状隆起部で壁面を押さえ付けることで壁面に強固に取り付けることができ、さらに金属薄板としての強度を向上させることができる。
これによれば、壁面取付用ベース部材の全体に亘り、壁面取付用ベース部材と壁面の間に均一なクリアランスを確保することができる。
これによれば、壁面取付用ベース部材の取り付け位置を位置決めする際に使用することができる。
これによれば、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、広い面積を有する壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付用ベースパネルを提供することができる。
これによれば、壁面取付用ベースパネルの手前側に取り付ける化粧部材は、壁面取付用ベースパネルを構成する壁面取付用ベース部材の単位で取り付けることができ、変化のある見栄えの良い意匠を提供することができる。
これによれば、壁面取付用ベースパネル同士を容易に位置合わせでき、より強固に連結することができる。
これによれば、壁面取付用ベース部材同士、壁面取付用ベースパネル同士、壁面取付用ベース部材と壁面取付用ベースパネルとを容易に位置合わせでき、より強固に連結することができる。
これによれば、連結具が壁面取付用ベースパネルに対して回転しないため、施工性が向上する。
これによれば、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、狭い面積から広い面積に至る壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付システムを提供できる。
これによれば、表面を意匠性の高い化粧部材のみで構成することができる。
<第一実施例>
図1および図2を参照し、本実施例にかかる壁面取付用ベース部材10について説明する。壁面取付用ベース部材10は、略正方形の金属の薄板PLからなる。略正方形に限らず、矩形であってもよいが、後述する縦横に配置される取付孔11や隆起部13が縦と横で同じ数になるので好ましい。金属は、さびにくいステンレス鋼(例えば、SUS430)が好ましく、また後述する見栄えが要求される化粧部材と同じステンレス鋼とすることでリサイクル性も高まる。但し、これに限定されることはなく、例えば、アルミニウムであってもよい。薄板の板厚は、一般に3mm以下であるが、1〜2mmが好ましい。なお、壁面取付用ベース部材10の外形の大きさは、一辺150mmであるが、間柱自体の一般的な巾より大きければよい。
図15乃至図18を参照し、本実施例に係る連結具20Aを説明する。なお、重複記載を避けるために、上記実施例と異なる点を中心に述べる。連結具20Aは、突出部22Aにおいて上記実施例とは異なっている。連結具20の突出部22(22’)は、円筒を半分に割ったような形または円筒形を有していたが、連結具20Aは、部材間スリット31またはパネル間スリット33に嵌る程度の小さな突出部22A(22’A)を備える。こうすることで、上記実施例では、連結用切欠部32が必要であったが、本実施例では、そのような連結用切欠部は不要となり、端部に位置する壁面取付用ベース部材10の連結方向の端部側に位置する角には切欠部は存在しない。
10 壁面取付用ベース部材
11 取付孔
12 環状隆起部
121 先端
13 隆起部
14 切欠部
15 連結孔
16 外縁
20 連結具
21 連結具結合孔
22 突出部
30 壁面取付用ベースパネル
31 部材間スリット
32 連結用切欠部
33 パネル間スリット
40 化粧部材
41 化粧部
42 弾性部
PL 薄板
WL 壁面
ST 間柱
SC ネジ
Claims (13)
- 矩形の金属の薄板に複数規則的に配置された、壁面に捻じ込むネジが貫通する取付孔と、
前記薄板の壁面側の前記取付孔の周囲に環状隆起部と、
を備え、
前記環状隆起部は、壁面に食い込むための壁面側へ鋭角に尖った先端を有することを特徴とする壁面取付用ベース部材。 - 矩形の金属の薄板に複数規則的に配置された、壁面に捻じ込むネジが貫通する取付孔と、
前記薄板の壁面側の前記取付孔の周囲に環状隆起部と、
を備え、
四隅にバーリング加工により形成された連結孔をさらに備え、
前記連結孔は、内周面に雌ネジを有することを特徴とする壁面取付用ベース部材。 - 前記薄板の壁面側に、一定の隆起高さを有する複数の隆起部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の壁面取付用ベース部材。
- 前記環状隆起部の隆起高さは、前記隆起部の隆起高さと等しいまたはより高いことを特徴とする請求項3に記載の壁面取付用ベース部材。
- 前記隆起部は、規則的に配置された前記取付孔と交互に配置されることを特徴とする請求項3または4に記載の壁面取付用ベース部材。
- 周囲に複数規則的に配置された切欠部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の壁面取付用ベース部材。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の壁面取付用ベース部材が、縦方向および横方向の一方または両方に複数連結された壁面取付用ベースパネル。
- 一の壁面取付用ベース部材と他の壁面取付用ベース部材の間に部材間スリットを備えることを特徴とする請求項7に記載の壁面取付用ベースパネル。
- 請求項2に記載の壁面取付用ベース部材が、縦方向および横方向の一方に複数連結された壁面取付用ベースパネルにおいて、
少なくとも端部に位置する壁面取付用ベース部材の連結方向の端部側に位置する角に連結用切欠部を備えることを特徴とする壁面取付用ベースパネル。 - 請求項2に記載の壁面取付用ベース部材を、さらに縦方向および横方向の一方または両方に連結するための連結具であって、
前記連結孔の雌ネジに適合する雄ネジが貫通する2つの連結具結合孔を備え、
前記2つの連結具結合孔のピッチは、連結する一方および他方の壁面取付用ベース部材を連結した場合、端部に位置する壁面取付用ベース部材の間にパネル間スリットを形成するように構成されることを特徴とする連結具。 - 前記一方および他方の壁面取付用ベース部材の端面に当接することで回転を防止する突出部を備えることを特徴とする請求項10に記載の連結具。
- 化粧面を有する化粧部と、
前記化粧部から壁面側に立ち上り、請求項1乃至6のいずれかに記載の壁面取付用ベース部材または請求項7乃至9のいずれかに記載の壁面取付用ベースパネルを構成する壁面取付用ベース部材の外縁を挟持する弾性部と、
を備える化粧部材と、
請求項1乃至6のいずれかに記載の壁面取付用ベース部材および請求項7乃至9のいずれかに記載の壁面取付用ベースパネルの一方または両方と、
を備え、
壁面取付用ベース部材が複数から構成される場合、前記弾性部は、部材間スリットおよびパネル間スリットの一方または両方に挿入される、
壁面取付システム。 - 前記化粧部は、壁面取付用ベース部材より大きい略正方形から構成されることを特徴とする請求項12に記載の壁面取付システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014143731A JP6393539B2 (ja) | 2014-07-11 | 2014-07-11 | 壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014143731A JP6393539B2 (ja) | 2014-07-11 | 2014-07-11 | 壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016020563A JP2016020563A (ja) | 2016-02-04 |
JP6393539B2 true JP6393539B2 (ja) | 2018-09-19 |
Family
ID=55265558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014143731A Active JP6393539B2 (ja) | 2014-07-11 | 2014-07-11 | 壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6393539B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6671096B2 (ja) * | 2014-11-06 | 2020-03-25 | 富士工業株式会社 | 建物用仕上げ材 |
KR102152880B1 (ko) * | 2019-06-26 | 2020-09-07 | 삼원액트 주식회사 | 건축내장용 시스템 벽체 |
JP7423226B2 (ja) * | 2019-09-06 | 2024-01-29 | Dicデコール株式会社 | 有孔パネル及びパネルセット |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2490663A (en) * | 1945-07-23 | 1949-12-06 | Cuyahoga Spring Company | Wall panel securing means |
JPS4928914U (ja) * | 1972-06-14 | 1974-03-12 | ||
JPS5938602Y2 (ja) * | 1981-04-03 | 1984-10-27 | 栄馬 田中 | 壁面装飾パネル |
JPS57174639U (ja) * | 1981-04-29 | 1982-11-04 | ||
JPS60108641U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | シルバ−工業株式会社 | タイル壁体 |
JPS63114754A (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-19 | 久保田 博之 | すのこあみ |
JPH0730816Y2 (ja) * | 1990-02-16 | 1995-07-19 | 日本建工株式会社 | タイル保持パネル |
JPH06129067A (ja) * | 1992-10-14 | 1994-05-10 | Kobe Steel Ltd | 壁面のパネル施工方法及びパネル施工用止め金具 |
JPH11293891A (ja) * | 1998-04-06 | 1999-10-26 | Metal Tec Kk | タイル貼付用基板 |
JP2004169394A (ja) * | 2002-11-20 | 2004-06-17 | Takamura Sogyo Kk | 車両通行帯における防音プレート |
JP4067452B2 (ja) * | 2003-05-29 | 2008-03-26 | 積水ハウス株式会社 | パネルを利用した固定物のフリーレイアウトシステム |
JP4712399B2 (ja) * | 2005-01-18 | 2011-06-29 | 株式会社Inax | 壁裏補強方法 |
-
2014
- 2014-07-11 JP JP2014143731A patent/JP6393539B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016020563A (ja) | 2016-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6465864B2 (ja) | 組立構造体 | |
US20150267735A1 (en) | Joining elements for channelled structural members | |
US20060080928A1 (en) | Assembled block | |
JP6393539B2 (ja) | 壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システム | |
US9045895B1 (en) | Knee brace | |
TW201226280A (en) | Hanger for sleeve hand tool | |
JP2003049814A (ja) | 角パイプジョイント部品 | |
JP2007232167A (ja) | ジョイント部材及びこれを用いた組立構造体 | |
KR100965278B1 (ko) | 조립식 프레임 구성물 | |
CN202180997U (zh) | 箱体组装用转角型材 | |
JP6595373B2 (ja) | 窓枠のコーナージョイント構造 | |
JP5503840B2 (ja) | 部材取付構造、及び取付具 | |
CN212465584U (zh) | 一种防变形的画框条及其画框 | |
KR200482289Y1 (ko) | 조립가구의 결합모듈 | |
KR20140000586U (ko) | 조립식 가구용 체결구 | |
JP5821113B1 (ja) | ティッシュボックスホルダー | |
JP6012699B2 (ja) | 板材用止め具 | |
KR20130005638A (ko) | 조립식 프레임 구성물 | |
CN210105610U (zh) | 一种抗渗风外挂式窗套 | |
EP4159951A1 (en) | Decorative structure, panel material, and method for constructing decorative structure | |
JP2010168872A (ja) | 板材、その連結体及び板材の生産方法 | |
JP2007000409A (ja) | 組み立て棚 | |
JP3123372U6 (ja) | パネル装置 | |
JP3123372U (ja) | パネル装置 | |
JP5271064B2 (ja) | 接合金物及び接合金物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180821 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180827 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6393539 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |