JP6393539B2 - 壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システム - Google Patents

壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システム Download PDF

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本発明は、意匠性の高い壁表面や棚などの構造物を壁面に取り付けるための壁面取付用ベース部材および壁面取付用ベースパネル、並びにこれらを使用して化粧部材を壁面にとりつけるための壁面取付システムに関する。
従来から、意匠性の高い部材を高い施工性で壁面に取り付ける取り付け構造は知られている。例えば、特許文献1は、建物の外壁にアクセントを付け易く、外壁の装飾性を図ると共に、施工の簡易化を図った装飾柱の取り付け構造を開示する。この取り付け構造は、中空体の装飾柱と、装着壁面に横断面が四角形の筒体の一対の目地部材が介在し、装飾柱の背面の両側平面部にそれぞれ当着し、当着した各目地部材の外方となる一側面が目地部材本体へ着脱自在に嵌装され、目地部材の内空部から取付用ネジを用いて装飾柱及び装着壁面に螺着する。
実用新案登録第3141587号公報
しかし、上記文献に係る発明は、広い面積を有する壁面には適用できないし、取り付ける位置は壁面の裏側にある間柱の位置に依存してしまう。
そこで、本発明では、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、狭い面積から広い面積に至る壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システムを提供する。
上記課題を解決するために、矩形の金属の薄板に複数規則的に配置された、壁面に捻じ込むネジが貫通する取付孔と、薄板の壁面側の取付孔の周囲に環状隆起部と、を備え、環状隆起部は、壁面に食い込むための壁面側へ鋭角に尖った先端を有することを特徴とする壁面取付用ベース部材が提供される。
これによれば、単純な構造で、必ず壁面の背後にある間柱に適合するように取付孔が位置し、壁面取付用ベース部材の手前側に取り付ける化粧部材を取り付けるためのクリアランスを壁面取付用ベース部材と壁面の間に確保することができると共に、金属薄板としての強度を向上させることができ、さらに、ネジが捻じ込まれるにつれて、環状隆起部の先端が壁面に食い込むことで壁面に強固に取り付けることができる。
また、矩形の金属の薄板に複数規則的に配置された、壁面に捻じ込むネジが貫通する取付孔と、薄板の壁面側の取付孔の周囲に環状隆起部と、を備え、四隅にバーリング加工により形成された連結孔をさらに備え、連結孔は、内周面に雌ネジを有することを特徴とする壁面取付用ベース部材が提供される。
これによれば、単純な構造で、必ず壁面の背後にある間柱に適合するように取付孔が位置し、壁面取付用ベース部材の手前側に取り付ける化粧部材を取り付けるためのクリアランスを壁面取付用ベース部材と壁面の間に確保することができると共に、金属薄板としての強度を向上させることができ、さらに、壁面取付用ベース部材同士を連結することができ、広い面積を有する壁面に対しても施工を行うことができる。
さらに、薄板の壁面側に、一定の隆起高さを有する複数の隆起部をさらに備えることを特徴としてもよい。
これによれば、壁面取付用ベース部材と壁面の間に、より一定した均一なクリアランスを確保することができる。
さらに、環状隆起部の隆起高さは、隆起部の隆起高さと等しいまたはより高いことを特徴としてもよい。
これによれば、環状隆起部で壁面を押さえ付けることで壁面に強固に取り付けることができ、さらに金属薄板としての強度を向上させることができる。
さらに、隆起部は、規則的に配置された取付孔と交互に配置されることを特徴としてもよい。
これによれば、壁面取付用ベース部材の全体に亘り、壁面取付用ベース部材と壁面の間に均一なクリアランスを確保することができる。
さらに、周囲に複数規則的に配置された切欠部をさらに備えることを特徴としてもよい。
これによれば、壁面取付用ベース部材の取り付け位置を位置決めする際に使用することができる。
上記課題を解決するために、上記の壁面取付用ベース部材が、縦方向および横方向の一方または両方に複数連結された壁面取付用ベースパネルが提供される。
これによれば、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、広い面積を有する壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付用ベースパネルを提供することができる。
さらに、壁面取付用ベースパネルは、一の壁面取付用ベース部材と他の壁面取付用ベース部材の間に部材間スリットを備えることを特徴としてもよい。
これによれば、壁面取付用ベースパネルの手前側に取り付ける化粧部材は、壁面取付用ベースパネルを構成する壁面取付用ベース部材の単位で取り付けることができ、変化のある見栄えの良い意匠を提供することができる。
さらに、連結孔を備える壁面取付用ベース部材が、縦方向および横方向の一方に複数連結された壁面取付用ベースパネルにおいて、少なくとも端部に位置する壁面取付用ベース部材の連結方向の端部側に位置する角に連結用切欠部を備えることを特徴としてもよい。
これによれば、壁面取付用ベースパネル同士を容易に位置合わせでき、より強固に連結することができる。
上記課題を解決するために、連結孔を備える壁面取付用ベース部材を、さらに縦方向および横方向の一方または両方に連結するための連結具であって、連結孔の雌ネジに適合する雄ネジが貫通する2つの連結具結合孔を備え、その2つの連結具結合孔のピッチは、連結する一方および他方の壁面取付用ベース部材を連結した場合、端部に位置する壁面取付用ベース部材の間にパネル間スリットを形成するように構成される連結具が提供される。
これによれば、壁面取付用ベース部材同士、壁面取付用ベースパネル同士、壁面取付用ベース部材と壁面取付用ベースパネルとを容易に位置合わせでき、より強固に連結することができる。
さらに、連結具は、一方および他方の壁面取付用ベース部材の壁面取付用ベース部材に当接することで回転を防止する突出部を備えることを特徴としてもよい。
これによれば、連結具が壁面取付用ベースパネルに対して回転しないため、施工性が向上する。
上記課題を解決するために、化粧面を有する化粧部と、その化粧部から壁面側に立ち上り、上記の壁面取付用ベース部材または上記の壁面取付用ベースパネルを構成する壁面取付用ベース部材の外縁を挟持する弾性部と、を備える化粧部材と、上記の壁面取付用ベース部材および上記の壁面取付用ベースパネルの一方または両方と、を備え、壁面取付用ベース部材が複数から構成される場合、弾性部は、部材間スリットおよびパネル間スリットの一方または両方に挿入される、壁面取付システムが提供される。
これによれば、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、狭い面積から広い面積に至る壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付システムを提供できる。
さらに、壁面取付システムは、化粧部が壁面取付用ベース部材より大きい略正方形から構成されることを特徴としてもよい。
これによれば、表面を意匠性の高い化粧部材のみで構成することができる。
以上説明したように、本発明によれば、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、狭い面積から広い面積に至る壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付用ベース部材、壁面取付用ベースパネルおよび壁面取付システムを提供することができる。
本発明に係る第一実施例の壁面取付用ベース部材を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)側面図、(E)斜視図、(F)I−I断面における断面図、(G)II−II断面における断面図。 本発明に係る第一実施例の壁面取付用ベース部材における、(A)環状隆起部の断面図、(B)環状隆起部の変形例の断面図、(C)隆起部の断面図、(D)連結孔の断面図。 本発明に係る第一実施例の壁面取付用ベースパネルを示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)III−III断面における断面図、(E)III−III断面における拡大断面図、(F)IV−IV断面における断面図、(G)IV−IV断面における拡大断面図。 本発明に係る第一実施例の連結具を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図、(F)背面図、(G)右上からの斜視図、(H)右下からの斜視図。 本発明に係る第一実施例における、連結された壁面取付用ベースパネルを示す、(A)平面図、(B)背面図。 本発明に係る第一実施例における、連結具と連結される壁面取付用ベースパネルを示す斜視図。 本発明に係る第一実施例における、連結具と連結された壁面取付用ベースパネルを示す、(A)斜視図、(B)拡大斜視図。 本発明に係る第一実施例の4部材を連結する連結具を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図、(F)背面図、(G)右上からの斜視図、(H)右下からの斜視図。 本発明に係る第一実施例における、4つの壁面取付用ベースパネルを連結した壁面取付用ベースパネルを示す、(A)平面図、(B)背面図。 本発明に係る第一実施例の化粧部材を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図、(F)背面図、(G)正面右上からの斜視図、(H)背面右上からの斜視図。 本発明に係る第一実施例の化粧部材の変形例を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図、(F)背面図、(G)正面右上からの斜視図、(H)背面右上からの斜視図。 本発明に係る第一実施例における、化粧部材と壁面取付用ベースパネルを示す斜視図。 本発明に係る第一実施例における、化粧部材を取り付けた壁面取付用ベースパネルを示す斜視図。 本発明に係る第一実施例における、2種類の化粧部材を取り付けた壁面取付用ベースパネルを示す斜視図。 本発明に係る第二実施例の連結具を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図、(F)背面図、(G)右上からの斜視図、(H)右下からの斜視図。 本発明に係る第二実施例の4部材を連結する連結具を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図、(F)背面図、(G)右上からの斜視図、(H)右下からの斜視図。 本発明に係る第二実施例における、連結具と連結される壁面取付用ベースパネルを示す斜視図。 本発明に係る第二実施例における、連結具と連結された壁面取付用ベースパネルを示す、(A)斜視図、(B)拡大斜視図。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る各実施例について説明する。
<第一実施例>
図1および図2を参照し、本実施例にかかる壁面取付用ベース部材10について説明する。壁面取付用ベース部材10は、略正方形の金属の薄板PLからなる。略正方形に限らず、矩形であってもよいが、後述する縦横に配置される取付孔11や隆起部13が縦と横で同じ数になるので好ましい。金属は、さびにくいステンレス鋼(例えば、SUS430)が好ましく、また後述する見栄えが要求される化粧部材と同じステンレス鋼とすることでリサイクル性も高まる。但し、これに限定されることはなく、例えば、アルミニウムであってもよい。薄板の板厚は、一般に3mm以下であるが、1〜2mmが好ましい。なお、壁面取付用ベース部材10の外形の大きさは、一辺150mmであるが、間柱自体の一般的な巾より大きければよい。
壁面取付用ベース部材10は、この薄板に、縦横同数ずつの、4個または6個の取付孔11が規則的に配置されている。最も外周に近い部分では4個の取付孔11が、それより内側の部分では6個の取付孔11が存し、この取付孔11には、背後の間柱がある壁面に捻じ込む木ネジや打ち込む釘などが貫通する。取付孔11の間隔は、特に限定されないが、間柱自体の巾より小さいと、壁面取付用ベース部材10を取り付けたい位置に取り付けることができるので好ましい。
壁面取付用ベース部材10は、薄板PLの壁面側の取付孔11の周囲に環状隆起部12を有する。環状隆起部12は、薄板をプレス加工により壁取付面を凸となるように隆起させ、その隆起した凸の先端部分を打ち抜いて取付孔11を形成することにより作製される。図2(A)は、本実施例における壁面取付用ベース部材10の、取付孔11と環状隆起部12の断面を示す。ネジには皿ネジを用い、取付孔11には皿ネジの軸が貫通し、皿ネジの頭の部分が環状隆起部12の反対側の凹部に嵌り込み、壁面取付用ベース部材10の面と皿ネジの頭の面とが面一となる。
なお、環状隆起部の形状は、本図(B)に示すように、皿ネジでなくともよく、その場合でもネジSCAの頭の部分が環状隆起部12Aの反対側の凹部に嵌り込み、面一となる。環状隆起部12Aは、傾斜面ではなく、壁面取付用ベース部材10Aからほぼ垂直に立ち上り、全体として円筒形の形状をなす。また、いずれの場合であっても、環状隆起部12(12A)は、壁面側へ鋭角に尖った先端121(121A)を有してもよい。これにより、ネジSC(SCA)が捻じ込まれるにつれて、環状隆起部12(12A)の先端121(121A)が壁面に食い込むことで壁面に強固に取り付けることができる。この先端121(121A)は、取付孔11(11A)の打ち抜く場合のバリとして形成されてもよい。
かかる取付孔11(11A)および環状隆起部12(12A)を備えた壁面取付用ベース部材10によれば、単純な構造で、必ず壁面の背後にある間柱に適合するように取付孔が位置し、壁面取付用ベース部材10の手前側に取り付ける化粧部材を取り付けるためのクリアランスを壁面取付用ベース部材10と壁面の間に確保することができると共に、金属薄板としての強度を向上させることができる。また、部分的な改修や取り付けが可能となり、タイル張りなどに比べても施工性が高い。
壁面取付用ベース部材10は、薄板PLの壁面側即ち環状隆起部12が隆起した側と同じ側に、一定の隆起高さを有する複数の隆起部13を備える。隆起部13は、薄板PLをプレス加工により壁取付面を凸となるように隆起させて形成される。本実施例おける隆起部13を図2(C)に示す。本図では、隆起部13の最も隆起した壁面と当接する部分は曲面を有しているが、壁面と平行をなすような平面で形成されていてもよい。隆起部13は、環状隆起部12の間に配置されることで、壁面取付用ベース部材と壁面の間に、より一定した均一なクリアランスを確保することができる。
隆起部13の高さは、特に限定されないが、隆起部13の壁面取付用ベース部材10面からの隆起高さは、環状隆起部12の隆起高さと等しいまたはより低いことが好ましい。逆に言えば、環状隆起部12の隆起高さは、隆起部13の隆起高さと等しいまたはより高いことが好ましい。こうすることで、環状隆起部12で壁面を押さえ付けることができ、壁面に強固に取り付けることができる。さらに、金属薄板PLとしての強度を向上させることができる。
隆起部13の配置は、特に限定されることはないが、規則的に配置された取付孔11と交互に配置されることが好ましい。本実施例では、最も外周に近い部分に一列に並べられた4個の取付孔11とその内側の一列に並べられた6個の取付孔11との間に、5個の隆起部13が一列に配置され、また、一列に並べられた6個の取付孔11の間に5個の隆起部13が一列に配置されており、取付孔11の周りに形成されている環状隆起部12のそれぞれからほぼ等距離の位置に配置されている。これによれば、壁面取付用ベース部材10の全体に亘り、壁面取付用ベース部材10と壁面の間に均一なクリアランスを確保することができる。
また、壁面取付用ベース部材10は、外形は直線だけで形成されておらず、周囲には複数規則的に配置された切欠部14を備えることが好ましい。このような切欠部14を備えることで、壁面において、壁面取付用ベース部材10の取り付け位置を位置決めする際に使用することができる。
また、壁面取付用ベース部材10は、四隅にバーリング加工により形成され、内周面に雌ネジを有する連結孔15を備えることが好ましい。図2(D)は、本実施例の連結孔15を示しており、バーリング加工により形成しているので、壁面取付用ベース部材10の面からほぼ垂直に、環状隆起部12および隆起部13が隆起した側と同じ側へ、立ち上っている。立ち上がり高さは、環状隆起部12および隆起部13の隆起高さよりも低い。本実施例では、最も外周に近い部分の縦に配置された4個の取付孔11と横に配置された4個の取付孔11の並びの交差した辺りに配置されている。このような連結孔15を備えることで、壁面取付用ベース部材10同士を連結することができ、広い面積を有する壁面に対しても容易に施工を行うことができる。
図3は、壁面取付用ベースパネル30を示す。壁面取付用ベースパネル30は、上述した壁面取付用ベース部材10が6つ一方向へ連続して形成されている。壁面取付用ベース部材10は1辺が150mmで形成されていることを述べたが、6つを連続させて形成することで、900x150mmの矩形となり、少なくとも2本の間柱に必ず取り付けられるサイズとなる。なお、本実施例は、壁面取付用ベース部材10が一方向へ連続して形成されているが、これに限定されることはなく、壁面取付用ベース部材10が、縦方向および横方向の一方または両方に複数連結されて、壁面取付用ベースパネル30を構成してもよい。これによれば、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、広い面積を有する壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付用ベースパネルを提供することができる。
なお、壁面取付用ベースパネル30は、2つの壁面取付用ベース部材10の間に、部材間スリット31を備えている。これによれば、壁面取付用ベースパネル30の手前側に取り付ける化粧部材(後述)は、壁面取付用ベースパネル30を構成する壁面取付用ベース部材10の単位で取り付けることができ、変化のある見栄えの良い意匠を提供することができる。また、この部材間スリット31は、4隅にある1つの連結孔15から他の連結孔15までに亘り形成されているので、壁面取付用ベースパネル30を人の手で容易に折り曲げて、切断することができる。これにより、900mm巾にとらわれない柔軟な巾に亘り、意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付用ベースパネルを提供することができる。
壁面取付用ベースパネル30は、連結孔15を備える壁面取付用ベース部材10から構成されており、その壁面取付用ベース部材10が一方向に連続して形成されている。この壁面取付用ベースパネル30は、少なくとも端部に位置する壁面取付用ベース部材10の連結方向の端部側に位置する角に連結用切欠部32を備える。連結用切欠部32は、四分の一円に満たない円弧形状よりなる切欠きである。これによれば、後述する連結具により、壁面取付用ベースパネル同士を容易に位置合わせでき、より強固に連結することができる。なお、本実施例の壁面取付用ベースパネル30は、端部に位置する壁面取付用ベース部材10の連結方向の端部側に位置する角だけでなく、2つの壁面取付用ベース部材10の間にも切欠部14と同等の切欠きを備える。これにより、壁面取付用ベースパネル30を手で切断した場合、その部分に連結用切欠部32ができることとなり、さらに切断した部分を連結することが可能となる。
図4は、本実施例における連結具の一例となる連結具20を示し、図5乃至図7は、2つの壁面取付用ベースパネル30を連結具20を用いて縦方向に連結する場合の説明図である。連結具20は、連結孔15を備える壁面取付用ベース部材10を、さらに縦方向または横方向に連結するための連結具である。連結具20は、連結孔15の雌ネジに適合する雄ネジが貫通する2つの連結具結合孔21を備える。
この2つの連結具結合孔21のピッチは、2つの壁面取付用ベース部材10を連結した場合、端部に位置する壁面取付用ベース部材10の間に部材間スリット31と同等のパネル間スリット33を形成するように構成される。このパネル間スリット33により、壁面取付用ベース部材同士、壁面取付用ベースパネル同士、壁面取付用ベース部材と壁面取付用ベースパネルとを容易に位置合わせでき、より強固に連結することができる。また、このパネル間スリット33により、壁面取付用ベースパネル30の手前側に取り付ける化粧部材(後述)を、部材間スリット31と同様に取り付けることが可能となり、壁面取付用ベースパネル30を連結した部分であっても壁面取付用ベース部材10の単位で取り付けることができる。
また、連結具20は、2つの壁面取付用ベース部材の端面に当接することで回転を防止する突出部22を備えることを特徴としてもよい。突出部22は、円筒を半分に割ったような形を有しており、円周面が2つの連結用切欠部32の端面に当接する。これによれば、連結具が壁面取付用ベースパネルに対して回転しないため、施工性が向上する。詳しくは、突出部22は連結用切欠部32の円弧と略同一の曲率よりなっており、2つの壁面取付用ベース部材の四分の一円に満たない円弧よりなる連結用切欠部32に嵌り込むように当接する。そのため、連結具の連結具結合孔21と壁面取付用ベース部材の連結孔15をネジ等により連結させて、且つ突出部22を連結用切欠部32に当接させると、連結される2つの壁面取付用ベース部材は縦方向または横方向に位置合わせがされた状態で、パネル間スリット33を形成することができるため、施工性が向上する。
図8は、本実施例における連結具の他例となる連結具20’を示し、図9は、3つの壁面取付用ベース部材が一方向へ連続して形成された4つの壁面取付用ベースパネル30を連結具20’を用いて縦方向および横方向に連結する場合の説明図である。連結具20は、2つの壁面取付用ベースパネル30を連結する連結具であったが、連結具20’は、4つの壁面取付用ベースパネル30を連結する連結具である。従って、4つの連結具結合孔21’を備え、4つの壁面取付用ベースパネル30の連結用切欠部32の端面に当接する円筒形の突出部22’を備える。この連結具20’によれば、一度に4つの壁面取付用ベースパネル30を連結することができる。
図10および図11は、化粧部材の例を示す。化粧部材40は、化粧面を有する化粧部41と、化粧部41から壁面側に立ち上り、壁面取付用ベース部材10または壁面取付用ベースパネル30を構成する壁面取付用ベース部材10の外縁を挟持する弾性部42を備える。弾性部42は、矩形の4辺に備えられ、部材間スリット31およびパネル間スリット33の一方または両方に挿入されることで、壁面取付用ベース部材10の外縁を挟持する。また、化粧部材40は磁性体よりなることが望ましく、その場合には僅かな隙間のみをもって隣接して壁取付用ベース部材に取付られた化粧部材40を、磁石を用いることで容易に取り外すことができ、一部の化粧部材の交換時などで施工性を向上させることができる。
化粧部材40’の弾性部42’は、化粧部材40の弾性部42と同じ構造であるが、化粧部41’は、化粧部41と大きく異なる。化粧部41は、壁面にほぼ平行で平坦な面のみを有していたが、化粧部41’は、周囲が壁面から大きく突出して、かつ内部は凹んでいるので、その凹んだ部分に装飾物を置いたりすることができる。このように、化粧部材は弾性部を共通化することで、壁面取付用ベース部材10や壁面取付用ベースパネル30に取り付けることができる一方、化粧部に変化を持たすことで大きな意匠性を備える壁面を提供することができる。なお、化粧部41/41’は、表面を意匠性の高い化粧部材のみで構成することができるので、壁面取付用ベース部材10より大きい略正方形から構成されることが好ましい。
図12および図13は、壁面取付用ベースパネル30と化粧部材40の壁面への取り付け方法を示す。壁面取付用ベースパネル30は900mmの巾を有しているので、通常複数の間柱STに取り付けることができる。また、取付孔11は、間柱ST自体の巾よりも小さなピッチで備えられているので、必ず間柱STに対応する位置に取付孔11が位置することとなる。そして、間柱STに対応する位置にある取付孔11の一部に木ネジを貫通させることにより、壁面取付用ベースパネル30を壁面WLに強固に取り付けることができる。
壁面WLに取り付けられた壁面取付用ベースパネル30に対して、化粧部材40を取り付ける場合、化粧部材40の左右に位置する2辺に備えられた弾性部42を、部材間スリット31に嵌めるように位置合わせし、かつ、化粧部材40の上下に位置する2辺に備えられた弾性部42を、壁面取付用ベース部材10の外縁16に嵌めるように位置合わせして、化粧部材40を壁面に垂直に押し込むことで、これらの弾性部42を外縁16(部材間スリット31部分における外縁16を含む)にかみ合わせることで固定する。そうすると、弾性部42の弾性力により、化粧部材40は壁面取付用ベース部材10の外縁16を挟持する。
図14は、壁面取付システム1を示す。壁面取付システム1は、上述した壁面取付用ベース部材10、壁面取付用ベースパネル30、連結具20、および化粧部材40を組み合わせることで、非常に意匠性が高く、かつ施工性の高い壁面取付の方法を提供する。すなわち、壁面取付システム1は、化粧面を有する化粧部41と、その化粧部41から壁面側に立ち上り、壁面取付用ベース部材10または壁面取付用ベースパネル30を構成する壁面取付用ベース部材10の外縁16を挟持する弾性部42と、を備える化粧部材40と、壁面取付用ベース部材10および壁面取付用ベースパネル30の一方または両方と、を備える。そして、壁面取付用ベース部材10が複数から構成される場合、弾性部42は、部材間スリット31およびパネル間スリット33の一方または両方に挿入されることで、壁面取付システム1が提供される。これによれば、壁面の裏側にある間柱の位置に依存することなく、狭い面積から広い面積に至る壁面に対しても意匠性の高い部材を高い施工性で強固に取り付けることができる壁面取付システムを提供できる。
<第二実施例>
図15乃至図18を参照し、本実施例に係る連結具20Aを説明する。なお、重複記載を避けるために、上記実施例と異なる点を中心に述べる。連結具20Aは、突出部22Aにおいて上記実施例とは異なっている。連結具20の突出部22(22’)は、円筒を半分に割ったような形または円筒形を有していたが、連結具20Aは、部材間スリット31またはパネル間スリット33に嵌る程度の小さな突出部22A(22’A)を備える。こうすることで、上記実施例では、連結用切欠部32が必要であったが、本実施例では、そのような連結用切欠部は不要となり、端部に位置する壁面取付用ベース部材10の連結方向の端部側に位置する角には切欠部は存在しない。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
1 壁面取付システム
10 壁面取付用ベース部材
11 取付孔
12 環状隆起部
121 先端
13 隆起部
14 切欠部
15 連結孔
16 外縁
20 連結具
21 連結具結合孔
22 突出部
30 壁面取付用ベースパネル
31 部材間スリット
32 連結用切欠部
33 パネル間スリット
40 化粧部材
41 化粧部
42 弾性部
PL 薄板
WL 壁面
ST 間柱
SC ネジ

Claims (13)

  1. 矩形の金属の薄板に複数規則的に配置された、壁面に捻じ込むネジが貫通する取付孔と、
    前記薄板の壁面側の前記取付孔の周囲に環状隆起部と、
    を備え
    前記環状隆起部は、壁面に食い込むための壁面側へ鋭角に尖った先端を有することを特徴とする壁面取付用ベース部材。
  2. 矩形の金属の薄板に複数規則的に配置された、壁面に捻じ込むネジが貫通する取付孔と、
    前記薄板の壁面側の前記取付孔の周囲に環状隆起部と、
    を備え
    四隅にバーリング加工により形成された連結孔をさらに備え、
    前記連結孔は、内周面に雌ネジを有することを特徴とする壁面取付用ベース部材。
  3. 前記薄板の壁面側に、一定の隆起高さを有する複数の隆起部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の壁面取付用ベース部材。
  4. 前記環状隆起部の隆起高さは、前記隆起部の隆起高さと等しいまたはより高いことを特徴とする請求項に記載の壁面取付用ベース部材。
  5. 前記隆起部は、規則的に配置された前記取付孔と交互に配置されることを特徴とする請求項またはに記載の壁面取付用ベース部材。
  6. 周囲に複数規則的に配置された切欠部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の壁面取付用ベース部材。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載の壁面取付用ベース部材が、縦方向および横方向の一方または両方に複数連結された壁面取付用ベースパネル。
  8. 一の壁面取付用ベース部材と他の壁面取付用ベース部材の間に部材間スリットを備えることを特徴とする請求項に記載の壁面取付用ベースパネル。
  9. 請求項に記載の壁面取付用ベース部材が、縦方向および横方向の一方に複数連結された壁面取付用ベースパネルにおいて、
    少なくとも端部に位置する壁面取付用ベース部材の連結方向の端部側に位置する角に連結用切欠部を備えることを特徴とする壁面取付用ベースパネル。
  10. 請求項に記載の壁面取付用ベース部材を、さらに縦方向および横方向の一方または両方に連結するための連結具であって、
    前記連結孔の雌ネジに適合する雄ネジが貫通する2つの連結具結合孔を備え、
    前記2つの連結具結合孔のピッチは、連結する一方および他方の壁面取付用ベース部材を連結した場合、端部に位置する壁面取付用ベース部材の間にパネル間スリットを形成するように構成されることを特徴とする連結具。
  11. 前記一方および他方の壁面取付用ベース部材の端面に当接することで回転を防止する突出部を備えることを特徴とする請求項10に記載の連結具。
  12. 化粧面を有する化粧部と、
    前記化粧部から壁面側に立ち上り、請求項1乃至のいずれかに記載の壁面取付用ベース部材または請求項乃至のいずれかに記載の壁面取付用ベースパネルを構成する壁面取付用ベース部材の外縁を挟持する弾性部と、
    を備える化粧部材と、
    請求項1乃至のいずれかに記載の壁面取付用ベース部材および請求項乃至のいずれかに記載の壁面取付用ベースパネルの一方または両方と、
    を備え、
    壁面取付用ベース部材が複数から構成される場合、前記弾性部は、部材間スリットおよびパネル間スリットの一方または両方に挿入される、
    壁面取付システム。
  13. 前記化粧部は、壁面取付用ベース部材より大きい略正方形から構成されることを特徴とする請求項1に記載の壁面取付システム。
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