JP2008179000A - 筆記具 - Google Patents
筆記具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008179000A JP2008179000A JP2007012666A JP2007012666A JP2008179000A JP 2008179000 A JP2008179000 A JP 2008179000A JP 2007012666 A JP2007012666 A JP 2007012666A JP 2007012666 A JP2007012666 A JP 2007012666A JP 2008179000 A JP2008179000 A JP 2008179000A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knock
- holding
- diameter
- damper space
- seal member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K7/00—Ball-point pens
- B43K7/12—Ball-point pens with retractable ball points
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K24/00—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units
- B43K24/02—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for locking a single writing unit in only fully projected or retracted positions
- B43K24/08—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for locking a single writing unit in only fully projected or retracted positions operated by push-buttons
- B43K24/084—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for locking a single writing unit in only fully projected or retracted positions operated by push-buttons with saw-like or analogous cams
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
【解決手段】押し出し操作による筆記先端11の繰り出しが可能なノック機構を備えた筆記具10であって、筆記先端11を保持する保持部12と、前記保持部12を内包する軸筒20と、前記軸筒20の後端部分を被覆するノック部30と、前記ノック部30の押し出し操作に連動して前記保持部12を先端方向に押圧する押出部13とを備えるとともに、前記ノック部30と前記軸筒20との間に、外界から密閉され、かつ、同ノック部30の押し出し操作により容積が変化するダンパー空間40が設けられている。
【選択図】図1
Description
このようなノック式の筆記具では、ノック機構においてスプリング等の弾性部材が部品として用いられている。そして、たとえばボールペンの場合、その弾性部材の付勢力に抗する方向へノック部を押圧すると、ノック部に連接された押出部が筆記先端を押し出すことでこれが先端から突出し、筆記可能な状態となる。このとき、弾性部材が圧縮された状態のまま、押出部はロック機構により押出位置に留まるとともに、ノック部との連接が解かれることが普通である。これにより、筆記可能状態においてはノック部はフリーとなり、筆記先端が下向きであれば重力に従い先端方向へ位置するし、また筆記先端が上向きにされれば後端方向へ移動することとなる。
このようなノック機構においては、筆記先端を元へ戻そうとしてノック部を押圧した後、弾性部材の復帰力によりノック機構がこれを包含する軸筒の後端等へ勢いよく叩き付けられることがある。これが繰り返されると、弾性疲労による破損を招いたり、ボールペンの場合には、リフィールに衝撃が伝わり描線のカスレなどの悪影響が生じることがある。また、弾性部材の復帰力が強いと、手に振動が伝わり使用者に不快感を与えることもある。
なお、目的は異なるものの、ノックの際にインキ収容管内との間で密閉空間を実現し、これを加圧する機構を設けた特許文献2記載の発明も開示されている。
そこで本発明は、ノック機構を備えた筆記具において、外界から密閉されたダンパー空間を設けることにより、通常の動作を妨げずに衝撃緩衝作用を実現可能な筆記具を提供することを課題とする。
上記の課題に鑑み、本発明のうち第1の発明は、押し出し操作による筆記先端11の繰り出しが可能なノック機構を備えた筆記具10であって、
筆記先端11を保持する保持部12と、
前記保持部12を内包する軸筒20と、
前記軸筒20の後端部分を被覆するノック部30と、
前記ノック部30の押し出し操作に連動して前記保持部12を先端方向に押圧する押出部13とを備えるとともに、
前記ノック部30と前記軸筒20との間に、外界から密閉され、かつ、同ノック部30の押し出し操作により容積が変化するダンパー空間40が設けられていることを特徴とする。
「保持部12」とは、前記筆記先端11を保持する部分であって、たとえば、ボールペンであればボールペンチップが装着されているインクリフィルなどがこれに該当する。また、シャープペンシルであればチャック等の芯を直接繰り出す機構がこれに該当する。
「軸筒20」とは筆記先端11を含む前記保持部12を包含する部位をいい、通常は筆記具10の最外層をなす構造をいうが、本発明における軸筒20は、一体に成形されているもののみならず、2以上の部材を組み合わせて成るものも含み、また、この「軸筒20」をさらに覆う構造物を備えることもある。
「押出部13」とは、ノック部30と保持部12との間に位置してノック部30の押し出し操作を保持部12に伝える部位をいう。
「ダンパー空間40」とは、ノック部30と軸筒20との間隙が密閉されて形成される空間をいう。この密閉のために、ノック部30と軸筒20との間隙のうち先端寄りの部分と後端寄りの部分との両方に空気の流通を遮断するシール部材が必要となる。
ここで、ダンパー空間40の容積の変化としては、容積が増す態様と、減ずる態様とのいずれかである。
一方、容積を減じる態様とは、ノック部30の押し出し操作に伴いダンパー空間40が圧縮され、それにより空間内の圧力が増大するものである。そして押し出し操作が解かれると、同空間の圧力を低下させようとする力によって、ダンパー空間40の容積が拡大し、結果ノック部30が元の位置に戻るものである。このような態様は、たとえば、ダンパー空間40の前後を規定するそれぞれのシール部材を、各々の距離がノック部30の押し出し操作により近づくような位置関係に配置すれば可能である。
(2)第2の発明
また、上記の容積を減じる態様として、本発明のうち第2の発明は、前記の特徴に加え、前記軸筒20の後端部は外径を減じた縮径部22として形成され、
前記ノック部30は、前記軸筒20の後端部を覆う形状に形成され、
前記ノック部30の内部空間の前半部は内径がより大径である大径部31として、また、後半部は内径がより小径である小径部32として形成され、
前記ノック部30の小径部32の後端面から前記押出部13が突設されこの押出部13は前記縮径部22を貫通して前記保持部12に当接するとともに、
前記大径部31の内径は前記軸筒20の前記縮径部22より前の部分である基部21の外径よりやや大径に形成され、
前記小径部32の内径は前記軸筒20の前記縮径部22の外径よりやや大径かつ前記基部21の外径より小径に形成され、
前記基部21の外周には、前記大径部31との間隙を密閉する前方シール部材34が装着され、
前記縮径部22の外周には、前記小径部32との間隙を密閉する後方シール部材35が装着されており、
前記大径部31と前記縮径部22との間隙が、前記前方シール部材34及び前記後方シール部材35により外界から遮断されることにより前記ダンパー空間40が形成されていることを特徴とする。
また、ノック部30の押圧を解くと、圧縮されたダンパー空間40が元の大きさまで戻ることで、筆記先端11の出没とは無関係に、ノック部30は押圧前の位置に復帰することになる。この復帰に際して、ダンパー空間40が戻る際の衝撃を緩和することで、ノック機構の故障の可能性を著しく減じることともなっている。
本発明のうち第3の発明は、前記第2の発明の特徴に加え、前記小径部32及び大径部31のうち少なくとも一方は、先端側内径が後端側内径より大きいテーパー面として形成され、
前記ノック部30の押し出し操作により前記後方シール部材35及び前記前方シール部材34のうち少なくとも一方が前記テーパー面のより小径な部分と密着することを特徴とする。
ここで、この第3の発明の態様としては、次の3通りがあり得る。
(3−1)小径部32のみが、上記のテーパー面として形成されている場合。この場合は、ノック部30の押し出し操作によって後方シール部材35がテーパー面としての小径部32に密着してはじめてダンパー空間40が密閉されることとなる。
(3−3)小径部32及び大径部31の両方が、上記のテーパー面として形成されている場合。この場合は、ノック部30の押し出し操作によって後方シール部材35がテーパー面としての小径部32に密着し、かつ、前方シール部材34がテーパー面としての大径部31密着してはじめてダンパー空間40が密閉されることとなる。
すなわち、押し出し操作を開始する時点においては、後方シール部材35又は前方シール部材34はノック部30の小径部32又は大径部31に接触していないため、ダンパー空間40は密閉されてはいない。しかし、押し出し操作につれて、はじめは接触していなかった小径部32又は大径部31が後方シール部材35又は前方シール部材34と接触するようになり、ついには密着するに至ってここでダンパー空間40が密閉されることとなる。ここからさらに押圧を進めることで、ダンパー空間40内の空気が圧縮されることとなる。
(4)第4の発明
本発明のうち第4の発明は、前記第2の発明の特徴に加え、前記ノック部30には、同ノック部30が押し出し操作されていない状態において、前記ダンパー空間40と外界とを交通する空気孔33が設けられ、
前記ノック部30の押し出し操作により、前記空気孔33が前記前方シール部材34より先端側へ移動することにより前記ダンパー空間40が外界より密閉されることを特徴とする。
(5)第5の発明
前記の課題に鑑み、本発明のうち第5の発明は、押し出し操作による筆記先端11の繰り出しが可能なノック機構を備えた筆記具10であって、
筆記先端11を保持する保持部12と、
前記保持部12を内包する軸筒20と、
前記軸筒20の後端部分に位置するノック部30と、
前記ノック部30の押し出し操作に伴い前記保持部12を先端方向に押圧する押出部13とを備えるとともに、
前記ノック部30と前記押出部13との間に、外界から密閉され、かつ、同ノック部30の押し出し操作により容積が縮小するダンパー空間40が設けられていることを特徴とする。
なお、この第5の発明に係る筆記具10においては、圧縮されたダンパー空間40の圧力が押出部13を前方へ押し出すことに振り向けられているため、ノック部30の後方への復帰動作を補助するべく、ダンパー空間40内にたとえば蛇腹状ないしはコイル状の弾性部材を挿入することとしてもよい。
前記の課題に鑑み、本発明のうち第6の発明は、押し出し操作による筆記先端11の繰り出しが可能なノック機構を備えた筆記具10であって、
筆記先端11を保持する保持部12と、
前記保持部12を内包する軸筒20と、
前記軸筒20の後端部分に被覆されるノック部30と、
前記ノック部30の押し出し操作に連動して前記保持部12を先端方向に押圧する押出部13とを備えるとともに、
前記ノック部30と前記軸筒20との間に、外界から密閉され、かつ、同ノック部30の押し出し操作により容積が変化するダンパー空間40が設けられていることを特徴とする。
また、特にノック部と軸筒との間にダンパー空間を設ける場合には、このダンパー空間を設けるために特に軸長を長くする必要がなくなっている。
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る筆記具10を正面一部断面図で模式的に表すものである。
軸筒20の内部には、筆記先端11としてのボールペンチップが装着された、保持部12としてのインク収容管が収納されている。このインク収容管とボールペンチップとで、交換可能なインクリフィルとなっている。
軸筒20の後端は、ノック部30で被覆されている。また、ノック部30内壁の後端から先端へ向けて、保持部12の後端と当接する押出部13が設けられている。一方、インク収容管の先端と、軸筒20内壁の先端との間には、スプリング14が介装されている。
ノック部30の内壁のうち、前半部分は後半部分より内径が大きくなっている。この前半部分を大径部31と、また、後半部分を小径部32とそれぞれ称する。より詳しくは、大径部31の内径は、軸筒20の基部21の外径よりやや大きく、前記前方シール部材34で内周が密着されることとなっている。一方、小径部32の内径は、軸筒20の縮径部22の外径よりやや大きく、かつ、基部21の外径よりは小径となっており、後方シール部材35で内周が密着されることとなっている。これにより、ノック部30の内壁及び軸筒20の外壁と、前方シール部材34及び後方シール部材35とで囲まれた空間が外界とは隔絶されることとなる。この空間をダンパー空間40と称する。なお、図中においてはこのダンパー空間40に相当する部位をハッチング表示している。
この状態で、ノック部30後端から手指を離し押圧を解除すると、図3に示すように、ダンパー空間40の内圧でノック部30が後方へ押しやられる。そして、最終的には図4に示すように、筆記先端11は突出したまま、ノック部30は元の位置に戻ることとなる。
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態においては、ノック部30の一部に空気孔33が開いており、図8に示す筆記先端11の没入状態では、ダンパー空間40はこの空気孔33を通じ外界と交通している。しかし、ノック部30の後端を手指で押圧すると、図9に示すように、筆記孔が前方シール部材34より前方へ移動した時点で、ダンパー空間40が密閉され、内圧の上昇が実現されることとなっている。このあとの動作は前記第1の実施の形態のそれと大差ない。
(3)第3の実施の形態
第3の実施の形態においては、ノック部30の小径部32が、やや先広がりのテーパー面として形成されており、図10に示す筆記先端11の没入状態では、小径部32は後方シール部材35と接しておらず、そのためダンパー空間40は外界から隔絶されてはいない。しかし、ノック部30の後端を手指で押圧すると、小径部32は徐々に後方シール部材35に接近し、ついには図11に示すように接触するに至り、ここでダンパー空間40の密閉が実現されることとなっている。このあとの動作は前記第1の実施の形態のそれと大差ない。
(4)第4の実施の形態
図12は、本発明の第4の実施の形態に係る筆記具10の要部を正面断面図で模式的に表すものである。
本実施の形態においては、ノック部30の小径部32及び大径部31がいずれも、先広がりのテーパー面として形成されている。よって、図12(A)に示す筆記先端11の没入状態では、小径部32は後方シール部材35と接しておらず、また、大径部31も前方シール部材34と接していない。そのためダンパー空間40は外界から隔絶されてはいない。しかし、ノック部30の後端を手指で押圧すると、小径部32は徐々に後方シール部材35に接近し、ついには図12(B)に示すように接触するに至る。また、大径部31も徐々に前方シール部材34に接近し、ついには図12(B)に示すように接触するに至る。ここでダンパー空間40の密閉が実現されることとなっている。さらに押圧を進めると、図12(C)に示すようにダンパー空間40が圧縮される。このあとの動作は前記第1の実施の形態のそれと大差ない。
(5)第5の実施の形態
図13は、本発明の第5の実施の形態に係る筆記具10の要部を正面断面図で模式的に表すものである。
本実施の形態においては、図13(A)に示すように、軸筒20の後端に位置するノック部30と、図示しない筆記先端11の保持部12に当接する押出部13との間にダンパー空間40が設けられている。すなわち、ノック部30の先端に設けられた後方シール部材35がダンパー空間40の後端で軸筒20との間を密閉し、一方、押出部13の後端に設けられた前方シール部材34が軸筒20との間を密閉することで、これらの間にダンパー空間40が形成されることとなっている。
(6)第6の実施の形態
図14は、本発明の第6の実施の形態に係る筆記具10の要部を正面断面図で模式的に表すものである。
本実施の形態においては、図14(A)に示すように、軸筒20の後端に位置するノック部30と、図示しない筆記先端11の保持部12に当接する押出部13との間にダンパー空間40が設けられている。すなわち、ノック部30の先端に設けられた後方シール部材35がダンパー空間40の後端で軸筒20との間を密閉し、一方、押出部13の後端に設けられた前方シール部材34が軸筒20との間を密閉することで、これらの間にダンパー空間40が形成されることとなっている。
本実施の形態において、図14(A)に示す状態からノック部30の後端を手指で押圧すると、図14(B)に示すように、ダンパー空間40が圧縮されるとともに、補助弾性部材41も圧縮される。次に、このダンパー空間40の拡大とともに補助弾性部材41の復元によって、図14(C)に示すように押出部13が前方に押圧され、そして保持部12も前方へ移動し図示しない筆記先端11が軸筒20先端から突出するに至る。
(7)第7の実施の形態
図15は、本発明の第7の実施の形態に係る筆記具10の要部を正面断面図で模式的に表すものである。
ノック部30の内壁のうち、前半部分は後半部分より内径が大きくなっている。この前半部分を大径部31と、また、後半部分を小径部32とそれぞれ称する。上記の、後方シール部材35と接するのはこのうち小径部32である。一方、小径部32と大径部31との間に形成されている段差36に接するように、シリコンゴム製のO−リングが嵌め込まれ、その先端側はリング部材37で固定されている。このO−リングが前方シール部材34となり、軸筒20との間を密着することとなっている。
すなわち、本実施の形態において、図15(A)に示す状態からノック部30の後端を手指で押圧すると、図15(B)に示すように、ダンパー空間40が拡大される。これにより、ダンパー空間40の内圧が低下することとなる。そして、ノック部30の押圧により押出部13が保持部12を先端方向に移動させ、それにより図示しない筆記先端11が軸筒20先端より出現することは第1の実施の形態と同様である。
(8)第8の実施の形態
図16は、本発明の第8の実施の形態に係る筆記具10の要部を正面断面図で模式的に表すものである。
軸筒20の内部には、前記第1の実施の形態と同様、筆記先端11としてのボールペンチップが装着された、保持部12としてのインク収容管が収納されている(図示せず)。
軸筒20の内壁は後端近くで徐々にテーパー状に拡径し、段差部分を経てさらにテーパー状に拡径して後端へ至る。これらのうち、段差部分より前のテーパー面を前方テーパー面23と、また後のテーパー面を後方テーパー面24と称する。
ノック部30の外壁のうち、前半部分は後半部分より内径が小さくなっている。この前半部分を小径部32と、また、後半部分を大径部31とそれぞれ称する。より詳しくは、小径部32の外径は、軸筒20の前方テーパー面23の内径よりやや大きくなっている。一方、大径部31の外径は、軸筒20の前方テーパー面23の内径よりやや大きく、かつ、後方テーパー面24の内径よりは小径となっている。
本実施の形態において、図示しない筆記先端11が没入している状態では、図16(A)に示すように、前方シール部材34は前方テーパー面23と接触しておらず、また、後方シール部材35は後方テーパー面24と接触していない。
この状態からノック部30の後端を手指で押圧すると、図16(B)に示すように、前方シール部材34は前方テーパー面23と接触し、また後方シール部材35は後方テーパー面24と接触する。ここではじめてハッチング表示されているダンパー空間40が形成されることとなる。さらに押圧を進めると、図16(C)に示すようにダンパー空間40の容積が減少し、その結果内圧が上昇することとなっている。このあとの動作は前記第1の実施の形態のそれと大差ない。
13 押出部 14 スプリング
20 軸筒 21 基部 22 縮径部
23 前方テーパー面 24 後方テーパー面
30 ノック部 31 大径部 32 小径部
33 空気孔 34 前方シール部材 35 後方シール部材
36 段差 37 リング部材
40 ダンパー空間 41 補助弾性部材
Claims (8)
- 押し出し操作による筆記先端の繰り出しが可能なノック機構を備えた筆記具であって、
筆記先端を保持する保持部と、
前記保持部を内包する軸筒と、
前記軸筒の後端部分を被覆するノック部と、
前記ノック部の押し出し操作に連動して前記保持部を先端方向に押圧する押出部とを備えるとともに、
前記ノック部と前記軸筒との間に、外界から密閉され、かつ、同ノック部の押し出し操作により容積が変化するダンパー空間が設けられていることを特徴とする筆記具。 - 前記ノック部の押し出し操作によりダンパー空間の容積が減じるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記軸筒の後端部は外径を減じた縮径部として形成され、
前記ノック部は、前記軸筒の後端部を覆う形状に形成され、
前記ノック部の内部空間の前半部は内径がより大径である大径部として、また、後半部は内径がより小径である小径部として形成され、
前記ノック部の小径部の後端面から前記押出部が突設されこの押出部は前記縮径部を貫通して前記保持部に当接するとともに、
前記大径部の内径は前記軸筒の前記縮径部より前の部分である基部の外径よりやや大径に形成され、
前記小径部の内径は前記軸筒の前記縮径部の外径よりやや大径かつ前記基部の外径より小径に形成され、
前記基部の外周には、前記大径部との間隙を密閉する前方シール部材が装着され、
前記縮径部の外周には、前記小径部との間隙を密閉する後方シール部材が装着されており、
前記大径部と前記縮径部との間隙が、前記前方シール部材及び前記後方シール部材により外界から遮断されることにより前記ダンパー空間が形成されていることを特徴とする請求項2記載の筆記具。 - 前記小径部及び大径部のうち少なくとも一方は、先端側内径が後端側内径より大きいテーパー面として形成され、
前記ノック部の押し出し操作により前記後方シール部材及び前記前方シール部材のうち少なくとも一方が前記テーパー面のより小径な部分と密着することを特徴とする請求項3記載の筆記具。 - 前記ノック部には、同ノック部が押し出し操作されていない状態において、前記ダンパー空間と外界とを交通する空気孔が設けられ、
前記ノック部の押し出し操作により、前記空気孔が前記前方シール部材より先端側へ移動することにより前記ダンパー空間が外界より密閉されることを特徴とする請求項3記載の筆記具。 - 前記ノック部の押し出し操作によりダンパー空間の容積が増すように形成されていることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 筆記先端を保持する保持部と、
前記保持部を内包する軸筒と、
前記軸筒の後端部分に位置するノック部と、
前記ノック部の押し出し操作に伴い前記保持部を先端方向に押圧する押出部とを備えるとともに、
前記ノック部と前記押出部との間に、外界から密閉され、かつ、同ノック部の押し出し操作により容積が縮小するダンパー空間が設けられていることを特徴とする筆記具。 - 押し出し操作による筆記先端の繰り出しが可能なノック機構を備えた筆記具であって、
筆記先端を保持する保持部と、
前記保持部を内包する軸筒と、
前記軸筒の後端部分に被覆されるノック部と、
前記ノック部の押し出し操作に連動して前記保持部を先端方向に押圧する押出部とを備えるとともに、
前記ノック部と前記軸筒との間に、外界から密閉され、かつ、同ノック部の押し出し操作により容積が変化するダンパー空間が設けられていることを特徴とする筆記具。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007012666A JP4716377B2 (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 筆記具 |
PCT/JP2007/073068 WO2008090679A1 (ja) | 2007-01-23 | 2007-11-29 | 筆記具 |
US12/449,055 US8162554B2 (en) | 2007-01-23 | 2007-11-29 | Writing implement |
CN2007800503297A CN101616811B (zh) | 2007-01-23 | 2007-11-29 | 书写用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007012666A JP4716377B2 (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008179000A true JP2008179000A (ja) | 2008-08-07 |
JP4716377B2 JP4716377B2 (ja) | 2011-07-06 |
Family
ID=39644257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007012666A Expired - Fee Related JP4716377B2 (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 筆記具 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8162554B2 (ja) |
JP (1) | JP4716377B2 (ja) |
CN (1) | CN101616811B (ja) |
WO (1) | WO2008090679A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011118636A1 (ja) | 2010-03-23 | 2011-09-29 | 三菱鉛筆株式会社 | ノック式塗布具 |
JP2011194820A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ノック式塗布具 |
JP2017105054A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 三菱鉛筆株式会社 | ノック式筆記具 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2467775A (en) * | 2009-02-13 | 2010-08-18 | Richard Colin Thomas Allan | Writing instrument |
EP3219452B1 (en) | 2016-03-14 | 2018-12-26 | Graphtec Corporation | Cutting pen, cutting plotter, and blade extension amount control method of cutting plotter |
CN111201145B (zh) * | 2017-09-19 | 2022-02-22 | 桑福德有限合伙人公司 | 可伸缩鼻锥体书写工具 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59136296A (ja) * | 1982-12-30 | 1984-08-04 | ソシエテ・アノニム・デイツト:エス・テ−・デユポン | 万年筆 |
JPH01280597A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-10 | Ankosu Kk | ノック式筆記具の衝撃減衰機構 |
JP2005131942A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Pilot Ink Co Ltd | 出没式筆記具 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3955120B2 (ja) * | 1997-02-26 | 2007-08-08 | 三菱鉛筆株式会社 | ノック式ボールペン |
JP2000335173A (ja) | 1999-06-01 | 2000-12-05 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ボールペン |
JP3327879B2 (ja) * | 1999-10-14 | 2002-09-24 | ゼブラ株式会社 | ノック式筆記具 |
CN2418013Y (zh) * | 2000-03-15 | 2001-02-07 | 王国樾 | 自由调芯铅笔 |
KR100767245B1 (ko) * | 2000-04-25 | 2007-10-17 | 펜텔 가부시기가이샤 | 도포구 |
US7137751B2 (en) * | 2003-03-14 | 2006-11-21 | Societe Bic S.A. | Writing instrument with cushioning element |
JP2007152745A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Tombow Pencil Co Ltd | 加圧ペン |
-
2007
- 2007-01-23 JP JP2007012666A patent/JP4716377B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-11-29 US US12/449,055 patent/US8162554B2/en active Active
- 2007-11-29 CN CN2007800503297A patent/CN101616811B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2007-11-29 WO PCT/JP2007/073068 patent/WO2008090679A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59136296A (ja) * | 1982-12-30 | 1984-08-04 | ソシエテ・アノニム・デイツト:エス・テ−・デユポン | 万年筆 |
JPH01280597A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-10 | Ankosu Kk | ノック式筆記具の衝撃減衰機構 |
JP2005131942A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Pilot Ink Co Ltd | 出没式筆記具 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011118636A1 (ja) | 2010-03-23 | 2011-09-29 | 三菱鉛筆株式会社 | ノック式塗布具 |
JP2011194820A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ノック式塗布具 |
KR20130056229A (ko) | 2010-03-23 | 2013-05-29 | 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 | 노크식 도포구 |
US9375068B2 (en) | 2010-03-23 | 2016-06-28 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | Click-type applicator |
JP2017105054A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 三菱鉛筆株式会社 | ノック式筆記具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8162554B2 (en) | 2012-04-24 |
CN101616811A (zh) | 2009-12-30 |
US20100104347A1 (en) | 2010-04-29 |
WO2008090679A1 (ja) | 2008-07-31 |
CN101616811B (zh) | 2011-07-20 |
JP4716377B2 (ja) | 2011-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4716377B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6226414B2 (ja) | スリムタイプボールペン | |
JP2009285927A (ja) | 出没式筆記具 | |
JP4676239B2 (ja) | スタイラスペン付きシャープペンシル | |
JP5521645B2 (ja) | ノック式ボールペン | |
JP4643426B2 (ja) | 伸縮式筆記具 | |
JP4766963B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6036223B2 (ja) | クッション機構を有した筆記具 | |
JP2012106452A (ja) | シャープペンシル | |
JP2003312189A (ja) | 入力ペン内蔵筆記具 | |
JP2011156667A (ja) | 出没式筆記具 | |
JP5501698B2 (ja) | 筆記具の軸筒 | |
JP4849619B2 (ja) | スライド式の多芯筆記具 | |
JP4863491B2 (ja) | 筆記具 | |
JP3188602U (ja) | シャープペンシル | |
JP2006231815A (ja) | シャープペンシル | |
JP3189356U (ja) | 静電型入力ペン | |
JP5389631B2 (ja) | ノック式筆記具 | |
JP5412224B2 (ja) | キャップ及び該キャップを有するキャップ式筆記具 | |
JP6564629B2 (ja) | 筆記具 | |
JP3894096B2 (ja) | クリップ取り付け構造 | |
JP2007118347A (ja) | 開閉蓋付のノック式筆記具 | |
JP3158040U (ja) | 筆記具用キャップの取付構造 | |
JP6381922B2 (ja) | 筆記用具 | |
JP2003276384A (ja) | ボールペン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110324 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110324 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |