JP5521645B2 - ノック式ボールペン - Google Patents
ノック式ボールペン Download PDFInfo
- Publication number
- JP5521645B2 JP5521645B2 JP2010043577A JP2010043577A JP5521645B2 JP 5521645 B2 JP5521645 B2 JP 5521645B2 JP 2010043577 A JP2010043577 A JP 2010043577A JP 2010043577 A JP2010043577 A JP 2010043577A JP 5521645 B2 JP5521645 B2 JP 5521645B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knock
- spring
- refill
- ballpoint pen
- normal load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
本発明は、軸筒内にリフィルを前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒内に前記リフィルを後方に付勢する前バネを備え、更にノック部材を後端側に付勢させるノックバネを備え、かつ軸筒後端より後方に突出するノック部を前方に押圧操作することにより軸筒の先端孔からボールペンチップが突出するノック機構を備えたノック式ボールペンにおいて、前記前バネとノックバネの常用荷重の関係が、前バネ≦ノックバネであると共に、前記ノック機構をノック部品と摺動子、並びに、回転子、カム筒とから構成すると共に、前記ノックバネをノック部品とカム筒との間に配置したことを要旨とする。
ぺんてる株式会社製ノック式ボールペン(B10)は、外装部品と構造部品で構成される。外装部品は、ノック、後金、軸筒、先金及びクリップがある。構造部品は、摺動子、回転子、カム筒でノック機構を構成し、ノック機構部品とノックが螺合接続される。ノックバネは、ノック機構部品とノックの間に収容されノックが常に後方へ付勢される構成となっている。また、前バネは先金のバネ受け部とリフィルのクリンプ部との間に収容される構造となっている。
ノック機構は、後金2の先端部にカム筒7の後端部が嵌合されおりノックバネ4の付勢力によっても抜けない構成となっている。カム筒7の先端側から摺動子5を上下方向正しく挿入し、後金2の上側からノックバネ4を挿入後、ノック部品3を摺動子5の後端のねじと螺合接着する。カム筒の後方の内側段部と摺動子の先端側の外側段部がアンダーカット状態で当接することによりノック部品が後金より抜けない構造となっている。ノックバネ4は、ノック部品3とカム筒7の間に配置されバネの弾発力で常に後方に付勢された状態となる。最後に、回転子8をカム筒7の先端側から上限方向正しく挿入し、ノック機構を完成させる。カム筒7の先端側の内側に形成されたリング状の突起と回転子8の外径がアンダーカットの関係になっていることから、回転子8は、カム筒より抜け落ちない構成となっている。
次に、リフィルを没入させるために、もう一度ノック動作を行う。ノック3を指で押圧すると今度は初めにノックバネ3の付勢力に抗して摺動子5が前に移動を始める。摺動子5が回転子8に当接したら、更に前バネ12の常用荷重が加わった付勢力(突出時と同じ)に抗して回転子8が前に移動を始める。回転子8がカム筒7の内壁に形成された溝に沿って回転し、ノック部品3を元の位置に戻すとリフィルは没入収納される。
初めにノック感の重い、軽いについて説明する。ノック時に最初に指に感じる圧力は前バネ12とノックバネ4の常用荷重の合計値である。この荷重が小さいと軽い力でリフィルの出没が可能であるが、ぐにゃぐにゃしたノック感となってしまう。また荷重が大きすぎると重いノック感となり、指が痛くなるなどの問題がある。
しかしながら、ノック感のメリハリをつけるために前バネ12の常用荷重を際限なく大きくすれば良いものでもない。前バネ12の常用荷重が大きすぎる問題点は、ノックが重くなること、リフィル10へかかる後方への衝撃が大きくなりインキ切れによる筆記不能の不具合が発生すること、そしてリフィル10の曲がりが大きくなることである。
また、ノックバネ4の常用荷重は、250g〜350gが好ましい。250gより小さいと誤ってノックした場合に意図しないときにペン先が突出し衣服を汚したり、またペン先を真上に向けて落下した時にボールペンにかかる衝撃を吸収しきれなく、インキ切れやボール外れが生じる可能性があるからである。350gを超えると前バネ12の常用荷重を合計したノック荷重が重くなり、操作性が悪くなるからである。
ペンの構造は、ぺんてる株式会社製B10ノック式ボールペンを用いた。前バネは、常用荷重を50g、ノックバネは、常用荷重を250gとした。リフィルはぺんてる株式会社製BKS7Hを用いた。
前バネは、常用荷重を100g、ノックバネは、常用荷重を250gとした。それ以外は実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を200g、ノックバネは、常用荷重を250gとした。それ以外は実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を250g、ノックバネは、常用荷重を250gとした。それ以外は、実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を50g、ノックバネは、常用荷重を350gとした。それ以外は、実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を50g、ノックバネは、常用荷重を300gとした。それ以外は、実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を100g、ノックバネは、常用荷重を300gとした。それ以外は、実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を300g、ノックバネは、常用荷重を400gとした。それ以外は、実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を40g、ノックバネは、常用荷重を400gとした。それ以外は、実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を300g、ノックバネは、常用荷重を200gとした。それ以外は、実施例1と同じとした。
前バネは、常用荷重を40g、ノックバネは、常用荷重を100gとした。それ以外は、実施例1と同じとした。
表1に、評価結果を示す。
2 後金
3 ノック
4 ノックバネ
5 摺動子
6 クリップ
7 カム筒
8 回転子
9 軸筒
10 リフィル
11 クリンプ
12 前バネ
13 先金
Claims (2)
- 軸筒内にリフィルを前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒内に前記リフィルを後方に付勢する前バネを備え、更にノック部材を後端側に付勢させるノックバネを備え、かつ軸筒後端より後方に突出するノック部を前方に押圧操作することにより軸筒の先端孔からボールペンチップが突出するノック機構を備えたノック式ボールペンにおいて、前記前バネとノックバネの常用荷重の関係が、前バネ≦ノックバネであると共に、前記ノック機構をノック部品と摺動子、並びに、回転子、カム筒とから構成すると共に、前記ノックバネをノック部品とカム筒との間に配置したことを特徴とするノック式ボールペン。
- 前記リフィルは、少なくともボールペンチップとインキ収容管よりなり、前記リフィルに用いられるインキ収容管は、ポリプロピレン製の押し出し成形よりなり、且つインキ収容管の肉厚が0.5ミリ〜1.0ミリ、外径が2.5ミリ〜6.0ミリであり、且つインキ収容管の長手方向の中心より前方に前バネを係止するクリンプ部を設けた請求項1記載のノック式ボールペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043577A JP5521645B2 (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | ノック式ボールペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043577A JP5521645B2 (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | ノック式ボールペン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011177998A JP2011177998A (ja) | 2011-09-15 |
JP5521645B2 true JP5521645B2 (ja) | 2014-06-18 |
Family
ID=44690053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010043577A Active JP5521645B2 (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | ノック式ボールペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5521645B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2812344A4 (en) | 2012-02-07 | 2015-10-28 | Vibrant Holdings Llc | SUBSTRATE, PEPTIDARRAYS AND METHOD |
US10006909B2 (en) | 2012-09-28 | 2018-06-26 | Vibrant Holdings, Llc | Methods, systems, and arrays for biomolecular analysis |
CA2891651C (en) * | 2012-11-14 | 2019-01-22 | Vibrant Holdings, Llc | Substrates, systems, and methods for array synthesis and biomolecular analysis |
JP2021031647A (ja) * | 2019-08-28 | 2021-03-01 | 株式会社パイロットコーポレーション | ボールペン用蛍光顔料水性インキ組成物及びそれを収容したボールペンレフィル、ボールペン |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4731035B2 (ja) * | 2001-04-10 | 2011-07-20 | 株式会社パイロットコーポレーション | 筆記具用インキを収容する樹脂成形容器 |
JP3960854B2 (ja) * | 2002-05-14 | 2007-08-15 | 株式会社パイロットコーポレーション | ノック式筆記具 |
JP2007210202A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Pilot Ink Co Ltd | ノック式ボールペン |
JP2008173913A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Pilot Corporation | ノック式筆記具 |
-
2010
- 2010-02-26 JP JP2010043577A patent/JP5521645B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011177998A (ja) | 2011-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1982843B1 (en) | Retractable writing implement | |
JP5521645B2 (ja) | ノック式ボールペン | |
JP4716377B2 (ja) | 筆記具 | |
WO2011025047A1 (ja) | 衝撃緩和機能付きノック式筆記具 | |
JP2007290266A (ja) | 筆記具用クリップ | |
CN212302439U (zh) | 电容笔的按压结构及电容笔 | |
JP5070942B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP6038097B2 (ja) | 筆記具 | |
JP2005111905A (ja) | 複式筆記具 | |
JP5216248B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP5262088B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4479031B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
JP2011156667A (ja) | 出没式筆記具 | |
JP6036223B2 (ja) | クッション機構を有した筆記具 | |
WO2005100045A1 (en) | Front-knock type ballpen | |
JP4963456B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP2009078484A (ja) | 多芯筆記具 | |
JP3870488B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP4989380B2 (ja) | 筆記具 | |
JP3150466U (ja) | 金属製のクリップ | |
JP5585008B2 (ja) | 筆記具の軸筒 | |
JP5024941B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4863491B2 (ja) | 筆記具 | |
JPH056153Y2 (ja) | ||
JP3933059B2 (ja) | 出没式筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140311 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140324 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5521645 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |