JP2008178713A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】斬新な演出動作を伴うことにより、遊技者が楽しく遊技することができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】スタート操作に基づいて複数個の回転リールを回転させ、機器内部の抽選処理によって決定されたゲーム結果と遊技者のストップ操作とに基づいて各回転リールを停止させるスロットマシンにおいて、ボーナスゲームに係わる当選状態となると、ストップ操作とこれに起因して停止する回転リールとの対応関係を一回に限り変化させる。
【選択図】なし

Description

本発明は、マイクロコンピュータを用いた娯楽機械に関し、特に、斬新な演出動作によって楽しく遊技することができるスロットマシンに関する。
スロットマシンは、コイン投入後、スタートレバーの操作により複数の回転リールを回転させ、その後、ストップボタンを操作して各回転リールを停止させる遊技機である。各回転リールには多数の図柄が描かれており、停止状態において有効な停止ライン上に同一図柄が揃うと、揃った図柄に応じて3枚〜15枚程度のコインが払出されるようになっている。
このようなスロットマシンは、機器内部のコンピュータ回路(具体的にはROM)に記憶されている制御プログラムによって全ての動作が制御されており、毎回のゲームの当否もスタートレバー操作時などに実行される抽選処理によって予め決定されている。
コンピュータ回路によって決定される当選状態には、各種のものが用意されているが、最も価値の高いのは、ビッグボーナスゲームに移行可能な大当たり状態であり、以下、レギュラーボーナスゲームに移行可能な中当り状態、コインの払出しのみが行われる小当り状態と続く。ビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームに移行すると、当選確率が通常のゲームより格段に向上して多数のコインの取得が期待できる。
但し、内部的に大当りや中当りの当選状態になっても、対応する図柄を停止ライン上に揃えなければ、その当選状態が実効化されないので、遊技者は目標の図柄を停止させることが出来るよう遊技技能の向上に努めている。また、遊技機としても、内部的な当選状態を遊技者に直接的又は間接的に報知して、当選状態が実効化されるよう遊技者を支援している。
しかしながら、従来の遊技機では、ボーナスゲームに係わる当選状態の報知方法が画一化しており、面白みに欠けるという問題点がある。すなわち、小当り状態の場合も含め、当選状態を報知するのに液晶画面や電飾ランプによる視覚演出を行うか、或いは、せいぜいこれに音声演出を加えた程度の演出でありマンネリ化して迫力に欠けていた。
また、従来の遊技機では、通常時のゲーム進行においても興趣に欠ける面があった。すなわち、ボーナスゲームに係わる当選状態となる確率は低いので、遊技者は遊技時間の大部分を大当たり状態となるのを期待しつつ、コインを投入し、回転リールを回転させ、ストップボタンを押すという作業を繰り返しており、この単調な作業の反復が長時間継続されると、遊技者にとって退屈であり、面白みに欠けていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、斬新な演出動作を伴うことにより、遊技者が楽しく遊技することができるスロットマシンを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係るスロットマシンは、スタート操作に基づいて複数個の回転リールを回転させ、機器内部の抽選処理によって決定されたゲーム結果と遊技者のストップ操作とに基づいて各回転リールを停止させるスロットマシンにおいて、所定条件を満たした場合には、ストップ操作とこれに起因して停止する回転リールとの対応関係を変化させるようにしている。
また、請求項2に係るスロットマシンは、スタート操作に基づいて複数個の回転リールを回転させ、機器内部の抽選処理によって決定されたゲーム結果と遊技者のストップ操作とに基づいて各回転リールを停止させるスロットマシンにおいて、所定条件を満たした場合に、ストップボタンからの離脱時を基準に回転リールの停止制御を開始させるようにしている。
なお、スタート操作に基づいて複数個の回転リールを回転させ、機器内部の抽選処理によって決定されたゲーム結果と遊技者のストップ操作とに基づいて各回転リールを停止させるスロットマシンにおいて、前記抽選処理による非当選回数を累積的に計数する計数手段と、前記計数手段の計数値と乱数値に基づき回転リールを変則停止するか否かを決定する決定手段とを有し、変則停止に決定された場合には、前記計測手段の計測値をリセットするようにしても良い。
また、スタート操作に基づいて複数個の回転リールを回転させ、機器内部の抽選処理によって決定されたゲーム結果と遊技者のストップ操作とに基づいて各回転リールを停止させるスロットマシンにおいて、ストップボタンからのストップ信号が第一状態から第二状態に変化するのを判定する第一手段と、前記第二状態への変化を判定した後に前記ストップ信号の前記第二状態から前記第一状態への変化を判定する第二判定手段とを有し、前記第二判定手段による第二状態から第一状態への変化判定を基準に、回転リール停止制御を行うようにしても良い。
以上、説明したように本発明によれば、遊技者に退屈感を与えず、斬新な演出動作により、飽きがなく、楽しく遊技することができる。
以下、実施例に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。図1は、実施例に係るスロットマシンSLの概略正面図である。図示の通り、このスロットマシンSLの筐体外部には、複数種類の図柄を描いた3列の回転リール1a〜1cと、コイン投入枚数に応じて決まる有効停止ラインを示す停止ラインランプLPと、3列の回転リール1a〜1cを目視可能な図柄表示部2と、ゲーム開始時にコインを投入するコイン投入部3と、回転リール1a〜1cの回転を開始させるスタートレバー4と、回転リール1a〜1cに対応した3個のストップボタン5a〜5cと、配当コインを放出するコイン払出部6などが表れている。
図2は、スロットマシンSLの全体構成を示すブロック図である。図示の通り、このスロットマシンSLは、ROM17、RAM18、CPU19などを内蔵するワンチップマイコン10を中心に構成されている。そして、ワンチップマイコン10の他に、各回転リール1a〜1cをステッピングモータMによって回転させるモータ駆動部20と、位置センサの出力に基づいて各回転リール1a〜1cの回転位置を検出する位置検出部21と、コイン投入口3からのコイン投入枚数を検出する枚数検出部22と、ストップボタン5a〜5cの操作を検出するストップ信号入力部23と、受け皿6にコインを払い出すコイン払出部24と、ハードウェア構成の乱数発生部25とを備えている。
位置センサ(図示せず)は、各回転リール1a〜1c毎に設けられており、各回転リール1a〜1cが基準位置を通過するタイミングを検出するようになっている。したがって、CPU19は、この位置センサの出力と、ステッピングモータMに供給されるパルス数とによって、各回転リール1a〜1cの現在位置を把握することが可能となる。
ストップボタン5a〜5cは、これが押下されると、図9に示すストップ信号が出力されるよう構成されている。図示の通り、この実施例では、遊技者がストップボタンを押すとストップ信号が立上がり、ストップボタンを離すとストップ信号が立下がるようになっている。ストップ信号入力部23は、このストップ信号をワンチップマイコン10に供給する部分であり、CPU19は、ストップ信号の立上がりタイミングで遊技者のストップ操作を認識して、その後の制御動作を開始するようになっている。なお、後述するように、ストップ信号の立下がりタイミングで遊技者のストップ操作を認識する場合もある。
なお、乱数発生部25は、詳細には、パルス発振器27と、発振パルスを計数するハードカウンタ28と、ラッチ信号LATCHに同期してハードカウンタ28の計数値を取り込むラッチ回路29とで構成されている。
以上の構成からなるスロットマシンSLにおいて、まず、本発明の第1実施例について説明する。第1実施例は、抽選処理の結果が非当選状態となったハズレゲームが所定回数累積した場合に、抽選によって回転リールを変則的に停止させるものである。ここで、変則的な停止とは、遊技者が意図しない回転リールが停止することを意味する。本実施例では、遊技者が押したストップボタンに対応しない回転リールが停止するので、このような斬新な演出により、ハズレゲームの退屈さを解消することができる。以下、図面を参照しつつ、具体的に説明する。
図3は、第1実施例に係るスロットマシンSLの動作内容を説明するフローチャートである。遊技者が(ボタン操作による投入動作を含めて)コインを投入した後(ST1)、スタートレバー4を操作すると(ST2)、変則停止フラグFGがゼロリセットされるとともに(ST3)、今回のゲームが当選状態か否かの内部抽選処理が行われる(ST4)。
内部抽選処理(ST4)は、具体的には、CPU19がLATCH信号を出力して、その瞬間のハードカウンタ28の値をラッチ回路29から取得し、その取得値を抽選用乱数値RND1として当否抽選することで実現される(ST4)。なお、当否抽選処理は、取得した乱数値RND1と、抽選テーブル(不図示)に規定されている当選数値範囲との対比によって行われる。
本実施例の場合、当選状態には、大当り状態、中当り状態、小当り状態、特殊当り状態に大別されている。大当り状態とは、遊技者による適切な停止操作を条件に、有効停止ライン上に大当り図柄(BB図柄)を揃えることが可能な当選状態である。そして、有効停止ライン上にBB図柄が揃うと、その後は当選確率が格段に向上して多数枚のコインの取得を期待できるビッグボーナスゲームが開始される。
また、中当り状態とは、遊技者による適切な停止操作を条件に、有効停止ライン上に中当り図柄(RG図柄)を揃えることが可能な当選状態である。このRG図柄が有効停止ライン上に揃うと、その後は、大当り状態に準じる相当数のコインの取得を期待できるレギュラーボーナスゲームが開始される。
一方、小当り状態とは、その後の当選確率が変化しない当選状態であり、本実施例では、配当コイン15枚の「すいか」図柄、配当コイン8枚の「Bell」図柄、配当コイン5枚の「バナナ」図柄、配当コイン2枚の「チェリー」図柄が使用されている。その他、特殊当り状態とは、コインを消費しないで再ゲームが可能な当選状態であり、専用の「リプレイ」図柄が使用される。
上記した大当り状態、中当り状態、小当り状態、特殊当り状態の当否がステップST5の処理で判定された後、何らかの当選状態である場合には、直接、演出抽選処理(ST7)に移行するが、当選しなかったハズレゲームの場合には、先ず、図4(a)に示す変則停止抽選処理を実行する(ST6)。
図4(a)に示すように、変則停止抽選処理では、まず、累積カウンタCTをインクリメント(+1)処理する(ST40)。ここで、累積カウンタCTの数は、ステップST5の判定において非当選となったハズレゲームの累積回数を意味している。次に、インクリメント処理後の累積カウンタCTの値が判定され(ST41)、CT≧5の場合に限り、変則停止の抽選処理が行われる。すなわち、非当選状態が5回累積して、累積カウンタCTの値がCT≧5の場合に初めて、所定の抽選テーブルに基づいて変則停止抽選は行われる(ST42)。なお、本実施例では、累積カウンタCTの閾値を5としたが、任意の閾値が選択可能である。
ステップST42の変則停止抽選処理は、例えば、図4(c)の変則停止抽選テーブルに基づいて行われる。累積カウンタCTの値に基づいて、変則停止抽選テーブルの該当欄が特定され、ハードカウンタ28から乱数値RND2を検出した後、乱数値RND2を抽選テーブルに規定されている数値範囲と対比することによって抽選処理が実行される。なお、乱数値RND2の取得は、ステップST4の場合と同じであるが、取得後の乱数値の下位8ビットのみ使用するので、乱数値RND2は、0〜255の範囲内の数値となる。
変則停止抽選処理(ST42)では、乱数値RND2と抽選テーブルの当選値範囲とを対比するが、非当選状態が継続するほど遊技者は退屈感を覚えるので、より非当選の累積回数が多いほど当選しやすいように構成されている。つまり、累積カウンタCTの値が大きいほど、当選値範囲が広く設定されている(図4(c)参照)。
このような変則停止抽選判定の結果、変則停止抽選に当選した場合には、変則停止フラグFGをFG=1とするとともに、累積カウンタCTを初期値(=0)に戻す(ST44)。なお、変則停止フラグFGは、後述する停止制御(ST12)において参照されるものであり、変則停止を実現させるためのフラグである。また、累積カウンタCTをゼロに戻すのは、一度、変則停止を行った後は、暫らく(実施例では5回のゲーム)は変則停止を行わないためである。
次に、演出抽選処理を行う(図3のST7)。演出抽選の具体的内容は、特に限定されないが、当否抽選処理(ST4)において当選状態であれば、その内容をランプ演出や音声演出などで報知する演出が考えられる(ST9,ST13)。なお、この演出抽選処理(ST7)は、変則停止抽選(ST6)と排他的に行っても良く、その場合には、ステップST9やST13において演出動作が行われた場合には、必ず何らかの当選状態であることを遊技者に報知することになる。
何れにしても、演出抽選(ST7)や変則停止抽選(ST6)が終われば、次に、3つの回転リール1a〜1cの回転を開始させる。また、ステップST7の演出抽選処理の結果、何らかの演出を行うことが決定されている場合には、その演出を行う(ST9)。したがって、遊技者は、演出動作が実行されている場合には、その演出内容を参考にして特定の図柄の停止を狙って停止操作を行うことになる。
その後、遊技者がストップボタン5を押せば(ST10がYes)、それが最終ボタンの停止操作か否かが判定された後(ST11)、最終ボタンの停止操作でない場合には、変則停止の場合もある回転リール停止制御処理が行われる(ST12)。図4(b)は回転リール停止制御(ST12)の具体的内容を示すものである。
CPU19は、先ず、変則停止抽選の変則停止フラグFGを検出し(ST50)、FG=0の場合には通常停止の制御を行い(ST51)、FG=1の場合は変則停止の制御を行う(ST52)。先に説明したように、変則停止とは、遊技者の押したストップボタンに対応しない回転リールを停止させることをいう。例えば、ストップボタン5aを押した場合、通常の停止制御では、対応する回転リール1aが停止するが、変則停止制御においては、回転リール1bまたは1cが停止する。
このような変則停止制御が行われると、ストップボタンを押した遊技者は、自分の意図しない回転リールが停止するという思いがけない結果に、興味をそそられ、長時間の非当選状態による停滞感を払拭することが可能となる。
このように、本実施例では、時として変則停止動作が生じることがあるが、何れにしても、回転リールの停止制御は、その回のゲームが当選状態である場合は、該当する当選図柄を停止ライン上に揃えるよう停止制御され、ハズレ状態であれば、何れの当選図柄も停止ライン上に揃わないように停止制御がされる。なお、遊技者の停止操作のタイミングが不適切であるため、該当する図柄が近くに存在しない場合には、せっかくの当選状態を逃してしまうことになるが、大当り状態と中当り状態については、当該当選図柄が停止ライン上に揃うまで、次回のゲーム以降もその当選状態が維持されるようになっている。
2つめのストップボタンを押した場合も、1つめのストップボタンを押した場合と同様の処理が行われるが、遊技者が3回目の停止操作を行った場合は、ステップST14において、残りの回転リールの停止制御を行った後、最終的に有効停止ライン上に大当り図柄(BB図柄)や中当り(RB図柄)が揃ったか否かが判定される(ST15)。ここで、ステップST15の判定結果がNOの場合には、有効停止ライン上の停止図柄に応じて、必要な払い出し処理を行った後(ST16)、ステップST1の処理に戻る。
一方、ステップST17の処理の結果、有効停止ライン上にBB図柄か又はRB図柄かが揃った場合には、コイン払い出し処理を行った後(ST16)、複数回のボーナスゲームを開始させる(ST17)。そして、ボーナスゲームが終了すれば、その後は、通常のゲームとしてステップST1の処理に戻る。
以上、説明した通り、第1実施例の構成によると、大当り状態や中当り状態に当選しない状態が長く継続した場合でも、飽きがくることなく、次回の大当りの当選状態に備えることができる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。第1実施例では、変則停止制御は非当選状態において行われる構成としたが、本実施例では、大当り状態や中当り状態の当選状態を報知する演出動作として変則停止動作が行われる。すなわち、遊技者の押したストップボタンに対応しない回転リールが停止するという変則停止制御を行うことによって、遊技者にボーナスゲームに係わる内部抽選状態を報知するような構成としている。以下、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図5は、第2実施例に係るスロットマシンSLの動作内容を説明するフローチャートである。遊技者がコインを投入した後(ST21)、スタートレバー4を操作すると(ST22)、先ず、今回のゲームが当選状態か否かの抽選処理が行われ(ST23)、次に、演出抽選を行うか否かが判定される(ST24)。
本実施例において、演出抽選を行う条件としては、(1)ステップST23の当否抽選処理の結果、大当り状態か中当り状態かハズレ状態となったこと、(2)ステップST23の当否抽選処理の結果である大当り状態か中当り状態の当選状態が今だ実効化されておらず、且つ、その当選状態に関連して一度も変則停止動作を行っていないことが条件となる。そして、このような判定条件を満たす場合には、ステップST25において演出抽選処理が行われ、その後で回転リールの回転が開始される(ST26)。
一方、上記(1)(2)の双方または一方の条件を満たさない場合には、演出抽選処理(ST25)を行うことなく、回転リールの回転が開始される。このように、この実施例では、当否抽選処理(ST23)の結果、大当り状態か又は中当り状態になったことを遊技者に報知(虚偽報知も含む)する目的で変則停止動作が行われ、且つ、一度この変則停止動作を実行すれば、その当選状態が実効化されるまで二度と変則停止動作を行うことはない。
図6は、演出抽選処理(ST25)で参照される変則停止用の抽選テーブルである。この抽選テーブルでは、ステップST23の当否抽選処理の結果に応じて、変則停止制御をすべきか通常停止制御をすべきかの数値範囲が規定されている。抽選テーブルに規定されている数値範囲は、乱数値RND3の値と対比されるが、乱数値RND3の取得は、ステップST4の場合と同じである。但し、取得後の乱数値の下位8ビットのみを使用するので、乱数値RND3は、0〜255の範囲内の数値となる。
図示の通り、この実施例では、大当り状態や中当り状態では1/2程度の確率で変則停止動作が生じるが、その他の当選状態では、変則停止が生じない。一方、ハズレゲームでも、1/13程度の確率で変則停止動作が生じるようになっており虚偽報知として機能している。
回転リールの回転開始後の動作について説明を続けると、回転リールの回転中、CPU19はストップボタンが押されるのを待ち(ST27)、ストップボタンが押されたら、それが最終のボタン操作か否か確認する(ST28)。そして、その後、ステップST25の演出抽選処理の結果に基づいて、回転リールの停止制御が行われる。
例えば、演出抽選処理(ST25)の抽選結果が通常停止であった場合には、ステップST29、ST30において、回転リールの通常停止制御が行われる。一方、演出抽選処理結果が変則停止であった場合には、遊技者の押したストップボタンに対応しない回転リールが停止される。
図6に示すように、第2実施例では、大当たり(BB)状態か中当り(RB)状態である場合には、1/2程度の確率で回転リールの変則停止制御が行われる。したがって、遊技者は、変則停止動作によって現在のゲームが大当り状態か中当り状態であることを期待することができ、これを手掛かりにして、次回ゲームでは停止ラインに当選図柄を揃えようとストップボタンを押すことになる。なお、大当り状態と中当り状態の内部抽選状態は一度当選すると、停止ラインに当選状態に対応する図柄が揃うまで、その当選状態は次回以降のゲームに持ち越される。
ステップST29、ST30の停止制御後の処理は、図3の場合と同じであり、停止ライン上に揃った図柄に応じて、払い出し処理が行われ(ST32、33)、大当り図柄若しくは中当り図柄が揃った場合には、ボーナスゲームに移行し(ST34)、その後、ステップ21の処理に戻ることになる。
このように、第2実施例においては、回転リールを変則的に停止させることでボーナスゲームに係わる内部抽選状態を報知するという、従来と異なる斬新な演出動作によって遊技者の興味を喚起することができる。なお、変則的に停止するのは一度だけであるから、その後は遊技技能を駆使して該当図柄を停止ライン上に揃えることが可能となる。
次に、本発明の第3実施例について説明する。スロットマシンでは、一般に、ストップボタン押下時(ストップ信号の立上がり時)を基準に停止操作を判定するが、この実施例では、時として、ストップボタンからの離脱時(ストップ信号の立下がり時)を基準にストップボタンの操作を認識している。そして、このような認識に基づいて、回転リールの停止制御をすれば、通常より回転リールの移動距離が長くなることで内部抽選状態を遊技者に報知できることになる。以下、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図7は、第3実施例を説明するフローチャートである。ステップST61〜ST66の処理内容は、図5に示すステップ21〜ST26と同様であり、演出抽選処理(ST65)の具体的内容が異なるだけである。図6(b)は、第3実施例で使用する抽選テーブルを図示したものであり、ステップST65の演出抽選処理では、図示の抽選テーブルに基づいて、回転リールの停止操作の判定をストップ信号の立上がり時もしくは立下がり時のいずれを基準とするか決定される。
図6(b)に示すように、この実施例では、子当り状態の場合には、必ずストップ信号の立上がり時を基準に、それ以降の停止制御が開始されるが、大当り状態又は中当り状態の場合には、1/2程度の確率でストップ信号の立下がり時を基準に以降の停止制御が開始される。なお、演出抽選処理で使用される乱数値RND3は、0〜255の範囲内の数値である。
ストップ操作の認識処理(ST68、ST69)は、ステップST65の抽選結果に応じて相違する。図8は、ストップ信号検出処理を具体的に示しており、ストップ信号の立上がり時(ストップボタン押下時)を基準に回転リールの停止制御を開始する場合には、図8(a)に示すように、取得したストップボタン信号がLレベルである限り、ストップ信号の取得処理を繰り返す(ST80、ST81)。そのような処理を繰り返していると、やがて遊技者がストップボタンを押すことで、ストップボタン信号が立上がるので、このことを条件にステップST70の処理に移行させる。
一方、ストップ信号の立下がり時(ストップボタンからの離脱時)を基準に回転リールの停止制御する場合には、図8(b)に示す通り、先ず、ストップ信号の信号レベルがLレベルからHレベルに立上がるのを待ち(ST90〜91)、Hレベルに変化すれば、今度は、ストップ信号の信号レベルがHレベルからLレベルに立下がるのを待つ(ST92〜93)。このようにして、ストップ信号レベルの立下がりを検出すれば、ステップST70においてストップボタンが最終ボタンか否かを判定するとともに、回転リールの停止制御を行う(ST71、72)。
図6(b)の抽選テーブルにおいては、内部抽選結果が大当たり(BB)状態、中当り(RB)状態であるときには、1/2程度の確率で回転リール停止制御が立下がり基準で行われるように乱数値が設定されており、一方、小当たり状態やリプレイ状態の場合には、常に、立上がり基準で停止制御されるように設定されている。これによって内部抽選状態が大当たり(BB)状態、中当り(RB)状態であることを遊技者に報知することができる。
この点を更に具体的に説明すると以下の通りである。ストップボタン5が押された後、回転リールの移動可能な最大距離は限定されており、この実施例では図柄5コマ分を限度としている。但し、これは、停止制御の基準をストップ信号の立上がり時とした場合である。ところが、停止制御の基準を立下がり時とした場合には、ストップボタンを押してから離すまでの時間にもよるが、ストップボタンを押してから少なくとも図柄6コマ分は図柄が移動することになる。
通常、遊技者はストップボタン5を押した後の回転リールの最大移動距離を経験的に体得しているので、通常より多いコマ数が移動すると、その動きを通常と異なる動作であると認識することができる。したがって、遊技者は、通常と異なる停止動作を手掛かりに内部が当選状態であることを推理することができる。なお、ストップボタンを離してから停止制御が行われるのは、虚偽報知の場合を除けば、ボーナスゲームに係わる当選状態に限られ、且つ、一度このような停止制御がされた後は通常の停止制御に戻るので、以降、遊技者の慣れた停止リズムに従って、当選状態に応じた図柄を停止ラインに揃えることができる。
このように、第3実施例においては、回転リールの停止が最大移動可能距離を越えて行われることによって、内部抽選状態を報知しており、斬新な演出動作により、遊技者の興味を喚起することができる。しかも、この移動コマ数が通常より多いか否かの判断は微妙であり、この意味でも遊技者にとっては興味深いものとなる。なお、内部抽選結果がハズレであった場合にも、ストップボタンからの離脱時を基準に停止制御される場合があるが、そのような虚偽報知の確率は低く設定されており特に遊技者に不快感を与えるものではない。また、この場合には次回以降のゲームにおいて、演出抽選処理(ST65)はスキップされず、ステップST65において再び演出抽選処理が行われる。
以上、本発明の実施例について具体的に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更可能である。例えば、第3実施例と異なり、常に回転リール停止制御の基準をストップ信号の立下り時(ストップボタンからの離脱時)を基準として行う構成としてもよい。この場合には、ストップボタンを離さない限り、停止操作をしたことにならないので、ストップボタンの押下時のタイミングをミスしてもストップボタンからの離脱時にミスを解消でき、また目標図柄を狙いやすいという利点もある。
実施例に係るスロットマシンの概観正面図である。 図1のスロットマシン内部構成を示すブロック図である。 第1実施例のメインルーチンを説明するフローチャートである。 図3の一部を説明するフローチャートである。 第2実施例のメインルーチンを説明するフローチャートである。 第2実施例及び第3実施例で使用する抽選テーブルである。 第3実施例のメインルーチンを説明するフローチャートである。 図7の一部を説明するフローチャートである。 ストップ操作とストップ信号との関係を説明するタイムチャートである。
符号の説明
SL スロットマシン
1 回転リール

Claims (7)

  1. スタート操作に基づいて複数個の回転リールを回転させ、機器内部の抽選処理によって決定されたゲーム結果と遊技者のストップ操作とに基づいて各回転リールを停止させるスロットマシンにおいて、
    所定条件を満たした場合には、ストップ操作とこれに起因して停止する回転リールとの対応関係を変化させるようにしたことを特徴とするスロットマシン。
  2. スタート操作に基づいて複数個の回転リールを回転させ、機器内部の抽選処理によって決定されたゲーム結果と遊技者のストップ操作とに基づいて各回転リールを停止させるスロットマシンにおいて、
    所定条件を満たした場合に、ストップボタンからの離脱時を基準に回転リールの停止制御を開始させるようにしたことを特徴とするスロットマシン。
  3. 機器内部の抽選処理の結果、ゲーム価値が最高の大当り状態となった場合には演出抽選処理を行い、その抽選結果に応じて、ストップ操作と回転リールの対応関係を決定している請求項1に記載のスロットマシン。
  4. 機器内部の抽選処理の結果、ゲーム価値が最高の大当り状態となった場合には演出抽選処理を行い、その抽選結果に応じて、ストップボタンからの離脱時を基準に回転リールの停止制御を開始させるか否かを決定している請求項2に記載のスロットマシン。
  5. 前記演出抽選に当選した場合には、その後、前記大当り状態が実効化されるまで、前記抽選処理を行わないようにしている請求項3又は4に記載のスロットマシン。
  6. 機器内部の抽選処理の結果、ハズレ状態の場合も演出抽選処理を行い、その抽選結果に応じて、ストップ操作と回転リールの対応関係を決定している請求項1、請求項3、請求項5のいずれかに記載のスロットマシン。
  7. 機器内部の抽選処理の結果、ハズレ状態の場合も演出抽選処理を行い、その抽選結果に応じて、ストップボタンからの離脱時を基準に回転リールの停止制御を開始させるか否かを決定している請求項1、請求項3、請求項5のいずれかに記載のスロットマシン。
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