JP2008175183A - 往復動圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属接触となる弁板と吸入弁間の漏れをボルト部を既存のシリンダーガスケットにビ−ドを形成することによりボルト部から外部への漏れをなくすことができる往復動圧縮機を提供すること。
【解決手段】 吸入弁56と弁板50が金属接触している往復動圧縮機70において、シリンダーガスケット10の締結ボルト用穴部4外周にビード1を前記吸入弁56側に当該吸入弁56の板厚より高く形成するとともに、前記吸入弁56の締結ボルト用穴部4を前記シリンダーガスケット10の前記ビード1の径よりも幾らか大きく形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、斜板式圧縮機、揺動式圧縮機等の往復動圧縮機に関し、詳しくは、冷凍サイクルに用いられる往復動圧縮機に関する。
従来この種の圧縮機構造体をボルトで締結する際、ボルト部に密閉するためのシール部材を挿入して締結している。
図4は特許文献1に示される圧縮機を示す図で、(a)は断面図,(b)は(a)のb−b線側から眺めた側面図である。
図4を参照すると、シリンダーブロック13とケーシング11と一体になったハウジングのシリンダーブロック端面に、シリンダーヘッドが弁板50等を介してボルト4によって締結されている。
また、図5は特許文献2に示された圧縮機のシリンダーヘッドの締結機構を示す部分断面図である。図5に示すように、シリンダーブロック13の端面に吸入弁部材56,弁板57,ガスケット58が重ねられ、その上にシリンダーヘッド40が重ねられて、ボルト45によって締結されている。シリンダーブロック13とシリンダーヘッド40との間には、シールのためのO−リング59が設けられている。ここで、図示の例では、ガスケット58のボルト挿入穴の周辺部分58aが、ボルト挿入側に向かって折れ曲がった形状を有している。このために、ボルト締結の際には、ボルト45によって、周辺部分58aが内側に押し込まれ、そのために、ボルト45と周辺部分58aとの隙間がなくなるという利点を有している。
特開2002−174170号公報 実開平6−25577号公報
しかしながら、弁板50と吸入弁は夫々金属で形成されているために、弁板50と吸入弁との間が金属接触となる。そのために、シリンダーボア28間の洩れ防止のため高い面圧を必要とする。特に、二酸化炭素(CO)を冷媒とする圧縮機においては高圧が10Mpaを超えるためより高い面圧が必要となる。
また、周知のように、弁板50と吸入弁間にO−リング等のシール部材が用いられているが、O−リング等のシール部材のためコストアップになるという欠点を有した。
更に、締結ボルトにシール用金属部材を挿入し外部漏れをなくすなどの方策が考えられるが、軟鋼部材を挿入するため必要ボルト荷重が出にくく、またコストアップにつながるという欠点を有した。
そこで、本発明の技術的課題は、金属接触となる弁板と吸入弁間の漏れをなくすことができるシール構造を備えた往復動圧縮機を提供することにある。
本発明によれば、吸入弁と弁板が金属接触している往復動圧縮機において、シリンダーガスケットの締結ボルト用穴部外周にビード又は凸部を前記吸入弁側に当該吸入弁の板厚より高く形成するとともに、前記吸入弁の締結ボルト用穴を前記シリンダーガスケットの前記ビードの径よりも幾らか大きく形成したことを特徴とする往復動圧縮機が得られる。
また、本発明によれば、前記往復動圧縮機において、二酸化炭素を冷媒として用いることを特徴とする往復動圧縮機が得られる。
さらに、本発明によれば、前記往復動圧縮機において、容量可変型であることを特徴とする往復動圧縮機が得られる。
本発明においては、金属接触となる弁板と吸入弁間の漏れをボルト部を既存のシリンダーガスケットにビ−ドを形成することによりボルト部から外部への漏れをなくすことができる往復動圧縮機を提供することができる。
図1は本発明の実施の形態による往復動圧縮機の全体構成を示す断面図である。
図1を参照すると、往復動圧縮機70は、外郭をなす円筒状のケーシング11と、ケーシング11の一端側に形成されたフロントエンドプレート12と、ケーシング11の他端側に形成されたシリンダーブロック13とを備え、これらが一体に形成されたハウジング15を構成している。
フロントエンドプレート12の中心部は外方に突出して円筒状のボス部14が形成されている。ボス部14内部を貫通して、シリンダーブロック13の中心孔17内部までクランク室24を貫通して駆動軸16が設けられている。
駆動軸16の一端側は、ラジアル軸受け18を介してボス部14の内壁14aに支持されている。ラジアル軸受け18の軸方向外部は、シール部材19によって、駆動軸16とボス部14の内壁14aとの隙間がシールされている。
また、駆動軸16の他端側は、スラスト軸受け21,ラジアル軸受け22によって、シリンダーブロック13の中心孔17に支持され、スラスト軸受け21は位置決め部材23によって、軸方向の移動を防止されている。
ハウジング15のクランク室24内部の一端の駆動軸16の周囲には、ロータ25とこのロータ25に軸方向に並んで回転斜面板26が設けられている。ロータ25と回転斜板26とは、ヒンジピン25a,及び係合長孔26aを介して連結されている。
ロータ25のボス部側の面はスラスト軸受け27を介して、フロントエンドプレートの内壁12aに支持されている。
シリンダーブロック13の中心孔17の周囲には、駆動軸16の方向に沿って延在するシリンダーボア28が周方向に複数、好ましくは、3以上の奇数個、夫々の間に間隔を置いて並んで設けられている。シリンダーボア28内には、ピストン31が設けられている。
ピストン31は、シリンダーボア28内を往復動するピストン本体32と、ピストン本体32のクランク室24内に伸びたピストン駆動伝達部33とを備えている。駆動伝達部33には、回転斜板26の周縁部26aを収容する斜板通過溝33aと、回転斜板26の周縁部の両端面に半球形状のシュー34,34を収容するシュー受容部が夫々設けられている。
シリンダーブロック13の一端には、弁板50を介してシリンダーヘッド40が設けられている。シリンダーヘッド40には、吸入室41と吐出室42が区画形成されている。
弁板50には、シリンダーボア28と吸入室41とを連絡する吸入孔51と、シリンダーボア28と吐出室42とを連絡する吐出孔52とを備えている。吸入孔51をシリンダーブロック13側から覆うように図示しない、吸入弁が形成され、それを覆うように図示しないガスケットが設けられている。また、吐出孔52を、シリンダーヘッド側から覆うように図示しない、吐出弁が形成され、それを覆うようにバルブリテーナ43がボルト44a及びナット44bによって固定されて設けられている。吐出孔52を、シリンダーヘッド側から覆うように図示しない、吐出弁が形成され、それを覆うようにバルブリテーナ43が設けられている。
このような構成の圧縮機において、駆動軸16が回転すると、ロータ25が回転し、それに伴って回転斜板26が駆動軸16とともに回転する。回転斜板26が回転すると、その周縁部26aは、軸に沿う揺動運動を行う。この揺動運動は、周縁部26aの両端面に設けられたシュー34,34を介してピストン31の駆動軸16に沿う往復動に変換される。ピストン31が後退する際に、外部の冷媒回路から吸入室に流入された冷却媒体、例えば、COは、吸入室41からシリンダーボア28内に吸収される。ピストン31が後退運動から進行運動に変わりシリンダーボア内を進行する際に、冷却媒体を圧縮して、吐出室42に吐出し、外部の冷媒回路に流出する。以上までは、従来技術とほぼ同様の構成である。
しかし、本発明では、シリンダーブロックと弁板との間のボルト穴のシール構造が従来とは異なっている。
図2は図1の圧縮機のボルト締結部付近の部分拡大断面図である。図3は、図1の圧縮機の弁板、吸入弁部材、ガスケットの形状を示す分解組立斜視図である。
図2及び図3を参照すると、シリンダーブロック13と、シリンダーヘッド40との間には、駆動軸16の方向に、ガスケット10、吸入弁部材56、弁板50、及び吐出弁部材57の順で設けられている。
図3に示すように、弁板50には、最も外周寄りに、ボルト穴55、その径方向内側で、且つボルト穴55とは、異なる半径上に吸入孔51、その同じ半径上で且つ内側に吐出孔52が、中心のバルブリテーナ43を固定するための固定孔59を中心にして同心円上に形成されている。
吸入弁部材56には、最も外周寄りに、ボルト穴56a、その径方向内側で、且つボルト穴55とは、異なる半径上に吸入弁56a、その同じ半径上で且つ内側に吐出孔56dが、中心のバルブリテーナ43を固定するための固定孔50aを中心にして同心円上に形成されている。
ガスケット10には、最も外周寄りに、周囲にビード1を備えたボルト穴4、その径方向内側で、且つボルト穴4とは、異なる半径上にシリンダーボアの口径とほぼ等しい穴5が中心穴17とほぼ同様の口径の穴7を中心にして同心円状に形成されている。
図2を参照すると、シリンダーガスケット10のボルト穴4の周囲に断面山形になるように一面に突出したビード1が、裏面に窪み2が形成され、表現側にビード1として山形に突出するように、エンボス加工によって形成されている。このビード1の径Rbは、ボルト穴径Rgよりも大きくなるように形成されている(Rb>Rg)。また、吸入弁部材56のボルト穴56aの径Rvは、シリンダーガスケット10のビード径RBよりいくらか大きく形成されている(Rv>Rb)。
また、シリンダーガスケット10のボルト穴4の吸入弁側のビード(凸部)の山の高さHbは、吸入弁部材56の板厚Tvよりも高く形成されている。
したがって、本発明によれば、圧縮機の組立時のシリンダーブロック13にシリンダーヘッド40をボルト45で固定する際に、締結ボルト締め込みにより、シリンダーガスケット10のビード1が押しつぶされて吸入弁部材56と同一面を形成することにより、シール性を確保することができる。
また、これにより金属接触面となる吸入弁部材56と弁板50との間の漏れがボルト45側へ漏れることがなくなる。
なお、本発明の実施の形態においては、容量制御機構を持たない圧縮機について述べたが、容量制御機構、たとえば、吸入室及び吐出室とクランク室を連絡する制御ガス通路及びそのいずれかに設けられた容量制御弁を備えた可変容量型の往復動圧縮機にも適用できることは勿論である。
以上の説明の通り、本発明においては、ピストン式往復動圧縮機や可変容量型圧縮機に適用できる。
図1は本発明の実施の形態による往復動圧縮機の全体構成を示す断面図である。 図1の圧縮機のボルト締結部付近の部分拡大断面図である。 図1の圧縮機の弁板、吸入弁部材、ガスケットの形状を示す分解組立斜視図である。 特許文献1に示される圧縮機を示す図で、(a)は断面図,(b)は(a)のb−b線側から眺めた側面図である。 特許文献2に示された圧縮機のシリンダーヘッドの締結機構を示す部分断面図である。
符号の説明
1 ビード
2 凹部
3 段部
4 ボルト穴
5 開口部
6 ねじ穴
7 中心開口部
10 ガスケット
11 ケーシング
12 フロントエンドプレート
12a フロントエンドプレート
13 シリンダーブロック
14 ボス部
14a 内壁
15 ハウジング
16 駆動軸
17 中心孔
18 ラジアル軸受け
19 シール部材
21 スラスト軸受け
22 ラジアル軸受け
23 位置決め部材
24 クランク室
25 ロータ
26 回転斜板
26a 係合長孔
27 スラスト軸受け
28 シリンダーボア
31 ピストン
32 ピストン本体
33 ピストン駆動伝達部
33a 斜板通過溝
33b シュー受容部
34 シュー
40 シリンダーヘッド
41 吸入室
42 吐出室
43 バルブリテーナ
44a ボルト
44b ナット
45 ボルト
50 弁板
50a 固定孔
51 吸入孔
52 吐出孔
55 ボルト穴
56 吸入弁部材
56a ボルト穴
57 吐出弁部材
58 ガスケット
58a 周辺部分

Claims (3)

  1. 吸入弁と弁板が金属接触している往復動圧縮機において、シリンダーガスケットの締結ボルト用穴部外周にビードを前記吸入弁側に当該吸入弁の板厚より高く形成するとともに、前記吸入弁の締結ボルト用穴を前記シリンダーガスケットの前記ビードの径よりも幾らか大きく形成したことを特徴とする往復動圧縮機。
  2. 請求項1に記載の往復動圧縮機において、二酸化炭素を冷媒として用いることを特徴とする往復動圧縮機。
  3. 請求項1に記載の往復動圧縮機において、容量可変型であることを特徴とする往復動圧縮機。
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