JP2008174133A - 車両用室内照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型かつ薄型で、車両の室内全体をむらなく照明することができるとともに、照明演出効果が向上する車両用照明装置を提供する。
【解決手段】車両の室内を照らす車両用室内照明装置において、光を出射する発光面25と前記光を入射する入射面26が面交差する構成を有する導光部材22a,22bと該導光部材22a,22bの入射面26,26に対向させて複数個の半導体発光素子を並列配置した光源とを有してなる導光板A20,B20を、床面7上に複数枚重ね合わせて設け、かつ、室内側に配置された導光板A20の裏面側に配置された導光板B20の発光面25からの出射光が、導光板A20の導光部材22aを透過して室内に出射する構成とした。
【選択図】図2
【解決手段】車両の室内を照らす車両用室内照明装置において、光を出射する発光面25と前記光を入射する入射面26が面交差する構成を有する導光部材22a,22bと該導光部材22a,22bの入射面26,26に対向させて複数個の半導体発光素子を並列配置した光源とを有してなる導光板A20,B20を、床面7上に複数枚重ね合わせて設け、かつ、室内側に配置された導光板A20の裏面側に配置された導光板B20の発光面25からの出射光が、導光板A20の導光部材22aを透過して室内に出射する構成とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、乗用車等の車両の室内を照明する車両用室内照明装置に関する。
乗用車等、車両の室内を照明する照明灯(ルームランプ等)は、通常、車両室内の天井面の中心部位またはその近傍に設けられたものが多い(例えば特許文献1参照)。特にワゴンタイプの車両等に設置される室内灯は広い車両室内を照明するように大型のものが用いられ、そこから車両室内のシートクッション面や床面等に照明光を照射している。
特許文献1に示されるような照明装置は、白熱電球を光源として使用し、この白熱電球の外側を、拡散透過特性を持つ樹脂等の材質で形成されたカバーで覆われた構成となっている。そのため、大きな厚みを必要とし、また必然的に小型になるので、車両室内をむらなく均一に照明するようなことは難しかった。
そこで、光を出射する発光面とその光を入射する入射面が面交差する構成を有する導光部材と該導光部材の入射面に対向させて複数個の半導体発光素子を並列配置した光源とを有してなる導光板を天井に取り付け、該天井から車両室内を照明するようにした車両用室内灯も提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の車両用照明灯では、薄型化並びに大型化が可能で、車両の室内をむらなく均一に照明することができる。
実開昭54−3759号公報
特開2000−127847号公報
しかしながら、特許文献2に示される室内灯では、導光板を天井に取り付け、単に車両室内を照明する機能だけを持たせたものであり、車両室内空間の照明に演出効果を持たせる配慮等はなされていなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、大型かつ薄型で、車両の室内全体をむらなく照明することができるとともに、照明演出効果が向上する車両用照明装置を提供することにある。
本発明に係る車両用室内照明装置は、車両の室内を照らす車両用室内照明装置において、光を出射する発光面と前記光を入射する入射面が面交差する構成を有する導光部材と該導光部材の前記入射面に対向させて複数個の発光素子(例えば半導体発光素子)を並列配置した光源とを有してなる導光板を、床面上に複数枚重ね合わせて設け、かつ、室内側に配置された第1の導光板の裏面側に配置された第2の導光板の発光面からの出射光が、前記第1の導光板の導光部材を透過して前記室内に出射するようにしたことを特徴としている。
この構成によれば、複数個の半導体素子を導光部材の入射面に対向させて並列配置し、半導体素子の光を入射面から導光部材内の全体に隙間なく入射させることができるので、大型かつ薄型化が可能で、車両の室内全体をむらなく照明することができる。
また、床面上の第1の導光板の裏面側に重ね合わされて配置された第2の導光板の発光面からの出射光が、第1の導光板の導光部材を透過して室内に出射するので、第2の導光板からの出射光が第1の導光板の導光部材を透過するとき、第1の導光板の光源から入射された光と合成される。この合成により、コントラストや発光色を変えた、あるいはイルミネーション効果や立体感を持たせる等の、照明の演出が可能になる。また、照明の演出をガイド情報等として使用することも可能になる。
上記構成において、前記第2の導光板における前記発光面の面積は、前記第1の導光板における前記発光面の発光面積よりも小とし、かつ、該第2の導光板の前記光源による発光により前記第1の導光板における発光面の発光色を可変できるようにした、構成を採用できる。
この構成によれば、第1導光板における発光面を、第2の導光板の光源を発光させると、第2の導光板と重なっている部分だけ、あるいはその周辺を含めて、第1の導光板における発光面の発光色を可変したり、あるいはイルミネーション効果を持たせたりすることができ、色々な照明の演出が可能になるとともに、ガイド情報の種類を増加させることも可能になる。
上記構成において、前記第1の導光板は、前記導光部材の前記発光面と反対側の裏面に、該導光部材内に入射された光を前記発光面の外部に向けて拡散させる多数の錐形の凹部または凸部を全面に亘って設けた、構成を採用できる。
この構成によれば、導光部材の発光面と反対側の裏面に、多数の錐形の凹部または凸部を設けることにより、入射光の水平方向、垂直方向の拡散は言うに及ばず、入射光の四方八方の拡散が可能になり、発光面全体が発光した状態にでき、全体輝度の上昇をもたらし、車両の室内を明るく感じさせることが可能になる。また、錐形の凹部または凸部により、イルミネーション効果を向上させることも可能になる。
上記構成において、前記第2の導光板は、複数の導光板からなり、該複数の導光板を格子状に並べて配置した、構成を採用できる。
この構成によれば、複数の導光板の配置位置及び数等を変えると、周囲の環境に好適な照明光が簡単に得られる。
本発明によれば、大型かつ薄型で、車両の室内全体をむらなく照明し、少ない光量でも車両の室内を明るく感じさせる照明演出効果が得られる。また、床面上に重ね合わせて配置された第1の導光板と第2の導光板の光を合成して、コントラストや発光色を変える、あるいはイルミネーション効果や光に立体感を持たせる等の演出が可能になるので、照明演出効果も向上する。さらに、照明の演出をガイド情報等としても使用することが可能になる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る車両用照明装置を適用した車両の全体平面図、図2は一部を省略して示す図1のA−A線矢視断面図である。
図1及び図2において、本実施の形態の車両1は、車室内に車両前方側から前席2,2と第1後席3,3と第2後席4を設けた三列シートのワゴンタイプの車両である。また、この車両1には、車両側部に、前席2,2に対応したフロントドア5,5と第1後席3,3に対応したリアドア6,6を設けてある。
車室内の床面7は、車両前後方向に略水平に延びるフラット面で構成されている。その床面7上において、左右の前席2,2及び第1後席3,3の各間はそれぞれ左右に離され、その間に中央通路8を設け、該中央通路8を使って前席2,2から第1後席3,3の間を通って第2後席4へ、またその逆の移動を可能にしている。
さらに、車室内の床面7と天井面9には、車室内を照明する板状をした後述する複数枚の導光板ユニット200,200…が取り付けられている。複数枚の導光板ユニット200,200…は、床面7及び天井面9にそれぞれ格子状に並べられ、かつ床面7及び天井面9にそれぞれ埋設された状態にして取り付けられている。なお、図1では、天井面9側における導光板20の図示は省略してある。
図1中に符号Fで示すハッチングの領域は、車室内の床面7に配設された導光板ユニット200の発光領域である。導光板ユニット200は、前後方向に細長く延びている導光板A20と、導光板A20よりも発光面25の面積が小で、かつ導光板A20の裏面側に重ね合わされた状態にして配置されている導光板B20とでなる。
なお、導光板ユニット200は、発光領域Fをほぼカバーできるものであれば、その大きさ、及び導光板A20に対する導光板B20の数は限定されるものではない。すなわち、1枚の導光板ユニット200で全ての発光領域Fをカバーできるものであれば、1枚の導光板A20と1枚の導光板bでなる1枚の導光板ユニット200だけを使用してもよい。これに対し、1枚の導光板ユニット200に複数枚の導光板B20を格子状に並べて配置するようにした場合、あるいは複数枚の導光板ユニット200を格子状に並べて配置するようにした場合では、周囲の環境に応じて発光領域Fの大きさ及び形、並びに配設位置及び数等を変えると、周囲の環境に好適な照明光を簡単に得ることが可能になる。
本実施の形態においては、図1のA−A線断面部分に相当する床面7の箇所では、図2に示すように、車両幅方向において、左側の第1後席3,3のシートレール11,11間の部位と、中央通路8の部位と、右側の第1後席3のシートレール11,11間の部位とにそれぞれ分かれて、3枚の導光板ユニット200が、後述する発光面25を天井面9側に向けて平面格子状に並べられ、かつ床板12に固定して取り付けられている。
なお、導光板ユニット200が並べられた後からは、拡散透過特性を持つ樹脂等の材質で形成されたシート状の透過材13が導光板ユニット200の上面を覆うようにして敷かれ、導光板ユニット200の表面が保護される。透過材13には、例えば大理石の絵柄が付してある。大理石の絵柄を付した場合では、導光板A20,B20からの光を透過させると、あたかも床面7に大理石が敷かれているように見える。透過材13に付される絵柄は、大理石以外のものであってもよく、また絵柄を設けなくてもよい。
図3は、床面7側における中央通路8部分に配設された導光板ユニット200と透過材13の構成を示す一部分解斜視図である。図3において、透過材13には、前記シートレール11,11と対応する位置に、前記シート(前席2,2、第1後席3,3、第2後席4)の前後方向の移動を可能にするためのスリット状の開口15,15…が、前後方向に伸ばされた状態で形成されている。
他方、前記導光板ユニット200は、ハウジング21と導光部材22a,22bと光源23a,23bと遮光板24a,24b等により構成されている。このうち、ハウジング21と導光部材22aと光源23a及び遮光板24aで上記導光板A20を構成し、ハウジング21と導光部材22bと光源23b及び遮光板24bで上記導光板B20を構成している。したがって、図3の導光板ユニット200では、ハウジング21が導光板A20,B20におけるハウジングを兼ね、また1枚の導光板A20の裏面側に、前後方向に所定の間隔をおいて4枚の導光板B20,B20…を重ね合わせて配置した状態にして一体化されている。
さらに詳述すると、ハウジング21は、導光板A20の導光部材22aと光源23a及び遮光板24aを収容する収容凹部21aと、導光板B20の導光部材22bと光源23b及び遮光板24bを収容する4個の収容凹部21b,21b…を有した合成樹脂製の箱体として形成されている。なお、4個の収容凹部21b,21b…は、収容凹部21a内から、さらに奥側に向かって一段凹んだ状態にして形成されており、4個の収容凹部21b,21b…と収容凹部21aとは連通している。
前記導光部材22a及び22bは、ガラス製または合成樹脂(例えば、ポカーボネイト樹脂、メタクリル樹脂、ポリメチルメタクリエート樹脂等)製の光透過性を有する板材であり、その表面が光を出射する発光面25で、その裏面が反射面であり、発光面25と面交差する一側端面が光を入射する入射面26で、他の側端面が反射側端面になっている。また、発光面25と反対側の裏面には、図4に裏面を一部拡大して示すように、微小の錐形をした凹部27が全面に亘って多数設けられている。この例では円錐形の凹部であって、図に示す断面が三角形をなす。発光面25から出射する光により、導光部材22が淡い光で立体的にかつ均一に見えるように、凹部27は所定のピッチたとえば2mmの等ピッチで設けられている。また、円錐形の底面の円の直径が0.4mmであると好ましい。さらに、発光面25の内面に微細な凹凸などのシボ加工(梨地模様、エンボッシング)あるいは反射面加工などを施しても良い。
光源23a及び23bは、同一方向に向けて発光させる複数の半導体発光素子である発光ダイオード(以下、LEDという)28,28…で構成されている。各LED28は、横方向に延びる縦壁板状のプリント基板29の表面に所定の間隔をおいて横方向1列に、各LED28の中心軸線が互いに横方向で一致するようにして並設し、固定してある。プリント基板29は、各LED28,28…をそれぞれ発光させる点灯回路がプリント形成してある回路基板で、プリント基板29の電源ラインを車体側の制御回路(図示略)に接続することで、各所定の点灯ができるようになっている。
遮光板24a及び24bは、半透明または不透明な合成樹脂製の薄い板材であり、光源23a,23b及びプリント基板29,29を外側から隠す部材である。
次に、導光板ユニット200の組立手順の一例を説明する。まず、ハウジング21の収容凹部21b,21b…内に導光部材22bを各々配置するとともに、その各導光部材22bの入射面26に沿わせて光源23bをプリント基板29と共に収容凹部21b内に各々収容し、さらに遮光板24bを光源23b及びプリント基板29の外側から被せる。そして、これら導光部材22b,22b…、プリント基板29,29…、及び遮光板24b,24b…をそれぞれハウジング21に固定する。
次いで、ハウジング21の収容凹部21a内に導光部材22aを配置するとともに、この導光部材22aの入射面26に沿わせて光源23aをプリント基板29と共に収容凹部21a内に収容し、さらに遮光板24aを光源23a及びプリント基板29の外側から被せる。そして、これら導光部材22a,プリント基板29及び遮光板24aを、それぞれハウジング21に固定すると組立が完了する。その後、組立を終えた導光板ユニット200を車体の所定の位置に配置し、かつ各プリント基板29の電源ラインを車体側の制御回路(図示略)にそれぞれ接続すると、車体への取り付けが完了し、導光板ユニット200を大型で薄型化された照明装置として使用することができる。
なお、導光板ユニット200において、導光板A20の光源23aが配列されている向きと導光板B20,B20…の光源23bが配列されている向きは、図3に示しているように、互いに直角に交差するようにしてある。
図5は、導光板A20,B20の動作説明図である。図5を用いて導光板A20,B20の動作を次に説明する。導光板A20,B20は、光源23a,23bの全LED28,28…、またはその一部を発光させて、それらの光を入射面26から導光部材22a,22b内に入射せしめる。各LED28,28…の光は、それぞれ各LED28,28…の先端から放射状に広がり、かつ、狭いピッチで複数のLED28,28…を並列に配設してあるので、光を導光部材22a,22b内の全体に隙間なく入射する。
このように、導光部材22a,22b内の全体に広がった光は、導光部材22a,22bの裏面である乱反射面30で反射して拡散し、この反射光が導光部材22a,22b内で反射を繰り返しながら、やがて導光部材22a側にあっては発光面25から外部(車室側)に向けて出射し、これらの光が車室内を照明する。一方、導光部材22b側にあっては、導光部材22aの発光面25から導光部材22a内に、導光部材22aの背面から入り、さらに該導光部材22a内を透過して車室側に向けて出射し、光源23aからの光と共に車室内を照明する。なお、導光部材22a,22bの乱反射面30には、それぞれ多数の錐形をした凹部27が全面に亘って形成してあるので、光が多方向に乱反射するのを助長する。これらの凹部27は、錐形形状を変えることにより、イルミネーション効果を持たせることも可能になる。
また、光源23aからの光は、車室内をむらなく均一に照明するが、光源23bからの光、すなわち導光部材22bから出射して来る光は、導光部材22aの発光面25上に、導光部材22bの形(本実施の形態では四角形)の模様を浮き立たせ、照明の演出効果を生み出す。
なお、実施の形態の構造では、次の(1)〜(4)ようにして実施すると、照明における上記以外の演出効果を作り出すことができる。
(1)導光板A20における光源23aのLED28,28…は、青色LEDと黄色LEDを交互に配列させて設け、導光板B20における光源23bのLED28,28…は全て白色LEDを配列させて設ける。そして、車体側における制御回路の切り換えで、青色LEDを点灯させると導光板A20の発光面25による発光が青色となり、黄色LEDを点灯させると白色となり、青色LEDと黄色LEDを同時に点灯させると青空色に発光させることができる。このように、LED28,28…の選択及び点灯制御を行うと、導光板A20における発光面25の発光色を可変した演出効果を持たせることができる。
(2) 人が歩く中央通路8内の導光板B20における光源23bの発色を変え、また点滅させたりすることにより、人が乗車して座席に着くまでの経路をガイドさせる等の情報表示ができる。
(3)導光板B20を発光させて透過材13に印刷された各種の絵柄を浮き出させるように見せる。
(4)導光板B20の発光面25の前面に、文字・図形等が描かれたマスクを配置し、文字・図形等を浮き出させて情報表示を行う。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲の概念を逸脱しない範囲で、上記実施の形態の構造に種々の変形や変更を施すことも可能である。
例えば、上記実施の形態では、乱反射面30に錐形の凹部27を設けた構成にしたが、錐形の凹部に変えて凸部を設けても、同様な乱反射が得られるものである。
上記実施の形態では、半導体発光素子としてLEDを用いた構成にしたが、他の種類の半導体発光素子を用いることも可能である。
上記実施の形態の導光板20a,20bでは、入射面26と光源23a,23Bを導光部材22a,22bの片側端面にだけ設けた構成にしたが、入射面26と光源23a,23bを導光部材22a,22bの両端面側に各々設けてもよい。
上記実施の形態では導光板A20のハウジングと導光板B20のハウジングを、1個のハウジング21で兼用し、導光板A20と導光板B20とを導光板ユニット200として一体化した構成にしたが、導光板A20と導光板B20を別体にした構成とにしてもよい。
7 床面
8 中央通路
9 天井面
13 透過材
A20 導光板
B20 導光板
21 ハウジング
21a 収容凹部
21b 収容凹部
22a 導光部材
22b 導光部材
23a 光源
23b 光源
24a 遮光板
24b 遮光板
25 発光面
26 入射面
27 凹部
28 LED(半導体発光素子)
29 プリント基板
30 反射面
200 導光板ユニット
F 床面側の発光領域
8 中央通路
9 天井面
13 透過材
A20 導光板
B20 導光板
21 ハウジング
21a 収容凹部
21b 収容凹部
22a 導光部材
22b 導光部材
23a 光源
23b 光源
24a 遮光板
24b 遮光板
25 発光面
26 入射面
27 凹部
28 LED(半導体発光素子)
29 プリント基板
30 反射面
200 導光板ユニット
F 床面側の発光領域
Claims (4)
- 車両の室内を照らす車両用室内照明装置において、
光を出射する発光面と前記光を入射する入射面が面交差する構成を有する導光部材と該導光部材の前記入射面に対向させて複数個の発光素子を並列配置した光源とを有してなる導光板を、床面上に複数枚重ね合わせて設け、かつ、室内側に配置された第1の導光板の裏面側に配置された第2の導光板の発光面からの出射光が、前記第1の導光板の導光部材を透過して前記室内に出射するようにしたことを特徴とする車両用室内照明装置。 - 前記第2の導光板における前記発光面の面積は、前記第1の導光板における前記発光面の発光面積よりも小とし、かつ、該第2の導光板の前記光源による発光により前記第1の導光板における発光面の発光色を可変できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両用室内照明装置。
- 前記第1の導光板は、前記導光部材の前記発光面と反対側の裏面に、該導光部材内に入射された光を前記発光面の外部に向けて拡散させる多数の錐形の凹部または凸部を全面に亘って設けたことを特徴とする請求項1または2記載の車両用室内照明装置。
- 前記第2の導光板は、複数の導光板からなり、該複数の導光板を格子状に並べて配置したことを特徴とする請求項1,2または3に記載の車両用室内照明装置。
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