JP2008173700A - ハム原木等のスライス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数個のハム原木を同時に切断して一定本数のハム原木をより短時間で切断処理できるうえ、構造が簡単で全体コストが少なくて済むスライス装置を提供する。
【解決手段】傾斜配置される駆動台2と、カッター機構3と、原木台4とを備えている。駆動台2には、各ハム原木M1・M2に対応する送り軸11・12と軸駆動機構と、各送り軸11・12で往復操作されるグリップ台13・14と、グリップ台13・14のスライドブロック28を移行案内する1個のガイドレール15を設ける。各グリップ台13・14にはハム原木M1・M2を捕捉固定するグリッパー31が設けてある。各グリッパー31のグリップ台13・14からの突出寸法L1・L2を、各スライドブロック28のガイドレール15における長手方向の位置差に応じて大小に異ならせて、ガイドレール15を共用しながら、各ハム原木M1・M2を個別に送給調整できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、柱状のハム原木やベーコン原木などを所定厚みに切断するためのスライス装置に関する。
この種の装置は、本出願人の提案にかかる特許文献1に公知である。そこでは、1本のハム原木を送給装置で切断位置へ向かって間欠送給し、切断位置に達したハム原木を円盤状のカッターで切断する。切断位置の近傍手前には、ハム原木の周長を計測する測長機構が設けてあり、その計測結果に基づいて送給装置の次回送給量を制御することによりスライスハムの重量補正を行い、パック詰めされるスライスハムの全体重量を均一化している。
上記のスライス装置は、1本のハム原木を切断し終えてから、次のハム原木を受け台上に載置し切断可能な状態にするための切断準備作業に時間が掛かる。つまり、切断準備と切断動作とを交互に行う必要があるため、単位時間あたりの切断量に限界がある。このような段取り時間を短縮するために、ハム原木を連続切断できるようにしたスライス装置が提案されている(特許文献2参照)。そこでは、受け台と送給装置とをそれぞれ一対ずつ設け、一方の受け台上に載置したハム原木をカッターで切断する間に、他方の受け台上に新たなハム原木を載置して切断姿勢で待機させ、各受け台上のハム原木を交互に連続切断できるようにしている。隣接配置した受け台は移動台で支持されており、この移動台が幅方向へ往復移動することで、各受け台に載置したハム原木の中心をカッターの回転中心と一致させている。各受け台は、水平の待機位置と、カッターへ向かって下り傾斜する作動位置とに姿勢変更でき、待機位置においてハム原木を補充する。
上記のスライス装置とは別に、受け台上に2本のハム原木を載置しておき、これらのハム原木を同時に切断するスライス装置が提案されている(特許文献3参照)。そこでは、各ハム原木に対応して第1・第2の送給装置を備えており、各送給装置の送り量を個別に制御することにより、各ハム原木におけるスライス厚みを変更できるようにしている。
特開平10−217190号公報(段落番号0015、図1) 特開2004−98257号公報(段落番号0017〜0020、図5) 特開平8−118288号公報(段落番号0048、図9)
特許文献2のスライス装置は、隣接配置した各受け台上のハム原木を交互に連続して切断できるので、従来のスライス装置に比べてハム原木を能率よく切断できる。しかし、受け台および送給装置と、各受け台を昇降揺動する機構などを2系統設け、さらに両受け台を幅方向へ往復移動する台移動機構などを設ける必要があるので、スライス装置の構造が複雑になるのを避けられず、導入コストが高く付くのを避けられない。また、各受け台上のハム原木を交互に連続して切断できるものの、切断対象となるハム原木は常に1個だけであるので、一定個数のハム原木を切断処理するのに多くの時間が掛かるのを避けられない。
特許文献3のスライス装置は、2個のハム原木を同時に切断するので、切断効率を向上できる。しかし、特許文献2のスライス装置と同様に、各ハム原木に対応して送給装置や、付随装置を2系統ずつ設ける必要があり、スライス装置の構造が複雑で全体コストが高く付くのを避けられない。
本発明の目的は、複数個のハム原木を同時に切断して一定本数のハム原木をより短時間で切断処理できるうえ、構造が簡単で全体コストが少なくて済むスライス装置を提供することにある。本発明の目的は、複数個のハム原木を同時に切断でき、しかも、各ハム原木から切断された所定枚数のスライスハムの重量を一定にして、ハム原木の切断からパック詰めに至る作業を能率よく行えるスライス装置を提供することにある。
本発明のスライス装置は、機台1上に傾斜配置される駆動台2と、駆動台2の一側に配置されて複数個の柱状のハム原木M1・M2を傾斜支持する原木台4と、原木台4の傾斜下端に配置されるカッター機構3とを備えている。駆動台2には、各ハム原木M1・M2に対応して設けられる複数個のグリップ台13・14と、各グリップ台13・14を往復操作する送給機構と、各グリップ台13・14に固定したスライドブロック28を移行案内するガイドレール15とが設けられている。各スライドブロック28は、1個のガイドレール15の長手方向に隣接間隔Eをあけて配置する。各グリップ台13・14は原木台4の側へ向かって連出されて、その連出端にハム原木M1・M2の端部を捕捉固定するグリッパー31が設けられている。以て、各グリッパー31のグリップ台13・14からの突出寸法L1・L2を、各スライドブロック28のガイドレール15における隣接間隔Eに対応して大小に異ならせてあることを特長とする。
送給機構は、隣接配置される2個の送り軸11・12と、各送り軸11・12を個別に回転駆動する軸駆動機構を含んで構成する。各グリップ台13・14のそれぞれには、送り軸11・12と噛み合う雌ねじ体27と、ガイドレール15でスライド自在に案内支持されるスライドブロック28と、グリッパー31とを設ける。各グリッパー31は、各グリップ台13・14の連出端に固定した長さの異なるフレーム30に装着固定する。各グリップ台13・14のスライドブロック28を、ハム原木M1・M2の長さの差を吸収する余裕隙間を介して、ガイドレール15上に隣接配置する。
カッター機構3の近傍に、各ハム原木M1・M2から切断されたスライスハムSを送り操作する前段コンベア54と、前段コンベア54で移送されたスライスハムSを受け取る複数の計量コンベア56・57と、計量コンベア56・57で受け止められた所定枚数のスライスハムSの合計重量を計測する複数の計量器60・61と、送給機構の送り量を制御するコントローラー62とを設ける。以て、各計量器60・61から出力される計量信号に基づいて、送給機構をコントローラー51で制御して、個別にハム原木M1・M2を送給制御できるようにする。
原木台4を下方の待機位置と、待機位置から駆動台2に隣接して傾斜する上方の作動位置とに往復変位できるよう機台1で支持し、原木台4と機台1との間に、原木台4を昇降変位操作する受台操作機構を設ける。
本発明のスライス装置では、駆動台2に複数個のグリップ台13・14と、各グリップ台13・14を往復操作する送給機構を設け、各グリップ台13・14に固定したスライドブロック28を1個のガイドレール15の長手方向に隣接配置した。さらに、各グリップ台13・14にグリッパー31を設け、各グリッパー31のグリップ台13・14からの突出寸法L1・L2を、両スライドブロック28のガイドレール15における長手方向の隣接間隔Eに対応して大小に異ならせることにより、1個のガイドレール15で案内支持した複数のグリップ台13・14を送給機構で個別に送給制御できるようにした。したがって、本発明のスライス装置によれば、複数個のハム原木M1・M2を同時に切断して一定本数のハム原木をより短時間で切断処理できるにもかかわらず、ガイドレール15を共用する分だけハム原木M1・M2用の送り構造を簡素化して、スライス装置の製造に要するコストを削減できる。構造が簡単な分だけ故障の確率も低下できる。
送り軸11・12と、各送り軸11・12を回転駆動する軸駆動機構などで送給機構を構成し、各グリップ台13・14のそれぞれに、送り軸11・12と噛み合う雌ねじ体27と、ガイドレール15で案内支持されるスライドブロック28と、グリッパー31とを設けるスライス装置によれば、市販されている汎用部品で送給機構を構成できるので、スライス装置の全体コストを抑止できる。各グリップ台13・14に固定したフレーム30にグリッパー31を装着固定すると、構造が簡単で長さが異なるフレーム30を複数個用意するだけで、グリッパー31の各グリップ台13・14からの突出寸法L1・L2を大小に設定できるので、その分だけスライス装置の製造コストを抑止できる。
各グリップ台13・14のスライドブロック28を、ハム原木M1・M2の長さの差を吸収する余裕隙間を介してガイドレール15上に隣接配置すると、ハム原木M1・M2の全長寸法にばらつきがある場合にも、ばらつき寸法を吸収して複数のハム原木M1・M2を切断開始時点から同時に切断できる。
カッター機構3の近傍に、スライスハムSを受け止める複数の計量コンベア56・57と、計量コンベア56・57で受け止められた所定枚数のスライスハムSの合計重量を計測する計量器60・61とを設け、各計量器60・61から出力される計量信号に基づいて、送給機構をコントローラー51で制御して、個別にハム原木M1・M2を送給制御できるようにしたスライス装置によれば、後続するスライスハムSの切断厚みを増減調整して合計重量を補正できるので、各ハム原木M1・M2の直径寸法が異なる場合でも、これらのハム原木M1・M2から切断された所定枚数のスライスハムSの合計重量を一定にでき、ハム原木の切断からパック詰めに至る一連の作業を能率よく行うことができる。さらに所定枚数のスライスハムSの合計重量のばらつきを最小限化して歩留まりを向上し、その分だけハムの生産効率を向上できる。
原木台4を下方の待機位置と、待機位置から駆動台2に隣接して傾斜する上方の作動位置とに往復変位できるよう機台1で支持し、原木台4を、原木台4と機台1との間に設けた受台操作機構で昇降変位操作するスライス装置によれば、待機位置に下降した状態の原木台4にハム原木M1・M2を載置し所定位置に保持すればよいので、一連の切断準備作業をより少ない労力で簡便に行える。原木台4の清掃や保守作業も楽な姿勢で簡便に行える。
(実施例) 図1ないし図5は本発明に係るスライス装置の実施例を示す。図2において、スライス装置は機台1と、機台1上に傾斜配置される駆動台2と、駆動台2の一側に配置されて2個の円柱状のハム原木M1・M2を支持する原木台4と、原木台4の傾斜下端の縦壁6に配置されるカッター機構3と、原木台4を昇降変位操作する受台操作機構と、駆動台2の上外面を覆う駆動台カバー7と、カッター機構3の外面を覆うカバー8などで構成してある。
図1に示すように駆動台2の上面側には、各ハム原木M1・M2に対応して設けられる第1・第2のグリップ台13・14と、各グリップ台13・14を往復操作する送給機構と、両グリップ台13・14を移行案内する1個のガイドレール15とが設けてある。送給機構は、第1・第2の送り軸11・12と、各送り軸11・12を回転駆動する2組の軸駆動機構とからなる。送り軸11・12はねじ軸で構成されていて、ガイドレール15と平行に配置してある。図3に示すように軸駆動機構は、駆動台カバー7の上壁内面に固定されるサーボモーター18を駆動源にして、その回転動力をタイミングプーリー19・20、およびタイミングベルト21を介して各送り軸11・12に伝動できるように構成する。
図4に示すように、各グリップ台13・14は駆動台2の側に配置されるベース台23と、原木台4の側に配置される支持ベース24と、これら両者23・24を繋ぐU字枠25とで構成する。U字枠25は、駆動台カバー7の側壁下端を潜り抜けるように配置される。図1において第1グリップ台13のベース台23は、ガイドレール15と、同レールに隣接する送り軸11の上面を横断する状態で幅狭に形成してある。第2グリップ台14のベース台23は、隣接する2個の送り軸11・12とガイドレール15の上面を横断する状態で広幅に形成してある。
同様に、第1グリップ台13の支持ベース24は、ガイドレール12に隣接する側のハム原木M1の側端のみを横断できるよう幅狭に形成してあり、第2グリップ台14の支持ベース24は、隣接する2個のハム原木M1・M2の側端を横断できるよう広幅に形成してある。第1グリップ台13のベース台23の下面側には、第1送り軸11と噛み合う雌ねじ体27と、ガイドレール12でスライド自在に案内支持されるスライドブロック28とが固定してある。同様に、第2グリップ台14のベース台23の下面側には、第2送り軸12と噛み合う雌ねじ体27と、ガイドレール12でスライド自在に案内支持されるスライドブロック28とが固定されている。
上記のように、第1グリップ台13を第1送り軸11で送り操作することにより、ガイドレール12に隣接する側のハム原木M1の送給量を大小に変更調整でき、第2グリップ台14を第2送り軸12で送り操作することにより、ガイドレール12から遠く離れる側のハム原木M2の送給量を大小に変更調整できる。図1に示すように各グリップ台13・14のスライドブロック28・28は、ガイドレール15の長手方向に所定の隙間をあけて配置する。
各支持ベース24の突端上面にはフレーム30が固定され、フレーム30の上面にハム原木M1・M2を捕捉固定するグリッパー31が組み込んである。グリッパー31は、直線列に配列される上下一対の捕捉爪32の一群を備えており、各ハム原木M1・M2の側端に捕捉爪32を喰い込ませることにより、ハム原木M1・M2を捕捉固定する。
先に説明したように、ガイドレール15上におけるスライドブロック28・28の位置が異なっていると、両者の位置差分だけグリッパー31の捕捉位置にずれを生じることとなり、隣接配置したハム原木M1・M2の切断を同時に開始するのが困難となる。このような不具合を解消して、隣接配置したハム原木M1・M2を同時に切断するために、各グリッパー31のグリップ台13・14からの突出寸法L1・L2を、スライドブロック28・28の隣接間隔Eに対応して大小に異ならせている。
具体的には、第1グリップ台13に固定されるフレーム30の長さ寸法を小さくし、第2グリップ台14に固定されるフレーム30の長さ寸法を大きくして、グリッパー31の突出寸法L1・L2が大小に異るようにした。突出寸法L1・L2は、各スライドブロック28のガイドレール15における長手方向の位置差を基準寸法にして決めることができ、少なくとも寸法L2から寸法L1を差し引いたときの値が、スライドブロック28・28の隣接間隔Eと同じか、これより僅かに大きければよい。実際には、ハム原木M1・M2の長さが±50mm前後ばらつくので、(L2−L1+50=>E)となるように突出寸法L1・L2を設定する。隣接間隔Eは実用寸法として150mm前後あればよい。
上記のように、各グリッパー31のグリップ台13・14からの突出寸法L1・L2を大小に異ならせることにより、各スライドブロック28・28を1個のガイドレール15で移行案内しているにもかかわらず、第1グリップ台13と第2グリップ台14の送り量を個別に送給調整しながら、隣接するハム原木M1・M2を同時に切断できる。もちろん、図1に示すように一方のハム原木M1の長さが、他方のハム原木M2より短い場合にも、両ハム原木M1・M2の切断を同時に開始できる。
図3および図5に示すようにカッター機構3は、モーター33と、ディスク状の切断刃34と、モーター33の回転動力を切断刃34に伝動する駆動機構などで構成してあり、切断刃34を第1軸芯P1の周りに自転させながら、第2軸芯P2の周りに公転させて、隣接するハム原木M1・M2を同時に切断できる。
原木台4は左右横長の台板で形成されており、その上面の長手方向全長にわたって2個のハム原木M1・M2を移行案内するガイド溝36が凹み形成してある(図4参照)。原木台4は下方の待機位置と、待機位置から駆動台2に隣接して傾斜する上方の作動位置とに往復変位できるよう機台1で支持してある。詳しくは、原木台4のカッター機構3側の端部下面に固定したブラケット37を、機台1に設けた揺動軸38で軸支して、原木台4を水平の待機位置(図3に示す状態)と、駆動台2に隣接する作動位置(図2に示す状態)とに昇降揺動できるように支持している。そのうえで、原木台24と機台1との間に受台操作機構を設けて、原木台4を待機位置と作動位置とに変位操作できるようにしている。受台操作機構は、原木台4の下面に一端が機台1に軸支された操作シリンダー39を配置し、そのピストンロッド40の先端をブラケット37に連結して構成する。
原木台4のカッター機構3側の端部には、ハム原木M1・M2を受け止めるシャッター42と、ハム原木M1・M2の切断端を保持するハム保持機構とが設けてある。シャッター42は、原木台4の側面に設けた操作シリンダー44で昇降操作でき、各ハム原木M1・M2を載置するとき、図3に示すように原木台4の上面に突出してハム原木M1・M2の切断端を受け止める。
原木台4が作動位置まで揺動操作され、各ハム原木M1・M2がグリッパー31で捕捉固定されると、シャッター42は下降操作されてハム原木M1・M2の送給領域から退避する。この後、軸駆動機構を駆動することにより、各ハム原木M1・M2はカッター機構3の側へ送り込まれてハム保持機構で押さえ保持される。図2に示すように、ハム保持機構は操作シリンダー47でレバー48を介して部分回動操作される操作軸49と、操作軸49の側端に突設される押圧アーム50と、押圧アーム50の突端に固定されるローラー軸51と、ローラー軸51で遊転自在に軸支される複数の押圧ローラー52などで構成する。
操作シリンダー47、レバー48、および操作軸49は駆動台カバー7の内部に配置され、押圧アーム50は駆動台カバー7の外面に沿って配置される。図5に示すように押圧ローラー51は、ハム原木M1・M2の上面を押圧した状態で、ハム原木M1・M2の送給動作に連動して遊転する。このように、押圧ローラー51で切断端を押圧保持した状態でハム原木M1・M2を切断すると、切断刃34によるスライス作業を正確に行うことができ、切断されたスライスハムSの重量のばらつきを最小限化できる。
切断刃34で切断されたスライスハムSの重量を計測し包装工程へと送り出すために、カッター機構の下方に一対の前段コンベア54と、所定枚数のスライスハムSの重量を計測する2個の計量コンベア56・57と、計量後のスライスハムSを包装工程へと送出する送出コンベア58を設けている。各計量コンベア56・57の下部には、所定枚数のスライスハムSの合計重量を計測する計量器60・61が設けてある。これらの計量器60・61から出力される計量信号はコントローラー62に出力される。
計量信号を受けたコントローラー62は、所定枚数のスライスハムSの基準重量との差から、各ハム原木M1・M2の次回送給量を決定し、決定された送給信号を軸駆動機構に出力して、各送り軸11・12の駆動量を個別に制御する。なお、所定枚数のスライスハムSの合計重量を計量器60・61で計測する間にもハム原木M1・M2の切断は行われるので、コントローラー62から軸駆動機構へフィードバックされる送給信号は、計量対象となった所定枚数のスライスハムSの、次の次の切断時に反映されることになる。
次に、スライス装置の作業手順を説明する。切断前のハム原木M1・M2は予め直径寸法(または縦横寸法)が計測してあるので、この計測値をコントローラー62に入力しておく。原木台4を待機状態にし、シャッター42を原木台4の端部上面に突出させた状態で、ひとつのハム原木M1をガイドレール15に隣接する側のガイド溝36の上に載置し、その端部をシャッター42に接当する。さらにもうひとつのハム原木M2を残るガイド溝36の上に載置し、その端部をシャッター42に接当する。両ハム原木M1・M2の全長寸法が異なる場合は、原則として全長寸法が小さなハム原木をガイドレール15に隣接する側のガイド溝36の上に載置するが、必ずしもその必要はなく、逆であっても問題なく両ハム原木M1・M2の切断を同時に開始できる。
両ハム原木M1・M2を載置した状態で原木台4を上方揺動操作して作動姿勢にし、各ハム原木M1・M2の傾斜上端側の端部をグリッパー31で捕捉固定する。こののち、シャッター42を下降退避させて両ハム原木M1・M2を送給操作し、それぞれの切断端を切断位置に臨ませ、押圧ローラー51で押圧保持する。この状態で、両ハム原木M1・M2の切断を開始するが、切断を開始した直後のスライスハムSは規定の重量に達しないので、送出コンベア58によってライン外へ除外される。計量コンベア56・57において計量器60・61で計測された所定枚数のスライスハムSは、合計重量が規定値に達した時点で送出コンベア58によって次の包装工程へと送給される。計量器60・61の計量信号を受けたコントローラー62は、先に説明したように送給信号を軸駆動機構にフィードバックして、軸駆動機構による各送り軸11・12の送給量を制御する。
両ハム原木M1・M2の全長寸法が異なる場合には、短い側のハム原木の切断が終了した時点で軸駆動機構を停止させて、長い側のハム原木の切断が終了するのを待つ。この後、両軸駆動機構を逆転駆動して両グリップ台13・14を傾斜上端のホーム位置へ戻し、グリッパー31の捕捉爪32をハム残塊から分離する。以後、原木台4を待機状態に戻して、新規なハム原木M1・M2を原木台4上に載置し、切断作業を繰り返し行う。
上記の実施例では、原木台4のみを待機位置と作動位置との間を部分回動できるようにしたが、必要があれば、駆動台2と原木台4の両者を同時に揺動操作して待機位置と作動位置とに切り換えることができる。また、上記の実施例では、ねじ軸からなる送り軸11・12と、これらに噛み合う雌ねじ体27と、サーボモーター18などを送給要素にして送給機構を構成したが、その必要はなく、例えばロッドレスシリンダ−を送給要素にして送給機構を構成することができる。
切断刃34の切断面と原木台4の傾斜下端との間に、原木台4に連続する補助テーブルを設け、ハム原木M1・M2の切断端を補助テーブルとハム保持機構とで、挟み保持することができる。本発明のスライス装置は、3個以上のハム原木を同時に切断できるように構成することができる。その場合には、駆動台2に1個のガイドレール15と、3個の送り軸を設ける。また、原木台4の両側に駆動台2を設けて、各駆動台2に1個のガイドレール15と2個の送り軸11・12を設けると、4個のハム原木を同時に切断できる。
スライス装置の概略平面図である。 スライス装置の概略側面図である。 原木台を待機姿勢にした状態のスライス装置の概略側面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 カッター機構の正面図である。
符号の説明
1 機台
2 駆動台
3 カッター機構
4 原木台
11 第1送り軸
12 第2送り軸
13 第1グリップ台
14 第2グリップ台
15 ガイドレール
27 雌ねじ体
28 スライドブロック
29 グリッパー
M1・M2 ハム原木

Claims (4)

  1. 機台(1)上に傾斜配置される駆動台(2)と、駆動台(2)の一側に配置されて複数個の柱状のハム原木(M1・M2)を傾斜支持する原木台(4)と、原木台(4)の傾斜下端に配置されるカッター機構(3)とを備えており、
    駆動台(2)には、各ハム原木(M1・M2)に対応して設けられる複数個のグリップ台(13・14)と、各グリップ台(13・14)を往復操作する送給機構と、各グリップ台(13・14)に固定したスライドブロック(28)を移行案内するガイドレール(15)とが設けられており、
    各スライドブロック(28)は、1個のガイドレール(15)の長手方向に隣接間隔(E)をあけて配置されており、
    各グリップ台(13・14)は原木台(4)の側へ向かって連出されて、その連出端にハム原木(M1・M2)の端部を捕捉固定するグリッパー(31)が設けられており、
    各グリッパー(31)のグリップ台(13・14)からの突出寸法(L1・L2)が、各スライドブロック(28)の隣接間隔(E)に対応して大小に異ならせてあるハム原木等のスライス装置。
  2. 送給機構が、隣接配置される2個の送り軸(11・12)と、各送り軸(11・12)を個別に回転駆動する軸駆動機構を含んで構成されており、
    各グリップ台(13・14)のそれぞれに、送り軸(11・12)と噛み合う雌ねじ体(27)と、ガイドレール(15)でスライド自在に案内支持されるスライドブロック(28)と、グリッパー(31)とが設けられており、
    各グリッパー(31)が、各グリップ台(13・14)の連出端に固定した長さの異なるフレーム(30)に装着固定されており、
    各グリップ台(13・14)のスライドブロック(28)が、ハム原木(M1・M2)の長さの差を吸収する余裕隙間を介して、ガイドレール(15)上に隣接配置してある請求項1記載のハム原木等のスライス装置。
  3. カッター機構(3)の近傍に、各ハム原木(M1・M2)から切断されたスライスハム(S)を送り操作する前段コンベア(54)と、前段コンベア(54)で移送されたスライスハムSを受け取る複数の計量コンベア(56・57)と、計量コンベア(56・57)で受け止められた所定枚数のスライスハム(S)の合計重量を計測する複数の計量器(60・61)と、送給機構の送り量を制御するコントローラー(62)とが設けられており、
    各計量器(60・61)から出力される計量信号に基づいて、送給機構をコントローラー(51)で制御して、個別にハム原木(M1・M2)を送給制御できる請求項1または2記載のハム原木等のスライス装置。
  4. 原木台(4)が下方の待機位置と、待機位置から駆動台(2)に隣接して傾斜する上方の作動位置とに往復変位できるよう機台(1)で支持されており、
    原木台(4)と機台(1)との間に、原木台(4)を昇降変位操作する受台操作機構が設けてある請求項2または3記載のハム原木等のスライス装置。
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