JP2008173060A - 代掻き作業機及びこれを用いた土寄せ作業方法 - Google Patents

代掻き作業機及びこれを用いた土寄せ作業方法 Download PDF

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Abstract

【課題】土寄せ後の耕土表面が均平になり、構造が複雑化せずにコスト上昇を抑え、使い勝手のよい代掻き作業機及び土寄せ作業方法を提供する。
【解決手段】代掻き作業機1は、回転自在に支持されたロータリ作業部13の上部を覆うシールドカバー15と、この後端部に枢結されたエプロン19と、この後端部に枢結されたレベラ21を備える。シールドカバー15とエプロン19との間にエプロン19の背面側への回動を規制する回動規制装置30を設ける。この装置は、エプロン19の表面側への回動を付勢するばね37と、エプロン19の回動規制位置の調整を行う位置調整部40を備える。位置調整部40は、エプロン19に枢結されたロッド部31の前端部に設けられたピン部材35の移動を案内する長孔部41と、ピン部材35に当接してロッド部前端部の前側への移動を規制するアーム部45と、アーム部45の回動を制御するシリンダ部47を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、代掻き作業機及びこれを用いた土寄せ作業方法に関し、特に、ロータリ作業部によって耕耘された圃場の隅部に形成された盛り上がった土を土寄せ可能な代掻き作業機及び土寄せ作業方法に関する。
従来、この種の代掻き作業機60は、例えば、特許文献1に記載されており、図6(a)(部分平面図)に示すように、機体61の一部を構成する装着フレーム62の下方にロータリ作業部(文献では砕土体)を回転自在に設け、このロータリ作業部の上部を覆うシールドカバー15(文献ではカバー体)を機体61に設け、ロータリ作業部の後方側に位置したシールドカバー15の後端部にロータリ作業部によって耕耘された耕土を整地する第1整地体63を上下方向に回動可能に設け、第1整地体63の後端部に第1整地体63によって整地された耕土をさらに整地にする第2整地体64を設けて構成されている。
この代掻き作業機60の第1整地体63は、機体61に取り付けられた固定板等を介して耕土表面を圧着するように設けられている。第2整地体64は、機体61に設けられた切換操作手段65を介して、第2整地体64の上下方向の揺動をフリーな状態にする揺動自由位置と土寄せ作業位置に設定可能に設けられ、第2整地体64が土寄せ作業位置に設定されると、第2整地体64は上下方向に立った状態となって、強制的に圃場の耕土を掻き込んで移動することが可能になる。
また、特許文献2には、土寄せ作業を行うときに、土寄せを行う整地体を別途設ける代掻き作業機も知られている。この代掻き作業機70は、図6(b)(斜視図)に示すように、上部がシールドカバー15によって覆われたロータリ作業部の後方側に、上下位置調整可能であって土寄せを行う第1整地体71を設け、この第1整地体71の後方側に上下動自在に設けられて圃場を整地する第2整地体72を設けて構成されている。
特開平9−94002号公報 特開2006−204108号公報
このような従来の代掻き作業機のうち、土寄せを行うときに第2整地体64を立たせた状態にする代掻き作業機60は、第2整地体64の先端部が整地体幅方向に凹凸66が連続して形成されており、第2整地体64によって圃場の耕土を土寄せすると、土寄せ作業跡が筋状となり易い。また第2整地体64の後方側に整地機構が存在しないので、圃場の耕土表面が粗くなるという問題が発生する。
また土寄せを行うときに第1整地体71を設ける代掻き作業機70は、この第1整地体71が土寄せを行うために設けられており、シールドカバー15の後端部に取り付けられたリヤカバー73と第1整地体71との間に土寄せの際に余った耕土を排出する排土開口部74が形成され、リヤカバー73の後端部に排土開口部74を覆うゴム板製の排土開口カバー体75が取り付けられているので、部品点数が多く、コストの上昇を招き、構造が複雑であり、使い勝手が悪いという欠点がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、土寄せ後の耕土表面を均平に整地し、代掻き作業機の構造を複雑化することなく、コストの上昇を抑え、使い勝手がよい代掻き作業機及びこれを用いた土寄せ作業方法を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明は、以下の特徴を有する。特徴の一つは、耕耘作業を行うロータリ作業部を回転自在に支持する機体と、該機体に設けられロータリ作業部の上部を覆うカバー部(例えば、実施形態におけるシールドカバー15)と、該カバー部の後端部に回動可能に支持されたエプロンと、該エプロンの後端部に回動可能に支持されたレベラを備える代掻き作業機において、土寄せ作業位置に移動させたエプロンの背面側への回動を規制する回動規制手段(例えば、実施形態における回動規制装置30)を設けることを特徴とする。
この特徴によれば、土寄せ作業位置に移動させたエプロンの背面側への回動を規制する回動規制手段を設けることにより、エプロンを土寄せ作業位置に移動させ、回動規制手段によってエプロンの背面側への回動を規制する。このため、エプロンを土寄せ作業位置に移動させた状態で機体が前進すると、エプロンは圃場の耕土を掻き込んで土寄せ作業を行うことができる。その結果、土寄せ後の耕土表面を均平に整地することができる。
また特徴の一つは、回動規制手段が、エプロンの背面側への回動に抗してエプロンを付勢する弾性体(例えば、実施形態におけるばね37)を有することを特徴とする。
この特徴によれば、回動規制手段はエプロンの背面側への回動に抗してエプロンを付勢する弾性体を有することで、エプロンによる土寄せ作業時に、エプロンの表面側に滞留した土の量が増大した場合、滞留した土の量が所定量を超えると弾性体が縮んでエプロンを背面側に回動させることができる。このため、エプロンの表面側に滞留した余分な土の排出が可能となり、土寄せ作業の作業性の低下を未然に防止することができる。
また特徴の一つは、回動規制手段がエプロンの背面側への回動を規制する位置の調整を行う規制位置調整部(例えば、実施形態における位置調整部40)を有することを特徴とする。
この特徴によれば、回動規制手段はエプロンの背面側への回動を規制する位置の調整を行う規制位置調整手段を有することで、エプロンによって圃場を整地する場合には、エプロンをより機体後方側に設定し、エプロンによって圃場の土寄せ作業をする場合には、エプロンを機体前方側に設定することができ、エプロンの回動規制位置調整が容易になって、代掻き作業機の使い勝手をより向上することができる。
また本発明の特徴は、耕耘作業を行うロータリ作業部を回転自在に支持する機体と、該機体に設けられロータリ作業部の上部を覆うカバー部と、該カバー部の後端部に回動可能に支持されたエプロンと、該エプロンの後端部に回動可能に支持されたレベラを備える代掻き作業機の土寄せ作業方法であって、エプロンを土寄せ作業位置に位置決めし、機体の進行に伴って、ロータリ作業部が圃場の耕土を耕耘し、エプロンが耕耘された耕土の土寄せ作業を行い、レベラが土寄せされた耕土の整地作業を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、エプロンを土寄せ作業位置に位置決めして、機体の進行に伴って、ロータリ作業部が圃場の耕土を耕耘し、エプロンが耕耘された耕土の土寄せ作業を行い、レベラが土寄せされた耕土の整地作業を行うことにより、エプロンによる土寄せ作業跡を平らにすることができる。また、既存のエプロンを土寄せ作業に使用することで、土寄せするための新たな部材を設ける必要がなく、代掻き作業機の構造の複雑化を防止することができ、代掻き作業機のコストの上昇を抑えるとともに、使い勝手を向上することができる。
本発明に係わる代掻き作業機及び代掻き作業方法よれば、上記特徴を有することによって、土寄せ後の耕土表面を均平に整地し、代掻き作業機の構造が簡易で、コストの上昇を抑え、使い勝手がよい代掻き作業機及び土寄せ作業方法を提供することができる。
以下、本発明に係わる代掻き作業機の実施形態を図1から図5に基づいて説明する。なお。説明の都合上、図1(側面図)及び図2(a)(平面図)に示す矢印の方向を前後方向及び左右方向として以下説明する。
代掻き作業機1は、図1(側面図)に示すように、左右方向に延びる主フレーム3を有した機体5の前部に、走行機体90の後部に設けられた図示しない3点リンク連結機構に連結されるトップマスト7とロアーリンク連結部を設けて、走行機体90の後部に対して昇降可能に装着される。主フレーム3の左右方向の中央部には前方へ突出する入力軸9aを備えたギアボックス9が設けられ、走行機体90のPTO軸からユニバーサルジョイント等の動力伝達手段を介して動力が入力軸9aに伝達されるようになっている。
主フレーム3の左側端部には、チェーン伝動ケース11が垂設され、主フレーム3の右側端部には側部フレームがチェーン伝動ケース11と対向して垂設されている。チェーン伝動ケース11に接続された主フレーム3の左側部及びチェーン伝動ケース11内には伝動機構が設けられ、チェーン伝動ケース11と側部フレームの下端部間に多数の耕耘爪を取り付けたロータリ作業部13が回転自在に設けられている。そして、入力軸9aに伝達された動力は、ギアボックス9を介して主フレーム3及びチェーン伝動ケース11内の伝動機構に伝達されて、ロータリ作業部13を所定方向に回転させる。
ロータリ作業部13の上側はシールドカバー15により覆われ、このシールドカバー15の左右方向両端部には側部カバー17が設けられている。シールドカバー15の後端部には、エプロン19の前端部が上下方向に回動自在に取り付けられて、エプロン19は斜め下方に延びる。エプロン19の後端部19aは左右方向に略直線状に形成されて、耕土表面を平らに整地する。エプロン19の後端部には、レベラ21が上下方向に回動自在に取り付けられて、レベラ21はその下面が接地して耕土表面を均平にする。
機体5の左右両端部よりも中央部側のエプロン19の背面とシールドカバー15の上面との間には、エプロン19の背面側への回動を規制する一対の回動規制装置30が設けられている。この回動規制装置30は、図1、図2(a)及び図2(b)(背面図)に示すように、前後方向に延びてエプロン背面側に配置されたロッド部31と、ロッド部31の前端部の前側への移動を規制する位置の調整を行う位置調整部40を備える。ロッド部31は、その後端部がエプロン19の背面に取り付けられた支持部材33に対して回動自在及び摺動可能に取り付けられ、前端部に設けられたピン部材35が位置調整部40に設けられた長孔部41に沿って移動可能に取り付けられている。
支持部材33は、左右方向に対向して配設された一対の支持板33aを備え、これらの支持板33a間には円柱状の回動部34が回動自在に取り付けられている。この回動部34にロッド部31の後端部が摺動可能に挿通し、ロッド部31の中間部に取り付けられたピン36と回動部34との間のロッド部31に装着されて回動規制装置30の一部であるばね37によって、エプロン19の背面側への回動を抑制している。ロッド部31の中間部には、ピン36を挿着するための挿着孔がロッド部31の軸方向に所定間隔を有して複数設けられており、ピン36の挿着位置を変更すると、自然長に延びるばね37とピン36との隙間の大きさ調整が可能となって、エプロン19がフリーに回動できる範囲の調整が可能になる。
ロッド部31の前端部に設けられた前述したピン部材35は、その左右両端部がロッド部31から突出した状態で取り付けられ、この突出した左右一対のピン部材35が位置調整部40に対向配置された長孔部41に挿通されて、ロッド部31の前端部が前後方向に移動可能に支持されている。
位置調整部40は、シールドカバー15に取り付けられた本体部43と、本体部43に前後方向に回動自在に取り付けられてロッド部31のピン部材35と当接してロッド部31の前側端部の前側への移動を規制する位置を調整するアーム部45と、本体部43の上部に取り付けられてアーム部45を回動させるシリンダ部47とを有してなる。本体部43は、左右方向に対向して配置された一対の本体側支持板43aを備え、各本体側支持板43aに前述した長孔部41が前後方向に延びた状態で設けられている。この一対の本体側支持板43a間に前述したロッド部31の前側端部が配置されている。
一対の本体側支持板43a間の上部には、ロッド側を後方側に配置し、ボトム側を前側に配置したシリンダ部47が固定された状態で取り付けられている。シリンダ部47のロッド側先端部には、平面視においてU字状の連結部材49が取り付けられており、連結部材49の先端部には一対の本体側支持板43aの各外側上端部に前後方向に回動自在に取り付けられたアーム部45の中間部に回動自在に取り付けられている。このため、シリンダ部47が伸長すると、アーム部45はその下側が後方側に回動し、シリンダ部47が縮小するとアーム部45はその下側が前方側に回動する。シリンダ部47は、油圧式や電動式のいずれのものでもよい。
アーム部45は、その下側が長孔部41よりも下方位置まで延び、ロッド部31のピン部材35と接触する接触部45aを有している。このため、接触部45aをピン部材35に接触させた状態でシリンダ部47の伸縮をロックすると、アーム部45はロック状態となり、ピン部材35の前側への移動を規制することができる。
アーム部45は、シリンダ部47が略全伸長状態になると、接触部45aが長孔部41の後端位置の近傍に移動してピン部材35を長孔部41の後端位置に移動させ、シリンダ部47が略全縮小状態になると、接触部45aが長孔部41の前端位置の近傍に移動するように形成されている。
回動規制装置30のシリンダ部47は、走行機体90に搭乗した作業者の操作スイッチの操作に応じて伸縮動が制御されるように構成されている。操作スイッチは、走行機体90に搭乗した作業者が操作できる範囲内に設置されていればよく、走行機体90の運転席や代掻き作業機1の前側部分に設置されてもよい。
なお、前述した実施形態では、回動規制装置30を機体左右方向に一対設けた例を示したが、これに限るものではなく、回動規制装置30を機体5に一つ設け、又は三つ以上設けてもよい。
次に、このように構成された代掻き作業機1によって土寄せ作業を行う場合の土寄せ作業方法について説明する。通常、水田の土寄せ作業は、圃場内側の代掻き作業によって圃場周囲に形成された盛り上がった耕土を寄せて凹凸をなくすための作業である。先ず、本願発明の代掻き作業機1によって寄せる耕土の量が少ない土寄せ作業について説明する。図3(側面図)に示すように、圃場表面に対するエプロン19の傾き角度θが鋭角(図面ではθ=約50度)になる土寄せ作業位置Ptにエプロン19が位置するように、走行機体90に搭乗した作業者が操作スイッチを操作して回動規制装置30のシリンダ部47を伸長させる。また走行機体90の動力を入力軸9aに伝達して、ロータリ作業部13を所定方向に回転させる。そして、走行機体90を前進走行させて代掻き作業機1を前進させると、ロータリ作業部13によって圃場の耕土が耕耘され、回動規制装置30によってエプロン19の背面側への回動が規制されたエプロン19によって耕耘された耕土が整地され、更にレベラ21によって整地された耕土の表面が均平にされる。
また本願発明の代掻き作業機1によって寄せる耕土の量が多い土寄せ作業方法について説明する。先ず、図4(側面図)に示すように、エプロン19が圃場表面に対して略起立した状態(図面ではエプロン19の傾き角度θ=約70度)になる土寄せ作業位置Ptにエプロン19が位置するように、回動規制装置30のシリンダ部47を略全伸長状態にする。また走行機体90の動力を入力軸9aに伝達して、ロータリ作業部13を所定方向に回転させる。そして、走行機体90を前進走行させると、ロータリ作業部13によって圃場の耕土が耕耘され、回動規制装置30によってエプロン19の背面側への回動が規制されて略起立状態のエプロン19によって耕耘された耕土が土寄せされるとともに整地され、更にレベラ21によって整地された耕土の表面が均平にされる。
ここで、エプロン19の表面側に滞留する耕土の量が増加すると、エプロン19の背面側への押圧力が増大してばね37を縮小させる。その結果、エプロン19が背面側に回動して余分な耕土を排出することができ、土寄せ作業の作業性の低下を未然に防止することができる。
なお、土寄せ作業を行わず、通常の代掻き作業を行う場合には、図5(側面図)に示すように、エプロン19の回動をフリーな状態にする必要がある。この場合には、作業者は操作スイッチを操作して回動規制装置30のシリンダ部47を全縮状態に縮小して、アーム部45の接触部45aを長孔部41の前端よりも前側に移動させる。その結果、ロッド部31の前端部は長孔部41に沿って自由に前後方向に移動可能となって、エプロン19の回動をフリーな状態にすることができる。この状態で走行機体90を前進走行させると、ロータリ作業部13によって圃場の耕土が耕耘され、エプロン19によって耕耘された耕土が整地され、更にレベラ21によって土寄せされた耕土の表面が均平にされて、通常の代掻き作業を行うことができる。
このように、代掻き作業機1に、エプロン19の背面側への回動を規制する回動規制装置30を設けることで、回動規制装置30によって土寄せ作業位置に移動させたエプロン19の背面側への回動を規制することができる。このため、土寄せ作業位置にエプロン19を移動させた状態で代掻き作業機1が前進すると、エプロン19によって土寄せ作業を行うことができ、レベラ21によって土寄せ後の耕土表面を均平にすることができる。また、エプロン19を土寄せ作業に利用するので、代掻き作業機1の使い勝手を向上することができる。また回動規制装置30は、ばね37が装着されたロッド部31と位置調整部40から構成される簡易な構造であるので、代掻き作業機1に回動規制装置30を設けても作業機の構造が複雑化することはなく、コストの上昇を抑えることができる。
さらに、回動規制装置30は、エプロン19の背面側への回動を規制する位置の調整を行う位置調整部40を有することで、エプロン19の作業内容に応じたエプロン19の回動規制位置調整を行うことができ、代掻き作業機1の使い勝手をより向上することができる。
なお、位置調整部40のシリンダ伸縮方向は前述した実施例に限るものではなく、逆方向にしてもよい。この場合には、シリンダ部47が伸長するとエプロン19の傾き角度θが緩くなり、シリンダ部47が縮小するとエプロン19の傾き角度θがきつくなるようにする。また、代掻き作業機1は、前述した実施形態に限るものではなく、エプロン19の左右方向の両側部が折り畳み自在に構成されたものでもよい。この場合、エプロン19の左右方向の中央部に配置されたエプロン本体部に回動規制装置30を接続し、エプロン本体部の左右方向両端部に接続された延長エプロンは、エプロン本体部に連動して回動するように構成する。このように構成することで、前述した代掻き作業機1と同様に、土寄せ後の耕土表面が均平に整地され、代掻き作業機の構造を複雑化することなく、コストの上昇を抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
また、前述した実施例では、位置調整部40のシリンダ伸縮方向を土寄せ作業を行うときのエプロン19の傾き角度θが約50°にあるときと約70°にあるときを示したが、これに限るものではなく、ロッド部31の前端部の前側への移動が位置調整部40のアーム部45によって規制されている限り、本願発明の代掻き作業機1は、エプロン19によって土寄せ作業が可能であり、エプロン19の傾き角度θが約50°〜約70°の間や約50°よりも小さくても、土寄せ作業を行うことができる。更には、圃場条件によっては、土寄せ機能を使用しながらの代掻き作業を行うこともできるものである。
本発明の一実施形態に係わる代掻き作業機の側面図を示す。 本発明の一実施形態に係わる代掻き作業機を示し、同図(a)は代掻き作業機の左側の部分平面図であり、同図(b)は代掻き作業機の左側の部分背面図である。 代掻き作業機に設けられた回動規制装置の作動を説明するための代掻き作業機の部分側面図を示す。 代掻き作業機に設けられた回動規制装置の作動を説明するための代掻き作業機の部分側面図を示す。 通常の代掻き作業時にあるときの回動規制装置の作動を説明するための代掻き作業機の部分側面図を示す。 従来の代掻き作業機を示し、同図(a)は代掻き作業機の部分平面図であり、同図(b)は他の代掻き作業機の背面側の部分斜視図である。
符号の説明
1 代掻き作業機
5 機体
13 ロータリ作業部
15 シールドカバー(カバー部)
19 エプロン
21 レベラ
30 回動規制装置(回動規制手段)
37 ばね(弾性体)
40 位置調整部(規制位置調整部)
Pt 土寄せ作業位置

Claims (4)

  1. 耕耘作業を行うロータリ作業部を回転自在に支持する機体と、該機体に設けられ前記ロータリ作業部の上部を覆うカバー部と、該カバー部の後端部に回動可能に支持されたエプロンと、該エプロンの後端部に回動可能に支持されたレベラを備える代掻き作業機において、
    土寄せ作業位置に移動させたエプロンの背面側への回動を規制する回動規制手段を設けることを特徴とする代掻き作業機。
  2. 前記回動規制手段は、前記エプロンの背面側への回動に抗して前記エプロンを付勢する弾性体を有することを特徴とする請求項1に記載の代掻き作業機。
  3. 前記回動規制手段は、前記エプロンの背面側への回動を規制する位置の調整を行う規制位置調整部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の代掻き作業機。
  4. 耕耘作業を行うロータリ作業部を回転自在に支持する機体と、該機体に設けられ前記ロータリ作業部の上部を覆うカバー部と、該カバー部の後端部に回動可能に支持されたエプロンと、該エプロンの後端部に回動可能に支持されたレベラを備える代掻き作業機の土寄せ作業方法であって、
    前記エプロンを土寄せ作業位置に位置決めし、前記機体の進行に伴って、前記ロータリ作業部が圃場の耕土を耕耘し、前記エプロンが耕耘された耕土の土寄せ作業を行い、前記レベラが土寄せされた耕土の整地作業を行うことを特徴とする代掻き作業機の土寄せ作業方法。
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