JP3878031B2 - ロータリ耕耘装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロータリの回転により圃場の耕耘を行うロータリ耕耘装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来耕耘爪を回転させて圃場の耕耘を行うロータリを使用したロータリ耕耘装置が知られており、該ロータリ耕耘装置をトラクタに連結して水田や畑等の圃場において耕耘作業を行うことが可能となっている。このときロータリは、上方がメインカバーにより、後方がリヤカバーによりそれぞれ覆われており、ロータリ耕耘装置の機体側に回動自在に支持されたリヤカバーにより、後方に排出される耕耘土の均平を行う。
【0003】
なおロータリにより耕耘される耕耘土は、ロータリとメインカバーとの間で前方側に持ち回され、この耕耘土の持ち回り時に土塊が砕土されて砕土性が向上するとともに、圃場の凹凸を持回り土で埋め均すことにより均平性が向上せしめられるように構成されている。
【0004】
ただし上記耕耘土の持ち回り性は、メインカバーの後端が圃場面により近く、またリヤカバーがロータリにより近い方が高くなるが、これに反してメインカバーの後端が圃場面に近づくに従って、またリヤカバーがロータリに近づくに従って耕耘土のメインカバーから後方への排出性が低くなる。このため通常は耕耘土の持ち回り性と排出性のバランスが取れる位置にメインカバーの後端を位置させ、該後端位置にリヤカバーの前端を軸支している。
【0005】
このため従来のロータリ耕耘装置は、浅耕時には耕耘土の持ち回りが減少して均平性能が低下し、また深耕時には耕耘土の持ち回り量が増大して持回り土によるトラクタ本体への負荷が増大し、円滑な耕耘作業を行うことができないという欠点があり、円滑な作業を行うことができる耕耘深さの範囲が小さく、主に水田において使用するロータリ耕耘装置と、主に畑において使用するロータリ耕耘装置の2つの耕耘装置が必要となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のロータリ耕耘装置は、ロータリ耕耘部11の上方を メインカバー13で覆うと共に、ロータリ耕耘部11の後方をリヤカバー16で覆うロータリ耕耘装置であって、前記メインカバー13の上方にツールバー34を横設し、当該ツールバー34に、ロータリ耕耘部11とリヤカバー16との間に設置する作業機36を着脱自在に取り付け可能になし、前記リヤカバー16をロータリ耕耘部11に対して接近する普通耕耘位置A、後方に離間する深耕位置B、該深耕位置Bよりさらに後方に離間してロータリ耕耘部11とリヤカバー16間に作業機36を設置する複合作業位置Cに前後移動自在にしたことを第1の特徴としている。
【0007】
第2に前記メインカバー13の後部に仕切体38を設け、該仕切体38をロータリ耕耘部11により耕耘される耕耘土を持ち回るようにロータリ耕耘部11に接近する持回り姿勢Xと、耕耘土をリヤカバー16側に排出する排出姿勢Yとに切換自在になしたことを特徴としている。
【0008】
第3に前記リヤカバー16を前後方向にスライド自在に支持したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1,図2は本発明のロータリ耕耘装置の側面図及び平面図である。該ロータリ耕耘装置1は、図示しないトラクタに連結され、トラクタの走行に伴い圃場の耕耘作業を行う従来公知のものであり、トラクタ側より入力軸2を介してPTO動力が入力されるギヤケース3からパイプフレーム4が左右に突設されており、該パイプフレーム4の一方(左)の外端部にチェーンケース6が、他方(右)の外端部にサイドフレーム7がそれぞれ一体的に取り付けられている。
【0010】
このとき上記チェーンケース6及びサイドフレーム7は、共に下方に延出せしめられており、該サイドフレーム7とチェーンケース6の下部の間には従来同様爪軸8が回転自在に軸支されている。そして該爪軸8に圃場の耕耘作業を行う耕耘爪9が複数取り付けられ、爪軸8及び耕耘爪9等によってロータリ耕耘部11を構成している。
【0011】
上記構造により、ギヤケース3に入力される駆動力がチェーンケース6を介して爪軸8に入力され、該爪軸8がダウンカット方向に回転駆動されロータリ耕耘部11(耕耘爪9)が圃場の耕耘作業を行う。なおギヤケース3の上部にはトップマスト12が取付けられており、従来同様該トップマスト12の前端部が、ロータリ耕耘装置1とトラクタとの連結点の1つとなっている。
【0012】
上記ロータリ耕耘部11は、チェーンケース6とサイドフレーム7との間に設けられたメインカバー13によって上方側が、該メインカバー13の左右両側に設けられたサイドカバー14により側方上方側が、メインカバー13の後方に配されるリヤカバー16によって後方側がそれぞれ覆われている。なおリヤカバー16は連結機構を介して上記メインカバー13側に前後スライド及び上下回動自在に支持されている。
【0013】
上記連結機構は、メインカバー13の上面における左右両側に突設されたブラケット17と、該ブラケット17の左右両側面側に回動自在に軸支されたローラ18と、該ローラ18を内収する略チャンネル状のスライドフレーム19と、左右のスライドフレーム19の後端に固定されて横設される横フレーム21等から構成されている。
【0014】
そして上記ローラ18は各ブラケット17の前後に設けられており、すなわちスライドフレーム19はローラ18を介してブラケット17に前後スライド自在に支持せしめられている。
【0015】
一方上記トップマスト12には、前後揺動自在に操作レバー22が軸支されており、該操作レバー22と一体的に回動する支点軸23には、アーム24が固定されている。また前記横フレーム21の左右方向の略中央からはブラケット26が突設されている。
【0016】
そして該ブラケット26とアーム24とがロッド27を介して連結されており、これにより操作レバー22の前後揺動操作により、アーム24が前後に揺動し、ロッド27が前後方向に移動するため、ブラケット26を介してスライドフレーム19が前後にスライド操作される。
【0017】
なお上記横フレーム21の左右両側に設けられたボス21aに、リヤカバー16の前端から左右に突設された支点軸16aが回動自在に挿入されているとともに、リヤカバー16及び横フレーム21の左右両側に突設されたブラケット28,29がロッド31を介して連結されており、リヤカバー16は以上のようにロッド31により下降限が規制された状態で横フレーム21に回動自在に軸支されている。
【0018】
以上によりリヤカバー16は、操作レバー22の揺動操作によって、メインカバー13に対して前後にスライド移動し、且つ所定の前後位置において、後端部が圃場面に接地するように自重により回動して姿勢を変更し、耕耘深さが浅くなるに従い圃場面に対して起立して、圃場面に対するリヤカバー16の角度(鋭角側の角度)が90°に近づき、耕耘深さが深くなるに従い圃場面に対して倒伏して、圃場面に対するリヤカバー16の角度(鋭角側の角度)が0°に近づく。
【0019】
なお前述の操作レバー22は、トップマスト12側に固定されたレバーガイド25のガイド孔25aに挿通されており、該ガイド孔25aの位置決め部20に操作レバー22を位置させることにより、スライドフレーム19の位置が固定され、すなわちリヤカバー16のメインカバー13に対する前後位置が位置決めされる。
【0020】
そして本実施形態において上記ガイド孔25aの位置決め部20は3つ設けられており、リヤカバー16が図1に示されるようにロータリ耕耘部11に接近近接する普通耕耘位置Aと、図3に示されるようにロータリ耕耘部11に対して後方に離間する深耕位置Bと、図4に示されるようにメインカバー13とリヤカバー16との間、すなわちロータリ耕耘部11とリヤカバー16との間に、心土破砕用のサブソイラ36等の土中に挿入される作業機の配置が可能となるスペースをSを設けるように、ロータリ耕耘部11に対して後方に離間する複合作業位置Cとに切換えて位置決めすることができる構造となっている。
【0021】
一方左右のパイプフレーム4には、複数の支持ブラケット32が後方に突出するように設けられており、該支持ブラケット32は後端がメインカバー13の後端部分の上方に至り、この支持ブラケット32の後端にはホルダ33が設けられている。
【0022】
そして各ホルダ33内に挿通され、メインカバー13の上方に位置するように左右方向にツールバー34が横設されて取付けられており、該ツールバー34に、前述の作業機、例えば図4に示されるようなサブソイラ36を取付け支持する取付け治具37が左右スライド及び位置決め固定自在に複数設けられている。
【0023】
また上記メインカバー13の後端には、左右のサイドカバー14間に亘って、ゴム材からなる板状の仕切体38が、その先端側がメインカバー13の後端に回動自在に軸支されて、メインカバー13とリヤカバー16との間に配置されて設けられている。
【0024】
なお上記仕切体38と各ホルダ33との間には、スプリング39が介設されており、図3,図4に示されるように、リヤカバー16の深耕位置B及び複合作業位置Cにおいては、仕切体38は該スプリング39の自然長によって、メインカバー13の後端を側面視で直線状に延長する排出姿勢Yに位置(メインカバー13に対する揺動角度)が保持される。
【0025】
ただしリヤカバー16の普通耕耘位置Aにおいては、スライドフレーム19に固定されて下方に突出する左右のプレートからなる位置規制部41が仕切体38の上面側に当接し、仕切体38は、スプリング39の付勢力に抗して、後端が圃場側を向くように湾曲する持回り姿勢Xに自動的に切換えられる。
【0026】
以上に示される構造により、リヤカバー16を普通耕耘位置Aにセットして耕耘作業を行うと、リヤカバー16がロータリ耕耘部11に接近するとともに、仕切体38が持回り姿勢Xとなるため、このロータリ耕耘部11に近接するリヤカバー16及び持回り姿勢Xの仕切体38により耕耘時の前方への持回り土が増大し、この持回り土がロータリ耕耘部11の耕耘爪9により砕土されることにより、全体として砕土性の高い耕耘作業を行うことが可能となる。
【0027】
このため水田での耕耘又は畑での比較的浅い浅耕作業を、リヤカバー16の普通耕耘位置Aにおいて行うことにより、水田での耕耘及び畑での浅耕作業において、砕土性の高い耕耘作業を行うことができ、従来持回り土が比較的少ない浅耕作業においても上記のように持回り土が増大し、この増大した持回り土により、圃場の均平性が向上する。
【0028】
なおリヤカバー16の普通耕耘位置Aにおいては、リヤカバー16がロータリ耕耘部11に近接するため、ロータリ耕耘装置1の全長が短くなり、耕耘作業の開始時に、ロータリ耕耘部11をより枕地に近接する位置に配置することができ、これにより枕地での未耕地を少なくすることができる。
【0029】
また上記のようにロータリ耕耘装置1の全長が短いため、ロータリ耕耘装置1を連結した状態のトラクタのリヤオーバーハングが短くなり、路上走行時の旋回時にロータリ耕耘装置1が大きく側方に突出すること等が防止され、路上走行等におけるトラクタの取扱いが容易となる。
【0030】
一方図3に示されるようにリヤカバー16を深耕位置Bにセットして耕耘作業を行うことにより、普通耕耘位置Aに比較して、リヤカバー16がメインカバー13から後方に離間するため、耕耘土の前方への持回り量が減少し、特に深耕作業を行う場合は、前述のように圃場に対して寝た状態となるリヤカバー16により耕耘土のリヤカバー16側への排出が促進される。
【0031】
このため水田での耕耘作業に比較してより深い耕耘となる畑での深耕作業を、リヤカバー16の深耕位置Bにおいて行うことにより、増大する耕耘時の耕耘土がリヤカバー16側に円滑に排出されるとともに、耕耘土の前方への持回りが防止され、深耕に伴う耕耘負荷の増大に加えて発生する耕耘土の持回りによる耕耘負荷の増大が防止される。
【0032】
そして上記のような耕耘負荷の増大防止によって、深耕時のトラクタ本体への負荷が軽減され、トラクタのエンジンストップ等が防止され、安定した深耕耘作業を行なうことができる。なお排出姿勢Yの仕切体38によって、上記耕耘土の持ち回りがより防止され、且つ耕耘時に飛散する耕耘土がリヤカバー16とメインカバー13との間から漏れ出すことが防止される。
【0033】
またリヤカバー16を複合作業位置Cにセットすることによって、上記のようにリヤカバー16を深耕作業位置にセットした場合と同様の耕耘作業を行うことができる他、リヤカバー16の複合作業位置Cでの耕耘作業時(例えば畑での深耕作業時)に、同時にサブソイラ36等の作業機による複合作業を行うことができる。
【0034】
例えば図4に示されるように、リヤカバー16とロータリ耕耘部11との間に、取付け治具37を介してサブソイラ36を取り付けた場合、耕耘作業と同時に、サブソイラ36が心土破砕作業を行い、耕盤部分の土を膨軟にするとともに、耕盤溝を形成し、水はけの良い圃場の造成や、耕盤近傍の残留肥料成分を流出させて作物の健全な生育を促進することができる。
【0035】
そしてこのときサブソイラ36はリヤカバー16により均平される前の状態、すなわちロータリ耕耘部11により耕耘されて後方に排出中の飛散土の中で圃場に挿入されるため、耕耘土の抵抗を大きく受けることはなく、サブソイラ36による作業に起因するトラクタ本体への負荷が軽減され、サブソイラ36による上記作業を円滑に且つ安定して行うことができる。
【0036】
以上のように本発明のロータリ耕耘装置1は、リヤカバー16の前後位置調節によって水田及び畑の両方の圃場において耕耘作業を円滑に且つ効率良く行うことができ、農家が水田用と畑作用の2種類のロータリ耕耘装置を購入する必要は無く、農作物の生産コストを下げ、この結果農作物を安価に消費者に提供することができるようになる。
【0037】
特に本実施形態においては、リヤカバー16の普通耕耘位置Aと、深耕位置Bと、複合作業位置Cとを、リヤカバー16を着脱すること無く、操作レバー22の揺動操作により容易に切り換えることができ、水田及び畑における耕耘作業及びサブソイラ36等の作業機を装着した耕耘作業(複合耕耘作業)を容易に選択して行うことができ、本ロータリ耕耘装置1の汎用性は高い。
【0038】
なおリヤカバー16がローラ18を介してメインカバー13側にスライド自在に支持されているため、リヤカバー16の位置移動を小さな力で容易に行うことができ、リヤカバー16の位置調節の操作性も高い。
【0039】
また前述の仕切体38は、リヤカバー16の普通耕耘位置Aにおいて持回り姿勢Xに、リヤカバー16の深耕位置B及び複合作業位置Cにおいて排出姿勢Yに自動的にが切り換えられるため、リヤカバー16の普通耕耘位置Aにおいては耕耘土の持回りを助長し、砕土性を向上させ、リヤカバー16の深耕位置B及び複合作業位置Cにおいては、耕耘土をリヤカバー16側に円滑に排出せしめ、深耕時における耕耘土の持回り負荷を軽減し、作業能率の効率化が図られる。
【0040】
さらにメインカバー13の上方にツールバー34が設けられ、該ツールバー34にサブソイラ36等の作業機を着脱自在に取り付ける構造であるため、前記作業機を取り外した状態ではメインカバー13の後方にリヤカバー16の前端を可及的に接近させて耕耘作業を行うことができ、メインカバー13の後部とリヤカバー16前端との間からの耕耘土の飛散を防止して、リヤカバー13による耕耘土の均平性の向上、或いはロータリ耕耘装置1の飛散土による汚れを未然に防止することができる。
【0041】
その他取付け治具37が左右方向にスライド及び位置決め固定自在であるため、作業機(例えばサブソイラ36)の位置を圃場幅や、畝幅等に対応するように調節せしめ、複合作業をより効果的に行わせることも可能となる。
【0042】
一方本実施形態において、サブソイラ36は上下に2分割され、取付け治具37に支持される上方側の支持杆部42と、ナイフ部43aを備えた下方側の作業杆部43とが、連結部材44を介して連結され、全体で耕耘爪9の回転軌跡に沿った略く字状をなすように湾曲した構造となっている。このとき連結部材44は略コ字状断面をなし、支持杆部42の下部に固定されている。
【0043】
また作業杆部43の上部には左右方向に突出する連結ピン46,47が上下に設けられている。そして連結ピン46,47が連結部材44に穿設された連結孔48,49に挿入されて、作業杆部43と支持杆部42とが連結されている。このとき上方側の連結孔49は、下方側の連結孔48(ピン46)の軸心を中心とした円弧状の前後方向の長孔となっており、作業杆部43は下方側のピン46を中心に、上記連結孔49(長孔)の範囲で前後揺動自在となっている。
【0044】
ただし連結部材44の前面には、位置決め用のボルト51が取付けられており、連結部材44の内部に突出するボルト51の端部に作業杆部43の前面が当接することによって、作業杆部43の後方への揺動が規制される。また作業杆部43の下端にはチゼル52が一体的に固定されており、該チゼル52の下面には、前後方向にリブ60が設けられ、チゼル52を補強している。
【0045】
サブソイラ36は上記のように構成されているため、ボルト51により支持杆部42に対する作業杆部43の角度を調節することができ、これによりサブソイラ36におけるチゼル52の先端の圃場に対する食い込み角度が調節され、簡単な調節作業によってサブソイラ36(チゼル52)をより円滑に耕盤に挿入して安定した心土の破砕作業を行うことが可能となる。
【0046】
なおサブソイラ36の角度調節をサブソイラ36の上端部分、すなわち取付け治具37部分で行うことが無いため、角度調節によるサブソイラ36のメインカバー13側又はロータリ耕耘部11への当接が防止され、ナイフ部43aとロータリ耕耘部11とを近接させることができる。
【0047】
これによりダウンカット方向に駆動されるロータリ耕耘部11が後方に向かって耕耘土を跳ね飛ばすことにより形成される、ロータリ耕耘部11の後方の非常に耕耘土の少ない空間内に、サブソイラ36を位置させることができ、より低負荷で心土破砕作業等を行うことができる。
【0048】
また作業杆部43の摩耗等の際には、サブソイラ36全体を交換すること無く、作業杆部43、すなわちナイフ部43aのみの交換を簡単に行うことができ、サブソイラ36のコストを下げることが可能となる。
【0049】
一方上記リヤカバー16の後端には、リヤカバー16に回動自在に軸支される延長カバー53が取り付けられており、すなわちリヤカバー16は、上方側の上部カバーとなるリヤカバー16の本体55と、下方側の下部カバーとなる上記延長カバー53とから構成されている。
【0050】
そして上記延長カバー53は、本体55に対する回動によって、図1,図3,図4に示されるように本体55の上面側に収納される非作用姿勢Pと、図5に示されるように本体55の後端を後方に延長する均平作用姿勢Qと、図6に示されるように本体55の下面側に位置して、耕耘土を圃場の凹部に埋め戻す埋戻し姿勢Rに姿勢切換え自在となっている。
【0051】
このとき延長カバー53は、上下が湾曲面をなすようにプラスティック又は樹脂等により一体成形されており、非作用姿勢Pにおいて上面となり、且つ均平作用姿勢Qにおいて下面となる作用湾曲面53aが、非作用姿勢Qにおいて本体55の上面に対して連続的な湾曲面を形成して、延長カバー53上に飛散する耕耘土を円滑に後方に向けて流下させ、且つ均平作用姿勢Q時には本体55の下面に連続して耕耘土を掻き取り圃場の凹凸を均すように形成されている。
【0052】
このため例えば図5に示されように、水田において代掻き耕耘を行う場合、圃場が軟らかいためトラクタが沈み込みがちになり、このトラクタの沈み込みにより、トラクタの後方に連結されているロータリ耕耘装置1は相対的に圃場から上がり、ロータリ耕耘装置1は前傾姿勢となる。
【0053】
この場合延長カバー53によりリヤカバー16の後端を延長しない状態では、リヤカバー16はロッド31によって下降限が規制されているため、後端部が圃場面に接しない状態となり、圃場の均平を行うことができなくなるケースがある。
【0054】
これを避けるために、延長カバー53を均平作用姿勢Qとすることにより、延長カバー53の端部が圃場面上に接し、圃場の耕耘土を掻き取るように均平を行い、圃場を苗の植付けに適した凹凸の少ない平面に仕上げることができ、代掻き耕耘を効率良く行うことが可能となる。
【0055】
また延長カバー53を埋戻し姿勢Rとすることにより、延長カバー53の端面部53bが圃場面に対して略垂直に起立し、作用湾曲面53aの反対側の湾曲面である均し湾曲面53cが圃場面上に接する。
【0056】
これにより延長カバー53を埋戻し姿勢Rとして、水田における荒起こし、畑のような水田に比較して軟らかい圃場における耕耘作業を行うことにより、耕耘初期に発生する未耕地上への耕耘土の盛り上げ(耕耘開始時に発生する凸部の土)を、延長カバー53の端面部53bが引っ張り、耕耘終了時にロータリ耕耘装置1を上昇させる際に圃場に形成される耕耘跡の凹部等の圃場の凹部に埋戻して均平性を向上させる。
【0057】
このとき均し湾曲面53cは圃場面上の接触を継続し、圃場面上の均平を行う。なお延長カバー53を非作用姿勢Pとして本体55側に収納することによって、延長カバー53を必要としない、水田における荒起こし,畑における比較的耕耘深さが浅い浅耕作業を含む普通耕耘作業,畑における深耕作業を、延長カバー53によって妨げられること無く行うことができる。
【0058】
以上に示されるように、延長カバー53の姿勢を変更して、位置決めすることにより、圃場の均平作業を圃場条件や、耕耘作業条件に応じてより正確に行わせることができる。なお延長カバー53の姿勢固定は、延長カバー53の非作用姿勢P及び埋戻し姿勢Rにおいては、延長カバー53と本体55とをボルト65等により固定することにより、また均平作用姿勢Qにおいては、プレート70を介してボルト等により延長カバー53と本体55とを固定することにより行うことができ、いずれの姿勢においても延長カバー53と本体55とが一体的に固定される。
【0059】
またリヤカバー16側の支点軸54の挿入用の孔56は上下方向の長孔となっており、延長カバー53のリヤカバー16に対する位置の微調節を行い、延長カバー53の姿勢をより適切に保つことができるように構成されている
【0060】
なお図7,図8に示されるように、リヤカバー16をサイドカバー14、又は別途用意したフレーム等にスライド自在に取り付けるように構成しても良い。すなわち左右のサイドカバー14に前後方向のスライド孔57を穿設せしめ、リヤカバー16の前端から左右に突出する支点軸を上記スライド孔57にスライド移動自在に挿入してリヤカバー16を取り付けても良い。
【0061】
この場合支点軸側とサイドカバー14側との間に、支点軸をスライド孔57の所定の位置で固定できる固定機構を設けることにより、リヤカバー14の位置を固定することが可能となり、図7に示されるようにリヤカバー16がロータリ耕耘部11に接近近接する普通耕耘位置Aと、図8に示されるようにメインカバー13とリヤカバー16との間、すなわちロータリ耕耘部11とリヤカバー16との間に、心土破砕用のサブソイラ36等の土中に挿入される作業機の配置が可能となるスペースをSを設けるように、リヤカバー16がロータリ耕耘部11に対して後方に離間する複合作業位置Cとに切換えて位置決めすることができる。
【0062】
また図示しないが、複合作業位置Cより前方側でロータリ耕耘部11に対して後方に離間する深耕位置Bにリヤカバー16をセットすることも可能となり、本構成の場合も、リヤカバー16の位置切換えを、スライドにより容易に行うことができ、様々な圃場条件に応じたリヤカバー16の位置により、的確な耕耘作業を行うことができる。なお図7及び図8において、図1〜図6の符号と同一符号は同一機能を有し、このため詳細な説明は割愛する。
【0063】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明の構造によると、リヤカバーをロータリ耕耘部に対して接近する普通耕耘位置、並びに後方に離間する深耕位置に移動自在になすと、普通耕耘位置において水田での耕耘又は畑での比較的浅い耕耘作業が良好に行える。即ち、耕耘部において耕耘された耕耘土が耕耘部に接近するリヤカバーの存在によって前方に持ち回されて砕土性を向上させた状態での耕耘が可能である。
【0064】
また、後方に離間する深耕位置となした場合は、畑での必要となる深耕作業が作業能率を確保しながら良好に行える。即ち、耕耘部において耕耘された耕耘土が耕耘部から後方に離間するリヤカバーの存在によって前方に持ち回されるようなことがなく、リヤカバー側にスムーズに排出されて、深耕に伴う耕耘負荷の増大に加えて発生する土の持ち回りによる耕耘負荷の増大を阻止し、全体として耕耘負荷の増大によるトラクタ側のエンジンストップ等が防止され、能率的な耕耘作業が行える。
【0065】
さらに、普通耕耘位置ではリヤカバーが前方側に位置するので枕地での未耕地を少なくすることができると共に、路上走行等における旋回時にロータリ耕耘装置が大きく側方にはみ出すということも防止できる。従って、水田用と畑作用のロータリ耕耘装置といった二種類のロータリ耕耘装置を農家において購入する必要がなくなって、単一のロータリ耕耘装置でもって両者の作業が可能となり、農作物の生産コストを押さえ、引いては農産物を安く消費者に提供できる効果がある。
【0066】
一方リヤカバーをロータリ耕耘部に対して接近する普通耕耘位置、並びに後方に離間して耕耘部とリヤカバー間に作業機を設置する複合作業位置に移動自在になすと、前述の水田での耕耘、及び畑での深耕が可能となると共に、耕耘部とリヤカバー間に作業機を装着して、例えば耕耘作業と同時にサブソイラ等を用いた心土破砕作業を同時に行うことができ、これにより耕盤に溝を形成して水はけの良い圃場の造成、そして、圃場の残留肥料成分を流出させて作物の健全な生育を促進することができる。
【0067】
さらに比較的接近する深耕位置、並びに後方に離間して耕耘部とリヤカバー間に作業機を設置する複合作業位置に移動自在になすと、前述の畑での耕耘並びに作業機を装着した複合作業を選択して行うことができる。
【0068】
そしてリヤカバーをロータリ耕耘部に対して接近する普通耕耘位置、後方に離間する深耕位置、並びに後方に更に離間して耕耘部とリヤカバー間に作業機を設置する複合作業位置に移動自在になすと前述の水田及び畑での耕耘作業、そして、作業機を装着した複合作業を選択して行うことができ、汎用性が一段と向上する。
【0069】
仕切体を耕耘部により耕耘される耕耘土を持ち回るように耕耘部に接近する持回り姿勢になすと、前述の普通耕耘位置に配置したリヤカバーによる耕耘土の持ち回りを助長し一層、砕土性が向上する。また、耕耘土をリヤカバー側に排出する排出姿勢になすと深耕時における耕耘土の持ち回り負荷を軽減し、作業能率の効率化が図れる。
【0070】
またメインカバーの上方にツールバーを横設し、当該ツールバーに耕耘部とリヤカバーとの間に設置する作業機を着脱自在に取付可能になすと、前述の複合作業が行えると共に、作業機を取り外した際に、メインカバーの後部にリヤカバーの前端を可及的に接近させて普通耕耘作業を行うことができ、例えば耕耘作業時にメインカバーの後部とリヤカバー前端の間からの耕耘土の飛散を防止して、リヤカバーによる耕耘土の均平性の向上、或いはロータリ耕耘装置の飛散土による汚れを未然に防止することができる。
【0071】
そしてリヤカバーを前後方向にスライド移動自在に支持すると、前述の普通耕耘位置、深耕位置、或いは複合作業位置への移動が労力少なく、迅速且つスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リヤカバーが普通耕耘位置にセットされたロータリ耕耘装置の側面図である。
【図2】 ロータリ耕耘装置の平面図である。
【図3】 リヤカバーが深耕位置にセットされたロータリ耕耘装置の側面図である。
【図4】 リヤカバーが複合作業位置にセットされたロータリ耕耘装置の側面図である。
【図5】 延長カバーを均平作用姿勢にセットして代掻き耕耘を行っている状態のロータリ耕耘装置の側面図である。
【図6】 延長カバーを埋戻し姿勢にセットして耕耘作業を行っている状態のロータリ耕耘装置の側面図である。
【図7】 リヤカバーをサイドカバーにスライド自在に支持させ、リヤカバーを普通耕耘位置にセットしたロータリ耕耘装置の側面図である。
【図8】 リヤカバーをサイドカバーにスライド自在に支持させ、リヤカバーを複合作業位置にセットしたロータリ耕耘装置の側面図である。
【符号の説明】
11 ロータリ耕耘部
13 メインカバー
16 リヤカバー
34 ツールバー
36 作業機
38 仕切体
A 普通耕耘位置
B 深耕位置
C 複合作業位置
X 持回り姿勢
Y 排出姿勢
Claims (3)
- ロータリ耕耘部(11)の上方をメインカバー(13)で覆うと共に、ロータリ耕耘部(11)の後方をリヤカバー(16)で覆うロータリ耕耘装置であって、前記メインカバー(13)の上方にツールバー(34)を横設し、当該ツールバー(34)に、ロータリ耕耘部(11)とリヤカバー(16)との間に設置する作業機(36)を着脱自在に取り付け可能になし、前記リヤカバー(16)をロータリ耕耘部(11)に対して接近する普通耕耘位置(A)、後方に離間する深耕位置(B)、該深耕位置(B)よりさらに後方に離間してロータリ耕耘部(11)とリヤカバー(16)間に作業機(36)を設置する複合作業位置(C)に前後移動自在にしたことを特徴とするロータリ耕耘装置。
- 前記メインカバー(13)の後部に仕切体(38)を設け、該仕切体(38)をロータリ耕耘部(11)により耕耘される耕耘土を持ち回るようにロータリ耕耘部(11)に接近する持回り姿勢(X)と、耕耘土をリヤカバー(16)側に排出する排出姿勢(Y)とに切換自在になしたことを特徴とする請求項1のロータリ耕耘装置。
- 前記リヤカバー(16)を前後方向にスライド自在に支持したことを特徴とする請求項1又は2のロータリ耕耘装置。
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