JP2008172704A - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその駆動方法 Download PDF

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崇志 藤岡
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Abstract

【課題】回路規模を増大させることなく、間引き読み出し動作の際に、間引き行の光電変換素子のリセットを実現する。
【解決手段】固体撮像装置は、光電変換部、転送スイッチ、信号検出部、増幅出力部、及び信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、光電変換部からの信号電荷を行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、光電変換部からの信号電荷を行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備える。走査部は、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、第二の信号電荷群をリセットする第一の走査と、第一の信号電荷群をリセットする第二の走査とを行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、入射光を光電変換する単位セルが、半導体基板上に1次元又は2次元に配置してなる撮像装置に関し、特に、光電変換された電荷が隣接画素に漏れ込むことを防止する技術に関する。
デジタルカメラ又は携帯電話用カメラは、静止画を取得する前の画像確認に使用される動画モード(プレビューモードとも呼ぶ)があり、この動画モードでは、移動する被写体を撮像した際に発生する画像の歪みをおさえるために高速動作(駆動)が必要となる。
そこで、MOS型固体撮像装置では、全行を読み出す動作(以下、「全画素読み出し」という)を行わずに、電荷の読み出しラインを任意に選択して特定の行のみを読み出す動作(以下、「間引き読み出し」という)が行われる。
しかし、間引き読み出しの場合は、画像として読み出される行(読み出し行)と読み出さない行(間引き行)が存在するため、間引き行を単にスキップする動作の場合に、間引き行の光電変換素子に蓄えられた電荷がある許容量を超えると、隣接している画素に漏れ込み、偽信号を発生するという問題がある。
これに対し、間引き読み出しの場合であっても、間引き行の光電変換素子から電荷が隣接画素に漏れ混むことを防止し、偽信号を発生させない従来の固体撮像装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
まず、図17は、従来のMOS固体撮像装置の回路構成図を示す。
図17に示すように、光電変換素子(フォトダイオードなど)1は入射光量に応じた電荷を蓄積するものであり、2次元状に4個×4個の例にて配置されている。光電変換素子1の一端は増幅トランジスタMOS2のゲートに接続されており、増幅トランジスタMOS2のドレインは垂直選択スイッチMOS3のソースに接続されており、増幅トランジスタMOS2のソースは垂直出力線6を介して負荷電流源7に接続されており、垂直選択スイッチMOS3のドレインは電源線4を介して電源端子5に接続されており、これらは全体でソースフォロワ回路を構成している。また、リセットスイッチ14は、そのソースがソースフォロワ入力MOS2のゲートに接続されており、ドレインが電源線4を介して電源端子5に接続されている。
図17に示す回路は、各画素の光電変換素子1に蓄積された電荷に応じて増幅トランジスタMOS2のゲートに信号電圧を発生し、該信号電圧をソースフォロワ回路で電流増幅して読み出すものである。
また、垂直選択スイッチMOS3のゲートは垂直ゲート線8を介して垂直走査回路9に接続されている。リセットスイッチ14のゲートはリセットゲート線15を介して垂直走査回路9に接続されている。ソースフォロワ回路の出力信号は、垂直出力線6、水平転送MOSスイッチ10、水平出力線11、及び出力アンプ12を通して外部に出力される。水平転送MOSスイッチ10のゲートは水平走査回路13にそれぞれ接続されている。
以上の回路構成を有する従来のMOS型固体撮像装置では、全画素読み出し及び間引き読み出しを行って撮像することが可能である。
次に、従来のMOS型固体撮像装置の動作について説明する。
まず、図18は、従来のMOS型固体撮像装置における全画素読み出し動作のタイミング図を示す。
ここで、各画素行の垂直ゲート線8に印加されるパルスを選択スイッチパルスSEL1〜SEL4、リセットゲート線15に印加されるパルスをリセットスイッチパルスRES1〜RES4とする。選択スイッチパルスSEL1〜SEL4、リセットスイッチパルスRES1〜RES4は垂直走査回路9で発生されるものである。また、H1〜H4は水平走査回路13で発生された水平走査パルスであり、水平転送MOSスイッチ10のゲートに印加される。PD1、PD2はそれぞれ第一行第一列目、第二行第一列目の光電変換素子の電位の変化を示したものである。
全画素読み出し動作では、図18に示すように、選択スイッチパルスSEL1〜SEL4、リセットスイッチパルスRES1〜RES4に対応する信号を順次発生させることで、全行の信号を読み出している。
これに対して、間引き読出し動作では、例えば上記図18における垂直走査回路9からの選択スイッチパルスSEL2、SEL4、リセットスイッチパルスRES2、RES4に対応する信号を発生させずに、選択スイッチパルスSEL1、リセットスイッチパルスRES1に続いて選択スイッチパルスSEL3、リセットスイッチパルスRES3を発生させることで、第2行目、第4行目の信号を読み飛ばす一方で、第1行目、第3行目の信号を読み出すものである。
図19は、従来のMOS型固体撮像装置の動作のタイミング図であって、間引き動作において、間引き行の光電変換素子から隣接画素に電荷が漏れ混んで偽信号が発生することを防止する動作を示す。
図19に示すように、動画の撮像の際の間引き動作のために、選択スイッチパルスSEL2、SEL4は常にローレベルである。選択スイッチパルスSEL1をハイレベルとした後、時刻t0でリセットスイッチパルスRES1をハイレベルとしてPD1をリセットする。次に、選択スイッチパルスSEL1をハイレベルとした後、時刻t9で水平走査パルスH1をハイレベルとして蓄積されたPD1の光電荷を出力線6を介して読み出す。ここで、リセットスイッチパルスRES2、RES4を常にハイレベルにしているので、光電変換素子PD2の電荷はリセットスイッチ14を介して、電源線4を経て電源端子5に排出される。このため、隣接画素への電荷の流入が抑制されて偽信号の発生を防止する。また、時刻t9の後、水平走査パルスH1をハイレベルとしても、PD2に光電荷は蓄積されていないので、光電荷は出力されない。
以上のように、例えば特許文献1に開示された動作方法によると、間引き読出し時に読み出されない画素で光電変換素子に蓄積する電荷が飽和電荷量に到達して、隣接する光電変換素子に電荷が溢れ出して偽信号が発生してしまうことを防止し、スミア、ブルーミング、混色のない高品質の画像が得られる。
特開2000−350103号公報
しかしながら、上記従来の固体撮像装置の動作方法では、行選択回路(垂直走査回路)に間引き読み出し行の光電変換素子に蓄えられた電荷をリセットする回路を読み出し回路とは別に設ける必要がある。また、間引き読み出し方式の相違に応じて、個々の読み出し方式に応じたリセット用の回路が必要になるため、回路規模が大きくなるという第1の課題がある。
ところで、微細化セルにおいて十分な感度を確保すべく、複数の光電変換素子に対して共通の増幅回路が設けられた構成を有する固体撮像装置(以下、増幅回路と該増幅回路を共用する画素を1つのセルとして、この構成を「多画素1セル方式」という)が存在するが、該多画素1セル方式の固体撮像装置に対して上記の動作方法を適用すると、以下の第2の課題が発生する。
すなわち、多画素1セル方式の固体撮像装置では、信号の読み出しを行う場合には、単一セルに対して、セル内の該当する1つの光電変換素子の電荷を読み出す動作を行うが、間引き行のリセットを行う場合には、単一セルに対して、セル内の複数の光電変換素子の電荷を同時にリセットする動作を行う状態が発生する。同時にリセットされた光電変換素子と通常にリセットされた光電変換素子との間で状態差が生じるため、撮像時にノイズが発生するという第2の課題がある。
前記に鑑み、本発明の目的は、回路規模を増大させることなく、間引き読み出し動作の際に、間引き行の光電変換素子のリセットを実現できる固体撮像装置及びその駆動方法を提供することである。また、多画素1セル方式を用いた固体撮像装置において、間引き読み出し動作の際に、同一の電荷検出部に対して同時にリセット動作を行うことなく、間引き行のリセットを実現できる固体撮像装置及びその駆動方法を提供することである。
前記の目的を達成するために、本発明の第1の側面に係る固体撮像装置は、入射光を信号電荷に変換する光電変換部、光電変換部に一方の端子が接続され、光電変換部で生成された信号電荷を読み出して転送する転送スイッチ、転送スイッチの他方の端子に接続され、転送スイッチから転送される信号電荷を検出保持する信号検出部、信号検出部に接続され、信号検出部で検出保持された信号電荷を増幅して出力する増幅出力部、及び、信号検出部に接続され、信号検出部で検出保持された信号電荷をリセットする信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部からの信号電荷を行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部からの信号電荷を行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備え、走査部は、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、第二の信号電荷群をリセットする第一の走査と、第一の信号電荷群をリセットする第二の走査とを行う。
本発明の第1の側面に係る固体撮像装置において、第一の走査及び第二の走査は、行選択リセット部にスタートパルスが供給されることにより行われる。
本発明の第1の側面に係る固体撮像装置において、第一の走査は、第二の走査よりも先に行われる。
本発明の第1の側面に係る固体撮像装置において、第一の走査及び第二の走査の開始時間間隔は、基準クロックで決定される最短時間である。
本発明の第1の側面に係る固体撮像装置において、第二の信号電荷群のうち第一の走査によってリセットされない信号電荷群を生じる単位セル群は、遮光される。
本発明の第2の側面に係る固体撮像装置は、入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部、複数の光電変換部の各々に一方の端子が接続され、光電変換部で生成された信号電荷を読み出して転送する複数の転送スイッチ、複数の転送スイッチの各々の他方の端子に接続され、転送スイッチから転送される信号電荷を検出保持する信号検出部、信号検出部に接続され、信号検出部で検出保持された信号電荷を増幅して出力する増幅出力部、及び、信号検出部に接続され、信号検出部で検出保持された信号電荷をリセットする信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、複数の単位セルの各々に含まれる複数の光電変換部からの信号電荷を一つの光電変換部を有する行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、複数の単位セルの各々に含まれる複数の光電変換部からの信号電荷を上記の行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備え、走査部は、複数の単位セルの各々に含まれる複数の光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、複数の単位セルの各々に含まれる複数の光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、第二の信号電荷群をリセットする第一の走査と、第一の信号電荷群をリセットする第二の走査とを行う。
本発明の第2の側面に係る固体撮像装置において、第一の走査及び第二の走査は、行選択リセット部にスタートパルスが供給されることにより行われる。
本発明の第2の側面に係る固体撮像装置において、第一の走査は、第二の走査よりも先に行われる。
本発明の第2の側面に係る固体撮像装置において、第一の走査及び第二の走査の開始時間間隔は、基準クロックで決定される最短時間である。
本発明の第2の側面に係る固体撮像装置において、第一の走査は、第二の信号電荷群を同時にリセットしないように行われる。
本発明の第2の側面に係る固体撮像装置において、第二の信号電荷群のうち第一の走査によってリセットされない信号電荷群を生じる単位セル群は、遮光される。
本発明の第1の側面に係る固体撮像装置の駆動方法は、入射光を信号電荷に変換する光電変換部、光電変換部に一方の端子が接続され、光電変換部で生成された信号電荷を読み出して転送する転送スイッチ、転送スイッチの他方の端子に接続され、転送スイッチから転送される信号電荷を検出保持する信号検出部、信号検出部に接続され、信号検出部で検出保持された信号電荷を増幅して出力する増幅出力部、及び、信号検出部に接続され、信号検出部で検出保持された信号電荷をリセットする信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部からの信号電荷を行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部からの信号電荷を行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、走査部が、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、複数の単位セルの各々を構成する光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、第二の信号電荷群をリセットする第一の走査を行う工程と、第一の信号電荷群をリセットする第二の走査を行う工程とを備える。
本発明の第2の側面に係る固体撮像装置の駆動方法は、入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部、複数の光電変換部の各々に一方の端子が接続され、光電変換部で生成された信号電荷を読み出して転送する複数の転送スイッチ、複数の転送スイッチの各々の他方の端子に接続され、転送スイッチから転送される信号電荷を検出保持する信号検出部、信号検出部に接続され、信号検出部で検出保持された信号電荷を増幅して出力する増幅出力部、及び、信号検出部に接続され、信号検出部で検出保持された信号電荷をリセットする信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、複数の単位セルの各々に含まれる複数の光電変換部からの信号電荷を一つの光電変換部を有する行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、複数の単位セルの各々に含まれる複数の光電変換部からの信号電荷を上記の行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、走査部が、複数の単位セルの各々に含まれる複数の光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、複数の単位セルの各々に含まれる複数の光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、第二の信号電荷群をリセットする第一の走査を行う工程と、第一の信号電荷群をリセットする第二の走査を行う工程とを備える。
本発明によると、回路規模を増大させることなく、間引き読み出し動作の際に、間引かれる画素群の光電変換部から電荷を排出できる固体撮像装置が実現される。また、多画素1セルの構成を用いたとしても、間引かれる画素群の光電変換部から電荷を排出することにより発生するノイズを抑制できる多画素1セル方式の固体撮像装置が実現される。これらの固体撮像装置によると、スミア、ブルーミング、混色のない高品質の画像を得ることができる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置及びその駆動方法について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構造平面図を示す。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態における固体撮像装置は、行列状に配置された各画素からなる画素部101、負荷回路102、電子シャッタ用シフトレジスタ103、画像信号読み出し用シフトレジスタ104、マルチプレクサ回路105、信号処理回路106、水平読み出し回路107、及び最終アンプ108を有している。
電子シャッタ用シフトレジスタ103、画像信号読み出し用シフトレジスタ104、マルチプレクサ回路105に対して、読出し動作(RSCELL/TRANS)又は電子シャッタ動作(ERSCELL/ETRANS)を制御する信号が供給されると、電子シャッタ用シフトレジスタ103、画像信号読み出し用シフトレジスタ104が選択している行に対して、マルチプレクサ回路105から画素部101を構成する各画素に対して読出しパルス又は電子シャッタパルス等が入力される。読出しパルスによって各画素の光電変換部から読み出された信号電荷は信号処理回路106においてノイズ除去又は増幅等の処理がなされた後、水平読み出し回路107からの信号によって水平信号線に読み出され、さらに最終アンプ108に送られて画素信号として出力される。なお、負荷回路102は、後述する画素内の増幅トランジスタ204と共にソースフォロワ回路を構成する。
図2は、本発明の第1の実施形態における固体撮像装置における画素部101の概略回路構成図を示す。
図2に示すように、各画素内には、光電変換部であるフォトダイオード201、フォトダイオード201に蓄積された信号電荷を読み出す読み出しトランジスタ202、読み出された信号電荷を保持するフローティングディフュージョン(以下、「FD」という)203、FD203の電位を初期状態にリセットするリセットトランジスタ205、及びFD203の電位変化を受けて信号電荷を増幅する増幅トランジスタ204が配置されている。また、増幅トランジスタ204は、列毎に配置された負荷トランジスタ206と共にソースフォロワ回路を構成し、画素からの信号を垂直出力信号線207に出力する。
また、電子シャッタ用シフトレジスタ103及び画素信号読み出し用シフトレジスタ104は、スタートパルスが供給され、該スタートパルスをクロックパルスに応じて順次シフトさせることにより、行アドレス信号を順次生成する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における電子シャッタ用シフトレジスタ103及び画像信号読み出し用シフトレジスタ104の回路構成図及び動作タイミング図を示す。
図3において、スタートパルスは、シフトレジスタの動作開始制御の動作を行うパルスである。クロックパルス1は、奇数列レジスタの信号転送・出力の動作を行うパルスである。クロックパルス2は、偶数列レジスタの信号転送・出力の動作を行うパルスである。リセットパルスは、全レジスタの信号リセットの動作を行うパルスである。OUT1は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う1段目のレジスタから出力されるパルスである。OUT2は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う2段目のレジスタから出力されるパルスである。OUT3は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う3段目のレジスタから出力されるパルスである。OUT4は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う4段目のレジスタから出力されるパルスである。OUT5は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う5段目のレジスタから出力されるパルスである。
図3に示すように、電子シャッタ用シフトレジスタ103及び画像信号読み出し用シフトレジスタ104は、スタートパルスを受けると、最初のレジスタは”H”信号を出力し、その後、クロックパルス1、クロックパルス2に同期して、順次次段のレジスタに”H”信号をシフトする駆動を行う。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置におけるマルチプレクサ回路105の1段目の回路構成図を示す。具体的には、マルチプレクサ回路105を構成する論理回路であって、電子シャッタ用シフトレジスタ103の出力又は画像信号読み出し用シフトレジスタ104の出力を、単位セルに対して行単位で選択的に供給する論理回路の構成を示している。
図4において、電子シャッタ用画素リセットパルスERSCELLは、電子シャッタ動作時にFD203のリセットの動作を行うパルスである。画像信号読み出し用シフトレジスタ出力は、画像信号読み出し用シフトレジスタ104から出力される信号OUT1である。画素信号読み出し用画素リセットパルスRSCELLは、画像信号動作時にFD203のリセットの動作を行うパルスである。電子シャッタ用シフトレジスタ出力は、電子シャッタ用シフトレジスタ103から出力される信号OUT1である。電子シャッタ用画素読み出しパルスETRANSは、電子シャッタ動作時にフォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を行うパルスである。画素信号読み出し用画素読み出しパルスTRANSは、画素信号読み出し動作時にフォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を行うパルスである。
また、RSINaは、電子シャッタ用画素リセットパルスERSCELLが入力される信号線である。IN2−1は、画像信号読み出し用シフトレジスタ104から出力される信号OUT1が入力される信号線である。RSINbは、画素信号読み出し用画素リセットパルスRSCELLが入力される信号線である。IN3−1は、電子シャッタ用シフトレジスタ103から出力される信号OUT1が入力される信号線である。TRINaは、電子シャッタ用画素読み出しパルスETRANSが入力される信号線である。IN2−1は、画像信号読み出し用シフトレジスタ104から出力される信号OUT1が入力される信号線である。TRINbは、画像信号読み出し用画素読み出しパルスTRANSが入力される信号線である。IN3−1は、電子シャッタ用シフトレジスタ103から出力される信号OUT1が入力される信号線である。
また、RSOUT1は、リセットトランジスタ205のゲート部に接続されているマルチプレクサ回路105の出力である。TROUT1は、読み出しトランジスタ202のゲート部に接続されているマルチプレクサ回路105の出力である。なお、AND回路は、2入力が“H”の状態の時に、“H”信号を出力する論理回路であり、OR回路は、2入力のいずれか一方又は両方“H”の状態の時に、“H”信号を出力する論理回路である。
図4に示すように、マルチプレクサ回路105は、画像信号読み出し用シフトレジスタ出力と画像信号読み出し用画素リセットパルス(RSCELL)とが同時に出力された時、電子シャッタ用シフトレジスタ出力と電子シャッタ用画素リセットパルス(ERSCELL)とが同時に出力された時に、RSOUT1を出力する。また、マルチプレクサ回路105は、読み出し用シフトレジスタ出力と画像信号読み出し用画素読み出しパルス(TRANS)とが同時に出力された時、電子シャッタ用シフトレジスタ出力と電子シャッタ用画素読み出しパルス(ETRANS)とが同時に出力された時に、TROUT1を出力する。
なお、マルチプレクサ回路105の2段目以降の回路は、1段目の回路と同じである。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法における画素セルの画像信号読み出し動作を説明するためのタイミング図を示す。
図5において、OUT1は、1行目の画素選択の動作を行うパルスである。OUT2は、2行目の画素選択の動作を行うパルスである。VDDCELLは、FD203に“H”と“L”を供給するパルスである。LOADCELLは、負荷トランジスタ206の動作を制御するパルスである。RSCELLは、画像信号動作時にFD203のリセットを行うパルスである。TRANSは、画素信号読み出し動作時にフォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を行うパルスである。RSOUT1は、リセットトランジスタ205のゲート部に供給され、VDDCELLの信号レベルの供給を制御する動作を行うリセットパルスである。TROUT1は、読み出しトランジスタ202のゲート部に供給され、フォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を制御する動作を行うリードパルスである。RSOUT2は、2行目の画素部に対してRSOUT1と同じ動作を行うパルスである。TROUT2は、2行目の画素部に対してTROUT1と同じ動作を行うパルスである。
さらに、1行FD部電位:FD1は、読み出し動作時のFD1の電位状態を示しており、2行FD部電位:FD2は、読み出し動作時のFD2の電位状態を示しており、出力信号線は、読み出し動作時の電位状態を示している。
図5に示すように、まず、1行目の画素を選択する際には、FD1の電位をリセットトランジスタ205及び増幅トランジスタ204の電源であるVDDCELLのHi電位にするべく、リセットパルスRSOUT1がHi電位となり、リセットトランジスタ205がオン状態となる。これにより、FD1の電位がHi電位になり、それに応じた電位が増幅トランジスタ204の出力部から出力されて垂直出力信号線207の電位が上昇する(a点)。
次に、リセットパルスRSOUT1がLow電位となり、リセットトランジスタ205がオフ状態となる。このとき、FD1の電位は、Hi電位を保つ(b点)。
次に、リードパルスTROUT1がHi電位となり、読出しトランジスタ202がオン状態となる。これにより、フォトダイオード201に光情報に応じて蓄積されていた電荷がFD1に読み出され、その結果、FD1の電位が降下する。この電位降下に応じて、増幅トランジスタ204の出力部の電位が降下し、出力信号線の電位が降下する(c点)。
次に、リードパルスTROUT1がLow電位となり読出しトランジスタ202がオフ状態となる(d点)。
信号処理回路106は、b点での出力信号線の電位とd点での出力信号線の電位とを検出し、その電位差を画素信号として測定する。FD1の電位をVDDCELLのLow電位にするべく、リセットパルスRSOUT1がHi電位となり、リセットトランジスタがオン状態となる。これにより、FD1の電位がLow電位になり、増幅トランジスタ206がオフ状態となる。以上のようにして、画素セルの画素信号の読み出し動作が終了する(e点)。
最後に、画素部の1行目の画素が非選択行の画素となり、次に、同様にして、画素部の2行目の画素を選択し、画素セルの画像信号の読み出し動作が開始される(f点)。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法における露光時間を調整するための電子シャッタ動作(電荷排出動作)を説明するためのタイミング図を示す。なお、図面上、ERSCELは、電子シャッタ用画素リセットパルスであり、ETRANSは、電子シャッタ用画素読み出しパルスであり、その他は図5と同様である。
図6に示すように、電子シャッタ動作はフォトダイオード201の電荷を排出し、初期化することが目的であるため、上記図5を用いて説明した選択動作と読み出し動作とを同時に行う(g点)。これにより、VDDCELLへ電荷が排出される。
次に、上記読み出し動作の場合と同様に非選択状態にするため、FD1の電位をVDDCELLのLow電位にするべく、リセットパルスRSOUT1がHi電位となり、FD1の電位がLow電位になり、増幅トランジスタ206がオフ状態となる(h点)。但し、電子シャッタ動作中は信号検出の必要がないため、信号処理回路106は動作させない状態にしておく。
以上説明してきたように、ここまで、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成を説明すると共に、該固体撮像装置が全画素読み出し動作を行う場合の駆動方法について具体的に説明してきたが、以下に、該固体撮像装置が間引き読み出し動作を行う場合の駆動方法について具体的に説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における間引き読み出し動作の際の電子シャッタ用シフトレジスタ103及び読み出し用シフトレジスタ104のタイミング図を示す。
図7において、スタートパルスは、シフトレジスタの動作開始制御の動作を行うパルスである。クロックパルス1は、奇数列レジスタの信号転送・出力の動作を行うパルスである。クロックパルス2は、偶数列レジスタの信号転送・出力の動作を行うパルスである。リセットパルスは、全レジスタの信号リセットの動作を行うパルスである。OUT1は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う1段目のレジスタから出力されるパルスである。OUT2は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う2段目のレジスタから出力されるパルスである。OUT3は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う3段目のレジスタから出力されるパルスである。OUT4は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う4段目のレジスタから出力されるパルスである。OUT5は、マルチプレクサ回路105へ信号供給の動作を行う5段目のレジスタから出力されるパルスである。
図7に示すように、間引き動作では、間引き行のクロックパルスを高速クロックにすることで、その間引き行を高速空送りにする(図7では、2行目及び3行目を間引く場合のタイミングを示している)。なお、その他の基本的な動作は、上述した全行読み出しの場合と同様である。
次の行に対しては、信号が転送されているので、通常のクロックパルスに再び戻すと、通常の読み出しができる。このような駆動方法を用いると、様々な方式の間引き読み出しに対応できる。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における間引き読み出し動作の際のタイミング図を示す。なお、図8では、図7と同様に、2行目及び3行目を間引く場合のタイミングを示している。
図8において、OUT1は、1行目の画素部の選択の動作を行うパルスである。OUT2は、2行目の画素部の選択の動作を行うパルスである。OUT3は、3行目の画素部の選択の動作を行うパルスである。OUT4は、4行目の画素部の選択の動作を行うパルスである。VDDCELLは、FD203に“H”と“L”を供給するパルスである。LOADCELLは、負荷トランジスタ206の動作を制御するパルスである。RSCELLは、画像信号動作時にFD203のリセットを行うパルスである。TRANSは、画素信号読み出し動作時にフォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を行うパルスである。RSOUT1は、リセットトランジスタ205のゲート部に供給され、VDDCELLの信号レベルの供給を制御する動作を行うリセットパルスである。TROUT1は、読み出しトランジスタ202のゲート部に供給され、フォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を制御する動作を行うリードパルスである。RSOUT2は、2行目の画素部に対してRSOUT1と同じ動作を行うパルスである。TROUT2は、2行目の画素部に対してTROUT1と同じ動作を行うパルスである。
さらに、1行FD部電位:FD1は、読み出し動作時のFD1の電位状態を示しており、2行FD部電位:FD2は、読み出し動作時のFD2の電位状態を示しており、出力信号線は、読み出し動作時の電位状態を示している。
図8に示すように、通常クロックが供給されている行(OUT1、OUT4)に対して画素信号の読み出しを行い、高速クロックが供給されている行(OUT2、OUT3)に対しては読み出しを行わない。このようにして間引き読み出しが行われる。
次に、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出する動作について説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出する動作を説明するための概略タイミング図を示す。
図9において、フレームとは、1画面(全画素)を走査する時間のことである。画素信号読み出しスタートパルスは、画素信号読み出し用シフトレジスタ104の動作を開始させるパルス)である。電子シャッタスタートパルスは、電子シャッタ用シフトレジスタ104の動作を開始させるパルスである。画素読み出し動作と電子シャッタ動作とは、1行目から最終行目までの電子シャッタ動作と画素読み出し動作とを示している。露光期間とは、画素部が光を受光する期間を指し、電子シャッタ動作と画素読み出し動作との時間差がそれに相当する。
図9に示すように、通常1フレーム走査ごとにスタートパルスが供給されるが、電子シャッタ用シフトレジスタ103に対して、第一のスタートパルスと第二のスタートパルスを供給し、第一のスタートパルスで間引き行の光電変換部から電荷を排出し、第二のスタートパルスで読み出し行の光電変換部から電荷を排出する通常の電子シャッタ動作を行う。この際、第二のスタートパルスから画像信号読み出し用シフトレジスタ104のスタートパルスが供給されるまでの時間が、読み出し行の光電変換部の露光時間となる。
図10は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出する動作であって、上記図9の動作の一例を説明するタイミング図を示す。なお、図10では、読み出し−間引き−間引き−読み出しを1ユニットとした1/2の行を間引く動作(1/2間引き動作)を例としている。
図10において、クロックパルス1は、シフトレジスタの奇数列レジスタの信号転送・出力の動作を行うパルスである。クロックパルス2は、シフトレジスタの偶数列レジスタの信号転送・出力の動作を行うパルスである。画素信号読み出しスタートパルスは、画素信号読み出し用シフトレジスタ104の動作開始の動作を行うパルスである。画素信号読み出しスタートパルスの下に示すOUT1〜OUT3は、画素信号読み出し用シフトレジスタ104の出力を指し、OUT1は1行目の画素部の選択の動作を行うパルス、OUT2は2行目の画素部の選択の動作を行うパルス、OUT3は3行目の画素部の選択の動作を行うパルスである。電子シャッタスタートパルスは、電子シャッタ用シフトレジスタ103の動作開始の動作を行うパルスである。電子シャッタスタートパルスの下に示すOUT1〜OUT8は、電子シャッタ用シフトレジスタ103の出力を指し、OUT1は1行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT2は2行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT3は3行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT4は4行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT5は5行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT6は6行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT7は7行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT8は8行目の画素部の選択の動作を行うパルスである。
さらに、読み出し行RSOUT1は、1行目のリセットトランジスタ205のゲート部に供給され、VDDCELLの信号レベルの供給を制御する動作を行うパルスであり、読み出し行TROUT1は、1行目の読み出しトランジスタ202のゲート部に供給され、フォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を制御する動作を行うパルスである。間引き行RSOUT2は、2行目のリセットトランジスタ205のゲート部に供給され、VDDCELLの信号レベルの供給を制御する動作を行うパルスであり、間引き行TROUT2は、2行目の読み出しトランジスタ202のゲート部に供給され、フォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を制御する動作を行うパルスである。読み出し行RSOUT3は、3行目のリセットトランジスタ205のゲート部に供給され、VDDCELLの信号レベルの供給を制御する動作を行うパルスであり、読み出し行TROUT3は、3行目の読み出しトランジスタ202のゲート部に供給されフォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を制御する動作を行うパルスである。間引き行RSOUT4は、4行目のリセットトランジスタ205のゲート部に供給されVDDCELLの信号レベルの供給を制御する動作を行うパルスであり、間引き行TROUT4は、4行目の読み出しトランジスタ202のゲート部に供給され、フォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を制御する動作を行うパルスである。読み出し行RSOUT5は、5行目のリセットトランジスタ205のゲート部に供給され、VDDCELLの信号レベルの供給を制御する動作を行うパルスであり、読み出し行TROUT5は、5行目の読み出しトランジスタ202のゲート部に供給され、フォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を制御する動作を行うパルスである。間引き行RSOUT6は、6行目のリセットトランジスタ205のゲート部に供給され、VDDCELLの信号レベルの供給を制御する動作を行うパルスであり、間引き行TROUT6は、6行目の読み出しトランジスタ202のゲート部に供給され、フォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を制御する動作を行うパルスである。露光時間は、画素部が光を受光する期間を指し、電子シャッタ動作と画素読み出し動作の時間差がそれに相当している。
図10に示すように、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出する動作では、クロックパルス1がHi状態でスタートパルスが供給されると、電子シャッタ用シフトレジスタ103の動作が開始されるので、読み出し行の光電変換部から電荷を排出するための第二のスタートパルスの2クロック前に、間引き行の光電変換部からの電荷を排出するための第一のスタートパルスを入力する。
これにより、間引き行のRSOUT、TROUTで電子シャッタの電荷排出パルスが供給され、間引き行の電荷を排出することができる。
さらに、本実施形態において一例とした1/2間引き動作では、スタートパルスを2パルス入力とするが、3/4の行を間引く動作(3/4間引き動作)では、スタートパルスを4パルス入力とすることにより、1/2間引き動作と同様に、間引き行の電荷排出を行うことができる。
以上、図1〜10を用いて説明したように、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置によると、電子シャッタに対して、例えば1/2間引き動作ではスタートパルスを2パルス入力とし、例えば3/4間引き動作ではスタートパルスを4パルス入力とするように、スタートパルスを間引き動作方式に応じた複数本のパルス入力とすることにより、特別な回路を用いることなく、間引き読み出し駆動において、偽信号の発生しない高品質の画像を得ることができる。
言い換えると、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置によると、同一フレーム内で電子シャッタに対してスタートパルスを2本入力することにより、シャッタパルスを2本同時に走査させ、1本目のパルスで間引き行のリセットを行って、漏れ込みの原因となる電荷を排出すると共に、2本目のパルスで露光時間を調整するために読み出し行のリセットを行うので、特別な回路を用いることなく、間引き読み出し駆動において、高品質の画像を得ることができる。
また、言い換えると、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置によると、電子シャッタ用シフトレジスタに対してシャッタスタートパルスを複数本入力するという構成及び動作を有するため、回路規模を大きくすることなく、間引き行の電荷排出を実現できるという作用効果によって第1の課題を解決することができる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置及びその駆動方法について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構造平面図を示す。なお、図11において、上述の第1の実施形態で用いた図1に示す固体撮像装置の構造と共通する部分は同様であるため、以下では、図1に示す固体撮像装置の構造と相違する部分を中心に説明する。
図11に示すように、画素部101aは、多画素1セル方式(複数の光電変換素子に対し、電荷検出部を共用する形式)で構成されており、ここでは、4個の光電変換素子に対して、1つの電荷検出部を共用する方式(4画素1セル)により構成されている。
図11に示すように、本発明の第1の実施形態における固体撮像装置は、画素部101a、負荷回路102、電子シャッタ用シフトレジスタ103、画像信号読み出し用シフトレジスタ104、マルチプレクサ回路105a、信号処理回路106、水平読み出し回路107a、及び最終アンプ108を有している。
電子シャッタ用シフトレジスタ103、画像信号読み出し用シフトレジスタ104、マルチプレクサ回路105aに対して、読出し動作(RSCELL/TRANS)又は電子シャッタ動作(ERSCELL/ETRANS)を制御する信号が供給されると、電子シャッタ用シフトレジスタ103、画像信号読み出し用シフトレジスタ104が選択している行に対して、マルチプレクサ回路105aから画素部101aを構成する各画素に対して読出しパルス又はリセットパルス等が入力される。マルチプレクサ回路105aは、TROUTを供給する部分を1行毎に配置しており、RSOUTを供給する部分を4行毎に配置している。読出しパルスによって各画素の光電変換部から読み出された信号電荷は信号処理回路106においてノイズ除去又は増幅等の処理がなされた後、水平読み出し回路107aからの信号によって水平信号線に読み出され、さらに最終アンプ108に送られて画素信号として出力される。
以上説明したように、図11に示した固体撮像装置において、画素部101a、マルチプレクサ回路105a、及び水平読み出し回路107a以外の構成は、図1に示した固体撮像装置の構成と同様である。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における画素部101aの回路構成図を示す。なお、図12は、図11に示した画素部101aが4画素1セル方式で構成された場合の概略回路構成を示している。
図12に示すように、1セル内には、光電変換部である4個のフォトダイオード201、4個のフォトダイオード201に蓄積された信号電荷をそれぞれ読み出す4個の読出しトランジスタ202、読み出された信号電荷を保持するための共用のFD203、FD203の電位を初期状態にリセットするリセットトランジスタ205、及びFD203の電位変化を受けて信号電荷を増幅する増幅トランジスタ204が配置されている。また、増幅トランジスタ204は、列毎に配置された負荷トランジスタ206とソースフォロワ回路を構成し、画素からの信号を垂直出力信号線207に出力する。
すなわち、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、図12に示すように、1セル内のフォトダイオード201は4行×2列の中で対角に配置されているたま、行選択方法と列選択方法とが本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置と異なる。
なお、本実施形態に係る固体撮像装置の行選択方法としては、本実施形態ではリセットトランジスタ205が4行当たりに1つ配置された構成であるため、毎行にリセットパルスRSOUTを供給する第1の実施形態に係る固体撮像装置の場合と異なり、4行当たりにリセットパルスRSOUTを1パルス供給する構成となる。
図13は、本発明の第2の実施形態におけるマルチプレクサ回路105aの回路構成図を示す。
図13において、電子シャッタ用シフトレジスタ出力は、電子シャッタ用シフトレジスタ103から出力される信号OUT1〜OUT4である。電子シャッタ用画素リセットパルスERSCELLは、電子シャッタ動作時にFD203のリセットの動作を行うパルスである。画像信号読み出し用シフトレジスタ出力は、画像信号読み出し用シフトレジスタ104から出力される信号OUT1〜OUT4である。画素信号読み出し用画素リセットパルス(RSCELL)は、画像信号読み出し時にFD203のリセットの動作を行うパルスである。電子シャッタ用画素リセットパルス(ETRANS)は、電子シャッタ動作時にフォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を行うパルスである。画素信号読み出し用画素読み出しパルスTRANSは、画素信号読み出し動作時にフォトダイオード201の信号電荷をFD203に読み出す動作を行うパルスである。RSINaは、ERSCELLが入力される信号線である。
また、IN2−1〜IN2−4は、画像信号読み出し用シフトレジスタ104から出力される信号OUT1〜OUT4が入力される信号線である。RSINbは、RSCELLが入力される信号線である。IN3−1〜IN3−4は、電子シャッタ用シフトレジスタ103から出力される信号OUT1〜OUT4が入力される信号線である。TRINaは、ETRANSが入力される信号線である。IN2−1は、画像信号読み出し用シフトレジスタ104から出力される信号OUT1が入力される信号線である。TRINbは、TRANSが入力される信号線である。IN3−1は、電子シャッタ用シフトレジスタ103から出力される信号OUT1が入力される信号線である。RSOUT1は、リセットトランジスタ205のゲート部に接続されているマルチプレクサ回路105aの出力であり、TROUT1は、読み出しトランジスタ202のゲート部に接続されているマルチプレクサ回路105aの出力である。なお、AND回路は、2入力が“H”の状態の時に、“H”信号を出力する論理回路であり、OR回路は、2入力のいずれか一方又は両方“H”の状態の時に、“H”信号を出力する論理回路である。
図13に示した構成により、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、論理回路で4行当たりにリセットパルスRSOUTを1パルス供給することができる。
なお、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、1セル内のフォトダイオード201が対角に配置されているので、奇数行又は偶数行のいずれかの行の画素の信号が1列ずれた垂直出力信号線から出力される。このため、奇数行と偶数行とを読み出す際に、水平読み出し回路を1列ずらす必要がある。
図14は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における水平読み出し回路107aの構成を説明するための概略回路構成図を示す。
図14において、画素部301は、フォトダイオード201、読み出しトランジスタ202を有しており(図12参照)、画素部301を構成する各画素をG、B、Rに数字を付して示している。具体的には、G00-G11-G02-G13、R10-B21-R12-B23、G20-G31-G22-G33が、FD203(図12参照)を共用し、1セルを構成している。
さらに、CDS302は、信号処理回路106内のノイズを除去する回路である。水平選択スイッチ303は、選択的に画素部の信号を水平出力線304に読み出すスイッチである。水平出力線304は、水平選択スイッチ303に接続され、画素からの信号を出力する出力線である。セレクタ305は、読み出し制御パルス307により入力信号を選択して出力する回路である。ダミーレジスタ306は、水平読み出し回路107の出力を1列後ろにずらすために設置されているレジスタである。読み出し制御パルス307は、セレクタ305の出力信号を選択するパルスである。
図14に示すように、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、対角上にFD203を共有している画素を配置しているため、偶数行を読み出す際と奇数行を読み出す際に、水平読み出し回路107が出力するタイミングを調整させるために奇数行を読み出す際に出力を1列後ろにずらし、また、先頭列のシフトレジスタの前にダミーレジスタ306を挿入し、B行であればダミーのシフトレジスタを通過、R行であればスルーするようにする。
このようにすると、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、B行の出力開始はR行の出力開始よりも1クロック遅れるので、出力を1列後ろにずらすことができる。これにより、画素配列と出力との関係を一致させることができる。
なお、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、ダミーレジスタを通過させるか否かの判定は、R行を読み出しているのか又はB行を読み出しているのかを区別する信号(読み出し制御パルス307)で行う。本実施形態では、R行は偶数行、B行は奇数行であるので、行選択のシフトレジスタクロックを使って、信号を作ることができる。これは、行選択のシフトレジスタが偶数回目の立ち上がりが偶数行の読み出しとなり、奇数回目の立ち上がりが奇数行の読出しとなるためである。
図15は、図14に示した読み出し制御信号307の生成回路の回路構成図及びその動作タイミング図を示す。
図15に示すように、VSTは、垂直方向の走査を行う電子シャッタ用シフトレジスタ103又は画像信号読み出し用シフトレジスタ104に対するスタートパルスである。Vは、垂直方向を走査する回路のクロックパルスである。evenlineは、生成回路で生成されるパルスであり、偶数行を走査している際に、“H”を出力するパルスである。oddlineは、生成回路で生成されるパルスであり、奇数行を走査している際に“H”を出力するパルスである。
図14及び図15の構成により、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、evenlineを読み出し制御信号307に接続することにより、偶数行を走査している際には、水平読み出し回路スタートパルスがセレクタ305によってダミーレジスタ306をスルーして、初段のレジスタに供給される一方で、奇数行を走査している際には、ダミーレジスタを経由して初段のレジスタに供給されるように、水平読み出し回路107aの出力を奇数行走査時に1列後ろにずらすことができる。なお、セレクタ305は、制御パルスが“H”のときに上段の入力を出力し、制御パルスが“L”のときに下段の入力を出力する回路である。
なお、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における画像信号の読み出し動作及び電荷排出動作は、本発明の第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明は省略する。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出する動作例を示すタイミング図である。なお、図16では、読み出し−間引き−間引き−読み出し−間引き−間引き−間引き−間引きを1ユニットとした3/4の行を間引く動作(3/4間引き動作)を例としている。
図16において、クロックパルス1は、シフトレジスタの奇数列レジスタの信号転送・出力の動作を行うパルスである。クロックパルス2は、シフトレジスタの偶数列レジスタの信号転送・出力の動作を行うパルスである。画素信号読み出しスタートパルスは、画素信号読み出し用シフトレジスタ104の動作開始の動作を行うパルスである。画素信号読み出しスタートパルスの下のOUT1〜OUT8は、画素信号読み出し用シフトレジスタ104の出力を指し、OUT1は1行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT2は2行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT3は3行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT5は5行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT6は6行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT7は7行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、OUT8は8行目の画素部の選択の動作を行うパルスである。
電子シャッタスタートパルスは、電子シャッタ用シフトレジスタ103の動作開始の動作を行うパルスである。電子シャッタスタートパルスの下のOUT1〜OUT16は、電子シャッタ用シフトレジスタ103の出力を指し、FD1/OUT1は1行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD1/OUT2は2行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD1/OUT3は3行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD1/OUT4は4行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD2/OUT5は5行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD2/OUT6は6行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD2/OUT7は7行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD2/OUT8は8行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD3/OUT9は9行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD3/OUT10は10行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD3/OUT11は11行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD3/OUT12は12行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD4/OUT13は13行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD4/OUT14は14行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD4/OUT15は15行目の画素部の選択の動作を行うパルスであり、FD4/OUT16は16行目の画素部の選択の動作を行うパルスである。
図16に示すように、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、FD203は4画素で共用されているため、1つのFD203に対して、電子シャッタ用シフトレジスタ103と画素信号読み出し用シフトレジスタ104から供給されるOUTパルスは、4本供給される。具体的には、1つ目のFD203(FD1)にはOUT1〜OUT4、2つ目のFD203(FD2)にはOUT5〜OUT8、3つ目のFD203(FD3)にはOUT9〜OUT12、4つ目のFD203(FD4)にはOUT13〜OUT16が、それぞれ供給される。
さらに、間引かれる3/4の行の電荷を排出するために、第一のスタートパルスを3パルス供給した後に、第二のスタートパルスを入力することで、読み出し行の走査を行う。
但し、1セル当たりに、複数の読み出しパルスTROUTが同時供給されるとノイズの原因になるため、それをさけるために第一のスタートパルスは5クロックおきに供給し、第一のスタートパルスと第二のスタートパルスとの間隔も5クロック空ける。
このようにすると、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置は、1セル当たりに、読み出しパルスTROUTが同時に供給されることなく、間引き行の電荷を排出することができる。
さらに、本実施形態で一例とした3/4間引き動作では、スタートパルスを2パルス入力とするが、1/2の行を間引く動作(1/2間引き動作)では、第一のスタートパルスを第二のスタートパルスの6クロック前に1パルス入力することにより、3/4間引き動作と同様に、間引き行の電荷を排出することができる。
以上、図11〜図16を用いて説明したように、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置によると、多画素1セル方式の構成を有する場合であっても、ノイズを発生させることなく、間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出することができるため、間引き行から読み出し行への電荷の漏れ込みを抑制することができる。
言い換えると、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置によると、多画素1セル方式の構成を有する場合であっても、ノイズを発生させることなく、間引き行からの信号の漏れ込みを防止し、偽信号の発生しない高品質の画像を得ることができる。
また、言い換えると、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置によると、電子シャッタ用シフトレジスタに対して電子シャッタスタートパルスを複数本入力するという構成及び動作を有するため、回路規模を大きくすることなく、間引き行の電荷排出を実現できるといく作用効果によって第1の課題を解決することができる。
さらに、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置によると、共用しているFD部に対して電荷排出動作を同時に行わないようにするため、多画素1セル方式を有する場合であっても、偽信号のない信号を読み出して、間引き行の電荷排出を実現できるため、第2の課題を解決することができる。
本発明は、間引き読み出し動作の際に、間引き行の光電変換素子のリセットを行う固体撮像装置及びその駆動方法にとって有用である。また、多画素1セル方式の固体撮像撮像装置及びその駆動方法にとって有用である。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構造平面図である。 本発明の第1の実施形態における固体撮像装置における画素部の概略回路構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における電子シャッタ用シフトレジスタ及び画像信号読み出し用シフトレジスタの回路構成図及び動作タイミング図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置におけるマルチプレクサ回路の1段目の回路構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法における画素セルの画像信号読み出し動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法における露光時間を調整するための電子シャッタ動作(電荷排出動作)を説明するためのタイミング図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における間引き読み出し動作の際の電子シャッタ用シフトレジスタ及び読み出し用シフトレジスタのタイミング図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における間引き読み出し動作の際のタイミング図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出する動作を説明するための概略タイミング図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出する動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構造平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における画素部の回路構成図である。 本発明の第2の実施形態におけるマルチプレクサ回路の回路構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における水平読み出し回路の構成を説明するための概略回路構成図である。 本発明の第2の実施形態における読み出し制御信号の生成回路の回路構成図及びその動作タイミング図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における間引き行の画素群の光電変換部から電荷を排出する動作例を示すタイミング図である。 従来のMOS固体撮像装置の回路構成図である。 従来のMOS型固体撮像装置における全画素読み出し動作のタイミング図である。 従来のMOS型固体撮像装置の動作のタイミング図であって、間引き動作において、間引き行の光電変換素子から隣接画素に電荷が漏れ混んで偽信号が発生することを防止する動作を示す図である。
符号の説明
1 光電変換素子
2 増幅トランジスタMOS
3 垂直選択スイッチMOS
4 電源線
5 電源端子
6 垂直出力線
7 負荷電流源
8 垂直ゲート線
9 垂直走査回路
10 水平転送MOSスイッチ
11 水平出力線
12 出力アンプ
13 水平走査回路
14 リセットスイッチ
15 リセットゲート線
101 画素部
101a 画素部
102 負荷回路部
103 電子シャッタ用シフトレジスタ
104 画像信号読み出し用シフトレジスタ
105 マルチプレクサ回路
105a マルチプレクサ回路
106 信号処理回路
107 水平読み出し回路
107a 水平読み出し回路
108 最終アンプ
201 フォトダイオード(光電変換素子)
202 読出しトランジスタ
203 電荷検出部(フローティングディフュージョン:FD)
204 増幅トランジスタ
205 リセットトランジスタ
206 負荷トランジスタ
207 出力信号線
301 画素部
302 CDS
303 水平選択スイッチ
304 水平出力線
305 セレクタ
306 ダミーレジスタ
307 読み出し制御パルス

Claims (13)

  1. 入射光を信号電荷に変換する光電変換部、
    前記光電変換部に一方の端子が接続され、前記光電変換部で生成された前記信号電荷を読み出して転送する転送スイッチ、
    前記転送スイッチの他方の端子に接続され、前記転送スイッチから転送される前記信号電荷を検出保持する信号検出部、
    前記信号検出部に接続され、前記信号検出部で検出保持された前記信号電荷を増幅して出力する増幅出力部、及び、
    前記信号検出部に接続され、前記信号検出部で検出保持された前記信号電荷をリセットする信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、
    前記複数の単位セルの各々を構成する前記光電変換部からの前記信号電荷を行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、
    前記複数の単位セルの各々を構成する前記光電変換部からの前記信号電荷を行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備え、
    前記走査部は、前記複数の単位セルの各々を構成する前記光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、前記複数の単位セルの各々を構成する前記光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、前記第二の信号電荷群をリセットする第一の走査と、前記第一の信号電荷群をリセットする第二の走査とを行う、固体撮像装置。
  2. 前記第一の走査及び前記第二の走査は、前記行選択リセット部にスタートパルスが供給されることにより行われる、請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第一の走査は、前記第二の走査よりも先に行われる、請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第一の走査及び前記第二の走査の開始時間間隔は、基準クロックで決定される最短時間である、請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第二の信号電荷群のうち前記第一の走査によってリセットされない信号電荷群を生じる単位セル群は、遮光される、請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部、
    前記複数の光電変換部の各々に一方の端子が接続され、前記光電変換部で生成された前記信号電荷を読み出して転送する複数の転送スイッチ、
    前記複数の転送スイッチの各々の他方の端子に接続され、前記転送スイッチから転送される前記信号電荷を検出保持する信号検出部、
    前記信号検出部に接続され、前記信号検出部で検出保持された前記信号電荷を増幅して出力する増幅出力部、及び、
    前記信号検出部に接続され、前記信号検出部で検出保持された前記信号電荷をリセットする信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、
    前記複数の単位セルの各々に含まれる前記複数の光電変換部からの前記信号電荷を一つの前記光電変換部を有する行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、
    前記複数の単位セルの各々に含まれる前記複数の光電変換部からの前記信号電荷を前記の行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備え、
    前記走査部は、前記複数の単位セルの各々に含まれる前記複数の光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、前記複数の単位セルの各々に含まれる前記複数の光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、前記第二の信号電荷群をリセットする第一の走査と、前記第一の信号電荷群をリセットする第二の走査とを行う、固体撮像装置。
  7. 前記第一の走査及び前記第二の走査は、前記行選択リセット部にスタートパルスが供給されることにより行われる、請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記第一の走査は、前記第二の走査よりも先に行われる、請求項6に記載の固体撮像装置。
  9. 前記第一の走査及び前記第二の走査の開始時間間隔は、基準クロックで決定される最短時間である、請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 前記第一の走査は、前記第二の信号電荷群を同時にリセットしないように行われる、請求項6に記載の固体撮像装置。
  11. 前記第二の信号電荷群のうち前記第一の走査によってリセットされない信号電荷群を生じる単位セル群は、遮光される、請求項6に記載の固体撮像装置。
  12. 入射光を信号電荷に変換する光電変換部、前記光電変換部に一方の端子が接続され、前記光電変換部で生成された前記信号電荷を読み出して転送する転送スイッチ、前記転送スイッチの他方の端子に接続され、前記転送スイッチから転送される前記信号電荷を検出保持する信号検出部、前記信号検出部に接続され、前記信号検出部で検出保持された前記信号電荷を増幅して出力する増幅出力部、及び、前記信号検出部に接続され、前記信号検出部で検出保持された前記信号電荷をリセットする信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、前記複数の単位セルの各々を構成する前記光電変換部からの前記信号電荷を行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、前記複数の単位セルの各々を構成する前記光電変換部からの前記信号電荷を行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記走査部が、前記複数の単位セルの各々を構成する前記光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、前記複数の単位セルの各々を構成する前記光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、
    前記第二の信号電荷群をリセットする第一の走査を行う工程と、
    前記第一の信号電荷群をリセットする第二の走査を行う工程とを備える、固体撮像装置の駆動方法。
  13. 入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部、前記複数の光電変換部の各々に一方の端子が接続され、前記光電変換部で生成された前記信号電荷を読み出して転送する複数の転送スイッチ、前記複数の転送スイッチの各々の他方の端子に接続され、前記転送スイッチから転送される前記信号電荷を検出保持する信号検出部、前記信号検出部に接続され、前記信号検出部で検出保持された前記信号電荷を増幅して出力する増幅出力部、及び、前記信号検出部に接続され、前記信号検出部で検出保持された前記信号電荷をリセットする信号初期化部からなる単位セルが行列状に複数配置されてなる撮像領域と、前記複数の単位セルの各々に含まれる前記複数の光電変換部からの前記信号電荷を一つの前記光電変換部を有する行単位で読み出す行選択読み出し部、及び、前記複数の単位セルの各々に含まれる前記複数の光電変換部からの前記信号電荷を前記の行単位でリセットする行選択リセット部からなる走査部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記走査部が、前記複数の単位セルの各々に含まれる前記複数の光電変換部のうち行状に配置されてなる第一の光電変換部群からの第一の信号電荷群を読み出す一方で、前記複数の単位セルの各々に含まれる前記複数の光電変換部のうち行状に配置された第二の光電変換部群からの第二の信号電荷群を読み出さない間引き動作において、
    前記第二の信号電荷群をリセットする第一の走査を行う工程と、
    前記第一の信号電荷群をリセットする第二の走査を行う工程とを備える、固体撮像装置の駆動方法。
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