JP2008171752A - カラー有機elディスプレイおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機EL構造体とカラーフィルタ層を含む下地層との間にガスバリア層を介在させてなるカラー有機ELディスプレイにおいて、下地層に含まれる水分や有機物などのガスがガスバリア層のピンホールを通して有機化合物層中に拡散することでダークスポット部が発生したとしても、そのダークスポット部の成長を抑制する。
【解決手段】下地層10に含まれるガスがガスバリア層20のピンホール21を通して有機化合物層33中に拡散することで有機化合物層33に生じるダークスポット部33aの上に、陰極34を除去することにより形成されたものであって上記ガスを封止缶50内の封止雰囲気中に放出する開口部34aを、設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)構造体とカラーフィルタ層との間にガスバリア層を介在させてなるカラー有機ELディスプレイおよびそのようなカラー有機ELディスプレイの製造方法に関する。
この種のカラー有機ELディスプレイは、ガラスや樹脂などの透明な基板上に、カラーフィルタ層を含む下地層、ガスバリア層、ITOなどの透明導電膜、発光を行う発光層を含む有機化合物層、および陰極を順次積層した後、基板上にガラスや金属などの封止缶を設け、これらの積層体を当該封止缶で封止してなるものである。
ここで、積層された透明導電膜、有機化合物層および陰極により有機EL構造体が形成されるが、より具体的には、白色発光する有機EL構造体とカラーフィルタ層とを組み合わせる場合、透明な基板上にカラーフィルタ層、オーバーコート層、ガスバリア層、透明導電膜、白色発光を行う有機化合物層、陰極を順次積層する構造が知られている。
ここで、ガスバリア層は、その下の下地層すなわち樹脂からなるカラーフィルタ層やオーバーコート層から揮発する水分や有機物などのガスを、ガスバリア層の上に位置する有機化合物層に侵入させないようにするものであり、当該ガスに起因する有機化合物層中のダークスポット部を防止するために設けられる。このダークスポット部は、画素に発生するもので発光すべき画素において発光しない表示欠陥部となる。
そのため、ガスバリア層は、ピンホールレスであること、そのステップカバレージが良いことが要求される。さらに、これ以外にも、透明性や、表面の平坦性等の性能が要求される。
従来では、ガスバリア層の例としては、酸化ケイ素を含有し、スパッタ成膜法で形成することを特徴としたもの(たとえば、特許文献1参照)や、色変換素子(CCM)のガスバリア層として絶縁性無機酸化物層を配設したもの(たとえば、特許文献2参照)などがある。
しかし、これらはガスバリア性の点でピンホールが考慮されていないため、下地層に含まれる水分や有機物などのガスがピンホールを通して有機化合物層中に拡散することで、ダークスポット部が形成されやすい。つまり、画素にダークスポット部が発生しやすく、所望の有機EL素子の発光特性を維持できない画素が生じてしまう。
このようなガスバリア層のピンホールを無くす方法として、ガスバリア層を複数層として各層の成膜工程の間に洗浄工程を行うようにしたもの(たとえば、特許文献3参照)や、ガスバリア層を複数層としつつ各層に樹脂層を分散させた構造(たとえば、特許文献4参照)が提案されている。
これ以外にもピンホールに対して有効な成膜方法として、一般的なガスバリア層の成膜方法であるスパッタ法よりも緻密な膜形成が可能なプラズマCVD法(P−CVD(たとえば、特許文献5参照))や原子層成長法(ALE法(たとえば、特許文献6参照))によりガスバリア層を形成したものが提案されている。
他にも、有機化合物層の成膜前に基板を乾燥し、カラーフィルタ層やオーバーコート層に含まれる水分、または有機物を除去することでダークスポット部などの不具合を防止する方法が提案されている(特許文献7参照)。
特開平11−260562号公報 特開平8−279394号公報 特開2003−229271号公報 特開2003−282239号公報 特開2004−39468号公報 特開2006−253106号公報 特開2005−63927号公報
しかしながら、上記した特許文献3や特許文献4に記載されているようなピンホール対策では、ガスバリア層の構造およびプロセスが複雑であり、生産性やコストの面で課題が残る。
また、上記特許文献5に記載されているようなP−CVDを用いたガスバリア層では、P−CVDにてガスバリア層を成膜するときに、下地層であるカラーフィルタ層やオーバーコート層の耐熱性を考慮して比較的低温で成膜を行うことになるが、その場合、膜の緻密性が劣るため、ガスバリア性が悪くなる。そのため、他の積層構造にするか、厚膜化が必要になり、やはり、生産性に課題が残り、コストアップにつながる。
ALEを用いたガスバリア層も原理的にはピンホールレスが期待できるが、カラーフィルタ上、またはガスバリア層成膜中に付着した異物部において、後工程で当該異物、もしくはガスバリア層が欠落することがまれにあるためピンホールを完全にゼロにすることは難しい。欠落しない場合も、異物部のガスバリア層が駆動時のリーク電流により欠損する場合がある。
カラーフィルタ層、オーバーコート層の水分等のガスを有機化合物層の成膜前に乾燥して除去する方法も、透明電極や部分的なガスバリア層を積層後に乾燥工程を行うため、水分等を完全に除去するにはかなりの時間がかかり実現的ではない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、有機EL構造体とカラーフィルタ層を含む下地層との間にガスバリア層を介在させてなるカラー有機ELディスプレイにおいて、下地層に含まれる水分や有機物などのガスがガスバリア層のピンホールを通して有機化合物層中に拡散することでダークスポット部が発生したとしても、そのダークスポット部の成長を抑制できるようにすることを目的とする。
上記したように、ガスバリア層の下地層からのガスによるダークスポット部は、下地層に含まれる水分や有機物などのガスがガスバリア層のピンホールを通して有機化合物層中に拡散することで形成される。
このことから、ダークスポット部において有機化合物層中に存在する上記ガスを、封止缶内の封止雰囲気中に放出するように、ディスプレイの構成および製造方法を工夫してやればよいと考え、検討を行った。本発明は、この検討の結果、実験的に見出されたものである(後述の図6参照)。
すなわち、本発明は、下地層(10)に含まれるガスがガスバリア層(20)のピンホール(21)を通して有機化合物層(33)中に拡散することで有機化合物層(33)に生じるダークスポット部(33a)の上に、陰極(34)を除去することにより形成されたものであって上記ガスを封止缶(50)内の封止雰囲気中に放出する開口部(34a)を、設けたことを、第1の特徴とする。
それによれば、有機化合物層(33)に存在するガスが開口部(34a)を介して放出されることで、当該ガスの有機化合物層(33)での拡散が抑制されるため、下地層(10)からのガスによるダークスポット部(33a)が有機化合物層(33)中に発生したとしても当該ダークスポット部(33a)の成長を抑制することができる。
ここで、開口部(34a)とは、少なくともダークスポット部(33a)の上の陰極(34)が厚さ方向に貫通していればよいものであり、陰極(34)のみが除去されたものでもよいが、さらに有機化合物層(33)の一部もしくは全部も除去されたものであってもよい(後述の図7参照)。
また、開口部(34a)が、陰極(34)に加えて有機化合物層(33)の一部もしくは全部も除去されてなるものである場合、陰極(34)の除去面積の方を、有機化合物層(33)の除去面積よりも大きいものにすれば、開口部(34a)に位置する陰極(34)の端部の垂れを防止することができ、好ましい。
また、開口部(34a)は、ダークスポット部(33a)の上方に位置するものであれば、ピンホール(21)とは重ならない位置であってもよいが(後述の図2(b)参照)、ピンホール(21)と重なる位置すなわちピンホール(21)の直上に位置する方が(後述の図2(a)参照)、好ましい。
また、本発明は、基板(11)上に、下地層(10)、ガスバリア層(20)、透明導電膜(31)、有機化合物層(33)、および陰極(34)を順次積層してなる積層体(40)を形成した後、下地層(10)に含まれるガスがガスバリア層(20)のピンホール(21)を通して有機化合物層(33)中に拡散することで有機化合物層(33)に生じるダークスポット部(33a)を、検出し、このダークスポット部(33a)の上にて、陰極(34)を除去することにより、ガスを封止缶(50)内の封止雰囲気中に放出するための開口部(34a)を形成することを、第2の特徴とする。
この第2の特徴を有する製造方法によれば、下地層(10)からのガスによるダークスポット部(33a)を検出し、このダークスポット部(33a)の上にて陰極(34)に開口部(34a)を形成し、有機化合物層(33)に存在するガスを、当該開口部(34a)を介して放出することができる。
このことにより、当該ガスの有機化合物層(33)での拡散が抑制されるため、ダークスポット部(33a)が発生したとしても当該ダークスポット部(33a)の成長を抑制することができる。
また、上記第2の特徴を有する製造方法においては、陰極(34)の除去をレーザ照射により行うことができる。
また、ダークスポット部(33a)を検出する前に、ダークスポット部(33a)を顕在化させる顕在化処理を行うようにすれば、ダークスポット部(33a)を検出しやすくできる。このような顕在化処理としては、積層体(40)に対して加熱処理を行ったり、逆バイアス電圧を印加したりするものにできる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るカラー有機ELディスプレイ100の概略断面構成を示す図であり、図2は、図1中のカラー有機ELディスプレイ100を、図1の紙面垂直方向の断面にて示す概略断面図である。
基板11は、ガラス基板、樹脂製の基板等からなる。ここでは、基板11はガラス基板からなる透明な基板11である。このガラス基板11の一面上には、カラーフィルタ層13を含む下地層10、ガスバリア層20、有機EL構造体30が順次積層されてなる積層体40が設けられている。
ガラス基板11の一面上には、カラーフィルタ層13を分離するためのシャドウマスク(いわゆるブラックマトリックス)12が形成され、これに、光の3原色である赤、青、緑のカラーフィルタ層13が設けられている。この上部に平坦化層として、透明のオーバーコート層14が形成されている。
これらカラーフィルタ層13とオーバーコート層14は主にアクリル系の樹脂で形成されている。そして、下地層10は、これらシャドウマスク12、カラーフィルタ層13、オーバーコート層14により構成されている。
ガスバリア層20は、この下地層10を被覆するように原子層成長法(アトミックレイヤーエピタキシー法、以下ALE法という)により形成されている。
このガスバリア層20は、Al23、TiO2、SiN、SiO2、SiON、ZrO2、MgO、CaO、GeO2およびZnO等から選択された一種よりなる無機膜であり、たとえば、約60nmの厚さで形成されたアルミナ(Al23)と約5nmのチタニア(TiO2)との積層膜である。
そして、ガスバリア層20の上には、有機電子デバイスとしての有機EL構造体30が形成されている。この有機EL構造体30は、互いに対向する一対の電極31、34間に有機発光材料を含み発光を行う有機化合物層33を配置してなる構造体である。この有機EL構造体30は、通常の有機EL素子に用いられる材料や膜構成を採用することができる。
ガスバリア層20の上に、まず、透明導電膜としての陽極31が形成されている。この陽極31は、ITO(インジウムチンオキサイド)膜等の透明な導電の膜からなるもので、ホール注入電極として機能する。
たとえば、陽極31は、ガスバリア層20の上にスパッタリング法により成膜された例えば厚さ150nmのITO膜をエッチング等にてパターニングすることにより、図1中の左右方向に延びるストライプ状に形成されたものである。このストライプ形状の一例としては、500μm幅の帯状の陽極31が50μmの間隔でストライプ状に並んだものとすることができる。
さらに、陽極31のエッジでのショートを防ぐため、絶縁材料からなる絶縁膜32が形成されている。また、同様に、陰極34を分離するための樹脂などよりなる陰極隔壁35が形成されている
そして、陽極31の上には、有機化合物層33が設けられている。この有機化合物層33は、陽極31と陰極34からの電圧印加により発光するものであり、一般的な有機EL素子と同様のものとすることができる。たとえば、有機化合物層33としては、図示しないが、有機発光材料からなるホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層が順次形成されたものにできる。
この有機化合物層33の上には、陰極34が形成されている。この陰極34は、たとえばLiFなどの膜の上にAlを成膜してなるものであり、ここでは、図2中の左右方向に延びるストライプ状に形成されたものである。この陰極34のストライプ形状は、上記陽極31と直交するが、上記陽極31と同様の形状のものにできる。
このように、本実施形態のカラー有機ELディスプレイ100における有機EL構造体30では、互いに直交するストライプ状の陽極31と陰極34とが交差して重なり合う領域が、発光表示を行うべき部分である表示画素を構成している。つまり、本実施形態のカラー有機ELディスプレイ100はドットマトリクスディスプレイを構成している。
また、図1、図2に示されるように、本実施形態では、ガラス基板11の一面上に設けられた積層体40が、封止缶50により封止されている。この封止缶50は、有機EL構造体30からの水分を遮断するためのものであり、乾燥剤をもったステンレスまたはガラスの缶よりなる。
この封止缶50は、ガラス基板11の周辺部に接着などにより固定され、封止缶50の内部は、たとえば酸素を微量含んだ窒素などの不活性ガス、あるいは当該不活性ガスの雰囲気となっている。
そして、このような本カラー有機ELディスプレイ100においては、図示しない外部回路によって陽極31と陰極34との間に所定のデューティ比を有する駆動用の直流電圧を印加することにより、所望の表示画素において発光がなされる。
つまり、陽極31からホール(正孔)、陰極34から電子がそれぞれ移動してきて、これらホールおよび電子が有機化合物層33中の発光層内で再結合し、その放出エネルギーにより、当該発光層中の蛍光材料が発光するようになっている。そして、この発光はカラーフィルタ層13を通ってガラス基板11側から取り出されるようになっている。
ここで、本実施形態のカラー有機ELディスプレイ100においては、ガスバリア層20はALE法で構成され、極力ピンホールのない膜構成を実現しているが、このようなALE法によるガスバリア層20であっても、上述したようにピンホールを完全にゼロにすることは難しい。そのため、図1、図2に示されるように、ガスバリア層20にピンホール21が存在する。
つまり、本カラー有機ELディスプレイ100は、ガスバリア層20にピンホール21が存在するものであるが、有機化合物層33のうち当該ピンホール21の上の部位は、下地層10に含まれる水分や有機物などのガスが当該ピンホール21を通して有機化合物層33中に拡散することで、ダークスポット部33aが形成されている。
そして、本カラー有機ELディスプレイ100においては、図1、図2に示されるように、このピンホール21の上、すなわちダークスポット部33aの上に、陰極34が除去されることにより形成された開口部34aが設けられている。具体的には、開口部34aは、ダークスポット部33aの上の陰極34を厚さ方向に貫通する穴、つまり、陰極34の表面から有機化合物層33に到達する穴である。
この開口部34aは、上記した下地層10のガスを封止缶50内の封止雰囲気中に放出するためのものであり、有機化合物層33のダークスポット部33aに存在する上記ガスは、この開口部34aを介して封止缶50中に放出されるようになっている。
ここで、図3は、この開口部34aの平面構成を示す概略平面図である。開口部34aは、ダークスポット部33aの上方に位置すればよいのであるが、その配置形態としては、図3(a)に示されるように、開口部34aが、ピンホール21と重なる位置すなわちピンホール21の直上に位置する場合と、図3(b)に示されるように、開口部34aが、ピンホール21の上方ではあるもののピンホール21とは重ならない位置にある場合とが可能である。
この場合、図3(a)に示されるような開口部34aがピンホール21の直上に位置する方が、ダークスポット部33aの中心部に位置する可能性が高くなるため、ダークスポット部33a内の上記ガスを放出するという点で、好ましい。
次に、本実施形態のカラー有機ELディスプレイ100の製造方法について述べる。まず、基板11の一面上に、公知の手法により、カラーフィルタ層13を含む下地層10を形成する。この後、必要に応じて、基板11を脱ガス、脱水処理のため、たとえば200℃で恒温槽または高温真空チャンバーに入れ、処理をする。
その後、下地層10の上にALE法により、ガスバリア層20を形成する。たとえば、ガスバリア層20を、上述したようなアルミナとチタニアとの積層膜とする場合、アルミナの原料として有機金属であるトリメチルアルミニウムを、チタニアの原料として四塩化チタンを使用してALE法を行う。これにより、カラーフィルタ層13、オーバーコート層14にダメージを与えない程度の成膜温度、たとえば100〜250℃程度の比較的低温でガスバリア層20を形成できる。
そして、ガスバリア層20の上に、有機EL構造体30を形成する。具体的には、ガスバリア層20の上に、まず、スパッタリング法やフォトリソグラフ法などにより、ストライプ状にパターニングされたITOよりなる陽極31を形成する。次に、陽極31の間に上記絶縁膜32を形成し、この絶縁膜32の上に上記陰極隔壁35を形成する。
次に、陽極31の上に、有機化合物層33としてホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層を順次形成する。このような有機化合物層33の一例を述べる。本例では、まず、正孔注入層として銅フタロシアニンを真空蒸着法により20nm形成する。その上に正孔輸送層としてトリフェニルアミン4量体(HOMO:5.4eV、LUMO:2.4eV、Eg:3.0eV)を真空蒸着法により40nm形成する。
さらに赤色発光層として、DCJT(HOMO:5.3eV、LUMO:3.2eV、Eg:2.1eV)を1%添加したトリフェニルアミン4量体を真空蒸着法により2nm形成する。その上に、青色発光層として機能する蛍光色素としてのペリレン(HOMO:5.5eV、LUMO:2.6eV、Eg:2.9eV)1wt%を添加したBAlq(HOMO:5.8eV、LUMO:3.0eV、Eg:2.8eV)を真空蒸着法により40nm形成する。
さらに、電子輸送層としてアルミキレ−トを20nm真空蒸着法によって形成する。こうして、正孔注入層〜電子輸送層までの積層膜よりなる有機化合物層33が形成される。そして、その上に、LiFをたとえば0.5nm成膜し、その次にAlをたとえば100nm成膜して陰極34を形成する。
このようにして、透明な基板11上に、カラーフィルタ層13を含む下地層10、ガスバリア層20、透明導電膜としての陽極31、有機化合物層33、および陰極34を順次積層して積層体40を形成した後、基板11上に封止缶50を設ける。それにより、この積層体40を、封止缶50内の乾燥した不活性ガス雰囲気中に封止する。
こうして、実質的にカラー有機ELディスプレイ100として作動可能な状態のものができあがる。この封止缶50による積層体40の封止工程までの状態が、図4の断面図に示される。
上述したが、図4に示されるように、ALE法で構成されたガスバリア層20においても、ピンホール21が存在する。そして、このピンホール21を介して、下地層10に含まれる水分や有機物などのガスが、図4中の矢印に示されるように、有機化合物層33中に拡散する結果、有機化合物層33にダークスポット部33aが形成される。
そこで、本実施形態の製造方法では、この後、下地層10に含まれるガスによるダークスポット部33aを検出する(ダークスポット部検出工程)。具体的には、封止缶50が組み付けられたいくつかのカラー有機ELディスプレイ100について点灯試験を行い、顕微鏡観察やCCDによる観察によって、そのなかでダークスポット部33aが発生したものを抽出する。
このダークスポット部検出工程では、下地層10からのガスによる上記ダークスポット部33aと、単に異物や陽極31のパターニング不良などにより発生するダークスポット部とを区別する必要がある。
図5は、画素の観察結果に基づいて当該画素に発生したダークスポット部を模式的に示した図であり、(a)は下地層10からのガスによるダークスポット部33aを示し、(b)は上記した異物等によるダークスポット部33a’を示す。
図5(b)に示されるように、異物等によるダークスポット部33a’は暗部全体が濃く、エッジが明瞭であるのに対し、図5(a)に示されるように、下地層10からのガスによるダークスポット部33aは中心からエッジにかけて暗部の濃さが薄くなっていく形となっており、エッジがぼやけた形状となっている。このような違いに基づいて、本製造方法では、下地層10からのガスによるダークスポット部33aを検出する。
続いて、本製造方法では、抽出したカラー有機ELディスプレイ100において、ダークスポット部33aの上にて陰極34を除去することにより、上記開口部34aを形成する(開口部形成工程)。
この開口部34aの形成は、陰極34のうちダークスポット部33aの上に位置する部位に、レーザ光を照射して当該部位を除去することにより行う。レーザ光の照射はガラス基板11側から行い、基板11、下地層10、積層体40を介して陰極34に、レーザ光を照射することで陰極34を焼失させる。
このレーザ照射は、基板11側からレーザ光の焦点を陰極34に定めることで可能である。また、この陰極34の焼失による除去に伴い開口部34aが形成されるが、この開口部34aの開口形状は、上記図3(a)、(b)に示されるような2通りのパターンが可能である。
具体的に、このレーザ照射による開口部形成は、ダークスポット部33aの上に位置する陰極34の部分に、たとえば波長1064nmのNd:YAGレーザを照射し、当該部分を除去することで行える。このレーザによる陰極34の除去には、ELディスプレイにおいて一般的にレーザリペアに用いられる装置を使用できる。
図6は、開口部形成工程後のワークの概略断面図である。こうして開口部34aを形成することで、本実施形態のカラー有機ELディスプレイ100ができあがる。
このように、本実施形態のカラー有機ELディスプレイ100およびその製造方法によれば、下地層10からのガスによるダークスポット部33aを検出し、このダークスポット部33aの上にて陰極34に開口部34aを形成している。そのため、有機化合物層33に存在する上記ガスを、図6中の矢印に示されるように、当該開口部34aを介して、封止缶50の封止雰囲気中に放出することができる。
このことにより、当該ガスの有機化合物層33での拡散が抑制されるため、下地層10からのガスがピンホール21を通過することで有機化合物層33にダークスポット部33aが発生したとしても、ダークスポット部33aの成長を抑制することができる。
その結果、上記した従来技術のように、ガスバリア層を複数層として構造やプロセスを複雑化することなく、また、カラーフィルタ層やオーバーコート層の水分等のガスを有機化合物層の成膜前に乾燥して除去することなく、生産性およびコストの増大を抑えつつ、歩留まりに優れたカラー有機ELディスプレイ100を実現できる。
この本実施形態によるダークスポット部33aの成長抑制効果について、限定するものではないが、調査結果の一具体例を示す。ダークスポット部33aの成長を観察するため、100℃の恒温槽中にカラー有機ELディスプレイを500時間放置し、放置前後のダークスポット径すなわちダークスポット部33aのサイズを測定した。
図7は、この調査結果を示す図表である。図7に示される図表において、サンプル1からサンプル7は、開口部34aを形成するためにダークスポット部33aにレーザ照射を行ったものであり、サンプル8からサンプル10は比較例として当該レーザ照射を行わなかったものである。
この結果からわかるように、陰極34を除去して開口部34aを形成した本実施形態では、ダークスポット径がほとんど変化しなかったのに対し、開口部34aを形成しなかった比較例では、ダークスポット径は数倍以上の大きさへ成長し、開口部形成の効果が確認された。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係るカラー有機ELディスプレイの要部を示す概略断面図である。なお、本実施形態のカラー有機ELディスプレイは、この図8に示されている部分以外の部分は、上記第1実施形態のものと同様のものにでき、その製造方法も同様である。
上述したように、開口部34aは、ダークスポット部33aの上の陰極34が厚さ方向に貫通していればよいものであり、上記図1などにも示したように、陰極34のみが除去されたものでもよい。
しかし、上記開口部形成工程においては、レーザ照射により陰極34のみ焼失させて除去できればよいが、図8に示されるように、その下に位置する有機化合物層33の一部もしくは全部までもが、レーザ照射によって除去されることもある。なお、図8では有機化合物層33の全部が除去された例を示すが、一部が残ってもよい。
この場合、開口部34aは、ガスバリア層20のピンホール21の上において、陰極34に加えて有機化合物層33の一部もしくは全部も除去されてなるものとして構成される。そして、この場合も、ダークスポット部33aの上記ガスは、開口部34aから放出され、上記実施形態と同様の効果が発揮される。
また、本実施形態においては、図8に示されるように、開口部34aにおいて、陰極34の除去面積と有機化合物層33の除去面積とでは、陰極34の除去面積の方が大きいことが好ましい。つまり、図8において、図中の陰極34の除去幅d1の方が有機化合物層33の除去幅d2よりも大きいものとなる。
この開口部34aとしては、陰極34の除去面積の方が小さくてもよいが、陰極34の除去面積の方が小さい場合、開口部34aに位置する陰極34の端部の下に有機化合物層33が存在しない状態が発生する。そして、この場合、当該陰極34の端部が垂れ下がり、ひいては陽極31と接触し、短絡を生じる恐れがある。
その点、有機化合物層33の除去面積よりも陰極34の除去面積の方を大きいものとすれば、当該陰極34の端部がその下の有機化合物層33に支持され、上記した垂れ下がりの可能性を排除することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態に示したカラー有機ELディスプレイの製造方法においては、ダークスポット部検出工程を行う前に、ダークスポット部33aを顕在化させる顕在化処理、すなわち、ダークスポット部顕在化工程を行ってもよい。
ここで、ダークスポット部33aを顕在化させることとは、小さすぎて検出しにくいようなダークスポット部33aを、成長させてサイズを大きくすることだけでなく、上記ピンホール21が発生しやすい部位にて積極的にピンホール21を発生させ、ダークスポット部33aを引き起こすことも含まれる。このようにすることで、ダークスポット部33aの検出が容易となり、また、使用中に発生するダークスポット部33aを予め検出し、その対策を採ることもできる。
具体的に、このような顕在化処理としては、積層体40を加熱する加熱処理が挙げられる。たとえば、封止缶50による封止を行った後のワークを、オーブンなどに入れて、加熱処理を行う。
この加熱処理の温度としては、有機化合物層33を構成する有機化合物のガラス転位温度のうちの最低の温度以下であって且つディスプレイの動作保障温度以上であることが好ましい。それにより、ディスプレイの品質を極力維持しつつ短時間で顕在化を行うことが可能となる。
限定するものではないが、本発明者が行った加熱処理による顕在化の一例を挙げておく。ダークスポット部33aを有するディスプレイを常温で放置し、そのダークスポット部33aの一つについて、サイズが初期の25μmから2倍の50μmの径になるのを確認したところ、1500時間を要した。
その後、同じディスプレイを100℃の恒温槽中に放置し、上記一つのダークスポット部33aのサイズが、更に2倍の100μmの径になるのを確認したところ175時間を要した。このように、本例では加熱処理を行うことにより、常温と同程度の成長を、1/8時間以下の短時間で達成することができた。
また、顕在化処理としては、積層体40において陽極31を負、陰極34を正として逆バイアス電圧を印加するものであってもよい。この場合、印加する逆バイアス電圧としては、ディスプレイの耐圧電圧(たとえば数十V)以下かつディスプレイの駆動に使用する逆バイアス電圧(たとえば15V程度)以上の電圧であることが望ましい。
この逆バイアス電圧による顕在化処理の効果については、本発明者が実験的に確認している。このメカニズムとしては、逆バイアス電圧を印加すると、そのエネルギーによってピンホール21ができやすい部分にて、積極的にピンホール21を発生させるため、ダークスポット部33aが顕在化されると推定される。
また、上記第1実施形態に示した製造方法では、開口部形成工程においてガラス基板11側からレーザ光の照射を行ったが、封止缶50がレーザ光を透過可能な程度に透明なものであるならば、これとは逆に、封止缶50側から陰極34に対してレーザ光を照射してもよい。
また、上記第1実施形態では、封止缶50による積層体40の封止を行った後に、ダークスポット部検出工程および開口部形成工程を行ったが、この封止を行う前に、これらの工程を行い、その後、封止缶50による封止を行ってもよい。この場合、たとえば、封止缶50による封止雰囲気と同じ雰囲気の部屋もしくはチャンバー内にて、ダークスポット部の検出およびレーザ照射による開口部形成を行い、開口部形成後は、すぐに、封止缶50による封止を行えばよい。
また、開口部34aの形成は、レーザ照射以外のものであってもよく、たとえば、可能ならば、サンドブラストなどを用いた機械的な除去により行ってもよい。
また、上記したカラー有機ELディスプレイ100においては、ガスバリア層20はALE法で成膜されていたが、スパッタリング法やP−CVDなどにより成膜されたものであってもよい。
また、上記図1、図2に示したカラー有機ELディスプレイ100は、あくまで一実施形態を示すものであり、ディスプレイとしては、透明な基板上に、カラーフィルタ層を含む下地層、ガスバリア層、透明導電膜、発光を行う有機化合物層、および陰極が順次積層され、これらの積層体が封止缶で封止されてなるものであればよい。たとえば、下地層10としては、上記構成のうちオーバーコート層14が無いものでもよい。
本発明の第1実施形態に係るカラー有機ELディスプレイの概略断面図である。 図1中のカラー有機ELディスプレイを図1の紙面垂直方向の断面にて示す概略断面図である。 上記第1実施形態における開口部の平面構成を示す概略平面図であり、(a)は開口部とピンホールとが重なる位置にある場合を示し、(b)は開口部とピンホールとが重ならない位置にある場合を示す。 上記第1実施形態に係るカラー有機ELディスプレイの製造方法の工程図である。 画素に発生するダークスポット部を模式的に示す図であり、(a)は下地層からのガスによるダークスポット部を示し、(b)は異物等によるダークスポット部を示す。 図4に続く製造方法の工程図である。 上記第1実施形態におけるダークスポット部の成長抑制効果の調査結果を示す図表である。 本発明の第2実施形態に係るカラー有機ELディスプレイの要部を示す概略断面図である。
符号の説明
10…下地層、11…基板としてのガラス基板、13…カラーフィルタ層、
20…ガスバリア層、21…ピンホール、31…透明導電膜としての陽極、
33…有機化合物層、33a…ダークスポット部、34…陰極、34a…開口部、
40…積層体、50…封止缶。

Claims (9)

  1. 透明な基板(11)上に、カラーフィルタ層(13)を含む下地層(10)、ガスバリア層(20)、透明導電膜(31)、発光を行う有機化合物層(33)、および陰極(34)が順次積層されてなる積層体(40)が設けられ、
    これらの積層体(40)が前記基板(11)上に設けられた封止缶(50)で封止されてなるカラー有機ELディスプレイにおいて、
    前記下地層(10)に含まれるガスが前記ガスバリア層(20)のピンホール(21)を通して前記有機化合物層(33)中に拡散することで前記有機化合物層(33)に生じるダークスポット部(33a)の上には、
    前記陰極(34)が除去されることにより形成され、前記ガスを前記封止缶(50)内の封止雰囲気中に放出する開口部(34a)が、設けられていることを特徴とするカラー有機ELディスプレイ。
  2. 前記開口部(34a)は、前記陰極(34)に加えて前記有機化合物層(33)の一部もしくは全部も除去されてなるものであることを特徴とする請求項1に記載のカラー有機ELディスプレイ。
  3. 前記開口部(34a)において、前記陰極(34)の除去面積と前記有機化合物層(33)の除去面積とでは、前記陰極(34)の除去面積の方が大きいことを特徴とする請求項2に記載のカラー有機ELディスプレイ。
  4. 前記開口部(34a)は、前記ピンホール(21)の直上に位置していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のカラー有機ELディスプレイ。
  5. 透明な基板(11)上に、カラーフィルタ層(13)を含む下地層(10)、ガスバリア層(20)、透明導電膜(31)、発光を行う有機化合物層(33)、および陰極(34)を順次積層してなる積層体(40)を形成した後、これらの積層体(40)を封止すべく前記基板(11)上に封止缶(50)を設けてなるカラー有機ELディスプレイの製造方法において、
    前記積層体(40)を形成した後、前記下地層(10)に含まれるガスが前記ガスバリア層(20)のピンホール(21)を通して前記有機化合物層(33)中に拡散することで前記有機化合物層(33)に生じるダークスポット部(33a)を、検出し、
    このダークスポット部(33a)の上にて、前記陰極(34)を除去することにより、前記ガスを前記封止缶(50)内の封止雰囲気中に放出するための開口部(34a)を形成することを特徴とするカラー有機ELディスプレイの製造方法。
  6. 前記陰極(34)の除去を、レーザ照射により行うことを特徴とする請求項5に記載のカラー有機ELディスプレイの製造方法。
  7. 前記ダークスポット部(33a)を検出する前に、前記ダークスポット部(33a)を顕在化させる顕在化処理を行うことを特徴とする請求項5または6に記載のカラー有機ELディスプレイの製造方法。
  8. 前記顕在化処理は、前記積層体(40)を加熱する加熱処理であることを特徴とする請求項7に記載のカラー有機ELディスプレイの製造方法。
  9. 前記顕在化処理は、前記積層体(40)に逆バイアス電圧を印加するものであることを特徴とする請求項7に記載のカラー有機ELディスプレイの製造方法。
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