JP2008169838A6 - タービンロータにおけるロータ軸方向セグメント - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、端面側第1側面(14)に設けられたシール要素(32)が、円周方向における変位に対してピン(76)によって固定され、そのピン(76)が止め金(77)によって確実に緩み止めされている、タービンロータにおけるロータ軸方向セグメント(12)に関する。
【解決手段】本発明の利点は特に、止め金(77)とピン(76)と孔と溝(24、26)とから成る比較的単純で且つ安価な構造にある。またそれらの部品はその単純な幾何学形状により迅速に組立と分解ができる。
【選択図】図11
【解決手段】本発明の利点は特に、止め金(77)とピン(76)と孔と溝(24、26)とから成る比較的単純で且つ安価な構造にある。またそれらの部品はその単純な幾何学形状により迅速に組立と分解ができる。
【選択図】図11
Description
本発明は、両側の端面側側面に境を接している大径外周面と、両側の端面側第1側面に対してそれぞれ半径方向内側で隣接する小径外周面とを備え、前記大径外周面に、円周方向に分布され軸方向に延びるタービンの動翼に対する動翼取付け溝が設けられ、前記小径外周面に、円周方向に延び半径方向外側に向いて開いた少なくとも1個のシール溝が設けられ、このシール溝の中に、動翼取付け溝の端面側開口を少なくとも部分的に覆う複数のシール要素がはめ込まれている、タービンロータにおけるロータ軸方向セグメントに関する。
タービンにおける上述のロータ軸方向セグメントないし上述のロータは例えば特許文献1で知られている。タービン円板で形成されたロータ軸方向セグメント(部分部位)には、タービンの動翼に対する軸方向に延びる取付け溝が形成され、その場合、端面側にシール板に対する無端の環状収容溝が設けられている。その収容溝の側壁に、円周方向に一様に分布された複数の突起が設けられ、それらの突起は収容溝の溝底を部分的に覆っている。また特許文献1において、半径方向内側に位置する内縁に収容溝の溝幅にほぼ相応する両面厚肉部を有するプレート状シール板が知られている。その厚肉部は、円周方向に見て、収容溝の突起に相応して幅広く形成された凹所によって区域的に中断されている。これにより、シール板は外から純粋な半径方向の移動により収容溝にはめ込まれ、突起幅にほぼ相当する円周方向の変位後に突起に引っ掛かる。シール板の厚肉部は収容溝の突起の背面に引っ掛かり、これにより、シール板は半径方向外向きに動けなくなる。全シール板を組み立てるために、シール板は順々に収容溝にはめ込まれ、続いて、一緒に円周方向に移動される。これによって、シール板のロックが不要となる。シール板のはめ込みおよびその変位後、動翼がその取付け溝に挿入される。続いて、シール板の外縁が動翼の翼台座側溝に挿入され、これにより、動翼が軸方向変位に対して固定される。組立を終結するために、シール板はその持ち上げられた位置にボルトにより固定される。そして各厚肉部(膨出部)が突起に接する。そのような部品配置構造によって、シール板とタービン円板の端面との間に存在する第1空間が、シール板の反対側に位置する異なった媒体を案内するための第2空間に対して分離される。特に良好な漏れ止めを達成するために、シール板はその厚肉部(膨出部)が収容溝の突起が設けられていない側壁に接する。さらに、突起の円錐状に延びる内縁は、シール板が遠心力の作用下において収容溝の平滑な側壁に押し付けられる働きをする。
公知の配置構造の欠点は、タービン円板の側面およびシール板における突起と凹所とによる複雑な構造にある。他の欠点は、シール板をその円周方向変位に対して固定するためにボルトを利用することにある。運転時と休止時との間で生ずる熱的交番負荷のためおよびタービンを通して流れる高温ガス(燃焼ガス)のため、ねじ結合部に腐食上および強度上の問題が生ずる。事情によっては、ねじ結合部が規定通りに解除できなくなる。この場合、そのボルトは穿孔加工で除去され、その過程は一般にガスタービンの車室下側半部内にまだ存在するロータに実施される。その場合、切り屑が車室下側半部の中に落下し、次の運転時に意図しない汚れを引き起こすことがある。
また、特許文献2において、円周方向に移動可能な鋼板によって保持される動翼の軸方向変位に対する保持装置が知られている。しかし、そこに示された配置構造は、タービン円板近くの空間を、鋼板の反対側に存在する空間に対して漏れ止めには適していない。
さらに、特許文献3において、動翼を軸方向に対して保持するために一体構造のシールリングを有する、タービン円板に対するロータ構成体が知られている。しかしこのシールリングは、単体シールリングであるために、ロータ構成体が軸方向に積み重ねて構成されているので、航空機用ガスタービンに対してしか適用されない。これに対して、定置形ガスタービンは、完全に組み付けられたロータを取り囲む水平2分割構造車室で構成されている。特許文献3における一体構造のシールリングは、バヨネット継手の様式でタービン円板に掛け止めされている。そのために、タービン円板並びにシールリングに、円周方向に沿って分布された突起と凹所が互い違いに配置されている。組立のために、シールリングはタービン円板に当てられ、その場合、凹所および突起が互いに対向して位置される。続いて、その凹所と突起が、両部品の僅かな相対回転によって互いに掛け止めされる。
独国特許出願公開第1963364号明細書
仏国特許第2524933号明細書
独国特許出願公開第3033768号明細書
本発明の課題は、シール要素および動翼の組立と分解について改善された定置形ガスタービンのロータ軸方向セグメント、および動翼が植え付けられたロータに対するシール要素をそれぞれ提供することにある。
この課題は請求項1に記載の特徴を有するロータ軸方向セグメントによって解決される。
本発明により、請求項1の前文に記載のロータ軸方向セグメントにおいて、特にピンの固定手段が止め金を有し、この止め金が、シール溝の側壁の孔と一直線に並んだ少なくとも1個の孔を備え、互いに一直線に並んだ孔に挿入されたピンが止め金の緩み止めをする。
これによって、孔に挿入されたピンが止め金を、逆に止め金がピンを、それぞれ緩み止めするように設計されている。これにより、単純且つ迅速に容易に組立と分解できる、シール要素の円周方向における変位に対する固定装置を形成することができる。孔に挿入されそれに付属された各シール要素にかみ合い結合されるピンの利用によって、シール要素を固定するための再利用可能な部品が得られる。止め金のみが唯一回の使用に対する(使い捨て)部品として形成され、これにより動翼およびシール要素の安価な分解と組立が達成される。また、止め金およびピンは安価に製造できる。
本発明の有利な実施態様は従属請求項に記載されている。
第1の有利な実施態様において、小径外周面にシール溝に隣接する保持溝が設けられ、この保持溝の中に止め金がはめ込まれる。止め金はシール溝の中にも配置できるが、上記の実施態様において、シール要素並びに止め金は、ロータ軸方向部位にそれらの両部品に対してそれぞれ利用される溝が存在するとき、非常に簡単に安価な経費で設置できる。この場合、ピンが挿入される孔は保持溝の側壁も貫通して延びている。
上記のような保持溝内における止め金の設置は、特に、止め金が組立時に塑性変形され、即ち、折り曲げられねばならないときに有利である。保持溝の側壁は、作用する力を受けるために特に適している。
止め金はプレートの形をし、使用位置において、保持溝の深さより大きな半径方向寸法を有すると有利である。さらに、止め金は、この止め金が曲げられた状態において、(タービン円板の)第2側面に配置されピンが挿入されている孔を少なくとも部分的に覆うまで、小径外周面を取り巻いて曲げられる半径方向長さを有していることが好ましい。例えば、止め金は2個の脚で形成することができる。その一方の脚がピンを受けるための孔を有し、他方の脚が、第2側面に配置された孔を部分的に覆う舌片として形成されている。これにより、舌片が孔の開口を塞ぎ、これにより、ピンが拘束される。このピンは、タービンの運転中に生ずる振動時でも、孔から脱落しない。ピンやシール要素や動翼を分解するためには、ピンが挿入されている孔の開口が再び開けられるように、止め金に設けられた舌片を平鏨で曲げ戻すだけでよい。続いて、ピンを開口を通して外すことができる。
他の有利な実施態様においては、ピンの一端が、これが止め金とかみ合い結合できるように、(タービン円板の)第2側面の孔から少なくとも幾分突出している。例えば、ロータ軸方向セグメントから突出するピンの端面に、少なくとも1個の突起が設けられ、この突起が、孔を覆う自由脚端部の背面に引っ掛かる。これによって、止め金の自由脚がピンの端部に固く結合されることが保証され、これにより、遠心力下における止め金の曲げ戻りが防止される。この実施態様において、ピンは不都合な緩みに対して特にしっかりと固定される。
そのかみ合い結合は、ピンの突出した端部に結合された止め金の自由脚が遠心力作用下において(タービン円板の)第2側面に押し付けられるように形成することができる。その場合、かみ合い結合を解除するためには、ピンと止め金との間の最低摩擦力を超える力が必要となり、これにより、ガスタービンの運転中における止め金の意図しない曲げ戻りが確実に防止される。
止め金の他の実施態様において、止め金がU形に形成され2個の自由脚を備え、その各自由脚にそれぞれピン用の孔が設けられている。その両孔は互いに正確に対向してはいない。その止め金のU形は、止め金の孔並びに第2側面における孔が互いに一直線になり、これにより、ピンを挿入できるようにするために、シール溝あるいは保持溝にはめ込まれた止め金がばね弾性的に作動変位できるように形成されている。ピンはその(タービン円板の)側面から突出する端部に周溝が設けられ、その周溝に止め金の孔縁がはまり込む。この実施態様においても、ピンの自己保持固定が達成される。
止め金の他の実施態様において、止め金の孔が小径孔部と大径孔部とを備えた鍵穴の形をした開口を有し、ピンが鍵穴の小径孔部より大きな直径を有し、このピンが無端の環状周溝を備えており、止め金の鍵穴がこの環状周溝にはまりこんで結合する。この固定装置を組み立てるために、まず止め金が保持溝にはめ込まれ、続いて、ピンがそのために用意された孔に挿入される。その後、止め金が半径方向外向きに持ち上げられ、これにより、鍵穴の小径孔部がピンの無端の環状周溝にはまりこんで結合する。その後、止め金が持ち上げられ位置において折り曲げられ、これにより、止め金はその位置に固定される。そして、止め金はその半径方向外側端がロータ軸方向セグメントの外周面に接する。
ロータ軸方向セグメントは、タービンのロータの一部であるタービン円板により形成されている。
以下図を参照して本発明を詳細に説明する。
ガスタービンとその作用は一般に知られている。ガスタービンのロータは例えば互いに並んで位置する複数のタービン円板で形成され、それらのタービン円板はセンタタイロッドで、あるいは複数の偏心タイロッドで、互いに締付け結合されている。従って、各ロータはそれぞれタービン円板で形成された複数のロータ軸方向セグメントを有している。
図1には、タービンロータの軸方向セグメント12である本発明に基づくタービン円板10の外周部位8が断面図で示されている。タービン円板10はセンタタイロッドを受けるためのハブ孔(図示せず)を有している。タービン円板10の外周部位8は、(大径)外周面16で互いに接続されている両側端面側の第1側面14で形成されている。複数の動翼取付け溝18が円周にわたり一様に分布されている。このタービン円板10における断面図は、大径外周面16に設けられた動翼取付け溝18を通って延びている断面図である。断面クリスマスツリー状の各動翼取付け溝18はロータの軸方向に延び、半径方向並びに軸方向端面に向けて開いている。動翼取付け溝18はタービンの動翼を受けるために利用される。
図示された実施例において、両側の第1側面14に対してそれぞれ半径方向内側において隣接する(小径)外周面22が設けられている。この小径外周面22は例えばタービン円板10における左側に示されているように、段部によって形成される。小径外周面22に円周方向に延び半径方向外向きに開いたシール溝24が設けられている。各シール溝24の開口20の中に、あるいはその半径方向外側に、無端の環状突起28が両側端面に設けられ、その両側の環状突起28はそれぞれシール溝24の開口20を軸方向において少なくとも部分的にアンダーカット30を形成した状態で覆っている。両環状突起28はシール溝24に向いた接触支持面31を有している。
各小径外周面22にシール溝24に隣接して同様に無端の環状の保持溝26が設けられている。この保持溝26の中に(後述する)止め金が取り付けられ、この止め金によりピンおよびシール要素が保持される。ピンのために、ロータの軸方向に延びる孔27が設けられ、この孔27は保持溝26の側壁およびシール溝24の側壁をそれぞれ貫通している。その穿孔加工された孔27はタービン円板10の第2側面29も貫通して延びている。
シール溝24並びに保持溝26は、段部の代わりに、張出部に設けられた外側に突出する突起によっても形成できる。これは図1においてタービン円板10の右側に示されている。
各シール溝24は、図2に斜視図で示されているシール要素32を受けるために設けられている。シール要素32はほぼ四角形のプレート状本体34を有し、この本体34は、使用位置において半径方向内側に位置する内縁36と使用位置において半径方向外側に位置する外縁38との間に中央部位40を有している。この中央部位40は両側の側面48、49で形成され、その両側側面48、49は互いにほぼ等間隔を有し、即ち、中央部位40の壁厚はほぼ一定している。内縁36および外縁38はそれぞれ両側の直線状側縁42によって互いに接続されている。内縁36は中央部位40に比べて膨出状の厚肉部44を外側に向いた接触支持面46を形成した状態で有している。この厚肉部44および接触支持面46は内縁36の円周方向全長にわたって延び、従って、両側縁42間を連続して延びている。
その厚肉部44は、使用位置においてロータ軸方向セグメント12の第1側面14に対向して位置するシール要素32の側面48だけに設けられている。シール要素32の第1側面14とは反対側の側面49において、中央部位40は内縁36に滑らかに移行している。
さらに、シール要素32に、円周方向並びに半径方向に互いに間隔を隔てられた複数のスペーサ50が設けられている。これらのスペーサ50は、ロータ軸方向セグメント12の第1側面14の側におけるシール要素32の側面48に配置されている。
ロータ軸方向セグメント12の第1側面14とは反対の側におけるシール要素32の側面49に、外縁38の領域において、半径方向に対して直角に延びる張出し部54が設けられている。この張出し部54は円周方向に延びる外側に向いたシール舌片56を有している。
また、シール要素32は、内縁36の領域に、留め要素を受けるための凹所63を有している。その凹所63は、この凹所63が厚肉部44の外側接触支持面46を中断しないように配置されている。好適には、凹所63は盲孔として形成され、タービン円板10の第1側面14とは反対の側の側面49にだけ配置されている。
図3には図1と同様にタービン円板10の外周部位が断面図で示され、動翼取付け溝18に配置された動翼58も示されている。動翼58はロータ側翼脚55を有し、この翼脚55に翼台座57が続き、この翼台座57に空力学的に形状づけられた翼形部(羽根部)59が一体に続いている。
動翼58の翼脚55は、動翼取付け溝18の断面形状に対応して断面クリスマスツリー状をしている。動翼脚55の輪郭および動翼取付け溝18の輪郭は、図3における他の部分に対して90°だけ回転して示されている。従って、図3に示された動翼取付け溝18も、図1に正しく示されているように、ロータ軸方向セグメント12の両側の第1側面14間を延びている。
また、ガスタービンの流れ媒体の流れ方向に見て、動翼58の上流と下流にそれぞれ配置された静翼60の先端61が概略的に示されている。その静翼60は翼輪(翼列)内に放射状に配置されている。各翼輪の静翼60は先端に設けられた固定リング62によって強固にされている。固定リング62はガスタービンのロータ65を完全に取り囲み、回転しない静翼60によって支持されている。その固定リング62は、隣り合うタービン円板10の第1側面14間に存在する自由空間68内に配置されている。
動翼58は、タービン円板10の両側でシール溝24にはめ込まれたシール要素32によって、動翼取付け溝18の内部における軸方向変位に対して固定されている。
自由空間68はシール要素32によって2つの空間70、72に分けられている。その第1空間70は軸方向において、シール要素32の側面48と、この側面48に対向して位置するロータ軸方向セグメント12の第1側面14とによって境界づけられている。第2空間72は残りの自由空間68に相当し、部分的にシール要素32の側面49によって境界づけられている。
またタービン円板10に、冷却材案内用の冷却通路66が設けられている。
次に本発明の4つの異なった実施例について説明する。なお各実施例において同一部品には同一符号が付されている。第1から第4の実施例における符号付けにおいて、それぞれの符号に実施例を識別するために添え字a〜dが付されている。
各実施例に対して、止め金77とそれに対して用いるピン76との対構造について説明する。
図4は第1実施例におけるばね弾性止め金77aを示している。この止め金77aは断面U形に形成され、2個の自由脚79a、80aを備えている。その各自由脚79a、80aにそれぞれピン76aに対する孔81aが設けられている。両自由脚79a、80aはブリッジ部84aを介して互いに結合され、互いに僅かに傾斜され、このために、両者に存在する孔81aは互いに一直線となっていない。
図5において、両自由脚79a、80aは、互いに寸法Δhだけ異なった長さを有している。その寸法Δhは、弛緩された止め金77aにおける両側の孔81aの変位距離にも相当している。
図6に示されたピン76aは、図4における止め金77aと共にシール要素32を保持するためにタービン円板10に一緒に組み立てられる。ピン76aはその両端82a、83a間に軸棒部を有し、その第1端部82aは組み立て易くするために面取り部85aを備えている。第2端部83aの近くに環状の周溝87aが設けられている。
図7には、図4における止め金77aが図6におけるピン76aにより取り付けられているロータ軸方向セグメント12の一部が断面図で示されている。タービン円板10に段部が設けられ、この段部に軸方向に延びる孔27が設けられ、この孔27はシール溝24の1つの側壁で終っている。組立のために、止め金77aの片側の脚79aが、シール要素32に加えてシール溝24にはめ込まれる。その場合、孔27と孔28aとシール要素に設けられた凹所63が仮想軸線上に位置するように注意する。止め金77aの両側の孔81aが互いにずれているために、孔81aと孔27は(ロータ回転軸線に関して)異なった半径上に位置している。続いて、シール溝24にはめ込まれたシール要素32が半径方向外側に向けて変位され、即ち、持ち上げられる。そして、ピン76aが他方の脚80aの孔81aに挿入され、続いて、孔27にはめ込まれる。ピン76aの挿入を容易にするために、半径方向内向き補助力Fassyが断面U形止め金77aのブリッジ部87aに加えられ、これにより、止め金77aがばね弾性的に曲げられる。ばね弾性止め金77aの曲がりによって、全部の孔81a、27がロータの同じ半径上に位置し、これにより、ピン76aは支障なしにさらに挿入できる。ピン76aが図7における使用位置に到達し、補助力Fassyが除去されると、止め金77aの脚79aは、ピン76aに設けられた周溝87aに弾力的に入り込み、これにより、ピン76aは、周溝87aと脚79aとのかみ合い結合により、半径方向変位に対して固定される。止め金77aはそれ自体ピン76aにより保持される。
使用中に生ずる遠心力下においても、ピン76aがそのかみ合い結合から外れることが防止される。それどころか、止め金77aに作用する遠心力は、ピン76aと止め金77aとのかみ合い結合の緩み止めをする。
図4における第1実施例の止め金77aを分解するためには、周溝87aの領域における止め金77aとピン76aとのかみ合い結合が解除されるまで、止め金77aを半径方向内向き補助力Fassyによって弾性変形するだけでよい。続いて、ピン76aが孔27から引き抜かれ、その後、止め金77aおよびシール要素32が外される。勿論、止め金77aを保持溝26に据え付けることもできる。
止め金77bの第2実施例が図8に示されている。組立前にほぼ直角に配置された2個の脚79b、80bにより形成された止め金は、その一方の脚79bにだけ孔81bを有している。他方の脚80bは徐々に細くされ、従って、舌片状に形成されている。この止め金77bに対して利用するピン76bは図9に斜視図で示されている。このピン76bも第1端部82bに面取り部85bが設けられている。このピン76bはその反対側端83bが単に円筒状に形成され、端面側に引抜き具用の雌ねじ付き盲孔を有している。
止め金77bとピン76bの組立方式が図10と図11に示されている。図7における第1実施例と異なって、シール溝24を形成するために設けられた段部には円周方向に延びるスリットが切られ、これにより、保持溝26が形成されている。この保持溝26は図8における止め金77bを受けるために利用される。止め金77bにおいて孔81bが設けられている脚79bが、組立のために保持溝26にはめ込まれる。その場合、孔81bが孔27と一直線に並ぶように注意する。続いて、シール溝24にはめ込まれたシール要素32が持ち上げられ、これにより、その凹所63が孔27に対向して位置する。そして、ピン76bが孔27に挿入され、ピン76bの第1端部82bがシール要素32の凹所63にはまりこんで結合するまで、孔81bに挿入される。好適には、ピン76bはその第2端部83bが孔27の中に完全にもぐり込むまで挿入される。続いて、第2の脚80bが、半径方向内向きの組立力Fの付与によって、この脚80bが孔27の端面側開口を覆い、ピン76bが孔27に沿った変位を阻止されるまで、半径方向内側に折り曲げられる(図11)。舌片状脚80bの塑性変形中に、孔81bを備えた脚79bが確実に保持されるようにするために、図7における方式と異なって、止め金77bはシール溝24にははめ込まれず、保持溝26にはめ込まれる。保持溝26の側壁は曲げ過程に対する支えとして用いられる。止め金77bとピン76bとシール要素32とを分解するためには、孔27を塞ぐ自由脚79bを平鏨で曲げ戻すだけでよい。続いて、ピン76bが孔27から引き抜かれ、これにより、シール要素32が取り外せる。
止め金77cおよびピン76cの第3実施例が図12と図13に斜視図で示され、図14にその組立状態が示され、そして、同一部品に相応した添え字cが付されている。
図12における止め金77cとその組立は、図8におけるそれとほぼ同じである。図12に止め金77cが既に曲げられた状態が示されている。しかし、その組立ないしピン76cの保持のために折り曲げられる自由脚80cは異なっている。この自由脚80cは第1自由脚79cからまず舌片状に出て、それに続く幅広のハンマ状先端91cで終っている。またピン76cもピン76bに対して僅かに変更されている。端面側の盲孔89bの代わりに、ピン76cに互いに間隔を隔てられた2個の突起93cが設けられている。その場合、組立状態においてその両突起93cで形成された隙間が、止め金77cの舌片状部位を収容し、図14に示されているように、両突起93cがハンマ状先端91cの後面に引っ掛かる、ように設計されている。
また、突起93cは、ハンマ状先端91cの接触支持のために利用される傾斜面95cを有している。その傾斜面95cは、遠心作用力Fzのもとで外向きに変位しようとする止め金77cが、組立中に曲げられた脚80cが突起93cの傾斜のために側面ないしタービン円板10に向けて変位されるように、ピン76cに引っ掛かるように傾斜されている。そのピン76cと止め金77cは、ハンマ状先端91cと突起93cとのかみ合い結合を解除するためにはピン76cと止め金77cとの間の最低摩擦力を超える力が必要となるように、形成されている。これによって、止め金77c並びにピン76cの特に安全で確実な組立が可能となる。
止め金77の最後の第4実施例が図15と図16に示されている。止め金77dはほぼプレート状に形成され、小径孔部と大径孔部とを備えた鍵穴の形をした開口を有している。この止め金77dに利用されるピン76dは、周溝87dしか必要とされず、この周溝87dは、ピン76dが組み立てられた状態において保持溝26の領域に存在するように位置されている。ピン76dと止め金77dを組み立てるためには、まず止め金77dが保持溝26にはめ込まれる。その場合、止め金77dの孔81dがタービン円板に存在する孔27と一直線に並ぶように注意する。続いて、ピン76dが孔27にはめ込まれ、その周溝87dが保持溝26の位置にくるまで挿入される。続いて、止め金77dが持ち上げられ、これにより、止め金77dはその小径孔部で周溝87dにはまりこんで結合し、ピンの軸方向変位を阻止する。続いて、まだ平らな止め金77dが折り曲げられ、これにより、保持溝26から突出する部位が、タービン円板10の外周面に接する(図16)。
全体として本発明によれば、端面側側面14に設けられたシール要素32が、ピン76によって円周方向の変位に対して固定され、そのピン76が止め金77によって確実に緩み止めされている、タービンロータにおけるロータ軸方向セグメント12が得られる。本発明の特別な利点は、止め金77とピン76と孔と溝24、26とから成る比較的単純且つ安価な構造にある。また、それらの部品はその単純な幾何学形状により迅速に組立と分解ができる。
12 ロータ軸方向セグメント
14 端面側側面
16 (大径)外周面
18 動翼取付け溝
22 (小径)外周面
24 シール溝
26 保持溝
27 孔
29 第2側面
32 シール要素
76 ピン
77 止め金
81 孔
14 端面側側面
16 (大径)外周面
18 動翼取付け溝
22 (小径)外周面
24 シール溝
26 保持溝
27 孔
29 第2側面
32 シール要素
76 ピン
77 止め金
81 孔
Claims (10)
- 両側の端面側第1側面(14)に境を接している大径外周面(16)と、両側の端面側第1側面(14)に対してそれぞれ半径方向内側で隣接する小径外周面(22)とを備え、前記大径外周面(16)に、円周方向に分布され軸方向に延びるタービンの動翼に対する動翼取付け溝(18)が設けられ、前記小径外周面(22)に、円周方向に延び半径方向外側に向いて開いた少なくとも1個のシール溝(24)が設けられ、該シール溝(24)の中に、動翼取付け溝(18)の端面側開口を少なくとも部分的に覆う複数のシール要素(32)がはめ込まれ、前記小径外周面(22)に第2側面(29)が境を接して存在し、各シール要素(32)のために前記第2側面(29)に孔(27)が設けられ、該孔(27)が軸方向に延び少なくともシール溝(24)の1つの側壁を貫通し、各シール要素(32)が、前記孔(27)に挿入されたピン(76)により円周方向における変位に対して固定され、前記各ピン(76)を前記孔(27)に沿った変位に対して固定する手段が設けられている、タービンロータにおけるロータ軸方向セグメント(12)において、
前記ピン(76)の固定手段が止め金(77)を有し、該止め金(77)が、シール溝(24)の側壁の孔(27)と一直線に並んだ少なくとも1個の孔(81)を備え、互いに一直線に並んだそれぞれの孔(27、81)に挿入されたピン(76)が止め金(77)の緩み止めをすることを特徴とするタービンロータにおけるロータ軸方向セグメント(12)。 - 小径外周面(22)に、シール溝(24)に隣接する保持溝(26)が設けられ、該保持溝(26)の中に止め金(77)がはめ込まれていることを特徴とする請求項1に記載のロータ軸方向セグメント(12)。
- 小径外周面(22)の1つの部位の周りに部分的に折り曲げられる止め金(77)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータ軸方向セグメント(12)。
- 止め金(77)が、該止め金(77)が曲げられた状態において、第2側面(29)に配置されピン(76)が挿入されている孔(27)を少なくとも部分的に覆う、ように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のロータ軸方向セグメント(12)。
- ピン(76)の一端(83)が、第2側面(29)の孔(27)から少なくとも部分的に突出し、止め金(77)とかみ合い結合されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のロータ軸方向セグメント(12)。
- ピン(76)の突出する端面に少なくとも1個の突起(93)が設けられ、該突起(93)が、それに対応して形成された止め金(77)の端部の後面に引っ掛けられることを特徴とする請求項5に記載のロータ軸方向セグメント(12)。
- かみ合い結合を解除するためには、ピン(76)と止め金(77)との間の最低摩擦力を超える力が必要となることを特徴とする請求項5又は6に記載のロータ軸方向セグメント(12)。
- 止め金(77)がU形に形成され2個の自由脚(79、80)を備え、その各自由脚(79、80)にそれぞれピン(76)用の孔(81)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータ軸方向セグメント(12)。
- 止め金(77)の孔(81)が小径孔部と大径孔部とを備えた鍵穴の形をした開口を有し、ピン(76)が鍵穴の小径孔部より大きな直径を有し、このピン(76)が環状周溝(87)を備えており、止め金(77)の鍵穴がこの環状周溝(87)にはまり込んで結合することを特徴とする請求項1、2、8のいずれか1つに記載のロータ軸方向セグメント(12)。
- タービン円板(10)として形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載のロータ軸方向セグメント(12)。
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