JP2008169748A - 冷却水温度の補正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却水温度を適切に補正することによって、冷却水温度を用いた制御の誤判定などを防止可能な冷却水温度の補正装置を提供する。
【解決手段】冷却水温度の補正装置は、内燃機関の冷却水における冷却水温度を取得して、冷却水温度の補正を行う。具体的には、冷却水温度の補正装置は、電動W/Pを停止させる制御(停止制御)の実行中において電動W/Pを所定期間駆動させる制御が実行された際に取得された冷却水温度を補正する。詳しくは、停止制御中の温度変化の傾きに基づいて補正を行う。このように補正された冷却水温度に基づいて内燃機関の暖機完了の判定を行うことにより、電動W/Pを所定期間駆動させる制御中において、暖機完了の誤判定を防止することができる。また、補正された冷却水温度に基づいて制御などを行うことにより、制御のハンチングを防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動ウォーターポンプによって循環される冷却水の温度を補正する冷却水温度の補正装置に関する。
従来から、エンジンを冷却する冷却水を循環させる電動ウォーターポンプ(以下、「電動W/P」と呼ぶ。)を用いた技術が提案されている。例えば、特許文献1には、エンジンの冷間始動時に冷却水温度が所定値以上であれば、電動W/Pを所定期間駆動する技術が記載されている。また、特許文献2には、電動W/Pのパルス的運動によって冷却水を揺らすことによって、冷却水通路での温度差を低減する技術が記載されている。
特開2004−316472号公報 特開2006−214280号公報
ところで、例えば冷却水通路上に排気熱回収器が設置されている場合、電動W/Pを停止させている際に、冷却水通路内において冷却水温度のばらつきが発生する傾向にある。このようなばらつきの影響を抑制して、冷却水温度を適切に把握するためには、電動W/Pを所定期間駆動させることが好ましいと言える。ここで、上記した特許文献1及び2に記載された技術では、このように電動W/Pを所定期間駆動した際に検出された冷却水温度の処理方法については検討されていない。そのため、冷却水のオーバーヒートの防止と電動W/Pの省電力化とを適切に両立することが困難であった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、冷却水温度を適切に補正することによって、冷却水温度を用いた制御の誤判定などを防止可能な冷却水温度の補正装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、電動ウォーターポンプによって循環される内燃機関の冷却水における冷却水温度を取得する温度取得手段と、前記温度取得手段によって取得された冷却水温度の補正を行う冷却水温度補正手段と、を備える冷却水温度の補正装置は、前記冷却水温度補正手段は、前記電動ウォーターポンプを停止させる制御の実行中において当該電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御が実行された際に前記温度取得手段によって取得された冷却水温度を、前記電動ウォーターポンプを停止させる制御中に前記温度取得手段によって取得された冷却水温度における温度変化の傾きに基づいて補正を行うことを特徴とする。
上記の冷却水温度の補正装置は、電動ウォーターポンプによって循環される内燃機関の冷却水における冷却水温度を取得し、取得された冷却水温度の補正を行うために好適に利用される。具体的には、冷却水温度補正手段は、電動ウォーターポンプを停止させる制御(以下、「停止制御」とも呼ぶ。)の実行中において、電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御が実行された際に取得された冷却水温度に対する補正を行う。詳しくは、冷却水温度補正手段は、停止制御中に取得された冷却水温度における温度変化の傾きに基づいて、冷却水温度の補正を行う。電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御中において、このように補正された冷却水温度に基づいて内燃機関の暖機完了の判定を行うことにより、暖機完了の誤判定を防止することができる。また、補正された冷却水温度に基づいて内燃機関の制御などを行うことにより、制御のハンチングを防止することが可能となる。
上記の冷却水温度の補正装置において好適には、前記冷却水温度補正手段は、前記所定期間における冷却水温度が前記温度変化の傾きに従って変化したものと推定して、前記冷却水温度の補正を行うことができる。
上記の冷却水温度の補正装置の一態様では、前記冷却水温度補正手段は、前記電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御の終了時に、前記温度取得手段によって取得された冷却水温度と、前記温度変化の傾きに基づいて補正された冷却水温度との差が所定値以上である場合、前記電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御の終了後に、前記温度変化の傾きに基づいて補正された冷却水温度を、徐々に前記温度取得手段によって取得された冷却水温度に近づけていく補正を更に行う。
上記の冷却水温度の補正装置によれば、制御に用いる水温を、補正された冷却水温度から実際の冷却水温度(温度取得手段によって取得された温度)に切り替えた際に発生し得る大きな温度変化を抑制することができる。よって、電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御の終了時及び終了後に発生し得る制御のハンチングなどを効果的に防止することが可能となる。
好ましくは、前記冷却水温度補正手段によって補正された冷却水温度は、少なくとも前記内燃機関の制御に用いることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[冷却系システムの構成]
図1は、本発明の実施形態に係る冷却水温度の補正装置が適用された冷却系システム100の概略構成を示す図である。なお、図1においては、実線矢印が冷却水の流れを示し、破線矢印が信号の入出力を示している。また、太線で表した実線は、冷却水が流れる通路(冷却水通路)を示している。
冷却系システム100は、主に、エンジン(内燃機関)1と、ラジエータ3と、サーモスタット4と、電動ウォーターポンプ(以下、「電動W/P」と呼ぶ。)5と、水温センサ6と、冷却水通路7a、7b、7cと、ECU(Engine Control Unit)50と、を備える。
本実施形態に係る冷却系システム100は、主に、冷却水を用いてエンジン1の冷却を行うと共に、冷却水を用いてエンジン1などの暖機を行うためのシステムである。この場合、冷却水は、冷却水通路7a、7b、7cを通過して循環する。なお、以下では、冷却水通路7a〜7cを区別しない場合には、単に「冷却水通路7」として用いるものとする。
エンジン1は、供給される燃料と空気との混合気を燃焼させることによって動力を発生する装置である。エンジン1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどによって構成される。エンジン1は、ECU50から供給される制御信号S1によって種々の制御が行われる。例えば、ECU50は、制御信号S1を供給することによって、燃料の噴射量の制御を行う。
冷却水通路7a上には、冷却水の温度(以下、「冷却水温度」とも呼ぶ。)を検出する水温センサ6が設けられている。水温センサ6は、例えばエンジン1のヘッド1aの下流側の冷却水通路7a上に設けられる。水温センサ6は、検出した温度に対応する検出信号S6をECU50に供給する。ECU50は、水温センサ6より取得された冷却水温度に基づいて種々の制御を行う。例えば、ECU50は、冷却水温度に基づいて、エンジン1における噴射量制御や、ハイブリッド車両における間欠許可判定(エンジン1の暖機完了を判定することによって、エンジン1を停止してEV走行の実行を許可するための判定、或いはアイドル中のエンジン停止を許可するための判定)などを行う。
ラジエータ3では、その内部を通過する冷却水が外気によって冷却される。この場合、電動ファン(不図示)の回転により導入された風によって、ラジエータ3内の冷却水の冷却が促進される。また、電動W/P5は、電動式のモータを備えて構成され、このモータの駆動により冷却水を冷却水通路7内で循環させる。具体的には、電動W/P5は、バッテリから電力が供給され、ECU50から供給される制御信号S5によって回転数などが制御される。なお、上記では冷却水を循環させるポンプとして電動W/P5を用いる例を示したが、この代わりに、エンジン1の運転とは無関係に停止が可能なウォーターポンプを用いても良い。例えば、エンジン1の回転がベルトを介して伝達されることによって駆動されると共に、クラッチによってエンジン1からの回転の伝達を切断可能なウォーターポンプを用いることができる。
サーモスタット4は、冷却水の温度に応じて開閉する弁によって構成される。基本的には、サーモスタット4は、冷却水の温度が高温となったときに開弁する。この場合、サーモスタット4を介して冷却水通路7bと冷却水通路7cとが接続され、冷却水はラジエータ3を通過することとなる。これにより、冷却水が冷却され、エンジン1のオーバーヒートが抑制される。これに対して、冷却水の温度が比較的低温である場合には、サーモスタット4は閉弁している。この場合には、冷却水はラジエータ3を通過しない。これにより、冷却水の温度低下が抑制されるため、エンジン1のオーバークールが抑制される。
ECU50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備える。ECU50は、上記した各種センサから供給される出力などに基づいて、電動W/P5に対する制御を行う。具体的には、ECU50は、エンジン1の始動時に、エンジン本体やヘッド1aなどの暖機促進及び省電力のために、電動W/P5を停止させる制御(以下、単に「停止制御」と呼ぶ。)を行う。また、ECU50は、このような停止制御中に、冷却水温度を確認するために、電動W/P5を所定期間駆動する制御(以下、「水温確認用電動W/P制御」と呼ぶ。)を行う。例えば、ECU50は、冷却水が冷却水通路7を一回りするように電動W/P5を駆動させる。このような水温確認用電動W/P制御を実行する理由は、以下の通りである。停止制御中に検出された冷却水温度(流量が概ね「0」の状態で検出された冷却水温度)は、水温センサ6が設けられた箇所付近における冷却水温度などを示しており、冷却系における冷却水温度を精度良く示しているとは言えない。したがって、ECU50は、概ね冷却系全てでの冷却水温度を正確に把握するために、停止制御中に、電動W/P5を所定期間駆動して水温センサ6に対して冷却水を供給する水温確認用電動W/P制御を実行する。この場合、ECU50は、水温確認用電動W/P制御の実行中に水温センサ6によって検出された冷却水温度に基づいて、例えば冷却水の沸騰などを検知する。
更に、本実施形態では、ECU50は、上記した水温確認用電動W/P制御中に取得された冷却水温度を補正する処理を行う。具体的には、ECU50は、停止制御中に取得された冷却水温度における温度変化の傾き(冷却水温度の変化率)に基づいて、水温確認用電動W/P制御中に取得された冷却水温度を補正する。この場合、ECU50は、水温確認用電動W/P制御中においては、水温センサ6によって検出された冷却水温度の代わりに補正した冷却水温度を、エンジン1の制御などに用いる冷却水温度(以下、「制御用水温」と呼ぶ。)として用いる。つまり、ECU50は、水温確認用電動W/P制御中においては、水温センサ6によって検出された冷却水温度を冷却水の沸騰などを検知するために用い、補正した冷却水温度を制御用水温としてエンジン1の制御などに用いる。なお、水温確認用電動W/P制御が実行されていない際においては(停止制御の実行中など)、基本的には、水温センサ6によって検出された冷却水温度を制御用水温として用いる。
以上のように、ECU50は、本発明における冷却水温度の補正装置として機能する。具体的には、ECU50は、温度取得手段、及び冷却水温度補正手段として動作する。
[冷却水温度の補正方法]
次に、ECU50が行う冷却水温度の補正方法について具体的に説明する。
本実施形態では、前述したように、ECU50は、水温確認用電動W/P制御中に取得された冷却水温度を補正する処理を行う。具体的には、ECU50は、水温確認用電動W/P制御を実行している際に、水温センサ6から取得された冷却水温度(以下、「実際の冷却水温度」とも呼ぶ。)を補正し、補正した冷却水温度を制御用水温として用いる。このように冷却水温度を補正するのは、水温確認用電動W/P制御の実行中において、冷却水温度を用いた制御などにおいて発生し得る不具合(誤判定や制御のハンチングなど)を防止するためである。
図2は、冷却水温度を補正しない場合に発生する不具合を説明するための図である。図2は、横軸に時間を示しており、縦軸に冷却水温度を示している。具体的には、停止制御及び水温確認用電動W/P制御を実行した際における、実際の冷却水温度における変化の一例を示している。この場合、時刻t1まで停止制御が実行され、時刻t1から時刻t3まで水温確認用電動W/P制御が実行され、時刻t3以降停止制御が実行されている。つまり、時刻t1〜時刻t3の期間、停止制御が中断されて水温確認用電動W/P制御が実行されている。
図2より、水温確認用電動W/P制御の実行中に、冷却水温度が大きく変化していることがわかる。具体的には、時刻t1から時刻t2までの期間においては、矢印A1で示すように、冷却水温度が大きく上昇していることがわかる。これは、エンジン1のヘッド1a中における高温の冷却水が、水温センサ6を通過したためであると考えられる。また、時刻t2から時刻t3までの期間においては、矢印A2で示すように、冷却水温度が大きく低下していることがわかる。これは、ヘッド1a以外の冷却水通路7中における低温の冷却水が、水温センサ6を通過したためであると考えられる。
このように大きく変化する冷却水温度を制御用水温として用いた場合、水温確認用電動W/P制御中において、冷却水温度を用いて行う制御に不具合が発生し得る。例えば、冷却水温度に基づいてエンジン1などの暖機完了の判定を行う場合、矢印A1で示すように冷却水温度が大きく上昇すると、暖機完了していないにも拘らずに暖機完了していると誤判定してしまう可能性がある。また、冷却水温度に基づいて制御量(例えば燃料噴射量)を変化させるような制御を行う場合、矢印A1又は矢印A2で示すように冷却水温度が大きく変化すると、制御がハンチングしてしまう可能性がある。
以上より、本実施形態では、上記のような不具合の発生を防止されるように、水温確認用電動W/P制御中においては、実際の冷却水温度を補正した冷却水温度を制御用水温として用いて、種々の制御を行う。
(第1実施例)
第1実施例に係る冷却水温度の補正方法について説明する。
第1実施例では、ECU50は、停止制御中に取得された冷却水温度における温度変化の傾き(以下、単に「水温変化の傾き」と呼ぶ。)に基づいて、水温確認用電動W/P制御中に取得された冷却水温度を補正する。具体的には、ECU50は、水温確認用電動W/P制御前に行われた停止制御中の水温変化の傾きに従って、水温確認用電動W/P制御中に冷却水温度が変化したものと推定して補正を行う。つまり、水温確認用電動W/P制御中の冷却水温度が、事前に行われた停止制御中の一定時間における水温変化の傾きのまま変化したものと推定して補正を行う。このような補正を行うことにより、水温確認用電動W/P制御の実行中において、冷却水温度を用いた制御などにおいて発生し得る不具合(誤判定や制御のハンチングなど)を防止することができる。なお、上記した水温変化の傾きは、冷却水温度の時間変化率に相当する。
図3は、第1実施例に係る冷却水温度の補正方法を説明するための図である。図3は、横軸に時間を示し、縦軸に冷却水温度を示している。この場合、ECU50は、時刻t11まで停止制御を実行し、時刻t11から時刻t12まで水温確認用電動W/P制御を実行し、時刻t12以降停止制御を実行する。つまり、ECU50は、時刻t11〜時刻t12の期間、停止制御を中断して水温確認用電動W/P制御を実行する。また、図3では、実線Bは実際の冷却水温度(水温センサ6で取得された温度)を示しており、一点鎖線Cは補正された冷却水温度(制御用水温として用いられる)を示している。
この場合にも、実線Bに示すように、水温確認用電動W/P制御中に実際の冷却水温度は大きく変化していることがわかる。そのため、ECU50は、冷却水温度を用いた制御において発生し得る不具合(誤判定や制御のハンチングなど)を防止するために、水温確認用電動W/P制御中の冷却水温度を補正する。具体的には、ECU50は、停止制御中の一定時間T1における水温変化の傾き(矢印H1で示す)に基づいて、冷却水温度を補正する。つまり、水温確認用電動W/P制御中の冷却水温度が、停止制御中の一定時間T1における水温変化の傾きH1のまま変化したものと推定して補正を行う。このような補正を行うことにより、一点鎖線Cで示す冷却水温度が得られる。
上記のように補正された冷却水温度は、水温確認用電動W/P制御中において、エンジン1の制御などを行う際に制御用水温として用いられる。この後、時刻t12において、水温確認用電動W/P制御が終了するため、ECU50は、冷却水温度に対する補正を終了して、実際の冷却水温度を制御用水温として用いる。なお、水温確認用電動W/P制御中に取得された実際の冷却水温度は、前述したように、冷却水温度を確認するために(例えば冷却水の沸騰などを検知するために)用いられる。
次に、第1実施例に係る冷却水温度の補正処理について、図4を参照して説明する。図4は、第1実施例に係る冷却水温度の補正処理を示すフローチャートである。この処理は、ECU50によって実行される。
まず、ステップS101では、ECU50は、水温確認用電動W/P制御を実行するか否かを判定する。水温確認用電動W/P制御を実行する場合(ステップS101;Yes)、処理はステップS102に進む。一方、水温確認用電動W/P制御を実行しない場合(ステップS102;No)、処理はステップS106に進む。この場合には、水温確認用電動W/P制御を実行しないので、ステップS106において、ECU50は、実際の冷却水温度を制御用水温として用いる。そして、処理は当該フローを抜ける。
ステップS102では、ECU50は、停止制御中に取得された冷却水温度における水温変化の傾きを求める。具体的には、ECU50は、停止制御中の一定時間に取得された冷却水温度から水温変化の傾きを求める。例えば、ECU50は、水温確認用電動W/P制御の実行直前における冷却水温度の移動平均を、水温変化の傾きとして求めることができる。そして、処理はステップS103に進む。
ステップS103では、ECU50は、ステップS102で得られた水温変化の傾きに基づいて冷却水温度を補正する。つまり、ECU50は、水温確認用電動W/P制御の実行時に水温センサ6より取得された冷却水温度を補正し、補正された冷却水温度を制御用水温とする。例えば、ECU50は、水温変化の傾きと、水温確認用電動W/P制御の開始時における実際の冷却水温度と、水温確認用電動W/P制御の開始からの経過時間とに基づいて補正を行う。そして、処理はステップS104に進む。
ステップS104では、ECU50は、ステップS103で補正された冷却水温度を、実際の冷却水温度の代わりに制御用水温として用いる。つまり、ECU50は、ステップS103で補正された冷却水温度を、エンジン1の制御などを行う際に用いる。そして、処理はステップS105に進む。
ステップS105では、ECU50は、水温確認用電動W/P制御が終了したか否かの判定を行う。水温確認用電動W/P制御が終了した場合(ステップS105;Yes)、処理はステップS106に進む。この場合には、水温確認用電動W/P制御を実行しないため、ステップS106において、ECU50は、実際の冷却水温度を制御用水温として用いる。この場合、ECU50は、制御用水温を、補正された冷却水温度から実際の冷却水温度に切り替える。そして、処理は当該フローを抜ける。
一方、水温確認用電動W/P制御が終了していない場合(ステップS105;No)、処理はステップS103に戻る。この場合には、水温確認用電動W/P制御が終了していないため、前述した冷却水温度を補正する処理(ステップS103)、及び補正された冷却水温度を制御に用いる処理(ステップS104)を再度実行する。つまり、水温確認用電動W/P制御が終了するまで、ステップS103〜S105の処理を繰り返し実行する。
以上説明した第1実施例に係る冷却水温度の補正方法によれば、冷却水温度の補正を適切に行うことによって、エンジン1などの暖機完了の誤判定を防止することができる。また、補正された冷却水温度を制御用水温として用いて制御を行うことができるので、このような制御のハンチングを防止することができる。
(第2実施例)
次に、第2実施例に係る冷却水温度の補正方法について説明する。第2実施例でも、ECU50は、前述した第1実施例と同様に、水温確認用電動W/P制御中に取得された冷却水温度の補正を行う。しかしながら、第2実施例では、ECU50は、所定の場合に、水温確認用電動W/P制御の終了後においても冷却水温度の補正を行う。具体的には、ECU50は、水温確認用電動W/P制御の終了時において、水温センサ6によって取得された冷却水温度と補正された冷却水温度との差が所定値以上である場合に、水温確認用電動W/P制御の終了後に冷却水温度の補正を更に行う。より詳しくは、ECU50は、補正された冷却水温度(制御用水温として用いられている冷却水温度)が徐々に実際の冷却水温度に近づくように補正を行う。このような補正を行うことにより、補正された冷却水温度から実際の冷却水温度に制御用水温を切り替えた際において、大きな温度変化の発生を抑制することが可能となる。よって、水温確認用電動W/P制御の終了時及び終了後における誤判定や制御のハンチングなどを防止することが可能となる。
図5は、第2実施例に係る冷却水温度の補正方法を説明するための図である。図5は、横軸に時間を示し、縦軸に冷却水温度を示している。この場合も、ECU50は、時刻t21まで停止制御を実行し、時刻t21から時刻t22まで水温確認用電動W/P制御を実行し、時刻t22以降停止制御を実行する。つまり、ECU50は、時刻t21〜時刻t22の期間、停止制御を中断して水温確認用電動W/P制御を実行する。また、図5では、実線Dは実際の冷却水温度(水温センサ6で取得された温度)を示しており、一点鎖線E1、E2は補正された冷却水温度(制御用水温として用いられる)を示している。
この場合にも、ECU50は、水温確認用電動W/P制御中において、前述した第1実施例と同様に、冷却水温度の補正を行う。これにより、一点鎖線E1で示す冷却水温度が得られる。ここで、水温確認用電動W/P制御の終了時(時刻t22)において、実際の冷却水温度と補正された冷却水温度との差ΔThwが所定値以上となる。そのため、ECU50は、水温確認用電動W/P制御の終了後(時刻t22以降)、制御用水温として用いる冷却水温度を徐々に実際の冷却水温度に近づける補正を行う。これにより、一点鎖線E2で示す冷却水温度が得られる。
このような補正を行った場合、時刻t23で、補正された冷却水温度が実際の冷却水温度に概ね一致する(温度の差が所定値未満となる)。この際に、ECU50は、冷却水温度に対する補正を終了して、実際の冷却水温度を制御用水温として用いる。このように、ECU50は、時刻t21から時刻t22までは一点鎖線E1で示す冷却水温度(補正された冷却水温度)を制御用水温として用い、時刻t22から時刻t23までは一点鎖線E2で示す冷却水温度(補正された冷却水温度)を制御用水温として用い、時刻t23以降は実線Dで示す冷却水温度(実際の冷却水温度)を制御用水温として用いることとなる。
次に、第2実施例に係る冷却水温度の補正処理について、図6を参照して説明する。図6は、第2実施例に係る冷却水温度の補正処理を示すフローチャートである。この処理は、ECU50によって実行される。なお、ステップS201〜S206の処理は、図4に示したステップS101〜S106の処理と同様であるため、その説明を省略するものとする。ここでは、ステップS207、S208の処理について詳細に説明する。
水温確認用電動W/P制御が終了した場合に(ステップS205;Yes)、ステップS207の処理が実行される。ステップS207では、ECU50は、制御用水温(ステップS203で補正された冷却水温度)と実際の冷却水温度との差(絶対値を求めるものとする)が所定値以上であるか否かを判定する。ここでは、水温確認用電動W/P制御の終了時において、補正された冷却水温度から実際の冷却水温度に制御用水温を切り替えた場合に、大きな温度変化が生じるか否かの判定を行う。
温度の差が所定値未満である場合(ステップS207;No)、処理はステップS206に進む。この場合には、補正された冷却水温度から実際の冷却水温度に制御用水温を切り替えても、大きな温度変化は生じないと言える。したがって、ステップS206において、ECU50は、実際の冷却水温度を制御用水温として用いる。つまり、制御用水温を、補正された冷却水温度から実際の冷却水温度に切り替える。そして、処理は当該フローを抜ける。
一方、温度の差が所定値以上である場合(ステップS207;Yes)、処理はステップS208に進む。この場合には、補正された冷却水温度から実際の冷却水温度に制御用水温を切り替えた際に、大きな温度変化が生じると言える。したがって、ステップS208において、ECU50は、制御用水温(補正された冷却水温度)を徐々に実際の冷却水温度に近づける補正を行う。例えば、ECU50は、制御用水温を用いた制御において問題が生じないような適当な傾き(例えば、予め定めた傾きなどを用いることができる)によって冷却水温度を変化させていく。以上の処理が終了すると、処理はステップS207に戻る。この場合には、ステップS207、S208の処理を繰り返し実行する。つまり、補正された冷却水温度と実際の冷却水温度との差が所定値未満となるまで、制御用水温を徐々に実際の冷却水温度に近づけていく補正を繰り返し実行する。
以上説明した第2実施例に係る冷却水温度の補正方法によっても、水温確認用電動W/P制御中において、エンジン1などの暖機完了の誤判定を防止することができると共に、制御のハンチングを防止することができる。また、第2実施例によれば、補正された冷却水温度から実際の冷却水温度に制御用水温を切り替えた際に発生し得る大きな温度変化を抑制することができるので、水温確認用電動W/P制御の終了時及び終了後における制御のハンチングを効果的に防止することが可能となる。
[変形例]
ここで、変形例に係る冷却系システムについて、図7を参照して説明する。図7は、変形例に係る冷却系システム101の概略構成を示す図である。なお、前述した冷却系システム100(図1参照)と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
冷却系システム101は、冷却水通路7a上に排気熱回収器20が設けられている点で、冷却系システム100と構成が異なる。排気熱回収器20は、エンジン1からの排気ガスが流通する排気通路(不図示)上などに設けられ、内部に冷却水が流通する。この場合、排気熱回収器20は、冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行う。
上記のような冷却系システム101においても、ECU50は、前述した冷却水温度の補正処理(図4、図6参照)と同様の処理を行うことができる。この場合、排気熱回収器20が設けられた箇所において冷却水温度が部分的に高温となり、水温確認用電動W/P制御を実行した場合に実際の冷却水温度が大きく変化し得る。この点、実際の冷却水温度が大きく変化しても、ECU50が前述した冷却水温度の補正処理を実行することにより、エンジン1などの暖機完了の誤判定や制御のハンチングを適切に防止することができる。
本実施形態に係る冷却系システムの概略構成を示す図である。 冷却水温度を補正しない場合に発生する不具合を説明するための図である。 第1実施例に係る冷却水温度の補正方法を説明するための図である。 第1実施例に係る冷却水温度の補正処理を示すフローチャートである。 第2実施例に係る冷却水温度の補正方法を説明するための図である。 第2実施例に係る冷却水温度の補正処理を示すフローチャートである。 変形例に係る冷却系システムの概略構成を示す図である。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
3 ラジエータ
4 サーモスタット
5 電動ウォーターポンプ(電動W/P)
6 水温センサ
7 冷却水通路
20 排気熱回収器
50 ECU
100、101 冷却系システム

Claims (4)

  1. 電動ウォーターポンプによって循環される内燃機関の冷却水における冷却水温度を取得する温度取得手段と、前記温度取得手段によって取得された冷却水温度の補正を行う冷却水温度補正手段と、を備える冷却水温度の補正装置であって、
    前記冷却水温度補正手段は、前記電動ウォーターポンプを停止させる制御の実行中において当該電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御が実行された際に前記温度取得手段によって取得された冷却水温度を、前記電動ウォーターポンプを停止させる制御中に前記温度取得手段によって取得された冷却水温度における温度変化の傾きに基づいて補正を行うことを特徴とする冷却水温度の補正装置。
  2. 前記冷却水温度補正手段は、前記所定期間における冷却水温度が前記温度変化の傾きに従って変化したものと推定して、前記冷却水温度の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の冷却水温度の補正装置。
  3. 前記冷却水温度補正手段は、
    前記電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御の終了時に、前記温度取得手段によって取得された冷却水温度と、前記温度変化の傾きに基づいて補正された冷却水温度との差が所定値以上である場合、
    前記電動ウォーターポンプを所定期間駆動させる制御の終了後に、前記温度変化の傾きに基づいて補正された冷却水温度を、徐々に前記温度取得手段によって取得された冷却水温度に近づけていく補正を更に行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却水温度の補正装置。
  4. 前記冷却水温度補正手段によって補正された冷却水温度は、少なくとも前記内燃機関の制御に用いられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の冷却水温度の補正装置。
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