JP2008169293A - チョコレート印刷用インクジェット用インク及びこれを用いるインクジェット印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】チョコレート表面に直接印字可能で、定着性、印字の耐久性、食品上の安全性にすぐれたインクジェット用インキを提供すること。
【解決手段】ラック色素、コチニール色素、紅麹色素、赤大根色素、ビート色素、ベニバナ色素、シソ色素、ムラサキイモ色素、ブドウ色素、アカネ色素、ベリー色素、トウガラシ色素、アナトー色素、ムラサキトウモロコシ色素、クチナシ色素、等の天然食用色素、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルモノグリセライド、グリセリン脂肪酸エステルジグリセライド、グリセリン脂肪酸エステルトリグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等の食用乳化剤及び水、更に必要により、トレハロース、マルトース、マンノース、ソルビトール、グラニュー糖等の糖類を含有するインクジェット用インクを用いてインクジェットプリンターにより、チョコレート表面に直接印字する。
【選択図】なし
【解決手段】ラック色素、コチニール色素、紅麹色素、赤大根色素、ビート色素、ベニバナ色素、シソ色素、ムラサキイモ色素、ブドウ色素、アカネ色素、ベリー色素、トウガラシ色素、アナトー色素、ムラサキトウモロコシ色素、クチナシ色素、等の天然食用色素、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルモノグリセライド、グリセリン脂肪酸エステルジグリセライド、グリセリン脂肪酸エステルトリグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等の食用乳化剤及び水、更に必要により、トレハロース、マルトース、マンノース、ソルビトール、グラニュー糖等の糖類を含有するインクジェット用インクを用いてインクジェットプリンターにより、チョコレート表面に直接印字する。
【選択図】なし
Description
本発明は食品の印刷に適したインクジェット用インク及びこれを用いる食品のインクジェット技術を用いた印刷方法に関する。更に詳しくは、本発明は、被膜などのインク受容層をチョコレート表面に設けるなどの前処理を必要とせず、未処理のチョコレート表面に直接印刷することが可能なインクジェット用インク及びこれを用いたチョコレートへのインクジェット印刷方法に関する。
食品にさまざまな装飾を施したり、文字情報を印字して食品の付加価値を高めることが多く行われている。食品に装飾、文字情報を施す手段として、鋳型による形成加工、着色食材を用いた手書きによる点着、着色食材の混錬等が古くから行われている。しかし、これらの方法は、装飾の精度に限界がある、少量生産には不向きである、多大な手間やコストがかかる等の欠点のいずれか、もしくは複数の欠点をあわせ持つ方法であることが知られている。
一方で、個人向け又は少量多品種の食品装飾が求められており、新規の食品装飾に関する技術開発の要求は高い。インクジェット印刷技術は、高速かつ高精度に印刷が可能であること、可変情報を容易に印画可能であること、及び非接触印画のため印字対象物の選択範囲が広いこと等の特徴を有しており、インクジェット印刷技術を用いるより良い食品装飾方法の開発が求められている。
一方で、個人向け又は少量多品種の食品装飾が求められており、新規の食品装飾に関する技術開発の要求は高い。インクジェット印刷技術は、高速かつ高精度に印刷が可能であること、可変情報を容易に印画可能であること、及び非接触印画のため印字対象物の選択範囲が広いこと等の特徴を有しており、インクジェット印刷技術を用いるより良い食品装飾方法の開発が求められている。
インクジェット印刷技術による食品装飾方法として、可食性の紙やフィルム等の薄膜に可食性のインクを印字する方法が広く市場に普及している。しかしこの方法は、印字対象物が可食性の薄膜に限定され、印字した可食性の薄膜を食品に点着する方法で装飾を行っているため、食品そのものに直接印字することが出来ないのみならず、薄膜への印字と薄膜の点着という複雑な工程を経なくてはならないため、高速かつ大量生産及び低コスト化には著しい欠点を有する。一方、インクジェット用可食性インクとして卵の殻やタバコの巻紙に印刷を行う方法が広く知られているが、食品の表面に直接印字を行うインクとはその性能において本質的に異なる。さらに、食用インクにかかわる文献として、下記記載特許文献1乃至特許文献5が挙げられるが、これらのうち特許文献1は水産練り製品への着色を、又特許文献2は水性インクを吸収する最中の皮への印刷を、更に特許文献3は食用水性インクの殺菌法を、更に特許文献4はインク中に白色顔料とアルコールを添加することを特徴としたインクであり、他方特許文献5は可食性油脂を用いた可食シートへの熱転写印刷を、それぞれ目的としており、これらのインクは食品表面にしかもインクジェットによる印刷技術を利用して任意の文字情報又は絵柄を印刷することを目的とするものではない。
従来のインクジェット技術による印刷対象物の最表面への印刷においては、その表面がインクの主成分となる溶媒を吸収する性質を有するか、又はそのような機能を有するインク受容層を対象物の最表面の設ける必要がある。ここで、インク受容層として求められる性質としては、インク中の溶媒と適度な親和性を有しかつ、毛細管現象による溶媒の吸収または保持が可能となる微細な凹凸を有していなければならない。
一方、受容層が存在しない場合には、インクの乾燥性または定着性の低下や、さらにこれらの複合要因などに伴う印字画質の低下と印画物安定性の低下を招き、その結果として印画物としての商品価値が著しく低下する。
食品への印字においては、安全性の観点から、水がインク溶媒として最も広く用いられており、印刷対象となる食材がクッキーや煎餅等、食材自身の表面が受容層としての性質を有する場合には、インクジェット印刷技術の適用は比較的容易である。
他方、チョコレートや生クリーム等においては、上記の食材と比較して、その食材表面が油性であるため水との親和性が低く、又食材表面の凹凸が極めて微小である。これらの理由で、チョコレートなどの食材に、可食性材料を用いて、水を主体とするインクにてインクジェット印刷を行い、印字画像を形成すること、ましてや擦過性などの保存安定性に優れた印字画像を形成することは、技術的に非常に困難であると考えられていた。
一方、受容層が存在しない場合には、インクの乾燥性または定着性の低下や、さらにこれらの複合要因などに伴う印字画質の低下と印画物安定性の低下を招き、その結果として印画物としての商品価値が著しく低下する。
食品への印字においては、安全性の観点から、水がインク溶媒として最も広く用いられており、印刷対象となる食材がクッキーや煎餅等、食材自身の表面が受容層としての性質を有する場合には、インクジェット印刷技術の適用は比較的容易である。
他方、チョコレートや生クリーム等においては、上記の食材と比較して、その食材表面が油性であるため水との親和性が低く、又食材表面の凹凸が極めて微小である。これらの理由で、チョコレートなどの食材に、可食性材料を用いて、水を主体とするインクにてインクジェット印刷を行い、印字画像を形成すること、ましてや擦過性などの保存安定性に優れた印字画像を形成することは、技術的に非常に困難であると考えられていた。
近年、食品の安全性重視の風潮が高まり、生活共同組合やコンビニエンスストア等、小売店舗においては、合成の食品添加物を含む食品を排除する気運が非常に高まっている。さらに、安全性の確保された食品添加物であっても、日常目にすることの無い物質が添加されていることに大きな不安を覚える一般消費者も数多く存在する。そのため、インク成分をすべて天然または長年食品として利用されてきた素材のみで構成することが望ましい。天然成分のみで構成される可食性インクジェット用インクとしては、下記特許文献6が挙げられる。
なおインクジェット印刷方法にてチョコレートへの印字装飾を行った例として、下記特許文献6、同7等が挙げられるが、これらはチョコレートの表面にインクの受容層となる皮膜を用いており、チョコレートへの直接印字、すなわち前処理を不要とした印刷を目論んだものではない。
さらに、インクジェット印刷方法にてチョコレートへの印字を試みた例として、下記特許文献8乃至同12が挙げられるが、これらは非天然系の素材を含有している、不揮発性の液状の成分を含有している、インク中にアルコールを含む、下地処理が必要である等の問題点を有している。このため、必ずしも消費者に安心して受け入れられ、且つ、画質、定着性において高品位の印刷物を提供できるものであるとはいい難い。
さらに、インクジェットインクにより良好な印字を可能にするには、そのインクの最適粘度は2〜30mPa/s程度であるが、これらインクの最適粘度はプリンターヘッドの性質、すなわちヘッドメーカ毎に異なる。そのため、使用するヘッド毎にインク粘度を調整する必要があり、適切な粘度調整剤の使用は欠かせない。比較的毒性の少ないインクの粘度調整剤としては、グリセリン、ポリグリセリン等の高粘性グリコール類が知られているが、これらのグリセリン類は不揮発性の液体であるため、チョコレート印刷用インクとしては、チョコレート上の画像の定着性に問題が生ずる。十分な食品安全性と画像定着性を確保しつつ、インクジェットプリンターごとに適正な粘度に調整出来る材料は知られていなかった。
特許文献1には水産練り製品の着色に適したパプリカ色素製剤などが開示されている。
特許文献2にはプリンタを用いて最中の皮の外面に、図形、文字などを印刷する印刷方法が開示されている。
特許文献3には食用水性インキの殺菌方法が開示されている。
特許文献4にはインクジェット・プリンター及び分散性含量インクを使用する高解像度食品印刷等が開示されている。
特許文献5には可食シート等の可食材へ印字するための印字用可食インク等が開示されている。
特許文献6にはチョコレート基層の表面に、食用イメージ基体コーティングをコーティングするステップを有するプリント方法が開示されている。
特許文献7には糖衣掛けペレット状菓子を着色する方法が開示されている。
特許文献8には表面改質または表面被覆剤を含むことを特徴とする食品用の着色剤などが開示されている。
特許文献9には顔料、バインダー、及び水性キャリヤーを含有する食品にインクジェット印刷するのに適したインク組成物が開示されている。
特許文献10には、水溶性溶剤を該組成物中に含むインク組成物が開示されている。
特許文献11には加水分解性多糖類付着剤を有する非顔料系のインクジェット可能な水性食用インクなどが開示されている。
特許文献12には油脂又はワックスベースのインクジェット可能な食用インクなどが開示されている。
特許文献2にはプリンタを用いて最中の皮の外面に、図形、文字などを印刷する印刷方法が開示されている。
特許文献3には食用水性インキの殺菌方法が開示されている。
特許文献4にはインクジェット・プリンター及び分散性含量インクを使用する高解像度食品印刷等が開示されている。
特許文献5には可食シート等の可食材へ印字するための印字用可食インク等が開示されている。
特許文献6にはチョコレート基層の表面に、食用イメージ基体コーティングをコーティングするステップを有するプリント方法が開示されている。
特許文献7には糖衣掛けペレット状菓子を着色する方法が開示されている。
特許文献8には表面改質または表面被覆剤を含むことを特徴とする食品用の着色剤などが開示されている。
特許文献9には顔料、バインダー、及び水性キャリヤーを含有する食品にインクジェット印刷するのに適したインク組成物が開示されている。
特許文献10には、水溶性溶剤を該組成物中に含むインク組成物が開示されている。
特許文献11には加水分解性多糖類付着剤を有する非顔料系のインクジェット可能な水性食用インクなどが開示されている。
特許文献12には油脂又はワックスベースのインクジェット可能な食用インクなどが開示されている。
本発明の目的は、高い食品安全性、高い画質と堅牢性(定着性)を保持しつつ、チョコレートの表面上にインクジェット技術を用いて、直接印画を行うことの出来るインクジェット印刷方法、及びこのような印刷方法に適した可食性のインクを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、実質的に食用により適した材料のみからなる特定の組成を有するインク組成物が前記課題を解決できるものであることを見出し本発明を完成させた。
即ち、本発明は、
(1)少なくとも食用色素、室温で固体の食用乳化剤及び水を含有し、且つ食品添加物以外の添加物を含有しないことを特徴とするチョコレート印刷用インクジェット用インク、
(2)更に、粘度調整剤を含有する(1)に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク、
(3)粘度調整剤が糖類である(1)又は(2)に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク
(4)糖類がトレハロース、マルトース、マンノース、ソルビトール、ラクチトール、マルチトール、キシリトール、還元麦芽糖、オリゴ糖及びグラニュー糖からなる群から選ばれる一種又は2種以上である(1)乃至(3)のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク、
(5)インクの粘度が2〜30mPa/sである(1)乃至(4)のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク、
(6)(1)乃至(5)のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インクを用いて、チョコレート表面に直接印刷を行うことを特徴とするインクジェット印刷方法、
(7)被印刷物が表面処理又は前処理が施されていない板状チョコレートである(6)に記載のインクジェット印刷方法、
(8)請求項7に記載のインクジェット印刷方法により印刷された、被印刷物であるチョコレート、
に関する。
(1)少なくとも食用色素、室温で固体の食用乳化剤及び水を含有し、且つ食品添加物以外の添加物を含有しないことを特徴とするチョコレート印刷用インクジェット用インク、
(2)更に、粘度調整剤を含有する(1)に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク、
(3)粘度調整剤が糖類である(1)又は(2)に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク
(4)糖類がトレハロース、マルトース、マンノース、ソルビトール、ラクチトール、マルチトール、キシリトール、還元麦芽糖、オリゴ糖及びグラニュー糖からなる群から選ばれる一種又は2種以上である(1)乃至(3)のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク、
(5)インクの粘度が2〜30mPa/sである(1)乃至(4)のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク、
(6)(1)乃至(5)のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インクを用いて、チョコレート表面に直接印刷を行うことを特徴とするインクジェット印刷方法、
(7)被印刷物が表面処理又は前処理が施されていない板状チョコレートである(6)に記載のインクジェット印刷方法、
(8)請求項7に記載のインクジェット印刷方法により印刷された、被印刷物であるチョコレート、
に関する。
本発明により、チョコレート表面にインクジェット印刷方法にて様々な装飾模様や情報を容易にしかも低コストで印刷することが可能になった。インクを構成する全ての成分が食用に適した成分のみで構成されているので食用に供されても人畜に無害であり、更に、粘度調整剤として、糖を用いることによりインクの粘度を容易に調整することができ、インクジェットプリンター機種に依存しない、優れた印字、印画が可能である。
本発明を詳細に説明する。
本発明のチョコレート印刷用インクジェット用インクは食用色素、食用乳化剤及び水を必須の成分として含有し、実質的に食品添加物以外の添加物を含有しないインク組成物である。
本発明のチョコレート印刷用インクジェット用インクは食用色素、食用乳化剤及び水を必須の成分として含有し、実質的に食品添加物以外の添加物を含有しないインク組成物である。
まず、本発明において使用される食用色素としては、食品への添加が認められており、かつインク水溶液中に溶解する色素であれば何れも使用が可能であり、天然色素、有機合成色素、無機合成色素等が使用できる。
使用しうる食用色素の具体例としては以下のものが挙げられる。
天然色素としては、赤色色素としてのラック色素、コチニール色素、紅麹色素、赤大根色素、ビート色素、ベニバナ色素、シソ色素、ムラサキイモ色素、ブドウ色素、アカネ色素、ベリー色素、トウガラシ色素、アナトー色素、ムラサキトウモロコシ色素等が、黄色色素としてのクチナシ色素、ベニバナ色素、ウコン色素、カロチノイド色素等が、緑色素としてのクチナシ色素、ベニコウジ色素、クロロフィル色素等が、青色色素としてのクチナシ色素、スピルリナ色素等が、茶色としてのカカオ色素、タマリンド色素、カキ色素、コウリャン色素等が、黒色色素としてのイカスミ色素、植物炭末色素等がそれぞれあげられる。
又食用有機合成色素の具体例としては黄色5号、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色103号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、青色1号、青色2号等が挙げられる。
これらの食用色素のうち、より高い食品安全性を確保する観点から、天然色素がより好ましく、更に水に溶解して溶液となる色素が特に好ましい。又、これらの食用色素は単独で使用することも、また一種又は二種以上を任意に組み合わせて使用することも出来る。これらの食用色素は市場から容易に入手が可能である。
使用しうる食用色素の具体例としては以下のものが挙げられる。
天然色素としては、赤色色素としてのラック色素、コチニール色素、紅麹色素、赤大根色素、ビート色素、ベニバナ色素、シソ色素、ムラサキイモ色素、ブドウ色素、アカネ色素、ベリー色素、トウガラシ色素、アナトー色素、ムラサキトウモロコシ色素等が、黄色色素としてのクチナシ色素、ベニバナ色素、ウコン色素、カロチノイド色素等が、緑色素としてのクチナシ色素、ベニコウジ色素、クロロフィル色素等が、青色色素としてのクチナシ色素、スピルリナ色素等が、茶色としてのカカオ色素、タマリンド色素、カキ色素、コウリャン色素等が、黒色色素としてのイカスミ色素、植物炭末色素等がそれぞれあげられる。
又食用有機合成色素の具体例としては黄色5号、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色103号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、青色1号、青色2号等が挙げられる。
これらの食用色素のうち、より高い食品安全性を確保する観点から、天然色素がより好ましく、更に水に溶解して溶液となる色素が特に好ましい。又、これらの食用色素は単独で使用することも、また一種又は二種以上を任意に組み合わせて使用することも出来る。これらの食用色素は市場から容易に入手が可能である。
次に、食用乳化剤としては、食用として認定されたものであって、水に溶解し且つ、水とチョコレートとの親和性を高める性能を有した乳化剤であればいずれでもよい。
使用しうる食用乳化剤の具体例としては、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルモノグリセライド、グリセリン脂肪酸エステルジグリセライド、グリセリン脂肪酸エステルトリグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチン、乳化タンパク、メチルセルロース、成分調整植物油脂、変性油脂類等があげられるが、好ましいものはモノグリセリン脂肪酸エステルである。
尚、乾燥後の画像定着性を高めるためには、常温(室温、約25℃)で結晶性または固体である食用乳化剤がさらに好ましい。食用乳化剤が固体である場合には、一概にいうことはできないものの、おおよその指標として、融点が通常30℃以上、好ましくは35℃以上、さらに好ましくは40℃以上、特に好ましくは45℃以上である。融点の上限としては特に制限はないが、通常120℃以下、好ましくは100℃以下、更に好ましくは90℃以下、特に好ましくは80℃以下である。
室温で固体であり、上記の融点の範囲を有し、さらに水溶性の食用乳化剤は特に好ましい。
使用しうる食用乳化剤の具体例としては、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルモノグリセライド、グリセリン脂肪酸エステルジグリセライド、グリセリン脂肪酸エステルトリグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチン、乳化タンパク、メチルセルロース、成分調整植物油脂、変性油脂類等があげられるが、好ましいものはモノグリセリン脂肪酸エステルである。
尚、乾燥後の画像定着性を高めるためには、常温(室温、約25℃)で結晶性または固体である食用乳化剤がさらに好ましい。食用乳化剤が固体である場合には、一概にいうことはできないものの、おおよその指標として、融点が通常30℃以上、好ましくは35℃以上、さらに好ましくは40℃以上、特に好ましくは45℃以上である。融点の上限としては特に制限はないが、通常120℃以下、好ましくは100℃以下、更に好ましくは90℃以下、特に好ましくは80℃以下である。
室温で固体であり、上記の融点の範囲を有し、さらに水溶性の食用乳化剤は特に好ましい。
更に、本発明において使用される水としては、無菌の蒸留水、イオン交換水、水道水等が使用可能であるが、イオン交換水が好ましい。
ところで、インクジェットインクとして良好な印字を可能にするには、インク液体粘度を2〜30mPa/s程度が最適であるが、これらインク液体の最適粘度は複数のメーカーから供給される多品種のプリンターヘッド毎に大きく異なるのが一般的である。そのため、使用するヘッド毎にインクの粘度を調整する必要があるため、粘度調整剤を用いるのがより好ましい。食用として問題がなく、且つ用いられるインクジェット機種(プリンターヘッドの種類)に従い、適正な粘度に調整可能な粘度調整剤を鋭意検討した結果、糖類が最も適していることが見出された。
糖類は任意の比率で水に溶解し、糖類の溶液濃度に応じて溶液粘度を著しく変化させることが可能であるのでインクの粘度調整剤としても好都合である。本発明において、使用しうる糖類としては、単糖類、多糖類のいずれでも良く、その具体例としては、トレハロース、マルトース、マンノース、ソルビトール、ラクチトール、マルチトール、キシリトール、還元麦芽糖、オリゴ糖、グラニュー糖類等があげられるが、入手が容易で乾燥性の高いという理由からグラニュー糖がより好ましい。これらの糖類は市場から容易に入手が可能である。
本発明で使用される糖類は、インクジェット用インクの好ましい液体粘度2〜30mPa/sにインク粘度を調整するのが容易であるばかりでなく、乾燥後に著しい粘着性及び固着性を示すため、本発明のインクを被印字物であるチョコレートへ定着させるための定着剤としても機能するものである。これらの糖類は単独で使用することもできるし、一種又は二種以上を任意に組み合わせて使用することが可能である。
糖類は任意の比率で水に溶解し、糖類の溶液濃度に応じて溶液粘度を著しく変化させることが可能であるのでインクの粘度調整剤としても好都合である。本発明において、使用しうる糖類としては、単糖類、多糖類のいずれでも良く、その具体例としては、トレハロース、マルトース、マンノース、ソルビトール、ラクチトール、マルチトール、キシリトール、還元麦芽糖、オリゴ糖、グラニュー糖類等があげられるが、入手が容易で乾燥性の高いという理由からグラニュー糖がより好ましい。これらの糖類は市場から容易に入手が可能である。
本発明で使用される糖類は、インクジェット用インクの好ましい液体粘度2〜30mPa/sにインク粘度を調整するのが容易であるばかりでなく、乾燥後に著しい粘着性及び固着性を示すため、本発明のインクを被印字物であるチョコレートへ定着させるための定着剤としても機能するものである。これらの糖類は単独で使用することもできるし、一種又は二種以上を任意に組み合わせて使用することが可能である。
チョコレートの表面は通常非常に平滑であるため、印字物の画像定着性に大きな問題があった。すなわち、包装紙や指による擦過により容易に画像が乱れてしまい、その商品価値を著しく損なってしまうおそれがあった。本発明のインクジェット用インクは室温下で固体である食用色素、食用乳化材及び必要に応じて粘度調整剤を用いることが好ましいが、そのような固体の成分を用いた場合には、印字による画像形成後、乾燥による水が揮発した後には、固体成分しか残留せず、画像定着性が著しく高くなる。糖類の水溶液は乾燥後に著しい粘着性及び固着性を示すため、インクに粘度調整剤として糖類を併用することにより画像定着性のさらなる向上を図ることができる。
従って、本発明のインクのより好ましい形態としては、食用色素、食用乳化剤、水、及び粘度調整剤とを含有し、且つ食品添加物以外の添加物を含有しないことを特徴とするチョコレート印刷用インクジェット用インクが挙げられる。
従って、本発明のインクのより好ましい形態としては、食用色素、食用乳化剤、水、及び粘度調整剤とを含有し、且つ食品添加物以外の添加物を含有しないことを特徴とするチョコレート印刷用インクジェット用インクが挙げられる。
また、本発明のインクジェット用インクにおいては、本発明の趣旨を損なわない限りにおいて、目的に応じてその他の添加物、例えば、調味料や食用香料等の添加も可能である。しかしながら、本発明の趣旨から、本発明のインクジェット用インクは、実質的に、食品添加物として公用されている成分のみで構成するのが好ましい。
本発明のインクジェット用インクにおける前記各成分の含有量は、食用色素0.01〜40%、食用乳化剤0.1〜50%、残余水であるが、より好ましくは、食用色素0.1〜20%、食用乳化剤1〜10%、残余水である。糖類を使用する場合、その含有量は使用するインクジェットプリンターの要求粘度により適宜調整されるが、通常0.1〜50%、より好ましくは1〜30%である。その他の添加物はそれ自体公知の方法により適宜添加される。(ここで%は重量基準%による表示である。)
本発明のインクジェット用インクは、例えば、前記含有量になるように、食用乳化剤(糖類を使用する場合は、食用乳化剤と糖類との混合物)に水を添加した後、食用色素を添加し、所望により、加温下で十分な攪拌の後、所望によりろ過を行うことにより調製される。本発明のインクジェット用インクの調製方法はこれに限定されない。前記のその他の添加物を添加する場合は未溶解分を残さないように適宜添加される。
本発明のインクジェット用インクの粘度は、色素及び糖の種類もしくは濃度を選定することにより、室温下においてインクジェット用インクの好ましい粘度とされる2〜30mPa/s の間で任意に調整可能であり、使用するインクジェットプリンターの性質、使用温度、使用目的に応じて、適宜調整を行うのが好ましい。
本発明のインクジェット用インクの粘度は、色素及び糖の種類もしくは濃度を選定することにより、室温下においてインクジェット用インクの好ましい粘度とされる2〜30mPa/s の間で任意に調整可能であり、使用するインクジェットプリンターの性質、使用温度、使用目的に応じて、適宜調整を行うのが好ましい。
インクジェットプリンターの駆動機構としては、圧電素子を用いたピエゾ式プリンターまたは加熱膨張によるサーマル式の2方式に大別されるが、本発明のインクジェット用インクはいずれの方式のプリンターにも適応できる。
より好ましくはピエゾ方式のプリンターである。本発明にかかるインクジェット用インクは産業用の大型プリンターのみならず、市販のインクジェットプリンターを含む、家庭用のインクジェットプリンターにも同様に適用できる。
より好ましくはピエゾ方式のプリンターである。本発明にかかるインクジェット用インクは産業用の大型プリンターのみならず、市販のインクジェットプリンターを含む、家庭用のインクジェットプリンターにも同様に適用できる。
本発明のインクジェット用インクは、水性のインクとの親和性が極めて低いチョコレート表面への印刷を主な目的とし、被印刷物たるチョコレートとしては表面処理又は前処理が施されていない表面が平らな板状チョコレートであることが好ましいが、印刷対象物はチョコレートに限定されない。即ち、本発明のインクジェット用インクはインク受容層を有さないチョコレートのような食品への印刷ですら可能であるため、表面にインク受容層などを施した食品や、例えば表面が未処理の状態であってもインク受容層としての機能を有するクッキー、せんべいなどへの印刷、さらには食品で作成されたシート及び箔等への印刷も可能である。また、インクジェット印刷は非接触の印刷方法であるため、段差や曲面のある対象物やクリーム等非常に柔らかい印刷対象物に印字が可能である。より好ましい印刷対象物としては、1ミリメートル以上の段差を有したり、曲面等の無い平滑な板状チョコレート及びこれに準じた食材がよい。
本発明のインクジェット用インクは、食品安全性に優れ、その粘度調整が容易であるので、あらゆる種類のインクジェットプリンターに対する適性が高い。又このインクを用いて、インクジェットプリンターにより印字されたチョコレート上の画像及び文字などの粘着性や定着性が高く、それらの印字物の耐久性(画像定着性)などが優れているという特徴がある。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、これらの実施例により本発明が限定されるものではない。以下の記載において、部とあるのは、特に断りのない限り、重量基準である。なお「室温」とは約25℃である。
使用したインク調製材料は以下の通りである。
食用色素;
(1)商品名TSレッド MP
(天然紅麹色素、タイショーテクノス(株)製、以下紅麹色素という。)
(2)食用赤色105号
(キリヤ化学(株)製、以下赤105号という。)
食用乳化剤;
(1)商品名ポエムM−100
(蒸留モノグリセライド、理研ビタミン(株)製、融点は約35℃、以下M−100 という。)
(2)商品名ポエムM−200
(蒸留モノグリセライド、理研ビタミン(株)製、融点は約45℃、以下M−200 という。)
水;イオン交換水
粘度調整剤;グラニュー糖(三井製糖(株)製)
食用色素;
(1)商品名TSレッド MP
(天然紅麹色素、タイショーテクノス(株)製、以下紅麹色素という。)
(2)食用赤色105号
(キリヤ化学(株)製、以下赤105号という。)
食用乳化剤;
(1)商品名ポエムM−100
(蒸留モノグリセライド、理研ビタミン(株)製、融点は約35℃、以下M−100 という。)
(2)商品名ポエムM−200
(蒸留モノグリセライド、理研ビタミン(株)製、融点は約45℃、以下M−200 という。)
水;イオン交換水
粘度調整剤;グラニュー糖(三井製糖(株)製)
実施例1
M−100 4部、 イオン交換水 95.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
M−100 4部、 イオン交換水 95.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
実施例2
M−100 4部にイオン交換水 89部を投入し湯煎にて溶液を均一化させ、そこに紅麹色素 7部を投入し十分に攪拌を行い、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
M−100 4部にイオン交換水 89部を投入し湯煎にて溶液を均一化させ、そこに紅麹色素 7部を投入し十分に攪拌を行い、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
実施例3
M−200 4部、 イオン交換水 95.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入し、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
M−200 4部、 イオン交換水 95.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入し、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
実施例4
M−200 4部にイオン交換水 89部を投入し湯煎にて溶液を均一化させ、そこに紅麹色素 7部を投入し十分に攪拌を行い、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
M−200 4部にイオン交換水 89部を投入し湯煎にて溶液を均一化させ、そこに紅麹色素 7部を投入し十分に攪拌を行い、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
実施例5
M−100 4部、グラニュー糖 20部、イオン交換水 75.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入し、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
M−100 4部、グラニュー糖 20部、イオン交換水 75.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入し、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
実施例6
M−100 4部、グラニュー糖 20部にイオン交換水 69部を投入し湯煎にて溶液を均一化させ、そこに紅麹色素 7部を投入し十分に攪拌を行い、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
M−100 4部、グラニュー糖 20部にイオン交換水 69部を投入し湯煎にて溶液を均一化させ、そこに紅麹色素 7部を投入し十分に攪拌を行い、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
実施例7
M−200 4部、グラニュー糖 20部にイオン交換水 75.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
M−200 4部、グラニュー糖 20部にイオン交換水 75.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
実施例8
M−200 4部、グラニュー糖 20部にイオン交換水 75.9部を投入後、湯煎にて溶液を均一化させ、そこに紅麹色素 7部を投入し十分に攪拌を行い、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
M−200 4部、グラニュー糖 20部にイオン交換水 75.9部を投入後、湯煎にて溶液を均一化させ、そこに紅麹色素 7部を投入し十分に攪拌を行い、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、本発明のインクジェット用インクを得た。
インクジェット用インク及び印字物の性能試験
(1) 粘度の測定
回転型粘度計(R115型粘度計 東機産業(株)製)を用いて、25℃におけるインク粘度を測定した。結果を表1に示す。
(2) 接触角の測定
実施例1乃至実施例8で得られた、各インクジェット用インク一滴を、表面被服剤処理を全く行っていない、商品名ダース(ホワイトチョコレート、明治製菓(株)製)上に滴下し、インクの接触角を分度器を用いて目視により測定した。接触角が小さいほどチョコレート表面とインクとの親和性が大きいことを示す。
好ましい接触角の範囲は25°以下であり、更に好ましくは20°以下である。
結果を表1に示す。
(3)濡れ性試験
実施例1乃至実施例8で得られた、各インクジェット用インク一滴を、前記ダースに滴下した後針金で拡げ、目視にてチョコレートへの濡れ性を観察し、親和性の良否を判断した。濡れ性の判断指標としては、チョコレート表面におけるインク滴の「はじき」が全く認められず、インク滴がチョコレートの表面に対して均一に「液」として広がっている状態を「濡れ性が特に良好な状態」とし、「◎」で表記した。
反対に「濡れ性が悪い」状態とは、該インク滴がチョコレート表面において完全にはじかれて複数の「玉」のような状態を形成し、チョコレート表面に対して「液」として全く広がらない状態を示し、「×」で表記した。
濡れ性が「良好」または「多少」とは、上記「◎」と「×」との中間状態を示し、いずれの状態により近いかを指標として前者に近い場合を「○」、後者に近い場合を「△」としてそれぞれ表記した。濡れ性は良好であるほど好ましく、悪くなるほど本発明のインクまたは該インクを用いた印刷方法に適さない。
結果を表1に示す。
◎:濡れ性が特に良好な状態、
○:濡れ性が良好な状態、
△:濡れ性が多少観測されるが、インクジェット方式の印字には適さない状態、
×:濡れ性が悪く、インクジェット印刷に適さないと考えられる状態
(1) 粘度の測定
回転型粘度計(R115型粘度計 東機産業(株)製)を用いて、25℃におけるインク粘度を測定した。結果を表1に示す。
(2) 接触角の測定
実施例1乃至実施例8で得られた、各インクジェット用インク一滴を、表面被服剤処理を全く行っていない、商品名ダース(ホワイトチョコレート、明治製菓(株)製)上に滴下し、インクの接触角を分度器を用いて目視により測定した。接触角が小さいほどチョコレート表面とインクとの親和性が大きいことを示す。
好ましい接触角の範囲は25°以下であり、更に好ましくは20°以下である。
結果を表1に示す。
(3)濡れ性試験
実施例1乃至実施例8で得られた、各インクジェット用インク一滴を、前記ダースに滴下した後針金で拡げ、目視にてチョコレートへの濡れ性を観察し、親和性の良否を判断した。濡れ性の判断指標としては、チョコレート表面におけるインク滴の「はじき」が全く認められず、インク滴がチョコレートの表面に対して均一に「液」として広がっている状態を「濡れ性が特に良好な状態」とし、「◎」で表記した。
反対に「濡れ性が悪い」状態とは、該インク滴がチョコレート表面において完全にはじかれて複数の「玉」のような状態を形成し、チョコレート表面に対して「液」として全く広がらない状態を示し、「×」で表記した。
濡れ性が「良好」または「多少」とは、上記「◎」と「×」との中間状態を示し、いずれの状態により近いかを指標として前者に近い場合を「○」、後者に近い場合を「△」としてそれぞれ表記した。濡れ性は良好であるほど好ましく、悪くなるほど本発明のインクまたは該インクを用いた印刷方法に適さない。
結果を表1に示す。
◎:濡れ性が特に良好な状態、
○:濡れ性が良好な状態、
△:濡れ性が多少観測されるが、インクジェット方式の印字には適さない状態、
×:濡れ性が悪く、インクジェット印刷に適さないと考えられる状態
(4) 画像定着性
実施例1乃至実施例8で得られた、各インクジェット用インクを用いてピエゾ式ヘッドを有する、機種名アポロII(アポロIIはスペクトラ社製プリンターシステム)により前記ダース(明治製菓(株)製)上に直接テストパターンを印字した。
画像定着性は、印字から室内環境(温度22〜23℃、湿度RH60〜70%)下で一日静置した後における、印字物への指の接触、指による5回の擦過、及び普通紙を接触した際の、指または紙への転写性及び印字物の変化を観察することにより評価した。これらの結果を表2に示した。
◎:画像の変化がなく、また、接触物へのインクの転写が観察されない状態、
○:画像の変化はないが、接触物へのインクの転写がわずかに観察される状態、
△:わずかな画像の乱れと、接触物へのインクの転写が明らかに観察される状態、
×:判読不能なほどの画像の乱れがあり、印字物がほぼ完全に接触物に転写されて しまう状態
実施例1乃至実施例8で得られた、各インクジェット用インクを用いてピエゾ式ヘッドを有する、機種名アポロII(アポロIIはスペクトラ社製プリンターシステム)により前記ダース(明治製菓(株)製)上に直接テストパターンを印字した。
画像定着性は、印字から室内環境(温度22〜23℃、湿度RH60〜70%)下で一日静置した後における、印字物への指の接触、指による5回の擦過、及び普通紙を接触した際の、指または紙への転写性及び印字物の変化を観察することにより評価した。これらの結果を表2に示した。
◎:画像の変化がなく、また、接触物へのインクの転写が観察されない状態、
○:画像の変化はないが、接触物へのインクの転写がわずかに観察される状態、
△:わずかな画像の乱れと、接触物へのインクの転写が明らかに観察される状態、
×:判読不能なほどの画像の乱れがあり、印字物がほぼ完全に接触物に転写されて しまう状態
比較例
比較例として、以下に示すインク調製剤を使用して2種類の比較用のインクジェット用インクを調整し、各実施例と同様に各種の性能試験に供した。
比較例として、以下に示すインク調製剤を使用して2種類の比較用のインクジェット用インクを調整し、各実施例と同様に各種の性能試験に供した。
比較例1
CE−19D 4部、 イオン交換水 95.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、比較用のインクジェット用インクを得た。
なお比較例1で使用した乳化剤は、商品名リョートーポリグリエステルCE−19D(グリセリン脂肪酸エステル、三菱化学フーズ(株)製、CE−19Dと略)であり、室温下で、粘調な液体である。
CE−19D 4部、 イオン交換水 95.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、比較用のインクジェット用インクを得た。
なお比較例1で使用した乳化剤は、商品名リョートーポリグリエステルCE−19D(グリセリン脂肪酸エステル、三菱化学フーズ(株)製、CE−19Dと略)であり、室温下で、粘調な液体である。
比較例2
O−80V 4部、 イオン交換水 95.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、比較用のインクジェット用インクを得た。
なお比較例2で使用した乳化剤は、商品名ポエムO−80V(ソルビタン脂肪酸エステル、理研ビタミン(株)製、O−80Vと略)であり、室温下で、粘調な液体である。
O−80V 4部、 イオン交換水 95.9部を約60℃の温水にて湯煎を行い、均一化した溶液中に赤105号 0.1部を投入、さらに孔径0.5マイクロメートルのろ紙を用いて減圧濾過を行い、比較用のインクジェット用インクを得た。
なお比較例2で使用した乳化剤は、商品名ポエムO−80V(ソルビタン脂肪酸エステル、理研ビタミン(株)製、O−80Vと略)であり、室温下で、粘調な液体である。
表1 粘度、接触角の測定結果及び濡れ性の観察結果
インク 粘度(mPa/s) 接触角(°) 濡れ性
実施例1 1.8 <15 ◎
実施例2 2.5 <15 ◎
実施例3 1.9 <15 ◎
実施例4 2.7 <15 ◎
実施例5 3.0 <15 ◎
実施例6 8.0 <15 ◎
実施例7 3.5 <15 ◎
実施例8 8.0 <15 ◎
比較例1 2.0 <30 ×
比較例2 2.5 <45 ×
インク 粘度(mPa/s) 接触角(°) 濡れ性
実施例1 1.8 <15 ◎
実施例2 2.5 <15 ◎
実施例3 1.9 <15 ◎
実施例4 2.7 <15 ◎
実施例5 3.0 <15 ◎
実施例6 8.0 <15 ◎
実施例7 3.5 <15 ◎
実施例8 8.0 <15 ◎
比較例1 2.0 <30 ×
比較例2 2.5 <45 ×
実施例1乃至実施例8で得られた各インクジェット用インクの粘度は、いずれも1.8〜8.0mPa/sであり、インクジェットプリンターに適した粘度を有している。また実施例1乃至実施例8のチョコレート表面における接触角はいずれも15℃以下であり、チョコレートに対して良好な親和性を示した。これに対して各比較例は、粘度は好ましい範囲にあるものの、接触角がそれぞれ30°以上と45°以上ときわめて大きいため不都合であり、さらに濡れ性が極めて悪い状態を示した。
一方、実施例1乃至実施例8のインクは、チョコレート表面に対して非常に良好な濡れ性を示し、本発明のインクジェット用インクが水系インクであるにも拘らず、チョコレート表面に対して高い親和性を有することを示している。
一方、実施例1乃至実施例8のインクは、チョコレート表面に対して非常に良好な濡れ性を示し、本発明のインクジェット用インクが水系インクであるにも拘らず、チョコレート表面に対して高い親和性を有することを示している。
表2 印字画像の画像定着性
インク 指との接触 指による擦過 紙との接触
実施例1 ○ ○ ○
実施例2 ○ △ △
実施例3 ◎ ◎ ○
実施例4 ◎ ○ ◎
実施例5 ○ ◎ ○
実施例6 ○ ○ ◎
実施例7 ◎ ◎ ◎
実施例8 ◎ ◎ ◎
比較例1 × × ×
比較例2 × × ×
インク 指との接触 指による擦過 紙との接触
実施例1 ○ ○ ○
実施例2 ○ △ △
実施例3 ◎ ◎ ○
実施例4 ◎ ○ ◎
実施例5 ○ ◎ ○
実施例6 ○ ○ ◎
実施例7 ◎ ◎ ◎
実施例8 ◎ ◎ ◎
比較例1 × × ×
比較例2 × × ×
実施例1乃至実施例8で得られた各インクジェット用インクは前記プリンターシステムを用いたチョコレート表面への直接印刷において、いずれも優れた印字物を与えた。
また表2の結果から明らかなように、実施例2で僅かに画像の乱れと、指による擦過ならびに紙との接触において接触物へのインクの転写が明らかに観察されたものの、画像の定着性においても優れたものであった。
実施例1と3、及び2と4は、それぞれインク中の乳化剤のみが異なる組成であり、それぞれの組合せにおいて、前者はM−100(融点約35℃)、後者はM−200(融点約45℃)を使用したものである。実施例1と3との比較では実施例3の方が、また実施例2と4との比較では実施例4の方が、それぞれ良好な結果を示した。従って使用する乳化剤の融点は、およそ45℃程度である方が、35℃程度であるよりもより好ましいことが判る。
また実施例1と5、2と6、3と7、及び4と8は、それぞれ色素と乳化剤は同一のものを使用し、各組合せの後者にのみ粘度調整剤としてグラニュー糖を加えた組成である。各組合せにおいて比較した場合、いずれの場合でも粘度調整剤を加えた後者、すなわち実施例5、6、7、及び8の結果の方が良好である。従って本発明のインクは粘度調整剤を加えなくとも十分に使用が可能であるが、粘度調整剤を加えた場合には、粘度調整剤を加えない場合と比較して、より一層の画像定着効果を示すことが明らかである。
これに対して室温で液体である乳化剤を使用した各比較例は、判読不能なほどの画像の乱れがあり、また印字物がほぼ完全に接触物に転写されてしまう状態であり、チョコレート印刷には全く不向きであることが判明した。
また表2の結果から明らかなように、実施例2で僅かに画像の乱れと、指による擦過ならびに紙との接触において接触物へのインクの転写が明らかに観察されたものの、画像の定着性においても優れたものであった。
実施例1と3、及び2と4は、それぞれインク中の乳化剤のみが異なる組成であり、それぞれの組合せにおいて、前者はM−100(融点約35℃)、後者はM−200(融点約45℃)を使用したものである。実施例1と3との比較では実施例3の方が、また実施例2と4との比較では実施例4の方が、それぞれ良好な結果を示した。従って使用する乳化剤の融点は、およそ45℃程度である方が、35℃程度であるよりもより好ましいことが判る。
また実施例1と5、2と6、3と7、及び4と8は、それぞれ色素と乳化剤は同一のものを使用し、各組合せの後者にのみ粘度調整剤としてグラニュー糖を加えた組成である。各組合せにおいて比較した場合、いずれの場合でも粘度調整剤を加えた後者、すなわち実施例5、6、7、及び8の結果の方が良好である。従って本発明のインクは粘度調整剤を加えなくとも十分に使用が可能であるが、粘度調整剤を加えた場合には、粘度調整剤を加えない場合と比較して、より一層の画像定着効果を示すことが明らかである。
これに対して室温で液体である乳化剤を使用した各比較例は、判読不能なほどの画像の乱れがあり、また印字物がほぼ完全に接触物に転写されてしまう状態であり、チョコレート印刷には全く不向きであることが判明した。
実質的に食用添加物以外の成分を含有しない本発明のインクジェット用インクは各種インクジェットプリンターに対する適応性が高く、チョコレートに対する濡れ性、親和性に優れているのでこれを用いてチョコレート上に直接印刷した場合、チョコレート表面におけるインク滴の「はじき」などが生じることなく、優れた印字物を与える。更に得られた印字物はチョコレートへの固着性(定着性)が高く、これにより印字物の耐久性に優れるという特徴がある。
Claims (8)
- 少なくとも食用色素、室温で固体の食用乳化剤及び水を含有し、且つ食品添加物以外の添加物を含有しないことを特徴とするチョコレート印刷用インクジェット用インク
- 更に、粘度調整剤を含有する請求項1に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク
- 粘度調整剤が糖類である請求項1又は請求項2に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク
- 糖類がトレハロース、マルトース、マンノース、ソルビトール、ラクチトール、マルチトール、キシリトール、還元麦芽糖、オリゴ糖及びグラニュー糖からなる群から選ばれる一種又は2種以上である請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク
- インクの粘度が2〜30mPa/sである請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インク
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のチョコレート印刷用インクジェット用インクを用いて、チョコレート表面に直接印刷を行うことを特徴とするインクジェット印刷方法
- 被印刷物が表面処理又は前処理が施されていない板状チョコレートである請求項6に記載のインクジェット印刷方法
- 請求項7に記載のインクジェット印刷方法により印刷された、被印刷物であるチョコレート
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JP2007003276A JP2008169293A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | チョコレート印刷用インクジェット用インク及びこれを用いるインクジェット印刷方法 |
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