JP2017110178A - 泡状物に印刷するためのインク、同インクの使用期限管理方法、同インク用インクカートリッジ、同インクを用いるインクジェットプリンタ、同インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバー、コーヒー飲料予約システムならびに画像プリントサービスシステム - Google Patents

泡状物に印刷するためのインク、同インクの使用期限管理方法、同インク用インクカートリッジ、同インクを用いるインクジェットプリンタ、同インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバー、コーヒー飲料予約システムならびに画像プリントサービスシステム Download PDF

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【課題】インクジェットプリンタを用いて飲料等の上面の泡状物にデザインを印刷するためのインクであって、毒性が無く、鮮やか過ぎて毒々しい色でなく、柔和な色彩でデザインを高精度に印刷することができる可食インクを提供する。【解決手段】容器に満たされているカフェラテまたはビールなどの飲料等の表面に生成されている泡状物にインクジェットプリンタにより所定のデザインを印刷するための可食インクは、可食性天然色素を含有し、粘度が5.6〜12mPa・sである。【選択図】図9

Description

本発明は、泡状物に印刷するためのインク、同インクの使用期限管理方法、同インク用インクカートリッジ、同インクを用いるインクジェットプリンタおよび同インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバー、コーヒー飲料予約システムならびに画像プリントサービスシステムに関するものであり、とくに主として飲料等の上面の泡またはその類似物(泡状物)の表面に印刷するためのものに関する。
コーヒー飲料の1種類に、カップ等の容器に淹出したコーヒー飲料の上面にスチームミルク(蒸気で泡立てたミルク)を載せたカフェラテ(Caffe Latte)というものがある。スチームミルクの泡(の集合体)は白色であるため、その泡にピッチャーの注ぎ口からコーヒー液体などを注いで文字や模様等のデザインを描くアート(ラテアート)が近年人気を呼び、これを専門に行うバリスタも存在する。
しかし、従来のラテアートは、容器に充填されたコーヒーの泡の上面に人がピッチャーを手で持ってデザインを描くので、1つのカフェラテに描き終わるまでに時間がかかるため、多くの需要に応えきれない。また、手作業であるため、描画精度には自ずと限界があり、デザインはハートマーク、星形、花の輪郭、幾何学的模様または雲形模様などの比較的単純な形のものである。
これに対して、コーヒーサーバーで容器に淹出されたカフェラテに、インクジェットプリンタを用いてデザインを印刷するラテアートが提案されている(特許文献1,2)。インクジェットプリンタを用いるラテアートは、手作業によるラテアートと異なり、任意の画像データを選択して短時間にデザイン(画像)を精度の制限を受けずに印刷することができる特長を有する。
特表2010−508562号公報 特表2014−502751号公報
しかしながら、従来のラテアート用インクジェットプリンタは、飲み物であるカフェラテに印刷するので、使用されるインクは可食インクでなければならないが、従来使用されている可食インクは、人工着色料を含む合成インクである。そして、その可食性合成インクは、インクジェットプリンタで伝統的に使用されている非可食インクと同じ粘度、たとえば2.9〜5.5mPa・s(ミリパスカルセンチポアズ)を有するものである(特許文献1参照)。そのため、次のような問題があった。
まず、合成インクにはタール系色素が用いられることが多いが、タール系色素は発ガン性などの毒性を有することが指摘されているので、ラテアートを施されたカフェラテは、これを飲むと健康が害されるのではと懸念され、敬遠される傾向がある。
また、合成インクは彩度が高いので、飲み物であるカフェラテに印刷されたデザインの色が鮮やか過ぎて毒々しく見えるため、注文者はそのカフェラテを飲む意欲が削がれ、あるいは、飲むことに抵抗感を覚える。合成着色剤の毒性および過度な色彩を避けるため、適切な可食色素としてカラメルなどの天然着色剤を用いることが、特許文献1に記載されている。
また、従来使用されている可食性合成インクは粘度が比較的低いため、インクジェットプリンタのノズルから噴射されたインクがスチームミルクの泡の表面張力の影響を受けて泡の表面に定着せずに流れる傾向がある。そのため、印刷された画像がカフェラテの表面に滲み、次第に鮮明さが失われる。したがつて、たとえば、顔写真のデザインなどを印刷しても、ボケてしまうため、注文者が満足できるラテアートを制作することができなかった。
インクジェットプリンタには、インクを印刷ヘッドに供給する手段として、インクをインクボトルに注入し、そのインクボトルからチューブを介して印刷ヘッドに供給するもの(インクボトル方式)と、インクをインクカートリッジに封入し、インクカートリッジから直接印刷ヘッドに供給するもの(インクカートリッジ方式)がある。
インクボトル方式は、消耗品である専用のインクカートリッジを用いず、インクボトルを繰り返し使用できるので、印刷コストが安い利点を有する。しかし、インクが可食インクである場合は、可食インクをインクボトルに注入する際に可食インクが空気に触れるため、可食インクが菌などで汚染されたり、劣化したりして、被印刷物の衛生面に悪影響を与える虞がある。そのため、インクボトル方式の場合の可食インクの使用期間(寿命)は3〜4か月程度である。
インクカートリッジ方式は、インクが密封されるので、インクが可食インクである場合(可食インク用インクカートリッジは、本願出願時には未知である。)は、空気接触による汚染がほとんど無く、可食インクの品質は安定しているため、可食インクの寿命は6か月以上に延びると考えられる。しかし、可食インクが天然色素を含む場合は、使用期間の経過による品質の低下を完全には避けられない。
一般的に、使用期限の徒過を防止するためには、プリンタのオペレータがインクカートリッジをプリンタに装填した装填日をメモ用紙などに記録して保管し、時々カレンダーを見て、装填日からの経過日数が使用期限に接近したか否かを監視する。したがって、期限の徒過を見過ごしてしまうことはあり得ることであるから、可食性天然色素を含むインクを封入したインクカートリッジを用いて飲食物に印刷するプリンタにおいては、インクの使用期限の徒過を確実に防止することが求められる。
本発明は、上記の課題を解消するために成されたものである。すなわち、本発明の目的(第1目的)は、インクジェットプリンタを用いて飲料等の上面の泡状物の表面にデザインを印刷するためのインクであって、毒性が無く、鮮やか過ぎて毒々しい色でなく、柔和な色彩でデザインを高精度に印刷することができる可食インクを提供することにある。
本発明の他の目的(第2目的)は、飲料等の上面の泡状物の表面にデザインを印刷するインクジェットプリンタにおいて、上記可食インクの使用期限を自動的に管理できるインク使用期限管理方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的(第3目的)は、上記インク使用期限管理方法を使用するために好適なインクカートリッジを提供することにある。
本発明のさらに他の目的(第4目的)は、飲料等の上面の泡状物の表面に、鮮やか過ぎて毒々しい色でなく、柔和な色彩を有するラテアートを鮮明に印刷することができるインクジェットプリンタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的(第5目的)は、カフェラテの淹出から、淹出されたカフェラテの上面の泡の表面に対する柔和な色彩を有するデザインの鮮明な印刷(ラテアート)までを一貫して行うことができるインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーを提供することにある。
本発明のさらに他の目的(第6目的)は、客が選択した画像が泡の表面に鮮明に印刷されたカフェラテの淹出を店舗に予約することができるコーヒー飲料予約システムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的(第7目的)は、近年普及しているスマートフォン等の携帯端末から印刷を望む画像を店舗に送り、その画像を印刷した商品を受け取れるようにした画像プリントサービスシステムを提供することにある。
第1目的を達成する本発明に係る可食インクは、容器に満たされているカフェラテまたはビールなどの飲料等の表面に生成されている泡状物にインクジェットプリンタにより所定のデザインを印刷するための可食インクであって、可食性天然色素を含有し、粘度が5.6〜12mPa・sであることを特徴とする。
可食性天然色素には、たとえば、クチナシ赤色素、ベニコウジ赤色素、ベニバナ黄色素、クチナシ青色素等を用いることができる。上記可食インクの表面張力は28.0〜34.0mN/mが好適である。さらに、上記可食インクのpHは6.9〜7.7の範囲が好ましい。
第2目的を達成する本発明に係るインク使用期限管理方法の一つは、上記可食インクを充填したインクカートリッジをインクジェットプリンタに装着した時、経過日数の計数を開始し、その計数された経過日数がその可食インクの使用期限(使用可能期間の満了日)に接近したか否かを判断し、接近したと判断した時は、その旨を報知することを基本とする。
上記インク使用期限管理方法を具体的に実現する方法は、インクジェットプリンタにインクカートリッジの装着を検知する検知器を設け、その検知器からの検知信号に基づいて、演算制御部(CPU)がインクジェットプリンタのカレンダーより装着日を読み取るとともに、メモリから可食インクについて設定されている使用期限(使用可能期間)を読み出して、経過日数計数手段が計数した経過日数と可食インクの使用可能期間とを判定手段により比較し、前者が後者に所定値以内に接近したと判定手段が判定した時に出力する信号に基づいて、報知手段により報知することである。
このインク使用期限管理方法を使用するプリンタは、天然色素を含む可食インクを封入したインクカートリッジを用いて、容器に満たされた、上面に泡状物を有する飲料等に所定のデザインを印刷するインクジェットプリンタにおいて、(a)プリンタにインクカートリッジが装着されたときに、その装着を検知して、装着日(または装着日時)を自動的に記録する手段と、(b)その装着日(または装着日時)からの経過日数(また経過時間)を計測する手段と、(c)そのプリンタに装着されたインクカートリッジに充填されている可食インクの使用期限(または寿命)を予め記憶している手段と、(d)そのプリンタに装着されたインクカートリッジについて計測された経過日数をそのインクカートリッジについて記憶されている使用期限(または寿命)と比較し、使用期限(または寿命)が接近しているか否かを判定する手段と、(e) 判定する手段が使用期限(または寿命)が接近していると判定したとき、使用期限(または寿命)が接近していることを報知する手段とを備えていることを特徴とする。
第2目的を達成する本発明に係るインク使用期限管理方法の他の一つは、読取手段によりインクカートリッジの記録から可食インクの使用期限を読み取り、判定手段によりその読み取った使用期限をインクジェットプリンタのカレンダーと比較し、当日が使用期限の所定値以内に接近したと判定した時に、報知手段により報知することである。
(a)このインク使用期限管理方法を実現する第1の方法は、インクカートリッジに可食インクの使用期限を表すバーコードを印刷し、インクジェットプリンタのインクカートリッジ装着部にバーコードリーダーを設け、インクカートリッジがインクカートリッジ装着部に装着された時にそのインクカートリッジのバーコードを読み取り、その読み取った使用期限をインクジェットプリンタのカレンダーと判定手段により比較し、当日が使用期限の所定値以内に接近したと判定手段が判定した時に出力する信号に基づいて、報知手段により報知することである。
(b)上記インク使用期限管理方法を実現する第2の方法は、インクカートリッジに可食インクの使用期限を意味する信号を発信するICチップまたはRFIDタグを貼り付けるとともに、インクジェットプリンタにインクカートリッジのICチップまたはRFIDタグとの間で接触もしくは非接触又は無線で通信する超小型通信機を備えて、インクカートリッジをインクジェットプリンタのインクカートリッジ装着部に装着した時、ICチップまたはRFIDタグから受信する可食インクの使用期限をインクジェットプリンタのカレンダーと判定手段により比較し、当日が使用期限の所定値以内に接近したと判定手段が判定した時に出力する信号に基づいて、報知手段により報知することである。
第3目的を達成する本発明に係るインクカートリッジの一つの形態は、カートリッジ本体の外面の所定位置にそのインクカートリッジに充填されるインクの使用期限(寿命)を表すバーコードを印刷したラベルを貼付したことを特徴とする。そして、このインクカートリッジを用いるインクジェットプリンタには、インクカートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジのバーコードを読み取るバーコードリーダーが備えられる。
第3目的を達成する本発明に係るインクカートリッジの他の形態は、カートリッジ本体の外面の所定位置に可食インクの使用期限を意味する情報を発信するICチップまたはRFIDタグを貼り付けたことを特徴とする。そして、このインクカートリッジを用いるインクジェットプリンタには、インクカートリッジのICチップから接触もしくは非接触で情報を受信する受信器、またはインクカートリッジのRFIDタグとの間で無線通信する受信器が備えられる。
上記第4目的を達成するため、本発明に係るプリンタは、容器に満たされたカフェラテのスチームミルク等の泡状物の表面に画像データに基づいてノズルから可食インクを噴射してデザインを印刷するラテアート等を行うインクジェットプリンタであって、前記容器を交換可能に載せるための固定された載置台と、その載置台に対して主走査方向及び副走査方向に移動される、前記ノズルを備えた印刷ヘッドとを有し、そのノズルから噴射される前記可食インクは粘度が5.6〜12の可食性天然色素を含むことを特徴とする。このインクジェットプリンタの場合は、インクジェットプリンタから独立したコーヒーサーバーにおいてカフェラテ等を注がれた容器をインクジェットプリンタの載置台に載せた後、プリンタの印刷が開始させる。
本発明の他の形態のプリンタは、容器に満たされているカフェラテまたはビールなどの表面に生成されている泡状物に可食インクで所定のデザインを印刷するためのインクジェットプリンタであって、前記容器を載置する載置台と、載置台に載置される容器よりも高い位置に設けられた印刷ヘッドと、載置台と印刷ヘッドの少なくとも一方を印刷ヘッドによる前記容器に対する印刷位置と非印刷位置とに相対的に移動させる移動機構と、前記印刷ヘッドに可食インクを供給するインク供給部と、前記印刷ヘッドにより印刷されるデザインのデータを記憶するデザインデータ記憶部と、後記制御装置を介してデザインデータ記憶部に記憶されているデザインを選択し、かつ印刷開始指令を入力するための入力部とを有し、前記インク供給部は天然可食性色素を含有し、粘度が5.6〜12mPa・sである可食インクを封入したインクカートリッジを用いるものであり、前記制御装置は、入力部からのデザインを選択する信号と印刷開始指令信号の入力に基づいて、前記移動機構を制御し、前記載置台に載置された容器内に生成されている泡に対して前記選択されたデザインを前記インクカートリッジの可食インクを用いて前記印刷ヘッドにより印刷するものであることを特徴とする。
前記デザインデータ記憶部は、(ア)接続されたデジタルカメラから取り込んだ画像データを記憶するもの、(イ)UBSメモリから読み取った画像データを記憶するもの、(ウ)スマートホンなどから電気通信回線を経て送信されてきた画像データを記憶するもの、(エ)インターネットを介してダウンロードされた画像データを記憶するもの、のいずれであってもよい。デザインデータ記憶部が上記(ウ)または(エ)である場合は、そのインクジェットプリンタには、スマートホンまたはサーバーなどから画像データを受信するための通信機が備えられる。
上記第5目的を達成するため、本発明に係るインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーは、カップ等の容器にカフェラテを淹出し、そのカフェラテの上面にスチームミルクの泡を生成するコーヒーサーバーにインクジェットプリンタを合体したものであって、容器を載せるための載置台を有し、コーヒーサーバーは、載置台が所定の位置に存する時にその載置台に載せてある容器にカフェラテを淹出するものであり、インクジェットプリンタは、載置台に載置される容器よりも高い位置に設けられた印刷ヘッドと、印刷ヘッドに可食インクを供給するインク供給部と、印刷ヘッドにより印刷されるデザインのデータを記憶するデザインデータ記憶部と、後記制御装置を介してデザインデータ記憶部に記憶されているデザインを選択し、かつ印刷開始指令を入力するための入力部とを有し、インク供給部は天然可食性色素を含有し、粘度が5.6〜12mPa・sである可食インクを封入したインクカートリッジを用いるものであり、載置台をその載置台に対する容器の載置及び取り出しが可能な第1位置と、載置台に載せてある容器がコーヒーサーバーの淹出口の下方に位置する第2位置と、載置台に載せてある容器が印刷ヘッドの下方に位置する第3位置との間を移動させる載置台移動機構を有し、前記制御装置は、入力部からのデザインを選択する信号と淹出開始指令信号の入力に基づいて、載置台移動機構を制御し、載置台に載置された容器内に生成されている泡に対して選択されたデザインをインクカートリッジの可食インクを用いて印刷ヘッドにより印刷するものであることを特徴とする。
載置台移動機構は、始動信号が入力されたことに基づき載置台を第1位置から第2位置に移動し、コーヒーサーバーがカフェラテの淹出動作を終わった時に出力する淹出終了信号に基づき載置台を第2位置から第3位置に移動し、インクジェットプリンタが容器に対する印刷を終わった時に出力する印刷終了信号に基づき載置台を第3位置から第1位置に移動する水平移動機構を有することを特徴とする。
前記載置台移動機構は、載置台が第3位置に到達する前にその載置台に載せてある容器の開口面の高さが、インクジェットプリンタの印刷ヘッドの下面との間に所定のギャップを確保するように載置台の高さを調整するための垂直移動機構を含むことを特徴とする。
上記のような構成により、コーヒーサーバーの第1位置にある載置台に空の容器を載せた後、淹出開始指令信号を入力すると、載置台が自動的に移動され、第2位置におけるカフェラテの淹出から第3位置におけるインクジェットプリンタによるカフェラテのスチームミルクの泡の表面に対する画像形成(ラテアート)までが自動的に行なわれ、ラテアートが施されたコーヒー飲料が満たされた容器が当初の第1位置に戻される。
上記第6目的を達成することができる1つ目のコーヒー飲料予約システムは、予約受付機と、その予約受付機から予約データを与えられるインクジェットプリンタと、独立したコーヒーサーバーとを有し、
予約受付機は画像データ取込み先としてデシタルカメラ、SDカード、USBメモリ、携帯端末の少なくとも1つを選択する入力部と、選択された画像データ取込み先から画像データを取込む画像データ取込み部と、取込まれた画像データを用いてその画像を表示する表示部と、表示された画像が意図したものであるとき確認信号を与える入力部と、確認信号に基づき表示されている画像の画像データを記憶する画像データ記憶部と、確認信号に基づき画像データ記憶部に記憶されている画像データをインクジェットプリンタに伝送する伝送部とを有するものであり、
インクジェットプリンタは、コーヒーサーバーによりカフェラテを淹出された容器が印刷ヘッドの下方に置かれた時に、予約受付機から伝送された画像データを用いて、そのカフェラテの泡の表面にデザインを印刷するものであることを特徴とする。
前記画像データ記憶部は、標準デザインが予め記憶されている標準デザイン記憶部と、画像データ取込み先から取込んだ画像データを記憶する個人デザイン記憶部とを含み、画像選択部の操作に応じて標準デザイン記憶部と個人デザイン記憶部の画像データが所定の順序で表示部に表示され、確認信号が入力された時に表示されている画像の画像データがインクジェットプリンタに伝送されるように構成されていることが好ましい。
予約受付機は、携帯端末との間で通信する通信機能を有し、携帯端末との間で通信回線が接続された時は、その携帯端末の識別符号を取得・格納するとともに、予約されるコーヒー飲料の種類の指定および印刷を希望するデザインの指定ならびに指定された予約内容の確認を要求し、かつ、コーヒー飲料の淹出のみ、またはコーヒー飲料の淹出とデザインの印刷を実行するかキャンセルするかの返答を求める予約受付処理を行うものであることが望ましい。また、実行する旨の返答が入力された時は、識別符号、指定されたコーヒー飲料の種類または指定されたコーヒー飲料の種類および指定されたデザインの画像データを含む予約データを作成し、その予約データをインクジェットプリンタに伝送することが好ましい。
上記第6目的を達成することができる2つ目のコーヒー飲料予約システムは、予約受付機と、その予約受付機から予約データを与えられるインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーとを有し、
予約受付機は、画像データ取込み先としてデシタルカメラ、SDカード、USBメモリ、携帯端末の少なくとも1つを選択する入力部と、選択された画像データ取込み先から画像データを取込む画像データ取込み部と、取込まれた画像データを用いてその画像を表示する表示部と、表示された画像が意図したものであるとき確認信号を与える入力部と、確認信号に基づき表示されている画像の画像データを記憶する画像データ記憶部と、確認信号に基づき画像データ記憶部に記憶されている画像データをインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーに伝送する伝送部とを有するものであり、
インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーは、互いに近接して設置されたコーヒーサーバーとインクジェットプリンタとからなり、コーヒーサーバーは、予約受付機からの始動開始信号の入力に基づき自動淹出機構によりコーヒー淹出口の下方に置かれている容器に少なくともカフェラテを淹出し、続いてその容器をコーヒー淹出口の下方からインクジェットプリンタの印刷ヘッドの下方まで移動する容器移動機構を有し、インクジェットプリンタは、印刷ヘッドを用いて、予約受付機より与えられた予約データに基いて、予約されたデザインを容器内のカフェラテの泡の表面に印刷し、その容器を容器移動機構により人が受け取れる位置まで移動するものであることを特徴とする。
載置台移動機構は、容器を載せる載置台を有し、始動信号が入力されたことに基づき載置台を第1位置から第2位置に移動し、コーヒーサーバーがカフェラテの淹出動作を終わった時に出力する淹出終了信号に基づき載置台を第2位置から第3位置に移動し、インクジェットプリンタが容器に対する印刷を終わった時に出力する印刷終了信号に基づき載置台を第3位置から第1位置に移動する水平移動機構を有することを特徴とする。
前記載置台移動機構は、載置台が第3位置に到達する前にその載置台に載せてある容器の開口面の高さが、インクジェットプリンタの印刷ヘッドの下面との間に所定のギャップを確保するように載置台の高さを調整するための垂直移動機構を含むことを特徴とする。
容器移動機構は、容器を載せる載置台を有し、その載置台に対する容器の載置及び取り出しが可能な第1位置と、載置台に載せてある容器がコーヒーサーバーの淹出口の下方に位置する第2位置と、載置台に載せてある容器が印刷ヘッドの下方に位置する第3位置との間を移動させるものである。
上記第7目的を達成することができる1つ目の画像プリントサービスシステムは、(a)店舗に設置される店舗設備と、客が使用する携帯端末とからなり、(b)前記店舗設備は、店員操作用端末と、サーバと、および食品印刷用のインクジェットプリンタとを含み、(c)前記携帯端末は、所定のアプリを用いて印刷対象画像の画像データを前記サーバにアップロードする機能を有し、(d)前記サーバは、前記携帯端末からアップロードされた画像データを格納するとともに、その携帯端末に対して受付番号を付与して、その受付番号を前記携帯端末に通知する機能を有し、(e)前記携帯端末は、前記サーバから通知された受付番号を表示する機能を有し、(f) 前記店員操作用端末は、前記受付番号を入力された時は、前記サーバからその受付番号に対応する画像データを読み出し、その画像を表示する機能を有し、(g)前記店員操作用端末は、表示された画像が客に確認された条件下で、プリント命令が入力された時は、前記表示した画像データを前記インクジェットプリンタに送出する機能を有するものである、ことを特徴とする。
上記第7目的を達成することができる2つ目の画像プリントサービスシステムは、(a)複数の店舗に設置される店舗設備と、客が使用する携帯端末とからなり、(b)前記店舗設備は、いずれの店舗の店舗設備も同一構成であって、インターネット回線に接続されている店員操作用端末と、前記インターネット上に設けられたWEBサーバと、および前記店員操作用端末または前記WEBサーバに接続された食品印刷用のインクジェットプリンタとを含み、 (c) 前記携帯端末は、印刷対象画像の画像データを前記WEBサーバにアップロードする機能を有し、(d)前記WEBサーバは、前記携帯端末からアップロードされた画像データを格納するとともに、その携帯端末に対して受付番号を付与して、その受付番号を前記画像データをアップロードしてきた前記携帯端末に通知する機能を有し、(e)前記携帯端末は、前記WEBサーバから通知された前記受付番号を表示する機能を有し、(f) 前記店員操作用端末は、前記受付番号を入力された時は、前記WEBサーバから前記受付番号に対応する前記画像データを読み出し、その画像を表示する機能を有し、(g)前記店員操作用端末または前記WEBサーバは、前記店員操作用端末に表示された前記画像が客に確認された条件下で、プリント命令が入力された時は、表示した前記画像の画像データを前記インクジェットプリンタに送出する機能を有するものである、ことを特徴とする。
本発明(請求項1)によれば、インクジェットプリンタにより所定のデザインを印刷するための可食インクは、天然可食性色素を含むものであるので、合成色素と異なり、毒性がなく、コーヒー飲料の泡に形成されるデザインの色彩が柔和であり、看者に安らぎを感じさせる。また、粘度が5.6〜12の天然可食性色素を用いるので、コーヒー飲料の泡の表面に対する色素の定着性が向上するため、泡に形成されるデザイン、たとえば写真などを、滲むことなく、高精度に印刷することができる。
本発明(請求項3,4,6)によれば、使用期限が接近すると報知されるので、インクカートリッジ内の天然可食性色素を含む可食インクの使用期限を自動的に管理することができる。したがって、使用期限の徒過を防止することができる。
本発明(請求項5)によれば、インクカートリッジをインクジェットプリンタに装着すると、インクカートリッジ内の可食インクの使用期限が接近した場合に、自動的に報知される。したがって、使用期限の徒過を防止することができる。
さらに詳しくは、所定のカートリッジをプリンタに装着するだけで、自動的にカートリッジの中の可食インクの使用期限の読み取り、または受信が行われ、かつ、使用期限の接近が表示または報知されるので、その表示または報知に基づき新規のカートリッジに交換されるため、プリンタの運転回数が少なく可食インクの使用量が少ない状態で放置されることにより使用期限が徒過してしまうことが防止される。したがって、泡にデザインが印刷された飲食物の食品衛生管理の信頼度が高まる。
また、プリンタに装着されたカートリッジの使用期限が自動的に管理され、使用期限が接近したときにその旨が表示または報知されるので、プリンタのオペレータは管理の手間がかからず、しかも、不注意による使用期限の徒過を防止することができる。したがって、印刷される飲食物の食品衛生上の問題の発生を防止することができる。
本発明(請求項7,8,9)によれば、他の装置でカフェラテ等を注入した容器をプリンタの載置台に載せて、その容器の中の飲料等の上面の泡状物に精細、鮮明なデザインを印刷することができるプリンタの提供が可能である。本発明に係るインクジェットプリンタは、可食性天然色素を含み、粘度が6〜12mPa・sである可食インクを封入したインクカートリッジを用いて、印刷ヘッドから容器に満たされた飲料等の上面に存在する泡状物に可食インクを噴射して所定のデザインを印刷するので、毒性がなく、柔和な色彩の高精度なデザインを有するラテアートを制作することができる。
本発明(請求項8)によれば、コーヒーサーバーにおいて、コーヒーの淹出からデザインの印刷までが一貫して行われるから、注文受付から商品提供までの時間が短く、大きい需要に応えることができるとともに、印刷されるデザインが鮮明であるので、客は満足すること必定である。
本発明(請求項17)によれば、店舗内でWiFi環境の中で携帯端末から自分が選んだ画像を送信して、その店舗でその画像が印刷された商品、たとえば、ラテアート付きカフェラテを受け取ることができるから、商品受け取りが楽しくなる。
本発明(請求項18)によれば、同じシステムを導入している店舗である限り、自分が選んだ画像が印刷された商品を、画像送信先の店舗で受け取ることも、画像送信先の店舗以外の店舗で受け取ることも可能であるので、商品受け取り地に自由性が加わる。
本発明の実施の形態に係るインク管理方法を使用するインクジェットプリンタの主要構成を示す図である。 ラテアートを印刷するインクジェットプリンタの構成の一例を示す側面図である。 インクジェットプリンタの載置台移動機構の一例を示す図である。 独立したコーヒーサーバーとラテアートを印刷するインクジェットプリンタの配置状態の一例を示す図である。 図4のインクジェットプリンタの載置台移動機構の作用を説明するフローチャートである。 図5の印刷ルーチンの詳細を示すフローチャートである。 インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーの載置台移動機構の構成を示す側面図である。 インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーの作用を説明するフローチャートである。 店内予約方式の予約システムの構成の一例を示す図である。 店内予約方式の予約システムの構成の他例を示す図である。 図9および図10における予約受付機の構成を示すブロック図である。 予約受付機で作成される予約データの構成を示す図である。 図11Aの制御部の機能実現手段の構成を示す示すブロック図である。 店外予約受付を行う予約受付機の作用の一部を示すフローチャートである。 店外予約における予約受付機の予約受付処理の動作流れを示すフローチャートである。 店外予約における予約実行処理の動作流れを示すフローチャートである。 本発明において実施可能なコーヒーサーバーの形態を総括的に示す表である。 図15の中のいくつかのコーヒーサーバーの構成要素と配置状態を示す略図である。 独立タイプの画像プリントサービスシステムの構成を示す概念図である。 図17の携帯端末の構成の一例を示すブロック図である。 図17の携帯端末の表示部の表示内容の一例を示す図である。 図17の携帯端末の表示部の表示内容の他例を示す図である。 図17の店舗の店員操作用端末の構成の一例を示すブロック図である。 図17のサーバによるアプリのダウンロードのフローチャートである。 図17のサーバによる画像データアップロードのフローチャートである。 図17のサーバからプリンタへの画像データダウンロードのフローチャートである。 店舗のサーバで作成される注文受付リストの一例を示す図である。 共有タイプの画像プリントサービスシステムの構成を示す概念図である。
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<泡印刷用可食インク>
飲料の泡等に印刷するためのインクに求められることは、まず、飲料に用いるので、可食性インクである必要があること、そして、色彩は彩度があまり高くなく、毒々しく見えないことである。次に、泡に噴射されたインクが泡の表面(球面)を流れずに泡の表面に良く定着することである。それにより、泡に鮮明な高精度なデザインの印刷が可能になる。
本発明者は、これらの要求に応えうるインクを探求した結果、天然可食性色素を含む可食性インクで、粘度が5.0〜12mPa・sのものが、適合可能なインクであることを見出した。それらの可食性天然色素には、クチナシ赤色素、クチナシ青色素、ベニバナ黄色素、ベニコウジ赤色素等がある。
表1〜8に、天然可食性色素を含む可食性インクの組成と試験値の例を色別に示す。各表における可食性天然色素の粘度は、5.4〜8.3mPa・s、表面張力は28.0〜34.0mN/m、pHは6.9〜7.7ある。表1〜4の可食性インクの試験日は2015年8月25日、表5〜8の可食性インクの試験日は2015年11月6日である。
Figure 2017110178
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これらの可食性インクを用いてインクジェットプリンタにより、容器に満たされているカフェラテの表面の泡に任意のデザインを印刷した結果、どの色のインクも、彩度が適度に抑えられた色彩で、しかもデザインの精細な部分も鮮明に印刷することができた。
本発明の実施例に係る天然可食性色素を含む可食性インクを用いてデザインが印刷されたカフェラテと、従来の合成色素を含む可食性インクを用いて同じデザインが印刷されたカフェラテとを比較した結果、後者は濃度(彩度)が高くて毒々しい印象を与え、また、デザインの鮮明度が低いのに対し、前者は濃度(彩度)が抑えられて柔和な印象を与え、デザインの鮮明度が高いことを確認した。
濃度(彩度)が抑えられて柔和な印象を与え、デザインの鮮明度が高い理由は、可食性天然色素の粘度が従来の合成インクの粘度よりも大きいので、この可食性インクの微小バブル(マイクロバブル)が泡の表面に着地したとき、流れずにしっかり定着しているため、すなわち、従来発生していた画像の滲みが発生しないためであると思われる。
可食性天然色素は毒性がないので、この可食性インクを用いて制作されたラテアートを有する飲料に対して嫌悪感が抱かれることがないのは言うまでもない。たとえば、注文したカフェラテに、たとえば、注文者自身、恋人、家族、愛玩動物などの写真や、好きな風景の絵や写真などが優しい色彩で鮮明に印刷されて提供されれば、感動しない者はいないであろう。
<インクカートリッジ>
上記可食性天然色素を含む可食性インクは、空気に触れると接触時間が長いほど、汚染され品質が低下し易い。したがって、この可食性インクには有効期限がある。本発明者は、この天然色素を含む可食性インクの有効期限の管理をインクジェットプリンタにおいて自動的に行う方法を以下に提案する。
[第1の提案]
インクジェットプリンタにはインクカートリッジを装着したことを検知する検知器が設けられる。その検知器が装着検知信号を出力した時は、インクジェットプリンタの演算制御部(CPU)の経過日数計数手段が経過日数の計数を開始する。そして、演算制御部の判定手段がその計数された経過日数が記憶部に記憶されているそのインクカートリッジの可食インクについて設定されている使用期限(使用可能期間)比較し、経過日数が使用期限から所定値以内に接近したか否かを判定する。判定手段が所定値以内に接近したと判定した時の出力信号に基づいて、演算制御部はインクジェットプリンタに設けた報知手段、たとえば、発光器、スピーカ、ディスプレイ等に駆動信号を与えて、その報知手段を動作させるように構成されている。
こうして、可食インクを充填したインクカートリッジをインクジェットプリンタに装着した時、経過日数の計数を開始し、その経過日数がその可食インクの使用期限(使用可能期間の満了日)に接近した時は、その旨を報知するものである。
この第1のインク管理方法を使用するプリンタは、天然可食性色素を含む可食インクを封入したインクカートリッジを用いて、容器に満たされた、上面に泡を有する飲食物に所定のデザインを印刷するインクジェットプリンタにおいて、図1に示すように、(a)プリンタにインクカートリッジが装着されたときに、その装着を検知して、装着日(または装着日時)を自動的に記録する手段と、(b)その装着日(または装着日時)からの経過日数(また経過時間)を計測する手段と、(c)そのプリンタに装着されたインクカートリッジに充填されている可食インクの使用期限(または寿命)を予め記憶している手段と、(d)そのプリンタに装着されたインクカートリッジについて計測された経過日数をそのインクカートリッジについて記憶されている使用期限(または寿命)と比較し、使用期限(または寿命)が接近しているか否かを判定する手段と、(e)判定する手段が使用期限(または寿命)が接近していると判定したとき、使用期限(または寿命)が接近していることを報知する手段とを備えていることを特徴とする。
[第2の提案]
第2の目的を達成する本発明に係るインク管理方法の第2の提案は、読取手段によりインクカートリッジに記録されている可食インクの使用期限を読み取り、その読み取った使用期限を判定手段によりインクジェットプリンタのカレンダーと比較し、当日が使用期限の所定値以内に接近したと判定した時に、報知手段により報知することである。
(i)このインク管理方法を実現する第1の方法は、インクカートリッジに可食インクの使用期限を記録したバーコードを印刷し、インクジェットプリンタのインクカートリッジ装着部にバーコードリーダーを設け、インクカートリッジがインクカートリッジ装着部に装着された時にそのインクカートリッジのバーコードを読み取り、その読み取った使用期限を判定手段によりインクジェットプリンタのカレンダーと比較し、当日が使用期限の所定値以内に接近したと判定手段が判定した時に出力する信号に基づいて、報知手段により報知することである。
(ii)上記インク管理方法を実現する第2の方法は、インクカートリッジに可食インクの使用期限を意味する信号を発信するICチップまたはRFIDタグを貼り付けるとともに、インクジェットプリンタにインクカートリッジのICチップまたはRFIDタグとの間で接触もしくは非接触又は無線で通信する受信器を備えて、インクカートリッジをインクジェットプリンタのインクカートリッジ装着部に装着した時、ICチップまたはRFIDタグから受信する可食インクの使用期限を判定手段によりインクジェットプリンタのカレンダーと比較し、当日が使用期限の所定値以内に接近したと判定した時に出力する信号に基づいて、報知手段により報知することである。
第3の目的を達成する本発明に係るインクカートリッジの一形態は、カートリッジ本体の外面の所定位置に可食インクの使用期限を意味する情報を発信するICチップまたはRFIDタグを貼り付けたことを特徴とする。そして、このインクカートリッジを用いるインクジェットプリンタには、インクカートリッジのICチップから接触もしくは非接触で情報を受信する受信器、またはインクカートリッジのRFIDタグとの間で無線通信する受信器が備えられる。
<インクジェットプリンタ>
続いて、上記天然可食性色素を含む可食インクを封入したインクカートリッジを用いて、容器に満たされた、上面に泡を有する飲料に所定のデザインを印刷するインクジェットプリンタについて、詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンタ(以下、プリンタという。)の構成を示すブロック図である。このプリンタPRは、操作部1と、表示部2と、記憶部3と、画像データ入力部4と、印刷部5と、上記操作部1および画像データ入力部4からの入力に基づいて所定の処理を行い、表示部2、記憶部3および印刷部5に対して所定の制御を行なうCPUで構成された演算制御部6と、ならびに飲料を収容するカップなどの容器Cを載せ、その容器Cを印刷部5による印刷を行わない位置(第1位置P1)と、印刷部5による印刷を行う位置(第2位置P2)との間を移動させる載置台移動機構7とを有する。
操作部1と表示部2は、プリンタPRの筺体の正面側など、操作および視認が可能な位置に設けられる。操作部1と表示部2は、共通の面上のタッチパネルと表示パネルで構成されている。印刷部5は、印刷ヘッド51と、印刷ヘッド51の各ノズルにインクを供給するインク供給部52と、演算制御部6から与えられる印刷データに基づいて印字ヘッド51の各ノズルの開閉を制御する印刷ドライバ53とを含む。インク供給部52は、ブラック、マゼンタ、シアンおよびイエローの4色分の上記天然可食性色素を含む可食インクを封入したインクカートリッジを有し、印刷ヘッド51の各ノズルに供給する。
載置台移動機構7は、図3に示すように、容器Cを載せる載置台71を印刷ヘッド51の下方を所定の範囲で水平方向に移動させる水平移動機構72と、載置台71を所定の範囲で垂直方向に移動させる垂直移動機構73とを有する。水平移動機構72は、たとえば、ピニオン・ラックとラックに結合されたレールと、ピ二オンを正逆回転させるモータ等で構成することができる。垂直移動機構73は、たとえば、パンタグラフと、これを昇降させるボールねじと、ボールネジを正逆回転させるモータ等で構成することができる。そして、垂直移動機構73には、載置台71に載せられた容器の上面を印刷ヘッド51の下面との間に所定の印字ギャップGを確保するための高さ調整手段74が付加されている。
この高さ調整手段74は、載置台71がその上に容器の載置または除去が可能な位置、すなわち、第1位置にあるとき、載置台移動路の片側または両側に容器の高さを検知するたとえば光学式のセンサを有する。そのセンサは、印刷ヘッド51の下面よりも印字ギャップと等しい距離、たとえば1〜2mm程度下げた地点を通る水平面に沿って載置台移動路に直角な方向にビームを発光し、受光するものである。そして、高さ調整手段74は、操作部1から上昇指令が入力された時は、垂直移動機構73を駆動して最低位置に保持されている載置台71を上昇させ、その載置台71に載せてある容器によりセンサのビームが遮光された時に、その上昇を止めるように作用する。また、操作部1から下降指令が入力された時は、垂直移動機構73を駆動して上昇位置にある載置台71を最低位置まで下降させる。
上記構成による使用時のプリンタPRの作用を図4および図5を参照しながら以下に説明する。
初期状態においては、水平移動機構72は載置台71を第1位置に保持し、垂直移動機構73は載置台71を下降位置に保持している。図4に例示するように、付近に設置されているコーヒーサーバーCSでカフェラテを淹出された容器CをプリンタPRの載置台71に載せ、操作部1を操作して前進指令を入力する(図5のステップ1においてYのとき。以下、ステップをSで表す。)と、水平移動機構72が駆動され、載置台71を第1位置P1から第2位置P2の方向に水平移動(前進)させる(S2)。そして、所定の高さ調整位置まで到達すると(S3においてYのとき)、前進が停止され(S4)、引き続き、高さ調整手段74が垂直移動機構73の制御を開始して載置台71の高さを調整する(S5)。すなわち、最低位置にある載置台71を載置台71に載せてある容器によりセンサのビームが遮断され始めるまで上昇させる。所定の高さまで上昇された載置台71は、引き続き水平移動機構72により第2位置P1まで水平移動される(S6,S7においてYのとき)。
載置台71の高さ調整を、第2位置P2に到達する前に行なうのは、載置台71に載せてある容器Cが第2位置P2まで到達する際に第2位置P2の直上に存在する印刷ヘッド51に衝突することを未然に防止するためである。また、載置台71が第2位置P2に到達したときに、容器Cの開口面に存在する泡の表面と印刷ヘッド51の下面との間に所定の印字ギャップを確保するためでもある。
載置台71が第2位置P2に到達したことが検知されると(載置台7の存在位置は、水平移動機構72のモータに与えられるプラスまたはマイナスのパルス数から検知可能である。)、演算制御部6による印刷ルーチン(R)が実行される。印刷ルーチン(R)の詳細を図6に基づいて説明する。
載置台71が第2位置P2に到達すると、まず、操作部1から印刷要求があるか否かを監視し(S21)、印刷要求があった場合は、印刷すべき画像の選択を求める(S22)。画像の選択枝としては、これに限らないが、たとえば、(a)プリンタPR内のメモリに格納されている画像データ、(b)プリンタPRに接続されているデジタルカメラから取り込まれる画像データ、(c)プリンタPRに装着されるUSBメモリから取り込まれる画像データ、あるいは(d)スマートホンもしくは形態端末から受信する画像データなどが使用可能である。これらの画像データは、(a)〜(d)の種類別に、さらには格納順序に従って、各画像またはその索引項目が表示部2に表示されて、画像の選択が容易にできるようになっている。画像の種類には制限が無く、文字や記号、模様、絵画、写真のいずでもよい。
操作部1からの印刷要求(S21)に続き、表示部2に選択されるべき画像が所定の順序で表示され(S22)、その選択が求められる(S23〜S26)。順序は限定されないが、図5に示す例では、最初にメモリに格納されている画像を選択するか否かの問いが表示部2に表示される(S23)。S23において肯定(Y)を入力すると、一例としてメモリに格納されている画像の索引を表示し、選択し易くする(S28)。何れかが選択されると(S29においてYのとき)、その選択された画像、すなわち、印刷しようとする画像のデータが印刷部5のバッファメモリに格納される(S213)。その選択された画像は、表示部2にもオペレータまたは客の確認のために表示される(S214)。
S23において否定(N)を入力すると、デジタルカメラから画像データを取り込むか否かが問われる(S24)。S24において肯定を入力すると、演算制御部6はプリンタPRに接続されているデジタルカメラから画像データを読み取り(S210)、印刷部5のバッファメモリに格納する(S213)。S24において否定(N) を入力すると、続いて、USBメモリから画像データを取り込むか否かが問われる(S25)。S25において肯定を入力すると、演算制御部6はプリンタPRのUSBメモリスロットに装着されているUSBメモリから画像データを読み取り(S211)、印刷部5のバッファメモリに格納する(S213)。S25において否定(N) を入力すると、続いて、スマートホンから画像データを取り込むか否かが問われる(S26)。S26において肯定を入力すると、接続されたスマートホンから画像データを読み取り(S212)、印刷部5のバッファメモリに格納する(S213)。
ステップS26において否定(N)を入力すると、表示部2にラテアートの印刷要求をキャンセルするか否かが表示される(S27)。一定時間内に操作部1を操作してキャンセルした場合(S27においてYのとき)は、印刷ルーチン(R)の処理が終了する。一定時間内にキャンセルしない場合(S27においてNのとき)は、S21に移行する。
ステップS210,S211,S212においてそれぞれ読取られた画像データが印刷部5のバッファメモリに格納される(S213)と、その画像が表示部2にオペレータまたは客の確認のために表示される(S214)。
画像が表示部2に表示された時点から所定時間内にその表示された画像を確認して、操作部1から確認信号を入力したとき(S215においてYのとき)は、印刷部5がバッファメモリに格納された画像データを用いて主走査方向に移動される印刷ヘッド51により容器Cに満たされている飲料の泡にデザインを印刷する。上記天然可食性色素を含む可食インクを封入したインクカートリッジを用いて印刷するので、上述のように、泡に原画に忠実な、鮮明・高精度の、平穏な色彩を有するデザインが印刷される(S216)。
画像が表示部2に表示された時点から所定時間内に確認信号を入力せず(S215においてN、S217においてNのとき)に、操作部1を操作してキャンセルしたときは、印刷をせずにステップS8に移行する。
ステップS216において飲料の泡に対するデザインの印刷が終了した後は、演算制御部6は操作部1からの後退要求の入力を待ち(S8)、後退要求が入力されると、水平移動機構72により載置台71が第2位置から第1位置に戻される(S9,S10,S11)。したがって、載置台71からラテアートを施されたコーヒー飲料が入った容器Cを受取ることができる。
<プリンタ付きコーヒーサーバー>
図7は、本発明の実施の形態に係るコーヒーサーバーNCSを例示する。このコーヒーサーバーNCSは、従来と同様のコーヒーサーバーCSと上記本発明に係るプリンタPRとを前後または左右に近接して並置し、コーヒーサーバーCSとプリンタPRの下部に、容器をそれらの淹出位置および印刷位置にその並置方向に移動させる載置台移動機構7Aを備えて構成されている。
この載置台移動機構7Aは、上記本発明に係るインクジェットプリンタPRにおける載置台移動機構7とほぼ同様の構成であり、容器Cを載せる載置台71を所定の範囲で水平方向に移動させる水平移動機構72と、載置台71を所定の範囲で垂直方向に移動させる垂直移動機構73とを有し、垂直移動機構73には、載置台71に載せられた容器Cの上面を印刷ヘッド51の下面との間に所定の印字ギャップを確保するための高さ調整手段74が付加されている。しかし、容器Cを載せる載置台をコーヒーサーバーCSの淹出位置および印刷位置のいずれからも離れた、容器Cの載置と除去が可能な第1位置と、コーヒーサーバーCSの淹出位置(第2位置)と、プリンタPRの印刷位置(第3位置)との間を移動させる点で、上記インクジェットプリンタPRにおける載置台移動機構7と異なる。
また、高さ調整手段74は、載置台が水平移動機構72により第1位置P1と第2位置P2を通過するまでは、垂直移動機構73に容器Cを載せた載置台の高さを印字ギャップ確保のための高さまで調整するための制御を行わない。そして、載置台が第2位置P2を通過した後、第3位置P3に達する前に、高さ調整手段74は、垂直移動機構73を駆動して載置台の高さを印字ギャップ確保のための高さまで上昇させる。
好ましい実施の形態においては、図示されていないが、コーヒーサーバーCSの操作部には、コーヒー飲料の種類、例えば、カフェラテとレギュラーを選択するためのボタン、さらにカフェラテを選択した場合にラテアートを希望するときに操作されるボタンが設けられている。すなわち、ラテアートを施したカフェラテを淹出する場合は、カフェラテのボタンとラテアートのボタンを押すことになる。
上記コーヒーサーバーNCSの作用を、カフェラテのボタンが押された場合について図8に基づいて説明する。
初期状態においては、水平移動機構72は載置台71を第1位置P1に保持し、垂直移動機構73は載置台71を下降位置に保持している。操作部1が操作されてカフェラテが要求された時(S31においてYのとき)は、まず、容器Cを載せた載置台1が水平移動機構72により第1位置P1から第2位置P2まで移動される(S32)。次に、コーヒーサーバーCSが既知の淹出技術により容器Cにカフェラテを淹出する(S33)。続いて、淹出終了時から一定時間内にラテアートが要求されたか否かを監視する(S34)。一定時間内にラテアートが要求されなかったとき(S34においてNのとき)は、容器Cを載せた載置台1が水平移動機構72により第2位置P2から第1位置1まで戻される。したがって、客またはオペレータは、載置台1からカフェラテが満たされた容器Cを受取ることができる。
ステップS34においてラテアートが要求されたとき(S34においてYのとき)は、カフェラテが満たされた容器Cを載せた載置台1が水平移動機構72により第2位置P2から第3位置P3方向に移動される(S36)。そして、その載置台1が所定の位置、すなわち、高さ調整位置まで到達したとき(S37においてYのとき)、その移動が停止され(S38)、引き続き、高さ調整手段74が垂直移動機構73を制御して載置台71の高さを調整する(S39)。高さ調整が終わると、所定の高さまで上昇された載置台71は、再び水平移動機構72により第3位置P3まで水平移動される(S310,S311)。載置台71が第3位置P3に到達すると、印刷ルーチン(R)が実行される。
この印刷ルーチン(R)は図5における印刷ルーチン(R)と同じであり、その詳細は図6に示されているものと同じである。したがって、ここでは重複する説明を割愛する。
<コーヒー飲料予約システム>
インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーNCSには、コーヒー飲料の予約を受付ける予約システムを付加することができる。この予約受付は、店舗に来店した客からの予約申込を受付ける店内予約方式と、遠隔地の客のスマートホン等の携帯端末からの予約申込を受付ける店外予約方式とが可能である。また、1台のインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーNCSで、店内予約方式と店外予約方式の両方を採用することも可能である。
[店内予約方式の予約システム]
続いて、店内予約方式の予約システムについて説明する。予約システムを導入する時は、店舗に予約受付機が設置される。
図4に示す例のように、インクジェットプリンタPRがコーヒーサーバーCSから独立している場合は、図9に例示するように、予約受付機RSがインクジェットプリンタPRに電気的に接続され、予約受付機RSにおいて後述されるようにして作成される予約データが、インクジェットプリンタPRに与えられる。予約データをコーヒーサーバーCSにも与えるようにしてもよい。
また、図7に示す例のように、インクジェットプリンタPRとコーヒーサーバーCSが結合されているインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーNCSの場合は、図10に例示するように、予約受付機RSが、インクジェットプリンタPRとコーヒーサーバーCSの双方に電気的に接続され、予約受付機RSにおいて後述されるようにして作成される予約データがコーヒーサーバーCSのみ、またはコーヒーサーバーCSとインクジェットプリンタPRとの双方に与えられる。
以下に、インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーNCSに接続される予約受付機RSの構成例と作用例について、図11A〜図11Cの図面を参照しながら説明する。
店内予約方式に用いられる予約受付機RSは、図11Aに例示するように、制御部82による予約データ作成および伝送部86による予約データの伝送を指示するための入力部81と、各部の制御を司る制御部82と、外部から画像データを取込む画像データ取込み部83と、取込まれた画像データの画像を確認するため、または伝送される予約データの中の画像を確認するために、その画像を表示する表示部84と、インクジェットプリンタPRにより印刷されるデザインの画像データおよび予約データを記憶する記憶部85とを有する。画像データ取込み部83は、画像データ取込み先である画像データ記録媒体としてのデシタルカメラa、SDカードb、USBメモリcあるいはDVDリーダーから既知の技術により画像データを取込むものである。
記憶部85には、一例として、バッファメモリ85aと、標準デザイン記憶部85bと、個人デザイン記憶部85cと、予約データ記憶部85cが含まれている。バッファメモリ85aは、画像データ記録媒体a〜cから取込まれる画像データを一時的に記憶するものである。標準デザイン記憶部85aは、大方の客が印刷内容として好むと思われる複数の画像のデータを標準デザインとして予め記憶している。個人デザイン記憶部85bは、画像データ取込み部83に接続された画像データ記録媒体a〜cから取込まれ、客の確認を得た画像の画像データを記憶するものである。予約データ記憶部85cは、各客の確定された予約内容を表す予約データを記憶するものである。
図11Bに例示するように、予約データDは、たとえば、入力部81から入力された客の予約番号D1、予約された商品の提供日(淹出日)D2、予約された商品の種類D3、その客が指定した標準デザインまたは個人デザインの記憶番地D4の各データで構成される。画像データの記憶番地D4に基づいて標準デザイン記憶部85aまたは個人デザイン記憶部85bから印刷対象である所定の画像データの呼び出しが可能である。
制御部82は、機能実現手段として、図11Cに例示するように、予約データ作成手段82a、画像データ取込み部制御手段82b、表示部制御手段82c、記憶部制御手段82d、予約データ読出手段82eおよび伝送部制御手段82fを有する。
予約受付機RSは、上記構成により次のように予約受付処理と予約実行処理を行う。
[予約受付処理]
(あ)客の予約申込に基づき、入力部81から予約受付開始指令を入力すると、予約データ作成手段82aにより予約番号が自動的に取得され、予約データDの一部(予約番号D1)としてバッファメモリ85aに仮登録される。
(い)次に、客が希望する商品受取日時を入力部81から入力すると、予約データ作成手段82aにより予約データDの一部(商品受取予定日時D2)としてバッファメモリ85aに仮登録される。
(う)次に、予約可能な所定の商品の種類の中から客が希望する商品の種類を選択して入力する。すなわち、たとえばレギュラーコーヒー、エスプレッソ、カフェラテ等のいずれかを指定する。カフェラテが指定された場合は、さらにラテアート無し、またはラテアート有りを指定する。指定された商品の種類は、予約データ作成手段82aにより予約データDの一部(商品種類D3)としてバッファメモリ85aに仮登録される。
(え)客がラテアート有りを指定した場合は、印刷するデザインの選択を客に求める。すなわち、標準デザインと個人デザインのいずれの印刷を希望するかを入力する。
(お)標準デザインを選択する場合は、入力部81から要約データ編集対象の画像として標準デザインを指定し、個人デザインを選択する場合は、入力部81から要約データ編集対象の画像として個人デザインを指定する。
(a1)標準デザインを指定した場合は、標準デザイン記憶部85aから標準デザインを所定の順序で呼び出し、表示部84に表示して、客にその標準デザインの印刷を希望するか否かの決定を求める。客が次の標準デザインを求める度に所定の順序で次の標準デザインを表示部84に表示する。客の決定が入力部81から入力された時は、決定されたその標準デザインの画像データの記憶番地D4が予約データDの一部(D4)としてバッファメモリ85aに仮登録される。
(a2)以上の予約データD(D1〜D4)のすべてがバッファメモリ85aに仮登録されて予約データ編集が終了すると、その予約データD(D1〜D3)および記憶番地D4の画像(標準デザイン)が表示部84に表示される。
(a3)その表示された内容を客が見て、間違いが無いと確認した場合は、入力部81から確認信号を入力すると、その予約データD(D1〜D4)が確定された予約内容として予約データ記憶部85cに格納される。
(b1)デザインの選択プロセスにおいて、客が個人デザインを選択した場合は、客が持参した画像データ記録媒体、すなわち、たとえばデシタルカメラa、SDカードb、USBメモリcあるいはDVDを画像データ取込み部83に接続または装着することを求める。
(b2)画像データ記録媒体が接続または装着されると、制御部82の画像データ取込み部制御手段82bによりその画像データ記録媒体から画像データが読み出され、表示部制御手段82cによりその画像が表示部84に順次表示される。
(b3)表示された画像が客の希望と合致するとき入力部81から確認信号を入力すると、その確認された画像の画像データが予約データDの一部(D4)としてバッファメモリ85aに仮登録される。
(b4)予約データ(D1〜D4)のすべての仮登録により予約データ編集が終了すると、上記(a2)の場合と同様に、その予約データD(D1〜D3)および記憶番地D4の画像(個人デザイン)が表示部84に表示される。
(b5)上記(a3)の場合と同様に、その表示された予約内容を客が見て、間違いが無いと確認した場合は、入力部81から確認信号を入力すると、その予約データDが確定された予約内容として予約データ記憶部85cに格納される。
以上が、店内予約方式における予約受付処理の内容である。
[予約実行処理]
予約受付機RSの予約実行処理は、予約した客が店舗に来て、予約した商品の提供を求めたときに行なわれる。すなわち、客が、または店員が客の予約番号を予約受付機RSの入力部81から入力すると、予約受付機RSの予約データ読出手段82eが予約データ記憶部85cからその予約番号に対応して記憶している予約データを読み出し、表示部84に表示する。その予約番号を有する客がその表示内容に間違いがないと確認したときは、入力部81から確認信号を入力すると、予約データ記憶部85cから読み出された予約データDが予約受付機RSの伝送部制御手段82fによりインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーNCSに伝送される。
インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーNCSの制御部は、予約受付機RSから受信した予約データDに画像データの記憶番地D4が含まれていないとき(すなわち、予約内容がコーヒー飲料のみである場合)は、その予約データDをコーヒーサーバーCSのみに与える。これに対して、予約受付機RSから受信した予約データDに画像データの記憶番地D4が含まれているとき(すなわち、予約内容がコーヒー飲料とラテアートある場合)は、その予約データDをコーヒーサーバーCSとインクジェットプリンタPRの双方に与える。
コーヒーサーバーCSは、与えられた予約データDに含まれる商品種類データに応じて、予約された種類のコーヒー飲料を既述されたようにして、容器Cに淹出する。また、インクジェットプリンタPRは、与えられた予約データDに含まれる画像データに応じて予約された画像をその容器Cのカフェラテの泡に印刷する。
そして、予約内容がコーヒー飲料のみである場合は、コーヒーサーバーCSの載置台71に載せられた容器Cは、載置台移動機構7により第1位置P1から第2位置P2まで移動され、コーヒーサーバーCSによる予約された種類のコーヒー飲料淹出が終わった後は、再び第1位置P1に戻される。
これに対して、予約内容がコーヒー飲料とラテアートある場合は、載置台71に載せられた容器Cは、第1位置P1から第2位置P2まで移動され、コーヒーサーバーCSによる予約されたカフェラテの淹出が終わった後は、さらに第3位置まで移動され、そこで、インクジェットプリンタPRによりそのカフェラテの上面の泡に、予約データDに含まれる画像データ記憶番地D4から読み出された画像データを用いて所定のデザインが印刷される。そして、印刷が終わると、ラテアートが施された容器Cが載置台移動機構7により再び第1位置P1に戻される。
[店外予約方式の予約システム]
店外予約方式の予約システムにおいては、図10の予約受付機RSに、客が携帯端末を用いて予約ができるように、図11Aの画像データ取込部83に代えて、携帯端末との間で通信するための通信機(図示省略)が備えられる。この通信機が備えられた予約受付機RSにおける予約受付処理について、図12を参照しながら説明する。
[予約受付処理]
図10の予約受付機RSを起動させると、まず、任意の携帯端末から着信するのを待機する(S41)。着信したとき(S41においてYのとき)は、制御部82で構成される応答制御手段が記憶部85に予め登録されている文章を呼び出して、発信者の携帯端末に一例として『未予約の方は「1」を押してください、既予約のは「9」を押してください』の音声を送るか、または文字を送る(S42)。これに続いて、「1」が押された場合(S43においてYのとき)は、予約受付機RSは予約受付処理を行う(S44)。
図13は、予約受付処理の一例を示す。以下、これを説明する。「1」を押した発信者に対しては予約番号を付与する(S441)。次に、その発信者に来店予定日時の送信を要求し(S442)、続けて、商品の種類の指定を要求する(S443)。来店予定日時が送信されてきた時は、その日時がバッファメモリに格納される。S444では、商品種類指定要求に対する商品種類が指定されてきたか否かを待機し、一定時間経過しても指定されない場合(S445においてYの場合)は、通信回線を切断(S446)して予約受付処理を終了する。ステップS444において商品種類が指定された場合は、その指定された商品の種類は、カフェラテ以外か、カフェラテかを識別する(S447)。
指定された商品の種類がカフェラテ以外である場合は、ステップS441,S442,S443により得られたデータ、すなわち、予約番号D1、来店予定時刻D2および商品種類D3のデータで予約データDを作成し(S448)、その予約データを予約受付機RSの予約データ記憶部85dに格納して(S449)、予約受付処理を終了する。
ステップS447において、指定された商品の種類がカフェラテである場合は、引き続き、ラテアートを希望するか否かを発信者に尋ねる(S4410)。ラテアートが希望されない場合(S4410においてNの場合)は、S448およびS449に移行して、予約データの作成と予約データ記憶部85dへの格納をして、予約受付処理を終了する。この場合の予約データDも、商品種類がカフェラテ以外の場合と同様に、予約番号D1、来店予定時刻D2および商品種類D3のデータで構成される。
ステップS4410においてラテアートが希望された場合は、印刷したい画像の画像データを送信することを要求する(S4411)。所定時間内に画像データが送信されてこない場合(S4413においてYの場合)は、ステップS47に移行し、通信回線を切断して予約受付処理を終了する。
これに対して、所定時間内に画像データが送信されてきた場合(S4412においてYの場合)は、予約データDを作成し(S4415)、その予約データを予約受付機RSの予約データ記憶部85dに格納して(S4416)、予約受付処理を終了する。
ラテアートが希望された場合に作成される予約データDは、商品の種類がカフェラテ以外である場合および商品の種類がカフェラテであってもラテアートが希望されない場合の予約データDとは、予約番号D1、来店予定時刻D2および商品種類D3のほかに、画像データD4が加わっている点が異なる。
[予約実行処理]
図12のステップS43において「1」が押されない場合は、「9」が押されることを待機する(S45)。「9」が押されたとき(S45においてYのとき)は、予約受付機RSは予約実行処理を行う(S46)。しかし、S45において一定時間内に「9」が押されなかったとき(S47においてYのとき)は、通信していた携帯端末との通信回線を切断し(S48)、ステップS41に戻る。
予約受付機RSのステップS46における予約実行処理は、図14に示すように、次のように行われる。すなわち、来店した予約者の携帯端末にたとえば『予約番号を入力してください』の音声又は文字を送信して、予約番号の入力を求める(S461)。所定時間内に予約番号の入力されない場合(S461においてN、S462においてYの場合)は、たとえば『予約が確認できませんでした』の音声又は文字を送信し(S464)、通信していた携帯端末との通信回線を切断し(S465)、ステップS41に戻る。
これに対して、S462においてYの場合は、その予約番号に基づいて予約データ記憶部85dから予約データを呼び出し(S466)、その予約データの解析を行う。すなわち、その予約データの中に商品種類としてラテアート付きカフェラテが含まれているか否かをチェックする(S467)。
予約データの中にラテアート付きカフェラテが含まれていない場合(S467においてNのとき)は、予約受付機RSの伝送部制御手段82fによりその予約データをコーヒーサーバーCSのみに伝送する。そして、通信中の携帯端末に対して、たとえば『ただ今、ご注文のコーヒーを淹れています。少しお待ちください』の音声又は文字を送信して(S464)、予約実行処理を終了する。
S467において予約データの中にラテアート付きカフェラテが含まれている場合(S467においてYのとき)は、予約受付機RSの伝送部制御手段82fによりその予約データをコーヒーサーバーCSとインクジェットプリンタPRの双方に伝送する。そして、通信中の携帯端末に対して、たとえば『ただ今、ご注文のコーヒーを淹れています。少しお待ちください』の音声又は文字を送信して(S464)、予約実行処理を終了する。
ラテアート印刷が可能なコーヒーサーバーの実施可能な形態を一つの表に総括的に示すと、図15に示すとおりである。すなわち、来店者用(T1)と予約者用(T2)に大別することができる。
来店者用(T1)は、標準デザインのみ印刷するもの(T11)、個人デザインのみを印刷するもの(T12)、および標準デザインと個人デザインの両方を印刷するもの(T13)が可能である。そして、これら3形態には、さらに図16に示すように、コーヒーサーバーがインクジェットプリンタから独立した独立型(A1,B1)と、コーヒーサーバーがインクジェットプリンタに結合された結合型(A2,B2)が可能である。標準デザインと個人デザインの両方を印刷するもの(T13)も、図15に示されているように独立型(A1,B1)と結合型(A2,B2)が可能であるが、図16には図示を省略してある。
他方、予約者用(T2)は、さらに店内予約用(T21)と、店外予約用(T22)とに分けることができる。店内予約用(T21)にも、標準デザインのみ印刷するもの(T211)、個人デザインのみを印刷するもの(T212)、および標準デザインと個人デザインの両方を印刷するもの(T213)が可能である。図16には、個人デザインのみを印刷するもの(T212)の独立型(C1)と結合型(C2)が示されている。店外予約用(T22)にも、標準デザインのみ印刷するもの(T221)、個人デザインのみを印刷するもの(T222)、および標準デザインと個人デザインの両方を印刷するもの(T223)が可能である。図16には、個人デザインのみを印刷するもの(T222)の独立型(D1)と結合型(D2)が示されている。
図15には示されていないが、図16の下部に記載されているように、独立型A1とC1の組み合わせ、独立型B1とC1の組み合わせ、結合型A2とC2の組み合わせ、結合型B2とC2の組み合わせも、上述された技術的事項を利用することにより可能である。
<他の実施の形態>
図5のステップS1は、オペレータが前進要求スイッチを押すことに代えて、載置台に重さ検知手段、たとえば、ロードセルを備え、そのロードセルが載置台に容器を載せたことを検知したことに基づいて水平移動機構による前進を自動的に起動させるようにしてもよい。また、ステップS8は、オペレータが後退要求スイッチを押すことに代えて、印刷処理ルーチンRの印刷処理が終了したことに基づいて水平移動機構による後退を自動的に起動させるようにしてもよい。
先にコーヒーサーバーCSにより容器にコーヒー飲料が淹出され、その後にインクジェットプリンタPRにより容器のコーヒー飲料にデザインの印刷がされるならば、コーヒーサーバーCSとインクジェットプリンタPRの配置および容器の移動方向は限定されない。
以上には、上面に泡を有する飲料の代表としてのコーヒー飲料を淹出するコーヒーサーバーCSにインクジェットプリンタPRを接続した例について説明したが、類似の泡を有する生ビールをジョッキに注出するビールサーバーにも同様に適用することができる。
本発明に係るプリンタの印刷対象は、上面に泡(泡群)または類似物を有する飲料または食料である。このような飲料には、たとえば、カフェラテやエスプレッソなどの上面に泡(泡群)を有するコーヒー飲料または生ビールなどの上面に泡(泡群)を有するアルコール飲料がある。また、泡の類似物を有する食料には、たとえば、長芋の摩り下ろし、豆腐、茶わん蒸し、米ゲル、ソフトアイスクリームなどがある。
続いて、さらに他の実施の形態として、客が携帯端末から画像データをサーバにアップロードし、店舗でその客が確認した画像を、商品に印刷してその客に提供するシステム(以下、画像プリントサービスシステムという。)について説明する。
この画像プリントサービスシステムには、サーバをどこに設けるかにより、2つのタイプがあり得る。その一つはサーバを店舗ごとに独立して設ける独立タイプであり、もう一つは各店舗に共通のWEBサーバをインターネット上に設ける共通タイプである。以下に、両タイプについて順次説明する。
[独立タイプ]
独立タイプの画像プリントサービスシステムは、図17に示すように、客が所持する携帯端末1000と、店舗設備2000とからなる。図17には、携帯端末1000が1個しか示されていないが、言うまでもなく、客数と等しい数の携帯端末1000が用いられる。店舗設備2000は、店舗H内に設置される店員操作用端末2100と、WEBサーバ、プリントサーバ、およびファイルサーバの各機能を有するサーバ2200と、WiFiアクセスポイント2300と、および食品印刷用のインクジェットプリンタ2400とから構成され、これらが店舗内ネットワークに接続されている。
[携帯端末]
携帯端末1000は、図18に示すように、通信部1001と、タッチパネル式の入力部1002と、入力部1002と同じ表面に設けられている表示部1003と、撮影部1004と、制御部1005と、記憶部1006とを有する。
通信部1001は、WiFi環境で無線通信が可能なものである。携帯端末1000は、通信部1001によりWiFiアクセスポイント2300経由でサーバ2200にアクセスすることができる。インターネットに接続される必要は無い。インターネットに接続される場合には、客(携帯端末1000)が、インターネット経由でサーバ2200にアクセスすることもできる。
記憶部1006は、周知の携帯端末と同様に、プログラムデータ、ワーキングデータのほか、撮影部1004で撮影した画像の画像データ及び/又は外から受信した画像データを記憶する。
携帯端末1000は、概説すると、通常のスマートフォン又はタブレットと同様の各種の機能を有するほか、特定の店舗HのWiFiアクセスポイント2300経由でサーバ2200にアクセスして、プリント注文のためのアプリケーションプログラム(以下、注文アプリという。)のダウンロードを要求し、ダウンロードされた注文アプリを起動して、記憶部1006に格納されている画像の中から選択した画像の画像データをサーバ2200にアップロードする機能を有する。
アップロードする画像は、携帯端末1000自身が撮影した画像であることが好ましいが、携帯端末1000が他の携帯端末又は送信機から受信し、記録した画像でもよい。
携帯端末1000の主たる機能は、注文アプリのダウンロード要求と、ダウンロードされた注文アプリの運用により画像データの特定の店舗のサーバ2200へのアップロードと、携帯端末1000へのアップロード完了通知とである。以下、これらについて順次説明する。
注文アプリのダウンロード要求を行うための一つの方法は、特定の店舗Hのサーバ2200にアクセスすることである。サーバ2200にアクセスするには、その店舗HのホームページのURLを入力部1002から入力する方法、店舗の広告チラシに記載されているQRコード(登録商標)を撮影部1005により撮影して自動的にアクセスする方法のいずれを用いてもよい。
注文アプリのダウンロード方法およびその注文アプリの起動方法は、既知の方法と同じであるが、これについて、簡単に説明する。
(1)店舗設備2000(の店員操作用端末2100)にアクセスし、ホームページ画面を携帯端末1000の表示部1003に表示する。
(2)その画面上の「アプリ」の文字をタップして、表示されたアプリのタイトル一覧の中から目的のアプリのタイトルを見つけてタップする。
この画像プリントサービスシステムが、喫茶店で淹出されるカフェラテに画像を印刷することに適用される場合は、アプリのタイトルはたとえば「カフェラテ注文」などと表示されるので、その「カフェラテ注文」の表示部分をタップする。
(3)携帯端末1000の表示部1003に表示されたアプリ解説ページを確認した後、「インストール」の表示部分をタップする。
(4)これにより、注文アプリがサーバ2200から読み出され、携帯端末1000にダウンロードされ、かつ、記憶部1006に格納(インストール)される。
インストールされた注文アプリを起動するには、インストール終了後にアプリ解説ページに「開く」と[アンインストール]が表示されるので、「開く」をタップすると、注文アプリが起動する。または、アプリ一覧の中から注文アプリ「カフェラテ注文」を探し出し、その注文アプリをタップすると、注文アプリが起動する。
注文アプリが起動した後は、そのアプリの指示に従って、携帯端末1000の記憶部1006に格納されている画像の一覧を表示部1003に表示させ、客が店舗で商品、たとえばカフェラテに印刷してもらいたい画像を選択して、「送信」の表示部分をタップすると、その画像の画像データがサーバ2200に送信 (アップロード) される。
注文アプリが携帯端末1000にダウンロードされた後、その注文アプリを用いて携帯端末1000から画像データがサーバ2200にアップロードされるまでの処理についてさらに詳述する。
客(携帯端末1000)が注文アプリを選択すると、図19の(a)に示すように、携帯端末1000の表示部1003に、初期画面として、「カフェラテ注文」などの注文アプリの内容を表す文字 (イ)と、ラテアート付きカフェラテを端的に表したデザイン(ロ)と、注文アプリの起動を意味する文字、たとえば「START」又はシンボル(ハ)が枠で囲まれて表示される。
「START」又はシンボル(ハ)の枠内をタップすると、注文アプリが起動し、制御部1005は、画像選択ルーチンを実行する。すなわち、図19の(b)に示すように、記憶部1003に順序立てて格納されている画像のうち、先頭の画像(二)が読み出されて表示部1003に表示され、併せて、たとえば「決定」及び「次」の文字(ヘ)が枠で囲まれて表示部1003に表示されて、その画像を選択するか、次候補を表示させるか指示することを求める。
この段階で「決定」の枠内をタップすると、図19の(c)に示すように、その画像の印刷範囲以外の部分をトリミングした画像(ト)、すなわち印刷範囲と、印刷希望意思を表す文字(たとえば「プリント」)又はシンボル(チ)が枠で囲まれて表示部1003に表示される。
図19の(b)の「決定」をタップせずに、「次」をタップした場合は、記憶部1006の2番目に記憶されている画像が読み出されて表示部1003に表示され、併せて、「決定」及び「次」の文字(へ)が表示部1003に表示される。その後も、「決定」をタップせずに、「次」をタップした場合は、最後の画像まで、順次、その後の画像と「決定」及び「次」の文字(へ)が表示部1003に表示される。
「プリント」又はシンボル(チ)をタップした時は、携帯端末1000の制御部1005は、携帯端末1000の識別番号に印刷対象画像情報としてトリミングした画像(ト)の画像データを付けて、通信部1001からサーバ2200に送信(アップロード)する。
図19には、画像を簡略化のためアルファベット文字Aで表したが、ここには、人や愛玩動物などの顔写真、風景写真、絵、図形などが表される。
画像データのアップロードが終了すると、そのアップロードを受けたサーバ2200は、そのプリント注文に対して受付番号を付けるとともに、その受付番号にアップロードされた画像データを付加してサーバ2200の記憶部に格納する。
サーバ2200は、受付番号と画像データの格納を終了した時は、その画像データのアップロード元である携帯端末1000に対して送信完了通知文を送信する。送信完了通知文を受信した携帯端末1000は、その送信完了通知文を表示部1003に表示する。
送信完了通知文は、予め作成済みの、たとえば図19の(d)に示すように、「送信完了しました。ラテマシンの前でお待ち下さい。」の後に、受付番号を意味する数字、たとえば「受付No:151」を付加して構成される。また、その受付番号の客による確認を求める文字、たとえば「OK」が表示される。この「OK」をタップすると、携帯端末1000は受付番号が確認されたことを意味する信号をサーバ2200に送信する。
携帯端末1000は、送信完了通知文を表示するとともに、携帯端末1000に備えてあるスピーカから、たとえば「受付番号は151です。お待たせしました。ラテマシンの前へどうぞ。」などの音声を出力することが望ましい。
店舗Hで商品に印刷される画像には、人や愛玩動物などの顔写真、風景写真、絵、図形などの主たる画像に、スタンプ等の一つまたは複数の従たる画像を付加することが望まれる場合がある。図20により、図19の主たる画像に、スタンプを付加して送信する場合の処理について説明する。この場合は、図20の(c1)に示すように、表示部1003に図19の(c)のトリミングした画像(ト)の下側に、「プリント」と「スタンプ」が表示され、そのいずれかのタップを待つ。「プリント」をタップした場合は、前述した、図19の(d)に進む。しかし、「スタンプ」をタップした場合は、図20の(c2)に示すように、スタンプの種類が表示され、そのいずれか一つの選択が求められる。
そして、1種類のスタンプを選択すると、図20の(c3)に示すように、その種類に属する複数のスタンプが表示される。付加を希望するスタンプをタップすると、図20の(c4)に示すように、表示部1003にそのスタンプが主たる画像に重ねて表示される。このとき、「プリント」(チ)をタップすると、図20の(c4)の主たる画像(ト)にスタンプ (オ)が付加された画像データがサーバ2200にアップロードされる。その後は、図19の(d)と同様に、携帯端末1000は、送信完了通知文を受信して、表示部1003に表示する。
[店舗設備]
画像プリントサービスシステムが喫茶店で淹出されるカフェラテにテラテアートとして画像を印刷することに適用される場合の店舗設備について説明する。店舗に備えられる店員操作用端末2000は、デスクトップコンピュータ、ノートパソコン、またはタブレットのいずれでもよいが、図21に示すように、通信部2001、入力部2002、表示部2003、制御部2004、記憶部2005を有する。制御部2004には図示されていない入出力部を介してサーバ2006及びインクジェットプリンタ2400が接続されている。
通信部2001は、インターネット回線に繋がっているとともに、WiFi環境により店内の客の携帯端末1000との間で通信が可能である。
制御部2004は、図22に示すように、店員操作用端末2100にアクセスした客(携帯端末1000)から注文アプリのダウンロートを求められた時(S51においてYのとき)は、注文アプリをサーバ2200の記憶部から読み出して、その客(携帯端末1000)にダウンロードする(S52)。
サーバ2200は、図23に示すように、携帯端末1000の注文アプリの実行により携帯端末1000の識別番号と画像データが送信 (アップロード)されてくると(S61においてY)、まず、受付番号を付し(S62)、その受付番号をサーバ2200の記憶部の注文受付リストに記録する(S63)。また、携帯端末1000から受信した画像データを、これに受付番号を付加した上で、サーバ2200の記憶部に保存する(S64)。すなわち、画像データがアップロードされたときは、その携帯端末1000を所持する客に対して受付番号を付す。この受付番号には、その携帯端末1000の識別番号が付加される(S65)。受付番号には、さらに受付日時を付加してもよい。
図24に示すように、客が携帯端末1000に表示された受付番号を店員に見せ、その店員がその受付番号を店員操作用端末2100の入力部2002から入力した時(S71においてY)は、制御部2004は、サーバ2006からその受付番号に対応する画像データを読み出し(S72)、その画像を表示部2003に表示させる(S73)。
店員が受付番号を入力して、その受付番号に対応する画像を表示部2003に表示させることに代えて、表示部2003の待ち受け画面に、図25に例示するように、サーバ2200から読み出した注文受付リスト(OL)を表示しておき、客の受付番号(たとえば151)が画面に表示されるまで表示内容をシフトし、その客の受付番号の行末に記載されている確認マーク、例えば「ダウンロード」の文字をタップした時にその受付番号に対応する画像を表示部2003に表示させるようにしてもよい。
図25は、注文受付リスト(OL)の一例を示す。この注文受付リスト(OL)には、注文受付順に受付番号、識別番号、受付日時が記録されている。各受付番号の同じ行に受付日時を合わせて表示する場合は、受付日時に関して客に問い合わせするなどして、その受付番号と客の対応関係が間違っていないか否かを判断する手掛かりとなる。
店員操作用端末2100の表示部2003に表示された画像を店員が客に見せ、その客がその画像は印刷希望対象であることを確認した場合、店員が入力部2002の実行(ENTER)キーを操作したとき(S74においてYのとき)は、制御部2004はその画像をインクジェットプリンタ2400に転送する(S75)。
入力部2002の実行(ENTER)キーを操作することに代えて、表示部2003の画像付近に表示されたOKアイコンをタップするようにしてもよい。
インクジェットプリンタ2400は、上述されたように、コーヒーサーバから独立した分離型、コーヒーサーバと合体した合体型のいずれでもよい。なお、インクジェットプリンタ2400は、たとえば定型のクッキーなどの加工食品に印刷するものでもよい。
インクジェットプリンタ2400に転送された画像データは、インクジェットプリンタ2400の記憶部に一時記憶される。そして、そのインクジェットプリンタ2400の容器検知手段が、容器載置台に容器が載置されていると検知したときに、既知の印刷ドライバが記憶部に一時記憶された画像データを用いてその容器内のカフェラテの上面に画像を印刷する。
[共通タイプ]
続いて、共通タイプの画像プリントサービスシステムについて説明する。共通タイプの画像プリントサービスシステムにおいては、図26に一例を単純化して示すように、複数の客の携帯端末1000が同じ画像プリントサービスシステムを運用している複数の店舗H1,H2・・・のうち、URLにより特定した店舗の店員操作用端末2100との間で相互通信が可能である。また、インターネット回線3000にWEBサーバ2500が設けられていて、各店舗H1,H2・・・の店員操作用端末2100とWEBサーバ2500との間でもインターネット回線3000を介して相互通信が可能である。
店舗内には、サーバおよびWiFiアクセスポイントは不要となり、店員操作用端末2100とインクジェットプリンタ(インターネット経由での印刷が可能なもの、あるいは店員操作用端末2100をプリントサーバとして印刷可能なもの)2400だけが設けられ、これらがインターネット3000に接続される。画像の受付は、店舗とは別に、インターネット経由で受け付ける。
店舗内ネットワークとは別にインターネット接続用のWiFiアクセスポイントを設け、店舗内でインターネット3000に接続し、WEBサーバ2500に接続できるようにしてもよい。
各携帯端末1000と各店舗の店員操作用端末2100は、クライアントサーバの関係にあり、店員操作用端末2100は、携帯端末1000からの注文アプリのダウンロード要求に応じて、注文アプリをその要求元の携帯端末1000にダウンロードする。すなわち、携帯端末1000は、注文アプリのダウンロードを要求する要求メッセージを店員操作用端末2100に送信すると、店員操作用端末2100はその要求メッセージを受信し、解析して、アプリケーションプログラムにて受付し、処理する。そして、所定の注文アプリを内容とする応答メッセージを携帯端末1000に送信(ダウンロード)する。
勿論、携帯端末1000は、注文アプリのダウンロード要求を出すときは、要求先の店舗のURLを用いてダウンロード要求をする。しかし、ダウンロードされる注文アプリは、全店舗共通である。
[作用]
注文アプリをダウンロードされた携帯端末1000は、その注文アプリを用いて、店舗で淹出されるカフエラテに印刷を希望する画像を選択した後、WEBサーバ2500に対してその選択した画像の画像データのアップロード要求を行なう。すなわち、携帯端末1000は、https通信によりWEBサーバ2500にアクセスし、アップロードを要求する要求メッセージを送信し、WEBサーバ2500からのアップロード許可の応答メッセージを受信したことに基づき、携帯端末1000において予め選択していた画像データをWEBサーバ2500に送信(アップロード)する。これにより、客はその店舗に画像プリントを注文したことになる。その店舗がカフェラテを提供する場合は、その画像がカフエラテに印刷されることになる。送信される画像データには、注文者の携帯端末1000の識別番号と送信日時を付加することが望ましい。
画像データをアップロードされたWEBサーバ2500は、直ちにその注文に対して受付番号を付け、その画像データに受付番号と受付日時と識別番号を付加して、画像データ、受付番号、受付日時及び識別番号を、注文情報として、受信した順序で記憶部の所定の記憶エリアに読出し可能に格納する。この場合、注文者の送信日時が受付日時とされる。
WEBサーバ2200は、各注文の注文情報の中から、図25に例示するように、受付番号、受付日時及び識別番号を抽出して注文受付リストOLを作成し、保存する。
カフエラテを注文した客が商品を受取る場合は、携帯端末1000に注文アプリの実行により表示部1003に表示されている受付番号(たとえば「151」)を店員に見せる。店員がその受付番号を店員操作用端末2100に入力すると、店員操作用端末2100はWEBサーバ2500にアクセスして、登録されている注文受付リストOLを店員操作用端末2100の表示部2003に表示する。その注文受付リストOLには、受付番号及び受付日時が受付順に表示されているので、店員はその客の受付番号、たとえば図25の「151」の行末尾に表示されている「ダウンロード」の文字をタップすると、その受付番号に関連付けてWEBサーバ2500に記憶されている画像が読み出されて、店員操作用端末2100の表示部2003に表示される。客がその画像を確認したときは、表示部2003に表示されている「OK」をタップすると、その画像の画像データがインクジェットプリンタ2400に転送され、印刷される。
カフエラテを注文した客は、その注文をした店舗(たとえば図26のH1)で画像が印刷されたカフエラテを受取るのが通例であるが、注文アプリは同じ画像プリントサービスシステムを運用している全店舗(H1,H2,・・・)に共通であり、全店舗の店員操作用端末2100がWEBサーバ2200にアクセスできるので、注文をした店舗以外の店舗(たとえば図26のH2)で受取ることもできる。注文後、時間を置かずにカフエラテを飲みたい場合は前者になり、注文後、時間経過後に別の店舗で飲みたい場合は後者になる。
注文をする店舗(注文店舗)と受取りをする店舗(受取店舗)が異なる場合は、たとえば、受取店舗で、デート相手に注文店舗で注文したことを告げずに、そのデート相手に好かれる画像が印刷されたカフェラテをプレゼントする、というサプライズを与えることができる。
共通タイプにおいては、客の注文データがWEBサーバ2500に蓄積可能であるので、どの店舗でどの時間帯にどれくらいプリントを行っているかの統計的把握や、プリント時に、たとえば、客の性別や年齢層等の属性登録等を行うことで、客情報を収集することができる。
PR インクジェットプリンタ(プリンタ)
1 操作部
2 表示部
3 記憶部
4 画像データ入力部(カメラ、USBメモリ、スマートホン)
5 印刷部
51 印刷ヘッド
52 インク供給部
53 印刷ドライバ
6 演算制御部(CPU)
7 載置台移動機構
71 載置台
72 水平移動機構
73 垂直移動機構
74 高さ調整手段
CS 単独のコーヒーサーバー
NCS プリンタ付きコーヒーサーバー
8 予約受付機

Claims (18)

  1. 容器に満たされているカフェラテまたはビールなどの飲料等の表面に生成されている泡状物にインクジェットプリンタにより所定のデザインを印刷するための可食インクであって、可食性天然色素を含有し、粘度が5.6〜12mPa・sであることを特徴とする可食インク。
  2. 請求項1記載の可食インクであって、前記可食性天然色素は、クチナシ赤色素、ベニコウジ赤色素、ベニバナ黄色素、クチナシ青色素であり、前記可食インクの表面張力は28.0〜34.0mN/m、前記可食インクのpHは6.9〜7.7であることを特徴とする可食インク。
  3. インクジェットプリンタにインクカートリッジの装着を検知する検知器を設け、その検知器からの検知信号に基づいて、演算制御部(CPU)がインクジェットプリンタのカレンダーより装着日を読み取るとともに、可食性天然色素を含有し、粘度が5.6〜12mPa・sである可食インクについて設定されている使用期限(使用可能期間)をメモリから読み出して、経過日数計数手段が計数した経過日数と前記可食インクの使用可能期間とを判定手段により比較し、前者が後者に所定値以内に接近したと判定手段が判定した時に出力する信号に基づいて、報知手段が報知することを特徴とする前記可食インクの使用期限管理方法。
  4. 天然可食性色素を含む可食インクを封入したインクカートリッジにその可食インクの使用期限を意味する信号を発信するICチップまたはRFIDタグを貼り付けるとともに、インクジェットプリンタに前記インクカートリッジのICチップまたはRFIDタグとの間で接触もしくは非接触又は無線で通信するリーダーを備えて、前記インクカートリッジを前記インクジェットプリンタのインクカートリッジ装着部に装着した時、前記ICチップまたはRFIDタグから受信する前記可食インクの使用期限を判定手段により前記インクジェットプリンタのカレンダーと比較し、当日が使用期限の所定値以内に接近したと前記判定手段が判定した時に出力する信号に基づいて、報知手段により報知することを特徴とする前記可食インクの使用期限管理方法。
  5. カートリッジ本体の外面の所定位置に可食インクの使用期限を意味する情報を発信するICチップまたはRFIDタグが備えられ、インクジェットプリンタに装着された時に、そのインクジェットプリンタに設けられている受信器に接触もしくは非接触で前記情報を送信することを特徴とする請求項4記載の可食インクの使用期限管理方法に用いられるインクカートリッジ。
  6. 天然可食性色素を含む可食インクを封入したインクカートリッジを用いて、容器に満たされた、上面に泡を有する飲食物に所定のデザインを印刷するインクジェットプリンタにおいて、
    (a)前記インクジェットプリンタに前記インクカートリッジが装着されたときに、その装着を検知して、装着日(または装着日時)を自動的に記録する手段と、
    (b)その装着日(または装着日時)からの経過日数(また経過時間)を計測する手段と、
    (c)前記インクジェットプリンタに装着された前記インクカートリッジに充填されている可食インクの使用期限(または寿命)を予め記憶している手段と、
    (d)前記インクジェットプリンタに装着された前記インクカートリッジについて計測された経過日数をそのインクカートリッジについて記憶されている使用期限(または寿命)と比較し、使用期限(または寿命)が接近しているか否かを判定する手段と、
    (e)前記判定する手段が使用期限(または寿命)が接近していると判定したとき、使用期限(または寿命)が接近していることを報知する手段とを備えていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  7. カップ等の容器に満たされたカフェラテのスチームミルクの泡またはその類似物の表面に画像データに基づいてノズルから可食インクを噴射してデザインを印刷するラテアート等を行うインクジェットプリンタであって、前記容器を交換可能に載せるための固定された載置台と、その載置台に対して主走査方向及び副走査方向に移動される、前記ノズルを備えた印刷ヘッドとを有し、そのノズルから噴射される前記可食インクは粘度が5.6〜12の可食性天然色素を含むことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  8. 容器に満たされているカフェラテまたはビールなどの表面に生成されている泡に可食インクで所定のデザインを印刷するためのインクジェットプリンタであって、
    前記容器を載置する載置台と、前記載置台に載置される前記容器よりも高い位置に設けられた印刷ヘッドと、前記載置台と前記印刷ヘッドの少なくとも一方を前記印刷ヘッドによる前記容器に対する印刷位置と非印刷位置とに相対的に移動させる移動機構と、前記印刷ヘッドに可食インクを供給するインク供給部と、前記印刷ヘッドにより印刷されるデザインのデータを記憶するデザインデータ記憶部と、後記制御装置を介してデザインデータ記憶部に記憶されているデザインを選択し、かつ印刷開始指令を入力するための入力部とを有し、前記インク供給部は天然可食性色素を含有し、粘度が5.6〜12mPa・sである可食インクを封入したインクカートリッジを用いるものであり、前記制御装置は、入力部からのデザインを選択する信号と印刷開始指令信号の入力に基づいて、前記移動機構を制御し、前記載置台に載置された容器内に生成されている泡に対して前記選択されたデザインを前記インクカートリッジの可食インクを用いて前記印刷ヘッドにより印刷するものであることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  9. 請求項8記載のインクジェットプリンタにおいて、前記デザインデータ記憶部は、接続されたデジタルカメラから取り込んだ画像データを記憶するもの、UBSメモリから読み取った画像データを記憶するもの、スマートホンなどから電気通信回線を経て送信されてきた画像データを記憶するもの、インターネットを介してダウンロードされた画像データを記憶するものの、いずれか1つまたは複数であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  10. カップ等の容器にカフェラテを淹出し、そのカフェラテの上面にスチームミルクの泡を生成するコーヒーサーバーにインクジェットプリンタを合体したもの、すなわち、インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーであって、
    前記容器を載せるための載置台を有し、
    前記コーヒーサーバーは、載置台が所定の位置に存する時にその載置台に載せてある容器にカフェラテを淹出するものであり、
    前記インクジェットプリンタは、載置台に載置される容器よりも高い位置に設けられた印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドに可食インクを供給するインク供給部と、前記印刷ヘッドにより印刷されるデザインのデータを記憶するデザインデータ記憶部と、後記制御装置を介してデザインデータ記憶部に記憶されているデザインを選択し、かつ印刷開始指令を入力するための入力部とを有し、
    前記インク供給部は天然可食性色素を含有し、粘度が5.6〜12mPa・sである可食インクを封入したインクカートリッジを用いるものであり、
    前記載置台をその載置台に対する容器の載置及び取り出しが可能な第1位置と、前記載置台に載せてある容器が前記コーヒーサーバーの淹出口の下方に位置する第2位置と、前記載置台に載せてある前記容器が印刷ヘッドの下方に位置する第3位置との間を移動させる載置台移動機構を有し、
    前記制御装置は、入力部からのデザインを選択する信号と印刷開始指令信号の入力に基づいて、前記載置台移動機構を制御し、前記載置台に載置された容器内に生成されている泡に対して前記選択されたデザインを前記インクカートリッジの可食インクを用いて前記印刷ヘッドにより印刷するものであることを特徴とするインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバー。
  11. 請求項10記載のインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーであって、前記載置台移動機構は、始動信号が入力されたことに基づき載置台を第1位置から第2位置に移動し、コーヒーサーバーが、カフェラテの淹出動作を終わった時に出力する淹出終了信号に基づき載置台を第2位置から第3位置に移動し、インクジェットプリンタが容器に対する印刷を終わった時に出力する印刷終了信号に基づき載置台を第3位置から第1位置に移動する水平移動機構を有することを特徴とするインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバー。
  12. 請求項10記載のインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーであって、前記載置台移動機構は、載置台が第2位置に存在する時のその載置台に載せてある容器の開口面の高さが、インクジェットプリンタの印刷ヘッドの下面との間に所定のギャップを確保するように載置台の高さを調整するための垂直移動機構を含むことを特徴とするインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバー。
  13. 予約受付機と、その予約受付機から予約データを与えられるインクジェットプリンタと、独立したコーヒーサーバーとを有し、
    前記予約受付機は、画像データ取込み先としてデシタルカメラ、SDカード、USBメモリ、携帯端末の少なくとも1つを選択する入力部と、選択された画像データ取込み先から画像データを取込む画像データ取込み部と、取込まれた画像データを用いてその画像を表示する表示部と、表示された画像が意図したものであるとき確認信号を与える入力部と、前記確認信号に基づき表示されている画像の画像データを記憶する画像データ記憶部と、前記確認信号に基づき前記画像データ記憶部に記憶されている画像データを前記インクジェットプリンタに伝送する伝送部とを有するものであり、
    前記インクジェットプリンタは、前記コーヒーサーバーによりカフェラテを淹出された容器が印刷ヘッドの下方に置かれた時に、前記予約受付機から伝送された画像データを用いて、そのカフェラテの泡の表面にデザインを印刷するものであることを特徴とするコーヒー飲料予約システム。
  14. 請求項13記載のコーヒー飲料予約システムにおいて、前記画像データ記憶部は、標準デザインが予め記憶されている標準デザイン記憶部と、前記画像データ取込み先から取込んだ画像データを記憶する個人デザイン記憶部とを含み、画像選択部の操作に応じて前記標準デザイン記憶部と前記個人デザイン記憶部の画像データが所定の順序で前記表示部に表示され、前記確認信号が入力された時に表示されている画像の画像データが前記インクジェットプリンタに伝送されるように構成されていることを特徴とするコーヒー飲料予約システム。
  15. 請求項13記載のコーヒー飲料予約システムにおいて、前記予約受付機は、携帯端末との間で通信する通信機能を有し、前記携帯端末との間で通信回線が接続された時は、その携帯端末の識別符号を取得・格納するとともに、予約されるコーヒー飲料の種類の指定および印刷を希望するデザインの指定ならびに指定された予約内容の確認を要求し、かつ、コーヒー飲料の淹出のみ、またはコーヒー飲料の淹出とデザインの印刷を実行するかキャンセルするかの返答を求める予約受付処理を行い、実行する旨の返答が入力された時は、前記識別符号、指定されたコーヒー飲料の種類または指定されたコーヒー飲料の種類および指定されたデザインの画像データを含む予約データを作成し、その予約データを前記インクジェットプリンタに伝送することを特徴とするコーヒー飲料予約システム。
  16. 予約受付機と、その予約受付機から予約データを与えられるインクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーとを有し、
    前記予約受付機は、画像データ取込み先としてデシタルカメラ、SDカード、USBメモリ、携帯端末の少なくとも1つを選択する入力部と、選択された画像データ取込み先から画像データを取込む画像データ取込み部と、取込まれた画像データを用いてその画像を表示する表示部と、表示された画像が意図したものであるとき確認信号を与える入力部と、前記確認信号に基づき表示されている画像の画像データを記憶する画像データ記憶部と、確認信号に基づき画像データ記憶部に記憶されている画像データを前記インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーに伝送する伝送部とを有するものであり、
    前記インクジェットプリンタ付きコーヒーサーバーは、互いに近接して設置されたコーヒーサーバーとインクジェットプリンタとからなり、
    前記コーヒーサーバーは、前記予約受付機からの始動開始信号の入力に基づき自動淹出機構によりコーヒー淹出口の下方に置かれている容器に少なくともカフェラテを淹出し、続いてその容器を前記コーヒー淹出口の下方から前記インクジェットプリンタの印刷ヘッドの下方まで移動する移動機構を有し、
    前記インクジェットプリンタは、前記印刷ヘッドを用いて、前記予約受付機より与えられた予約データに基いて、予約されたデザインを前記容器内のカフェラテの泡の表面に印刷し、その容器を前記移動機構により人が受け取れる位置まで移動するものであることを特徴とするコーヒー飲料予約システム。
  17. (a)店舗に設置される店舗設備と、客が使用する携帯端末とからなり、
    (b)前記店舗設備は、店員操作用端末と、サーバと、および食品印刷用のインクジェットプリンタとを含み、
    (c)前記携帯端末は、所定のアプリを用いて印刷対象画像の画像データを前記サーバにアップロードする機能を有し、
    (d)前記サーバは、前記携帯端末からアップロードされた画像データを格納するとともに、その携帯端末に対して受付番号を付与して、その受付番号を前記携帯端末に通知する機能を有し、
    (e)前記携帯端末は、前記サーバから通知された受付番号を表示する機能を有し、
    (f)前記店員操作用端末は、前記受付番号を入力された時は、前記サーバからその受付番号に対応する画像データを読み出し、その画像を表示する機能を有し、
    (d)前記店員操作用端末は、表示された画像が客に確認された条件下で、プリント命令が入力された時は、前記表示した画像データを前記インクジェットプリンタに送出する機能を有するものである、
    ことを特徴とする画像プリントサービスシステム。
  18. (a)複数の店舗に設置される店舗設備と、客が使用する携帯端末とからなり、
    (b)前記店舗設備は、いずれの店舗の店舗設備も同一構成であって、インターネット回線に接続されている店員操作用端末と、前記インターネット上に設けられたWEBサーバと、および前記店員操作用端末または前記WEBサーバに接続された食品印刷用のインクジェットプリンタとを含み、
    (c)前記携帯端末は、印刷対象画像の画像データを前記WEBサーバにアップロードする機能を有し、
    (d)前記WEBサーバは、前記携帯端末からアップロードされた画像データを格納するとともに、その携帯端末に対して受付番号を付与して、その受付番号を前記画像データをアップロードしてきた前記携帯端末に通知する機能を有し、
    (e)前記携帯端末は、前記WEBサーバから通知された前記受付番号を表示する機能を有し、
    (f)前記店員操作用端末は、前記受付番号を入力された時は、前記WEBサーバから前記受付番号に対応する前記画像データを読み出し、その画像を表示する機能を有し、
    (d)前記店員操作用端末または前記WEBサーバは、前記店員操作用端末に表示された前記画像が客に確認された条件下で、プリント命令が入力された時は、表示した前記画像の画像データを前記インクジェットプリンタに送出する機能を有するものである、
    ことを特徴とする画像プリントサービスシステム。
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