JP2005534322A - 表面加工した菓子上へのインクジェット印刷およびそのようにして製造された製品 - Google Patents
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Abstract
極性が高い水性グレーズまたは艶出しガムを用いて食品の表面を変化させることにより、一般的にインクジェット印刷に使用されるような低粘度インクを用いて行われる食品上への画像印刷を改善した。本明細書に記載している方法は、コーティングパンで被覆加工して形成した硬質糖衣を有する菓子などのような食品上に、高解像度のインクジェット画像を印刷する場合に適している。
Description
本発明は、インクジェットに適したインクを用いて食品上に直接印刷を行うことに関する。特に、本発明は、食品の表面特性を変化させ、一般的にインクジェット印刷に使用される水性インクを用いた印刷が行えるようにすることに関する。特に本発明は、コーティングパンで被覆加工して形成した軟質と硬質の糖衣を有する菓子類上に高解像度画像を印刷する方法に関する。
M&M's(登録商標)ブランドのピーナッツ入りチョコレートなどの、コーティングパンで被覆加工して形成された硬質糖衣を有する菓子を含む食品上に識別画像または装飾画像を印刷することは既知である。インクジェット印刷により、食品をパッドまたはローラーなどの部材に接触させる必要性がなくなっている。インクジェット印刷は非接触印刷法であることから、食品の大きさの変化が微小であれば、パッドまたはローラーを用いた印刷において頻繁に生じるような、印刷の質の低下を起こすことはない。さらに、インクジェットプリンターの画像はデータとして保存され、接触部材上に固定されているわけではない。結論的には、インクジェットプリンターを使用した場合には、食品上への印刷の全体的速度および処理量が増加し、さらに、パッド印刷またはオフセット印刷よりも容易に、画像の選択、変更、転写などの操作を行うことができる。
食品上へインクジェット印刷を行う方法については、同時係属出願中の特許文献1に記載されており、本明細書中に参照として取り入れておく。造形された食品片の表面上に多色画像を印刷する方法については、同時係属出願中の特許文献2に記載されており、本明細書中に参照として取り入れておく。
食品上にインクジェット印刷、特に、高解像度ドロップオンデマンド(drop-on-demand)インクジェット印刷を行う場合には、通常、インクジェットプリンターヘッドの微小開口部を通してすぐに放出されるような低粘度のインクを使用することが必要である。さらに、インク自身が可食性でなければならない。米国食品医薬品局(FDA)によって執行されている食品・医薬品および化粧品法(FD&C)下においてヒトに摂取されることが認められている染料および着色剤は、全て水溶性であり、全てFDAに認可された天然着色剤であり、基本的には、そのような用途に対しては、水性インクを使用するように規制されている。
一般的には、食品上に印刷を行うためのインクジェット印刷工程に有用なこれらの可食性、低粘度インクは、水溶性である必要がある。水溶性であることから、既知の食用インクジェットインクは、溶媒型インクと比較して、極性が高い。
通常、コーティングパンで被覆加工して形成した硬質糖衣を有する菓子類の多くは、保護および装飾グレーズで覆われている。これらの追加被膜には、カルナウバロウなどのような極性の低い材料を使用することが多い。高生産速度下において、造形され、表面が平らでないものの上に低粘度のインクを用いて印刷することは、特に、表面の極性が低い菓子上においては、非常に困難である。水性インクは表面上でダマになる傾向があり、乾燥しにくく、不鮮明になる。
故に、表面の仕上げが印刷しづらい状態にある食品上にインクジェット印刷を行う方法が、業界において引き続き希求されている。
米国特許出願第09/557,108号明細書
米国特許出願第09/479,549号明細書
ある態様において、本発明は、食品上にインクジェット印刷を行う方法に関し、そのような方法は、水、水性コロイドおよび糖類を含有する親水性物質を用いて食品の表面を被覆することにより、極性を変化させた表面を形成し;水性インクを用い、極性を変化させた表面上に画像を印刷する工程を有してなる。
上記の方法は、通常、ロウなどの極性が低い表面処理剤を用いて仕上げた食品に対して使用することができる。そのような食品としては、コーティングパンで被覆加工して形成した軟質、または硬質糖衣を有する菓子が挙げられる。好ましい実施態様においは、そのような食品は、コーティングパンで被覆加工して形成した硬質糖衣を有する菓子であり、親水性物質は艶出しガムまたは水性グレーズであり、一旦水性インク画像ができあがると、従来から使用されているロウ仕上げを施した。
好ましくは、画像は、インクジェットプリンターを用いて施し、単一構成要素画像または単色もしくは多色の複合画像である。複合画像は、一つの複合画像が目に見えるように位置合せされた少なくとも2種類のインクジェット画像を含む。極性を変化させるための水性グレーズまたは、艶出しガムを表面に用いることにより、水性インクを用いた印刷がしやすくなる。次に、印刷された画像または複合画像は、従来から使用されているロウ仕上げを行って被覆する。特に好ましい実施態様においは、印刷された画像は、写真または写真に近い解像度(約360dpi)を有する。
別の側面から見ると、本発明は水性インクの使用に限定されるわけではなく、水、水性コロイド、および糖類を含む親水性物質を用いて食品を被覆することによって表面の極性を変化させ、極性を変化させた表面上に溶媒型もしくは水性インクを用いて画像をインクジェット印刷し、さらに、疎水性仕上げ剤を用いて食品を被覆する各工程を有してなる。一般的に、既知の食用溶媒型インクは、顔料粒子を含有する顔料インクであり、インクジェット印刷に使用する場合には、粒子径が小さくなければならない。繰り返すが、本発明は、特に、コーティングパンで被覆加工して形成した硬質糖衣を有する菓子に適用する。
本発明の別の実施態様は、コーティングパンで被覆加工して形成した糖衣の表面を有する食品;水、糖類および水性コロイドを含有し、極性を変化させる被膜であって、糖衣の表面上で乾燥させたもの;極性を変化させた被膜上のインクジェット画像;ならびに、インクジェット画像を覆う疎水性仕上げ剤を有してなる菓子に関する。
さらに別の実施態様においては、疎水性被膜は多数のロウ層を含み、画像は、単一構成要素画像または単色もしくは多色の複合画像である。極性を変化させる物質からなる中間層は、水性インク画像の上に重ねて画像を固定し、さらに、多要素複合画像の構成要素画像間に重ねることにより、続いて印刷する画像の表面への適合性を高めることができる。
印刷用に表面の極性を変化させることに加えて、親水性物質は、着色剤を表面に保持し、画像を形作っているドットが既定の形状を維持できるようにする。さらに、親水性被膜は、印刷に対して、光沢のある反射性の背景を提供し、印刷されたキャンディおよびその他の印刷された食品の全体的な見栄えを良くする。
本明細書において使用している「水性」とは、一般的には、従来から使用されている「溶媒型」と称される食品用インクよりも実質的に非水性の度合いが低い非水溶媒よりも多量の水を含んでいることを意味する。
一般的には、水性インクは、数種のポリオール類を含み、さらに、比較的少量の有機溶媒(例えば、アルコールなど)を含む場合がある。一般的に、溶媒型インクは若干の水を含むが、その量は水性インクよりも少ない。全てではないが、大多数の食用の溶媒型インクは顔料インクである。当業者においては、水性インクは、危険物質警告ラベルを貼付せずに輸送できる程度に引火点が高いという特徴付けがなされている。溶媒型インクにはそのようなラベルを要する。
極性を変化させる被膜で被覆し、水性インクに対する表面の適合性を高めることができるような任意の食品を本発明に使用することができ、そのようなものとしては、医薬品、スナック食品、菓子類およびペットフードなどが挙げられる。そのような食品はフィルム被覆することができる。好ましい実施態様においては、コーティングパンで被覆加工して形成した糖衣を有する菓子上に印刷を行うことに関し、そのような菓子としては、糖衣が表面に凝集しているゼリービーンズなどのように軟質糖衣を有する菓子、および、M&M'sブランドのピーナッツ入りチョコレートなどのように硬質糖衣を有する菓子が挙げられる。好ましい実施態様においては、菓子の表面は、レンズマメ型または偏球型などのような平らではない形である。これらの菓子については、印刷対象として考えた場合、とりわけ、菓子の大きさおよび/または形状にばらつきがある場合には、高解析複合画像の印刷は特に厄介である。
通常、コーティングパンで被覆加工して形成した硬質糖衣を有する菓子の製造においては、回転式パン内において、中心材料をシロップで次々に層状に被覆して乾燥させる。しっかり被覆加工を行う過程の詳細については当業者において既知であり、本明細書では詳述しない。シロップ層の形成が終わった後、湿式ロウで被覆し、続いて乾式ロウで被覆することにより、被覆加工された表面に高光沢仕上げを施す。
従来技術に従えば、次いで、ワックス被膜上にパッド印刷またはオフセット印刷などのような接触式印刷工程を用いて印刷を行う。そのような場合、表面の極性が低いことによって生じる問題は、高粘度インクを使用することにより、従来技術に従って是正することができた。しかしながら、インクジェット適合水性インクを使用する場合、低粘度のインクは非極性表面上においてダマになる傾向があり、印刷された画像がブリードして不鮮明になる。
水、糖類および水性コロイドを有してなる親水性物質を用いて薄層を構成した後に画像を印刷し、最終的なロウ仕上げを施すことにより、インクジェット画像、特に水性インクジェット画像に対して、しっかり被覆加工された菓子の表面の適合性が高められた。本明細書においては、「親水性」とは、被覆加工された硬質菓子類の仕上げ被膜として一般的に使用されるカルナウバロウ仕上げよりも、水との親和性が高いことを意味する。親水性物質は、約30〜約75%重量の水、約5〜約50重量%の糖類、約5〜約25重量%の水性コロイドを含有し、さらに、香料、着色剤、微量養素、抗ブルーム剤、保存料および油類などのその他の原料を含有する場合がある。糖類は糖類の混合物を用いることができ、水性コロイドは、水性コロイド類の混合物を用いることができる。好ましい親水性物質は、水性グレーズまたは艶出しガムである。勿論、水性物質の組成とは、食品の表面上で乾燥させる前の組成を指し、実際は、全ての水は印刷に先立って蒸発させる。親水性物質は、糖類でできた表面を滑らかにし、微小孔を減らし、糖類粒間の凹凸を効果的になくす、もしくは減少させることにより、良好な印刷面をつくり出す。
本明細書において使用している「水性コロイド」とは可食性材料を指し、それらは、例えば、エマルション、懸濁物および発泡体を得るため、または増粘剤として使用され、食品の感触上、構造上または機能上の特性を達成する。大多数の水性コロイドは水に非常に良く溶け、ゲル形成能を有するものが多い。大多数の水性コロイドは多糖類であり、そのようなものの例としては、アラビアゴム、グァーガム、シクロデキストリン、カルボキシメチルセルロース、カラギーナン、寒天、デンプンおよびペクチン類などがあげられるが、これらに限定されるわけではない。しかしながら、コラーゲン由来のタンパク質であるゼラチンも水性コロイドの特性を有しており、本発明の範ちゅうに含まれる。
本発明の菓子への使用に適した水性グレーズは、約30〜約75重量%の水、好ましくは約45〜約75重量%の水;約5〜約25重量%の水性コロイド、好ましくは約10〜約25重量%の水性コロイド;および約5〜約45重量%の糖類、好ましくは約5〜約25重量%の糖類を含有する。最も好ましい水性グレーズは、約10〜約20重量%の糖類、約15〜約25重量%の水性コロイド、および約45〜約75重量%の水を含有する。理論的には、任意の適切な糖および/または低カロリー甘味料をグレーズに使用することができるが、ショ糖が好ましい。最も好ましいグレーズは、約11〜約15重量%のショ糖、約1〜約3%のブドウ糖、および約0.1〜約1.1重量%の果糖の組合せを含有する。水性コロイドは、当該分野において標準的な知識を有する当業者であれば、本目的に叶うことが知られているものの中から選択することができる。例えば、最も好ましいグレーズは、アラビゴガム、キサンタンガムおよびデンプンの組み合わせを約15〜約25重量%含有する。グレーズの追加材料としては、香料、着色剤、微量養素、抗ブルーム剤、保存料および水素化油を含む油類が挙げられ、そのような材料の使用は、本発明の範ちゅうに含まれる。一般的には、そのような追加材料は約15重量%以下である。好ましいグレーズにおいては、水素化油の量は約10重量%未満であり、保存料としてのクエン酸およびソルビン酸の量は、合わせて約0.2重量%未満である。水性グレーズの例としては、センターケム・フード(Centerchem Foods)社(コネチカット州ノーウォーク)から市販されているCapol(登録商標)ブランドのグレーズなどが挙げられるが、これに限定されるわけではない。
適切な艶出しガム類は、約30〜75重量%の水、好ましくは約30〜50重量%の水;約35〜50重量%の糖類、好ましくは約35〜45重量%の糖類(ショ糖が好ましい);ならびに約5〜25重量%の水性コロイド、好ましくは約10〜25重量%の水性コロイド(デキストリンが好ましい)を含有する。最も好ましい実施態様においては、本発明に従う艶出しガムは、約30〜約45重量%の水、約35〜45重量%の糖類、および約15〜約25重量%の水性コロイドを含有する。艶出しガムは、糖類、水および水性コロイドに加えて、上述したその他の添加剤を少量含有する場合がある。
艶出しガムまたは水性グレーズは、スプレーまたはその他の簡便な方法によって塗布し、乾燥させた後に水性インク画像を施す。最も好ましい実施態様においては、菓子をコーティングパンの中に入れている間に、親水性物質を塗布を行った(「ロールイン(roll-in)」)。
グレーズまたは艶出しガムを塗布した後に、食品をコーティングパンから取り出し、好ましくは水性インクを用いたインクジェット印刷によって画像の印刷を行った。本明細書において使用しているように、「インクジェット印刷」とは、熱ジェットシステムおよび高圧ジェットシステムなどのようなドロップオンデマンドシステム、ならびに、連続ジェットインクジェットシステムを含む。一般的には、本発明は、水性インクに対する食品表面の適合性を高めることに関するものであり、そのようなインクを用いて印刷する特定の方法に関しては主眼をおいていない。それでも、当業者であれば、インクジェットシステム間で顕著な差があることは自明である。
インクジェット印刷システムには大きく2つの型があり、すなわち、連続ジェットシステムおよびドロップオンデマンドシステムである。連続ジェットインクジェットシステムにおいては、少なくとも1個のノズルを通して加圧下、連続的な流れとしてインクを放出する。開口部から一定の距離のところにおいて、流れは液滴になって途切れる。一般的には、連続インクジェットシステムにおけるインクの液滴は、圧電結晶によって形成され、このとき圧電結晶は、インク流に隣接した位置において、制御された振動数で振動している。インクの液滴の流れを制御することを目的として、これらのインクは、塩類およびその他の誘電剤を添加することによって帯電させ、さらに、デジタルデータ信号に従っている。液滴は静電界を通過するが、静電界が各液滴の軌道を調整する。液滴は、再循環のために側溝に直接戻るか、または、基体上の特定の位置に到達して所望する画像を作成する。単一のプリントヘッドおよび単回通過印刷によって食品上に連続ジェットプリンター画像を印刷するための一般的な最大解像度は、2.5cm(1インチ)あたり70〜90ドット(dpi)である。
ドロップオンデマンドシステムにおいては、デジタルデータ信号に従い、加圧下でバルブから液滴が直接基体上の定められた位置に排出される。液滴は、基体上に吹き付けられない限りは、形成されず、または排出されない。ドロップオンデマンドシステムにおいては、圧電結晶(連続ジェットシステムと同様)または熱(バブルジェット(登録商標))技術によって液滴の形成を行うことができる。後者の技術には、カートリッジチャンバー内において加熱されたインクによるインク液滴の形成を含み、「オンデマンド」原理に基づいてインクが排出される。一般的には、ドロップオンデマンドシステム印刷は、要求に応じて液滴を形成するために時間を要することから、連続ジェットシステムよりも遅いが、より解像度の高い画像を作成することができる。しかしながら、市販されているいくつかのプリントヘッド(例えば、Xaar、Trident、PicojetおよびSpectraなどによって製造されたものなど)を使用することにより、ドロップオンデマンドシステムにおいても作業速度を速めることができる。さらに、ドロップオンデマンドシステムは、インクの回収、装填または偏向を必要としないことから、これらのシステムは連続ジェットシステムよりも簡便である。造形された食品片上に印刷された画像の解像度は、ドロップオンデマンドインクジェットシステムを用いた場合には約100dpiよりも高く、約200dpiよりも高くすることができ、ある場合においては、300dpiより高くすることが可能であり、写真もしくは写真に近い解像度(360dpi程度)に達する。本明細書に使用している「高解像度」とは、約100dpi以上を意味する。
連続ジェットシステムおよびドロップオンデマンドシステムは、複数回通過印刷に適用することができ、このとき、複数回通過の間、印刷される食品の表面上の同じ位置にプリントヘッドを位置指定することによって単一の画像を作成する。
好ましい実施態様においては、標準的なシアン/イエロー/マゼンタ/黒のプリントヘッドなどのような多色インクジェットプリントヘッドを使用した。高解像度多色複合画像は、最初に単色またはそれ以上の色の構成要素画像を印刷することによって実質的に位置合せをし、次に、最初の構成要素画像上にグレーズを施した上に第二の構成要素画像を印刷することによっても印刷することができる。本明細書において使用している実質的な位置合せとは、複合画像を構成している2つもしくはそれ以上の構成要素画像が、ヒトの目で見た場合に単一として認識される画像を形成しているように見えることを意味する。
複合画像を印刷するためには、構成要素画像を印刷している間に食品片が動かないように、所定の位置に食品片を固定する必要がある。これを行う方法については、上述の特許文献2に開示されている。
本発明において使用することができるインクの処方は、インクジェット可能なものである。「インクジェット可能」または「インクジェット適合性」という語は相互に読み替えることができ、水性および溶媒型インクを含み、それらは、連続ジェットシステムまたはドロップオンデマンドシステムのインクジェットプリントヘッドを通して排出可能である。
好ましい水性非顔料性インクは、約30〜約95重量%、好ましくは約30〜約85重量%の水、および約100ppm〜約5重量%、好ましくは約100ppm〜約2重量%の可溶性着色剤を含有する。本発明における使用に適した水性非顔料性インクは、カラーコン(Colorcon)社(ペンシルバニア州ウエストポイント)から製品番号CI 15050-D、CI 10572-DおよびCI 12022-Dとして市販されている。別の系列のインクジェット印刷用インクがフォトフロストデコレーティングシステムズ(PhotoFrost Decorating Systems)社(アリゾナ州ブリセヴィル)から市販されている。
色彩不透明度が大きい顔料インクを用いて食品表面上に印刷することについても強い要望がある。好ましい水性顔料インクは、約30〜85重量%、好ましくは約30〜約75重量%の水(一般的には脱イオン水)、および約3〜約45重量%、好ましくは約3〜約35重量%の粒子(顔料)を含有する。一般的にそのようなインクは、当該分野において既知であるような、顔料の分散状態を保つ手段を要する。一般的には、グリセリンまたは他のグリコール類(例えば、ポリエチレングリコールなど)などの分散剤を1.0〜50重量%使用する。水性顔料インクは、いくつかの非水溶媒を含有する場合があるが、その量はインク中の水の量よりも少なく、好ましくは約40重量%以下である。好ましい水性顔料インクは、1つまたはそれ以上の染料を約100ppm〜約2重量%の範囲で必要に応じて含有する場合がある。
本明細書における使用に適した白の水性顔料インクの例としては、約10〜約45重量%の二酸化チタン;約1〜約48重量%の分散剤(好ましくはグリセリン);約5〜約40重量%の低分子量アルコール(好ましくはエタノール);約30〜約75重量%の水、および1重量%以下の界面活性剤を含有する。上述した特許文献1に記載されているようなその他の水性顔料インクも使用することができる。顔料インクは、インクジェットプリントヘッドでの使用に適した粒子径を有していなければならず、プリントヘッド開口部の大きさは、一般的に約50マイクロメートル以下である。従って、そのようなインクの顔料粒子は、粒子径が約50マイクロメートル以下であることが好ましく、より好ましくは30マイクロメートル以下であり、最も好ましくは約1〜約5マイクロメートルである。
疎水性表面を有する糖衣の被膜上に印刷する目的で本発明において使用される溶媒型インクも、極性を変化させた食品の表面上へのインクジェット印刷に適しており、印刷後に疎水性被膜を施す。溶媒型インクを使用することは、本発明の範ちゅうに含まれる。印刷される表面に対し、極性を変化させるグレーズまたは艶出しガムを用いて被膜を施した後に、ロウを用いて菓子を被覆することは、当該分野における顕著な改善点である。本明細書において使用している「溶媒型インク」とは、水より多量の非水溶媒を含むものをさす。溶媒型インクとしては、顔料および非顔料溶媒型インク、ならびに、実質的に完全に脂肪性もしくは油性のインクなどが挙げられる。溶媒型顔料インクは、約15〜80重量%の非水溶媒および約5〜約50重量%の粒子を含有する。
溶媒型非顔料インクも、本発明に従って極性を変化させた表面上への印刷に適している場合がある。そのようなインクもインクジェット法に供することができることから、本発明の範ちゅうに含まれる。溶媒型非顔料インクは、約70〜約99重量%の非水溶媒、および該溶媒に可溶性の着色剤を約1〜約30重量%含有する。
本発明に従う食用インク組成物は、被覆された食品片の表面の極性変化に対して、インクの適合性が向上するような界面活性剤を含有する場合がある。本発明のインクに使用される界面活性剤としては、例えば、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤および両性の界面活性剤などが挙げられる。勿論、使用する界面活性剤は、使用量において可食性でなければならない。オレイン酸ポリグリセロール類、モノステアリン酸類、ポリソルベート類、モノおよびジグリセリド類、ならびにレシチンなどを含むリン脂質類などを本目的に使用することができる。一般的に、界面活性剤は 約1.0重量%以下である。最も好ましくは、界面活性剤の量は、最終的なインクの処方に対して約0.001〜約0.5重量%である。
上述した全てのインクは、従来から使用されている添加剤、例えば、香料、保存料、消泡剤、微量養分、分散安定化剤、膜形成剤および結合剤、ならびに当該分野において実用化されているその他の物質をも含む。
好ましくは、本発明において使用される水性または溶媒型インクはインクジェット適合性である。本明細書から明らかなように、インクジェット適合性インクは、粘度が約1〜約45センチポアズであり、表面張力が約15〜約50dyn/cmである。顔料インクにおいては、平均粒子径はプリントヘッドチャネルの大きさによって規定され、好ましくは約50マイクロメートル以下、より好ましくは約30マイクロメートル以下、さらに好ましくは15マイクロメートル以下、最も好ましくは5マイクロメートル以下である。
インクと印刷を施される食品片の表面との間の表面化学は、最終的な画像の質および解像度を決定する上で重要な役割を果たす。基質またはインクの温度は、食品片表面上のインク液滴の迅速な乾燥を促す目的で使用する乾燥気体流を利用して変化させることができる。温度変化は、インクおよび食品表面の表面エネルギー特性に影響を与え、低温では表面エネルギーが低下し、インクが食品の表面上に広がる傾向を抑制する。非常に低湿度の気体または空気をあてることにより、インク液滴の乾燥速度が増す。インクカートリッジの温度を変化させることにより、インクのレオロジーを変化させ、または制御し、印刷動作を最大限にすることもできる。これらのパラメーターを最適化することは、製菓分野の通常の技術を有する当業者であれば、技量の範囲内である。
インク画像は、30秒から5分間、空気が直接画像にふれることなく、印刷片を単に空気にさらすことにより、乾燥させることもできる。有益な方法としては、加熱空気を用いた対流乾燥法により、30秒以内、好ましくは10秒以内にインクから溶媒を蒸発させた。印刷および乾燥後、または単に印刷を行った後、水性グレーズまたは艶出しガムもしくはセラックを用いてさらに被覆し、画像を固定した。これによって画像が固定され、画像のゆがみなどが軽減することが見出された。画像がにじまないようにするため、グレーズ、ガムまたはセラックの塗布には、非接触法(スプレー法またはエアブラシ法など)を使用した。
複数の構成要素画像を印刷して複合画像を作成する場合には、1つまたはそれ以上の追加のインクジェット画像を印刷するために、さらに水性グレーズまたは艶出しガムで被覆することによって印刷表面の適合性を高めた。
好ましい実施態様においては、印刷後、疎水性仕上げを施すために、菓子をコーティングパンに戻す。好ましくは、疎水性仕上げには2つの被膜を施すが、ひとつは、トリグリセリド類およびカルナウバロウを含む湿式ロウ被膜であり、もうひとつは実質的にカルナウバロウを含む乾式ロウ被膜である。ロウ仕上げを施すことは当該分野において既知であり、これらの工程の詳細については本明細書に記述しない。
以下の質的実施例および比較実施例は、M&M'sブランドのピーナッツ入りチョコレートなどのような、コーティングパンで被覆加工して形成した硬質糖衣を有する菓子上に印刷を行う際に有効であることを示している。一般的に、このような糖衣は次のものを含む:(a)冷たい糖類シロップを繰り返し塗布することによって形成された冷たい糖類シロップの衣;および(b)色素を含む熱い糖類シロップを繰り返し塗布することによって形成された熱い糖類シロップの衣。コーティングパンで被覆加工して形成した硬質糖衣を有する菓子の艶出しのために従来から行われている方法は、上述の冷たい、および熱いシロップの塗布を行った後に次の工程を実施する:(c)複数の層構造を有する糖衣上に湿式艶出し剤(アラビアゴム/デキストリンおよびカルナウバロウ艶出し剤など)を塗布し、乾燥させ、さらに、;(d)乾式艶出し剤(一般的にはカルナウバロウ粉末を含む)を薄く塗布し、菓子に所望する輝きを与える。
比較試験を行うことを目的として、以下のサンプルを調製した:(1)熱いシロップによる被覆または着色を行わず、冷たいシロップの塗布(工程(a))のみを実施;(2)黄色色素を用い、冷たい、および熱いシロップの塗布(工程(a)および(b))を実施;(3)黄色色素を用い、冷たい、および熱いシロップの塗布(工程(a)および(b))を実施し、さらに湿式艶出し剤(工程(c))を使用;(4)黄色色素を用い、湿式および乾式艶出し工程を含む工程(a)から(d)までの全てを実施;ならびに、(5)色素を用いず、工程(a)および(b)を実施。
上記のサンプル(対照群を除く)は、Capol系列(Capol 120C、Capol 127C、Capol 140CおよびCapol 149C)の水性グレーズを40psiの空気圧において手動でスプレーした後、10〜45分間乾燥させた。次に、キャノン(Canon)社の6000プリンターを用いてサンプルにインクジェット印刷を行った。サンプルには、標準的なインクジェットカートリッジの色であるシアン、マゼンダおよびイエローの三色を用い、非常に細い線とべた色の部分から構成されるテストパターン画像を印刷した。サンプルのプリントに使用したプリントモードは、キャノンプリンターの「黒」印刷モードであった。このプリントモードは高品質印刷技術用である。印刷過程においては、シアン、マゼンダおよびイエローを等部用いて黒インクの液滴を生成した。上述の技術を利用してサンプルに印刷を行った後、全てのサンプルを乾燥させ、インクを固化させた。乾燥/固化には少なくとも5〜10分間かけた。食用インクはフォトフロスト(Photofrost)社から購入したものであり、FD&Cに適合した食用色素、水、エタノールおよびポリプロピレングリコールを含有する。
ゼラックを主剤とする被膜(Capol 153C)を施す前に、各サンプルおよび対照について、汚れに関する5段階(0〜4)評価を行った。この評価系においては、4は、濡れた手で触ったときに印刷されたサンプルが汚れなかったことを示している。3は、湿り気を帯びた手でサンプルに触ったときに汚れが生じたことを示している。2は、乾いた手で触ったときにサンプルが汚れなかったことを示している。1は、サンプルを互いに擦り合わせたときに汚れなかったことを示しており、0は、サンプルを互いに擦り合わせたときに汚れたことを示している。
次に、印刷されたサンプルに、セラックを主剤とするグレーズであるCapol 153Cを手動でスプレーし、菓子の表面および画像を保護した。サンプルは、解像度および色彩強度のパラメーターに従って4段階評価を行ったが、この評価においては1が最低であり、4が最高であった。サンプルは、印刷の質および1インチあたりのドット数を評価するため、裸眼および顕微鏡下で評価した。評価結果を以下の表に示す。
上述の実施例から明らかになったことは、糖衣で最終仕上げをした菓子に印刷した場合と比較して、極性を変化させる被膜を施してからインクジェット印刷を行った場合には、画像解像度および汚れに対する耐性が実質的に改善されていた。驚くべきことに、糖衣で被覆する過程における別異の段階で印刷を行っても、対照と比較して改善が観察された。
本発明は、現在のところ好ましい実施態様であると考えられるものに関してのみ記載しているが、本発明は、開示されている実施態様に限定されるわけではない。むしろ、本発明は、上記の請求項の真意および範ちゅうに含まれる多様な変形および等価物を包含する。上記の請求項の範ちゅうは、そのような全ての変形ならびに等価な材料および機能を包含するような最大限の解釈と一致する。
Claims (36)
- コーティングパンで被覆加工して形成した糖衣を有する食品;水、糖類および水性コロイドを含む極性を変化させるための被膜であって、糖衣の表面に施されている被膜;および極性を変化させるための該被膜上に印刷されたインク画像を有してなることを特徴とする菓子。
- 前記表面が平面ではないことを特徴とする請求項1記載の菓子。
- 前記菓子が、レンズマメ型または偏球型であることを特徴とする請求項1記載の菓子。
- 前記画像は、インクジェット印刷された高解像度複合画像であることを特徴とする請求項1記載の菓子。
- 極性を変化させるための前記被膜は、糖衣の表面において、約30〜約75重量%の水、約5〜約25重量%の水性コロイド、ならびに約5〜約50重量%の1種もしくはそれ以上の糖類を含有する親水性物質を乾燥させることによって形成されることを特徴とする請求項1記載の菓子。
- 極性を変化させるための前記被膜は、糖衣の表面において、約45〜約75重量%の水、約10〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の水性コロイド、ならびに約5〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の糖類を含有する水性グレーズを乾燥させることによって形成されることを特徴とする請求項1記載の菓子。
- 極性を変化させるための前記被膜は、糖衣の表面において、約30〜約50重量%の水、約35〜約50重量%の1種もしくはそれ以上の糖類、ならびに約10〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の水性コロイドを含有する艶出しガムを乾燥させることによって形成されることを特徴とする請求項1記載の菓子。
- 前記インク画像が、インクジェット可能な水性インクで印刷されていることを特徴とする請求項1記載の菓子。
- 前記インク画像がインクジェット印刷された水性インク画像であって、約3〜約45重量%の顔料、約1〜約50重量%の分散剤、約40重量%以下の非水溶媒、および約30〜約85重量%の水を含有する低粘度の顔料インクによって印刷されたものであることを特徴とする請求項8記載の菓子。
- 前記グレーズが
約10〜約20重量%の1種もしくはそれ以上の糖類、
約15〜約25重量%のガム類およびデンプン類の混合物、
約10重量%未満の水素化油、ならびに
約0.2重量%未満の保存料
を含有することを特徴とする請求項6記載の菓子。 - 前記艶出しガムが、約35〜約45重量%の1種もしくはそれ以上の糖類、約15〜約25重量%の1種もしくそれ以上の水性コロイド、ならびに約30〜約45重量%の水を含有することを特徴とする請求項7記載の菓子。
- 印刷されたインク画像上にさらに疎水性の仕上げ被膜を施すことを特徴とする請求項1記載の菓子。
- 食品上にインクジェット印刷を行う方法であって、
水、水性コロイドおよび糖を含む親水性物質を用いて食品の表面を被覆することにより、極性を変化させた表面を形成し;さらに、
水性インクを用い、極性を変化させた該表面上に少なくとも第一のインクジェット画像をインクジェット印刷する、
各段階を有してなることを特徴とする方法。 - 親水性物質を用いて被覆を行う前記段階は、約5〜約50重量%の1種もしくはそれ以上の糖類、約30〜約75重量%の水、ならびに約5〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の水性コロイドを含有する水性組成物の塗布を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
- 親水性物質を用いて被覆を行う前記段階は、約45〜約75重量%の水、約10〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の水性コロイド、ならびに約5〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の糖類を含有する水性グレーズの塗布を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
- 親水性物質を用いて被覆を行う前記段階は、約35〜約50重量%の1種もしくはそれ以上の糖類、約10〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の水性コロイド、ならびに約30〜約50重量%の水を含有する艶出しガムの塗布を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
- 前記水性インクが
約3〜約45重量%の顔料;
約1〜約50重量%の分散剤;
約40重量%以下の低分子量アルコール;および
約30〜約85重量%の水
を含有することを特徴とする請求項13記載の方法。 - インクジェット画像を対流乾燥させることによってインクの溶媒を蒸発させる段階を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
- インクジェット印刷された菓子上に最終的なロウ被膜を施す段階を追有することを特徴とする請求項13記載の方法。
- 最終的なロウ被膜を施す前記段階は、湿式ロウ被膜を施し、その後、乾式ロウ被膜を施す過程を含むことを特徴とする請求項19記載の方法。
- 前記インクジェット印刷画像上に水性グレーズまたは艶出しガムを用いた保護層を施す段階を追有することを特徴とする請求項13記載の方法。
- 前記インクジェット印刷が高解像度ドロップオンデマンドインクジェット印刷であり、さらに、前記第一画像と位置合せをして、前記食品上に第二の水性インク画像をインクジェット印刷する段階を追有することを特徴とする請求項13記載の方法。
- 前記第一画像を乾燥させ、この第一画像の上に親水性物質を塗布した後に、前記第二画像を印刷することを特徴とする請求項22記載の方法。
- 前記高解像度複合画像が多色画像であることを特徴とする請求項22記載の方法。
- 前記食品が、コーティングパンで被覆加工して形成した硬質糖衣を有する菓子であることを特徴とする請求項13記載の方法。
- コーティングパンで被覆加工した硬質食品上にインクジェット印刷を行う方法であって、
水、水性コロイドおよび糖類を含有する親水性物質を用い、コーティングパンで被覆加工した菓子をさらに被覆することによって極性を変化させた表面を形成し、
極性を変化させた該表面上にインクジェット適合性インクを用いて画像をインクジェット印刷し、さらに、
疎水性仕上げ剤で被覆する、
各段階を含むことを特徴とする方法。 - 親水性物質を用いて被覆する前記段階は、約5〜約50重量%の1種もしくはそれ以上の糖類、約30〜約75重量%の水、ならびに約5〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の水性コロイドを含有する水性組成物の塗布を含むことを特徴とする請求項26記載方法。
- 親水性物質を用いて被覆を行う前記段階は、約45〜約75重量%の水、約15〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の水性コロイド、ならびに約10〜約20重量%の1種もしくはそれ以上の糖類を含有する水性グレーズの塗布を含むことを特徴とする請求項26記載の方法。
- 親水性物質を用いて被覆を行う前記段階は、約35〜約45重量%の1種もしくはそれ以上の糖類、約15〜約25重量%の1種もしくはそれ以上の水性コロイド、ならびに約30〜約45重量%の水を含有する艶出しガムの塗布を含むことを特徴とする請求項26記載の方法。
- 前記水性インクが
約3〜約45重量%の顔料;
約1〜約50重量%の分散剤;
約40重量%以下の低分子量アルコール;および
約30〜約85重量%の水
を含有することを特徴とする請求項26記載の方法。 - 前記インクジェット印刷段階は、極性を変化させた表面上への溶媒型インク画像の印刷を含むことを特徴とする請求項26記載の方法。
- 疎水性仕上げを施す前記段階は、カルナウバロウを含有する組成物を塗布する第一および第二段階を含むことを特徴とする請求項26記載の方法。
- 前記インクジェット印刷段階は、ドロップオンデマンドインクジェット印刷であり、前記画像は高解像度画像であることを特徴とする請求項26記載の方法。
- 前記インクジェット印刷段階を繰り返して構成要素画像を形成し、画像は、高解像度複合画像であることを特徴とする請求項26記載の方法。
- 極性を変化させた前記表面が平面ではないことを特徴とする請求項26記載の方法。
- 前記菓子がレンズマメ型または偏球型であることを特徴とする請求項26記載の方法。
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