JPH02122975A

JPH02122975A - 曲面物の多色印刷方法

Info

Publication number: JPH02122975A
Application number: JP27451688A
Authority: JP
Inventors: Takaharu Oda; 敬治小田
Original assignee: Toyo Seikan Kaisha Ltd
Current assignee: Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Priority date: 1988-11-01
Filing date: 1988-11-01
Publication date: 1990-05-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は曲面物の多色印刷方法に係り、特にｆｆ、ＩＪ
等の外周面に多色印刷を行う印刷方法に関する。

〔従来技術〕

曲面物、例えばＪ等の円筒体、１（を状体の外周面に、
美術作品側、写真画等を多色印刷する場合には、ドライ
オフセット方法が考えられている。更に詳しくは、ドラ
イオフセットチューブ印刷（特開昭５５−１４２３１号
公報、特開昭５６−７２９５８号公報）、線画による多
色画像印刷（特公昭５５−２０２１７号公報）、及び網
凸版の多色印刷（特開昭６３−１２６７５０号公報）等
が考えられている。

ドライオフセットチューブ印刷方法には、チューブ４色
印刷機が広く使用され、チューブ印刷機は、フ゛ランケ
ットハ同と、フ゛ランケット１１同の外ＩＡＩ面に転接
される版胴とから構成される。ブランケット胴には、各
版胴からの色インキが転写され、ブランケット胴の外周
面上には、２色または４色のインキが重ねられて多色印
刷画が形成される。

一方、マンドレルに支持された沫はこのブランケット胴
に転接され、罐が１回転成いは２回転することにより、
多色印刷画が罐の外周面に印刷される。

万緑スクリーンで製版された線画による多色画像印刷方
法は、ブランケット胴に複数の版胴から線画が転写され
、その胴面上に複数の線画に基づく多色画像を形成し、
これを被印刷曲面物に転写印刷するものである。線画に
よる多色画像印刷方法には、各色インキがブランケット
胴及び被印刷曲面物に重ならないように印刷する方法が
提案されている。

また、最近、平版印刷で行われているような網点の凸版
印刷が曲面物の印刷に試みられ、ブランケット胴に網点
印刷画像が転写されるものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の曲面物の多色印刷方法では種々の
不具合がある。

チューブ４色印刷方法では、ブランケット胴面上で４色
のインキが重なる。このため、転写インキが混濁し、被
印刷曲面物の印刷画は鮮明さを欠く不具合がある。また
、この様な混濁を押さえるため、インキのタック値を変
えることが行われている。しかし、ブランケット胴面上
にインキが重なると、各インキの被印刷曲面物への転写
が完全でなく、ブランケット胴面上にインキが残留する
場合がある。この為、繰り返して行われる印刷物には、
一定の印刷画が得られず、ユーザの要求に応えられない
不具合がある。

また、２色づつの印刷画をそれぞれプランケ・シト胴面
上に転写する方法は、被印刷曲面物を２回転させるため
、１回転目と２回転目とにおいての３Ｊｉ（整が難しく
ずれる底がある。特に、甜繋ぎ部のあるものは、このず
れを解消することが困難である。

線画による多色画像印刷は、インキの重なりが防止でき
るが、その重なりを防止するが故に、線画同士の境界部
が現れるため印刷画像は写実性に欠ける。

また、従来の網点の凸版印刷方法では、各インキの印刷
領域が重なるため、前述のように操り返して行われる印
刷物には、一定のものが得られず、ユーザの要求に応え
られない不具合がある。　本発明はこのような事情に鑑
みて成されたもので、鮮明で写実性に優れ、且つ一定の
ものを出来るだけ多く繰り返して印刷することのできる
曲面物の多色印刷方法を提供することを目的としている
。

〔問題点を解決するための手段］前記目的を達成するために、本発明に係る曲面物の多色
印刷方法は、複数の版胴を備えた転写ローラの外周面に
各版胴からそれぞれの一色インキ画像を刷り込むと共に
、各一色インキ画像を組合わせて多色印刷の像を形成し
、該転写ローラに被印刷曲面物を転接させ、前記多色印
刷の像を被印刷曲面物に転写して被印刷曲面物の外周面
に印刷を行う方法であり、前記版胴で各一色インキ画像のインキを転写ローラの外
周面に網点にして刷り込むと共にそれぞれ版胴のインキ
刷り込み領域を互いに異ならせて、前記多色印刷の像を
各色インキが重ならないように形成することを特徴とす
る方法である。

〔作用〕

本発明に係る曲面物の多色画像印刷方法によれば、ブラ
ンケット胴面上には各版胴から原画を色分解した各一色
画像が網点板で刷り込まれ、一色画像が組合わせられ”
で多色印刷画が形成される。この場合、各版胴のインキ
刷り込み位置は、他のインキ刷り込み位置と重ならない
ように設定され、フランケラト胴上で各インキは混濁し
ない。この為、被印刷曲面物に多色印刷画を転写した時
、被印刷曲面物の外周面には鮮明な写真印刷画等が印刷
される。また、ブランケット胴面上での版胴の刷り込み
位置は常に同位置であるため、被印刷曲面物に印刷を繰
り返しても、インキの混濁がなく一定の印刷物が得られ
る。

［実施例〕以下、本発明に係る好ましい実施例を添付図面に従って
説明する。

第１図は本発明に係る曲面物の多色印刷方法に使用され
る印Ｉ’ｌｌ　Ｍｕの概略説明図である。第１図に示す
ように印刷機の機台１０上には、プランケット胴（転写
ローラ）１２が設けられ、ブランケット胴１２は回転軸
１３に回転可能に取り付けられている。ブランケット胴
１２の外周面には４個の版胴１４．１６．１８．２０が
転接され、各版胴１４、・・・・・にはインキ供給装置
２２がそれぞれ設けられている。

また、機枠１０上には羅供給台２４が設けられ、鑵供給
台２４は回転軸２６に取り付けられている。

工１を供給台２４には罐２８が図示しないマンドレルに
よって回転可能に取り付けられ、罐２８は罐供給台２４
Ａの位置で１回転しながらブランケット胴１２に転接さ
れる。

版胴１４のインキ供給装置２２からは黄インキが供給さ
れ、版胴１４は画板として機能し、版胴１６のインキ供
給装置２２からは紅インギが供給され、版胴１６は柾板
として機能し、版胴１８のインキ供給装置２２からは藍
インキが供給され、版胴１８は凹版として機能し、版胴
２０のインキ供給装置２２からは墨インキが供給され、
版胴２０は墨版として機能している。写真製版において
は、写真原稿から自動製版機を用いて、通常、黄、紅、
藍、墨の色分解し、スクリーンを通して各色の網点板の
版胴１４．１６．１８．２０が作成される。尚、スクリ
ーンの線数は６０線乃至１５０線の範囲のものが使用さ
れ、より好ましくは１００線乃至１３３線の範囲のもの
が使用される。

次に、各版胴によるブランケット胴への一色インキ画像
の刷り込みについて説明する。

第１図に示すようにブランケット胴１２の外周面区域Ａ
部は、画板胴１４に転接され、区域Ａ部には黄の一色イ
ンキ画像が刷りこまれる。次に、区域Ａ部はＢ位置に移
動して柾板胴１６に転接され、区域Ａ部には紅の一色イ
ンキ画像が刷りこまれる。区域Ａ部は更にＣ位置に移動
して凹版胴１８に転接され、区域Ａ部には藍の一色イン
キ画像が刷りこまれる０区域Ａ部はＤ位置に移動して墨
版胴２０に転接され、区域Ａ部には墨の一色インキ画橡
が刷りこまれる。これにより、ブランケット胴１２の外
周面区域Ａ部には、黄、紅、凹、及び墨の一色インキ画
像に基づく多色印刷画像が形成される。

第２図は区域Ａ部の多色印刷画像の拡大図１である。第
２図（ａ）に示すように４原色成分で色を表現する部分
は、画板胴１４が刷り込む黄インキは４領域を１組とし
てブランケット胴１２の領域１に限られ、他の領域２、
領域３、領域４には黄インキは刷りこまれない。また、
柾板胴１６が刷り込むインキは領域２に限られ、凹版胴
１８が刷り込むインキは領域３に限られ、墨版胴２０が
刷り込むインキは領域４にかぎられる。従って、一色イ
ンキ画像は従来と異なりスクリーンに基づく各網点板の
角度を相違させずに各包成、分が２５％以下の中間調か
らハイライトにかけてのトーン画像としてブランケット
胴１２の外周面に形成される。

画像の中で１色だけで色を表現する部分は第２図（ｂ）
のように４領域をその１色だけで占めることができ、２
色で色を表現する部分は第２図（ｃ）に示すように４領
域の内２領域ずつをそれぞれの色が占めることができる
。３色で表現する部分は第２図（ｄ）に示すよに領域を
９？ｉｎ域とし３色がそれぞれ３領域ずつを占める。

第３図は各区域の多色印刷画像の中間調からシャドウ部
を示した拡大図である。第３図に示すように主体となる
色が４頭域をベタで占め、階調に応じた面積になるよう
に各領域の中心を抜き、その中に混色成分をそれぞれの
面積比率で嵌め込んで色再現を行うことができる。例え
ば、林檎の赤を表現する場合、各４領域は紅インキまた
は赤インキがベタで占め、黄、箭、墨等は色調に応じた
面積比率でベタの中を抜き、そこに嵌め込んで色を再現
することができる。

このような一色インキ画像は組合わせられてブランケッ
ト胴１２上に多色印刷画像を構成する。

多色印刷画像は、罐２８との転接時に甜２８に転写され
、′ＪＪＩ［２８には多色画像が印画される。

前記の如く構成された本発明に係る曲面物の多色印刷方
法によれば、各版胴１４．１６．１８．２０の刷り込み
インキは、ブランケット胴１２上で重なることがない。

この為、各インキが混濁して、罐２８の印刷画像が不鮮
明になることがない。

また、ブランケット胴１２上にインキが残留した場合で
も、そのインキの残留位置には同じインキが再び刷り込
まれるため、［２Ｂの繰り返し印刷を何度行っても従来
と異なり一定の鮮明な印刷画を提供することができる。

更に、ＡＭ点点色色印刷あるため、万線多色印刷に比べ
写実性が優れている。　前記実施例では、プランケラ日
間１２に４個の版胴１４、・・・・・を設けた。しかし
、これに限らず、第４図に示すように版胴を５個以上設
けても良い。この場合には、版胴数に応じてブランケッ
ト胴の各印刷領域の数も増加することができる。

また、５個以上の版胴を持つ多色機の場合はプロセスイ
ンキのみでなく、版胴数に応じて原稿の色に近いインキ
を使用したり、ベタの部分と調子の部分を分けて印刷を
行えば、更に印刷性も良く写実像を高めることができる
。

尚、第２図に於いて、版胴の各刷り込み領域は円形状で
示したが、これに限らず、楕円形状、四角形状その他ど
のような形状でもよい。

次に製版方法について簡単に述べる。

各色の網点がそれぞれ重ならないように製版するには以
下の手順に従って行う、カラー原稿を公知のカラースキ
ャナーで黄、紅、藍、墨の基本４色に色分解し、レイア
ウトスキャナー「レスポンス」に画像データとして入力
する。

所定の画像処理をした後「レスポンスＪの「ＣＥＬＬＩ
Ｂ、コマンドを使い、画像の中で４色で色再現する部分
は第２図（ａ）に示すように１箇のセルサイズを４領域
に分け、各色がそのｌ領域ずつを占有するスクリーン、
１色で再現する部分は第２図（ｂ）に示すよに４領域を
総てその１色で占有するスクリーン、２色で色再現する
部分は第２図（ｃ）に示すように４領域の内の２領域ず
つをそれぞれの色が占有するスクリーン、３色で色再現
する部分は第２図（ｄ）に示すように１個のセルサイズ
を９領域に分け、各色は３領域ずつを互いに重ならない
ように占有するスクリーンを形成する。出力は画像の各
部をそれぞれの色数成分に区分し、それに対応するスク
リーンで多重露光を行うものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る曲面物の多色印刷方法
によれば、複数の各版胴で各一色インキ画像のインキを
転写ローラの外周面に網点にして刷り込むと共にそれぞ
れ版胴のインキ刷り込み領域を互いに異ならせて、前記
多色印刷の像を各色インキが重ならないように形成した
ので、転写ローラから転写された曲面物の印刷画は鮮明
で写実性に優れ、且つ一定のものを出来るだけ多く繰り
返して得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る曲面物の多色印刷方法が使用され
た印刷機の概略説明図、第２図（ａ）は印刷機のブランケット胴の拡大側面図で
あり、第２図（ｂ）乃至（ｄ）はブランケット胴の各領
域の拡大図、第３図は各区域の多色印刷画像の中間調からシャドウ部
を示した拡大図、第４図は本発明に係る曲面物の多色印刷方法が使用され
た他の印刷機の概略説明図である。１０・・・機枠、　　１２・・・ブランケット胴、１４
・・・画板胴、　　１６・・・柾板胴、　　１８・・・
凹版胴、２０・・・墨版胴、　２２・・・インキ供給装
置、２４・・・罐供給台、　２８・・・罐、　３０・・
・予備版胴、３２・・・予備版胴。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の版胴を備えた転写ローラの外周面に各版胴
からそれぞれの一色インキ画像を刷り込むと共に、各一色インキ画像を組合わせて多色印刷の像を形成し、
該転写ローラに被印刷曲面物を転接させ、前記多色印刷
の像を被印刷曲面物に転写して被印刷曲面物の外周面に
印刷を行う曲面物の多色印刷方法において、前記版胴で各色のインキを転写ローラの外周面に網点に
して刷り込むと共にそれぞれ版胴のインキ刷り込み領域
を互いに異ならせて、前記多色印刷の像を各色インキが
重ならないように形成することを特徴とする曲面物の多
色印刷方法。