JP2008168197A - 有機化合物微粒子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にない新規な有機化合物微粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】有機化合物微粒子の製造方法は、混在状態になった第1液及び第2液を、液接触部21に連続して設けられた混合用細孔22に流通させて層流混合させることにより有機化合物の微粒子が分散析出した混合溶液を作成する液混合ステップにおいて、第1液の液接触部に向かう流動方向と混合用細孔22の延びる方向とを一致させると共に、第2液を複数の方向から液接触部21に流動させ且つ第2液の液接触部21に向かう各流動方向と混合用細孔22の延びる方向とを異ならせる。
【選択図】図3

Description

本発明は、トイレタリーを含む衛生用途、医薬品用途、食品用途、農業用途、情報通信用途等において有用な有機化合物微粒子の製造方法に関する。
マイクロミキサーは、流体流路が極めて狭いために拡散距離が非常に小さく、それ故、高速且つ高効率な混合を行うことができることから、近年、特に注目されている。
例えば、特許文献1には、生分解可能な合成物質および/または天然物質から成る形態学的に均一なマイクロ粒子またはナノ粒子を製造する連続的な方法であって、壁が波状、平行またはジグザグ状に形成された互いに係合するマイクロ通路を備えた混合室を有するマイクロミキサーを用いること、方法実施態様IIとして、粒子形成物質(合成ポリマー、天然物質、作用物質)を有機相中に溶解させた内相を、これと混合可能な外相にマイクロミキサーにより分散させることにより、内相の溶剤を外相の溶剤中に拡散させて粒子形成物質を析出させること、その具体例として、テストステロンをアセトンに溶解させた内相を、Imperial Chemical Industries(ICI)社製の商品名シンペロニックF68を蒸留水に溶解させた外相に分散させることが開示されている。
特許文献2には、ポリマーおよびポリマー易溶性溶媒を含んで成るポリマー溶液からポリマー粒子を製造する方法であって、ポリマー溶液およびポリマー難溶性溶媒をマイクロミキサーに供給し、それらをマイクロミキサーにて混合することによりポリマー粒子を相分離させるものが開示されている。そして、このようにすれば、粒子径が小さいながらも粒度分布がシャープなポリマー粒子を製造することができる、と記載されている。
特許文献3には、マイクロミキサーを用いて微粒子を得る方法が開示されているが、得られる粒子の粒径は大きいものである。
特表2003−500202号公報 特開2005−54023号公報 特開2006−289250号公報
しかしながら、例えば、二つの液の混合比が大きいような場合、公知のマイクロミキサーでは粒径の小さい微粒子を安定に得ることが困難であり、得られる微粒子の粒径は大きいものとなってしまう。
本出願の目的は、微細な有機化合物の微粒子を製造することができる新規な方法を提供することである。
上記目的を達成する本発明の有機化合物微粒子の製造方法は、
結晶性の有機化合物をそれに対する溶解度が相対的に高い第1溶媒に溶解させた溶液を含む第1液と、該有機化合物に対する溶解度が相対的に低い第2溶媒を含む第2液とを、それぞれ液接触部に向かって流動させて、該液接触部においてそれらが混在状態になるように接触させる液接触ステップと、
上記液接触ステップで混在状態になった上記第1液及び上記第2液を、上記液接触部に連続して設けられた混合用細孔に流通させて層流混合させることにより上記有機化合物の微粒子が分散析出した混合溶液を作成する液混合ステップと、
を備え、
上記液接触ステップにおいて、
上記第1液の上記液接触部に向かう流動方向と上記混合用細孔の延びる方向とを一致させると共に、
上記第2液を複数の方向から上記液接触部に向かって流動させ且つ該第2液の該液接触部に向かう各流動方向と上記混合用細孔の延びる方向とを異ならせるものである。
本発明の有機化合物微粒子の製造方法は、従来にない新規なものであり、これによれば、従来に得られなかったような粒径の小さい有機化合物の微粒子を製造することができる。
以下、実施形態に係る有機化合物微粒子の製造方法について説明する。
(液混合システムA)
まず、有機化合物微粒子の製造に用いる液混合システムAについて説明する。
図1は、その液混合システムAを示す。
この液混合システムAは、2種の液の混合に用いられるものであり、一対の液流入部101及び単一の液流出部102を有するマイクロミキサー100と液供給系等の付帯部とで構成されている。
マイクロミキサー100の一方の液流入部101には、第1液を貯蔵する第1貯槽31aから延びた第1供給管32aが接続されている。第1供給管32aには、第1液を流通させる第1ポンプ33a、第1液の流量を検知する第1流量計34a及び第1液の夾雑物を除去する第1フィルタ35aが上流側から順に介設されており、第1流量計34aと第1フィルタ35aとの間の部分に第1液の圧力を検知する第1圧力計36aが取り付けられている。第1ポンプ33a、第1流量計34a及び第1圧力計36aのそれぞれは、流量コントローラ37に電気的に接続されている。
マイクロミキサー100の他方の液流入部101には、第2液を貯蔵する第2貯槽31bから延びた第2供給管32bが接続されている。第2供給管32bには、第2液を流通させる第2ポンプ33b、第2液の流量を検知する第2流量計34b及び第2液の夾雑物を除去する第2フィルタ35bが上流側から順に介設されており、第2流量計34bと第2フィルタ35bとの間の部分に第2液の圧力を検知する第2圧力計36bが取り付けられている。第2ポンプ33b、第2流量計34b及び第2圧力計36bのそれぞれは、流量コントローラ37に電気的に接続されている。
流量コントローラ37は、第1液の設定流量及び設定圧力の入力が可能に構成されていると共に演算素子が組み込まれており、第1液の設定流量情報、第1流量計34aで検知された流量情報及び第1圧力計36aで検知された圧力情報に基づいて第1ポンプ33aを運転制御する。同様に、流量コントローラ37は、第2液の設定流量及び設定圧力の入力も可能に構成されており、第2液の設定流量情報、第2流量計34bで検知された流量情報及び第2圧力計36bで検知された圧力情報に基づいて第2ポンプ33bを運転制御する。
マイクロミキサー100の液流出部102からは混合液回収管38が延びて回収槽39に接続されている。
マイクロミキサー100は、図2に示すように、液接触部21とそれに連続して設けられた混合用細孔22とを有する。また、マイクロミキサー100は、具体的構成については後述するが、第1液の液接触部21に向かう流動方向と混合用細孔22の延びる方向とが一致するように形成されている。さらに、マイクロミキサー100は、第2液が複数の方向から液接触部21に流動し且つ第2液の液接触部21に向かう各流動方向と混合用細孔22の延びる方向とが異なるように形成されている。
液接触部21は、液流入部101から供給された第1液及び第2液を、それぞれ流動させた状態で且つそれらが混在状態になるように接触させる。
混合用細孔22は、混在状態になった第1液及び第2液を流通させて層流混合させる。混合用細孔22は、第1液及び第2液を層流混合させるものであるので非常に小さく、層流混合性を考慮すると、孔径Dが0.1〜1.0mm、或いは、孔面積Sが0.01〜1.0mmであることが好ましい。ここで、孔径Dが0.1mm以上、或いは、孔面積Sが0.01mm以上であると、圧力損失を小さくできる。かかる観点から、孔径Dについては、0.2mm以上、孔面積Sについては0.04mm以上であることがより好ましい。一方、孔径Dが1.0mm以下、或いは、孔面積Sが1.0mm以下で、層流混合性が優れている。かかる観点から、孔径Dについては、0.5mm以下、孔面積Sについては0.25mm以下であることがより好ましい。なお、孔径Dは、混合用細孔22の横断面外郭を内包する最小円の直径である。
混合用細孔22は、十分な分子拡散混合が達成されるという観点より、孔長さが1mm以上であることが好ましく、5mm以上であることがより好ましい。上限は特にないが、圧力損失を小さくするという観点より100mm以下であることが好ましい。
混合用細孔22は、その横断面外郭形状が特に限定されるものでなく、例えば、円形、半円形、楕円形、半楕円形、正方形、長方形、台形、平行四辺形、星形、不定形等である。また、混合用細孔22は、長さ方向に沿って均一に形成されていても、長さ方向に沿って不均一に形成されていてもいずれでもよい。
マイクロミキサー100は、特に構成が限定されるものではなく、管によって構成されたものであっても、溝が形成された基板の積層構造により内部に液流路が構成されるものであってもよい。
以下に、2種類のマイクロミキサー100の具体的構成について説明する。
<第1の構成>
図3(a)及び(b)は、第1の構成のマイクロミキサー100を示す。
このマイクロミキサー100は、内管110とその外側に設けられた外管120との二重管によって構成されたものである。
内管110は、一方の管端が外管120から引き出されて一方の液流入部101を構成し、第1液を貯蔵する第1貯槽31aから延びた第1供給管32aが接続され、他方の管端も外管120から引き出されて液流出部102を構成し、混合液回収管38が接続される。また、内管110は、例えば、外径が1.0〜3.5mmであり、後述するように混合用細孔22を構成するものであるので、内径が0.1〜1.0mm、或いは、孔面積が0.01〜1.0mmであることが好ましい。なお、外径及び内径は、その外郭を内包する最小円の直径である。
内管110には、管外から管内に軸方向に垂直に貫通した第2液流入孔111が周方向に間隔をおいて複数形成されている。なお、この第2液流入孔111は、軸方向に垂直なものに限らず、軸方向に傾斜して形成されたものであってもよい。
第2液流入孔111は、孔径dが0.05〜1.0mmであることが好ましく、0.07〜0.5mmであることがより好ましい。また、第2液流入孔111は、孔面積sが0.001〜1.0mmであることが好ましく、0.005〜1.0mmであることがより好ましい。なお、孔径dは、第2液流入孔111の孔断面外郭を内包する最小円の直径である。
第2液流入孔111は、個数が2個以上であり、装置の大きさにより適宜設計されるため上限は特にないが、2〜20個であることが好ましく、4〜10個であることがより好ましい。
第2液流入孔111は、その横断面外郭形状が特に限定されるものでなく、例えば、円形、半円形、楕円形、半楕円形、正方形、長方形、台形、平行四辺形、星形、不定形等である。また、第2液流入孔111は、長さ方向に沿って均一に形成されていても、長さ方向に沿って不均一に形成されていてもいずれでもよい。
外管120は、一方の管端が他方の液流入部101を構成し、第2液を貯蔵する第2貯槽31bから延びた第2供給管32bが接続され、他方の管端が封じられている。また、外管120は、例えば、外径が3〜12mmであり、内径が2.5〜10mmである。なお、外径及び内径は、その外郭を内包する最小円の直径である。
このマイクロミキサー100では、内管110の一方の管端である一方の液流入部101から第1液を供給すると共に、外管120の一方の管端である他方の液流入部101から第2液を供給し、且つ第1液よりも第2液を高圧とすることにより、第2液が複数の第2液流入孔111のそれぞれから内管110内に流入して第1液に接触し、それらが混在状態となって内管110を流動することとなる。従って、内管110内の第2液流入孔111が形成された部分が液接触部21に構成され、内管110のそれよりも下流部分が混合用細孔22に構成される。
そして、以上のようなマイクロミキサー100の構成により、第1液の液接触部21に向かう流動方向と混合用細孔22の延びる方向とを一致させると共に、第2液を複数の方向から液接触部21に流動させ且つ第2液の液接触部21に向かう各流動方向と混合用細孔22の延びる方向とを異ならせることができる。
なお、管によって構成されたマイクロミキサー100としては、図4に示すように、内管110の第2液流入孔111が形成された部分を覆うように短尺管状の外管タンク130を設けたものであってもよい。この外管タンク130は、タンク本体131とタンク本体131から側方に延びる液導入管132とで構成されており、この液導入管132の管端が液流入部101を構成し、第2液を貯蔵する第2貯槽31bから延びた第2供給管32bが接続される。図3では、外管タンク130は、内管110の第2液流入孔111が形成された部分に対応して液導入管132がタンク本体131に接続されており、それらがT字状を形成している。
<第2の構成>
図5(a)及び(b)は、第2の構成のマイクロミキサー100を示す。
このマイクロミキサー100は、ベース基板140とカバー基板150との積層構造により構成されたものである。
ベース基板140は、平面視の外形が矩形平板状に形成されており、その上面に、図5(a)に示す左右辺間を前後辺と平行に結ぶ断面コ字状の第1溝141が形成されていると共に、前後辺間を左右辺と平行に結ぶ断面コ字状の第2溝142が形成されており、それらの第1及び第2溝141,142が直交するように設けられている。また、ベース基板140は、例えば、上面の縦横それぞれの長さが2〜50mmであり、厚さが1〜5mmである。
カバー基板150は、ベース基板140と同一の平面視の外形の矩形平板状に形成されている。また、カバー基板150は、平面視の外形がベース基板140と同一であり、厚さが例えば0.5〜2mmである。
このマイクロミキサー100は、ベース基板140上にカバー基板150が積層されて固定されることにより、第1溝141とカバー基板150下面とにより断面矩形状の第1液流路143を構成すると共に、第2溝142とカバー基板150下面とにより断面矩形状の第2液流路144を構成する。
第1溝141により形成される第1液流路143は、後述するように混合用細孔22を構成するものであるので、流路径が0.1〜1.0mm、或いは、流路面積が0.01〜1.0mmであることが好ましい。第2溝142により形成される第2液流路144は、例えば、流路径が0.1〜1.0mm、或いは、流路面積が0.01〜1.0mmであることが好ましい。なお、流路径は、流路断面外郭を内包する最小円の直径である。
ベース基板140とカバー基板150とが積層された構成のマイクロミキサー100は、四つの側面にそれぞれ矩形状の開口を有することとなるが、図5(b)に示す左側面の開口が一方の液流入部101を構成し、第1液を貯蔵する第1貯槽31aから延びた第1供給管32aが接続され、右側面の開口が液流出部102を構成し、混合液回収管38が接続される。また、図5(b)に示す前後両側面のそれぞれの開口が他方の液流入部101を構成し、第2液を貯蔵する第2貯槽31bから延びた第2供給管32bが接続される。
このマイクロミキサー100では、図5(b)に示す左側面の開口である一方の液流入部101から第1液を供給すると共に、前後両側面のそれぞれの開口である他方の液流入部101から第2液を供給し、且つ第1液よりも第2液を高圧とすることにより、第1液流路143と第2液流路144との交差部において、第1液流路143を流動する第1液に両側から第2液が接触し、それらが混在状態となって第1液流路143を流動することとなる。従って、第1液流路143と第2液流路144との交差部が液接触部21に構成され、第1液流路143のそれよりも下流部分が混合用細孔22に構成される。
そして、以上のようなマイクロミキサー100の構成により、第1液の液接触部21に向かう流動方向と混合用細孔22の延びる方向とを一致させると共に、第2液を複数の方向から液接触部21に流動させ且つ第2液の液接触部21に向かう各流動方向と混合用細孔22の延びる方向とを異ならせることができる。
なお、第1及び第2液流路143,144は、ベース基板140とカバー基板150との組み合わせで構成されるものであるが、その横断面外郭形状が特に限定されるものでなく、例えば、円形、半円形、楕円形、半楕円形、正方形、長方形、台形、平行四辺形、星形、不定形等であってもよく、また、長さ方向に沿って均一に形成されていても、長さ方向に沿って不均一に形成されていてもいずれでもよい。
(有機化合物微粒子の製造方法)
次に、この液混合システムAを用いて第1液と第2液とを混合させることにより、有機化合物の微粒子を分散析出させて製造する方法について説明する。
<第1液及び第2液>
第1液は、微粒子形性物質である結晶性の有機化合物をそれに対する溶解度が相対的に高い第1溶媒に溶解させた溶液である。
第1溶媒は、有機溶媒を含んでおり、当該有機溶媒は、具体的には、例えば、炭素数が1〜4の脂肪族アルコール、エチレングリコール、グリセリン、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等である。また、第1溶媒は水を含んでいてもよい。
第1溶媒に含まれる有機溶媒の重量濃度は、有機化合物の溶解度を高める観点から20〜100質量%であることが好ましく、40〜100質量%であることがより好ましい。
有機化合物は、疎水性であることが好ましく、また、結晶性であって、微粒子の析出が速やかになされるものである。結晶性を有するかどうかは、そのX線回折解析により判断することができる。また、有機化合物は、析出する微粒子の安定性の観点から融点が35℃以上であることが好ましい。有機化合物は、例えば、細胞間脂質類を含む固体脂類のほか、芳香族系有機化合物、高分子化合物等が例示される。具体的には、かかる固体脂類は、炭素数が14〜22の直鎖飽和脂肪酸、或いは、そのエステル類、炭素数が14〜22の脂肪族アルコール(例えば、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキニルアルコール、ベヘニルアルコール等)、或いは、そのジオール類、エステル類、エーテル類(例えば、ジセチルエーテル、ジステアリルエーテル)、スフィンゴ脂質構造物質(例えば、セラミドI〜IV、スフィンゴシン、フィトスフィンゴシンなどのセラミド誘導体、脂質前駆物質などのセラミド類縁物質)、コレステロール類等である。芳香族系有機化合物としては、トリクロサン、トリクロロカルバニリド等が挙げられる。当該有機化合物は、第1溶媒に1種が溶解されているだけであっても、2種以上が溶解されていてもよい。第1溶媒に対する有機化合物の濃度は、0.1質量%〜飽和濃度、好ましくは、1質量%〜飽和濃度である。なお、第1溶媒に溶解させる物質が100%当該有機化合物である必要はなく、純度が少なくとも50質量%以上、好ましくは70質量%以上あればよい。
一方、第2液は、その有機化合物に対する溶解度が相対的に低い第2溶媒を含む液であり、典型的には、第2溶媒のみである。
第2溶媒は、主として水、つまり、50質量%以上が水であり、その他に水混和性の有機溶媒が含まれていてもよい。
第1液及び第2液の第1溶媒及び第2溶媒の選択においては、それらが完全混合可能であり、且つ、それらの混合により有機化合物が析出する組み合わせである必要がある。
また、第1液及び第2液の設計においては、有機化合物微粒子が分散析出した第1液及び第2液の混合液における有機化合物微粒子の分散濃度は、分散濃度が濃い方が生産性が高いこと及び分散濃度が薄い方が微粒子の凝集や合一が少ないことの観点から、0.005〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%となるようにするのがよい。
なお、第1溶媒及び/又は第2溶媒には、製造後の有機化合物微粒子の分散安定化のため、予め、界面活性剤及び/又は高分子分散剤が混合されていてもよい。また、予め、界面活性剤及び/又は高分子分散剤が混合されていると凝集が抑制され、比較的流量が小さくても微小な有機化合物微粒子を製造することができる。この有機化合物微粒子の製造方法は相分離法を利用するものであるので、界面活性剤や高分子分散剤は、混合液において、3質量%以下、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下含まれるようにすればよい。界面活性剤は、公知のものが適用可能であり、好ましくは非イオン系のものであり、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、シュガーエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等である。高分子分散剤も、公知のものが適用可能であり、例えば、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコール類のもの、デンプン系、セルロース系、寒天、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム等の多糖類のもの、カルボマー類のものなどである。微粒子化に好適であるという観点からは、特に、ポリビニルピロリドンと陰イオン性界面活性剤とを併用することが好ましい。
<有機化合物微粒子の製造>
液混合システムAを稼働させると、第1ポンプ33aは、第1液を、第1貯槽31aから第1供給管32aを介し、第1流量計34a及び第1フィルタ35aを順に経由させてマイクロミキサー100の一方の液流入部101に継続的に供給する。第1流量計34aは、検知した第1液の流量情報を流量コントローラ37に送る。また、第1圧力計36aは、検知した第1圧力計36aの圧力情報を流量コントローラ37に送る。
第2ポンプ33bは、第2液を、第2貯槽31bから第2供給管32bを介し、第2流量計34b及び第2フィルタ35bを順に経由させてマイクロミキサー100の一方の液流入部101に継続的に供給する。第2流量計34bは、検知した第2液の流量情報を流量コントローラ37に送る。また、第2圧力計36bは、検知した第2圧力計36bの圧力情報を流量コントローラ37に送る。
続いて、流量コントローラ37は、第1液の設定流量情報及び設定圧力情報、並びに、第1流量計34aで検知された流量情報及び第1圧力計36aで検知された圧力情報に基づいて、第1液の設定流量及び設定圧力がそれぞれ維持されるように第1ポンプ33aを運転制御する。それと共に、流量コントローラ37は、第2液の設定流量情報及び設定圧力情報、並びに、第2流量計34bで検知された流量情報及び第2圧力計36bで検知された圧力情報に基づいて、第2液の設定流量及び設定圧力がそれぞれ維持されるように第2ポンプ33bを運転制御する。
マイクロミキサー100では、第1液及び第2液が混在状態、つまり、各液の小さいセグメントが混在した状態になるように接触され(液接触ステップ)、それが混合用細孔22に流通され、混合用細孔22において、分子拡散による混合速度が一気に増大して層流混合が瞬時に完結し、有機化合物の微粒子が分散析出した混合液が作成される(液混合ステップ)。
このとき、第1液及び第2液のそれぞれの流量設定は、第2液の第1液に対する体積比が10/1〜200/1、好ましくは15/1〜100/1、さらに好ましくは20/1〜100/1となるようにするのがよい。第1液の割合が低すぎると、マイクロミキサー100での混合が不十分になる虞がある一方、第1液の割合が高すぎると、混合時の過飽和度が高くならないために核発生数が少なくなり微粒子が得られにくいからである。また、第1液及び第2液の流量設定は、第1液及び第2液を合わせた混合用細孔22への流量が0.1〜50L/hで流通するようにするのがよく、好ましくは0.2〜30L/hとするのがよい。流量が少ないと微粒子が得られにくい一方、流量が多いと圧損が大きくなるからである。
第1液及び第2液の圧力設定は、例えば、前者の送液の圧力が0.001〜0.5MPa、後者の送液の圧力が0.01〜1.0MPa、そして、前者よりも後者が高圧となるようにすればよい。
混合前の第1液及び第2液のそれぞれの温度調整は、第1溶媒、或いは、第2溶媒の凝固点から沸点までの温度にされていればよい。混合後の第1液及び第2液の混合液の温度調整も、第1溶媒、或いは、第2溶媒の凝固点から沸点までの温度にされていればよい。但し、混合液の温度調整では、有機化合物の融点よりも低い温度とすることが好ましい。有機化合物の融点以上であると、微粒子の固体が析出せずに液滴となって合一が進行しやすいからである。
そして、最後に、有機化合物微粒子が分散析出した第1液及び第2液の混合液は、混合液回収管38を介して回収槽39に回収される。有機化合物微粒子が分散析出した第1液及び第2液の混合液は、そのまま使用に供することも可能であるが、溶媒の一部を除去して有機化合物微粒子の濃度が10〜40質量%となるように濃縮してもよく、また、溶媒を完全に除去して粉末としてもよい。ここで、第1液及び第2液に界面活性剤を含有させなければ、従来得ることが困難であった有機化合物のみからなる微粒子の分散液や粉末を得ることができる。なお、溶媒の除去は有機化合物の融点より低温でのエバポレーションや凍結乾燥等により行うことができる。
以上のような有機化合物微粒子の製造方法によれば、平均粒径が1μm以下の粒子を容易に得ることができ、第2液の第1液に対する混合比が大きな場合においても、平均粒径が0.1μm以下の有機化合物微粒子を製造することができる。ここで、平均粒径は、動的光散乱法を測定原理とする粒度分布測定装置により測定可能な微粒子の平均粒径である。
<試験方法>
以下の例1〜4のようにしてトリクロサンの微粒子を製造し、その平均粒径を求めた。なお、それぞれに条件については表1にも示す。
−実施例1−
トリクロサン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製 商品名:IRGACARE MP)、エタノール(キシダ化学(株)社製 1級(99.5%))、水を重量比1/49/30で混合しトリクロサンを完全に溶解させた溶液を第1液とし、0.2質量%のポリビニルピロリドン(ISP社製 商品名:PVP−K30)及び0.007質量%のドデシル硫酸ナトリウム(花王(株)社製 商品名:エマール10P)を含む水溶液を第2液とした。第1液及び第2液をそれぞれ20℃に調温した。
図4に示す構成のマイクロミキサー100を用い、第1液の液流量を6.6mL/h、第2液の液流量を353mL/hに設定し(体積流量比(第2液流量/第1液流量)=53.4)、分散析出したトリクロサンの微粒子の平均粒径を求めた。
マイクロミキサー100は、内管110が、外径1.6mm及び内径(混合用細孔22の孔径)0.8mm、長さ100mmの円形管で、その長さ方向中央部(管長さ50mm位置)に軸方向に垂直に貫通した孔径0.1mmの第2液流入孔111が周方向に等間隔で8個形成された、従って、混合用細孔22の長さが50mmに形成された構成のものである。なお、粒径測定には、ゼータ電位・粒径測定システム(大塚電子社製 型番:ELS−Z2)を用いた。
−実施例2−
第1液の液流量を13.2mL/h、第2液の液流量を706mL/hに設定したこと(体積流量比(第2液流量/第1液流量)=53.4)を除いて実施例1と同様にトリクロサンの微粒子を分散析出させ、その平均粒径を求めた。
−実施例3−
第1液の液流量を26.4mL/h、第2液の液流量を1412mL/hに設定したこと(体積流量比(第2液流量/第1液流量)=53.4)を除いて実施例1と同様にトリクロサンの微粒子を分散析出させ、その平均粒径を求めた。
−実施例4−
第1液の液流量を13.2mL/h、第2液の液流量を346mL/hに設定したこと(体積流量比(第2液流量/第1液流量)=26.2)を除いて実施例1と同様にトリクロサンの微粒子を分散析出させ、その平均粒径を求めた。
−比較例−
図6に示すマイクロミキサー100を用いたこと(体積流量比(第2液流量/第1液流量)=53.4)を除いて実施例1と同様にトリクロサンの微粒子を分散析出させ、その平均粒径を求めた。
このマイクロミキサー100は、特開2005−288254号公報に開示されているものと同様の構成のものであり、各々が同径円盤状に形成された第1〜第3部材160,170,180が積層されて固定されたものである。第1部材160には、第2部材170側の面に大円周溝161及び小円周溝162が同心状にそれぞれ形成されており、大円周溝161に連通した第1液供給孔163及び小円周溝162に連通した第2液供給孔164のそれぞれが厚さ方向に貫通して形成されている。第2部材170には、第3部材180側の面に、各々、第1部材160の大円周溝161の半径と略同一長さで且つ中心から放射状に延びる5本の長直線溝171(溝幅100μm、溝深さ100μm)が形成されていると共に、それらの長直線溝171の5つの溝端に厚さ方向に貫通して第1部材160の大円周溝161に連通した第1液流路172が形成され、また、各々、第1部材160の小円周溝162の半径と略同一長さで且つ中心から放射状に延びる5本の短直線溝173(溝幅100μm、溝深さ100μm)が形成されていると共に、それらの短直線溝173の5つの溝端に厚さ方向に貫通して第1部材160の小円周溝162に連通した第2液流路174が形成されている。第3部材180には、中央に厚さ方向に貫通して第2部材170の長直線溝171及び短直線溝173の共交差部に連通した円筒孔の混合用細孔22(孔径360μm、孔長さ3mm)が形成されている。
このマイクロミキサー100では、第1液供給孔163から第1液を供給すると共に、第2液供給孔164から第2液を供給すると、第1液が大円周溝161及び5つの第1液流路172を介して長直線溝171の溝端から中央に向かって流動し、同様に、第2液が小円周溝162及び5つの第2液流路174を介して短直線溝173の溝端から中央に向かって流動することにより、長直線溝171及び短直線溝173の交差部において、第1液と第2液とが衝突して接触し、それらが混在状態となって混合用細孔22を流動することとなる。従って、長直線溝171及び短直線溝173の交差部が液接触部21に構成される。
従って、このマイクロミキサー100では、第2液が複数の方向から液接触部21に流動し且つ第2液の液接触部21に向かう各流動方向と混合用細孔22の延びる方向とは異なるが、第1液の液接触部21に向かう流動方向も混合用細孔22の延びる方向とは異なる。
Figure 2008168197
<試験結果>
表1に、実施例1〜4及び比較例のそれぞれで得られた有機化合物の平均粒径を示す。
表1によれば、実施例1〜4で得られた有機化合物(トリクロサン)の微粒子は、比較例で得られたものよりも平均粒径が非常に小さいことが分かる。
本発明は、有機化合物微粒子の製造方法を提供するものであり、それにより製造された有機化合物微粒子は、トイレタリーを含む衛生用途、食品用途、農業用途等に使用される。
流体混合システムの構成を示す図である。 液接触部及び混合用細孔を示す説明図である。 第1の構成のマイクロミキサーの(a)縦断面図及び(b)横断面図である。 第1の構成のマイクロミキサーの変形例を示す図である。 第2の構成のマイクロミキサーを示す(a)斜視図及び(b)分解斜視図である。 比較例で用いたマイクロミキサーを示す(a)斜視図及び(b)分解斜視図である。
符号の説明
21 液接触部
22 混合用細孔
111 第2液流入孔

Claims (5)

  1. 結晶性の有機化合物をそれに対する溶解度が相対的に高い第1溶媒に溶解させた溶液を含む第1液と、該有機化合物に対する溶解度が相対的に低い第2溶媒を含む第2液とを、それぞれ液接触部に向かって流動させて、該液接触部においてそれらが混在状態になるように接触させる液接触ステップと、
    上記液接触ステップで混在状態になった上記第1液及び上記第2液を、上記液接触部に連続して設けられた混合用細孔に流通させて層流混合させることにより上記有機化合物の微粒子が分散析出した混合溶液を作成する液混合ステップと、
    を備え、
    上記液接触ステップにおいて、
    上記第1液の上記液接触部に向かう流動方向と上記混合用細孔の延びる方向とを一致させると共に、
    上記第2液を複数の方向から上記液接触部に向かって流動させ且つ該第2液の該液接触部に向かう各流動方向と上記混合用細孔の延びる方向とを異ならせる
    有機化合物微粒子の製造方法。
  2. 上記混合用細孔は、その孔面積が0.01〜1.0mmである請求項1に記載の有機化合物微粒子の製造方法。
  3. 上記液接触ステップにおいて、上記第2液を、各々の孔径が0.05〜1.0mmである複数の流入孔を介して上記液接触部に流入させる請求項1記載の有機化合物微粒子の製造方法。
  4. 上記液接触ステップにおいて、上記第2液の流量の上記第1液の流量に対する体積比を10/1〜200/1とする請求項1に記載の有機化合物微粒子の製造方法。
  5. 上記分散析出した有機化合物微粒子の平均粒径が100nm以下である請求項1に記載の有機化合物微粒子の製造方法。
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