JP2008167843A - 不正検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技機に対する不正行為を検出する不正検出装置1であって、遊技機の所定の範囲を覆うようにシート状に形成されるとともに、外力を受けると電気的特性が変化する導電性シート部材2と導電性シート部材2の電気的特性の変化を当該遊技機内部への異物の進入として検出する検出手段3と、検出手段3からの検出信号に基づき所定の報知を行う報知手段3と、を備える構成としてある。
【選択図】 図1
Description
遊技機に対する不正行為は、一般にゴト行為と言われ、遊技機の扉などの隙間より、ピアノ線等を挿入して、不正にメダル等を獲得する行為が代表例として挙げられる。
このような不正行為に対する防犯対策として、いくつかの技術が開示されている。
このようなカバー部材を備えることにより、センサが作動するまでの不感帯領域がカバー部材で覆われるため、不正な侵入を妨げることができる。
これにより、遊技機の扉を開放することなく、扉の隙間などより排出スイッチを操作する不正を排除することができる。
このような不正行為に対しては、例えばパチンコ機において、上皿の裏面側に金属製の被覆部材を設けることで、熱したピアノ線等により不正に上皿に孔を開け、ピアノ線等を遊技機に挿入して行う不正行為を阻止することができる技術が開示されている(特許文献3)。
このような、過激な不正行為の場合、既存の隙間を監視する対策や遊技機の使用部材の材質強化ではまったく歯が立たず、前述したいずれの技術においても対応することが困難であり、不正行為を検出することはできなかった。
特に、導電性シート部材を遊技に供する主要な装置等を覆うように遊技機内部の裏面側に設けることで、不正行為者にその存在を気づかれることなく、また遊技機の外観を損ねることもなく不正行為を検出することができる。
また、二次的効果として、このような導電性シート部材で遊技機の所定の範囲を覆うことで、外部からの電磁波を遮断し、遊技機の誤動作等を防止することができる。
なお、外力とは、導電性シート部材に対する押圧、穿孔などの機械的作用を及ぼす行為のみならず、導電体を接近させる等の電気的変化をもたらす行為も含めるものとする。
このような構成とすることにより、遊技機の内部に強引に異物を侵入させる場合には、導電体である金属製の汎用工具等を用いることが多く、このような導電体の接近により、導通した不正行為者の人体を介して静電容量が変化するため、導電性シート部材を貫通して孔を開けた場合のみならず、導電体が近づくだけで検出可能であり、迅速に不正な侵入を検出することができる。
このような構成とすることにより、例えば、静電容量の変化を検出するような場合には、静電容量は、面積に比例するので、膜状に形成することで、メッシュ状等に形成するのに比べ、センサとして機能する導電性シート部材の感度が向上する。その結果、僅かな静電容量の変化も捉えることができ、遊技機内部に異物を侵入させるような不正行為を的確に検出することができる。
このような構成とすることにより、静電容量の変化を検出するような場合には、例えば、2枚の導電膜間が導電体である金属製の工具等により不正に貫通されたときには、2枚の導電膜間が短絡されることにより、2枚の導電膜間の静電容量は、大きく変化する。
また、静電容量は、面積に比例するとともに距離に反比例するため、導電性シート部材に、間隔をもって、対向して設けられた2枚の導電膜の距離が変化するような外力が加わることで、2枚の導電膜間の静電容量が大きく変化する。
これらの変化を検出することで、より精度よく、遊技機内部に異物を侵入させるような不正行為を検出することができる。
さらに、上記2枚の導電膜間の距離が変化するような外力が加わる場合は、外力を加える異物が、絶縁体でも静電容量の変化が得られるため、異物の材質に左右されず、異物の侵入を検出することができる。
一方、電気抵抗の変化を検出するような場合には、例えば、2枚の導電膜が導電体である金属製の工具等により不正に貫通されたときには、2枚の導電膜間の導通を検出することで、異物の侵入として検出することもできる。
このような構成とすることにより、導電性シート部材が柔軟な薄膜形状で形成されるため、遊技機の内部等に場所を問わず適切な部位に配設することができ、遊技機の的確な保護が図られる。
このような構成とすることにより、導電性シート部材に貼付可能な粘着部材が設けられているため、遊技機に簡単に配設できるとともに、貼り替えが容易となり、汎用性を有し、適切な部位に選択的に貼り替えることができる。
このような構成とすることにより、例えば、導電性シート部材が遊技機の内側のみならず、表面を覆うこともでき、その存在を悟られることなく不正行為を検出することができる。
また、遊技機に配設された装飾表示灯より照射された光が、当該導電性シート部材を透過することになり、装飾の美観を阻害することなく、導電性シート部材を装着することができる。
このような構成とすることにより、遊技場の営業中においては、遊技機やホール設備等の外部から電源の供給を受けつつ、充電するとともに、遊技場の閉店後は、遊技機やホール設備等の電源を断にしても、充電した電力を利用して、遊技機内部に異物を侵入させるような不正行為を監視することができるので、効率的に不正行為を検出することができる。
このような構成とすることにより、導電性シート部材の電気的特性の変化の有無を記憶するため、遊技機内部に異物を侵入させるような不正行為があった痕跡を保持することができ、例えば、遊技場の閉店後に不正行為があった場合にも容易に発見することができる。
このような構成とすることにより、記憶表示手段により記憶状態を表示するため、遊技機内部に異物を侵入させるような不正行為があった痕跡を一見して判別することができ、特に閉店後に行われた不正行為を翌日の開店時に確認するような場合に最適である。
このような構成とすることにより、外部から電力が供給されない限り、記憶表示手段が作動しないため、例えば、記憶表示手段が遊技場の設備等より電源の供給を受けている場合において、閉店後ホール設備等の電源断時に遊技機内部に異物を侵入させるような不正行為が行われ、当該不正検出装置が検出したときでも、記憶表示手段は作動しない。その結果、表示のための電力を消費することがないため、節電に寄与するとともに、その分の電力を前述した記憶手段による記憶状態の保持のために費やすことができる。
図1は、本実施形態に係る不正検出装置を示す概略斜視図であり、図2は、導電膜ユニットの概略断面図である。
また、図3は、本実施形態に係る不正検出装置の全体回路図であり、図4は、不正検出装置の使用状態を示す概略断面図である。
図4に示す例では、本実施形態の不正検出装置を、スロットマシン100に適用するものとし、この場合のスロットマシン100は、公知の回胴式遊技機を構成しているため、このスロットマシン100に関する説明は省略する。
本実施形態に係る不正検出装置1は、図4に示すように、スロットマシン100に設けられたパネル部106の裏面に貼付され、スロットマシン100に孔等を開けて内部へ不正に侵入するような行為を検出することができる不正検出装置である。
具体的には、不正検出装置1は、外力により電気的特性が変化する本発明に係る導電性シート部材として機能する導電膜ユニット2と、この電気的特性の変化を検出し報知する本発明に係る検出手段及び報知手段として機能する検出回路ユニット3から構成されている。
以下に各ユニットの構成について詳細に説明する。
導電膜ユニット2は、本発明に係る導電性シート部材として機能する部材で、図1及び図2に示す例では、本発明に係るスロットマシン100のパネル部106を覆うようにシート状に形成されるとともに、外力を受けると電気的特性が変化するように2枚の導電膜を備えるユニットであり、導電膜ユニット本体21と接続ケーブル22から構成されている。
導電膜ユニット本体21は、透明な四角形のシート形状で、柔軟な薄膜状に形成されているとともに、スロットマシン100に貼付可能なように粘着剤が塗布されている。
この樹脂フィルム211は、厚さ約50μmのポリエステル系の絶縁樹脂フィルムからなり、その両面にはITO(Indium Tin Oxide)等の透明で導電性を有する導電膜211a,211bが、薄膜蒸着、スパッタリング等の製法により、約20μmの厚さで薄膜状に形成されている。
アンカー剤212は、ポリエステル系の絶縁コーティング剤で、前述した樹脂フィルム211の全面を覆うように約40μmの厚さで形成されている。
粘着剤213は、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂等を主成分とする透明な粘着剤で、スクリーン印刷等の製法により約500μmの厚さで塗布されている。
また、この粘着剤213は、剥離可能となるようにシリコーン樹脂などの離型性の樹脂が表面に施されており、スロットマシン100への貼り替えが容易にできるようになっている。
接続コード221は、当該コードを覆う被覆を剥がしたリード線221aが導電膜211a,211bと圧接等により接合されている。
接続コネクタ222は、雄型のコネクタで、接続コード221とターミナルを介して接続されている。
また、導電膜ユニット本体21は、薄膜状の導電膜211a,211bを備えるとともに、導電膜211a,211bが、樹脂フィルム211の厚さ約50μmの間隔をもって、対向して設けられるように構成されている。これらにより、膜状に形成することで、メッシュ状等に形成するのに比べ、静電容量の変化を検出するセンサとしての感度が向上するとともに、2枚の導電膜が間隔をもって、対向して設けられることで、導電膜間の導電体の貫通による短絡や、外力による導電膜間の間隔の変化で、2枚の導電膜間の静電容量が大きく変化し、より精度よく、不正な侵入を検出することができる。
さらに、この場合、外力を加える異物は、導電体に限られず、2枚の導電膜間の静電容量が変化するような機械的な外力が加わることでも、検出することができる。
検出回路ユニット3は、導電膜ユニット2と大地間の静電容量の総和の変化を介して、導電膜ユニット2の導電膜211aと導電膜211bの間の静電容量の変化や導電膜ユニット2への導電体の接近又は接触による静電容量の変化を検出するとともに報知する本発明に係る検出手段及び報知手段として機能するユニットである。
検出回路ユニット3は、図1に示す例では、四角の箱体状に形成されており、筐体からなる検出回路ユニット本体31と、本発明に係る検出手段、報知手段及び記憶手段として機能する検出回路基板32と、記憶表示手段として機能する記憶表示LED1と、記憶手段を初期化するリセットスイッチSW1から構成されている。
以下各部材ついて、詳述する。
検出回路ユニット本体31の上面には、本発明に係る記憶表示手段として機能する記憶表示LED1と本発明に係る記憶手段を初期化するリセットスイッチSW1が設けられている。
一方、リセットスイッチSW1は、後述する検出回路基板32に電気ケーブルを介して接続されており、後述する記憶手段が記憶した検出手段による検出状態を検出がない初期化状態にリセットする押しボタン型のスイッチである。
なお、各々の詳細な説明は、後述するものとする。
検出回路基板32の両端には、図1に示すように、前述した導電膜ユニット2の接続ケーブル22に設けられた接続コネクタ222と電気的に接続可能な入力コネクタ321と、外部のホールコンピュータと出力ケーブル33を介して接続可能な出力コネクタ322がそれぞれ実装されている。
出力コネクタ322は、同様に検出回路ユニット本体31の上記開口部から露出され、後述する不正検出信号を外部に出力するとともに、外部に設けられた電源より当該不正検出装置1の作動に要する電力の供給を受けるためのコネクタである。
そして、この出力コネクタ322には、外部のホール設備であるホールコンピュータと接続可能となるように出力ケーブル33が接続されている。
なお、各ユニット間の接続、出力信号、電源の供給についての詳細な説明は後述するものとする。
続いて、本実施形態に係る不正検出装置1の回路構成について、図3を参照しつつ説明する。
図3は、前述した導電膜ユニット2と検出回路ユニット3が接続された状態を示す本実施形態に係る不正検出装置1の全体回路図である。
不正検出装置1に設けられた電源手段は、図中の右上の部分で構成され、+5Vの外部電源ライン、GNDラインは、図示しないホールコンピュータに接続されており、電源は当該ホールコンピュータが作動中は、ホールコンピュータから供給される外部電源(+5V)を利用する構成となっている。
そして、外部電源ラインとGNDラインは、バイパスコンデンサC1を介して接続されている。
これにより、遊技場の営業中においては、ホールコンピュータの外部電源の供給を受けつつ、リチウムイオン二次電池BATを充電するとともに、遊技場の閉店後は、ホールコンピュータの電源を断にしても、リチウムイオン二次電池BATに充電した電力を利用して、当該不正検出装置1を作動させ、スロットマシン100内部に異物を侵入させるような不正行為を監視することができるので、効率的に不正行為を検出することができる。
同図中の静電容量CX1は、導電膜ユニット2の導電膜211aと導電膜211bの間の静電容量を示している。また、静電容量CX2は、導電膜ユニット2と当該不正検出装置2のGND間の静電容量を示しており、不正行為により導電膜ユニット2の導電膜211aと導電膜211bの間が、例えば、導電体の貫通等により短絡状態となった場合にも、後述する電荷移動接触センサU1のSNS2端子が、接地状態とならないように設けられている。
本発明に係る検出手段として機能する図中の電荷移動接触センサU1(QUANTUM社製QT113)は、タッチ式の静電容量センサICで、比較用の固定コンデンサCSと、SNS2端子と大地間の静電容量の総和である合成容量CXとの比率を監視している。
なお、導電膜ユニット2と当該不正検出装置2のGND間の静電容量CX2は、導電膜ユニット2の導電膜211aと導電膜211bの間の静電容量CX1とほぼ等しい電気容量のコンデンサを選定するものとし、固定コンデンサCSは、静電容量CX1と静電容量CX2の直列合成容量の10倍程度の電気容量を有するコンデンサを選定する。
これら選定されるコンデンサの電気容量は、厳密な精度や比率を要求するものではない。
このような場合の電荷移動接触センサU1のSNS2端子と大地間の静電容量の総和である合成容量CXは、静電容量CX1と静電容量CX2の直列合成容量として、次式
CX=(CX1×CX2)/(CX1+CX2)
により導き出され、静電容量CX1が変化することにより、合成容量CXが変化することになる。なお、上記の例において、短絡した場合には、
CX=CX2
となる。
この場合の合成容量CXは、次式
CX=CX3+(CX1×CX2)/(CX1+CX2)
により導き出される。
電荷移動接触センサU1は、この合成容量CXの変化を固定コンデンサCSと比較しつつ監視することにより、合成容量CXの変化があった場合には、電荷移動接触センサU1の出力端子(OUT反転)よりLow信号が所定の時間出力されるようになっている。
そして、この検出信号に基づき、後述するフリップフロップU3等を介して不正検出信号が外部に出力され、後述するブザーBZ1とともに本発明に係る報知手段として機能するようになっている。
本発明に係る記憶手段として機能するのは、図中のフリップフロップU3である。
フリップフロップU3は、RS型フリップフロップであり、R端子とS端子を制御することで、出力端子Qの論理状態をセット、リセットし、その状態を保持することができる。
これにより、導電膜ユニット2に係る合成容量CXの変化の有無を記憶することとなる。この結果、外力を及ぼすようなスロットマシン100内部に異物を侵入させる不正行為があったことが電気的に記憶される。
また、このフリップフロップU3のQ端子からのHigh信号が不正検出信号であり、この不正検出信号がホールコンピュータに出力されることで、本発明に係る報知手段として機能している。
記憶表示LED1は、外部電源(+5V)に制限抵抗R8を介して接続されており、上記不正検出信号により、インバータU5を介して制御されるようになっている。
そして、外部電源からの電力の供給がある場合で、不正検出信号が出力されているときには、記憶表示LED1が点灯するようになっている。
反対には、外部電源からの電力の供給がない場合は、不正検出信号が出力されていても、記憶表示LED1は点灯しないようになっている。
反対に、外部電源からの電力の供給がない場合は、閉店後ホール設備等の電源断時にスロットマシン100内部に異物を侵入させるような不正行為が行われ、当該不正検出装置1が検出したときでも、記憶表示LED1は点灯されない。この結果、点灯のための電力を消費することがないため、節電に寄与するとともに、その分の電力を前述した記憶手段による記憶状態の保持のために費やすことができる。
リセットスイッチSW1は、外部電源(+5V)であるホールコンピュータの作動中のみに機能するよう接続されており、記憶手段として機能するフリップフロップU3をリセットする押しボタンスイッチである。
これにより、電気的に記憶されていた不正行為を、目視しながら確実に初期化することができる。
なお、負論理ORゲートU4の他方の入力側を構成する周辺回路(ダイオードD3,抵抗R7,コンデンサC3)は、リチウムイオン二次電池BATが、未充電時にフリップフロップU3をリセットするための、リセット回路を構成しており、これにより、未充電時であって外部より電力が供給されたときに、フリップフロップU3のQ端子から不定な不正検出信号を出力することが回避されるようになっている。
図中のブザーBZ1は、電荷移動接触センサU1の出力端子(OUT反転)にLow信号の出力があった場合に電子音を発し、不正行為者を威嚇するとともに、外部に不正行為があったことを報知するようになっている。
電荷移動接触センサU1の出力端子(OUT反転)に出力されるLow信号の出力は、一定時間経過後(10秒又は60秒)にHigh信号の出力に復帰する。
これにより、不正行為者を威嚇するとともに、スロットマシン100内部に異物を侵入させるような不正行為を外部に報知することができるため、いち早く不正行為を察知することができ、迅速な遊技機の保護が図られる。
次に、本実施形態に係る不正検出装置1の使用について図4を参照しつつ説明する。
図4は、不正検出装置1をスロットマシン100に適用した使用状態を示す概略断面図である。
スロットマシン100は、スタートレバー101を作動させることで、3つのリール102が回転を開始し、停止したリール102に表された図柄の組合せに応じて、遊技媒体であるメダルが受け皿103に払い出される公知の回胴式遊技機である。
同図に示すように、スロットマシン100の内部には、遊技の結果により遊技媒体を払い出すこととなる役の出現確率を設定可能な設定キースイッチ104と、高価な景品と交換可能な遊技媒体であるメダルを貯留するとともに、停止図柄の組合せに応じてメダルを払い出すメダル払出装置105が備えられている。
そして、不正検出装置1は、不正検出装置1の出力ケーブル33を介して図示しないホールコンピュータと接続されており、ホールコンピュータから電源の供給を受けるとともに、ホールコンピュータに不正検出信号を出力することができるようになっている。
これと同時に、報知手段としてのブザーBZ1が所定時間作動し、異物を侵入させるような不正行為があったことが報知される。
例えば、本実施形態では、2枚の導電膜間の静電容量の変化を検出する構成としたが、導電膜を1枚とし、これに接近する導電体(人間、金属)との間の静電容量の変化を検出する構成とすることもできる。
また、本実施形態では、導電膜の電気的特性が変化を静電容量の変化としたが、2枚の導電膜をスペーサ等で浮かせた状態で積層させる構成とすることで、外力により導電膜が押圧又は導電体の貫通により、2枚の導電膜が接触又は導通したときの抵抗値の変化を電気的特性の変化と捉えることもできる。
また、本発明が適用されるのは、上述した実施形態で示したスロットマシンに限らず、パチンコ機でもよく、どのような遊技機であっても適用が可能である。この種の遊技機としては、スロットマシン(パチロット,パロットを含む)やパチンコ機の他、例えば、アレンジボール機,雀球機等、各種の遊技機があり、いずれも本発明の適用対象とすることができる。
2 導電膜ユニット
21 導電膜ユニット本体
211 樹脂フィルム
211a,211b 導電膜
212 アンカー剤
213 粘着剤
22 接続ケーブル
221 接続コード
222 接続コネクタ
3 検出回路ユニット
31 検出回路ユニット本体
32 検出回路基板
321 入力コネクタ
322 出力コネクタ
33 出力ケーブル
100 スロットマシン
101 スタートレバー
102 リール
103 受け皿
104 設定キースイッチ
105 メダル払出装置
106 パネル部
Claims (11)
- 遊技機に対する不正行為を検出する不正検出装置であって、
遊技機の所定の範囲を覆うようにシート状に形成されるとともに、外力を受けると電気的特性が変化する導電性シート部材と、
前記導電性シート部材の電気的特性の変化を当該遊技機内部への異物の進入として検出する検出手段と、
前記検出手段からの検出信号に基づき所定の報知を行う報知手段と、
を備えることを特徴とした不正検出装置。 - 前記導電性シート部材が、外力を受けると静電容量が変化する請求項1記載の不正検出装置。
- 前記導電性シート部材が、外力を受けると電気的特性が変化する導電膜を備えてなる請求項1又は2記載の不正検出装置。
- 前記導電性シート部材が、間隔をもって、対向して設けられた2枚の前記導電膜を備える請求項3記載の不正検出装置。
- 前記導電性シート部材が、柔軟な薄膜形状からなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の不正検出装置。
- 前記導電性シート部材の全面又は一部に遊技機に貼付可能な粘着部材が設けられた請求項1〜5のいずれか一項に記載の不正検出装置。
- 前記導電性シート部材が、少なくとも光が透過する透明又は半透明部材からなる請求項1〜6のいずれか一項に記載の不正検出装置。
- 当該不正検出装置の作動に際して、外部から電力が供給されるときは当該電力を使用しつつ、充電するとともに、外部から電力が供給されないときは充電された電力を使用する電源手段を備えた請求項1〜7のいずれか一項に記載の不正検出装置。
- 前記導電性シート部材の電気的特性の変化の有無を記憶する記憶手段を備える請求項1〜8のいずれか一項に記載の不正検出装置。
- 前記記憶手段の記憶状態を表示する記憶表示手段を備える請求項9記載の不正検出装置。
- 前記記憶表示手段が、外部電源により作動するようにした請求項10記載の不正検出装置。
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