JP2002352342A - 透明性ガラスを有する防犯装置 - Google Patents

透明性ガラスを有する防犯装置

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JP2002352342A
JP2002352342A JP2001156402A JP2001156402A JP2002352342A JP 2002352342 A JP2002352342 A JP 2002352342A JP 2001156402 A JP2001156402 A JP 2001156402A JP 2001156402 A JP2001156402 A JP 2001156402A JP 2002352342 A JP2002352342 A JP 2002352342A
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JP
Japan
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glass
capacitance
security device
transparent
conductive layer
Prior art date
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Application number
JP2001156402A
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English (en)
Inventor
Susumu Nagayasu
進 長安
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板ガラスに近接あるいは接触によって静電容
量を変化させ、所定の静電容量値以上になると警報を発
する透明性ガラスを有する防犯装置を提供する。 【解決手段】 透明な絶縁樹脂層3の両面に透過率80
%以上の透過性を有する導電層4を配し、それぞれの導
電層4に接するようにガラス板5を積層し、上記各導電
層4に連結した端子8を静電容量検出器7に接続した透
明性ガラスを有する防犯装置1にある。防犯ガラス6に
近接あるいは接触することで静電容量を変化させ、所定
の静電容量値以上になると警報信号を送ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は意図しない侵入者を検出
する透明性ガラスを有する防犯装置であり、詳しくは透
明に近い透過性を有する導電層を設けた板ガラスと導電
層に連結した端子に静電容量検出器に接続したもので、
板ガラスに近接あるいは接触することで静電容量を変化
させ、所定の静電容量値以上になると警報を発する透明
性ガラスを有する防犯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】意図しない侵入者の検出手段として、従
来は、建物の解放部に装着されたドアが解放されたこと
を検出するリードスイッチがある。これは磁石と磁力の
変化を検知する検出器を内臓したものであり、具体的に
は一方側に磁石を、他方側に磁石の変化を検知する検出
器を別々に取付け、一方側が解放されると、磁力の影響
がなくなって検出器が劣化することをとらえる方法であ
る。また、ガラス窓を含め、ドアが破壊された場合、そ
のショックを検知するショックセンサをガラス表面に貼
り付ける方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リードスイッ
チまたはショックセンサは、ドアが開かれないと侵入者
有無を検出できない問題があった。意図しない侵入者は
ドアを開放しないで、かつ破壊しないで侵入することも
ある。即ち、ドアまたは窓に取付けられた鍵の周囲のみ
衝撃を与えないで一部を壊して鍵を開けるからである。
このため、建物の開放部であるドア、窓の全面を検知セ
ンサとすることにより、侵入者が近接した時点で検出で
きることが望まれている。
【0004】また、ガラスが嵌め込まれている場合、従
来の透過性を維持した状態で検出できるならば、平常時
の使用に支障なく、また侵入者もセンサの位置を感じる
ことがないので、防犯用として適することになる。この
ため、侵入者にセンサの位置を感じさせないためには透
過性のある導電材が望まれている。
【0005】本発明はこのような問題点を改善するもの
であり、板ガラスに近接あるいは接触することで静電容
量を変化させ、所定の静電容量値以上になると警報を発
する透明性ガラスを有する防犯装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的に適合する本願
請求項1記載の発明では、透明な絶縁樹脂層の両面に透
過率80%以上の透過性を有する導電層を配し、それぞ
れの導電層に接するようにガラス板を積層し、上記各導
電層に連結した端子を静電容量検出器に接続した透明性
ガラスを有する防犯装置にあり、透明に近い透過性を有
する導電層を設けた板ガラスと導電層に連結した電極に
静電容量検出器に接続したもので、板ガラスに近接ある
いは接触することで静電容量を変化させ、所定の静電容
量値以上になると警報信号を送ることができるものであ
り、侵入者にセンサの位置を感じさせず、また全面に検
出機能を持たせることができる。
【0007】本願請求項2記載の発明では、静電容量検
出器に警報器を接続した透明性ガラスを有する防犯装置
にあり、警報信号を警報器に送り音あるいは光に変える
ことができる。
【0008】本願請求項3記載の発明では、片面に透過
率80%以上の透過性を有する導電層を配した透明な絶
縁樹脂層を2枚積層して、両面に導電層を設けた透明性
ガラスを有する防犯装置にある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、本発明
の実施例を説明する。図1は本発明に係る透明性ガラス
を有する防犯装置の概略図である。
【0010】本発明の透明性ガラスを有する防犯装置1
では、透明なポリエステルフィルム、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース、酢酸セルロース、ブチルセルロ
ース等のセルロース類、ポリオキシメチレン等のポリエ
ーテル類、ポリブチルメタクリレート、ポリメチルメタ
クリレート等のアクリル類等からなる厚さ0.03〜
0.25mmの絶縁樹脂層3の片面に金属の導電層4を
形成して透過率80%以上の透過性を維持した導電層付
き樹脂材2を用意し、これを2枚積層して両面に導電層
4を配した後、それぞれの導電層4に接するようにガラ
ス板5を積層して防犯ガラス6とし、上記各導電層4に
連結した端子8を静電容量検出器7に接続する。そし
て、静電容量検出器7は警報信号を音信号あるいは光信
号に変える警報器9を備えている。尚、防犯ガラス6は
端部がフレーム10によって固定されている。
【0011】導電層付き樹脂材2は、透過率80%以
上、ヘイズ率3%以下の透過性を有することが透明性ガ
ラスを形成する上では重要になり、このため導電層4も
インジウム錫酸化物、金、銀、銅等の金属、及びその酸
化物を使用し、スパッタリング法、真空蒸着法等によっ
て得ることができる。中でもスパッタリング法によって
絶縁樹脂層3の表面層に導電層を形成することが透明性
を維持する上で望ましい。得られた導電層4の表面抵抗
は1,000Ω/□以下にすることが望まれる。
【0012】ガラス板5は、通常市販のフロートガラス
を使用する。厚さは特に限定されないが、1〜5mm程
度である。
【0013】上記静電容量検出器7は、例えばパルス発
生回路と、このパルス発生回路の出力を2つに分岐さ
せ、各々の出力を遅延させる2つの遅延回路と、これら
2つの遅延回路に接続され、侵入者の近接によって静電
容量が変化する検知電極(導電層4)と、この2つの遅
延回路の出力信号の位相の進み後れを比較判定して検出
信号を出力する位相弁別回路からなっている。しかし、
静電容量検出器7はこれに限定されず、その他のものも
使用できる。
【0014】以下に本発明の実施例を示す。 実施例1 厚さ0.125mmのポリエステルフィルムの一方表面
にインジウム錫酸化物をスパッタリング法で導電層を形
成した導電層付き樹脂材を用意し、これを2枚積層して
両面に導電層を配し、これを合わせるように板ガラス
(360mm×235mm×3mm)を積層して防犯ガ
ラスとし、そして各導電層に接続したリード線を静電容
量検出器とそれから出される検出信号を音に変える警報
機へ連結して透明性ガラスを有する防犯装置を作製し
た。得られた防犯ガラスの透過率とヘイズ率、そして警
報性能を測定した。これらの結果を表1に示す。
【0015】透過率とヘイズ率の測定方法では、側色計
濁度計(UDH−300A:日本電色工業社製)で測定
した。
【0016】警報性能の測定方法では、アルミニウム板
(100mm×100mm×5mm)を標準検出物とし
てガラス板表面に近接させたとき警報音を発するときの
標準検出物とガラス板の距離を求めた。
【0017】比較例1 実施例1において導電層を有しないポリエステルフィル
ムを板ガラスで挟持した構造物の透過率とヘイズ率を測
定した結果を表1に併記する。
【0018】比較例2 実施例1で用いた導導電層付き樹脂材の代わりに、厚さ
0.125mmのポリエステルフィルムの一方の面にカ
ーボンブラックを厚さ5mmに塗付した導導電層付き樹
脂材を用いて、実施例1と同様に、板ガラス(360m
m×235mm×3mm)を積層して防犯ガラスとし、
そして各導電層に接続したリード線を静電容量検出器と
それから出される検出信号を音に変える警報機へ連結し
て透明性ガラスを有する防犯装置を作製した。得られた
防犯ガラスの透過率とヘイズ率、そして警報性能を測定
した。これらの結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】この結果、実施例1では、透明性を維持し
た防犯ガラスとなり、しかも警報性能での侵入者の近接
を十分に感知することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本願では、透明な絶縁樹脂
層の両面に透過率80%以上の透過性を有する導電層を
配し、それぞれの導電層に接するようにガラス板を積層
し、上記各導電層に連結した端子を静電容量検出器に接
続した透明性ガラスを有する防犯装置にあり、透明性を
維持しているために侵入者にセンサの位置を感じさせ
ず、しかも侵入者が板ガラスに近接あるいは接触するこ
とで静電容量を変化させ、所定の静電容量値以上になる
と警報信号を送ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明性ガラスを有する防犯装置の
概略図である。
【符号の説明】
1 透明性ガラスを有する防犯装置 2 導電層付き樹脂材 3 絶縁樹脂層 4 導電層 5 ガラス板 6 防犯ガラス 7 静電容量検出器 8 端子 9 警報器 10 フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な絶縁樹脂層の両面に透過率80%
    以上の透過性を有する導電層を配し、それぞれの導電層
    に接するようにガラス板を積層し、上記各導電層に連結
    した端子を静電容量検出器に接続したことを特徴とする
    透明性ガラスを有する防犯装置。
  2. 【請求項2】 静電容量検出器に警報器を接続した請求
    項1記載の透明性ガラスを有する防犯装置。
  3. 【請求項3】 片面に透過率80%以上の透過性を有す
    る導電層を配した透明な絶縁樹脂層を2枚積層して、両
    面に導電層を設けた請求項1、2、または3記載の透明
    性ガラスを有する防犯装置。
JP2001156402A 2001-05-25 2001-05-25 透明性ガラスを有する防犯装置 Pending JP2002352342A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219596A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Toppan Printing Co Ltd フィルムセンサ及びガラス構造物
JP2008167843A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Kita Denshi Corp 不正検出装置

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