JP2008166567A - 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法 - Google Patents

化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上にナノコラムやナノロッドなどと称されるナノスケールの柱状結晶構造体が形成されて成る化合物半導体素子において、絶縁物を柱状結晶構造体による極微細間隙へ確実かつ均一に充填できるようにする。
【解決手段】先ず、図1(a)で示すように、Si基板1上に種結晶層となるAlN膜2を蒸着する。次に、図1(b)で示すように、絶縁膜となる透明なSiO薄膜3を蒸着し、ナノコラム5を成長させるべき配置位置に、成長させるべき直径および間隔でAlN膜2が露出するまで貫通孔4を穿設しておく。したがって、図1(c)で示すようにGaNナノコラム5が成長すると、SiOをナノコラム5間の極微細間隙へ確実かつ均一に充填することができ、ボイドの発生を抑え、またリーク電流を抑え、信頼性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、III−V族化合物半導体などの化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法に関し、特に半導体素子としては、基板上にナノコラムやナノロッドなどと称されるナノスケールの柱状結晶構造体が形成されて成るものに関する。
近年、窒化物半導体もしくは酸化物半導体で構成された発光層を有する化合物半導体発光素子が注目されている。この発光素子の構造は、一例として、サファイア基板を用い、発光層の下部にシリコン(Si)がドーピングされたn−GaN層から成るn−クラッド層およびコンタクト層、発光層の上部にマグネシウム(Mg)がドーピングされたp−AlGa1−xNから成る電子ブロック層、電子ブロック層の上部にp−GaNのコンタクト層がそれぞれ形成されて構成されている。これらのいわゆるバルク結晶を用いる発光素子は、基板のサファイアと、窒化物や酸化物の半導体層との格子定数が大きく異なり、かつ基板上に薄膜として形成されるので、結晶内に非常に多くの貫通転位を含んでおり、発光素子の効率を増加させるのは困難であった。
そこで、このような問題を解決する手法の従来例として、特許文献1が知られている。この従来例では、サファイア基板上に、n型GaNバッファ層を形成した後、アレイ状に配列された多数の前記柱状結晶構造体(ナノコラム)を形成しており、そのGaNナノコラム間に、柱状結晶構造の保護等のために透明絶縁物層を埋め込んだ後、透明電極および電極パッドが成膜されて構成されている。特にGaNナノコラムは、n型GaNナノコラム、InGaN量子井戸、p型GaNナノコラムから構成されている。このナノコラムを用いれば、前述のバルク結晶が有する貫通転位をほとんど無くすまでに低減することができ、前記貫通転位による非発光再結合が減少して、発光効率を向上することができる。
特開2005−228936号公報
上述のように構成される化合物半導体発光素子では、まず最初に基板上にナノコラムを形成し、その後、SOG、SiO、もしくはエポキシ樹脂などの透明絶縁物を、スピンコートなどで埋め込んで、その上にナノコラムと連結された透明電極を形成してナノコラムLEDを形成している。
したがって、この方法は、CVD法よりもまだ実現が容易と考えられるけれども、液体状にした透明絶縁物には表面張力が働き、上手くナノコラム間の間隙中に入れ込むことは、前記スピンコーティングを用いても困難である。前記透明絶縁物が確実かつ均一に充填されていなければ、間隙内に他の不純物元素の混入によるショート不良などのボイドが発生したり、上部に透明絶縁物が付いているだけで間隙は埋められないまま、発光層が保護されず、ナノコラム表面のリーク電流の原因になるなど、信頼性的に課題を有する。
本発明の目的は、絶縁物を柱状結晶構造体による極微細間隙へ確実かつ均一に充填することで素子の信頼性を向上することができるとともに、前記絶縁物を所望とする深さまで容易に埋込むことができ、上部電極を容易に形成することができる化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法を提供することである。
本発明の化合物半導体素子は、基板上にナノスケールの柱状結晶構造体を有する化合物半導体素子において、前記柱状結晶構造体は、種結晶層と、該種結晶層上に吸着・結合されて成長することによって該種結晶層上に形成された半導体材料層とを備えて構成され、前記柱状結晶構造体の周囲に、該柱状結晶構造体の成長前に形成され、該柱状結晶構造体を埋設するための貫通孔が穿設された絶縁膜をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の化合物半導体素子の製造方法は、基板上にナノスケールの柱状結晶構造体を有する化合物半導体素子の製造方法において、前記基板上に、前記柱状結晶構造体の種結晶となる種結晶層を成膜する工程と、前記種結晶層上に絶縁膜を形成するとともに、前記柱状結晶構造体を成長させるべき配置位置で、成長させるべき柱径に対応した形状に前記絶縁膜をパターニングして、前記種結晶層が露出するように貫通孔を穿設する工程と、前記貫通孔内で露出した前記種結晶層上に前記化合物半導体材料を吸着・結合させて該種結晶層上に前記柱状結晶構造体を結晶成長させる工程とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、たとえばシリコンなどの基板上にナノコラムやナノロッドなどと称されるナノスケールの柱状結晶構造体が形成されて成る化合物半導体素子において、その柱状結晶構造体を成長させるにあたって、Ga,N,In,Alなどの化合物半導体材料や、Mg,Siなどの添加物材料に対して、それらの元素を吸着・結合させて前記柱状結晶構造体に成長させてゆくAlNなどを化合物種結晶層として前記基板上に形成しておく。その後、前記種結晶層上に、SiOなどから成る絶縁膜を形成するとともに、前記柱状結晶構造体を成長させるべき配置位置で、成長させるべき柱径に対応した形状にその絶縁膜をパターニングして、前記種結晶層が露出するように貫通孔を穿設する。
したがって、前記化合物半導体材料や添加物材料は、前記貫通孔内で露出した前記種結晶層上で吸着されてそれらの元素が結合し、やがて前記柱状結晶構造体に成長してゆく。こうして、前記柱状結晶構造体は、前記絶縁膜に埋設された形となり、その周囲が該絶縁膜によって覆われる。これによって、絶縁物を前記柱状結晶構造体間の極微細間隙へ確実かつ均一に充填することができ、ボイドの発生を抑え、また柱状結晶構造体外周面でのリーク電流を抑え、素子の信頼性を向上することができるとともに、前記絶縁物を所望とする深さまで容易に埋込むことができ、上部電極を容易に形成することもできる。
また、貫通孔、したがって前記柱状結晶構造体の配置、すなわち配列ピッチおよび配列パターンならびに柱径を任意に設定することができ、たとえば発光素子の場合には、結晶欠陥の少ない柱状結晶構造体の利点を生かし、発生された光を効率的に外部に取出すことができるとともに、所望とする配光で取出す等、光学特性を設計者の意図したとおりに実現することができる。また、前記柱径を調整することで、所望とする波長の光を発生させることができるとともに、所望とする混合色の光、たとえば白色光を発生させることもできる。
さらにまた、前記柱状結晶構造体の成長に、たとえばGaNナノコラムの場合、MBEやMOVPEを用いた気相による成長法だけでなく、Naフラックスを用いた液相法によって成長を行わせることができる。ここで、一般に気相成長より液相成長の方が、出来上がりの結晶品質は優れたものになる。それは、構成原子が成長基板や成長した結晶の表面付近を拡散(漂う)する時間が長く、最適の位置に原子が収まる確率が高いので、欠陥が少なく高品質のナノコラムを形成するためである。また、絶縁膜の貫通孔のアスペクト比が大きいと、気相成長では種結晶に材料ガスが届く前に、開口部、もしくは貫通孔の途中で反応してしまい、前記開口部もしくは貫通孔中間部を多結晶もしくはアモルファスGaNで塞いでしまう恐れがあるが、先に液相成長させて種結晶上にGaNナノコラムを形成し、貫通孔のアスペクト比を充分小さくした後に、n型層、発光層、p型層を気相成長させることで、このような課題を解決することが可能であるためである。
さらにまた、本発明の化合物半導体素子では、前記絶縁膜は透明材料から成り、前記柱状結晶構造体は発光層を有し、該柱状結晶構造体の配置および柱径が2次元フォトニック結晶構造に制御されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記柱状結晶構造体の基板上からの平面視における配置、すなわち配列ピッチおよび配列パターンならびに柱径が2次元フォトニック結晶構造に制御されていると、結晶欠陥の少ない柱状結晶構造体の利点を生かし、発生された光を効率的に外部に取出すことができるとともに、所望とする配光で取出す等、光学特性を設計者の意図したとおりに実現することができる。これに対応して、前記絶縁膜を前記SiOなどの透明材料で形成することで、光取出し効率を向上することができるとともに、配光制御が容易な化合物半導体発光素子を実現することができる。
また、本発明の照明装置は、前記の化合物半導体素子を用いることを特徴とする。
上記の構成によれば、発光素子の信頼性を向上することができるとともに、その発光素子の上部電極を容易に形成することができる照明装置を実現することができる。
さらにまた、本発明の化合物半導体素子の製造方法では、前記柱状結晶構造体を結晶成長させる工程は、先に液相成長を行わせた後に気相成長を行わせることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記種結晶層上に前記柱状結晶構造体を成長させるにあたって、先に液相成長によって、貫通孔内の所定深さより深い部分を隙間無く良質な結晶で充填することができ、その上に、前記発光層などの成長に好都合な気相成長によって結晶を成長させる。
したがって、良好な結晶品質で、かつ発光層の厚み、すなわち発光波長などが高精度に制御された結晶に成長させることができる。
本発明の化合物半導体素子およびその製造方法は、以上のように、基板上にナノコラムやナノロッドなどと称されるナノスケールの柱状結晶構造体が形成されて成る化合物半導体素子において、その柱状結晶構造体を成長させるにあたって、Ga,N,In,Alなどの化合物半導体材料や、Mg,Siなどの添加物材料に対して、それらの元素を吸着・結合させて前記柱状結晶構造体に成長させてゆくAlNなどを化合物種結晶層として前記基板上に形成しておき、その後、前記種結晶層上に、SiOなどから成る絶縁膜を形成するとともに、前記柱状結晶構造体を成長させるべき配置位置で、成長させるべき柱径に対応した形状にその絶縁膜をパターニングして、前記種結晶層が露出するように貫通孔を穿設する。
それゆえ、前記化合物半導体材料や添加物材料は、前記貫通孔内で露出した前記種結晶層上で吸着されてそれらの元素が結合し、やがて前記柱状結晶構造体に成長してゆき、前記柱状結晶構造体は、前記絶縁膜に埋設された形となり、その周囲が該絶縁膜によって覆われる。これによって、絶縁物を前記柱状結晶構造体間の極微細間隙へ確実かつ均一に充填することができ、ボイドの発生を抑え、また柱状結晶構造体外周面でのリーク電流を抑え、素子の信頼性を向上することができるとともに、前記絶縁物を所望とする深さまで容易に埋込むことができ、上部電極を容易に形成することもできる。
また、貫通孔、したがって前記柱状結晶構造体の配置、すなわち配列ピッチおよび配列パターンならびに柱径を任意に設定することができ、たとえば発光素子の場合には、結晶欠陥の少ない柱状結晶構造体の利点を生かし、発生された光を効率的に外部に取出すことができるとともに、所望とする配光で取出す等、光学特性を設計者の意図したとおりに実現することができる。また、前記柱径を調整することで、所望とする波長の光を発生させることができるとともに、所望とする混合色の光、たとえば白色光を発生させることもできる。
さらにまた、先に絶縁膜を形成し、前記柱状結晶構造体を成長させるべき配置位置で、成長させるべき柱径に対応した形状に貫通孔を設けるので、種結晶層および絶縁膜が形成された基板を液体中に浸漬し、前記貫通孔の中に液相で柱状結晶構造体を形成することが可能となり、気相成長よりも欠陥も少なく高品質の柱状結晶構造体を作成することができる。
さらにまた、本発明の化合物半導体素子は、以上のように、前記柱状結晶構造体の基板上からの平面視における配置、すなわち配列ピッチおよび配列パターンならびに柱径を、2次元フォトニック結晶構造に制御するとともに、前記絶縁膜を前記SiOなどの透明材料で形成する。
それゆえ、結晶欠陥の少ない柱状結晶構造体の利点を生かし、発生された光を効率的に外部に取出すことができるとともに、所望とする配光で取出す等、光学特性を設計者の意図したとおりに実現することができる発光素子を実現することができる。
また、本発明の照明装置は、以上のように、前記の化合物半導体素子を用いる。
それゆえ、発光素子の信頼性を向上することができるとともに、その発光素子の上部電極を容易に形成することができる照明装置を実現することができる。
さらにまた、本発明の化合物半導体素子の製造方法は、以上のように、前記柱状結晶構造体を結晶成長させるにあたって、先に液相成長によって貫通孔内の所定深さより深い部分を隙間無く良質な結晶で充填し、その上に、前記発光層などの成長に好都合な気相成長によって結晶を成長させる。
それゆえ、良好な結晶品質で、かつ発光層の厚み、すなわち発光波長などが高精度に制御された結晶に成長させることができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。本実施の形態では、ナノコラムの形成にあたっては、フォトリソグラフィが用いられるが、その形成方法は本方法に限定されるものではなく、たとえば電子ビーム露光などの方法を用いても良いことは言うまでもない。また、本実施の形態では、ナノコラムの成長は、有機金属気相成長(MOCVD)によって行うことを前提としているが、ナノコラムの成長方法はこれに限定されるものではなく、分子線エピタキシー(MBE)やハイドライド気相成長(HVPE)法等を用いてもナノコラムが作製可能である。以下、特に断らない限り、本実施の形態では、MOCVD装置を用いるものとする。
先ず、図1(a)で示すように、シリコン(Si(111))から成る基板1上に、MBE成長によって、種結晶層となるAlN膜2が50nm蒸着される。具体的には、このMBE装置はAlのKセル(以下Alセルと呼ぶ)と、N源から不活性なNを活性化して導入できるRFプラズマセル(以下Nプラズマセルと呼ぶ)とを、少なくとも備えている。そして、最初にSi(111)基板1を真空中で1000℃にて10分間アニールし、その後Si(111)基板1を800℃まで冷却する。次いで、真空度が7×10−7Torrになるように設定し、Alの分子線を飛ばしつつ、Nプラズマセルのヒーター電源を400WにしてこのセルにNガスを0.5sccmの流量で供給する。この時、Si(111)基板1表面が間違って窒化されないように、Nプラズマセルのシャッターを開ける10秒前にAlセルを開ける。この状態で、Al分子線とNプラズマ分子線とをSi(111)基板1に5分間照射すると、上述のようにSi(111)基板1上にAlN薄膜2が50nm成長する。
次に、図1(b)で示すように、同じくEB蒸着によって、絶縁膜となる透明なSiO薄膜3が1μm蒸着され、その後、通常のリソグラフィ技術とエッチング技術とを用いて、前記SiO薄膜3において、ナノコラム5を成長させるべき配置位置に、成長させるべき直径、たとえば100nm、間隔、たとえば100nmで、前記AlN膜2が露出するまで、貫通孔4が穿設される。
続いて、これをMOCVD装置に入れて温度を1000℃に設定し、この温度を保持しながらGaN結晶成長の成長ガスであるTMG(トリメチルガリウム)とNH(アンモニア)とを、Ga/Nフラックス比を1よりはるかに小さな値、たとえば1/1000にして、水素もしくは窒素のキャリアガスにより供給すると、前記貫通孔4内に露出したAlN薄膜2の表面に、GaとNとが吸着される。この吸着されたGaとNとは、AlN薄膜2上で互いに結合して、GaN結晶格子を形成し、図1(c)で示すようにGaNナノコラム5が成長する。一方、SiO薄膜3上に堆積したGaとNとは、該SiO薄膜3の表面に長くとどまることができず、該SiO薄膜3の表面から離脱し、SiO薄膜3上にはGaN単結晶は形成されない。こうして、AlN薄膜2上のみ、前記GaNナノコラム5が成長する。
この状態を維持することによって、前記GaNナノコラム5は前記貫通孔4内を柱状に成長し、たとえば成長レートが3nm/minで、約6時間成長させると、高さ1.1μm、コラム基底部の幅が前記100nmのGaNナノコラム結晶5が得られる。したがって、そのGaNナノコラム5は、図1(d)で示すように、前記貫通孔4から、0.1μm程度の僅かに突出することになる。そして、このGaNナノコラム5の成長時に、最初にSiをドーピングすることによってn型層7にし、その後、Inを含んだInGaN層と含まないGaN層とを4層積層させて活性層8を形成する。その後、今度はMgをドープしてp型層9を0.15μm形成し、全体で前記1.1μmの高さになるように調整する。こうして、SiO薄膜3から突出している0.1μmの柱状結晶部分はすべてp型層9とする。
前記n型層7を形成するためのSi原料としてシラン(SiH)、p型層9を形成するためのMg原料としてビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)、ならびに活性層8のInGaN層を形成するためのIn原料としてトリメチルインジウム(In(CH)などを、前記TMG(トリメチルガリウム)およびNH(アンモニア)と合わせて供給することで、前記の各層7〜9を形成することができる。
この後、スパッタ蒸着によって、図1(e)で示すように、透明導電膜であるITO薄膜10を25nm形成してp型透明電極とする。そのITO薄膜10上部に部分的にボンディングパッドとしてTi薄膜11を30nm、Au薄膜12を500nm蒸着して、通常のリソグラフィとエッチングとによって部分的にp型電極パッドを形成する。また、Si基板1の裏面には、図1(f)で示すように、n型電極として、Ni薄膜13を30nmおよびAu薄膜14を500nm積層して蒸着する。Si基板1は、事前にpドープによって充分な導電性を有するように形成しておくことが可能であるので、この裏面n電極はGaNナノコラム5のn型層7と電気的に導通をとることができる。こうして、本発明の実施の一形態の発光ダイオードを作成することができる。
なお、基板1はシリコン(Si)に限らず、サファイア、炭化珪素(SiC)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化アルミニウム(Al)、酸化シリコン(SiO)、酸化亜鉛(ZnO)等が使用されてもよい。その場合、絶縁性基板であるサファイア、酸化アルミニウムおよび酸化シリコンでは、成長後に基板を除去し、導電性基板を貼付けるようにすればよい。また、ナノコラム5の結晶も、GaNに限らず、酸化物、酸窒化物、その他の材料についても当てはまることは言うまでもない。さらに、Ga,Nの原料ガスには他のガスが使用されてもよく、ドープ材もSi,Mgなどに代えて他の材料が使用されてもよい。ただし、化合物半導体材料および添加物材料ならびに前記種結晶層は、種結晶層が化合物半導体材料および添加物材料を吸着してそれらを結合させ、かつそれらの材料と合成物を作らない材料に選ばれる必要がある。たとえば、種結晶層としては、GaN,AlGaNなどであり、化合物半導体材料としては、Ga,N,In,Alなどであり、添加物材料としては、Mg,Siなどである。
また、種結晶層の薄膜は、材料を吸着し、結合させる種結晶層としての機能を発揮することができる厚さ、たとえば5〜100nmに形成され、好ましくは前記50nmである。
このようにGaNナノコラム5の成長に先立って、先にそのGaNナノコラムを成長させるべき貫通孔4が形成されたSiO薄膜3を形成することで、SiOをGaNナノコラム5の間の極微細間隙へ確実かつ均一に充填することができる。これによって、ボイドの発生を抑え、またナノコラム5の外周面でのリーク電流を抑え、素子の信頼性を向上することができるとともに、SiO薄膜3の高さを高い精度で保持し、かつGaNナノコラム5の高さもその成長速度の制御によって高い精度を確保でき、これによって前記SiOを所望とする深さまで容易に埋込むことができ、p型透明電極を容易かつ安定的に形成することもできる。そして、特にSiO薄膜3の深さが深い場合に好適である。ここで、前記特許文献1では、柱径70nm、高さ1μm程度のナノコラムを作成しているが、間隙のアスペクト比(深さ/直径)は10を超える値になり、その間隙に透明絶縁物を均一かつ一様に埋め込むのは極めて困難である。
また、貫通孔4、したがって前記GaNナノコラム5の配置、すなわち配列ピッチおよび配列パターンならびに柱径を任意に設定することができ、結晶欠陥の少ないGaNナノコラム5の利点を生かし、発生された光を効率的に外部に取出すことができるとともに、所望とする配光で取出す等、光学特性を設計者の意図したとおりに実現することができる。また、GaNナノコラム5の前記柱径を調整することで、波長変換のための蛍光体を用いることなく、所望とする波長の光を発生させることができる。しかも、同一のSi基板1上に、多色発光のGaNナノコラムLEDを実現することができ、それらの組合わせによって多種多様な発色が可能となると同時に、白色発光も可能になり、さらに同じ白色でもさまざまな色合いを出すことができる。たとえば、R,G,Bの3色を発生するようにすると、白色光に合成することができ、Y,Bの2色を発生するようにすると、疑似白色光に合成することができる。なお、GaNナノコラム5の柱径だけでなく、材料によっても発光色が異なるので、材料に適応して、各波長での発光強度に対応した割合で、各GaNナノコラム5の柱径を設定し、その柱径となるように前記SiO薄膜3をパターニングすればよい。こうして、白色光に適応した発光ダイオードを実現することができ、前述のように光取出し効率および配光性に優れる点と併せて、該発光ダイオードは照明装置に極めて好適である。
[実施の形態2]
図2は、本発明の実施の他の形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。本実施の形態は、前述の図1で示す製造工程に類似している。注目すべきは、本実施の形態では、ナノコラム25が、ZnOから成ることである。先ず、図2(a)で示すように、サファイア基板21上に、GaN単結晶薄膜22を5μm形成したものを本実施の形態の成長基板として用いる。これはすでに市販されているものを用いてもよいし、サファイア基板21上にMOCVDにより周知の技術によって形成してもよい。そして、サファイア基板21上に形成したこのGaN単結晶薄膜22が前記AlN膜2に代わり、ZnOナノコラム25の成長のための種結晶となる。
次に、図2(b)で示すように、サファイア/GaN基板21,22の上に、同じく前記EB蒸着によって、絶縁膜となる透明なSiO薄膜3が1μm蒸着され、その後、通常のリソグラフィ技術とエッチング技術とを用いて、前記SiO薄膜3において、ナノコラム25を成長させるべき配置位置に、成長させるべき直径、たとえば100nm、間隔、たとえば100nmで、前記GaN単結晶薄膜22が露出するまで、貫通孔4が穿設される。以上の工程は、図1(a)および図1(b)とそれぞれ同一である。
続いて、これをMOCVD装置に入れて温度を500℃に設定し、この温度を保持しながらZnO結晶成長の成長ガスであるDEZn(ジエチルジンク)30sccmとO(酸素)100sccmとを供給すると、GaN単結晶薄膜22の表面にはZnとOとが吸着される。吸着されたZnとOとは、露出したGaN単結晶薄膜22上で互いに結合して、ZnO結晶格子を形成し、図2(c)で示すようにZnOナノコラム25が成長する。一方、SiO薄膜3上に堆積したZnとOとは、該SiO薄膜3の表面に長くとどまることができず、該SiO薄膜3の表面から離脱し、SiO薄膜3上にはZnO単結晶は形成されない。こうして、前記GaN単結晶薄膜22上にのみ、ZnOナノコラム25が成長する。
さらに60分ほどこの状態を維持することによって、前記ZnOナノコラム25は前記貫通孔4内を柱状に成長し、図2(d)で示すように、前記貫通孔4から、たとえば0.1μmだけ突出した長さ(全長1.1μm)まで成長する。このZnOナノコラム25の成長時に、最初にAlをドーピングすることによってn型層27にし、その後、CdをドープしたZnCdO層とノンドープのZnO層とを4層積層させて活性層28を形成する。その後、今度はPをドープしてp型層29を形成する。したがって、前述のようにSiO薄膜3から突出している0.1μmの柱状結晶部分はすべてp型層29である。
その後、スパッタ蒸着によって、図2(e)で示すように、透明導電膜であるITO薄膜10を25nm形成してp型透明電極とする。そのITO薄膜10上部に、Ag薄膜31を300nm積層し、一方、p型Si基板32上にNi薄膜33を100nm形成して支持基板を作成しておき、前記ナノコラム25の形成基板21とその支持基板とを導電性樹脂34を介して接合する。これは、たとえば温度150℃で30分加熱保持することで、前記導電性樹脂34が熱硬化することで実現できる。
続いて、図2(f)で示すように、当該分野ではすでに周知の技術であるレーザリフトオフ技術を用いて、サファイア基板21を除去し、除去した面に透明導電膜としてZnO35を25nm蒸着し、その上にTi薄膜36を30nm、Au薄膜37を300nm積層した後に、通常のリソグラフィ技術とエッチング技術とを用いて、前記Ti薄膜36およびAu薄膜37を、ワイヤボンディングと電流拡散とに必要な部分を部分的に残して、n電極のパターン形成を行う。たとえば、該発光ダイオードの中心に半径100μmを持つ幅50μmの十字パターン状に前記Ti/Au積層膜36,37を形成し、これを該発光ダイオードのn型電極とする。こうして、本発明の実施の他の形態の発光ダイオードを作成することができる。
このように本発明は、窒化物半導体(GaN)に限らず、酸化物半導体にも適用することができる。また、III族原子と窒素原子に限らず、II族原子と酸素原子およびそれらの組合わせにも適用することができる。酸化物半導体である上記ZnOは、発光素子として非常に優れた特性を有している。励起子の結合エネルギーが60meVと、GaNの2〜3倍であり、内部量子効率がGaNに比べて高くなる可能性がある上、屈折率は2であり、GaNの屈折率2.5に比べて小さく、光取出しの点で圧倒的に有利である。また、材料自身が安価であることも商業ベースで考えると魅力的である。
[実施の形態3]
図3は、本発明の実施のさらに他の形態に係る化合物半導体素子の構造を模式的に示す断面図である。本実施の形態は、前述の図1で示す実施の形態に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、本実施の形態では、該化合物半導体素子は発光素子ではなく、GaNナノコラム5’には前記活性層8、すなわち発光層が形成されていないことである。このような化合物半導体素子は、非特許文献("GaN-based anion selective sensor:Probing the origin of the induced electrochemical potential",Nikos A Chaniotakls, Appl. Phys. Lett. 86, 164103(2005))や非特許文献("GaN resistive hydrogen gas sensors ",Feng Yun, Appl. Phys. Lett. 87, 073507(2005))などで示されるように、センサなどに使用することができる。
[実施の形態4]
図4は、本発明の実施の他の形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。本実施の形態は、前述の図1および図2で示す製造工程に類似している。注目すべきは、本実施の形態では、ナノコラム45の前記貫通孔4の基底部側が、液相成長によって作成されることである。すなわち、前記図1(a)および図1(b)と同様に、Si(111)から成る基板1上に、MBE成長によって、種結晶層となるAlN膜2が50nm蒸着され、さらに同じEB蒸着によって、絶縁膜となる透明なSiO薄膜3が1μm蒸着され、その後、通常のリソグラフィ技術とエッチング技術とを用いて、前記SiO薄膜3において、ナノコラム5を成長させるべき配置位置に、成長させるべき直径および間隔で、前記AlN膜2が露出するまで、貫通孔4が穿設される。
図1では、この後、MOCVD装置を用いた気相成長であったが、本実施の形態では、前述のように液相成長が行われる。具体的には、前記の多孔質のSiO薄膜3および種結晶層となるAlN膜2の積層された基板1は、アルミナルツボに入れられ、そのアルミナルツボにはまた、フラックス成分の金属Naおよび出発原料の金属Gaも予め定められた分量が入れられており、そのアルミナルツボを図4(c)で示すようにSUSチューブ内41に封入する。続いて、SUSチューブ41を電気炉42内に設置し、圧力調整機43を介したガスボンベ44と接続する。ここでガスは、窒素原子を含むガスであり、具体的には、窒素ガスやアンモニアガスである。またアンモニアガスと窒素ガスの混合ガスでもよい。
その後、前記ガスによってSUSチューブ41内を所定の圧力(30〜45atm)に加圧した後、電気炉42を数時間で育成温度(500〜1000℃、好ましくは850〜870℃)まで昇温させて、所定の育成時間、その温度を保持する。前記育成時間は、昇温末期の所定の温度となってからの時間で、通常5分程度で、高さ0.8μm、コラム基底部の幅(柱径)が前記100nmのGaNナノコラム45が得られる。このGaNナノコラム45は、SiO薄膜3の貫通孔4内を充填するように成長する。また、このGaNナノコラム45は、前記の育成時間で、SiO薄膜3より0.2μmほど低く成長することになる。
育成後、電気炉42の温度が室温まで下がった後、SUSチューブ41の内圧を常圧まで下げ、SUSチューブ41をカットし、ルツボを取り出す。その後、育成した結晶、フラックスや残留金属の入ったルツボをエタノールと水とに浸漬させることで、金属Naを前記エタノールや水に反応させて除去することができる。続いてアルカリ金属やアルカリ土類金属を除去した後に、濃塩酸等を用いて金属Gaを除去し、その後に、図4(d)で示すようなGaNナノコラム45が成長した基板1を取り出す。
その後は、このGaNナノコラム45の成長基板1を、MOCVD装置に入れて気相によって引き続きGaNナノコラム45の成長を行う。この成長方法については図1の場合と同様であるので詳細は省略する。その成長過程では、図4(d)で示すように、最初にSiをドーピングすることでn型層47にし、その後、InをドープしたInGaN層とノンドープのGaN層とを4層積層させて活性層48を形成する。さらに、今度はMgをドープしてp型層49を0.15μm形成し、全体で1.1μmの高さになるように調整する。したがって、SiO薄膜3から突出している0.1μmの柱状結晶部分はすべてp型層49となる。
この後、スパッタ蒸着によって、図4(f)で示すように、透明導電膜であるITO薄膜10を25nm形成してp型透明電極とする。そのITO薄膜10上部に、Ag薄膜31を300nm積層し、一方、p型Si基板32上にNi薄膜33を100nm形成して支持基板を作成しておき、前記ナノコラム45の形成基板1とその支持基板とを導電性樹脂34を介して接合する。
続いて、図4(g)で示すように、レーザリフトオフ技術を用いて、Si基板1を除去し、除去した面に透明導電膜としてZnO35を25nm蒸着し、その上にTi薄膜36を30nm、Au薄膜37を300nm積層した後に、通常のリソグラフィ技術とエッチング技術とを用いて、前記Ti薄膜36およびAu薄膜37を部分的に残して、n電極のパターン形成を行う。こうして、本発明の実施の他の形態の発光ダイオードを作成することができる。
このように種結晶層となるAlN膜2上にGaNナノコラム45を成長させるにあたって、先に液相成長を行わせることで、貫通孔4内の所定深さより深い部分を隙間無く良質な結晶で充填することができ、前記貫通孔4のハイアスペクト比に対応することができ、その上に、前記発光層48などの成長に好都合な気相成長によって結晶を成長させることで、該発光層48の厚み、すなわち発光波長などが高精度に制御された結晶に成長させることができる。
なお、特許文献(特開2004−193527号公報)および特許文献(特開2005−353828号公報)には、基板上に円柱状の貫通孔が形成された多孔質膜を用い、前記貫通孔内にナノコラムを成長させることで、その成長をコントロールし、所望とする波長で発光させることが示されている。しかしながら、本発明のように種結晶層2やGaN単結晶薄膜22を用いて、化合物半導体材料を結合させることは記載も示唆もない。本発明は、このような格別の手法を用いることで、Si基板1やサファイア基板21上に、格子定数差から発生する応力を緩和するためのバッファ層を形成する必要が無くなり、そのバッファ層の寄生抵抗による損失や発熱の影響が無く、より高出力なLEDを作製することができる。
本発明の実施の一形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の他の形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。 本発明の実施のさらに他の形態に係る化合物半導体素子の構造を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の他の形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 Si基板
2 AlN膜
3 SiO薄膜
4 貫通孔
5,5’,45 GaNナノコラム
7,27,47 n型層
8,28,48 活性層
9,29,49 p型層
10 ITO薄膜
11,36 Ti薄膜
12,14,37 Au薄膜
13,33 Ni薄膜
21 サファイア基板
22 GaN単結晶薄膜
25 ZnOナノコラム
31 Ag薄膜
32 p型Si基板
34 導電性樹脂
35 ZnO
41 SUSチューブ
42 電気炉
43 圧力調整機
44 ガスボンベ

Claims (5)

  1. 基板上にナノスケールの柱状結晶構造体を有する化合物半導体素子において、
    前記柱状結晶構造体は、種結晶層と、該種結晶層上に吸着・結合されて成長することによって該種結晶層上に形成された半導体材料層とを備えて構成され、
    前記柱状結晶構造体の周囲に、該柱状結晶構造体の成長前に形成され、該柱状結晶構造体を埋設するための貫通孔が穿設された絶縁膜をさらに備えることを特徴とする化合物半導体素子。
  2. 前記絶縁膜は透明材料から成り、
    前記柱状結晶構造体は発光層を有し、該柱状結晶構造体の配置および柱径が2次元フォトニック結晶構造に制御されていることを特徴とする請求項1記載の化合物半導体素子。
  3. 前記請求項1または2記載の化合物半導体素子を用いることを特徴とする照明装置。
  4. 基板上にナノスケールの柱状結晶構造体を有する化合物半導体素子の製造方法において、
    前記基板上に、前記柱状結晶構造体の種結晶となる種結晶層を成膜する工程と、
    前記種結晶層上に絶縁膜を形成するとともに、前記柱状結晶構造体を成長させるべき配置位置で、成長させるべき柱径に対応した形状に前記絶縁膜をパターニングして、前記種結晶層が露出するように貫通孔を穿設する工程と、
    前記貫通孔内で露出した前記種結晶層上に前記化合物半導体材料を吸着・結合させて該種結晶層上に前記柱状結晶構造体を結晶成長させる工程とを含むことを特徴とする化合物半導体素子の製造方法。
  5. 前記柱状結晶構造体を結晶成長させる工程では、先に液相成長を行わせた後に気相成長を行わせることを特徴とする請求項4記載の化合物半導体素子の製造方法。
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