JP2008165395A - 情報処理装置及び印刷設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷コンテンツの配信元で設定された印刷条件に応じて、適切な印刷結果を提供することを目的とする。
【解決手段】ドキュメントを印刷装置に出力する情報処理装置であって、一つの印刷条件に対して設定された複数の設定値の各々が印刷装置において印刷出力可能な設定値であるか否かを判断する判断手段と、複数の設定値のうち、判断手段により印刷装置にて印刷出力可能な設定値であると判断された設定値が複数存在した場合、複数の設定値の各々に対して付加された優先順位に従って、印刷条件の設定値を確定する確定手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置及び印刷設定方法に関する。
近年、デジタルカメラの普及に伴い、撮影した写真画像を電子データとして保存すると共に、インターネットやメモリカードを介して家族や知人に配布するケースが一般的となっている。
これに加え、印刷装置の高画質化が進むにつれ、デジタルカメラによる撮影、或いは、他者からの提供により得た写真画像を自宅の印刷装置において出力するケースが一般的となってきている。
写真画像を印刷装置において出力する上では、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置において、写真画像出力のためのアプリケーションを利用して、写真印刷用の専用紙(以下、「写真用紙」と呼ぶ)に出力するケースが一般的である。
出力を行うにあたりユーザは、情報処理装置内のアプリケーションにおいて、印刷装置に対する印刷条件として、出力を行うべく印刷装置にセットした用紙(写真用紙)のサイズや種類等を設定する必要がある。なお、サイズのことを以下、「出力用紙」と呼ぶ。また、種類のことを以下、「メディアタイプ」と呼ぶ。
アプリケーションは、ユーザからの印刷実行命令を受けると、アプリケーションが起動しているOS(オペレーティングシステム)、及び、OSが提供する印刷システムに応じた印刷命令の発行処理を行う。
例えば、「Windows(登録商標) XP」や「Windows(登録商標) 2000」等のOS上で起動しているアプリケーションは、OSが提供するGDI印刷パスと呼ばれる印刷システムの形式に従って印刷命令を発行する。ここで、GDIとは、Graphics Device Interfaceの略である。
GDI印刷パスに従った印刷命令発行処理では、印刷条件を印刷制御装置に通知した後に、印刷出力を行う印刷装置及び用紙に応じた描画領域情報を取得する。次に、取得した描画領域情報と写真画像等のドキュメントを用いて描画命令を発行して印刷制御装置に通知することになる。
一方、「Windows(登録商標) Vista」においては、上記説明したGDI印刷パスに加えて、新たに、XPS(XML Paper Specification)印刷パスと呼ばれる印刷システムが提供されている。
XPS印刷パスに従った印刷命令発行処理では、写真画像等のドキュメント、印刷条件、及び、描画命令を一つの文書ファイル(以下、「XPS文書」と呼ぶ)として生成しておき、当該XPS文書を印刷制御装置に通知することになる。
印刷制御装置は、アプリケーションによって印刷命令が発行されると、画像処理の実行に先立って、通知された印刷条件が印刷装置に対して適正な設定になっているか否かを判定する。
ここで、印刷装置がサポートしている出力用紙やメディアタイプが設定されていた場合は、印刷条件として設定された出力用紙やメディアタイプに応じた画像処理が行われる。
一方、印刷装置がサポートしていない出力用紙やメディアタイプが設定されていた場合は、設定された出力用紙やメディアタイプは無効と判断され、予め決められている既定の出力用紙やメディアタイプに置き換えて画像処理を行う制御方法が一般的に知られている。
また、代替となる印刷装置が存在する場合には、設定された出力用紙やメディアタイプをサポートする印刷装置を検索して、該当する印刷装置から印刷出力するように制御する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
Webやメール等を活用して不特定多数のユーザに写真画像等のドキュメントを提供・配布し、ユーザ自身のPCにダウンロードさせて印刷を行わせるようなサービスがある。このようなサービスにおいては、ドキュメントをダウンロードした後に、印刷を行うデバイスに適合した印刷条件(用紙種類や印刷品位)をユーザ自身が設定して印刷を行うのが一般的であった。
特開2000−035867号公報
上述したように、印刷装置がサポートしている出力用紙やメディアタイプが設定されていた場合は、印刷条件として設定された出力用紙やメディアタイプに応じた画像処理が行われる。ゆえに、写真画像を印刷装置において出力する上では、印刷装置がサポートしている出力用紙やメディアタイプの中から、出力を行うべく印刷装置にセットした写真用紙に適合する出力用紙やメディアタイプを正しく選択する。そのようにすれば、ユーザが所望する印刷結果を導くことができる。
しかしながら印刷装置がサポートしていない出力用紙やメディアタイプ、或いは出力を行うべく印刷装置にセットした写真用紙に適合しない出力用紙やメディアタイプを選択してしまった場合には、印刷装置にセットした写真用紙に適合しない画像処理が行われる。このため、印刷データが欠ける、期待通りの画質にならない等の意図しない印刷結果を引き起こし、写真用紙やインクを無駄にしてしまう恐れがあった。
また、場合によっては、印刷装置にセットした写真用紙に適合しない画像処理や印刷装置側の給紙動作が行われることによって、印刷装置側の不具合すら引き起こす恐れもあった。
このため、所望する印刷結果を得るためには、出力を行うべく印刷装置にセットした写真用紙に適合する出力用紙やメディアタイプを印刷条件として適切に設定する必要がある。しかしながら、印刷条件を適切に設定するためには幾つかの課題が存在している。
一点目として、印刷出力を行う写真用紙に適合する出力用紙やメディアタイプをユーザが把握しておかなければならないことが挙げられる。
印刷装置は製品によって特性が異なるため、写真画像を出力するにあたり例え同じ写真用紙を使用するとしても、印刷装置によって設定すべきメディアタイプが異なるケースも少なくない。加えて、印刷装置がサポートする出力用紙やメディアタイプには、写真印刷用の設定値もあれば文書や年賀状印刷用の設定値も存在している。
ユーザは、これらを踏まえた上で、印刷装置がサポートしている出力用紙やメディアタイプの中から、出力を行うべく印刷装置にセットした写真用紙に適合する出力用紙やメディアタイプを見つけ出さなければならない。
印刷装置にセットした写真用紙に適合する出力用紙やメディアタイプをユーザに把握させるために従来から用いられていた手法としては、以下が挙げられる。
1. 印刷装置の購入時にパッケージとして付加されていた電子マニュアルにおける説明
2. 印刷装置を発売しているメーカーのホームページ上での説明
3. 写真用紙のパッケージ上、或いは、写真用紙と共に付加されていたマニュアルにおける説明
4. 写真画像等のドキュメントを提供する側の説明
しかしながら上記の手法は、いずれも説明が掲載されている事にユーザ自身が気づいて内容を正しく理解しなければならない上、結局はユーザ自身が印刷開始前に印刷条件を設定しなければならない。このため、操作ミスが発生する可能性もあり、確実に適切な印刷条件を設定できているとは言い難かった。加えて、ユーザが印刷装置を買い換える等した場合には、再度適切な印刷条件を把握しなおさなければならない等の問題もあった。
二点目として、写真印刷に特化した話ではないが、アプリケーションを起動して印刷を行う度に印刷条件の設定を行わなければならないことが挙げられる。
GDI印刷パスに従ったアプリケーションでは、写真画像等のドキュメントを開いた時点で設定されている印刷条件が、出力装置によって予め決められている既定値になっている可能性が高い。この理由は、写真画像等のドキュメントの中に印刷条件が埋め込まれていないがために、代わりに初期設定として何かしらの印刷条件を設定しておく必要があるためである。
ここで出力装置によって予め決められている既定の印刷条件は、文書印刷に適した設定値になっているケースが一般的である。このため、写真画像を印刷出力するにあたっては、アプリケーションを起動する度(写真画像の出力を行う度)に、写真印刷に適した印刷条件を正しく設定しなければならないことになり、利便性が良いとはいえなかった。
なお、上述したように、XPS文書であれば、写真画像等のドキュメント、印刷条件、及び、描画命令を一つの文書ファイルとしてまとめることが可能である。
そこで、印刷条件として設定すべき出力用紙やメディアタイプを正しく把握してさえいれば、写真画像等のドキュメントと共に適切な印刷条件を埋め込んだXPS文書を予め作成しておく。このことによって、アプリケーションを起動する度(写真画像の出力を行う度)に印刷条件を設定しなおすという手間を省くことができる。
加えて、インターネットやメール等を活用して写真画像等のドキュメントを提供する場合には、写真画像等のドキュメントと共に予め適切な印刷条件を埋め込んだXPS文書を提供する。このようにすれば、ドキュメントの提供を受けたユーザとしては、印刷出力を行うにあたって、出力用紙やメディアタイプの設定を特に意識する必要がなくなると考えられる。
しかしながら、上述したように、印刷装置は製品によって特性が異なるために設定すべきメディアタイプが印刷装置に応じて異なるケースがある。加えて、製品だけでなく、製品を販売する地域によっても特性が異なるがために、印刷装置によってはサポートしている出力用紙が異なるケースも考えられる。
このため、XPS文書として写真画像等のドキュメントを提供したとしても、印刷条件として埋め込んでおいた出力用紙やメディアタイプが、ユーザが持っている印刷装置には適合しない可能性も少なからずあった。
特にWebサイトによる写真提供サービス等のように、不特定多数のユーザに写真画像等のドキュメントを提供するケースでは、ユーザが持っている印刷装置は千差万別である。このようなケースでは、写真画像と共に印刷条件として埋め込まれていた出力用紙やメディアタイプが、写真画像の提供を受けたユーザが持っている印刷装置に適合していない可能性の方が遥かに高いと言える。
写真画像と共に印刷条件として埋め込まれていた出力用紙やメディアタイプが、写真画像の提供を受けたユーザが持つ印刷装置に適合していなかった場合を考える。このような場合、結局、ユーザが写真画像の印刷出力を行う際に、ユーザが持つ印刷装置に適合する出力用紙やメディアタイプを印刷条件として正しく設定しなおさなければならない。
このように写真画像等のドキュメントを提供する側が、XPS文書として写真画像等のドキュメント、印刷条件及び描画命令を埋め込んでおいたとしても不特定多数のユーザに提供するケースにおいては上述する二つの課題について改善を図ることができなかった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、印刷コンテンツの作成元で設定された印刷条件に応じて、適切な印刷結果を導くことができる仕組みを提供することを目的とする。
そこで本発明は、ドキュメントを印刷装置に出力する情報処理装置であって、一つの印刷条件に対して設定された複数の設定値の各々が前記印刷装置において印刷出力可能な設定値であるか否かを判断する判断手段と、前記複数の設定値のうち、前記判断手段により前記印刷装置にて印刷出力可能な設定値であると判断された設定値が複数存在した場合、前記複数の設定値の各々に対して付加された優先順位に従って、前記印刷条件の設定値を確定する確定手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、印刷設定方法、プログラム及び記憶媒体としても良い。
本発明によれば、印刷コンテンツの配信元で設定された印刷条件に応じて、印刷コンテンツの配信元で設定された印刷条件に応じて、適切な印刷結果を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
<システム構成の説明>
図1は、写真画像等のドキュメント(印刷コンテンツ)の提供形態の一例を示す図である。
提供形態100において、写真画像の提供者101は、インターネット102を介して、不特定多数のユーザ111、112、113に対して、写真画像を提供・配布する。なお、実際には、ユーザが利用するパーソナルコンピュータ等の情報端末機器121、122、123に対して写真画像が提供される。
ユーザは、任意のタイミングにおいて、情報端末機器121、122、123に保存されている写真画像を印刷装置131、132、133にて印刷出力することができる。
図2は、情報処理装置に適用する印刷システムの構成を説明するブロック図である。本実施形態の印刷システム200は、パーソナルコンピュータ等に保存されている文書や写真画像等のドキュメントを、印刷装置202により印刷用紙上に印刷出力する。印刷装置202は、印刷出力を行うにあたり、印刷実行時に設定されていた印刷条件に応じた印刷制御を行う。
以下、本実施の形態の印刷システム200の構成、及び動作についてより具体的に説明する。
<印刷システム200の全体構成>
図2において、印刷システム200は、ホストコンピュータ201に対して、印刷装置202、ハードディスク203、表示装置204、データ入力装置205、メディア読取装置206、及び通信制御装置207がそれぞれ接続された構成となっている。
ホストコンピュータ201は、所定のシステムプログラムを実行することで、印刷システム200全体の動作制御、及び監視を行う。
より具体的には例えば、ホストコンピュータ201は、後述するような、システムボード上に配置されたCPU、RAM、及びROM等を含むコンピュータ機能を備える。そして、ホストコンピュータ201のCPUが、内蔵メモリ又は外付けのハードディスク203等から所要の処理プログラムを適宜から読み出して実行することで、印刷システム200全体の動作制御を司る。
ここでは一例として、ホストコンピュータ201が実行する各種プログラムの格納先をハードディスク203としている。そして、このハードディスク203には、本実施の形態における動作を実現するための処理プログラムや、印刷データを生成するための各種アプリケーション等が格納されている。
なお、本実施形態における動作を実現するための処理プログラム(プログラムコード)の格納先は、ハードディスク203や内蔵メモリに限られることはない。例えば、CD−ROMやフレキシブルディスク等の可搬性記憶媒体に対して、当該処理プログラムをホストコンピュータ201が読取可能な形態で記憶して流通させる。そして、印刷システム200の構築時において、メディア読取装置206、或いは通信制御装置207を介して、ホストコンピュータ201が当該処理プログラムを読み取ってハードディスク203にインストールするようにしても良い。
また、本実施形態では、ホストコンピュータ201のOS(オペレーティングシステム)として、例えば、「Windows(登録商標)」を用いるものとするが、本発明の実施はこれに限定されるものではない。
印刷装置202は、ホストコンピュータ201から印刷データと共に印刷条件の設定内容等の情報を受信すると、所定の印刷プロセスを実行することで、当該印刷データを印刷用紙上に印刷出力(画像形成)する。
なお、印刷装置202の印刷プロセスは、ホストベースでラスタイメージを生成して、そのラスタイメージデータを受信して印刷を行うタイプであっても良い。また、印刷装置202の印刷プロセスは、ページ記述言語に基づくPDLデータを受信して解析した後、ラスタイメージに展開して印刷を行うタイプでも良い。
印刷装置202としては、例えば、シリアルプリンタや、ページプリンタ、或いはその他の電子複写型プリンタ等の様々なプリンタを適用することができる。また、印刷装置202とホストコンピュータ201との接続形態についても、例えば、スタンドアロン接続やネットワーク接続等の様々な接続形態を適用することができる。
表示装置204は、ホストコンピュータ201からのシステムプログラムやアプリケーション等の実行による指示に呼応して、OSに管理下で所定のウィンドウを表示する。
データ入力装置205は、キーボード、マウス、及びその他のポインティングデバイス等を含み、ユーザからの各種指示を受け付け、これをホストコンピュータ201に伝える。例えば、データ入力装置205は、ユーザから入力された、印刷装置202に対する印刷条件の設定内容を、ホストコンピュータ201に伝える。
メディア読取装置206は、CD−ROMドライブ、及びフレキシブルディスク(FD)ドライブ等を含む装置であり、CD−ROMやFD等の記憶媒体から読み取った情報をホストコンピュータ201に供給する。
通信制御装置207は、例えば、印刷システム200と外部のネットワークを通信可能に接続するための接続インタフェースである。なお、印刷装置202は通信制御装置207、及びネットワークを介してホストコンピュータ201と接続されていても良い。
<印刷システム200の機能構成>
図3及び図4は、図2に示したホストコンピュータ201の印刷機能を説明するブロック図であり、所定の処理プログラムを実行することで実現される印刷システム200の機能のうち、特に印刷制御機能を説明するブロック図である。
<印刷システム200の機能構成−GDI印刷パスの例>
このうち、図3は、ホストコンピュータ201による印刷制御機能がGDI印刷パスに従う場合の例を示す図である。
図3において、ホストコンピュータ201による印刷制御機能は、8つの印刷機能処理部から構成される。GDI印刷パスにおける印刷制御機能は、アプリケーション(AP)301、GDI302、ユーザインタフェースドライバ(UID)303、スプーラー(SPL)304、EMFスプールファイル305、プリントプロセッサ(PP)306を含む。また、GDI印刷パスにおける印刷制御機能は、プリンタグラフィックスドライバ(PGD)307、ランゲージモニタ(LM)308を含む。
先ず、GDI印刷パスにおける印刷制御機能に含まれる各印刷機能処理部の主なる機能について説明する。
AP301は、GDI302を介して、印刷装置202に対して印刷条件を設定する。より具体的に説明すると、AP301は、例えば、印刷に使用する用紙のサイズ(出力用紙)や種類(メディアタイプ)、及びその他の印刷条件を設定する。
更に、AP301は、GDI302を介して、印刷装置202に対して文書や写真画像等の描画命令を発行し、印刷実行を指示する。以下、図3の説明において、描画命令の発行に伴いGDI302を介してスプーラー304に通知される文書・画像データ、及び描画命令を総称して「印刷データ」と呼ぶ。
UID303は、GDI302を介して通知された印刷条件を印刷装置202に適合する内容に変更し、最終的な印刷条件を確定する。更に、UID303は、GDI302を介して、最終的に確定した印刷条件をスプーラーに通知する。
スプーラー304は、GDI302を介して通知された印刷データ、及び印刷条件をEMFスプールファイル305に格納する。
PP306は、EMFスプールファイル305に格納された印刷データを1ページ単位で処理する。
PGD307は、印刷データを印刷装置202で印刷出力可能なビットマップデータ(ラスタイメージデータ)に変換する。
LM308は、印刷装置202と双方向の通信を行い、印刷装置202の情報を取得し表示装置204に表示する。また、LM308は、PGD307が生成したビットマップデータを印刷装置202に供給する。なお、LM308は、印刷装置202が備えるメモリ容量や、エンジンコントローラの構成により異なるビットマップデータの転送方法を採用することができる。
次に、GDI印刷パスにおける印刷制御機能の一連の動作について説明する。
先ず、AP301は、ユーザからの操作指示に従って、印刷条件の設定、及び任意の文書又は写真画像等の印刷実行の指示を行う。
このようにしてGDI302は、AP301から印刷実行の指示を受け付けると、UID303に対して、印刷装置202での印刷条件の設定内容、及び印刷開始のイベントを通知する。
UID303は、印刷装置202での印刷条件の設定内容の通知を受けると、通知された印刷条件の設定内容を参照し、印刷装置202にて印刷出力可能な設定内容になっているか否かを判断する。
ここで、通知された印刷条件の設定内容が、印刷装置202にて印刷出力可能な設定内容になっていないと判断した場合には、UID303は、印刷装置202にて印刷出力可能な設定内容になるように、印刷条件の設定内容を一部更新し、印刷条件を確定する。
続いて、AP301は、GDI302を介して、文書・画像データの描画命令を発行する。
スプーラー304は、AP301における描画命令の発行に伴って生成された印刷データ、及び、UID303が確定した印刷条件の通知を受けると、通知された印刷データ、及び印刷条件をEMFスプールファイル305に格納する。
PP306は、EMFスプールファイル305から印刷条件の設定内容、及び印刷データを取得する。
続いて、PP306は、GDI302を介して、当該印刷条件の設定内容、及び印刷データを1ページ単位でPGD307に供給する。
GDI302は、PP306からPGD307に印刷データを供給する際に、印刷データに含まれる描画命令をグラフィックス描画コマンドに変換する。
PGD307は、GDI302により生成されたグラフィックス描画コマンド、及びGDI302から通知された印刷条件の設定内容に基づいて、PP306から供給された印刷データに対して画像処理等を行う。そして、PGD307は、印刷用のビットマップデータ(以下、「印刷画像データ」と呼ぶ)を生成する。
続いて、PGD307は、画像処理等を施した印刷画像データを、印刷装置が解釈できるデータ形式(以下、「印刷コマンド」と呼ぶ)に変換する。
LM308は、ホストコンピュータ201から印刷装置202に印刷コマンドを伝送するために使用されるインタフェースを経由して、PGD307により供給された印刷コマンドを印刷装置202に供給する。
印刷装置202は、LM308から供給された印刷コマンドを解釈し、印刷画像データを用紙(309)上に印刷出力する。
<印刷システム200の機能構成−XPS印刷パスの例>
図4は、ホストコンピュータ201による印刷制御機能がXPS印刷パスに従う場合の例を示す図である。なお、本実施形態の印刷制御機能はXPS印刷パスに従うものとする。
図4において、ホストコンピュータ201による印刷制御機能は、9つの印刷機能処理部から構成される。
XPS印刷パスにおける印刷制御機能は、アプリケーション(AP)401、WPF(Windows(登録商標) Presentation Foundation)印刷サポート(WPFPS)402を含む。また、XPS印刷パスにおける印刷制御機能は、ユーザインタフェースドライバ(UID)403、スプーラー(SPL)404、XPSスプールファイル405、フィルターパイプラインマネージャー(FPM)406を含む。また、XPS印刷パスにおける印刷制御機能は、ページ処理フィルター(PPF)407、レンダリングフィルター(RF)408、ランゲージモニタ(LM)409を含む。
先ず、XPS印刷パスにおける印刷制御機能に含まれる各印刷機能処理部の主なる機能について説明する。
AP401は、WPFSP402を介して、XPS文書を作成する。また、AP401は、文書や写真画像等のドキュメント、印刷条件、描画命令をXPS文書に対して設定する。以下、XPS文書に含まれている文書や写真画像等のドキュメント、及び描画命令を総称して「印刷データ」と呼ぶ。
更に、AP401は、WPFSP402を介して、印刷実行を指示する。
WPFSP402は、AP401の指示を受けてXPS文書を構成する。また、WPFSP402は、XPS文書から印刷条件の設定内容を取り出してUID403に通知する。また、WPFSP402は、UID403が確定した印刷条件の設定内容をXPS文書に設定する。
更に、WPFSP402は、XPS文書をスプーラー404に通知する。
UID403は、WPFSP402から通知された印刷条件を印刷装置202に適合する内容に変更し、最終的な印刷条件を確定する。また、UID403は、最終的に確定した印刷条件をWPFSP402に通知する。
スプーラー404は、WPFSP402から通知されたXPS文書をXPSスプールファイル405に格納する。
FPM406は、PPF407、及びRF408を介して、XPSスプールファイル405に格納されたXPS文書を印刷装置202で印刷出力可能なビットマップデータ(ラスタイメージデータ)に変換し、ビットマップデータを印刷装置202に供給する。
PPF407は、XPS文書内の印刷データやページ構成を編集する。
RF408は、PPF407により編集されたXPS文書内の印刷データを印刷装置202で印刷出力可能なビットマップデータ(ラスタイメージデータ)に変換する。
LM409は、印刷装置202と双方向の通信を行い、印刷装置202の情報を取得し表示装置204に表示する。また、LM409は、FPM406から通知されたビットマップデータを印刷装置202に供給する。なお、LM409は、印刷装置202が備えるメモリ容量や、エンジンコントローラの構成により異なるビットマップデータの転送方法を採用することができる。
次に、XPS印刷パスにおける印刷制御機能の一連の動作について説明する。
先ず、AP401は、ユーザからの操作指示に従って、任意の文書又は写真画像等のドキュメントを読み込む。なお上述した任意の文書には、予め作成されていたXPS文書も含まれる。
続いて、AP401は、ユーザからの操作指示に従って、XPS文書の作成を行い、文書や写真画像等のドキュメント、印刷条件、描画命令をXPS文書に設定する。なお、予め作成されていたXPS文書を読み込んだ場合には、新たにXPS文書を作成することはなく、AP401は、読み込んだXPS文書に含まれる印刷条件や描画命令をユーザからの操作指示に従って編集すれば良い。
なお、XPS印刷パスでは、予め定義されたXMLスキーマの形式に従って記述されたXMLファイルを用いて印刷条件の設定が行われる。以下、印刷設定を行うために予め定義されたXMLスキーマの形式を「印刷スキーマ」と呼び、印刷スキーマに従って印刷条件が記述されているXMLファイルを「印刷チケット」と呼ぶ。「印刷チケット」はそのままの形式でXPS文書に含まれることになる。
続いて、AP401は、ユーザからの操作指示に従って、XPS文書を用いて印刷実行の指示を行う。
WPFSP402は、AP401から印刷実行の指示を受け付けると、XPS文書内の印刷チケットを取り出し、印刷条件の設定内容として当該印刷チケットをUID403に通知する。
UID403は、印刷装置202での印刷条件の設定内容の通知を受けると、通知された印刷条件の設定内容を参照し、印刷装置202にて印刷出力可能な設定内容になっているか否かを判断する(判断手段)。
通知された印刷条件の設定内容が、印刷装置202にて印刷出力可能な設定内容になっていないと判断した場合、UID403は、印刷装置202にて印刷出力可能な設定内容になるように、印刷条件の設定内容を一部更新し、印刷条件を確定する(確定手段)。以下、本処理を「印刷条件確定処理」と呼ぶ。
続いて、UID403は、確定した印刷条件により印刷チケットを更新し、WPFSP402に通知する。WPFSP402は、UID403から通知された印刷チケットをXPS文書に設定し、当該XPS文書をスプーラー404に通知する。
スプーラー404は、WPFSP402からXPS文書の通知を受けると、通知されたXPS文書をXPSスプールファイル405に格納する。
続いて、スプーラー404は、FPM406に対して印刷開始のイベントを通知する。
FPM406は、スプーラー404から印刷開始のイベントの通知を受けると、XPSスプールファイル405に格納されているXPS文書を取得し、当該XPS文書をPPF407に通知する。
PPF407は、通知されたXPS文書から印刷データ、及び印刷チケットを取得する。
続いて、PPF407は、印刷チケットに記載されている印刷条件の設定内容に基づいて、印刷データの編集、及びXPS文書のページ構成の編集を行う。なお、印刷データやページ構成の編集内容には、ビットマップの合成(ウォーターマーク)、ページ合成(割付)、ページ順序の変更(逆順)等が含まれる。
続いて、PPF407は、印刷データやページ構成の編集を終えた後のXPS文書をFPM406に通知する。
FPM406は、PPF407から通知されたXPS文書をRF408に通知する。
RF408は、通知されたXPS文書から印刷データ、及び印刷チケットを取得する。
続いて、RF408は、印刷チケットに記載されている印刷条件の設定内容に基づいて、印刷データに対して画像処理等を行い、印刷用のビットマップデータ(以下、「印刷画像データ」と呼ぶ)を生成する(画像処理手段)。
続いて、RF408は、画像処理等を施した印刷画像データを、印刷装置が解釈できるデータ形式(以下、「印刷コマンド」と呼ぶ)に変換し、当該印刷コマンドをFPM406に通知する。
FPM406は、RF408から通知された印刷コマンドをLM409に供給する。
LM409は、ホストコンピュータ201から印刷装置202に印刷コマンドを伝送するために使用されるインタフェースを経由して、FPM406により供給された印刷コマンドを印刷装置202に供給する。
印刷装置202は、LM409から供給された印刷コマンドを解釈し、印刷画像データを用紙(410)上に印刷出力する。
<印刷条件確定処理>
次に、本実施形態におけるUID403が行う印刷条件確定処理の詳細について、ここでは特に、メディアタイプの確定処理に着目して説明する。
UID403は、WPFSP402から印刷チケットの通知を受けると、印刷チケットに記載されているメディアタイプの設定値を取得し、詳細は後述するが、メディアタイプ条件設定値リストを生成する。
ここで、UID403は、印刷チケットに記載されているメディアタイプの設定値が複数存在する場合には、各設定値の優先順位情報を合わせて取得し、メディアタイプ条件設定値リストに格納する。更に、UID403は、メディアタイプ条件設定値リストに格納したメディアタイプの設定値を優先順位の高い順に並べ替える。
続いて、UID403は、予め保持しているサポートメディアタイプ一覧情報テーブルを参照し、メディアタイプ条件設定値リストに格納されている各メディアタイプの設定値が、サポートメディアタイプ一覧情報テーブルに含まれているか否かを判断する。
UID403は、メディアタイプ条件設定値リストに格納されているメディアタイプの設定値のうち、サポートメディアタイプ一覧情報テーブルに含まれていると判断された設定値の中で、最も優先順位の高い設定値を、最終的なメディアタイプとして確定する。
<XPS文書の構成>
図5は、XPS文書500のファイル構成の一例を示す図である。
図5に示されるようにXPS文書500は、ドキュメント501、ページ511〜513、印刷チケット521、描画命令522、画像523、フォント524を含んでいる。
ここで、ページ511〜513は、印刷出力する用紙1枚(1ページ)に相当し、各ページに対して、印刷チケット521、描画命令522、画像523、フォント524が存在する。
<印刷チケットの例>
図6は、印刷条件としてXPS文書に設定された印刷チケット600の一例を示す図である。図6に示す印刷チケット600の例では、印刷条件としてメディアタイプの設定がなされている。なお、図6の例では、優先順位の付加された4つの設定値が設定されている。
<メディアタイプ条件設定値リストの例>
図7は、図4に示したUID403が生成するメディアタイプ条件設定値リスト700の一例を示す図である。
図7に示すメディアタイプ条件設定値リスト700の例では、図6に示した印刷チケット600に設定されていたメディアタイプの設定値、及び優先順位の情報が格納されている。
<サポートメディアタイプ一覧情報テーブルの例>
図8は、図4に示したUID403が保持しているサポートメディアタイプ一覧情報テーブル800の一例を示す図である。
図8において、サポートメディアタイプ一覧情報テーブル800の例では、印刷装置202にて印刷出力可能なメディアタイプが列挙されている。具体的には、個々のメディアタイプにおける設定値の名称、及び、既定のメディアタイプか否かの情報を格納している。ここで、設定値の名称は、UID403が印刷チケットに設定された設定値の内容からメディアタイプを特定するために用いられる。
サポートメディアタイプ一覧情報テーブルは、例えば、ハードディスク203等に格納されている。なお、印刷装置が複数台ある場合には、印刷装置のID毎にサポートメディアタイプ一覧情報テーブルがハードディスク203等に格納されている。
<印刷システム200の動作>
図9は、データ処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。なお、S901〜S903は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ201のCPUが外部記憶装置等から制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
先ず、ステップS901で、UID403は、WPFSP402から印刷条件の設定内容として印刷チケットを取得する。
次に、ステップS902で、UID403は、印刷条件確定処理により、印刷装置202にて印刷出力可能な印刷条件を確定する。S902の処理の詳細は、後述する図10に示す。
続いて、ステップS903で、ステップS902により確定した印刷条件の設定内容に基づいて印刷処理(画像処理ほか)を実行し、本処理を終了する。
図10は、図9に示したステップS902の印刷条件確定処理の詳細を示すフローチャートである。本処理は、印刷システム200の動作として、UID403が行う印刷条件確定処理のうち、特にメディアタイプに着目した処理例である。
なお、S1001〜S1011は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ201のCPUが外部記憶装置等から制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
先ず、ステップS1001で、UID403は、ステップS901により予め取得した印刷チケットの中からメディアタイプの設定値を取得する。
次に、ステップS1002で、UID403は、ステップS1001により取得したメディアタイプの設定値の総数(N)を取得する。
次に、ステップS1003で、UID403は、ステップS1002により取得したメディアタイプの設定値の総数(N)の分だけ格納可能なメディアタイプ条件設定値リスト(A)を生成する。そして、UID403は、ステップS1001により取得したメディアタイプの設定値を優先順位の高い順にメディアタイプ条件設定値リスト(A)に格納する。
次に、ステップS1004で、UID403は、図8で示したサポートメディアタイプ一覧情報テーブル800を参照して、設定値資源情報の一例である、印刷装置202にて印刷出力可能なメディアタイプの一覧(B)を取得する。
ステップS1006からステップS1009まででは、ステップS1002により取得したメディアタイプの設定値の総数(N)だけ処理を繰り返すことによって、最終的に確定すべきメディアタイプの検索処理を行う。このため、ステップS1005で、UID403は、処理カウンタの値を1に初期化する。
次に、ステップS1006で、UID403は、処理カウンタの値が、ステップS1002により取得したメディアタイプの設定値の総数(N)以下であるか否かを判別する。
この判別の結果、処理カウンタの値が、ステップS1002により取得したメディアタイプの設定値の総数(N)以下であるとUID403が判別した場合はステップS1007へ進み、そうでないとUID403が判別した場合にはステップS1011へ進む。
ステップS1007へ進むと、UID403は、ステップS1003により生成したメディアタイプ条件設定値リスト(A)を参照して、処理カウンタの値と同じ優先順位のメディアタイプの設定値を取得する。
次に、ステップS1008で、UID403は、ステップS1004により取得した印刷装置202にて印刷出力可能なメディアタイプの一覧(B)の中に、ステップS1007により取得したメディアタイプの設定値が含まれているか否かを判別する。
この判別の結果、印刷装置202にて印刷出力可能なメディアタイプの一覧(B)の中に、ステップS1007により取得したメディアタイプの設定値が含まれているとUID403が判別した場合は、ステップS1010へ進む。また、そうでないとUID403が判別した場合にはステップS1009へ進む。
ステップS1009に進むと、UID403は、処理カウンタの値を1つ増やし、ステップS1006に戻る。
一方、ステップS1010に進むと、UID403は、ステップS1007により取得したメディアタイプを最終的な印刷条件として確定して印刷チケットを更新し、本処理を終了する。
また、ステップS1011に進むと、UID403は、図8で示したサポートメディアタイプ一覧情報テーブル800を参照して、印刷装置202にて印刷出力可能なメディアタイプの一覧の中から予め定めておいた既定のメディアタイプを取得する。そして、UID403は、この既定のメディアタイプを最終的な印刷条件として確定して印刷チケットを更新し、本処理を終了する。
これにより、印刷装置の特性に応じて設定すべきメディアタイプが異なっているとしても、印刷チケットに設定された複数のメディアタイプの中から、個々の印刷装置に適合するメディアタイプを探し出し、最終的な印刷条件として確定させることができる。そして、確定した印刷条件に基づいて画像処理が施されるため、ユーザは所望する印刷結果を得ることができる。
<印刷条件確定処理の結果例>
図11は、図6に示した印刷チケット600が設定されたXPS文書を、複数の印刷装置202により印刷出力を実行した場合に、UID403が印刷条件確定処理によって確定した印刷条件の結果1100の一例を示す図である。
図11に示される例は、UID403が印刷条件確定処理によって確定した印刷条件のうち、特にメディアタイプに着目した結果の一例である。
<印刷条件確定処理後の印刷チケットの例>
図12は、図6に示した印刷チケット600に対して、UID403が印刷条件確定処理を行った場合における、印刷条件確定処理後の印刷チケット1200の一例を示す図である。
以上のように本実施形態によれば、インターネットやメモリカード等を介して不特定多数のユーザに写真画像等のドキュメントを提供・配布するにあたり、XPS文書を用いることによって多数の印刷装置に適合可能な印刷条件を事前に設定しておくことができる。
更に、当該XPS文書を任意の印刷装置から印刷出力する際には、印刷出力を行う印刷装置に適合する印刷条件が適用されて画像処理が施されることになる。したがって、当該XPS文書の提供を受けたユーザは、出力用紙やメディアタイプ等の印刷条件の設定を特に意識することなく任意の印刷装置から印刷出力を行うだけで、所望する印刷結果を得ることができる。
不特定多数のユーザに写真画像等のドキュメントを提供する提供者は、ユーザが印刷出力に使用する印刷装置と、提供した写真画像等のドキュメントをこれらの印刷装置から印刷出力する際によく利用される用紙とを想定する。そして、提供者は、優先順位付きの複数の設定値を印刷条件としてXPS文書に設定しておけば良い。
(第2実施形態)
第1実施形態では、インターネットやメモリカード等を介して不特定多数のユーザに写真画像等のドキュメントを提供・配布するにあたり、多数の印刷装置に適合可能な印刷条件として、優先順位付きの複数の設定値をXPS文書に設定する例を示した。更に、配布されたXPS文書を印刷出力するにあたり、XPS文書に設定された複数の設定値の中から印刷装置にて利用可能な設定値のうち最も優先順位の高い設定値を最終的な印刷条件として決定し、決定した印刷条件に基づいて画像処理を行う例を示した。これによって、当該XPS文書の提供を受けたユーザは、出力用紙やメディアタイプ等の印刷条件の設定を特に意識することなく任意の印刷装置から印刷出力を行うだけで、所望する印刷結果を得ることができた。
例えば、印刷条件としてメディアタイプに着目してみると、第1実施形態により、XPS文書に設定された複数の設定値の中から印刷装置にて利用可能なメディアタイプが適用されることになる。そして、適用されたメディアタイプに基づいて画像処理が行われるために、期待通りの画質を得ることができるようになる。
一方、印刷条件として出力用紙に着目してみると、印刷装置にて利用可能な出力用紙が適用されるだけでは十分とはいえない。例えば、適用された出力用紙と写真画像とで縦横比が異なる場合には、出力用紙上に画像が全く配置されない領域が残る、或いは、出力用紙上に画像の一部が配置されない(画像の一部が欠ける)等が生じることになる。
出力用紙上に画像が全く配置されない領域が残ってしまうと、元の写真画像自体は全て出力されているとはいえ、外観的に「写真」としての体裁が整っているとは言いきれず、ユーザに所望する印刷結果が得られないと判断されてしまう可能性がある。
また、出力用紙上に画像の一部が配置されない場合には、写真画像内の被写体(「写真」として特に重要とされる部分)が欠けてしまえば、当然ユーザに所望する印刷結果が得られないと判断されることになる。
このように、印刷条件として出力用紙に着目した場合には、第1実施形態により適用された出力用紙へのドキュメントの配置方法次第で、ユーザが意図しない印刷結果を引き起こす可能性が残っている。
そこで、本実施形態では、XPS文書に設定された優先順位付きの複数の設定値の各々に対して、第1実施形態により最終的な印刷条件として適用された場合に行う配置調整方法を事前に設定する例を説明する。
更に、写真画像等のドキュメント、第1実施形態により最終的な印刷条件として適用された設定値、及び当該設定値に対して設定されていた配置調整方法に基づいてドキュメントの配置を決定する例を説明する。
なお、第1実施形態と共通する部分、例えば図1、図2等についてはその説明を省略する。但し、図9の処理は第1実施形態に特有であり、本実施形態では図9に代えて後述する図17の処理が実行される。より具体的には、PPF407は、FPM406からXPS文書の通知を受けると、印刷データの編集、及びXPS文書のページ構成の編集に先駆けて、後述するレイアウト補正処理を行う。
<レイアウト補正処理>
次に、本実施形態におけるPPF407が行うレイアウト補正処理の詳細について説明する。
先ず、PPF407は、FPM406から通知されたXPS文書から印刷データ、及び印刷チケットを取得する。続いて、PPF407は、印刷チケットに記載されている出力用紙の設定を取得する。
続いて、PPF407は、出力用紙の設定値に関連付けられている優先順位、及び配置調整方法を取得する。続いて、PPF407は、前記取得した出力用紙の設定、優先順位、及び配置調整方法に基づいて印刷データの描画開始位置の算出を行う。
そして、PPF407は、印刷データの編集、及びXPS文書のページ構成の編集に先駆けて、前記算出した描画開始位置に基づいて印刷データの編集を行う。より具体的には、PPF407は、前記算出した描画開始位置に基づいて、印刷データに含まれる描画命令を変更する。
<印刷チケットの例>
図13は、印刷条件としてXPS文書に設定された印刷チケット1300の一例を示す図である。
図13に示される印刷チケット1300の例では、印刷条件として出力用紙の設定がなされている。なお、図13に示される印刷チケット1300の例では、優先順位の付加された2つの設定値が設定されている。
図13に示される印刷チケット1300の例では、優先順位2位の「LPhoto(L判)」が適用された場合の配置調整方法として「Centering」が設定されている。
<配置調整方法の例>
図14は、図13に示した印刷チケット1300にて設定可能な配置調整方法とPPF407におけるレイアウト補正処理の内容との関連付け2100の一例を示す図である。
PPF407は、配置調整方法として「Centering」が設定されていた場合には、写真画像等のドキュメントの中心位置が出力用紙上の中心位置に配置されるように描画開始位置を算出することになる。このことから、写真画像内の被写体(「写真」として特に重要とされる部分)が写真画像の中央に位置している場合には、配置調整方法として「Centering」を設定しておくことが望ましいと言える。
<出力用紙条件設定値リストの例>
図15は、図4に示したUID403が、出力用紙における印刷条件確定処理において生成する出力用紙条件設定値リスト1400の一例を示す図である。
図15に示される出力用紙条件設定値リスト1400の例では、図13に示した印刷チケット1300にて設定されていた出力用紙の設定値、優先順位、及び配置調整方法の情報を格納している。
なお、出力用紙条件設定値リスト1400の例では、図13に示した印刷チケット1300にて配置調整方法が設定されていなかった場合は、UID403が、配置調整方法として「None」を設定している。
<サポート出力用紙一覧情報テーブルの例>
図16は、図4に示したUID403が保持しているサポート出力用紙一覧情報テーブル1500の一例を示す図である。
図16に示されるサポート出力用紙一覧情報テーブル1500の例では、印刷装置202にて印刷出力可能な出力用紙が列挙されている。より具体的には、図16に示されるサポート出力用紙一覧情報テーブル1500の例では、個々の出力用紙における設定値の名称、用紙の外形(幅・高さ)、及び既定の出力用紙か否かの情報を格納している。ここで、設定値の名称は、UID403が印刷チケットに設定された設定値の内容から出力用紙を特定するために用いられる。
サポート出力用紙一覧情報テーブルは、例えば、ハードディスク203等に格納されている。なお、印刷装置が複数台ある場合には、印刷装置のID毎にサポート出力用紙一覧情報テーブルを備える。
<印刷システム200の動作>
図17は、データ処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。なお、S901〜S903、S1601、S1602は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ201のCPUが外部記憶装置等から制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
また、同図において第1の実施の形態で示した図9と同様の処理には同一のステップ番号を示し、説明を省略する。
ステップS1601で、UID403は、印刷条件確定処理により、印刷装置202にて印刷出力可能な印刷条件を確定する。S1601の処理の詳細は、後述する図18に示す。ステップS1602で、PPF407は、レイアウト補正処理により、印刷データの描画開始位置を調整する。S1602の処理の詳細は、後述する図19に示す。
図18は、図17に示したステップS1601の印刷条件確定処理の詳細を示すフローチャートである。本処理は、印刷システム200の動作として、UID403が行う印刷条件確定処理のうち、特に出力用紙に着目した処理例である。
なお、S1701〜S1711は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ201のCPUが外部記憶装置等から制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
先ず、ステップS1701で、UID403は、ステップS901により予め取得した印刷チケットの中から出力用紙の設定値を取得する。
次に、ステップS1702で、UID403は、ステップS1701により取得した出力用紙の設定値の総数(N)を取得する。
次にステップS1703で、UID403は、ステップS1702により取得した出力用紙の設定値の総数(N)の分だけ格納可能な出力用紙条件設定値リスト(A)を生成し、ステップS1701により取得した出力用紙の設定値を優先順位の高い順に格納する。
次に、ステップS1704で、UID403は、図16で示したサポート出力用紙一覧情報テーブル1500を参照して、設定値資源情報の一例である、印刷装置202にて印刷出力可能な出力用紙の一覧(B)を取得する。
ステップS1706からステップS1709まででは、ステップS1702により取得した出力用紙の設定値の総数(N)だけ処理を繰り返すことによって、最終的に確定すべき出力用紙の検索処理を行う。このため、ステップS1705で、UID403は、処理カウンタの値を1に初期化する。
次に、ステップS1706で、UID403は、処理カウンタの値が、ステップS1702により取得した出力用紙の設定値の総数(N)以下であるか否かを判別する。
この判別の結果、処理カウンタの値が、ステップS1702により取得した出力用紙の設定値の総数(N)以下であるとUID403が判別した場合はステップS1707へ進み、そうでないとUID403が判別した場合にはステップS1711へ進む。
ステップS1707へ進むと、UID403は、ステップS1703により生成した出力用紙条件設定値リスト(A)を参照して、処理カウンタの値と同じ優先順位の出力用紙の設定値を取得する。
次に、ステップS1708で、UID403は、ステップS1704により取得した印刷装置202にて印刷出力可能な出力用紙の一覧(B)の中に、ステップS1707により取得した出力用紙の設定値が含まれているか否かを判別する。
この判別の結果、印刷装置202にて印刷出力可能な出力用紙の一覧(B)の中に、ステップS1707により取得した出力用紙の設定値が含まれているとUID403が判別した場合は、ステップS1710へ進む。また、そうでないとUID403が判別した場合にはステップS1709へ進む。
ステップS1709に進むと、UID403は、処理カウンタの値を1つ増やし、ステップS1706に戻る。
一方、ステップS1710に進むと、UID403は、ステップS1707により取得した出力用紙を最終的な印刷条件として確定して印刷チケットを更新し、本処理を終了する。
ステップS1711に進むと、UID403は、図16で示したサポート出力用紙一覧情報テーブル1500を参照して、印刷装置202にて印刷出力可能な出力用紙の一覧の中から予め定めておいた既定の出力用紙を取得する。そして、UID403は、この既定の出力用紙を最終的な印刷条件として確定して印刷チケットを更新し、本処理を終了する。
図19は、図17に示したステップS1602のレイアウト補正処理の詳細を示すフローチャートである。
なお、S1801〜S1810は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ201のCPUが外部記憶装置等から制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
先ず、ステップS1801で、PPF407は、UID403による印刷条件確定処理後の印刷チケットから、出力用紙の設定値、及び出力用紙の設定値に関連付けられている優先順位を取得する。
次に、ステップS1802で、PPF407は、ステップS1801により取得した優先順位を参照することにより、UID403における印刷条件確定処理により確定された出力用紙が最も優先順位の高い設定値であったか否かを判別する(優先順位判断手段)。
この判別の結果、印刷条件確定処理により確定された出力用紙が最も優先順位の高い設定値であったとPPF407が判別した場合は、ステップS1803へ進む。また、そうでないとPPF407が判別した場合にはステップS1804へ進む。
ステップS1803に進むと、PPF407は、印刷条件確定処理により確定された出力用紙では、写真画像等のドキュメントを印刷出力するにあたって配置上の問題が生じない(つまりは、ドキュメントの配置を調整する必要はない)と判断する。そして、PPF407は、描画開始位置調整用のオフセット量を0に決定する。
ステップS1804に進むと、PPF407は、UID403による印刷条件確定処理後の印刷チケットから、出力用紙の設定値に関連付けられている配置調整方法を取得する。
次に、ステップS1805で、PPF407は、ステップS1804により出力用紙の設定値に関連付けられている配置調整方法を取得できたか否かを判別する(補正判断手段)。
この判別の結果、配置調整方法を取得できたとPPF407が判別した場合は、ステップS1806へ進む。また、そうでないとPPF407が判別した場合にはステップS1808へ進む。
ステップS1806に進むと、PPF407は、ステップS1804により取得した配置調整方法が「None」であるか否かを判別する(補正判断手段)。
この判別の結果、ステップS1804により取得した配置調整方法が「None」であると判別した場合は、PPF407は、ステップS1808へ進む。また、そうでないとPPF407が判別した場合にはステップS1807へ進む。
ステップS1807に進むと、PPF407は、ステップS1804により取得した配置調整方法に基づいて、描画開始位置調整用のオフセット量を算出する。
一方、ステップS1808に進むと、PPF407は、描画開始位置調整用のオフセット量を0に決定する。
次に、ステップS1809で、PPF407は、ステップS1803、ステップS1807、或いはステップS1808により決定した描画開始位置調整用のオフセット量が0か否かを判別する。
この判別の結果、描画開始位置調整用のオフセット量が0とPPF407が判別した場合は、本処理を終了する。また、そうでないとPPF407が判別した場合にはステップS1810へ進む。
ステップS1810に進むと、PPF407は、ステップS1807により決定した描画開始位置調整用のオフセット量に基づいて、印刷データに含まれている描画命令を更新し、本処理を終了する。
<レイアウト補正処理による印刷結果例>
図20は、「パノラマ」用の写真画像、及び図13に示した印刷チケット1300が設定されたXPS文書を、印刷装置202により印刷出力を実行するにあたり、PPF407によるレイアウト補正処理が行われる場合の印刷結果の一例を示す図である。
図20において、印刷結果1901は、UID403による印刷条件確定処理によって、出力用紙として「パノラマ」が適用された場合の印刷結果の例である。
図20において、印刷結果1902〜1903は、UID403による印刷条件確定処理によって、出力用紙として「L判」が適用された場合の印刷結果の例である。
印刷結果1902は、印刷チケットにおいて「L判」に関連付けられている配置調整方法として「None」が設定されている、或いは、「L判」に関連付けられている配置調整方法が存在しない場合の例である。
印刷結果1903は、印刷チケットにおいて「L判」に関連付けられている配置調整方法として「Centering」が設定されている場合の例である。
<描画開始位置調整用のオフセット量算出処理における計算式例>
図21は、印刷チケットにて配置調整方法として設定されていた「Centering」を適用してPPF407によるレイアウト補正処理が行われる場合における、描画開始位置調整用のオフセット量の算出処理の計算式の一例を示す図である。
図21において、W1は、出力用紙の幅である。また、H1は、出力用紙の高さである。また、W2は、写真画像の幅である。また、H2は、写真画像の高さである。また、Xは、X座標のオフセット量である。また、Yは、Y座標のオフセット量である。
以上のように本実施形態によれば、XPS文書に設定された優先順位付きの複数の設定値の各々に対して、第1実施形態により最終的な印刷条件として適用された場合に行う配置調整方法を事前に設定することができる。
更に、写真画像等のドキュメント、第1実施形態により最終的な印刷条件として適用された設定値、及び当該設定値に対して設定されていた配置調整方法に基づいてドキュメントの配置を決定することができる。
不特定多数のユーザに写真画像等のドキュメントを提供する提供者は、提供する写真画像等のドキュメントとXPS文書に設定した各々の出力用紙との大きさを見比べて、外観的に「写真」としての体裁が整うように配置調整方法を設定しておけば良い。また、提供者は、写真画像内の被写体(「写真」として重要とされる部分)が出力用紙上に正しく配置されるように、配置調整方法を設定しておけば良い。
これにより、当該XPS文書の提供を受けたユーザは、出力用紙の設定、並びに、出力用紙と写真画像等のドキュメントの大きさや配置等を特に意識することなく任意の印刷装置から印刷出力を行うだけで、所望する印刷結果を得ることができる。
なお、写真画像において最低限出力用紙上に配置させたい領域を配置調整方法として設定できるようにしても良い。この場合には、第1実施形態により何れの出力用紙が適用されることになったとしても、設定された領域が全て出力用紙上に配置されるように配置調整を行う。
(第3実施形態)
第2実施形態では、XPS文書に設定された優先順位付きの複数の設定値の各々に対して、第1実施形態により最終的な印刷条件として適用された場合に行う配置調整方法を事前に設定する例を説明した。更に、当該XPS文書を印刷出力するにあたり、最終的な印刷条件として決定した出力用紙が何れであっても、事前に設定した配置調整方法に従って、写真画像内の被写体(「写真」として重要とされる部分)が出力用紙上に正しく配置する例を説明した。これによって、当該XPS文書の提供を受けたユーザは、出力用紙の設定、並びに、出力用紙と写真画像等のドキュメントの大きさや配置等を特に意識することなく任意の印刷装置から印刷出力を行うだけで、所望する印刷結果を得ることができるようになった。
上述した実施形態を用いることにより、確かに、外観的に「写真」としての体裁が整うように、また、写真画像内の被写体(「写真」として重要とされる部分)が出力用紙上に配置されるように印刷出力が行われる。
しかしながら、写真画像等のドキュメントの提供者が設定した配置調整方法に従って行われた配置調整が必ずしもユーザにとって最良の結果を導くとは限らない。例えば、同じ写真画像を同じ出力装置から同じ印刷条件によって印刷出力するとしても、印刷結果として得られる「写真」のレイアウトに対する好みや希望は、多かれ少なかれユーザごとに異なる可能性がある。また、写真画像等のドキュメントの提供者と当該ドキュメントの提供を受けたユーザとで、写真画像内の被写体(「写真」として重要とされる部分)の対象が異なっているケースも無いとは言えない。
写真画像等のドキュメントの提供者が設定した配置調整方法に従って施された配置調整によって、ユーザが所望する印刷結果、が導かれれば良いが、そうならなかった場合には、結局、意図しない印刷結果であるとユーザによって判断される。つまり、写真用紙やインクを無駄にしてしまうことになる。
そこで、本実施形態では、写真画像等のドキュメントの提供者が設定した配置調整方法に従って配置調整が行われた後、実際に印刷出力を行うにあたり、事前に印刷結果のプレビューを表示する例を説明する。このようにすることによって、所望する印刷結果が得られるか否かをユーザが確認できるようになる。
更に、本実施形態では、表示されたプレビューにより所望する印刷結果が得られないと判断した場合には、プレビュー中にユーザ自身が配置調整を行う例を説明する。
なお、第2実施形態と共通する部分、例えば図1、図2等についてはその説明を省略する。但し、図4、及び、図19の処理は第2実施形態に特有であり、本実施形態では、図4に代えて図22の処理、図19に代えて図25の処理が実行される。
<印刷システム200の機能構成>
図22は、ホストコンピュータ201による印刷制御機能の例を示す図である。
図22において、ホストコンピュータ201による印刷制御機能は、11の印刷機能処理部から構成される。
なお、同図において第1実施形態で示した図4と同様の印刷機能処理部には同一の番号を示し、説明を省略する。
本実施形態の印刷制御機能は、図4に示した印刷制御機能に加えて更にプレビューファイル(PVF)2201、プレビューア(PV)2202を含んでいる。
先ず、本実施形態の印刷制御機能に含まれる各印刷機能処理部の主なる機能について説明する。
PPF407は、XPS文書内の印刷データをプレビュー表示可能なビットマップデータ(以下、「印刷プレビューデータ」と呼ぶ)に変換する。また、PPF407は、変換後のビットマップデータをPVF2201に格納する機能、及び、XPS文書内の印刷チケットをPVF2201に格納する。
更に、PPF407は、PV2202を起動する。
PVF2201は、プレビューを表示装置204で表示するにあたり、一時的に作成されるファイルであり、印刷プレビューデータ、及び印刷チケットを含む。
PV2202は、PVF2201に格納された印刷プレビューデータ(ビットマップデータ)を取得して、プレビュー結果2203を表示装置204で表示する(表示手段)。また、PV2202は、印刷チケットに設定されている配置調整方法を変更する(変更手段)。
次に、本実施形態における印刷制御機能の動作について説明する。
なお、ここでは、第1実施形態、及び第2実施形態で示した図4との差分であるレイアウト補正処理についてのみ説明する。
より具体的には、PPF407は、FPM406からXPS文書の通知を受けると、印刷データの編集、及びXPS文書のページ構成の編集に先駆けて、後述するレイアウト補正処理を行う。
<レイアウト補正処理>
先ず、PPF407は、FPM406から通知されたXPS文書から印刷データ、及び印刷チケットを取得する。
続いて、PPF407は、印刷チケットに記載されている出力用紙の設定を取得する。
続いて、PPF407は、出力用紙の設定値に関連付けられている優先順位、及び配置調整方法を取得する。
続いて、PPF407は、取得した出力用紙の設定、優先順位、及び配置調整方法に基づいて印刷データの描画開始位置の算出を行う。
続いて、PPF407は、算出した描画開始位置に基づいて印刷データの編集を行う。より具体的には、PPF407は、算出した描画開始位置に基づいて、印刷データに含まれる描画命令を変更する。
続いて、PPF407は、印刷データに最低限の画像処理等を行い、プレビュー表示用のビットマップデータ(印刷プレビューデータ)を生成する。
続いて、PPF407は、生成した印刷プレビューデータ、及び印刷チケットをPVF2201に格納すると共に、PV2202を起動する。
PV2202は、PPF407によって起動されると、PPF407にPVF2201のファイル名称を問い合わせる。
PPF407は、PV2202からPVF2201のファイル名称の問い合わせを受けると、当該ファイル名称をPV2202に通知する。
PV2202は、PPF407からPVF2201のファイル名称の通知を受け取ると、PVF2201に格納されている印刷プレビューデータ、及び印刷チケットを取得する。
続いて、PV2202は、取得した印刷プレビューデータ、及び印刷チケットに設定されている出力用紙に基づいて、プレビュー結果を表示装置204に表示する。
続いて、PV2202は、上記取得した印刷チケットに含まれている配置調整方法に基づいて、配置調整方法変更用のコントロール(コンボボックス)を初期化すると共に、ユーザからの配置調整方法の変更を受け付ける。
PV2202は、ユーザからの配置調整方法の変更を受ける度に、印刷チケット内の配置調整方法を変更し、印刷チケットをPPF407に通知する。
PPF407は、配置調整方法が変更された印刷チケットをPV2202から受け取る度に、変更後の配置調整方法に基づいて印刷データの描画開始位置の算出を行う。更に、PPF407は、算出した描画開始位置に基づいて印刷データの編集、印刷プレビューデータの生成、生成した印刷プレビューデータ、及び印刷チケットをPVF2201に格納、等の一連の処理を繰り返す。
PV2202は、PVF2201に格納されている印刷プレビューデータが更新される度に、プレビュー結果を表示装置204に表示しなおす。
PPF407は、PV2202が終了すると以降の印刷処理を再開することになる。
<プレビュー表示の例>
図23、及び図24は、UID403による印刷条件確定処理によって、出力用紙として「L判」が適用された場合に、PV2202により表示されるプレビュー画面2300、2400の一例を示した図である。
図23において、プレビュー画面2300は、印刷チケットにおいて「L判」に関連付けられている配置調整方法として「TopLeft」が設定されている場合に表示されるプレビューの例である。
図24において、プレビュー画面2400は、図23におけるプレビュー画面2300が表示された状態において、配置調整方法として「Centering」に変更した場合に表示されるプレビューの例である。
<印刷システム200の動作>
図25は、図17に示したステップS1602のレイアウト補正処理の詳細を示すフローチャートである。
なお、S1801〜S1810、及びS2501〜S2503は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ201のCPUが外部記憶装置等から制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
また、同図において第2実施形態で示した図19と同様の処理には同一のステップ番号を示し、説明を省略する。
ステップS2501で、PPF407は、プレビュー表示処理により、印刷結果のプレビューを表示する。S2501の処理の詳細は、後述する図26に示す。
次に、ステップS2502で、PPF407は、PV2202から通知された印刷チケットから、出力用紙の設定値に関連付けられている配置調整方法を取得する。
次に、ステップS2503で、PPF407は、ステップS2502により取得した配置調整方法に基づいて、描画開始位置調整用のオフセット量を算出する。
図26は、図25に示したステップS2501のプレビュー表示処理の詳細を示すフローチャートである。
なお、S2601〜S2610は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ201のCPUが外部記憶装置等から制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
先ず、ステップS2601で、PPF407は、ステップS1807、或いは、ステップS1808により決定した描画開始位置調整用のオフセット量が0か否かを判別する。
この判別の結果、描画開始位置調整用のオフセット量が0とPPF407が判別した場合は、ステップS2603へ進む。また、そうでないとPPF407が判別した場合にはステップS2602へ進む。
ステップS2602に進むと、PPF407は、ステップS1807、或いは、ステップS1808により決定した描画開始位置調整用のオフセット量に基づいて、印刷データに含まれている描画命令を更新する。
次に、ステップS2603で、PPF407は、プレビュー表示用のビットマップデータ(印刷プレビューデータ)を生成する。
次に、ステップS2604で、PPF407は、ステップS2603により生成した印刷プレビューデータをPVF2201に格納する。
次に、ステップS2605で、PV2202は、PVF2201に格納された印刷プレビューデータを取り出してプレビュー結果2203を表示装置204に表示する。
次に、ステップS2606で、PV2202は、プレビュー画面2300において、ユーザからの操作指示を受けてイベントを取得する。
次に、ステップS2607で、PV2202は、ステップS2606により取得したイベントにより、描画調整方法が変更されたか否かを判別する。
この判別の結果、描画調整方法が変更されたとPV2202が判別した場合は、ステップS2609へ進む。また、そうでないとPV2202が判別した場合にはステップS2608へ進む。
ステップS2608に進むと、PV2202は、ステップS2606により取得したイベントにより、プレビュー表示を終了するか否かを判別する。
この判別の結果、プレビュー表示を終了するとPV2202が判別した場合は、本処理を終了する。また、そうでないとPV2202が判別した場合にはステップS2606に戻る。
一方、ステップS2609に進むと、PV2202は、プレビュー画面2300において変更された描画調整方法を取得し、PPF407に通知する。
次に、ステップS2610で、PPF407は、ステップS2609により取得した描画調整方法に基づいて、描画開始位置調整用のオフセット量を算出し、ステップS2601に戻る。
以上のように本実施形態によれば、写真画像等のドキュメントの提供者が設定した配置調整方法に従って配置調整が行われた後、実際に印刷出力を行うにあたり、事前に印刷結果のプレビューを表示する。このことによって、ユーザは所望する印刷結果が得られるか否かを確認することができる。
更に、ユーザは表示されたプレビューにより所望する印刷結果が得られないと判断した場合には、プレビュー中にユーザ自身が配置調整を行うことができる。
(第4実施形態)
以下、図27に示すメモリマップを参照してホストコンピュータ201で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図27は、ホストコンピュータ201で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報、作成者等も記憶され、且つ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
更に、各種プログラムに従属するデータもディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図9〜図10、図17〜図19、及び図25〜図26に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていても良い。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、或いはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD等を用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
写真画像等のドキュメント(印刷コンテンツ)の提供形態の一例を示す図である。 情報処理装置に適用する印刷システムの構成を説明するブロック図である。 ホストコンピュータ201による印刷制御機能がGDI印刷パスに従う場合の例を示す図である。 ホストコンピュータ201による印刷制御機能がXPS印刷パスに従う場合の例を示す図である。 XPS文書500のファイル構成の一例を示す図である。 印刷条件としてXPS文書に設定された印刷チケット600の一例を示す図である。 図4に示したUID403が生成するメディアタイプ条件設定値リスト700の一例を示す図である。 図4に示したUID403が保持しているサポートメディアタイプ一覧情報テーブル800の一例を示す図である。 データ処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図9に示したステップS902の印刷条件確定処理の詳細を示すフローチャートである。 図6に示した印刷チケット600が設定されたXPS文書を、複数の印刷装置202により印刷出力を実行した場合に、UID403が印刷条件確定処理によって確定した印刷条件の結果1100の一例を示す図である。 図6に示した印刷チケット600に対して、UID403が印刷条件確定処理を行った場合における、印刷条件確定処理後の印刷チケット1200の一例を示す図である。 印刷条件としてXPS文書に設定された印刷チケット1300の一例を示す図である。 図13に示した印刷チケット1300にて設定可能な配置調整方法とPPF407におけるレイアウト補正処理の内容との関連付け2100の一例を示す図である。 図4に示したUID403が、出力用紙における印刷条件確定処理において生成する出力用紙条件設定値リスト1400の一例を示す図である。 図4に示したUID403が保持しているサポート出力用紙一覧情報テーブル1500の一例を示す図である。 データ処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図17に示したステップS1601の印刷条件確定処理の詳細を示すフローチャートである。 図17に示したステップS1602のレイアウト補正処理の詳細を示すフローチャートである。 「パノラマ」用の写真画像、及び図13に示した印刷チケット1300が設定されたXPS文書を、印刷装置202により印刷出力を実行するにあたり、PPF407によるレイアウト補正処理が行われる場合の印刷結果の一例を示す図である。 印刷チケットにて配置調整方法として設定されていた「Centering」を適用してPPF407によるレイアウト補正処理が行われる場合における、描画開始位置調整用のオフセット量の算出処理の計算式の一例を示す図である。 ホストコンピュータ201による印刷制御機能の例を示す図である。 UID403による印刷条件確定処理によって、出力用紙として「L判」が適用された場合に、PV2202により表示されるプレビュー画面2300の一例を示した図である。 UID403による印刷条件確定処理によって、出力用紙として「L判」が適用された場合に、PV2202により表示されるプレビュー画面2400の一例を示した図である。 図17に示したステップS1602のレイアウト補正処理の詳細を示すフローチャートである。 図25に示したステップS2501のプレビュー表示処理の詳細を示すフローチャートである。 ホストコンピュータ201で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
100 提供形態
200 印刷システム
201 ホストコンピュータ
202 印刷装置
203 ハードディスク
204 表示装置
205 データ入力装置
206 メディア読取装置
207 通信制御装置
301 アプリケーション
302 GDI
303 ユーザインタフェースドライバ
304 スプーラー
305 EMFスプールファイル
306 プリントプロセッサ
307 プリンタグラフィックドライバ
308 ランゲージモニタ
309 用紙
401 アプリケーション
402 印刷サポート
403 ユーザインタフェースドライバ
404 スプーラー
405 XPSスプールファイル
406 フィルターパイプラインマネージャー
407 ページ処理フィルター
408 レンダリングフィルター
409 ランゲージモニタ
410 用紙
500 XPS文書
600 印刷チケット
700 メディアタイプ条件設定値リスト
800 サポートメディアタイプ一覧情報テーブル
1200 印刷チケット
1300 印刷チケット
1400 出力用紙条件設定値リスト
1500 サポート出力用紙一覧情報テーブル
2201 プレビューファイル
2202 プレビューア

Claims (16)

  1. ドキュメントを印刷装置に出力する情報処理装置であって、
    一つの印刷条件に対して設定された複数の設定値の各々が前記印刷装置において印刷出力可能な設定値であるか否かを判断する判断手段と、
    前記複数の設定値のうち、前記判断手段により前記印刷装置にて印刷出力可能な設定値であると判断された設定値が複数存在した場合、前記複数の設定値の各々に対して付加された優先順位に従って、前記印刷条件の設定値を確定する確定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判断手段は、一つの印刷条件に対して設定された複数の設定値の各々が前記印刷装置において印刷出力可能な設定値であるか否かを設定値資源情報に基づいて判断することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記確定手段により確定された印刷条件の設定値に基づき画像処理を行う画像処理手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記確定手段により確定された印刷条件の設定値に付加された優先順位が、最も高い優先順位であるか否かを判断する優先順位判断手段と、
    前記優先順位判断手段において前記確定手段により確定された印刷条件の設定値に付加された優先順位が、最も高い優先順位ではないと判断された場合、補正を行うか否かを判断する補正判断手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記画像処理手段は、前記補正判断手段において前記補正を行うと判断された場合、前記確定手段により確定された印刷条件の設定値に付加された補正の方法に基づき、画像処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記補正判断手段において前記補正を行うと判断された場合、前記画像処理手段における前記画像処理が開始される前に、印刷プレビューを表示する表示手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示手段における印刷プレビュー中に前記補正の方法の変更を行う変更手段を更に有することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. ドキュメントを印刷装置に出力する情報処理装置における印刷設定方法であって、
    一つの印刷条件に対して設定された複数の設定値の各々が前記印刷装置において印刷出力可能な設定値であるか否かを判断する判断工程と、
    前記複数の設定値のうち、前記判断工程により前記印刷装置にて印刷出力可能な設定値であると判断された設定値が複数存在した場合、前記複数の設定値の各々に対して付加された優先順位に従って、前記印刷条件の設定値を確定する確定工程と、
    を有することを特徴とする印刷設定方法。
  9. 前記判断工程では、一つの印刷条件に対して設定された複数の設定値の各々が前記印刷装置において印刷出力可能な設定値であるか否かを設定値資源情報に基づいて判断することを特徴とする請求項8に記載の印刷設定方法。
  10. 前記確定工程により確定された印刷条件の設定値に基づき画像処理を行う画像処理工程を更に有することを特徴とする請求項8又は9に記載の印刷設定方法。
  11. 前記確定工程により確定された印刷条件の設定値に付加された優先順位が、最も高い優先順位であるか否かを判断する優先順位判断工程と、
    前記優先順位判断工程において前記確定工程により確定された印刷条件の設定値に付加された優先順位が、最も高い優先順位ではないと判断された場合、補正を行うか否かを判断する補正判断工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の印刷設定方法。
  12. 前記画像処理工程では、前記補正判断工程において前記補正を行うと判断された場合、前記確定工程により確定された印刷条件の設定値に付加された補正の方法に基づき、画像処理を行うことを特徴とする請求項11に記載の印刷設定方法。
  13. 前記補正判断工程において前記補正を行うと判断された場合、前記画像処理工程における前記画像処理が開始される前に、印刷プレビューを表示する表示工程を更に有することを特徴とする請求項11に記載の印刷設定方法。
  14. 前記表示工程における印刷プレビュー中に前記補正の方法の変更を行う変更工程を更に有することを特徴とする請求項13に記載の印刷設定方法。
  15. ドキュメントを印刷装置に出力する情報処理装置のコンピュータに、
    一つの印刷条件に対して設定された複数の設定値の各々が前記印刷装置において印刷出力可能な設定値であるか否かを判断する判断手順と、
    前記複数の設定値のうち、前記判断手順により前記印刷装置にて印刷出力可能な設定値であると判断された設定値が複数存在した場合、前記複数の設定値の各々に対して付加された優先順位に従って、前記印刷条件の設定値を確定する確定手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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