JP2008164489A - レーザ光走査装置が走査するレーザ光の読取装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成の簡略化を図りつつ、レーザ光走査装置Vが出力するレーザ光の出力状態をレーザ光の走査範囲に対応して全体的に読み取ることができるレーザ光の読取装置を提供する。
【解決手段】 レーザ光走査装置が走査するレーザ光の読取装置であって、反射面を有し、レーザ光走査装置から反射面に入射される走査レーザ光を該反射面で散光させて反射する散光板と、散光されるレーザ光を集光する光学系と、集光されるレーザ光を受光する受光素子とを備え、散光板は、散光されるレーザ光の少なくとも一部が光学系に入射するように配置され、受光素子は、光学系により形成されるレーザ光の焦点に相当する又は略相当する位置に配置されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザプリンタで感光ドラムの表面に画像を露光する、写真処理装置で写真感光材料の表面に画像を露光する、といった用途に用いられるレーザ光走査装置が走査するレーザ光の読取装置及び方法に関する。
従来、レーザ光走査装置を用いる装置として、例えば、レーザプリンタが挙げられる。レーザプリンタは、帯電させた感光ドラムの表面にレーザ光を走査して画像を形成し、その画像にトナーを吸着させ、そのトナーを用紙に転写することで印刷が完了する仕組みである。
図6に示すように、レーザ光走査装置Vは、画像データにあわせてレーザ光の光量を時間的に変化させて出力するレーザ光源Wと、レーザ光源Wから一点に向けて出力されるレーザ光を直線状の等速運動に変換する光学系Xとで構成される。例えば、光学系Xは、レーザ光を線状に集光するシリンドリカルレンズと、集光したレーザ光を回転しながら反射することで、レーザ光を等角速度運動に変換するポリゴンミラーと、そのレーザ光を等速運動に変換するfθレンズ(球面レンズ及びトーリックレンズ)とで構成される。
また、等速運動に変換したレーザ光は、感光ドラムYの表面を軸方向に走査することで、感光ドラムYの表面に一次元の画像を形成する。さらに、レーザ光が感光ドラムYの表面の同じ位置に同じ一方向で走査することを繰り返すと共に、感光ドラムYが軸を中心に回転するため、レーザ光は、感光ドラムYの表面に二次元の画像を形成する。
そして、トナー(図示しない)が形成された画像に吸着された後、用紙(図示しない)に転写されることで、画像を印刷された用紙を得ることができる。よって、感光ドラムYの表面の位置におけるレーザ光の出力状態、即ち、レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光の出力状態は、用紙に印刷される画像に直接影響することになる。
そこで、プリンタの機能を確認するため、レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光の出力状態を確認することが必要となる。従来、一般的には、実際に用紙に画像を印刷した後、その画像の異常の有無を目視により確認している。
また、他にも図7に示すように、移動可能なレーザ光測定部Zを有する装置が存在する(例えば、特許文献1及び2参照)。この装置は、レーザ光測定部Zが感光ドラム表面に相当する位置でレーザ光を直接受光するため、レーザ光の光量を画素単位で測定でき、その結果、レーザ光の出力状態をその測定値の相違で確認することができる。
特開平10−104542号公報 特開2006−47003号公報
しかしながら、用紙に印刷された画像でレーザ光の出力状態を確認する方法は、このレーザ光の出力状態がレーザ光走査装置Vのみならず、レーザ光走査装置Vから感光ドラムYに至るまでの経路上の状態、感光ドラムYの状態、あるいはトナーや用紙の状態といった他の要因によっても左右されるものであり得るため、レーザ光走査装置V自体を直接的に確認することができない。しかも、確認するために用紙及びトナーを浪費する。
また、レーザ光測定部Zを有する装置によりレーザ光の出力状態を確認する方法は、レーザ光測定部Zをレーザ光の走査方向に画素単位で移動させる移動手段と測定値データを処理する等の制御手段とが必要となるため、構造及び制御が複雑となる。
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、構成の簡略化を図りつつ、レーザ光走査装置Vが出力するレーザ光の出力状態をレーザ光の走査範囲に対応して全体的に読み取ることができるレーザ光の読取装置を提供することを課題とする。
本発明に係るレーザ光の読取装置は、レーザ光走査装置が走査するレーザ光の読取装置であって、反射面を有し、レーザ光走査装置から反射面に入射される走査レーザ光を該反射面で散光させて反射する散光板と、散光されるレーザ光を集光する光学系と、集光されるレーザ光を受光する受光素子とを備え、散光板は、散光されるレーザ光の少なくとも一部が光学系に入射するように配置され、受光素子は、光学系により形成されるレーザ光の焦点に相当する又は略相当する位置に配置されることを特徴とする。
本発明に係るレーザ光の読取装置によれば、レーザ光を光学系に入射するように散光させる散光板と、散光されるレーザを集光する光学系と、集光されるレーザ光を焦点に相当又は略相当する位置で受光する受光素子とを備えるため、簡略化した構成であると共に、レーザ光走査装置から走査されるレーザ光の少なくとも走査方向における全範囲の出力状態を読み取ることができる。
また、本発明に係るレーザ光の読取装置においては、散光板は、反射面に対するレーザ光の入射角度を調整可能な構成を採用することができる。
かかる構成によれば、反射面に対するレーザ光の入射角度を調整可能な散光板を備えるため、反射面で散光されるレーザ光の範囲(散光範囲)及び光学系に入射されるレーザ光の位置を調整することができる。よって、受光素子で受光するレーザ光の光量を調整することができるため、安定した光量を得ることができる。
また、本発明に係るレーザ光の読取装置においては、レーザ光走査装置が走査するレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向でレーザ光に対する読み取り位置を変更すべく、散光板、光学系及び受光素子とレーザ光走査装置とをレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動させる移動手段を備える構成を採用することができる。
かかる構成によれば、散光板、光学系及び受光素子が、移動手段により、レーザ光走査装置と、レーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動する。よって、レーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向でレーザ光に対する読み取り位置を自在に変更できる。
また、本発明に係るレーザ光の読取装置においては、走査方向が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置、又は、走査方向が平行又は略平行な複数のレーザ光を走査するレーザ光走査装置の各レーザ光を読み取り可能とすべく、散光板、光学系及び受光素子とレーザ光走査装置とをレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動させる移動手段を備える構成を採用することができる。
かかる構成によれば、散光板、光学系及び受光素子が、移動手段により、走査方向が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置、又は、走査方向が平行又は略平行な複数のレーザ光を走査させるレーザ光走査装置と、レーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動するため、複数のレーザ光をそれぞれ散光板に入射させる位置に移動できる。
また、本発明に係るレーザ光の読取装置においては、レーザ光走査装置が走査するレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向でレーザ光に対する読み取り位置を変更すべく、散光板、光学系及び受光素子とレーザ光走査装置とをレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動させる移動手段と、走査方向が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置、又は、走査方向が平行又は略平行な複数のレーザ光を走査するレーザ光走査装置の各レーザ光を読み取り可能とすべく、散光板、光学系及び受光素子とレーザ光走査装置とをレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動させる移動手段とを備え、両移動手段が共通する一つの移動手段である構成を採用することができる。
かかる構成によれば、一つの移動手段で、レーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向で自由にレーザ光に対する読み取り位置を変更できると共に、複数のレーザ光を散光板に入射させ、受光素子で受光させる位置に移動できるため、複数の移動手段を備えた場合と比較して、簡略化した構成にすることができる。
また、本発明に係るレーザ光の読取装置においては、受光素子は、撮像素子であると共に、撮像素子で読み取るレーザ光を画像データに変換する制御部と、画像データを画像として表示する出力部とをさらに備えることを採用することができる。
かかる構成によれば、受光素子が撮像素子であり、且つ撮像素子で読み取ったレーザ光を画像データに変換する制御部と、画像データを画像として表示する出力部を備えるため、読み取ったレーザ光が画像として出力部に表示でき、その結果、レーザ光の出力状態を目視で簡単に確認することができる。
また、本発明に係るレーザ光の読取方法は、レーザ光走査装置が走査するレーザ光の読取方法であって、レーザ光走査装置から入射される走査レーザ光を反射面で散光させて反射する工程と、散光されるレーザ光を光学系で集光する工程と、集光されるレーザ光を受光素子で受光する工程とを備え、レーザ光走査装置からの走査レーザ光は、散光されるレーザ光の少なくとも一部が光学系に入射するように散光され、散光されるレーザ光は、光学系により形成されるレーザ光の焦点に相当する又は略相当する位置で受光素子に受光されることを特徴とする。
本発明に係るレーザ光の読取方法によれば、簡略化した構成で、レーザ光走査装置から走査されるレーザ光の全範囲の出力状態を読み取ることができる。
本発明のレーザ光の読取装置及び方法によれば、構成の簡略化を図りつつ、レーザ光の出力状態をレーザ光の走査範囲に対応して全体的に読み取ることができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明に係るレーザ光の読取装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る第1実施形態について図1〜図3を参酌して説明する。なお、図1〜図3において、図6及び図7の符号と同一の符号を付した部分は、従来技術と同一の構成又は要素を表す。また、本実施形態において、一つのレーザ光走査装置が同量の光量で連続して出力するレーザ光を読み取る場合を例とする。
本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、図1に示すように、レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光を散光させる散光板1と、散光板1で散光されるレーザ光を集光する光学系2と、光学系2で集光されるレーザ光を受光する受光素子5と、受光素子5で読み取られるレーザ光を画像データに変換する制御部8と、その画像データを画像として表示する出力部9とを備える。
散光板1は、本実施形態において、白濁色のアクリル樹脂で形成され、そして、平面状の面である反射面1aを備える。反射面1aは、長方形の形状をしており、そして、長手方向の寸法がレーザ光の走査範囲、即ち、レーザ光の走査線長さより大きく設定される必要があるため、十分な長さを必要とする。例えば、A3サイズのプリンタ用のレーザ光走査装置であって、プリンタの感光ドラムの表面に相当する位置に反射面1aを配置する場合、反射面1aの長手方向の寸法は、A3サイズの用紙の幅寸法である300mm程度が少なくとも必要である。
また、散光板1は、反射面1aの幅方向の中心線がレーザ光走査線と一致又は略一致するように配置される。そして、散光板1は、レーザ光の走査線長さが反射面1aの長手方向の寸法より小さくなるように配置される。さらに、散光板1は、反射面1aの幅方向の中心線を軸として角度位置調整可能に回転変位させることができる。
光学系2は、本実施形態において、ガラスで形成される一つのレンズ4とされる。レンズ4は、中央部が縁部より厚い形状、即ち、凸レンズである。そして、レンズ4は、反射面1aで散光されるレーザ光の少なくとも一部が入射する位置に配置される。より具体的には、反射面1a上のレーザ光走査線をレーザ光の点の集合と捉えると、レンズ4は、反射面1a上の全ての点において、反射面1aで散光するレーザ光の少なくとも一部を入射する位置に配置される。
受光素子5は、本実施形態において、ライン状の一つのCCDセンサとされる。CCDセンサ5は、センサ部分の幅寸法(有効撮像長)が反射面1a上でのレーザ光の走査線長さより小さい。つまり、CCDセンサ5は、一般的に流通しているものでよく、センサとなる部分の幅寸法が70mm未満のものでもよい。また、CCDセンサ5は、レーザ光をレンズ4で集光して形成される焦点に相当する又は略相当する位置に配置される。
制御部8は、CCDセンサ5と(電気的に)接続されており、CCDセンサ5で受光した光量のアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換部8aと、そのデジタルデータを処理して画像データとする演算部8bとから構成される。
出力部9は、制御部8と接続されており、本実施形態において、ディスプレイ(表示装置)とされる。
本実施形態に係るレーザ光の読取装置の構成に関する説明は、以上の通りで、次にレーザ光の読取装置の作動について説明する。
まず、レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光は、反射面1aの幅方向の中心線となる位置を走査される。また、レーザ光は、走査線の中心と反射面1aの長手方向の中心とが一致すると共に、その中心で対称となるように走査される。そのレーザ光走査線をレーザ光の点の集合と捉え、まず、その始点の位置について説明する。図2に示すように、レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光(図2の太い実線矢印)は、反射面1aで反射されると、レーザ光の光軸(図2の細い実線矢印)を中心に散光し(図2の二本の点線矢印間の範囲)、そして、その散光するレーザ光の一部がレンズ4に入射する(図2の斜線部)。
そして、レンズ4は、もともと一つの点から散光したレーザ光の一部を入射すると、それらを集光し、レンズ4を通過した後のある位置で一つの点を形成する、即ち、焦点を形成する(図2の網掛け部)。その形成される焦点に相当する又は略相当する位置にCCDセンサ5が配置されるため、CCDセンサ5は、レーザ光を点として受光する。
また、任意の位置(レーザ光走査線の始点と終点との間の任意の位置)のレーザ光についても、図3に示すように、レーザ光走査装置Vから出力されたレーザ光(図3の太い実線矢印)は、反射面1aで反射されるとレーザ光の光軸(図3の細い実線矢印)を中心に散光し(図3の二本の点線矢印間の範囲)、その一部がレンズ4に入射する(図3の斜線部)。そして、入射するレーザ光は、レンズ4で集光され、形成された焦点に相当する又は略相当する位置でCCDセンサ5に受光される(図3の網掛け部)。つまり、反射面1a上の全ての位置(レーザ光走査線の始点と終点との間の位置)においても同様の作用が働くため、反射面1a上の走査線である直線のレーザ光は、走査線である直線のレーザ光としてCCDセンサ5で受光される。
そして、制御部8は、CCDセンサ5で受光したレーザ光を画像データに変換する。より具体的には、A/D変換部8aが受光するレーザ光のアナログデータをデジタルデータに変換し、演算部8bがそのデジタルデータを画像データに処理する。
そして、出力部9は、その画像データを画像として表示する。得られる画像は、レーザ光走査線、即ち、一本の直線の画像である。
ここで、レーザ光走査装置Vが同量の光量のレーザ光を連続で出力しているにも関わらず、色濃度にバラツキのある直線の画像を得られる場合がある。例えば、ある位置において、レーザ光の光軸付近のレーザ光がレンズ4で集光された後、CCDセンサ5で受光される場合、その位置の受光される光量が他の位置よりも非常に大きくなるため、得られる画像は、その位置の色濃度が他の部分よりも非常に濃くなる。その場合、散光板1をレーザ光の走査方向と直交する面に沿って、即ち、CCDセンサ5のライン方向と平行な軸を中心として、回転変位させ、レーザ光が反射面1aと反射する角度を調整することで、略均一な色濃度の直線の画像を得ることができる。
以上より、本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、レーザ光を散光させる散光板1と、散光されるレーザ光の少なくとも一部を集光する光学系2と、集光されるレーザ光を受光する受光素子5を備える構成であるため、レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光の出力状態をレーザ光の走査範囲全体で読み取ることができる。そして、光学系2が一つのレンズ4で、受光素子5が一つのCCDセンサ5でよいため、構成が非常に簡略化でき、しかも、一つのCCDセンサ5を固定配置しても、レーザ光走査線のレーザ光の走査方向における出力状態を全て読み取ることができる。
また、本実施形態に係るレーザの光量読取装置は、散光板1がレーザ光と反射面1aとの反射角度を調整可能なように回転する構成であるため、レーザ光の出力状態を調整して読み取ることが容易にできる。
また、本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、受光素子5が撮像素子(CCDセンサ5)であり、且つ、読み取ったレーザ光を画像データに変換する制御部8と、その画像を出力する出力部9とをさらに備える構成であるため、レーザ光の出力状態を画像に表示することができ、その結果、レーザ光の出力状態を容易に確認することができる。
なお、本実施形態において、受光素子5がライン状のCCDセンサ5である場合を例にとって説明したが、二次元のCCDセンサ、即ち、エリアCCDセンサでもよい。このようにすれば、例えば、レーザ光の走査方向と直交する方向における、レーザ光の全範囲の出力状態を読み取ることもできる。
次に、本発明に係る第2実施形態について図4及び図5を参酌して説明する。なお、図4において、図1〜図3の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同一の構成又は要素を表し、図6及び図7の符号と同一の符号を付した部分は、従来技術と同一の構成又は要素を表す。
また、本実施形態において、図4に示すように、レーザ光の走査方向(図4において紙面に対して直交する方向)が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置V,…(図4において、左側からV1,V2,V3,V4)から出力される各レーザ光を読み取る場合を例とする。さらに、第1実施形態と同様に、複数のレーザ光走査装置V,…がそれぞれ同量の光量で連続して出力するレーザ光を読み取る場合を例とする。
本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、レーザ光を受光する受光部6と、受光部6を移動させる移動手段7と、受光部6で受光されるレーザ光を画像データに変換する制御部8と、その画像データを画像として表示する出力部9とを備える。
受光部6は、レーザ光走査装置V,…から出力されるレーザ光を散光させる散光板1と、散光板1で散光されるレーザ光を集光する光学系2と、光学系2で集光されるレーザ光を受光する受光素子5とを内部に備える筐体で構成される。また、受光部6は、各レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光を筐体の内部に入射可能とさせる開口部(図示しない)を筐体の外面に備える。より具体的には、受光部6は、各レーザ光走査装置Vが走査するレーザ光を全て筐体の内部に入射可能となるような長尺な開口部を、各レーザ光走査装置Vと対向する筐体の外面に備える。
散光板1は、第1実施形態と同様に、平面状で、長方形状に形成される反射面1aを備える。そして、散光板1は、反射面1aの幅方向の中心線を軸として角度位置調整可能に回転変位させることができる。また、散光板1は、回転変位させる軸線がレーザ光走査線と一致又は略一致する。さらに、散光板1は、レーザ光の走査線長さが反射面1aの長手方向の寸法より小さくなるように配置される。
光学系2は、散光板1で散光されるレーザ光を反射させるミラー3と、ミラー3で反射されるレーザ光を集光するレンズ4とを備える。
ミラー3は、平面状に形成される反射面3aを備える。そして、ミラー3は、反射面3aに入射するレーザ光を、正反射で反射させる。
レンズ4は、第1実施形態と同様に、一つのレンズ4とされる。そして、レンズ4は、反射面1aで散光されるレーザ光の少なくとも一部がミラー3での反射を経由して、入射する位置に配置される。
受光素子5は、第1実施形態と同様に、ライン状の一つのCCDセンサとされる。そして、CCDセンサ5は、レーザ光をレンズ4で集光して形成される焦点に相当する又は略相当する位置に配置される。
移動手段7は、雄ねじを外周面に形成される駆動軸7aと、駆動軸7aを周方向に回転させる駆動手段7b(ここでは駆動モータ7bとする)と、該雄ねじに相対する雌ねじを内周面に形成される開孔を内部に有し、外部の一部が受光部5に取り付けられる接続部7cとを備える。そして、接続部7cの開孔に駆動軸7aを螺合し、駆動モータ7bで駆動軸7aを回転させることで、駆動軸7aの軸線に沿って受光部6を移動させる。また、移動手段7は、制御装置(図示しない)、即ち、駆動モータ7bの制御装置を備えるため、受光部6は、移動する速度及び方向を調整可能に構成される。
駆動軸7aは、軸線が各レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光の走査方向と直交又は略直交するように配置される。したがって、散光板1は、受光部6が駆動軸7aの軸線方向に移動されることで、反射面1aの幅方向の中心線が各レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光走査線と一致又は略一致させることができる。即ち、反射面に対するレーザ光の入射位置を調整することもできる。
制御部8は、第1実施形態と同様に、CCDセンサ5と(電気的に)接続されており、CCDセンサ5で受光した光量のアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換部8aと、そのデジタルデータを画像データに処理する演算部8bとを備える。
出力部9は、第1実施形態と同様に、ディスプレイ(表示装置)とされる。そして、出力部9は、制御部8と接続されており、制御部8で処理された画像データを画像として表示する。
本実施形態に係るレーザ光の読取装置の構成に関する説明は、以上の通りで、次にレーザ光の読取装置の作動について説明する。
駆動モータ7bを駆動し、駆動軸7aを回転させると、受光部6の移動開始点(図4において、左側)で待機していた受光部6は、各レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向(図4において、左側から右側の方向)に移動を開始する。そして、受光部6は、第1レーザ光走査装置V1から出力されるレーザ光が散光板1に入射する位置まで移動し続ける。
すると、第1レーザ光走査装置V1から出力されたレーザ光(図4の太い実線矢印)は、反射面1aで反射されるとレーザ光の光軸(図4の細い実線矢印)を中心に散光し(図4の二本の点線矢印間の範囲)、ミラー3の反射面3aで反射された後、その一部がレンズ4に入射する(図4の斜線部)。そして、入射するレーザ光は、レンズ4で集光され、形成された焦点に相当する又は略相当する位置でCCDセンサ5に受光される(図4の網掛け部)。したがって、反射面1a上の走査線である直線のレーザ光は、走査線である直線のレーザ光としてCCDセンサ5で受光される。また、受光部6は、移動しながら、レーザ光の走査方向の直交又は略直交する方向にも同様に、CCDセンサ5でレーザ光を受光する。
さらに、受光部6は、移動し続けると、第1レーザ光走査装置V1から出力されるレーザ光を受光したのと同様に、第2レーザ光走査装置V2、第3レーザ光走査装置V3及び第4レーザ光走査装置V4からそれぞれ出力されるレーザ光をCCDセンサ5で受光する。そして、受光部6の移動終了点(図4において、右側)まで至った受光部6は、駆動モータ7bがそれまでと逆方向に回転することにより、受光部6の移動開始点まで移動し、待機する。なお、受光部6を各レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に往復移動させ、同じレーザ光を往路及び復路でそれぞれ読み取るように構成してもよい。
ここで、制御部8は、A/D変換部8aで、CCDセンサ5で受光された光量のアナログデータをデジタルデータに変換し、演算部8bで、そのデジタルデータを画像データに処理する。また、制御部8は、各レーザ光走査装置Vが出力するレーザ光を、レーザ光の副走査方向(走査方向に直交する方向)で、予め設定された範囲だけを画像データに処理する。より具体的には、制御部8は、レーザ光走査線の副走査方向(走査方向に直交する方向)の中心線から、副走査方向(走査方向に直交する方向)の両側にそれぞれ所定のオフセットされた幅範囲だけを、画像データに処理するように構成される。したがって、レーザ光が明らかに出力されていない範囲については、制御部8で処理されないため、各レーザ光を含む全範囲の画像データを処理するよりも、処理時間が短くなる。なお、レーザ光の副走査方向に対して、各レーザ光を含む全範囲の画像データを処理する構成でもよく、センサの有する画素に対応した大きさの画像データを処理する構成でもよい。
そして、出力部9は、その画像データを画像として表示するため、第1〜第4レーザ光走査装置V1,V2,V3,V4から出力されるレーザ光走査線の画像を表示する。具体的には、出力部9は、第1〜第4レーザ光走査装置V1,V2,V3,V4から出力される各レーザ光走査線の画像を個別的に表示する。ここで、レーザ光走査装置がレーザ光を正常に出力しているならば、出力部9に表示されるレーザ光走査線の画像10は、図5(a)に示すように、連続する直線の画像である。しかし、レーザ光走査装置がレーザ光を正常に出力していないならば、例えば、レーザ光源からレーザ光を出力しているにも関わらず、不具合や異常によりレーザ光走査装置外で正常な走査線となっていないような場合、出力部9に表示されるレーザ光走査線の画像11は、図5(b)に示すように、一部で切断された直線の画像である。したがって、本実施形態に係るレーザ光の読取装置によれば、各レーザ光走査装置Vの不具合や異常を確認することができる。
以上より、本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、レーザ光を散光させる散光板1と、散光されるレーザ光の少なくとも一部を集光するレンズ3と、集光されるレーザ光を受光するCCDセンサ5を備える構成であるため、レーザ光走査装置Vから出力されるレーザ光の出力状態をレーザ光の走査方向における範囲全体で読み取ることができる。
また、本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、散光板1、光学系2及び受光素子5をレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に移動させる移動手段7を備える構成であるため、受光素子5がライン状のCCDセンサ5で、レーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向におけるレーザ光の全範囲の出力状態を読み取ることができる。
また、本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、散光板1、ミラー3、レンズ4及び受光素子5を、走査方向が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置V,…の各レーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に移動させる移動手段7を備える構成であるため、それぞれレーザ光の全範囲の出力状態を読み取ることができる。
また、本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、一つの移動手段7で、レーザ光走査装置が走査するレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向にレーザ光を読み取り可能とすると共に、走査方向が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置の各レーザ光を読み取り可能とする構成であるため、移動手段7が一つで済み、その結果、読取装置を簡略化した構成にすることができる。
また、本実施形態に係るレーザ光の読取装置は、受光部6が移動し続けると共に、制御部8がレーザ光をレーザ光の副走査方向(走査方向に直交又は略直交する方向)で、予め設定された範囲だけを画像データに処理する構成であるため、受光素子5がライン状のCCDセンサであっても、副走査方向(走査方向に直交又は略直交する方向)において予め設定された範囲、即ち、レーザ光走査線の副走査方向の幅よりも大きい幅のレーザ光を読み取ることができる。よって、CCDセンサ5は、例えば、レーザ光走査装置が傾いて設置されたり、レーザ光走査装置外で正常な走査線となっていなかったり、レーザ光が本来走査されるべき位置に走査されず、若干異なる位置で走査される場合であっても、レーザ光走査線の画像を確実に取得することができる。
なお、本実施形態において、走査方向が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置から出力される各レーザ光を読み取る場合を例にとって説明したが、走査方向が平行又は略平行な複数のレーザ光を走査するレーザ光走査装置の各レーザ光を読み取る場合でもよい。
また、本実施形態において、受光部6(散光板1、光学系2及び受光素子5)を一体的に移動させる構成の場合を例にとって説明したが、受光部6は固定にしてレーザ光走査装置V,…を移動させる構成でもよく、また、受光部6(散光板1、光学系2及び受光素子5)及びレーザ光走査装置V,…をそれぞれ移動させる構成でもよい。
また、本実施形態において、受光部6(散光板1、光学系2及び受光素子5)を一定速度で連続的に移動させてレーザ光を読み取る構成の場合を例にとって説明したが、あるレーザ光走査装置から出力されるレーザ光が反射板1aに入射する位置で停止し、レーザ光を読み取り完了後に再びに移動を開始し、次のレーザ光走査装置から出力されるレーザ光が反射板1aに入射する位置で再び停止するといった構成、即ち、設定される位置で受光部6を停止させて順次複数のレーザ光を読み取る構成でもよい。そのような構成にすれば、例えば、レーザ光の読み取り位置を、レーザ光の副走査方向(走査方向に垂直又は略垂直な方向)で微調整して、所望の位置でのレーザ光を読み取ることもできる。
またその場合、受光素子5がライン状のCCDセンサであれば、レーザ光の副走査方向(走査方向と直交又は略直交する方向)において、センサの有する画素に対応した大きさでしか、レーザ光を読み取ることができないが、例えば、受光素子5を二次元のCCDセンサ(エリアCCDセンサ)とすれば、レーザ光の副走査方向(走査方向と直交又は略直交する方向)におけるレーザ光の全範囲の出力状態を読み取ることができる。
また、本実施形態において、受光部6が移動し続けると共に、制御部8がレーザ光をレーザ光の副走査方向(走査方向に直交又は略直交する方向)で、予め設定された範囲、即ち、レーザ光の副走査方向(走査方向に直交又は略直交する方向)におけるレーザ光の全範囲を画像データに処理する構成の場合を例にとって説明したが、レーザ光の副走査方向(走査方向に直交又は略直交する方向)におけるレーザ光の一部を画像データに処理する構成でもよい。この場合、レーザ光の副走査方向(走査方向に直交又は略直交する方向)におけるレーザ光の全範囲を読み取る場合よりも、取得される画像中のレーザ光走査線が細くなるが、レーザ光の画像を短時間で取得することができる。
また、本実施形態において、受光部6(散光板1、光学系2及び受光素子5)の移動手段7による移動速度は、移動手段7の制御装置により、一定であってもよく、又は、移動中に段階的に変化させるようにしてもよい。後者の場合、例えば、移動手段7の制御装置により、受光部6(散光板1、光学系2及び受光素子5)が、制御部8で画像データを処理しない範囲の移動速度を、処理する範囲の移動速度より早くなるようにする、即ち、設定される範囲の受光部6の移動速度を可変にすることで、移動速度が一定の場合と比較して、同じ精度のレーザ光の光量データ又は画像を短時間で取得することができる。
また、本実施形態において、移動手段7は、駆動軸7a、駆動手段7b及び接続部7cから構成される場合を例にとって説明したが、例えば、モータと、モータの駆動軸に連結されるプーリと、プーリに掛けられて一部が受光部6に取り付けられるベルトから構成されてもよい。要は、移動手段7は、受光部6(散光板1、光学系2及び受光素子5)を所望の一方向に移動させる構成であればよい。
さらに、本発明のレーザ光の読取装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、レーザ光の読取装置は、上記実施形態において、散光板の材質が白濁色のアクリル樹脂であることを例にとって説明したが、白色のビニル樹脂、例えば白色のビニルテープを平板状の板に貼り付けたものでもよい。要は、レーザ光が反射すると散光される材質であればよい。
また、上記実施形態において、ミラーを備えない場合と、散光板とレンズとの間に一つ備える場合を例にとって説明したが、ミラーを二つ以上備える構成でもよく、さらには、レーザ光走査装置と散光板との間にミラーを配置する構成やレンズと受光素子との間にミラーを配置する構成でもよい。そのようにすれば、レーザ光の光路設定に関わる設計の自由度が増すため、散光板、光学系及び受光素子の配置をフレキシブルに対応することができる。
また、上記実施形態において、光学系が一つのレンズであることを例にとって説明したが、複数のレンズを組み合わせたものでもよい。要は、入射するレーザ光を集光し、焦点を形成するレンズ構成であればよい。
また、上記実施形態において、レンズの材質がガラスであることを例にとって説明したが、材質がプラスチックでもよい。要は、レーザ光が入射すると集光する材質であればよい。
また、上記実施形態において、受光素子がライン状のCCDセンサであることを例にとって説明したが、CMOSセンサやCIS(密着イメージセンサ)でもよい。要は、レーザ光を受光すると、光量を電気的に変換してデータとして認識できるものであればよい。
また、上記実施形態において、受光素子は、センサ部分の幅寸法(有効撮像長)が反射面上でのレーザ光の走査線長さより小さい場合を例にとって説明したが、センサ部分の幅寸法(有効撮像長)が反射面上でのレーザ光の走査線長さより大きい又は同じ場合でもよい。
本発明のレーザ光の読取装置は、例えば、レーザ光走査装置内の埃等の障害物の存在により、レーザ光源からレーザ光を出力しているにも関わらず、レーザ光走査装置外で正常に走査線が出力されていないといった不具合・異常を、読み取った光量データや得られた画像を用いて検査する検査装置に利用することができる。
本発明の一実施形態に係るレーザ光の読取装置であって、全体概略図を示す。 同実施形態に係るレーザ光の読取装置の要部拡大図であって、レーザ光走査線の始点の位置において、レーザ光走査装置から出力されるレーザ光を読み取る原理について、(a)は、平面図で見た概略図、(b)は、側面図を示す。 同実施形態に係るレーザ光の読取装置の要部拡大図であって、レーザ光走査線の任意の位置について、レーザ光走査装置から出力されるレーザ光を読み取る原理について、(a)は、平面図で見た概略図、(b)は、側面図を示す。 本発明の他の実施形態に係るレーザ光の読取装置であって、全体概略図を示す。 同実施形態に係るレーザ光の読取装置によって取得されたレーザ光走査線の画像であって、(a)は、正常である場合の画像で、(b)は、異常である場合の画像を示す。 従来のレーザプリンタにおける、レーザ光走査装置及び感光ドラムの全体概略図を示す。 従来のレーザ光測定装置の全体概略図を示す。
符号の説明
1…散光板、1a…反射面、2…光学系、3…ミラー、4…レンズ、5…受光素子(CCDセンサ)、6…受光部、7…移動手段、7a…駆動軸、7b…駆動手段(駆動モータ)、7c…接続部、8…制御部、8a…A/D変換部、8b…演算部、9…出力部、10,11…レーザ光走査線の画像、V…レーザ光走査装置、W…レーザ光源、X…光学系、Y…感光ドラム、Z…レーザ光測定部

Claims (7)

  1. レーザ光走査装置が走査するレーザ光の読取装置であって、反射面を有し、レーザ光走査装置から反射面に入射される走査レーザ光を該反射面で散光させて反射する散光板と、散光されるレーザ光を集光する光学系と、集光されるレーザ光を受光する受光素子とを備え、散光板は、散光されるレーザ光の少なくとも一部が光学系に入射するように配置され、受光素子は、光学系により形成されるレーザ光の焦点に相当する又は略相当する位置に配置されることを特徴とするレーザ光の読取装置。
  2. 散光板は、反射面に対するレーザ光の入射角度を調整可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ光の読取装置。
  3. レーザ光走査装置が走査するレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向でレーザ光に対する読み取り位置を変更すべく、散光板、光学系及び受光素子とレーザ光走査装置とをレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動させる移動手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ光の読取装置。
  4. 走査方向が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置、又は、走査方向が平行又は略平行な複数のレーザ光を走査するレーザ光走査装置の各レーザ光を読み取り可能とすべく、散光板、光学系及び受光素子とレーザ光走査装置とをレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動させる移動手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ光の読取装置。
  5. レーザ光走査装置が走査するレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向でレーザ光に対する読み取り位置を変更すべく、散光板、光学系及び受光素子とレーザ光走査装置とをレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動させる移動手段と、走査方向が平行又は略平行に配置される複数のレーザ光走査装置、又は、走査方向が平行又は略平行な複数のレーザ光を走査するレーザ光走査装置の各レーザ光を読み取り可能とすべく、散光板、光学系及び受光素子とレーザ光走査装置とをレーザ光の走査方向と直交又は略直交する方向に相対移動させる移動手段とを備え、両移動手段が共通する一つの移動手段で構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ光の読取装置。
  6. 受光素子は、撮像素子であると共に、撮像素子で読み取るレーザ光を画像データに変換する制御部と、画像データを画像として表示する出力部とをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のレーザ光の読取装置。
  7. レーザ光走査装置が走査するレーザ光の読取方法であって、レーザ光走査装置から入射される走査レーザ光を反射面で散光させて反射する工程と、散光されるレーザ光を光学系で集光する工程と、集光されるレーザ光を受光素子で受光する工程とを備え、レーザ光走査装置からの走査レーザ光は、散光されるレーザ光の少なくとも一部が光学系に入射するように散光され、散光されるレーザ光は、光学系により形成されるレーザ光の焦点に相当する又は略相当する位置で受光素子に受光されることを特徴とするレーザ光の読取方法。
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