JP2007336240A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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哲弥 藤岡
Hideto Higaki
秀人 檜垣
Yasunobu Yoda
泰信 養田
Fumihiro Nakashige
文宏 中重
Takuji Takahashi
卓二 高橋
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Abstract

【課題】照明光と読取光との光学系が同一である構成の場合でも、ミラーなどの光学部品に付着した塵埃などの異物を検知し、かつ当該検知に基づき異物に係る適当な処理を可能にして、常に高品位の読み取りを可能にする。
【解決手段】画像読取装置の電源をONしたとき、あるいは内部タイマによりあらかじめ設定された時刻になったとき(S1のYES)、撮像素子を検知可能位置に移動させ、撮像素子によるフレア光検知動作を開始させる(S2)。撮像素子が、ミラーなどに存在する異物Gが原因するフレア光を検知した場合(S3のYES)、駆動部にて警報ブザーを動作させ(S4)、異物が存在する旨の報知を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は、光源,レンズ,偏向ミラー,撮像素子などを備え、光学的に読取対象物の画像情報を読み取る画像読取装置、および画像読取装置を搭載する画像形成装置に関するものである。
図10は従来の画像読取装置全体の概略構成を示す斜視図、図11は従来の画像読取装置の要部を示す正面図である。
図10,図11において、原稿Dは、コンタクトガラス1上に設置され、光源であるランプ2からの光、およびランプ2からの光を受けたリフレクタ3からの光が原稿Dの撮像領域4を照射し、原稿Dからの反射光が、第1走行体5内の偏向ミラー6、および第2走行体7内に対向設置された折返しミラー8aと折返しミラー8bにて偏向され、結像レンズ9によって1次元撮像素子10に集光し、1次元撮像素子10により撮像領域4の原稿画像を1次元に取得する。
第1走行体5と第2走行体7は、モータ11による駆動力が伝達手段12を介して伝達され、第1走行体5が第2走行体7の2倍の速度で走行する。その結果、コンタクトガラス1においてライン状の撮像領域4と垂直方向に、結像レンズ9の結像位置が1次元撮像素子10の受光面にある状態を保ちながら走行することとなり、コンタクトガラス1上にの原稿Dの画像を1次元撮像素子10にて順次読み出し2次元に取得する。この第1走行体10が走行する方向が副走査方向、1次元撮像素子10の画像読取方向が主走査方向である。
通常、1次元撮像素子10として1次元CCD(電荷結合素子)が用いられ、結像レンズ9が原稿画像をコンタクトガラス1上に対して縮小して1次元撮像素子10上に結像している。また、第1走行体5と第2走行体7の走行速度比は2:1に設定されているため、第2走行体7の走行距離は第1走行体5の移動距離の半分となり、また、撮像領域4から結像レンズ9および1次元撮像素子10までの距離は第1走行体5と第2走行体7の位置によらず一定である。
図10,図11に示すような画像読取装置において、近年、高速に読み取りを行うことが要求されてきており、これに対応するために走行体の軽量化を図り、モータ駆動負荷を軽減することが考えられる。特許文献1には、光源を装置本体内に固定される撮像素子の上下側に配置し、撮像素子の結像光学系を共用しながら、偏向ミラーを用いて読取位置を照明するようにした構成の画像読取装置が記載されている。
特開平10−190990号公報
しかし、特許文献1に記載の画像読取装置の構成では、原稿を照明する照明光の光学系と、原稿からの反射光である読取光の光学系とを同一光学系としたために、使用中に塵や埃が光学部品に付着した場合に、照明光がその塵や埃で乱反射され、フレア光として、直接、レンズもしくは撮像素子に入射してしまい、読取画像の品質劣化を招くという問題がある。
本発明の目的は、前記従来の技術のような照明光と読取光との光学系が同一である構成の場合でも、ミラーなどの光学部品に付着した塵埃などの異物を検知し、かつ当該検知に基づき異物に係る適当な処理を可能にして、常に高品位の読み取りが行えるようにした画像読取装置、およびその画像読取装置を搭載した画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、光源から出射する光束を複数に分割するレンズを備え、該レンズにより分割された前記複数の光束を、ミラーにて偏向しかつ読取対象物上で重畳して該読取対象物を照明し、該読取対象物からの反射光を前記ミラーを経て撮像素子に入射させて前記読取対象物の画像情報を読み取る画像読取装置であって、前記ミラー上の異物によって反射された光を前記撮像素子により検知し、該検知信号を受けた場合に処理信号を出力する制御部を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、制御部により処理信号を警報ブザーへ出力し、警報させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、制御部により処理信号を表示部へ出力し、異常を示す文字あるいはマークを表示させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、制御部により処理信号を表示部へ出力し、修理を業者に依頼する旨のメッセージを表示させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、制御部により処理信号を通知部へ出力し、あらかじめ設定された業者に通知することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、制御部により処理信号を駆動部へ出力し、機械の動作を停止させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、制御部により処理信号をメモリ部へ出力し、検知情報を格納させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、制御部により処理信号を電子メール処理部へ出力し、あらかじめ設定されたアドレスに警告メールを送信することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8いずれか1項記載の画像読取装置において、あらかじめ設定された時刻に、撮像素子による異物検知を実行することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9いずれか1項記載の画像読取装置において、装置に電源が投入されたときに、撮像素子による異物検知を実行することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、撮像素子が所定の画像を読み込んだとき、制御部において、画像データの中にあらかじめ設定された閾値以上のデータがあった場合に異物ありとして、処理信号を出力することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11記載の画像読取装置において、閾値を変更する設定部を備えたことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、原稿画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部にて得られた画像情報に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部とを具備した画像形成装置において、前記画像読取部として請求項1〜12いずれか1項記載の画像読取装置を搭載したことを特徴とする。
本発明によれば、光路上の光学部品であるミラー上の異物によって反射された光を撮像素子により検知することにより、ミラー上の塵埃など有無を検知することができ、しかも、各種の手段によって異物が存在することを報知したり、適当な処理を行ったりすることにより、未然に異常画像の読み取りを防止することが可能になり、常に、高品位の画像読取,画像形成を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態を説明するための電子写真画像形成装置である複写機の概略構成図であり、装置本体内における感光体21の周囲に、帯電チャージャ22,露光部23,トナー現像部24,転写チャージャ25,感光体クリーニング部26が配設されている。
さらに、装置本体の上部には、原稿が載置されるコンタクトガラス1、該コンタクトガラス1上の原稿画像を読み取る画像読取部28が設けられ、該画像読取部28により光学的に読み取られた画像情報に基づき感光体21を露光する。また、装置本体の下部には、用紙が積載される用紙収納カセット29が設けられている。
前記用紙収納カセット29から記録媒体である用紙は、ピックアップコロ30にて給紙され、レジストローラ31により、感光体1に現像されているトナー像の位置とタイミングを合わせて、転写チャージャ25に搬送される。転写チャージャ25によりトナー像が転写された用紙は、定着部32に送られ、加熱,加圧を受けて像定着された後、排出ローラ33により排紙トレイ34に排出される。
図2は本実施形態における前記画像読取部の基本構成を示す概略構成図であって、図10,図11にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図2において、画像形成部28では撮像装置35と照明装置36とが一体化されており、撮像装置35の基本構成は、図11にて説明した構成と同様であって、結像レンズ9と1次元撮像素子10からなる。また照明装置36の基本構成は、後述するように統合レンズ37,照明レンズ38,集光レンズ39、光源40、回転放物面鏡41などが、それぞれの光軸を同じくして配設されている。
図3(a)は前記照明装置の基本構成を示す平面図、図3(b)は図3(a)の照明装置の正面図であり、光源40としてLED(発光ダイオード)42を直線上に並べたものを用いている。各LED42は透明樹脂で封入されて先端にレンズ部が形成され、LED42から放射する光束を略平行光で出力するように形成されている。集光レンズ39は、光源40からの光束を主走査方向に分割し、照明レンズ38に光束を全部透過させるために集光させるレンズであって、図4(a)に示すような形状のシリンダレンズアレイであり、図4(b)のようにシリンダレンズを並べたものであって、図4(c),(d)に示すようなシリンダレンズを並べるようにしたものも採用することができる。各シリンダレンズの焦点距離fは図3中のcの距離にとってある(すなわち、f=c)。
照明レンズ38は、原稿Dの照明対象面を主走査方向に照射するためのレンズであり、集光レンズ39と同様にシリンダレンズアレイで構成され、各シリンダレンズの焦点距離fは、図3を参照すれば、概略f=1/(1/(a+b)+1/c)としてある(f=fとすることは設計上可能であり、このようにすることにより、照明レンズ38と集光レンズ39とは同じ規格の部材として用いることができる)。
統合レンズ37は、照明レンズ38と集光レンズ39とにより分割,照射された光束を原稿Dの照明対象面に重畳させるためのレンズであり、光軸を軸対称とした通常のレンズである。焦点距離をf=aとすることにより照明レンズ38と集光レンズ39により分割された光束の光軸(副光軸と称する)を照明対象面の中心(主光軸)に合せることができ、分割された光束を照明対象面上に重畳することができる。なお、図3(a)では図が煩雑になるのを避けるため、シリンダアレイ中の各シリンダの内一つおきに光束を示すように図示を省略している。
照明レンズ38により像の倍率等を説明する場合、本来ならば照明レンズ38と統合レンズ37の焦点距離f,fを合成するのであるが、f≪fであるので、説明を簡単にするために、b=0として統合レンズ37のfを無視して説明する。
ここで、シリンダレンズアレイである集光レンズ39の各シリンダレンズの幅をmとし、原稿Dの照射対象面の照射幅(主走査方向)をmとすれば、m/m=a/cとなる(実際は、この関係を決めてからf,fを決める)。このように設定すると、集光レンズ39の各シリンダのサイズmの像が照明対象面上でmの大きさに投影され、mを通過した光束は照明対象面に全て到達する。通常、各シリンダレンズからの個々の光束による照明では照度むらが大きくなるが、本例のように全体を重畳した結果、照度は平坦となる。
図4(e)は、図2における回転放物面鏡41の外観を示す斜視図であり、楕円面鏡も採用することができる。
次に、主走査方向と直角の方向(副走査方向)の照明装置における照明について図3(b)を参照して説明する。光源40における透明樹脂で封入されたLED42から出射する光束は、先端のレンズ部で略平行光束にされて出力される。集光レンズ39と照明レンズ38は、この平面側からみれば平行平板と同様の作用となるため、先に略平行となった光束は、ほとんど影響を受けずに平行光のまま通過する。統合レンズ37の焦点距離fがf=aとなっているため、光束は統合レンズ37を通過して原稿Dの照明対象面に集光する。
図3に示す構成の照明装置を搭載した画像読取装置が図2に示すものであって、該画像読取装置における撮像装置35と照明装置36との構成を図5の平面図に示す。図5において、図2に示した光路中の偏向ミラー6と折返しミラー8a,8bは省略して示している。
図5において、撮像装置35の両側に照明装置36を配しており、統合レンズ37は、レンズの中心部から外した部分をそれぞれ照明装置36に対向させてレンズとして用いている。このようにすることにより、光源40,集光レンズ39,照明レンズ38,統合レンズ37からなる照明装置36をユニットとしてまとめて結像レンズ9、すなわち撮像装置35の両側に設置することができる。
図2に示すように、本画像読取装置では、副走査方向で見た光軸を、撮像装置35の読取光軸と照明装置36の照明光軸とを一致させているため、偏向ミラー6と折返しミラー8a,8bの反射面を照明用と読取用とにおいて共用している。これらのミラー6,8a,8bは鏡面が上向きに設置されているために、鏡面表面に塵埃Gが付着する可能性が高く、塵埃Gが一旦付着すると、照明光がその塵埃Gで乱反射され、フレア光Fとして結像レンズ9に直接入ってしまい、1次元撮像素子10に原稿Dの画像光に重畳されて読み取られてしまうことになるため、1次元撮像素子10にて得られた画像が白みがかってしまう、いわゆる黒浮き現象が生じる。
すなわち、前記のように鏡面で照明光を反射させると、一般には、ほとんどの光が正反射され、わずかな残りの光は吸収されるが、そこに塵埃Gが付着すると、その塵や埃により乱反射が生じ、あらゆる方向に反射光が散乱してしまう。既述したように偏向ミラー6や折返しミラー8a,8bなどに塵や埃が付着し、そこに照明光が当てられると、原稿Dの照明対象面の方向に反射する以外に散乱光が発生し、その光は照明装置から出た方向とは反対方向に平行に戻ってきてしまい、その一部分が結像レンズ9に入るとフレア光Fとなるのである。この現象は、ミラーがレンズに近いほど顕著になる傾向がある(照明装置に近いために、強い散乱光がフレアとなるため)。
そこで、本実施形態では、そのフレア光Fを検知して未然に異常画像を防止することができるようにしている。その具体的な構成例を図6に示す画像読取装置の実施形態にて説明する。
図6に示す実施形態において、原稿を載置するコンタクトガラス1の外側(原稿読取領域外)に、下面(光照射面)が黒色に塗装されたフレア検知用基準板43が配置されており、フレア検知動作に入ったときに、第1走査体5がフレア検知用基準板43の下面を読み取る位置に移動して、その表面画像を1次元撮像素子10によって読み取る。
偏向ミラー6や折返しミラー8a,8b上に塵や埃がない場合は、読取画像が全面黒くなるため、これにより異物なしと判断することができる。しかし、偏向ミラー6や折返しミラー8a,8b上に塵埃などの異物Gがある場合には散乱光が生じ、1次元撮像素子10において読取画像に灰色ないし白のデータが読み込まれ、さらに結像レンズ9に近いミラー上に塵埃があった場合に、より白いデータが取り込まれる。したがって、このデータ値とあらかじめ設定された閾値とを比較して、閾値よりも白かった場合に異物Gが原因するフレア光を検知したと認識することにより、異物ありと判断することができる。
前記認識/判断動作は、図7に示す制御処理系の概略構成を示すブロック図のように、画像形成装置あるいは画像読取部28に搭載された制御部としてのCPU(中央演算処理ユニット)45などの演算処理によって行われる。
図7において、CPU45は、第1走行体5などの各部の機械系を駆動する駆動部46、あるいは各種の処理部47を駆動する駆動部48に処理信号を送りコントロールする。駆動部46あるいは駆動部48を介して機械系,各処理部47に出力される処理信号は、1次元撮像素子10あるいは各種センサ49から出力された検知信号をCPU45が受けて演算処理したものである。
図8は本実施形態における前記撮像素子による異物検知に係るフローチャートであり、CPU45は、画像読取装置の電源をONしたとき、あるいは図示しない内部タイマによりあらかじめ設定された時刻になったときに(S1のYES)、異物検知(フレア光検知)を実行させる。例えば、画像読取装置の電源をONしたとき、初期設定動作の中にフレア光検知動作がプログラミングされているため、自動的に検知位置に第1走行体5が移動して検知動作を開始する(S2)。すなわち、既述したように、第1走査体5がフレア検知用基準板43の下面を読み取る位置に移動して、その表面画像(反射光)を1次元撮像素子10によって読み取る。該読取データの値とあらかじめ設定された閾値とを比較して、閾値よりも白かった場合に異物Gが原因するフレア光を検知したと認識する。
フレア光を検知(異物あり)した場合(S3のYES)、CPU45などの内部メモリに異常に係る情報を記憶すると同時に、後述する処理部47を動作させて(S4)、使用者などに報知したり、適当な処理を行ったりすることにより、未然に異常画像の読み取りを防止することが可能になる。このようにすることにより、常に、高品位の画像読取,画像形成が行われることになる。
図9(a)〜(g)は本実施形態における前記処理部47の具体例とCPU45による動作制御を説明するためのフローチャートである。
図9(a)に示す例では、処理部47として警告ブザーを使用しており、図8を参照して説明したように、反射光を検知し(S11)、その検知データと閾値との比較により異物Gが原因するフレア光として認識された場合、光路中に異物が存在すると判断する(S12)。この判断に基づき処理信号をブザー用の駆動部48に出力し(S13)、警報ブザーを作動させる(S14)。
図9(b)に示す例では、処理部47としてLED,LCDディスプレイなどからなる表示部を使用しており、前記と同様に、反射光を検知し(S21)、閾値との比較により異物Gが原因するフレア光として認識された場合、光路中に異物が存在すると判断し(S22)、処理信号を表示部用の駆動部48に出力し(S23)、異常を示すような文字あるいはマークなどを表示部にて表示させる(S24)。
図9(c)に示す例では、処理部47としてLED,LCDディスプレイなどからなる表示部を使用しており、前記と同様に、反射光を検知し(S31)、閾値との比較により異物Gが原因するフレア光として認識された場合、光路中に異物が存在すると判断し(S32)、処理信号を表示部用の駆動部48に出力し(S33)、修理を業者に依頼する旨のメッセージを表示部にて表示させる(S34)。
図9(d)に示す例では、処理部47として自動音声電話機能,ファクシミリ(FAX)機能を備えた通知部を使用しており、前記と同様に、反射光を検知し(S41)、閾値との比較により異物Gが原因するフレア光として認識された場合、光路中に異物が存在すると判断し(S42)、処理信号を通知部用の駆動部48に出力し(S43)、通知部にあらかじめ設定された業者に自動的に通知させる(S44)。
図9(e)に示す例では、処理部は走行体などの機械系であって、前記と同様に、反射光を検知し(S51)、閾値との比較により異物Gが原因するフレア光として認識された場合、光路中に異物が存在すると判断し(S52)、処理信号を通知部用の駆動部46に出力し(S53)、装置の機械系の動作を適宜停止させる(S54)。
図9(f)に示す例では、処理部47としてデータ記憶メモリ部を使用しており、前記と同様に、反射光を検知し(S61)、閾値との比較により異物Gが原因するフレア光として認識された場合、光路中に異物が存在すると判断し(S62)、処理信号を通知部用の駆動部47に出力し(S63)、検知情報をメモリ部に格納させる(S64)。このメモリ部からの情報を、保守管理の作業時に読み出して処理するようにする。
図9(g)に示す例では、処理部47として電子メール処理部を使用しており、前記と同様に、反射光を検知し(S71)、閾値との比較により異物Gが原因するフレア光として認識された場合、光路中に異物が存在すると判断し(S72)、処理信号を通知部用の駆動部47に出力し(S73)、電子メール処理部にあらかじめ設定された作業担当者あるいは管理業者宛に自動的に電子メールを送信させる(S74)。
図8,図9(a)〜(g)の処理あるいは処理フローについては、1つのみならず複数の処理を適宜組合わせて実行することが考えられる。
すなわち、主電源投入時にフレア光検知動作を実行し、前記のようにフレア光を検知したと認識した場合に、内部メモリに異常があったことを記憶すると同時に、直ちに警告ブザーを発し、表示部上にミラーに汚れ・ゴミの付着がある旨の警告メッセージを表示させたり、あるいは、タイマによりあらかじめ設定された時刻になると、フレア光検知動作が実行され、自動的に検知位置に第1走行体5が移動して検知動作を開始し、フレア光を検知したと認識した場合に、機械動作を停止させると同時に、直ちに表示部にサービスマンを呼ぶ旨の警告メッセージを表示させたりすることが考えられる。
なお、前記閾値は画像形成装置などに設けられている操作表示パネル(図示せず)など設定部から変更することができるようにする。これによって、僅かなゴミであっても検知可能にしたり、あるいは検知精度を粗くして、画像読取,画像形成に支障のない程度のゴミでは、それを検知しても異物検知動作および処理動作を行わないように設定することができる。
本発明は、デジタル複写機などに搭載され、固体撮像素子,結像レンズ,照明装置を搭載した縮小光学系の画像読取装置、あるいはフィルムスキャナ,ブック原稿用スキャナなどの各種スキャナの読取部に適用され、特に、照明光と読取光との光学系が同一である構成のものに実施して有効である。
本発明の実施形態を説明するための電子写真画像形成装置である複写機の概略構成図 本実施形態における前記画像読取部の基本構成を示す概略構成図 (a)は図2の照明装置の基本構成を示す平面図、(b)は(a)の照明装置の正面図 (a)〜(e)は本実施形態における光学部品を示す斜視図 本実施形態の画像読取装置における撮像装置と照明装置との構成を示す平面図 本実施形態のフレア検知用基準版に係る構成を示す正面図 本実施形態における認識/判断動作を実行する制御処理系の概略構成を示すブロック図 本実施形態における撮像素子による異物検知に係るフローチャート (a)〜(g)は本実施形態における処理部の具体例とCPUによる動作制御を説明するためのフローチャート 従来の画像読取装置全体の概略構成を示す斜視図 従来の画像読取装置の要部を示す正面図
符号の説明
5 第1走行体
6 偏向ミラー
7 第2走行体
8a,8b 折返しミラー
9 結像レンズ
10 1次元撮像素子
21 感光体
28 画像読取部
35 撮像装置
36 照明装置
37 統合レンズ
38 照明レンズ
39 集光レンズ
40 光源
41 回転放物面鏡
42 LED(発光ダイオード)
43 フレア検知用基準板
44 開放部
45 CPU
46,48 駆動部
47 処理部

Claims (13)

  1. 光源から出射する光束を複数に分割するレンズを備え、該レンズにより分割された前記複数の光束を、ミラーにて偏向しかつ読取対象物上で重畳して該読取対象物を照明し、該読取対象物からの反射光を前記ミラーを経て撮像素子に入射させて前記読取対象物の画像情報を読み取る画像読取装置であって、
    前記ミラー上の異物によって反射された光を前記撮像素子により検知し、該検知信号を受けた場合に処理信号を出力する制御部を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御部により前記処理信号を警報ブザーへ出力し、警報させることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部により前記処理信号を表示部へ出力し、異常を示す文字あるいはマークを表示させることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部により前記処理信号を表示部へ出力し、修理を業者に依頼する旨のメッセージを表示させることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部により前記処理信号を通知部へ出力し、あらかじめ設定された業者に通知することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  6. 前記制御部により前記処理信号を駆動部へ出力し、機械の動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  7. 前記制御部により前記処理信号をメモリ部へ出力し、検知情報を格納させることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  8. 前記制御部により前記処理信号を電子メール処理部へ出力し、あらかじめ設定されたアドレスに警告メールを送信することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  9. あらかじめ設定された時刻に、前記撮像素子による異物検知を実行することを特徴とする請求項1〜8いずれか1項記載の画像読取装置。
  10. 装置に電源が投入されたときに、前記撮像素子による異物検知を実行することを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の画像読取装置。
  11. 前記撮像素子が所定の画像を読み込んだとき、前記制御部において、前記画像データの中にあらかじめ設定された閾値以上のデータがあった場合に異物ありとして、前記処理信号を出力することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  12. 前記閾値を変更する設定部を備えたことを特徴とする請求項11記載の画像読取装置。
  13. 原稿画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部にて得られた画像情報に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部とを具備した画像形成装置において、
    前記画像読取部として請求項1〜12いずれか1項記載の画像読取装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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