JP2008162737A - 無線伝送データ制御装置 - Google Patents

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Kimito Idemori
公人 出森
Shigeo Nakagaki
薫雄 中垣
Yoshihiko Nakada
好彦 中田
Masaaki Shigeta
正昭 繁田
Akira Otsubo
亮 大坪
Yuichiro Kaida
勇一郎 海田
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Abstract

【課題】定められたタイミングで伝送すべきデータを遅延無く伝送するとともに、これらのデータよりデータ量の多い他のデータも不足無く伝送する。
【解決手段】送信データ転送回路15は、定められた周期が経過するたびに、保安データ、制御データ、音声データ、画像データを制御データメモリ10、保安データメモリ11、音声データメモリ12、画像データメモリ13から一定サイズのブロックとして取出し、保安、制御、音声、画像データの順で定められたデータ量となるように送信データメモリ20に格納する。このデータは無線伝送制御装置33が送信する。受信側の機器の無線伝送制御装置33がデータを受信すると、各ブロックのデータ種別にしたがって、各種ブロックを各種メモリ10,11,12,13に転送させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、昇降機の各機器の間で無線伝送を行なう無線伝送データ制御装置に関する。
図7は、従来の昇降機の無線伝送データ制御装置の構成例を示すブロック図である。この無線伝送データ制御装置は、400MHzまたは1200MHzの周波数を使用する特定小電力無線装置であったため、連続したデータ送信が法規上許可されていない。
すなわち、この無線伝送データ制御装置では、機械室201と乗りかご207との間に2系統の特定小電力無線装置202,202a,208,208aと通信制御装置203,203a,209,209aを設け、安全装置212、ドアスイッチ213、運転盤214が接続された乗りかご機器制御装置210とエレベータ制御装置204との間のデータを通信制御装置203,203a,209,209aで伝送周期を重複しないようにずらしながら送受信していた。
また、エレベータ制御装置204と乗りかご機器制御装置210は、通信制御装置203,203a,209,209aとRAM205,211を介して送受信データにアクセスする(特許文献1参照)。
特許第3104828号公報(第1図)
昇降機では、非常呼び出し釦が押された事などを示す保安データや行き先階登録釦が押された事を示す制御データは遅延無く伝送する必要がある。しかし、これらのデータを乗りかごへの映像や音声といった再生単位をなすデータ量の多いデータを送信すると、保安データや制御データの伝送までの時間が長くなってしまい、送信すべきタイミングでの送受信が行なえない。
本発明は、昇降機の各機器の間で、定められたタイミングで伝送すべきデータを遅延無く伝送するとともに、これらのデータよりデータ量の多い他のデータも不足無く伝送できる無線伝送データ制御装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係わる無線伝送データ制御装置は、昇降機の各機器間で無線伝送するための制御データ、保安データおよび当該制御データや保安データよりデータサイズの大きい伝送用データを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶される制御データ、保安データのうち、予め定められたタイミングでの送信が必要なデータおよび伝送用データの一部を含む予め定められたデータ量の送信用データを生成する生成手段と、この送信用データを前述したタイミングで無線送信する送信手段と、この送信したデータを受信する受信手段とを各機器にそれぞれ備えたことを特徴とする。
本発明によれば、定められたタイミングで伝送すべきデータを遅延無く伝送するとともに、これらのデータよりデータ量の多い他のデータも不足無く伝送できる。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置の構成例を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置により送信するデータの伝送フォーマットを示す図である。図3は、本発明の第1の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置により送信する各種データの送信タイミングを示す図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置1は制御装置インタフェイス6、保安装置インタフェイス7、音声装置インタフェイス8、画像装置インタフェイス9を備え、これらは、昇降機の制御室やかごの制御装置2、保安装置3、音声装置4、画像装置5と信号線100,101,102,103を介してそれぞれ接続される。
また、制御装置インタフェイス6、保安装置インタフェイス7、音声装置インタフェイス8、画像装置インタフェイス9は、記憶装置である制御データメモリ10、保安データメモリ11、音声データメモリ12、画像データメモリ13と信号線104,105,106,107,108,109,110,111の2本ずつを介して接続される。
制御データメモリ10、保安データメモリ11、音声データメモリ12、画像データメモリ13は信号線112,113,114,115,116,117,118,119の2本ずつを介して内部バス14に接続される。
送信データ転送回路15は、制御データメモリ10、保安データメモリ11、音声データメモリ12、画像データメモリ13に記憶される各種データを組み合わせた送信用データを送信データメモリ20に転送する。
送信情報付加回路21は、送信データメモリ20に転送されたデータに各種ヘッダ情報を付加する。
送信データスケジューリング回路27は、送信データ転送回路15による各種データの転送順や転送タイミングを指示したり、送信情報付加回路21により付加する各種ヘッダ情報の内容を指示したりする。
無線伝送インタフェイス回路31は、送信データメモリ20に書き込まれた送信用データを読み出して出力する。
送信手段および受信手段である無線伝送制御装置33は、無線伝送インタフェイス回路31からの送信用データを受信側の機器に無線伝送したり、別の機器から無線送信されたデータを受信したりする。
受信データ判別処理回路41は、送信側の機器から受信されて受信データメモリ40に記憶されたデータの種別を判別する。受信データ転送回路42は、受信データ判別処理回路41による判別結果にしたがって、受信データメモリ40に記憶された各種データを制御データメモリ10、保安データメモリ11、音声データメモリ12、画像データメモリ13のそれぞれに区分して書き込む。つまり、受信データ転送回路42は各種データをデータ種別ごとに各種メモリの各記憶領域に記憶する記憶制御手段として機能する。
次に、このような構成の無線伝送データ制御装置の処理動作について説明する。
まず、送信処理について説明する。ここでは、保安データ16の更新周期T2の半分の周期T1で、昇降機の制御部とかごの制御装置間の保安データ16を毎回入出力するものとする。
また、保安データ16が送受信されても周期T1がタイムアップするまでには、制御データ17に加え、保安データ16や制御データ17よりデータ量の大きい伝送用データである音声データ18や画像データ19を送受信できる時間が残っているとし、制御装置2、保安装置3、音声装置4、画像装置5において発生した各種データが制御データメモリ10、保安データメモリ11、音声データメモリ12、画像データメモリ13にそれぞれ格納されている状態であるとする。
送信データ転送回路15は、周期T1が経過するたびに、図2に示す保安データ16、制御データ17、音声データ18、画像データ19を制御データメモリ10、保安データメモリ11、音声データメモリ12、画像データメモリ13から内部バス14に接続した信号線120を介して一定サイズのブロックとして取出し、信号線121経由で送信データメモリ20に格納する。つまり送信データ転送回路15は各種データを取り出す取り出し手段や送信用データを生成する生成手段として機能する。
送信データスケジューリング回路27は、図3に示す周期T1、T2、T3を監視し、各種データを合わせた送信用データのデータ量と送信タイミングを示す信号を信号線123,124を介して送信データ転送回路15と送信情報付加回路21にそれぞれ出力する。
具体的には、送信データスケジューリング回路27は、保安データ16、制御データ17、音声データ18、画像データ19の順に、制御データメモリ10、保安データメモリ11、音声データメモリ12、画像データメモリ13から各種データを取出す指示を示す信号を送信データ転送回路15に出力する。
送信データ転送回路15は、送信データスケジューリング回路27からの信号にしたがい、データの取得順と周期T1の残り時間をもとに、各データメモリ10、11、12、13から一定サイズのデータブロックを取出し、これらのデータブロックを連ならせた各種データ16、17、18、19の結合データを送信データメモリ20に格納する。
送信データ転送回路15は、制御データ17の転送処理の終了の有無を示す信号を送信データスケジューリング回路27に出力している。制御データ17は、周期T3の更新周期内に確実に送受信する必要があるデータであるため、送信データスケジューリング回路27は、送信データ転送回路15からの信号により、任意の周期で制御データ17の送信が失敗した場合は送信が成功するまで当該制御データ17の取出しを指示する。
送信情報付加回路21は、送信データスケジューリング回路27からの信号にしたがい、送信データメモリ20に各種データが格納されたタイミングで、受信側機器でデータの判別を行えるよう、図2に示す各種データ16,17,18,19の詳細情報ヘッダ22としてデータ種別23、データ長24、連続データ有無25、格納先先頭アドレス26を信号線122を介して送信データメモリ20内の送信用データに付加する。この結果、図2に示す構成の送信用データ39が生成される。
すると、送信情報付加回路21は、周期T1中の送信データスケジューリング回路27からから指示されたデータ送信タイミングで、送信準備完了通知を示す信号を信号線125を介して無線伝送インタフェイス回路31に出力する。
この周期T1内に送信データ転送回路15により送信データメモリ20へ格納されなかったデータは、次の周期T1経過時の送信用データとすべく、送信データスケジューリング回路27が取出しを指示する。
この実施形態では最初の送信タイミングでの保安データ16a、制御データ17aに加え、音声データ18を4分割した最初のブロック18a、画像データ19を4分割した最初のブロック19aが送信され、この送信後、周期T1が経過した次の送信タイミングで、更新された保安データ16b、制御データ17aに加え、音声データ18の2番目のブロック18b、画像データ19の2番目のブロック19bが送信される。
そして、この送信後、周期T1が経過した次の送信タイミングで、更新された保安データ16c、制御データ17aに加え、音声データ18を4分割した3番目のブロック18c、画像データ19の3番目のブロック19cが送信され、さらに周期T1が経過した次の送信タイミングで、更新された保安データ16d、制御データ17aに加え、音声データ18の最後のブロック18d、画像データ19の最後のブロック19dが送信される。
さらに周期T1が経過したタイミングでは、保安データ36eや他の各種データが送信される。
また、次の音声データ18は、データ18e,18f,18g,18hに分割されて、それぞれが周期T1ごとに順次送信され、次の画像データ19は、データ19e,19f,19g,19hに分割されて、それぞれが周期T1ごとに順次送信される。
無線伝送インタフェイス回路31は、送信情報付加回路21からの送信準備完了通知の信号を入力すると、送信用データ39を送信データメモリ20から読み出し、このデータ39にIPヘッダ32を付加し、このデータを信号線127を介して無線伝送制御装置33に出力する。
無線伝送制御装置33は、無線伝送インタフェイス回路31からのデータのIPヘッダ32の前に、図3に示すように、物理層ヘッダ34、MACヘッダ35、IV(Initialization Vector)36、ICV(Integrity Check value)37を付加し、このデータの送信を無線伝送制御装置33に指示する。
無線伝送制御装置33は、無線伝送インタフェイス回路31からのデータを受信側の機器へ無線伝送する。
次に、他の機器から無線送信されたデータの受信処理について説明する。無線伝送制御装置33は、送信側機器から無線送信されたデータを受信すると、信号線127を介して無線伝送インタフェイス回路31にIPヘッダ32とデータ39を出力する。
無線伝送インタフェイス回路31は、IPヘッダ32が自局宛であるかを確認し、自局宛であった場合には、IPヘッダ32を取り除いたデータ39を受信データメモリ40に信号線128経由で格納する。
無線伝送インタフェイス回路31は、受信データメモリ40にデータの格納が完了した事を示す信号を信号線129で受信データ判別処理回路41に出力する。
受信データ判別処理回路41は、無線伝送インタフェイス回路31からの信号を入力すると、受信したデータ39に含まれる詳細情報ヘッダ22のデータ種別23、データ長24、連続データ有無25、格納先先頭アドレス26をもとに、各種データの種別および当該種別のデータを転送すべきメモリ10,11,12,13を特定し、格納先先頭アドレス26に指定されたアドレスからデータ長24のサイズの各メモリへの転送指示を示す信号を信号線130を介して受信データ転送回路42へ出力する。
受信データ判別処理回路41は、制御データ17、音声データ18、画像データ19については連続データ有無25を確認し、連続データがある事が示されている場合は、連続して同じデータメモリにデータの転送を指示する。
転送指示を受けた受信データ転送回路42は、信号線131経由で受信データメモリ37からデータを取出し、信号線132、バス14、信号線112、114、116、118を介して該当するメモリにデータを書き込む。
保安装置3は周期T2ごとに保安データメモリ11にアクセスして保安データ16を取得する。制御装置2は、周期T3ごとに制御データメモリ10にアクセスして制御データ17を取得する。
音声装置4、画像装置5は、随時音声データメモリ12、画像データメモリ13にアクセスして、各種データを取得し、これらのデータが再生処理単位となった時点で音声や画像を出力する。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置を用いると、保安装置3は、保安データの更新周期T1の2分の1で送受信される保安データを使用して周期T2での保安処理が可能となる。制御装置2は、周期T3で送受信される制御データにより制御処理が可能となる。一方、音声装置4、画像装置5は周期T1ごとに送信される音声データ、画像データをもとに再生を行なえる。
つまり、データ量が多い一方で伝送タイミングが厳格に要求されない画像データや音声データは複数の周期のそれぞれにおいて分割して伝送することができる一方で、定められたタイミングでの遅延なく送信が必要な保安データや制御データの伝送を優先して行なうことができる。よって、音声や画像の再生を不足無く行なった上で、昇降機の運用の安全性を保つことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態に係る無線伝送データ制御装置の構成のうち第1の実施形態で説明したものと同一部分の説明は省略する。
図4は、本発明の第2の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置の構成例を示すブロック図である。
この実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置は、第1の実施形態と比較して伝送速度対応回路43を備え、これは信号線138を介して無線伝送インタフェイス回路31と接続され、信号線134,135を介して送信情報付加回路21、送信データ転送回路15とそれぞれ接続され、信号線136,137を介して音声装置4および画像装置5とそれぞれ接続される。
次に、本発明の第2の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置の処理動作を説明する。
この実施形態では、第1の実施形態で説明した処理に加え、無線伝送制御装置33は無線伝送で使用中の実効伝送速度を信号線127経由で無線伝送インタフェイス回路31に逐次出力している。
無線伝送インタフェイス回路31は、伝送速度を示す信号を信号線133を介して伝送速度対応回路43に出力する。つまり無線伝送インタフェイス回路31は、各機器間での伝送速度を検出する検出手段として機能する。
伝送速度対応回路43は、この伝送速度をもとに送信用データ39の1回の送信におけるデータ量を計算し、これを示す信号を信号線134経由で送信情報付加回路21に出力し、信号線135経由で送信データ転送回路15に出力する。
伝送速度対応回路43は、この計算を行なうことで、無線伝送制御装置33の伝送速度が干渉等の影響で低下した場合に保安データ16以外の制御データ17、音声データ18、画像データ19のブロックサイズを縮小し、周期T1に保安データ16が確実に送受信できるようにする。
送信データ転送回路15は、伝送速度対応回路43からの信号にしたがい、保安データメモリ11以外の各種メモリ10,12,13から取出すデータブロックサイズを変更する。
送信情報付加回路21は、伝送速度対応回路43からの信号にしたがい、送信用データ39のデータ量に対応したデータ長24、格納先先頭アドレス26を含む詳細情報ヘッダ22を送信データメモリ20に書き込む。
伝送速度対応回路43は、検出された伝送速度が予め定められた最低速度以下である場合は、全音声データ、全画像データを必要とされる周期内に伝送できない事を示す信号を信号線136,137経由で音声装置4、画像装置5にそれぞれ出力する。音声装置4、画像装置5は、伝送速度対応回路43からの信号を入力すると伝送不能時の報知処理などを行う。
このような構成とすることで、伝送速度が変化した際の制御データ17、音声データ18、画像データ19のサイズを変更することができる一方で、定められたタイミングでの送信が必要な保安データ16の伝送も遅延なく行なえる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図5は、本発明の第3の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置により送信するデータの伝送フォーマットを示す図である。
図5に示すように、本発明の第3の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置により送信する送信用データ39とIPヘッダ32の間には更新ブロックマップヘッダ44が付加される。
この更新ブロックマップヘッダ44は、制御データマップヘッダ45、音声データマップヘッダ46、画像データマップヘッダ47から構成される。マップヘッダ45,46,47のそれぞれは、更新周期番号48、更新ブロックマップ49から構成される。
この実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置の処理について説明する。この実施形態では、第1の実施形態で説明した処理に加え、送信情報付加回路21は、制御データ17、音声データ18、画像データ19の更新周期内にどのデータブロックを更新したかを示すために、制御データ、音声データ、画像データのそれぞれに対応する更新ブロックマップ49と更新周期番号48を含む更新ブロックマップヘッダ44を送信データメモリ20に記憶される送信用データ39に付加する。
無線伝送インタフェイス回路31は、送信データメモリ20に格納されたデータを読み出し、この更新ブロックマップヘッダ44の前にIPヘッダ32を付加する。以後の無線送信までの処理は第1の実施形態と同様である。ただし、最新の更新周期番号48を含む更新ブロックマップヘッダ44が付された最新の送信データは送信データメモリ20にそのまま保持される。
次に受信処理について説明する。受信データ判別処理回路41は、前の周期で受信したデータに付される更新ブロックマップヘッダ44を保持している。また、前の周期での受信データは更新ブロックマップヘッダ44が付された状態で受信データメモリ40に保持される。
受信データ判別処理回路41は新しい受信データを入力するたびに、このデータに付される更新ブロックマップヘッダ44の内容を確認し、前の周期の更新ブロックマップヘッダ44と異なるマップヘッダがある、つまり更新されたブロックがある場合には、受信データメモリ40に格納される最新のデータと前の周期で受信したデータを比較してデータ更新の欠落の有無を判別する。つまり、受信データ判別処理回路41はデータ更新の欠落の有無を判別する判別手段として機能する。
受信データ判別処理回路41は、データ更新の欠落があると判別した場合には、当該最新のデータに付される更新ブロックマップヘッダ44の更新周期番号48に対応するデータの再送要求を示す信号を無線伝送インタフェイス回路31に出力する。つまり、受信データ判別処理回路41は、データの再送を要求する再送要求手段としても機能する。
無線伝送インタフェイス回路31は、受信データ判別処理回路41からの信号を入力すると、当該要求を示す信号を無線伝送制御装置33に送信元の機器に無線伝送させる。
この要求を示す信号を送信元の機器の無線伝送制御装置33が受信し、無線伝送インタフェイス回路31がこの信号を入力すると、無線伝送インタフェイス回路31は、この信号で示される更新周期番号48を含む更新ブロックマップヘッダ44が付されたデータ39を送信データメモリ20から読み出し、このデータを再送データとして無線伝送制御装置33に無線送信させる。
このような処理を行なうことで、更新ブロックマップでは更新されているのに自局でまだ更新されていないデータの確実な伝送を行なうことができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図6は、本発明の第4の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置の構成例を示すブロック図である。
この実施形態は、ここまで説明した無線伝送データ制御装置の一般的なエレベータへの適用例を示すものである。
図6に示すように、昇降機の機械室50aでは、無線伝送インタフェイス回路51aに、保安データや制御データを入出力する制御装置52aが100a,101aを介して接続され、音声装置53a、画像装置54aが信号線102a,103aを介してそれぞれ接続される。
また、無線伝送インタフェイス回路51aは信号線127aを介して無線伝送制御装置55aと接続される。
また、乗りかご50bでは、無線伝送インタフェイス回路51bに、保安データや制御データを入出力する制御装置52bが100b,101bを介して接続され、音声装置53b、画像装置54bが信号線102b,103bを介してそれぞれ接続される。
また、無線伝送インタフェイス回路51bは信号線127bを介して無線伝送制御装置55bと接続される。
無線伝送制御装置55a,55bの間では、それぞれに接続したアンテナ60a、60bを用いて相互に無線伝送を行う。
また、機械室50a内の無線伝送インタフェイス回路51aは、信号線138を介して当該機械室50a内の昇降機制御伝送装置61aと接続される。機械室50a内の昇降機制御伝送装置61a、各階乗り場62の昇降機制御伝送装置61b,61c,・・・,61dは制御伝送線139を介して直列に接続される。
昇降機制御伝送装置61b,61c,・・・,61dは呼び釦と接続されており、この釦が操作された場合に、これを示す制御信号を昇降機制御伝送装置61aを介して無線伝送インタフェイス回路51aに出力する。
このような構成とすれば、各階乗り場62の制御データを機械室50a内の無線伝送インタフェイス回路51aが取得できるので、乗り場62、機械室50a、乗りかご50bの全体の情報を機械室50a内で統合管理可能となる。よって現行の昇降機制御伝送と昇降機無線伝送を統合した昇降機無線制御システムを提供できる。
なお、前記実施の形態は、本発明をエレベータに適用した場合について説明したものであるが、これに限らず、エスカレータにも本発明を適用することが可能である。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の第1の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置の構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置により送信するデータの伝送フォーマットを示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置により送信する各種データの送信タイミングを示す図。 本発明の第2の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置の構成例を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置により送信するデータの伝送フォーマットを示す図。 本発明の第4の実施形態にしたがった無線伝送データ制御装置の構成例を示すブロック図。 従来の昇降機の無線伝送データ制御装置の構成例を示すブロック図。
符号の説明
1…無線伝送データ制御装置、2,52a,52b…制御装置、3…保安装置、4,53a,53b…音声装置、5,54a,54b…画像装置、6…制御装置インタフェイス、7…保安装置インタフェイス、8…音声装置インタフェイス、9…画像装置インタフェイス、10…制御データメモリ、11…保安データメモリ、12…音声データメモリ、13…画像データメモリ、14…バス、15…受信データ転送回路、16…保安データ、17…制御データ、18…音声データ、19…画像データ、20…送信データメモリ、21…送信情報付加回路、22…詳細情報ヘッダ、23…データ種別、24…データ長、25…連続データ有無、26…格納先先頭アドレス、27…送信データスケジューリング回路、31…無線伝送インタフェイス回路、32…IPヘッダ、33…無線伝送装置、34…物理層ヘッダ、35…MACヘッダ、36…IV(Initialization Vector)、37…ICV(Integrity Check Value)、38…CRC、39…データ、40…受信データメモリ、41…受信データ判別処理回路、42…受信データ処理回路、43…伝送速度対応回路、44…更新ブロックマップヘッダ、45…制御データマップヘッダ、46…音声データマップヘッダ、47…画像データマップヘッダ、48…更新周期番号、49…更新ブロックマップ、60…アンテナ、61a,61b,61c,61d,…昇降機制御伝送装置、62…各階乗り場、100〜138…信号線、139…制御伝送線、50a,201…機械室、202,202a,208,208a…特定省電力無線装置、203,203a,209,209a…通信制御装置、204…エレベータ制御装置、205,211…RAM、51b,207…乗りかご、210…乗りかご機器制御装置、212…安全装置、213…ドアスイッチ、214…運転盤。

Claims (7)

  1. 昇降機の各機器間で無線伝送するための制御データ、保安データおよび当該制御データや保安データよりデータサイズの大きい伝送用データを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶される制御データ、保安データのうち、予め定められたタイミングでの送信が必要なデータおよび前記伝送用データの一部を含む予め定められたデータ量の送信用データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成した送信用データを前記定められたタイミングで無線送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信したデータを受信する受信手段とを前記各機器にそれぞれ備えたことを特徴とする無線伝送データ制御装置。
  2. 前記記憶装置に記憶されるデータを一定長のブロック単位でデータ種別ごとに取出す取り出し手段をさらに備え、
    前記生成手段は、
    前記取り出し手段により取り出した各種のブロック単位のデータを組み合わせて前記送信用データを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線伝送データ制御装置。
  3. 前記受信手段により受信したデータのデータ種別ごとの記憶用領域を有する第2の記憶装置をさらに備え、
    前記送信手段は、
    前記取り出し手段により取り出した前記ブロック単位のデータのそれぞれにデータ種別を示すヘッダ情報を付加して送信し、
    前記受信手段により受信したデータに付加されるヘッダ情報をもとに、前記ブロック単位のデータをデータ種別ごとに前記第2の記憶装置の各記憶領域への記憶制御を行なう記憶制御手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の無線伝送データ制御装置。
  4. 前記生成手段は、
    前記記憶手段に記憶される伝送用データのうち一度のタイミングでの送信用データとしなかったデータの少なくとも一部を含むデータを次の定められたタイミングの送信のための送信用データとして生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線伝送データ制御装置。
  5. 前記各機器間での前記送信手段によるデータの伝送速度を検出する検出手段をさらに備え、
    前記生成手段は、
    前記検出手段が検出した伝送速度に対応して、前記送信用データの前記定められたデータ量を変化させる
    ことを特徴とする請求項1記載の無線伝送データ制御装置。
  6. 前記送信手段は、
    前記制御データおよび伝送用データの少なくとも一方の前記第2の記憶装置における記憶領域の更新箇所を示す更新箇所情報をさらに送信し、
    前記受信手段が受信したデータおよび当該データの更新箇所情報と前記第2の記憶装置の各記憶領域に記憶されるデータとをもとに前記送信手段により送信されたデータが前記受信手段により正常に受信できているか否かを判別する判別手段と、
    前記送信手段により送信されたデータが正常に受信できていないと前記判別手段が判別した場合に、この受信できていないデータの再送を要求する再送要求手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の無線伝送データ制御装置。
  7. 前記昇降機の制御装置は、
    乗り場の各階床の伝送制御装置からの信号を入力し、この入力した信号にしたがった運転制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線伝送データ制御装置。
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