JP2004048474A - エレベータのデータ伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することのできるエレベータの伝送装置の提供。
【解決手段】伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、制御に関わる第2のデータと、制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも第1のデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成するパケット生成手段40、90と、第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段42、92とを備え、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータを優先的に全てのパケットに生成して確実かつ迅速に伝送可能とするとともに、重要度の高い第1のデータに独立して安全信号CRC符号を付加してビット誤りを検出し、かつビット誤りの検出時に同一データの再送を行うことにより第1のデータをより確実に送受信する。
【選択図】 図1
【解決手段】伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、制御に関わる第2のデータと、制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも第1のデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成するパケット生成手段40、90と、第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段42、92とを備え、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータを優先的に全てのパケットに生成して確実かつ迅速に伝送可能とするとともに、重要度の高い第1のデータに独立して安全信号CRC符号を付加してビット誤りを検出し、かつビット誤りの検出時に同一データの再送を行うことにより第1のデータをより確実に送受信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータの伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信によるステータス情報と戻りデータ、又はコマンド情報と送信データという具合に、これまで別々のパケットとして送られていた複数の情報を連結して1つのパケットとして伝送することにより伝送効率を高めた伝送装置が提案されている。なお、この種のものとして特開2000−22743公報に記載されるものを挙げることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の伝送装置では、エレベータの乗かごとエレベータ制御装置間で行われるエレベータの安全に関するデータの伝送については考慮されておらず、このため重要度の高い安全に関するデータを含むパケットの伝送が他のパケットの伝送ゆえに遅延する恐れがあった。
【0004】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することのできるエレベータの伝送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の請求項1に係る発明は、乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成するパケット生成手段を備えた構成にしてある。
【0006】
このように構成した請求項1に係る発明によれば、パケット生成手段は少なくともエレベータの安全に関わる第1のデータを含むパケットを生成するとともに、他のエレベータの制御に関わる第2のデータおよびエレベータの制御に関わらない第3のデータは、第1のデータに組み合わせされパケットとして伝送される。このように、重要度の高い第1のデータは優先的に全てのパケットに含まれることから、エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することができる。
【0007】
また、本発明の請求項2、3に係る発明は、乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数の前記データを組み合わせたパケットを生成するパケット生成手段と、前記第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段とを備え、前記第1のデータおよび前記安全信号CRC符号を含む複数のデータから成るパケットを送信し、かつ前記安全信号CRC符号に基づくビット誤りの検出時に同一データの再送を行い、かつ、前記安全信号CRC符号生成手段のCRC生成多項式を16ビットとしたとき、前記第1のデータは16ビット以下とする構成にしてある。
【0008】
このように構成した請求項2、3に係る発明によれば、パケット生成手段は少なくともエレベータの安全に関わる第1のデータ、および安全信号CRC符号生成手段により生成された第1のデータの安全信号CRC符号を含むパケットを生成し、このパケットが乗かごとエレベータ制御装置間で送受信される。一方、受信側で安全信号CRC符号に基づきビット誤りが検出されると、同一データの再送を送信側に要求する。このように重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータに独立してCRC符号を付加してビット誤りを検出するようにしたことにより、第1のデータをより確実に送受信することができる。
【0009】
さらに、本発明の請求項4に係る発明は、乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数の前記データを組み合わせたパケットを生成可能なパケット生成手段と、前記第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段と、パケットの更新および再送を制御するパケット送信制御手段と、再送時間をカウントする再送時間カウンタと、再送回数をカウントする再送回数カウンタと、送信パケットにCRC符号を生成するCRC生成部を有する送信手段と、受信パケットCRCをチェックするCRCチェック部を有する受信手段と、受信したパケットからデータを取り出すパケット解読手段と、エレベータ停止信号を出力するエレベータ停止信号設定手段とを備え、前記パケット生成手段はそれぞれのパケットに、データの組合せに基づきパケットの重要度を示すパケット種別を設定するとともに、前記パケット送信制御手段は重要度の高いパケットの伝送異常を検出したとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる構成にしてある。
【0010】
本発明の請求項4に係る発明によれば、送信側では、パケット生成手段により、エレベータの安全に関わる第1のデータ、安全信号CRC符号、パケットの重要度を示すパケット種別を含むパケットを生成するとともに、送信手段によりCRC符号をパケットに付加し送信を行う。一方、受信側では受信手段によりCRC符合のチェックを行い、かつパケット解読手段により安全信号CRC符号のチェックを行う。このとき受信手段およびパケット解読手段でビット誤りを検出すると、同一パケットの再送要求を行う。この後、受信側からの再送要求に対してパケット送信制御手段は、再送時間カウンタおよび再送回数カウンタを介して重要度の高いパケットの伝送異常を検出すると、エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる。これにより重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。
【0011】
さらにまた、本発明の請求項5記載の発明は、前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送時間カウンタによりパケットの再送時間を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送時間を越えたとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる構成にしてある。
【0012】
このように構成した本発明の請求項5に係る発明によれば、受信側からの再送要求に対してパケット送信制御手段は、再送時間カウンタによりパケットの再送時間を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送時間を越えたことを検出すると、エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる。これにより重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。
【0013】
また、本発明の請求項6記載の発明は、前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送回数カウンタによりパケットの再送回数を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送回数を越えたとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる構成にしてある。
【0014】
このように構成した本発明の請求項6に係る発明によれば、受信側からの再送要求に対してパケット送信制御手段は、再送回数カウンタによりパケットの再送回数を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送回数を越えたことを検出すると、エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる。これにより重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。
【0015】
さらに、本発明の請求項7記載の発明は、前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送時間カウンタおよび再送回数カウンタによりパケットの再送時間および再送回数を管理し、重要度の高いパケット以外のパケットの再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令する構成にしてある。
【0016】
このように構成した本発明の請求項7に係る発明によれば、受信側からの再送要求に対してパケット送信制御手段は、前記再送時間カウンタおよび再送回数カウンタによりパケットの再送時間および再送回数を管理し、重要度の高いパケット以外のパケットの再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令しこれを送信する。これによって、重要度の高いエレベータの安全に関するデータの伝送遅延を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエレベータの伝送装置の実施形態を図に基づき説明する。
【0018】
図1は本発明のエレベータの伝送装置の一実施形態を示すブロック図、図2はエレベータ制御装置側の伝送装置に備えられるCPUの詳細を示すブロック図、図3は乗かご制御装置側の伝送装置に備えられるCPUの詳細を示すブロック図、図4はエレベータの伝送装置により伝送される複数のパケットを示す説明図、図5はエレベータの伝送装置によるデータ送信処理の手順を示すフローチャート、図6はエレベータの伝送装置によるデータ受信処理の手順を示すフローチャートである。
【0019】
本実施形態のエレベータの伝送装置2、22は図1に示すように、エレベータ制御装置1と乗かご制御装置21間で音声信号8、28、制御信号9、29および安全信号10、30に基づくデータの伝送をアンテナ3、23を介して無線にてパケット単位で行う。なお、前記の安全信号10、30はエレベータの安全に関わる第1のデータ、前記の制御信号9、29および音声信号8、28はエレベータの制御に関わる第2のデータに分類される。
【0020】
そして、エレベータ制御装置1側の伝送装置2は、エレベータ制御装置1間で各種信号、すなわちエレベータ停止信号7、音声信号8、制御信号9および安全信号10の入出力を行うバッファ11と、伝送装置2の総括的な制御を行うCPU5と、送受信データを格納するメモリ6と、送信パケットにCRC符号を生成するCRC生成部14を有する送信手段12と、受信パケットCRCをチェックするCRCチェック部15を有する受信手段13と、アンテナ3に接続され、無線によりデータの送受信を行う無線モデム4とを備えている。また、前記のCPU5は図2に示すように、少なくとも第1のデータ、すなわち安全信号10に基づくデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成可能なパケット生成手段40と、第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段42と、パケットの更新および再送を制御するパケット送信制御手段43と、再送要求に応じた同一データの再送時間をカウントする再送時間カウンタ44と、再送要求に応じた同一データの再送回数をカウントする再送回数カウンタ45と、受信したパケットからデータを取り出すパケット解読手段41と、エレベータ停止信号を出力するエレベータ停止信号設定手段46とを備えている。
【0021】
さらに、乗かご21側の伝送装置22は、乗かご制御装置21間で各種信号、すなわち音声信号28、制御信号29および安全信号30の入出力を行うバッファ31と、伝送装置22の総括的な制御を行うCPU25と、送受信データを格納するメモリ26と、送信パケットにCRC符号を生成するCRC生成部34を有する送信手段32と、受信パケットCRCをチェックするCRCチェック部35を有する受信手段33と、アンテナ23に接続され、無線によりデータの送受信を行う無線モデム24とを備えている。また、前記のCPU25は図3に示すように、少なくとも第1のデータ、すなわち安全信号30に基づくデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成可能なパケット生成手段90と、第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段92と、パケットの更新および再送を制御するパケット送信制御手段93と、再送要求に応じた同一データの再送時間をカウントする再送時間カウンタ94と、再送要求に応じた同一データの再送回数をカウントする再送回数カウンタ95と、受信したパケットからデータを取り出すパケット解読手段91とを備えている。
【0022】
また、パケット生成手段40、90により生成される第1パケット50には例えば図4に示すように、アドレス60と、再送を管理するための通信番号61と、パケットの重要度を示すパケット種別62と、安全信号10に基づく安全信号データ63と、安全信号CRC符号生成手段42により生成された安全信号CRC符号64と、制御信号9に基づく制御信号データ65と、モデムパラメータ66と、CRC生成部34により生成されたパケットCRC符号67とが含まれるとともに、第2パケット51には、アドレス70と、再送を管理するための通信番号71と、パケットの重要度を示すパケット種別72と、安全信号10に基づく安全信号データ73と、安全信号CRC符号生成手段42により生成された安全信号CRC符号74と、音声信号8に基づく音声信号データ75と、モデムパラメータ76と、CRC生成部34により生成されたパケットCRC符号77とが含まれ、かつ、第3パケット52には、アドレス80と、再送を管理するための通信番号81と、パケットの重要度を示すパケット種別82と、安全信号10に基づく安全信号データ83と、安全信号CRC符号生成手段42により生成された安全信号CRC符号84と、エレベータの制御に関わらない第3のデータに分類されるその他データ85と、モデムパラメータ86と、CRC生成部34により生成されたパケットCRC符号87とが含まれている。なお、安全信号CRC符号生成手段42、92のCRC生成多項式を16ビットとしたとき、第1のデータ、すなわち安全信号データ63、73、83は16ビット以下とする。
【0023】
さらに、受信側となるパケット解読手段41、91は、受信したパケットのアドレス60、70および80、通信番号61、71および81、パケット種別62、72および82、安全信号データ63、73および83、安全CRC符号64、74および84、制御信号データ65、音声信号データ75、その他データ85、モデムパラメータ66、76および86を解読し、安全信号CRC符号64、74および84に基づきCRCチェックを行い、ビット誤りがない場合は安全信号データ63、73、83、制御信号データ65、音声信号データ75、その他データ85をバッファ11、31に出力するとともに、ビット誤りを検出した場合は、バッファ11、31に出力せずパケット送信制御手段43、93にデータの再送要求を行う。
【0024】
また、パケット送信制御手段43、93は、再送要求に応じて同一データの再送制御を行うととも、再送時間カウンタ44および再送回数カウンタ45を起動し、再送時間または再送回数を管理する。そして、エレベータ制御装置1側のパケット送信制御手段43にあっては重要度の高い第1パケット50の再送が規定再送時間または規定再送回数を越えて発生したときエレベータ停止信号設定手段46にエレベータの停止を促す。一方、重要度の高い第1パケット50以外のパケット、すなわち第2パケット51および第3パケット52の再送が規定再送時間または規定再送回数を越えて発生したとき、再送パケットを破棄し、新規パケットの生成を指令する。
【0025】
さらに、受信手段13、33はCRCチェック手段15により受信したパケットのCRC符号67、77、87のチェックを行い、ビット誤りがない場合はメモリ6、26に受信データを格納するとともに、ビット誤りを検出すると、その受信パケットを破棄し再送要求を行う。
【0026】
次に、エレベータ制御装置1側のエレベータ伝送装置2の処理手順を図5、図6に基づき説明する。
【0027】
まず、エレベータ制御装置1から乗かご制御装置21へのデータ送信動作を図5に基づき説明する。エレベータ伝送装置2は手順S1としてエレベータ制御装置1より音声信号8、制御装置9および安全信号10をバッファ11に入力し、CPU5のパケット生成手段40により手順S2として図3に示すように第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52を生成する。このときパケット送信制御手段43は手順S3としてデータ受信手段33およびパケット解読手段41により再送要求が設定されているか判断するとともに、再送要求が設定されていないことを判断すると手順S4としてメモリ6に重要度の高いパケットから順次更新格納し、手順S11に移行する。一方、手順S3で再送要求が設定されていることを判断するとパケット送信制御手段43は手順S5としてメモリ6の内容を前回送信したパケットのまま保持するとともに、手順S6として再送時間カウンタ44および再送回数カウンタ45を起動して再送時間または再送回数をカウントし、手順S7として同一パケットの再送回数または再送時間が所定値を越えたかどうかを判断する。このとき再送回数または再送時間が所定値を越えていない場合は手順S11に移行する。また、手順S7で再送回数または再送時間が所定値を越えたことを判断すると、パケット送信制御手段43は手順S8として再送するパケットの重要度が高いかどうかをパケット種別62、72、82に基づき判断するとともに、当該パケットが重要度の高い第1パケット50である場合、手順S9としてエレベータ停止信号設定手段46を介してエレベータ停止信号7をエレベータ制御装置1に出力する。一方、手順S8で当該パケットが重要度が低い第2パケット51あるいは第3パケット52であることを判断すると、手順S10として再送パケットを破棄して新規パケットにメモリ6のデータを更新格納する。送信手段12は手順S11としてメモリ6に格納されている各パケットにCRC生成手段14によりCRC符号67、77、87を付加し、手順S12として無線モデム4およびアンテナ3を介して乗かご制御装置21側のエレベータ伝送装置22にデータの送信を行う。
【0028】
次に、エレベータ伝送装置2によるエレベータ伝送装置22から送信された第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52のデータ受信動作を図6に基づき説明する。エレベータ伝送装置2は送信手段12からデータ送信後、手順S21に示すように受信待ち状態となる。このときCPU5は手順S22として受信待ち状態が所定時間以上過ぎたかどうかを判断し、所定時間経過してもデータを受信できなかった場合、手順S23として通信エラーとみなし再送要求を設定する。一方、手順S22で所定時間内にデータを受信すると受信手段13はCRCチェック手段15により手順S24として第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52に含まれるCRC符号67、77、87のチェックを実施し、手順S25としてビット誤りが発生したかどうかを判断する。このときビット誤りが発生したことを判断すると手順S23として当該受信パケットを破棄し再送要求を設定する。一方、手順S25でビット誤りがないことが判断されると手順S26としてメモリ6に受信データを格納する。この後、パケット解読手段41は手順S27としてメモリ6に格納されたデータを解読するとともに、手順S28として安全信号CRC符号64、74、84のチェックを実施し、手順S29としてビット誤りがあるかどうかを判断する。ここでビット誤りが発生したことが判断されると手順S23として再送要求を設定するとともに、ビット誤りがないことが判断されると、手順S30としてエレベータ伝送装置22からの再送要求があるかどうかを第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52に付加された通信番号61、71、81により判断する。そして、エレベータ伝送装置22から再送要求があることが判断されると手順S23として再送要求を設定するとともに、再送要求がないことが判断されると、手順S31として第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52に基づくデータをバッファ11を介してエレベータ制御装置1に出力する。
【0029】
本発明の実施形態によれば、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータ、すなわち安全信号データ63、73、83は優先的に全てのパケットに含まれることから、エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することができる。また、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータ、すなわち安全信号データ63、73、83に独立して安全信号CRC符号64、74、84を付加してビット誤りを検出することにより、エレベータの安全に関わるデータをより確実に送受信することができる。さらに、パケット送信制御手段43は再送時間カウンタ44および再送回数カウンタ45を介して重要度の高い第1パケット50の伝送異常、すなわち第1パケット50の再送が所定の再送時間を越えたこと、および第1パケット50の再送が所定の再送回数を越えたことを検出するとエレベータを停止させることにより、重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。また、パケット送信制御手段43は重要度の高いパケット以外の第2パケット51および第3パケット52の再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令しこれを送信することにより、重要度の高いエレベータの安全に関するデータの伝送遅延を低減することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る発明によれば、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータは優先的に複数、全てのパケットに含まれることから、エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することができ、これによって、エレベータの安全性および信頼性の向上を図ることができる。
【0031】
また、本発明の請求項2、3に係る発明によれば、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータに独立してCRC符号を付加してビット誤りを検出することにより、エレベータの安全に関わるデータをより確実に送受信することができる。
【0032】
さらに、本発明の請求項4なしい6に係る発明によれば、パケット送信制御手段は再送時間カウンタおよび再送回数カウンタを介して重要度の高いパケットの伝送異常、すなわち重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送時間を越えたこと、および重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送回数を越えたことを検出するとエレベータを停止させることより、重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。
【0033】
また、本発明の請求項7に係る発明によれば、パケット送信制御手段は重要度の高いパケット以外のパケットの再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令しこれを送信することにより、重要度の高いエレベータの安全に関するデータの伝送遅延を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの伝送装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】エレベータ制御装置側の伝送装置に備えられるCPUの詳細を示すブロック図である。
【図3】乗かご制御装置側の伝送装置に備えられるCPUの詳細を示すブロック図である。
【図4】エレベータの伝送装置により伝送される複数のパケットを示す説明図である。
【図5】エレベータの伝送装置によるデータ送信処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】エレベータの伝送装置によるデータ受信処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エレベータ制御装置
2、22 エレベータ伝送装置
4、24 無線モデム
5、25 CPU
6、26 メモリ
7 エレベータ停止信号
8、28 音声信号
9、29 制御信号
10、30 安全信号
12、32 送信手段
13、33 受信手段
14、34 CRC生成手段
15、35 CRCチェック手段
21 乗かご制御装置
40、90 パケット生成手段
41、91 パケット解読手段
42、92 安全信号CRC符号生成手段
43、93 パケット送信制御手段
44、94 再送時間カウンタ
45、95 再送回数カウンタ
46 エレベータ停止信号設定手段
50 第1パケット
51 第2パケット
52 第3パケット
63、73、83 安全信号データ
64、74、84 安全信号CRC符号
67、77、87 パケットCRC符号
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータの伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信によるステータス情報と戻りデータ、又はコマンド情報と送信データという具合に、これまで別々のパケットとして送られていた複数の情報を連結して1つのパケットとして伝送することにより伝送効率を高めた伝送装置が提案されている。なお、この種のものとして特開2000−22743公報に記載されるものを挙げることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の伝送装置では、エレベータの乗かごとエレベータ制御装置間で行われるエレベータの安全に関するデータの伝送については考慮されておらず、このため重要度の高い安全に関するデータを含むパケットの伝送が他のパケットの伝送ゆえに遅延する恐れがあった。
【0004】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することのできるエレベータの伝送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の請求項1に係る発明は、乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成するパケット生成手段を備えた構成にしてある。
【0006】
このように構成した請求項1に係る発明によれば、パケット生成手段は少なくともエレベータの安全に関わる第1のデータを含むパケットを生成するとともに、他のエレベータの制御に関わる第2のデータおよびエレベータの制御に関わらない第3のデータは、第1のデータに組み合わせされパケットとして伝送される。このように、重要度の高い第1のデータは優先的に全てのパケットに含まれることから、エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することができる。
【0007】
また、本発明の請求項2、3に係る発明は、乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数の前記データを組み合わせたパケットを生成するパケット生成手段と、前記第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段とを備え、前記第1のデータおよび前記安全信号CRC符号を含む複数のデータから成るパケットを送信し、かつ前記安全信号CRC符号に基づくビット誤りの検出時に同一データの再送を行い、かつ、前記安全信号CRC符号生成手段のCRC生成多項式を16ビットとしたとき、前記第1のデータは16ビット以下とする構成にしてある。
【0008】
このように構成した請求項2、3に係る発明によれば、パケット生成手段は少なくともエレベータの安全に関わる第1のデータ、および安全信号CRC符号生成手段により生成された第1のデータの安全信号CRC符号を含むパケットを生成し、このパケットが乗かごとエレベータ制御装置間で送受信される。一方、受信側で安全信号CRC符号に基づきビット誤りが検出されると、同一データの再送を送信側に要求する。このように重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータに独立してCRC符号を付加してビット誤りを検出するようにしたことにより、第1のデータをより確実に送受信することができる。
【0009】
さらに、本発明の請求項4に係る発明は、乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数の前記データを組み合わせたパケットを生成可能なパケット生成手段と、前記第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段と、パケットの更新および再送を制御するパケット送信制御手段と、再送時間をカウントする再送時間カウンタと、再送回数をカウントする再送回数カウンタと、送信パケットにCRC符号を生成するCRC生成部を有する送信手段と、受信パケットCRCをチェックするCRCチェック部を有する受信手段と、受信したパケットからデータを取り出すパケット解読手段と、エレベータ停止信号を出力するエレベータ停止信号設定手段とを備え、前記パケット生成手段はそれぞれのパケットに、データの組合せに基づきパケットの重要度を示すパケット種別を設定するとともに、前記パケット送信制御手段は重要度の高いパケットの伝送異常を検出したとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる構成にしてある。
【0010】
本発明の請求項4に係る発明によれば、送信側では、パケット生成手段により、エレベータの安全に関わる第1のデータ、安全信号CRC符号、パケットの重要度を示すパケット種別を含むパケットを生成するとともに、送信手段によりCRC符号をパケットに付加し送信を行う。一方、受信側では受信手段によりCRC符合のチェックを行い、かつパケット解読手段により安全信号CRC符号のチェックを行う。このとき受信手段およびパケット解読手段でビット誤りを検出すると、同一パケットの再送要求を行う。この後、受信側からの再送要求に対してパケット送信制御手段は、再送時間カウンタおよび再送回数カウンタを介して重要度の高いパケットの伝送異常を検出すると、エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる。これにより重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。
【0011】
さらにまた、本発明の請求項5記載の発明は、前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送時間カウンタによりパケットの再送時間を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送時間を越えたとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる構成にしてある。
【0012】
このように構成した本発明の請求項5に係る発明によれば、受信側からの再送要求に対してパケット送信制御手段は、再送時間カウンタによりパケットの再送時間を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送時間を越えたことを検出すると、エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる。これにより重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。
【0013】
また、本発明の請求項6記載の発明は、前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送回数カウンタによりパケットの再送回数を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送回数を越えたとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる構成にしてある。
【0014】
このように構成した本発明の請求項6に係る発明によれば、受信側からの再送要求に対してパケット送信制御手段は、再送回数カウンタによりパケットの再送回数を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送回数を越えたことを検出すると、エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させる。これにより重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。
【0015】
さらに、本発明の請求項7記載の発明は、前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送時間カウンタおよび再送回数カウンタによりパケットの再送時間および再送回数を管理し、重要度の高いパケット以外のパケットの再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令する構成にしてある。
【0016】
このように構成した本発明の請求項7に係る発明によれば、受信側からの再送要求に対してパケット送信制御手段は、前記再送時間カウンタおよび再送回数カウンタによりパケットの再送時間および再送回数を管理し、重要度の高いパケット以外のパケットの再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令しこれを送信する。これによって、重要度の高いエレベータの安全に関するデータの伝送遅延を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエレベータの伝送装置の実施形態を図に基づき説明する。
【0018】
図1は本発明のエレベータの伝送装置の一実施形態を示すブロック図、図2はエレベータ制御装置側の伝送装置に備えられるCPUの詳細を示すブロック図、図3は乗かご制御装置側の伝送装置に備えられるCPUの詳細を示すブロック図、図4はエレベータの伝送装置により伝送される複数のパケットを示す説明図、図5はエレベータの伝送装置によるデータ送信処理の手順を示すフローチャート、図6はエレベータの伝送装置によるデータ受信処理の手順を示すフローチャートである。
【0019】
本実施形態のエレベータの伝送装置2、22は図1に示すように、エレベータ制御装置1と乗かご制御装置21間で音声信号8、28、制御信号9、29および安全信号10、30に基づくデータの伝送をアンテナ3、23を介して無線にてパケット単位で行う。なお、前記の安全信号10、30はエレベータの安全に関わる第1のデータ、前記の制御信号9、29および音声信号8、28はエレベータの制御に関わる第2のデータに分類される。
【0020】
そして、エレベータ制御装置1側の伝送装置2は、エレベータ制御装置1間で各種信号、すなわちエレベータ停止信号7、音声信号8、制御信号9および安全信号10の入出力を行うバッファ11と、伝送装置2の総括的な制御を行うCPU5と、送受信データを格納するメモリ6と、送信パケットにCRC符号を生成するCRC生成部14を有する送信手段12と、受信パケットCRCをチェックするCRCチェック部15を有する受信手段13と、アンテナ3に接続され、無線によりデータの送受信を行う無線モデム4とを備えている。また、前記のCPU5は図2に示すように、少なくとも第1のデータ、すなわち安全信号10に基づくデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成可能なパケット生成手段40と、第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段42と、パケットの更新および再送を制御するパケット送信制御手段43と、再送要求に応じた同一データの再送時間をカウントする再送時間カウンタ44と、再送要求に応じた同一データの再送回数をカウントする再送回数カウンタ45と、受信したパケットからデータを取り出すパケット解読手段41と、エレベータ停止信号を出力するエレベータ停止信号設定手段46とを備えている。
【0021】
さらに、乗かご21側の伝送装置22は、乗かご制御装置21間で各種信号、すなわち音声信号28、制御信号29および安全信号30の入出力を行うバッファ31と、伝送装置22の総括的な制御を行うCPU25と、送受信データを格納するメモリ26と、送信パケットにCRC符号を生成するCRC生成部34を有する送信手段32と、受信パケットCRCをチェックするCRCチェック部35を有する受信手段33と、アンテナ23に接続され、無線によりデータの送受信を行う無線モデム24とを備えている。また、前記のCPU25は図3に示すように、少なくとも第1のデータ、すなわち安全信号30に基づくデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成可能なパケット生成手段90と、第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段92と、パケットの更新および再送を制御するパケット送信制御手段93と、再送要求に応じた同一データの再送時間をカウントする再送時間カウンタ94と、再送要求に応じた同一データの再送回数をカウントする再送回数カウンタ95と、受信したパケットからデータを取り出すパケット解読手段91とを備えている。
【0022】
また、パケット生成手段40、90により生成される第1パケット50には例えば図4に示すように、アドレス60と、再送を管理するための通信番号61と、パケットの重要度を示すパケット種別62と、安全信号10に基づく安全信号データ63と、安全信号CRC符号生成手段42により生成された安全信号CRC符号64と、制御信号9に基づく制御信号データ65と、モデムパラメータ66と、CRC生成部34により生成されたパケットCRC符号67とが含まれるとともに、第2パケット51には、アドレス70と、再送を管理するための通信番号71と、パケットの重要度を示すパケット種別72と、安全信号10に基づく安全信号データ73と、安全信号CRC符号生成手段42により生成された安全信号CRC符号74と、音声信号8に基づく音声信号データ75と、モデムパラメータ76と、CRC生成部34により生成されたパケットCRC符号77とが含まれ、かつ、第3パケット52には、アドレス80と、再送を管理するための通信番号81と、パケットの重要度を示すパケット種別82と、安全信号10に基づく安全信号データ83と、安全信号CRC符号生成手段42により生成された安全信号CRC符号84と、エレベータの制御に関わらない第3のデータに分類されるその他データ85と、モデムパラメータ86と、CRC生成部34により生成されたパケットCRC符号87とが含まれている。なお、安全信号CRC符号生成手段42、92のCRC生成多項式を16ビットとしたとき、第1のデータ、すなわち安全信号データ63、73、83は16ビット以下とする。
【0023】
さらに、受信側となるパケット解読手段41、91は、受信したパケットのアドレス60、70および80、通信番号61、71および81、パケット種別62、72および82、安全信号データ63、73および83、安全CRC符号64、74および84、制御信号データ65、音声信号データ75、その他データ85、モデムパラメータ66、76および86を解読し、安全信号CRC符号64、74および84に基づきCRCチェックを行い、ビット誤りがない場合は安全信号データ63、73、83、制御信号データ65、音声信号データ75、その他データ85をバッファ11、31に出力するとともに、ビット誤りを検出した場合は、バッファ11、31に出力せずパケット送信制御手段43、93にデータの再送要求を行う。
【0024】
また、パケット送信制御手段43、93は、再送要求に応じて同一データの再送制御を行うととも、再送時間カウンタ44および再送回数カウンタ45を起動し、再送時間または再送回数を管理する。そして、エレベータ制御装置1側のパケット送信制御手段43にあっては重要度の高い第1パケット50の再送が規定再送時間または規定再送回数を越えて発生したときエレベータ停止信号設定手段46にエレベータの停止を促す。一方、重要度の高い第1パケット50以外のパケット、すなわち第2パケット51および第3パケット52の再送が規定再送時間または規定再送回数を越えて発生したとき、再送パケットを破棄し、新規パケットの生成を指令する。
【0025】
さらに、受信手段13、33はCRCチェック手段15により受信したパケットのCRC符号67、77、87のチェックを行い、ビット誤りがない場合はメモリ6、26に受信データを格納するとともに、ビット誤りを検出すると、その受信パケットを破棄し再送要求を行う。
【0026】
次に、エレベータ制御装置1側のエレベータ伝送装置2の処理手順を図5、図6に基づき説明する。
【0027】
まず、エレベータ制御装置1から乗かご制御装置21へのデータ送信動作を図5に基づき説明する。エレベータ伝送装置2は手順S1としてエレベータ制御装置1より音声信号8、制御装置9および安全信号10をバッファ11に入力し、CPU5のパケット生成手段40により手順S2として図3に示すように第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52を生成する。このときパケット送信制御手段43は手順S3としてデータ受信手段33およびパケット解読手段41により再送要求が設定されているか判断するとともに、再送要求が設定されていないことを判断すると手順S4としてメモリ6に重要度の高いパケットから順次更新格納し、手順S11に移行する。一方、手順S3で再送要求が設定されていることを判断するとパケット送信制御手段43は手順S5としてメモリ6の内容を前回送信したパケットのまま保持するとともに、手順S6として再送時間カウンタ44および再送回数カウンタ45を起動して再送時間または再送回数をカウントし、手順S7として同一パケットの再送回数または再送時間が所定値を越えたかどうかを判断する。このとき再送回数または再送時間が所定値を越えていない場合は手順S11に移行する。また、手順S7で再送回数または再送時間が所定値を越えたことを判断すると、パケット送信制御手段43は手順S8として再送するパケットの重要度が高いかどうかをパケット種別62、72、82に基づき判断するとともに、当該パケットが重要度の高い第1パケット50である場合、手順S9としてエレベータ停止信号設定手段46を介してエレベータ停止信号7をエレベータ制御装置1に出力する。一方、手順S8で当該パケットが重要度が低い第2パケット51あるいは第3パケット52であることを判断すると、手順S10として再送パケットを破棄して新規パケットにメモリ6のデータを更新格納する。送信手段12は手順S11としてメモリ6に格納されている各パケットにCRC生成手段14によりCRC符号67、77、87を付加し、手順S12として無線モデム4およびアンテナ3を介して乗かご制御装置21側のエレベータ伝送装置22にデータの送信を行う。
【0028】
次に、エレベータ伝送装置2によるエレベータ伝送装置22から送信された第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52のデータ受信動作を図6に基づき説明する。エレベータ伝送装置2は送信手段12からデータ送信後、手順S21に示すように受信待ち状態となる。このときCPU5は手順S22として受信待ち状態が所定時間以上過ぎたかどうかを判断し、所定時間経過してもデータを受信できなかった場合、手順S23として通信エラーとみなし再送要求を設定する。一方、手順S22で所定時間内にデータを受信すると受信手段13はCRCチェック手段15により手順S24として第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52に含まれるCRC符号67、77、87のチェックを実施し、手順S25としてビット誤りが発生したかどうかを判断する。このときビット誤りが発生したことを判断すると手順S23として当該受信パケットを破棄し再送要求を設定する。一方、手順S25でビット誤りがないことが判断されると手順S26としてメモリ6に受信データを格納する。この後、パケット解読手段41は手順S27としてメモリ6に格納されたデータを解読するとともに、手順S28として安全信号CRC符号64、74、84のチェックを実施し、手順S29としてビット誤りがあるかどうかを判断する。ここでビット誤りが発生したことが判断されると手順S23として再送要求を設定するとともに、ビット誤りがないことが判断されると、手順S30としてエレベータ伝送装置22からの再送要求があるかどうかを第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52に付加された通信番号61、71、81により判断する。そして、エレベータ伝送装置22から再送要求があることが判断されると手順S23として再送要求を設定するとともに、再送要求がないことが判断されると、手順S31として第1パケット50、第2パケット51および第3パケット52に基づくデータをバッファ11を介してエレベータ制御装置1に出力する。
【0029】
本発明の実施形態によれば、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータ、すなわち安全信号データ63、73、83は優先的に全てのパケットに含まれることから、エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することができる。また、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータ、すなわち安全信号データ63、73、83に独立して安全信号CRC符号64、74、84を付加してビット誤りを検出することにより、エレベータの安全に関わるデータをより確実に送受信することができる。さらに、パケット送信制御手段43は再送時間カウンタ44および再送回数カウンタ45を介して重要度の高い第1パケット50の伝送異常、すなわち第1パケット50の再送が所定の再送時間を越えたこと、および第1パケット50の再送が所定の再送回数を越えたことを検出するとエレベータを停止させることにより、重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。また、パケット送信制御手段43は重要度の高いパケット以外の第2パケット51および第3パケット52の再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令しこれを送信することにより、重要度の高いエレベータの安全に関するデータの伝送遅延を低減することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る発明によれば、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータは優先的に複数、全てのパケットに含まれることから、エレベータの安全に関わるデータを確実かつ迅速に伝送することができ、これによって、エレベータの安全性および信頼性の向上を図ることができる。
【0031】
また、本発明の請求項2、3に係る発明によれば、重要度の高いエレベータの安全に関わる第1のデータに独立してCRC符号を付加してビット誤りを検出することにより、エレベータの安全に関わるデータをより確実に送受信することができる。
【0032】
さらに、本発明の請求項4なしい6に係る発明によれば、パケット送信制御手段は再送時間カウンタおよび再送回数カウンタを介して重要度の高いパケットの伝送異常、すなわち重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送時間を越えたこと、および重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送回数を越えたことを検出するとエレベータを停止させることより、重要度の高いパケットの伝送異常によるエレベータの誤制御を防止することができる。
【0033】
また、本発明の請求項7に係る発明によれば、パケット送信制御手段は重要度の高いパケット以外のパケットの再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令しこれを送信することにより、重要度の高いエレベータの安全に関するデータの伝送遅延を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの伝送装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】エレベータ制御装置側の伝送装置に備えられるCPUの詳細を示すブロック図である。
【図3】乗かご制御装置側の伝送装置に備えられるCPUの詳細を示すブロック図である。
【図4】エレベータの伝送装置により伝送される複数のパケットを示す説明図である。
【図5】エレベータの伝送装置によるデータ送信処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】エレベータの伝送装置によるデータ受信処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エレベータ制御装置
2、22 エレベータ伝送装置
4、24 無線モデム
5、25 CPU
6、26 メモリ
7 エレベータ停止信号
8、28 音声信号
9、29 制御信号
10、30 安全信号
12、32 送信手段
13、33 受信手段
14、34 CRC生成手段
15、35 CRCチェック手段
21 乗かご制御装置
40、90 パケット生成手段
41、91 パケット解読手段
42、92 安全信号CRC符号生成手段
43、93 パケット送信制御手段
44、94 再送時間カウンタ
45、95 再送回数カウンタ
46 エレベータ停止信号設定手段
50 第1パケット
51 第2パケット
52 第3パケット
63、73、83 安全信号データ
64、74、84 安全信号CRC符号
67、77、87 パケットCRC符号
Claims (7)
- 乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、
伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成可能なパケット生成手段を備えたことを特徴とするエレベータのデータ伝送装置。 - 乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、
伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数の前記データを組み合わせたパケットを生成するパケット生成手段と、前記第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段とを備え、前記第1のデータおよび前記安全信号CRC符号を含む複数のデータから成るパケットを送信し、かつ前記安全信号CRC符号に基づくビット誤りの検出時に同一データの再送を行うことを特徴とするエレベータのデータ伝送装置。 - 前記安全信号CRC符号生成手段のCRC生成多項式を16ビットとしたとき、前記第1のデータは16ビット以下とすることを特徴とする請求項2記載のエレベータのデータ伝送装置。
- 乗かごとエレベータ制御装置間のデータ伝送をパケット単位で行うエレベータのデータ伝送装置において、
伝送するデータを、エレベータの安全に関わる第1のデータと、エレベータの制御に関わる第2のデータと、エレベータの制御に関わらない第3のデータとに分割するとともに、少なくとも前記第1のデータを含む複数の前記データを組み合わせたパケットを生成可能なパケット生成手段と、前記第1のデータの安全信号CRC符号を生成する安全信号CRC符号生成手段と、パケットの更新および再送を制御するパケット送信制御手段と、再送時間をカウントする再送時間カウンタと、再送回数をカウントする再送回数カウンタと、送信パケットにCRC符号を生成するCRC生成部を有する送信手段と、受信パケットCRCをチェックするCRCチェック部を有する受信手段と、受信したパケットからデータを取り出すパケット解読手段と、エレベータ停止信号を出力するエレベータ停止信号設定手段とを備え、前記パケット生成手段はそれぞれのパケットに、データの組合せに基づきパケットの重要度を示すパケット種別を設定するとともに、前記パケット送信制御手段は重要度の高いパケットの伝送異常を検出したとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させることを特徴とするエレベータのデータ伝送装置。 - 前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送時間カウンタによりパケットの再送時間を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送時間を越えたとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させることを特徴とする請求項4記載のエレベータのデータ伝送装置。
- 前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送回数カウンタによりパケットの再送回数を管理し、重要度の高い同一パケットの再送が所定の再送回数を越えたとき前記エレベータ停止信号設定手段にエレベータ停止信号の出力を促しエレベータを停止させることを特徴とする請求項4記載のエレベータのデータ伝送装置。
- 前記エレベータ制御装置側の前記パケット送信制御手段は、前記再送時間カウンタおよび再送回数カウンタによりパケットの再送時間および再送回数を管理し、重要度の高いパケット以外のパケットの再送要求が所定の再送時間または所定の再送回数を越えて発生したとき当該パケットを破棄するとともに、新規パケットの生成を指令することを特徴とした請求項4記載のエレベータのデータ伝送装置。
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