JP2017137183A - 制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】より効率的に複数の制御装置間の通信を行うことのできる制御システムを提供する。【解決手段】制御システム100は、第1の通信路及び第2の通信路に接続された第1の制御ユニット300と、第1の通信路及び第2の通信路に接続された第2の制御ユニット200と、を備え、第1の制御ユニットは、第1の通信路101を用いて、第1の通信データ、第2の通信データ及び第3の通信データの通信を行うと共に、第2の通信路102を用いて、第1の通信データ、第2の通信データ及び第4の通信データの通信を行い、第1の通信路又は第2の通信路のいずれか一方が使用できない場合に、他方の通信路により第1の通信データ、第2の通信データ及び第3の通信データの通信を行い、第4の通信データの通信を行わない通信制御部310を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、制御システムに関し、例えば、ビルなどに設置されるエレベータ装置の他、自動車等の複数の制御装置を含む制御システムに適用して好適なものである。
近年、エレベータ装置や自動車等のように、複数の制御装置を含むようなシステムにおいては、通信ネットワークを介して複数の制御装置を互いに接続することにより、より効率的な制御を行うようになっている。このようなシステムは、IoT(Internet of Things)等の用語に表されるように、更にインターネットに接続されて、より多くの情報を処理することが望まれている。
特許文献1は、エレベータシステムにおける、かごと制御盤との通信において、ネットワークと個別通信線とで接続することについて開示している。
特開2013−180857号公報
このような複数の制御装置を含む制御システムにおいて、より多くの情報を処理することは利用者の利便性を向上させる。例えば、エレベータのかご内のモニタにその建物の案内やニュースを表示することは、乗っている間の時間をより快適に過ごすことができると共に、有益な情報を得ることができる。
しかしながら、このような情報のデータ容量は大きく、これを提供するためには、通信容量を拡大させる必要があるが、これは設備費用の増加につながってしまうと共に、保守費用の増加にも繋がる。また、通信容量の拡大が全くない場合には、エレベータの制御や安全性に関わるデータの通信遅延に繋がるおそれがある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、より効率的に複数の制御装置間の通信を行うことのできる制御システムを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明の制御システムは、第1の通信路及び第2の通信路に接続された第1の制御ユニットと、前記第1の通信路及び前記第2の通信路に接続された第2の制御ユニットと、を備え、前記第1の制御ユニットは、前記第1の通信路を用いて、第1の通信データ、第2の通信データ及び第3の通信データの通信を行うと共に、前記第2の通信路を用いて、前記第1の通信データ、前記第2の通信データ及び前記第4の通信データの通信を行い、前記第1の通信路又は前記第2の通信路のいずれか一方が使用できない場合に、他方の通信路により前記第1の通信データ、前記第2の通信データ及び前記第3の通信データの通信を行い、前記第4の通信データの通信を行わない通信制御部を有する、制御システムである。
本発明によれば、制御システムは、より効率的に複数の制御装置間の通信を行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る制御システムについて概略的に示すブロック図である。 図1の制御システムの詳細な構成を示す図である。 図2の通信制御部が、第1の通信路及び第2の通信路を用いて行う通信について示すタイミングチャートである。 第2の通信路の通信が不能となった場合について示すタイミングチャートである。 第1の通信路の通信が不能となった場合について示すタイミングチャートである。 本実施の形態の変形例に係る群管理ユニットについて示すブロック図である。 変形例に係る群管理ユニットを用いて、第1の通信路及び第2の通信路の通信を行った場合について示すタイミングチャートである。 変形例に係る群管理ユニットを用いた場合における割込み制御について示すタイミングチャートである。 変形例に係る群管理ユニットを用いた場合における割込み制御について示すタイミングチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。以下の説明において、同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)本実施の形態による制御システム100の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る制御システム100について概略的に示すブロック図である。この図に示されるように、制御システム100は、建造物10において、低層区間20の昇降路群21のそれぞれを昇降する乗りかご25〜27の運行を統括的に制御する群管理ユニット(第1の制御ユニット)200と、高層区間30の昇降路群31のそれぞれを昇降する乗りかご35〜37の運行を統括的に制御する群管理ユニット(第2の制御ユニット)300と、群管理ユニット200及び群管理ユニット300との間の通信をおこなう第1の通信路101及び第2の通信路102と、を有している。ここで、群管理ユニット200及び300は、直接又は間接的に広域ネットワーク60に接続されていてもよい。また、説明のために本実施の形態において、各昇降路群21,31は3つの昇降路を有することとしているが、1つ、2つや4つ以上の昇降路群であってもよい。また、第1の通信路101及び第2の通信路102は、有線接続であっても無線接続であってもよい。
図2は、制御システム100の詳細な構成を示す図である。この図に示されるように、高層区間30は、群管理ユニット300の他に、昇降路群31の各昇降路の乗りかご35〜37の運行を制御する運行制御ユニット51〜53を有している。また、低層区間20も高層区間30と同様に、群管理ユニット200の他に、昇降路群21の各昇降路の乗りかご25〜27の運行を制御する運行制御ユニット41〜43を有している。
以下、群管理ユニット300の構成について説明する。なお、群管理ユニット200の構成は、群管理ユニット300と同様の構成であるため、群管理ユニット200の構成の説明は省略する。群管理ユニット300は、複数の乗りかご35〜37の運行の統括制御や、乗りかご35〜37の待ち時間を短縮するための学習処理を実行する群管理制御部361と、運行制御ユニット51〜53との通信制御を実行する運行用通信部362と、第1の通信路101及び第2の通信路102で接続される他の群管理ユニット200との通信制御を実行する通信制御部310と、を有している。
通信制御部310は、第1の通信路101と接続される第1の通信ポート321と、第2の通信路102と接続される第2の通信ポート322と、第1の通信ポート321を介してデータの送受信を行う第1のデータ送受信部330と、第2の通信ポート322を介してデータの送受信を行う第2のデータ送受信部340と、群管理制御部361並びに第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340と接続され、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340の両方で受信した通信データが一致するかどうかを比較して自身のバッファに格納する受信データ比較部353と、群管理制御部361並びに第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340と接続され、群管理制御部361などで扱うデータを自身のバッファに格納し、バッファに格納されたデータを第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340の両方に転送する送信データ分割部352と、群管理制御部361並びに第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340と接続され、他の通信データの通信中に割り込んでませて第1の通信路101及び第2の通信路102のいずれか、あるいは、両方に送信させる割込送信制御部351と、を備える。ここで、群管理ユニット200は、この他にモータ制御ユニットやかご制御ユニットを備えるが、ここでは説明を省略する。
なお、本実施の形態では、群管理ユニット200及び群管理ユニット300の2つの群管理ユニットにより、制御システム100としているが、2つに限られることなく、3つ以上の群管理ユニットを接続するものであってもよい。更に、エレベータ装置の群管理ユニットに限ることなく、複数の制御ユニットを少なくとも第1の通信経路及び第2の通信経路で接続するものであればよい。ここで、第1の通信路101と、第2の通信路102は、送受信可能であれば、全二重接続であっても、半二重接続であってもよい。また、群管理ユニット300は、通信制御部310、群管理制御部361及び運行用通信部362を有するものとして記載しているが、これらを有していなくてもよく、第1の通信路及び第2の通信路を用いて通信を行うものであればよい。
(2)通信制御部により処理される通信データ
次に、通信制御部310により処理される通信の通信データについて説明する。第1の通信路101及び第2の通信路102は、少なくとも第1の通信データD1、第2の通信データD2、第3の通信データD3及び第4の通信データD4の通信に用いられる。例えば、第1の通信データD1は、最も高い応答性と、最も高い信頼性が求められるが、通信のデータ量は少ないためネットワークの伝送容量は要求されないデータとすることができる。例えば、本実施の形態においては、第1の通信データD1は、故障情報およびアラーム情報等の緊急データや、ネットワークで接続された複数の群管理ユニット300の群管理制御部361同士が、正確な時刻同期をとって処理を行うための同期制御データなどを通信するデータとすることができる。
また、第2の通信データD2は、応答性は求められないが、高い信頼性が要求され、群管理ユニット300などの通信対象の増加に伴って、ネットワークの伝送容量が多く要求されるデータとすることができる。例えば、本実施の形態においては、第2の通信データD2は、群管理ユニット300による運行制御ユニット51〜53の統括制御や、運行制御ユニット51〜53の乗りかご35〜37の運行制御に用いる設定データなどを通信するデータとすることができる。また、第2の通信データD2は周期的に通信が行われるデータとすることができる。
第3の通信データD3は、高い応答性が求められるが、常にデータが更新されるため1回の通信に対する信頼性は要求されず、群管理ユニット300などの通信対象の増加や、システム全体の制御性能の向上、機能拡張に伴って、ネットワークの伝送容量が多く要求されるデータとすることができる。例えば、本実施の形態においては、第3の通信データD3は、群管理ユニット300による運行制御ユニット51〜53の統括制御や、運行制御ユニット51〜53の乗りかご35〜37の運行制御自体に用いる、システム稼働中に短い周期で常に更新される制御データなどを通信するデータとすることができる。また、第3の通信データD3は周期的に通信が行われるデータとすることができる。
第4の通信データD4は、他の通信データと比べて応答性、信頼性ともに低くてもよいが、通信のデータ量が大きいため、ネットワーク伝送量が最も多く要求されるデータとすることができる。例えば、本実施の形態においては、第4の通信データD4は、群管理ユニット300の統括制御用の学習データや、搭乗フロアや、乗りかご35〜37内のモニターに表示するための画像データなどを通信するデータとすることができる。以上、各通信データの内容をそれぞれ例示したが、第1の通信データD1〜第4の通信データD4は、要求される通信性能により適宜定めることができる。
(3)通信制御部による制御
図3は、群管理ユニット300が、群管理ユニット200に対して、第1の通信路101及び第2の通信路102を用いて行う通信について示すタイミングチャートである。ここでは例示的に、群管理ユニット300の群管理ユニット200に対する通信として説明するが、群管理ユニット300の群管理ユニット200に対する通信であってもよく、また、通信の語は送信だけでなく受信も含む意味で用いている。このタイミングチャートに示されるように、通信制御部310は、時刻T1において、データ更新のイベントE1が発生した際に、第1の通信データD1の通信を第1の通信路101及び第2の通信路102の両方を用いて行う。ここで第1の通信データD1は、送信データ分割部352により、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340の両方に転送され、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340は、それぞれ第1の通信ポート321及び第2の通信ポート322から、それぞれ第1の通信路101及び第2の通信路102を介して第1の通信データD1を送信する。
次に、第1の通信データD1の受信時の処理について、第1の通信路101及び第2の通信路102を介して群管理ユニット300で受信された場合を例に説明する。通信制御部310の第1の通信ポート321及び第2の通信ポート322を介して第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340で受信された第1の通信データD1は、受信データ比較部353に転送され、受信データ比較部353は、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340で受信された第1の通信データD1が一致するかどうかを確認する。
また、通信制御部310は、第2の通信データD2の通信を第1の通信路101及び第2の通信路102の両方を用いて行う。ここで第2の通信データD2は、送信データ分割部352により、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340の両方に転送され、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340は、それぞれ第1の通信ポート321及び第2の通信ポート322から、第1の通信路101及び第2の通信路102を介して第2の通信データD2を送信する。ここで、通信制御部310は、第2の通信データD2を周期TI2で送信することとしている。
第1の通信データD1の場合と同様に、例えば、第2の通信データD2が、群管理ユニット300で受信されたとすると、通信制御部310の第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340で受信された第2の通信データD2は、受信データ比較部353に転送され、受信データ比較部353は、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340で受信された第1の通信データD1が一致するかどうかを確認する。
また、通信制御部310は、第3の通信データD3の通信を第1の通信路101を用いて行う。第3の通信データD3は、第1のデータ送受信部330に転送され、第1のデータ送受信部330は、第1の通信ポート321から、第1の通信路101を介して第3の通信データD3を送信する。ここで、通信制御部310は、第3の通信データD3を周期TI3で送信することとしている。
また、通信制御部310は、図3の時刻T2に示されるように、データ更新のイベントE4が発生した際に、第4の通信データD4の通信を第2の通信路102を用いて行う。ここで第4の通信データD4は、第2のデータ送受信部340に転送され、第2のデータ送受信部340は、第2の通信ポート322から第2の通信路102を介して第4の通信データD4を送信する。このとき、通信制御部310は、第4の通信データD4の通信時間が、周期的に通信される第2の通信データD2の通信間隔TI22を超える場合、この通信間隔TI22以下の通信時間で第4の通信データD4を分割して送信を行うこととしてもよい。また、第2の通信データD2の通信中に、イベントD4が発生した場合においても、第2の通信データD2の通信は継続され、第2の通信データD2の通信完了後に第4の通信データD4の通信が開始される。
ここで、第3の通信データD3の通信中又は第4の通信データD4の通信中にイベントE1が発生した場合の処理について説明する。図3の時刻T3に示されるように、第3の通信データD3の通信中又は第4の通信データD4の通信中にイベントE1が発生した場合には、通信制御部310は、第3の通信データD3及び第4の通信データD4の通信を中断し、第1の通信データD1の通信を優先させる。具体的には、割込送信制御部351が、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340に対し、転送中断データDSを送信するように指示し、第1のデータ送受信部330及び第2のデータ送受信部340は、それぞれ第1の通信ポート321及び第2の通信ポート322、並びに第1の通信路101及び第2の通信路102を介して、転送中断データDSを送信する。転送中断データDSの送信後、第1の通信路101及び第2の通信路102を介して、第1の通信データD1の送信を行い、第1の通信データD1の送信完了後に、中断した第3の通信データD3及び第4の通信データD4の通信を最初から送信する。この際に、次回の第2の通信データD2の通信の開始までの時間TI23が、第3の通信データD3の通信時間を超える場合、又は第4の通信データD4の通信時間を超える場合、この時間TI23の通信時間で終了する単位(後述の「周期分割データ」)に、それぞれ第3の通信データD3、又は第4の通信データD4を分割して送信することとしてもよい。
第3の通信データD3及び第4の通信データD4の通信中のタイミングにイベントE1を発生した場合について説明したが、第2の通信データD2の通信中のタイミングにイベントE1が発生した場合についても同様の処理により、第1の通信データD1の通信を優先することができる。ここで、第4の通信データD4は、イベントE4により通信を開始するものとしたが、第4の通信データD4についても周期的に通信を開始するものとしてもよい。
図4及び5は、それぞれ第2の通信路102及び第1の通信路101の通信が不能となった場合について示すタイミングチャートである。図4に示されるように、通信制御部310は、第2の通信路102が通信不能となった後(時刻T41)、第1の通信路101のみを用いて、第1の通信データD1、第2の通信データD2、第3の通信データD3の通信を継続し、第4の通信データD4の通信は行わないこととしている。また、図5に示されるように、通信制御部310は、第1の通信路101が通信不能となった際(時刻T42)、第2の通信路102において第4の通信データD4を転送中の場合には、転送中断データDSを第2の通信路102を介して転送して通信を中断させ、第2の通信路102のみを用いて、第1の通信データD1、第2の通信データD2及び第3の通信データD3の通信を継続し、第4の通信データD4の通信は行わないこととしている。
(4)本実施の形態の効果
従来は、通信路に通信不能等の異常が発生し、乗りかご25〜27及び35〜37の乗継ぎ制御の制御性能を落としてエレベータシステムの縮退運転を行い、効率を犠牲にして制御を行うおそれがあった。本実施の形態によれば、第1の通信路101及び第2の通信路102のどちらか一方に異常が発生し通信不能となっても、より必要性の高い情報である第1の通信データD1、第2の通信データD2及び第3の通信データD3に通信を絞り込むため、一方の通信路のみで転送するものの通信性能の低下を抑制でき、乗りかご25〜27及び35〜37の乗継ぎ制御の制御性能等を維持することができる。したがって、複数の通信路のうちの一部が使用不能となった場合であっても、より効率的に複数の制御装置間の通信を行うことができる。
また、本実施の形態においては、通信路を効率よく使用することができるため、ネットワークの通信容量を向上できる。このため、例えば、複数の群管理ユニット300を用いた高層区間30と低層区間20の間の移動時における乗りかご25〜27及び35〜37の乗継ぎの効率化や、複数の群管理ユニットでの学習データを共有した乗りかご25〜27及び35〜37の割り当て制御での待ち時間の短縮などの制御性能を向上することができる。また、広域ネットワーク60や、ゲートや、センサ、モニタ、カメラなどの外部機器との接続などによる群管理ユニット300の機能拡張を実現することができる。
なお、図4及び図5では、いずれかの通信路の異常が発生した際に、第4の通信データD4の通信を停止しているが、通信が可能な通信路の通信の空き時間を利用して、第4の通信データD4の通信をおこなうこととしてもよい。また、通信路における通信不能の検出に関しては、アラーム情報による通知その他通信プロトコルでの既知な手法等で検出するとすることができる。
また、本実施の形態においては、第1の通信路101及び第2の通信路102を用いた通信を群管理ユニット200及び300間の通信に適用したが、群管理ユニット300と運行制御ユニット51〜53との通信や、運行制御ユニット51〜53同士の通信や、その他、モータ制御ユニットやかご制御ユニットに係る通信に適用することができる。
(5)本実施の形態の変形例
図6は、上述の実施の形態の変形例に係る群管理ユニット400について示すブロック図であり、図7は、群管理ユニット400を用いて、第1の通信路101及び第2の通信路102の通信を行った場合について示すタイミングチャートである。群管理ユニット400は、通信制御部410が送信時間管理部454を有する点で図2の群管理ユニット300と異なっている。送信時間管理部454は、第4の通信データD4の残りの送信時間を監視する。図7に示されるように、第2の通信データD2及び第3の通信データD3は、それぞれ分割時間TI21及び分割時間TI31となるように、例えばそれぞれm及びn個の通信単位である許容時間分割データ(D2−1〜D2−n、D3−1〜D3−m)に分割して送信される。ここで、分割時間TI21及び分割時間TI31は、第1の通信データD1がデータ更新のイベントE1発生後から送信が開始されるまでの時間の最大の許容時間である応答許容時間TI10以下に設定される。また、第4の通信データD4は、第2の通信データD2の通信間隔TI22以下の時間である分割時間TI41の通信単位である周期分割データ(D4−1、D4−2・・・)に分割されて送信される。
図8及び9は、群管理ユニット400を用いた場合における割込み制御について示すタイミングチャートである。図8に示されるように、まず第1の通信路101において、第3の通信データD3の2番目の許容時間分割データD3−2の送信中においてイベントE1が発生したとすると、通信制御部410の割込送信制御部351は、第3の通信データD3の2番目の許容時間分割データD3−2の送信の終了後に、第1の通信データD1の送信を行い、第1の通信データD1の送信完了後、第3の通信データD3の3番目の許容時間分割データD3−3から送信を再開する。
また、このイベントE1が、第2の通信路102において、第4の通信データD4の最初の周期分割データD4−1で発生していたとすると、送信時間管理部454はデータ送受信部340に対して、第4の通信データD4の最初の周期分割データD4−1の送信完了までの残り時間TI40を通知し、データ送受信部340は、残り時間TI40が応答許容時間TI10より大きいことから、転送中断データDSを送信し、続けて第1の通信データD1を送信する。第1の通信データD1の送信が完了すると、第4の通信データD4の最初の周期分割データD4−1の最初から送信を再開する。
図9では、第1の通信路101において、イベントE1が発生するタイミングは、図8と同様に、第3の通信データD3の2番目の許容時間分割データD3−2の送信中であるため、説明を省略する。第2の通信路102におけるイベントE1が発生するタイミングは、図8と同様、第4の通信データD4の最初の周期分割データD4−1で発生しているが、送信時間管理部454から通知される残り時間T140は、応答許容時間TI10より小さいことから、データ送受信部340は、分割データD−1の送信が完了してから、第1の通信データD1を送信する。第1の通信データD1の送信が完了すると、第4の通信データD4の2番目の周期分割データD4−2から送信を再開する。
なお、図8及び図9の変形例では、第3の通信データD3及び第4の通信データD4が通信中の場合に、イベントE1が発生した場合について示したが、第2の通信データD2が通信中の場合であっても、第3の通信データD3と同様の通信制御を用いることができる。
上述のような通信制御を用いることにより、図2の群管理ユニット300の構成による実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、ネットワーク通信の応答性や、通信周期などの通信性能を担保できるため、群管理ユニットを更に増やしたり、ゲートや、センサ、モニタ、カメラなどの外部機器の追加した場合に対しても、乗りかご35〜37の乗り継ぎなどのエレベータシステムの根幹となる制御性能を維持することができる。
本発明は、例えば、ビルなどに設置されるエレベータ装置の他、自動車等の複数の制御装置を含むシステムに適用することができる。
10 建造物、20 低層区間、21 昇降路群、30 高層区間、31 昇降路群、41 運行制御ユニット、51 運行制御ユニット、60 広域ネットワーク、100 制御システム、101 第1の通信路、102 第2の通信路、200 群管理ユニット、300 群管理ユニット、310 通信制御部、321 第1の通信ポート、322 第2の通信ポート、330 第1のデータ送受信部、340 第2のデータ送受信部、351 割込送信制御部、352 送信データ分割部、353 受信データ比較部、361 群管理制御部、362 運行用通信部、400 群管理ユニット、410 通信制御部、454 送信時間管理部

Claims (7)

  1. 第1の通信路及び第2の通信路に接続された第1の制御ユニットと、
    前記第1の通信路及び前記第2の通信路に接続された第2の制御ユニットと、を備え、
    前記第1の制御ユニットは、前記第1の通信路を用いて、第1の通信データ、第2の通信データ及び第3の通信データの通信を行うと共に、前記第2の通信路を用いて、前記第1の通信データ、前記第2の通信データ及び前記第4の通信データの通信を行い、前記第1の通信路又は前記第2の通信路のいずれか一方が使用できない場合に、他方の通信路により前記第1の通信データ、前記第2の通信データ及び前記第3の通信データの通信を行い、前記第4の通信データの通信を行わない通信制御部を有する、制御システム。
  2. 請求項1に記載の制御システムにおいて、
    前記通信制御部は、前記第2の通信データ及び前記第3の通信データの通信を、互いに独立した通信周期で周期的に行う
    ことを特徴とする制御システム。
  3. 請求項2に記載の制御システムにおいて、
    前記通信制御部は、前記第4の通信データを、周期的な前記第2の通信データの通信の通信間隔以下の単位である周期分割データに分割して、前記第4の通信データの通信を行い、
    前記第1の通信データの通信を行うイベントが前記第4の通信データの通信中に発生した場合に、前記第4の通信データの通信を中断して前記第1の通信データの通信を開始し、前記第1の通信データの通信終了後、前記中断された前記第4の通信データを、次の前記第2の通信データの通信周期の開始までの通信データに分割して最初から通信する
    ことを特徴とする制御システム。
  4. 請求項2に記載の制御システムにおいて、
    前記通信制御部は、前記第4の通信データを、周期的な前記第2の通信データの通信の通信間隔以下の単位である周期分割データに分割して、前記第4の通信データの通信を行い、
    前記第1の通信データの通信を行うイベントの発生の際に、通信中の前記第4の通信データの前記周期分割データの通信終了が、前記第1の通信データの通信を行うイベントの発生から通信が開始されるまでの最大の許容時間である許容応答時間内である判断するときは、前記周期分割データの通信終了後に、前記第1の通信データの通信を開始し、
    前記周期分割データの通信終了が前記許容応答時間の後である判断するときは、通信中の前記周期分割データの通信を中断し、前記第1の通信データの通信を開始し、前記第1の通信データの送信終了後、前記中断した前記周期分割データから通信を行う
    ことを特徴とする制御システム。
  5. 請求項1又は2に記載の制御システムにおいて、
    前記通信制御部は、前記第1の通信データの通信を行うイベントが前記第3の通信データの通信中に発生した場合に、前記第3の通信データの通信を中断し、前記第1の通信データの通信を開始し、前記第1の通信データの通信終了後、前記第3の通信データの通信を最初から行う
    ことを特徴とする制御システム。
  6. 請求項1又は2に記載の制御システムにおいて、
    前記通信制御部は、前記第3の通信データを、前記第1の通信データを送信するイベントの発生から送信が開始されるまでの最大の許容時間である許容応答時間以下の単位である許容時間分割データに分割して通信を行い、
    前記通信制御部は、前記第1の通信データの通信を行うイベントが前記第3の通信データの通信中に発生した場合に、前記イベントが発生した際に通信中の前記第3の通信データの前記許容時間分割データの通信後に、前記第1の通信データの通信を行い、前記第1の通信データの通信終了後、前記第3の通信データの次の前記許容時間分割データの通信を最初から行う
    ことを特徴とする制御システム。
  7. 請求項1又は2に記載の制御システムにおいて、
    前記第1の制御ユニット及び前記第2の制御ユニットは、エレベータの昇降路群を管理する群管理ユニットである
    ことを特徴とする制御システム。
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