JP2014082578A - 通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、通信パケット受信中にヘッダ誤り検出符号を受信完了した時点で応答パケットを送信することにより、高い応答性及び効率のよい通信動作を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法は、通信パケット(1)を、ヘッダ(2)と、ヘッダ誤り検出符号(2A)と、データ(3)と、データ誤り検出符号(5)と、によって構成し、通信パケット(1)を受信中にヘッダ誤り検出符号(2A)を受信完了した時点で検査を行い、ヘッダ(2)に誤りがないことを確認して応答パケット(1A)を送信する構成と方法である。
【選択図】図２
【解決手段】本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法は、通信パケット(1)を、ヘッダ(2)と、ヘッダ誤り検出符号(2A)と、データ(3)と、データ誤り検出符号(5)と、によって構成し、通信パケット(1)を受信中にヘッダ誤り検出符号(2A)を受信完了した時点で検査を行い、ヘッダ(2)に誤りがないことを確認して応答パケット(1A)を送信する構成と方法である。
【選択図】図２
Description
本発明は、全二重通信装置及びその通信方法に関し、特に、通信パケット受信中にヘッダ誤り検出符号を受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダに誤りがないことを確認して応答パケットを送信することにより、高い応答性及び効率の良い通信動作を得るための新規な改良に関する。
一般的に、全二重通信を含むシリアル通信を行う送信装置と受信装置の場合、通信動作の信頼性を高めるために、送信装置と受信装置の双方には、巡回冗長検査(CRC; Cyclic Redundancy Check)やパリティ・チェックサム検査等の検査機能を具備しており、誤り検出符号を用いて通信誤りの有無を検出し、データの妥当性の検証を行っている。
従来、用いられていたこの種の全二重通信を行う送信装置と受信装置の場合、例えば、特許文献１及び２に開示された通信方法は、基本的には図３及び図４に示す方法が採用されている。
すなわち、図３に符号１で示される通信パケット１は、ヘッダ２と、データ３と、誤り検出符号４とから構成されている。
この場合の誤り検出符号４とは、前記ヘッダ２と前記データ３とに対し算出したものである。
従来、用いられていたこの種の全二重通信を行う送信装置と受信装置の場合、例えば、特許文献１及び２に開示された通信方法は、基本的には図３及び図４に示す方法が採用されている。
すなわち、図３に符号１で示される通信パケット１は、ヘッダ２と、データ３と、誤り検出符号４とから構成されている。
この場合の誤り検出符号４とは、前記ヘッダ２と前記データ３とに対し算出したものである。
図４のＡ〜Ｄは、従来の全二重通信方法の一例を示す概略図であり、（Ａ）から（Ｂ）で示すように、送信装置１０が送信する通信パケット１は、受信装置１１で受信される。
前記受信装置１１は、（Ｃ）で示すように、前記通信パケット１の受信中に誤り検出符号４を受信完了した時点で、検証を行い、受信したヘッダ２とデータ３とに誤りがないことを確認すると、（Ｄ）で示すように、受信装置１１が待機時間Ｔ後に応答パケット１Ａを送信していた。
前記受信装置１１は、（Ｃ）で示すように、前記通信パケット１の受信中に誤り検出符号４を受信完了した時点で、検証を行い、受信したヘッダ２とデータ３とに誤りがないことを確認すると、（Ｄ）で示すように、受信装置１１が待機時間Ｔ後に応答パケット１Ａを送信していた。
従来の全二重通信方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、誤り検出符号は、一般に通信パケットの最後尾に付加されるため、通信パケットを全て受信完了しないと、受信したヘッダとデータとが正常に受信されたか否かの検査は行えず、応答パケットを送信することができない。
すなわち、応答パケットに対応した動作を行う全二重通信装置は、待機状態となるため、その分の時間が無駄となり、通信動作の効率化が損なわれていた。
また、通信パケットのデータサイズが増えると、待機時間は比例して長くなるため、通信動作の効率化はさらに損なわれることになっている。
すなわち、誤り検出符号は、一般に通信パケットの最後尾に付加されるため、通信パケットを全て受信完了しないと、受信したヘッダとデータとが正常に受信されたか否かの検査は行えず、応答パケットを送信することができない。
すなわち、応答パケットに対応した動作を行う全二重通信装置は、待機状態となるため、その分の時間が無駄となり、通信動作の効率化が損なわれていた。
また、通信パケットのデータサイズが増えると、待機時間は比例して長くなるため、通信動作の効率化はさらに損なわれることになっている。
本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信方法は、通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置を用い、前記通信パケットを、ヘッダと、ヘッダ誤り検出符号と、データと、データ誤り検出符号と、によって構成し、前記通信パケットを前記受信装置で受信中に前記ヘッダ誤り検出符号を受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダに誤りがないことを確認して、前記送信装置から応答パケットを送信する方法であり、また、本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置は、通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置において、前記通信パケットを、ヘッダと、ヘッダ誤り検出符号と、データと、データ誤り検出符号と、によって構成し、前記通信パケットを前記受信装置で受信中に前記ヘッダ誤り検出符号を受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダに誤りがないことを確認して、前記送信装置から応答パケットを送信する構成である。
本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその方法において、前記通信パケットを、ヘッダと、ヘッダ誤り検出符号と、データと、データ誤り検出符号と、によって構成し、前記通信パケットを前記受信装置で受信中に前記ヘッダ誤り検出符号を受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダに誤りがないことを確認して、前記送信装置から応答パケットを送信することにより、全二重通信装置としての応答性が高まり、待機時間が短縮化され、通信パケット送信中に応答パケットを受信するようになり、送信動作と受信動作が同時に行われるため、通信動作の効率化が得られる効果がある。
すなわち、通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその方法において、前記通信パケットを、ヘッダと、ヘッダ誤り検出符号と、データと、データ誤り検出符号と、によって構成し、前記通信パケットを前記受信装置で受信中に前記ヘッダ誤り検出符号を受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダに誤りがないことを確認して、前記送信装置から応答パケットを送信することにより、全二重通信装置としての応答性が高まり、待機時間が短縮化され、通信パケット送信中に応答パケットを受信するようになり、送信動作と受信動作が同時に行われるため、通信動作の効率化が得られる効果がある。
本発明は、通信パケット受信中にヘッダ誤り検出符号を受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダに誤りがないことを確認して応答パケットを送出することにより、高い応答性及び効率のよい通信動作を得るようにした通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図１及び図２は、本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法を示すもので、図１は通信パケット１の構成を示すブロック図である。
前記通信パケット１は、ヘッダ２と、このヘッダ２の隣りに位置するヘッダ誤り検出符号２Ａと、このヘッダ誤り検出符号２Ａの隣りに位置するデータ３と、このデータ３の隣りに位置するデータ誤り検出符号５とから構成されている。
この場合のヘッダ誤り検出符号２Ａとは、前記ヘッダ２に対し算出したものである。
この場合のデータ誤り検出符号５とは、前記ヘッダ２と前記データ３とに対し算出したものであっても、前記データ３のみに対し算出したものであってもよい。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図１及び図２は、本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法を示すもので、図１は通信パケット１の構成を示すブロック図である。
前記通信パケット１は、ヘッダ２と、このヘッダ２の隣りに位置するヘッダ誤り検出符号２Ａと、このヘッダ誤り検出符号２Ａの隣りに位置するデータ３と、このデータ３の隣りに位置するデータ誤り検出符号５とから構成されている。
この場合のヘッダ誤り検出符号２Ａとは、前記ヘッダ２に対し算出したものである。
この場合のデータ誤り検出符号５とは、前記ヘッダ２と前記データ３とに対し算出したものであっても、前記データ３のみに対し算出したものであってもよい。
図２は本発明における通信パケット１を用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置の通信方法の一例を示す概略構成図であり、（Ａ）のように、送信装置１０が送信する通信パケット１は、（Ｂ）のように、受信装置１１で受信され、（Ｃ）で示されるように、前記通信パケット１を受信中にヘッダ誤り検出符号２Ａを受信完了した時点で、前記ヘッダ２の検証を行い、前記ヘッダ２に誤りがないことを確認すると、直ちに受信装置１１は応答パケット１Ａを送信すると共に、送信装置１０が前記応答パケット１Ａを受信することによって、全二重通信装置としての応答性が高まり、従来と同様の待機時間Ｔは従来に比べると大幅に短縮化される。
この場合の誤り検出符合による検証方法は、巡回冗長検査(CRC; Cyclic Redundancy Check)やパリティ・チェックサム検査であってもよい。
この場合の誤り検出符合による検証方法は、巡回冗長検査(CRC; Cyclic Redundancy Check)やパリティ・チェックサム検査であってもよい。
一般に、パケットを構成するヘッダ２のサイズは、数バイトで構成され、前記データ３のサイズは数Ｋバイトを超えることも頻繁にあるため、この通信パケット１を送信中に応答パケット１Ａを受信できるようになり、送信動作と受信動作が同時に行われる。通信動作の効率化を得ることができる。
また、前記通信パケット１のヘッダ誤り検出符号２Ａによって前記応答パケット１Ａが送信されるため、通信パケット１の前記データ３のサイズによって前記待機時間Ｔである応答性が左右されるようなことはない。
従って、本発明による全二重通信装置の通信方式では、各パケットの応答性を高め、通信動作の効率化を達成することができる。
従って、本発明による全二重通信装置の通信方式では、各パケットの応答性を高め、通信動作の効率化を達成することができる。
尚、本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法をまとめると、次の通りである。
すなわち、通信パケット１を用い送信装置１０及び受信装置１１を有する全二重通信装置において、前記通信パケット１を、ヘッダ２と、ヘッダ誤り検出符号２Ａと、データ３と、データ誤り検出符号５と、によって構成し、前記通信パケット１を前記受信装置１１で受信中に前記ヘッダ誤り検出符号２Ａを受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダ２に誤りがないことを確認して、前記送信装置１０から応答パケット１Ａを送信する構成と方法である。
すなわち、通信パケット１を用い送信装置１０及び受信装置１１を有する全二重通信装置において、前記通信パケット１を、ヘッダ２と、ヘッダ誤り検出符号２Ａと、データ３と、データ誤り検出符号５と、によって構成し、前記通信パケット１を前記受信装置１１で受信中に前記ヘッダ誤り検出符号２Ａを受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダ２に誤りがないことを確認して、前記送信装置１０から応答パケット１Ａを送信する構成と方法である。
本発明による通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置及びその通信方法は、通信パケットを受信中にヘッダ誤り検出符号を受信して応答パケットを送信することにより、パケット通信の応答性を短縮化できる。
１ 通信パケット
１Ａ 応答パケット
２ ヘッダ
２Ａ ヘッダ誤り検出符号
３ データ
５ データ誤り検出符号
１０ 送信装置
１１ 受信装置
１Ａ 応答パケット
２ ヘッダ
２Ａ ヘッダ誤り検出符号
３ データ
５ データ誤り検出符号
１０ 送信装置
１１ 受信装置
Claims (2)
- 通信パケット(1)を用い送信装置(10)と受信装置(11)を有する全二重通信装置において、
前記通信パケット(1)を、ヘッダ(2)と、ヘッダ誤り検出符号(2A)と、データ(3)と、データ誤り検出符号(5)と、によって構成し、
前記通信パケット(1)を前記受信装置(11)で受信中に前記ヘッダ誤り検出符号(2A)を受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダ(2)に誤りがないことを確認して、前記送信装置(10)から応答パケット(1A)を送信することを特徴とする通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信装置。 - 通信パケット(1)を用い送信装置(10)と受信装置(11)を有する全二重通信装置において、
前記通信パケット(1)を、ヘッダ(2)と、ヘッダ誤り検出符号(2A)と、データ(3)と、データ誤り検出符号(5)と、によって構成し、
前記通信パケット(1)を前記受信装置(11)で受信中に前記ヘッダ誤り検出符号(2A)を受信完了した時点で検査を行い、前記ヘッダ(2)に誤りがないことを確認して、前記送信装置(10)から応答パケット(1A)を送信することを特徴とする通信パケットを用い送信装置と受信装置を有する全二重通信方法。
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|---|---|---|---|---|
| JP2019009613A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | 日本電信電話株式会社 | 通信装置 |
| CN110311737A (zh) * | 2018-03-27 | 2019-10-08 | 安立股份有限公司 | 测定装置及测定方法 |
| JP2022507081A (ja) * | 2018-11-22 | 2022-01-18 | テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン（パブル） | 同時送受信のための確認応答 |
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| JP2000244463A (ja) * | 1999-02-23 | 2000-09-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線パケット送受信方法及び装置 |
| JP2002026984A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 通信方式 |
-
2012
- 2012-10-15 JP JP2012227891A patent/JP2014082578A/ja active Pending
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| 清水 芳孝 他: "ユーザセントリックワイヤレスホームネットワークにおける無線信号処理プロトコルの検討（１）", 電子情報通信学会２０１２年総合大会講演論文集 通信１, JPN6014032764, March 2012 (2012-03-01), pages 621, ISSN: 0002870470 * |
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