JP6320643B1 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

無線通信装置(1)は、第1データと第2データとを含む無線パケットを生成する送信処理部(14)と、生成された無線パケットを送信する送信アンテナ(15)とを備え、第1データは第2データよりも高い信頼性が要求される種別のデータであり、複数の無線パケットのそれぞれは異なる第2データを含み、連続して送信される複数の無線パケットが同一の内容の第1データを含むことを特徴とする。

Description

本発明は、エレベータを構成する制御装置とかごとの間で無線通信により信号を伝送する無線通信装置および無線通信方法に関する。
エレベータは、人や荷物が乗るかごと、かごの動きを制御する制御装置などから構成されている。かごが停止するエレベータホールまたはかご自体には、各種のセンサ、監視カメラ、ボタン、スピーカなどの機器と、これらの機器が出力する信号を制御装置に伝送する通信装置とが設置されている。かごまたはエレベータホールに設置された通信装置と制御装置との間では、エレベータを制御する制御データ、かごに設置された監視カメラの映像データ、かごに設置されたスピーカから出力される音楽データ、エレベータの状態を示すセンサデータ、かごまたは乗り場に設けられたボタンが押下されたことを示すデータなど、様々なデータが伝送されている。これらのデータは、データの種別ごとに求められる信頼性と許容される伝送遅延とが異なり、中でも最も高い信頼性が求められる高信頼性データは、他のデータと区別して伝送制御されることが望ましい。高信頼性データは、エレベータが特定の状態にあって緊急の制御が必要であることを示すデータであり、安全データとも呼ばれる。
特許文献1には、制御装置とかごとの間で、少なくとも高信頼性データを含む複数のデータを組み合わせたパケットを伝送する方法が開示されている。この方法では、CRC(Cyclic Redundancy Check)を用いた誤り検出を行い、誤りを検出した場合にはパケット全体を再送することにより、高信頼性データの伝送の信頼性を高めている。
特許文献2には、制御装置とかごとの間で、高信頼性データのみで構成されたパケットを連続して繰り返し送信する方法が開示されている。この方法では、高信頼性データが複数回送信されるため、高信頼性データの伝送の信頼性を高めることができる。また複数回送信されるパケットのそれぞれは、先に送信されたパケットが受信側で誤りなく受信されたか否かに関わらず連続して送信されるため、受信側の装置が誤りを検出してからパケットの再送を行うよりも伝送遅延を短くすることができる。
特開2004−48474号公報 特許第5523443号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術によれば、伝送効率が低下してしまう場合があるという問題があった。具体的には、特許文献1に記載の技術では、誤りが検出された場合、高信頼性データ以外のデータも含むパケットを再送することになる。このため、パケットを生成するときに組み合わせるデータの内容によっては、再送の必要がないデータを再送してしまい、伝送効率が低下する。特許文献2に記載の技術では、無線の通信路を用いて高信頼性データを伝送する場合には、情報ビット数の少ない高信頼性データに対して、無線伝送するためにパケットに付加される同期信号などのオーバーヘッドが大きくなり、伝送効率が低下する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高信頼性データの伝送の信頼性を高めて伝送遅延を短縮しつつ、伝送効率を高めることが可能な無線通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の無線通信装置は、第1データと第2データとを含む無線パケットを生成する送信処理部と、生成された無線パケットを送信する送信アンテナとを備え、第1データは第2データよりも高い信頼性が要求される種別のデータであり、複数の無線パケットのそれぞれは異なる第2データを含み、連続して送信される複数の無線パケットが同一の内容の第1データを含むことを特徴とする。
本発明にかかる無線通信装置は、高信頼性データの伝送の信頼性を高めて伝送遅延を短縮しつつ、伝送効率を高めることが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる無線通信システムの構成を示す図 図1に示す第1無線通信装置の構成を示す図 図2に示す第2サブパケット生成部の動作についての説明図 図2に示す送信処理部の構成を示す図 図4に示す送信処理部が生成する無線パケットの一例を説明するための図 図1に示す第2無線通信装置の構成を示す図 図6に示す受信処理部の構成を示す図 図1に示す第1無線通信装置および第2無線通信装置のハードウェア構成例を示す図 図2に示す第1無線通信装置が第1データおよび第2データを含む無線パケットを第2無線通信装置に送信する動作を示すフローチャート 図2に示す第2無線通信装置が第1無線通信装置から第1データおよび第2データを含む無線パケットを受信する動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2にかかる第1無線通信装置の第1データ送信処理部の構成を示す図 図11に示す信号調整部の機能についての説明図 実施の形態2の効果を説明するための図 本発明の実施の形態3にかかる第1無線通信装置の送信処理部の構成を示す図 図14に示す送信処理部が生成する無線パケットの一例を説明するための図 本発明の実施の形態4にかかる第2無線通信装置が第1データおよび第2データを含む無線パケットを受信する動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態5にかかる第1無線通信装置および第2無線通信装置の構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる無線通信装置および無線通信方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる無線通信システム100の構成を示す図である。無線通信システム100は、第1無線通信装置1および第2無線通信装置2を備えている。第1無線通信装置1は、エレベータを構成するかごまたは乗り場に備えられている。第2無線通信装置2は、エレベータを構成する制御装置側に備えられている。第1無線通信装置1と第2無線通信装置2との間では、無線通信を用いて、第1データと第2データとが伝送される。第1データは、第2データよりも高い信頼性が求められる種別の高信頼性データである。第1データは、例えばエレベータが特定の状態であって、緊急の制御が必要であることを示すデータであり、エレベータに設けられたボタン、センサなどが出力する信号に基づいて生成される。
第1データは、第1無線通信装置1において生成されて、第2無線通信装置2に送信される。第2無線通信装置2は、第1データに基づいてエレベータを制御する。例えば第1データに基づきエレベータの異常が検知された場合、第2無線通信装置2は、エレベータを停止させることができる。第2データは、第1無線通信装置1および第2無線通信装置2の間で双方向に伝送される。第2データは、例えば、エレベータの制御データ、監視映像データ、および、かごの中で流される音楽の音楽データである。第2データは、第1データと比較して、許容される遅延時間が長く、求められる信頼性が低い。しかしながら、第2データの内容によって許容遅延時間および求められる信頼性はそれぞれ異なる。
第1無線通信装置1は、送信するデータに第1データが含まれる場合、第1データおよび第2データのそれぞれをサブパケット化した後、1つの無線パケットにして第2無線通信装置2に送信する。無線パケットを受信した第2無線通信装置2は、無線パケットから第1データと第2データとを分離して取り出す。以下、このような動作を可能にするためのそれぞれの装置の構成について説明する。
図2は、図1に示す第1無線通信装置1の構成を示す図である。第1無線通信装置1は、第1データおよび第2データを送信する無線送信装置1−1の機能を有する。第1無線通信装置1は、第1データ送信処理部10と、第2データ処理部11と、第1符号化部12と、第2符号化部13と、送信処理部14と、送信アンテナ15と、受信アンテナ16と、受信処理部17と、第2復号部18とを有する。
第1データ送信処理部10は、入力変換部19と、第1サブパケット生成部20とを有し、第1サブパケット生成部20は、データ加工部21と、誤り検出符号化部22とを有する。第1サブパケット生成部20は、第1データを含むサブパケットである第1サブパケットを生成する。入力変換部19は、エレベータの状態を検知するセンサが出力した検出信号の値を含む第1データを受け付けて、アナログ信号である第1データをデジタル信号のビット列に変換して出力する。データ加工部21は、入力変換部19が出力した第1データに制御情報などを付加してサブパケット化した第1サブパケットを出力する。誤り検出符号化部22は、データ加工部21が出力した第1サブパケットに冗長ビットを付加して誤り検出符号化する。誤り検出符号化部22は、CRCなどの方式を用いて第1サブパケットを誤り検出符号化する。以上の構成により、第1データ送信処理部10は、誤り検出符号化された第1サブパケットを出力することになる。
第1データ送信処理部10が出力した第1サブパケットは、第1符号化部12に入力される。第1符号化部12は、入力された第1サブパケットを誤り訂正符号化して出力する。第1符号化部12の出力した第1サブパケットは、送信処理部14に入力される。
第2データ処理部11は、第2サブパケット生成部23と、入出力変換部24と、メモリ25とを有し、第2サブパケット生成部23は、データ選択部26と、データ加工部27と、誤り検出符号化部28とを有する。第2データ処理部11は、誤り検出部29と、データ取得部30とをさらに有する。
第2サブパケット生成部23は、第2データを含むサブパケットである第2サブパケットを生成する。アナログ信号の第2データである音声,画像,センサ出力は、入出力変換部24に入力される。入出力変換部24は、入力されたアナログ信号の第2データをデジタル信号のビット列に変換して、メモリ25に記憶する。また入出力変換部24は、メモリ25に記憶されたデジタル信号の第2データをアナログ信号に変換して出力することもできる。
データ選択部26は、メモリ25に記憶された第2データの中から、第2サブパケットを生成するために用いる第2データを選択する。データ加工部27は、データ選択部26が選択した第2データを加工する。データ加工部27は、データ選択部26が選択した複数の第2データのサイズの合計が1つの無線パケットで伝送することができない場合、無線パケットで送信できるサイズのデータに第2データを分割することによって複数の無線パケットで送信できるようにする。またデータ加工部27は、無線通信に必要な制御情報を付加して第2サブパケットを生成する。
図3は、図2に示す第2サブパケット生成部23の動作についての説明図である。図3の(1)には、メモリ25に記憶された第2データの一例が示されている。メモリ25に記憶された第2データは、無線パケットを用いて送信する第2データの送信候補となる。データ選択部26は、この第2データの送信候補の中から、それぞれの第2データの更新されたタイミング、第2データを送るために用いることができる無線パケットのビット数、それぞれの第2データに求められる信頼性、それぞれの第2データの許容遅延時間などに基づいて、無線パケットを生成するために用いる第2データを選択する。なお、以下の説明中において、共通の用語の後に符号#と数字とを付加した場合、同様の機能を有する異なるものを示している。データを示す用語の後に符号#と数字とを付加する場合、それぞれのデータの内容が異なることを意味しており、付加する数字の大きさは、データが生成された順番を示している。例えば第2データ#1と第2データ#2とは、どちらも第1データ以外のデータであって、互いにデータの内容が異なり、第2データ#2は第2データ#1よりも後に生成されたデータである。
図3の(2−1)には、第2サブパケット#1を生成するためにデータ選択部26が選択した第2データが示されている。ここではデータ選択部26によって、第2データ#1、第2データ#4、第2データ#6および第2データ#7が選択されている。データ加工部27は、データ選択部26が選択した第2データのビット数の合計が無線パケットのうち第2データを送信するために使用することができるビット数よりも大きい場合、第2データを分割することができる。図3の例では、データ加工部27は、640bitsの第2データ#6を半分に分割して、前半の320bitsを第2サブパケット#1を生成するために用いている。データ加工部27は、さらに、無線通信を行うために必要な制御情報を第2データに付加してサブパケット化する。この結果、図3の(3−1)に示すように、第2サブパケット#1には、制御情報と、第2データ#1と、第2データ#4と、第2データ#6の前半の320bitsと、第2データ#7とが含まれる。
図3の(2−2)には、第2サブパケット#1の次に送信される第2サブパケット#2を生成するためにデータ選択部26が選択した第2データが示されている。ここではデータ選択部26によって、第2データ#1、第2データ#6および第2データ#5が選択されている。データ加工部27は、第2データ#1と、第2データ#6を半分に分割した後半の320ビットと、第2データ#5とを無線パケットを生成するために用いる。データ加工部27は、第2データに制御情報を付加してサブパケット化する。この結果、図3の(3−2)に示すように、第2サブパケット#2には、制御情報と、第2データ#1と、第2データ#6の後半の320bitsと、第2データ#5とが含まれる。第2データ#1は、第2サブパケット#1にも含まれており、複数の無線パケットにより連続して送信されることになる。データ選択部26は、例えば、求められる信頼性が高い第2データを連続して選択することによって、連続して送信される複数の無線パケットを用いて第2データを複数回送信することができる。なお、ここでは第2データ#1が連続して選択される例を示したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、第2データを繰り返して送信する場合、必ずしも連続して送信される無線パケットを用いて送信する必要はなく、同じ第2データを複数回送信する場合、求められる信頼度に応じた頻度で送信されることが望ましい。
図2の説明に戻る。誤り検出符号化部28は、データ加工部27が生成した第2サブパケットに冗長ビットを付加して誤り検出符号化する。以上の構成により、第2サブパケット生成部23は、誤り検出符号化された第2サブパケットを出力することになる。
第2サブパケット生成部23が出力した第2サブパケットは、第2符号化部13に入力される。第2符号化部13は、入力された第2サブパケットを誤り訂正符号化して出力する。第2符号化部13は、第1符号化部12と同一の誤り訂正符号化方式を用いてもよいし、異なる誤り訂正符号化方式を用いてもよい。第1符号化部12と第2符号化部13とが異なる誤り訂正符号化方式を用いる場合、第1符号化部12が用いる方式は、第2符号化部13が用いる方式よりも強度が高い誤り訂正符号化方式であることが望ましい。誤り訂正符号化方式の強度が高いとは、訂正可能な誤りの程度が高いことを意味する。第2符号化部13の出力した第2サブパケットは、送信処理部14に入力される。送信処理部14は、第1符号化部12が出力した第1サブパケットと、第2符号化部13が出力した第2サブパケットとを用いて、無線パケットを生成する。
図4は、図2に示す送信処理部14の構成を示す図である。送信処理部14は、メモリ31と、データ読出し部32と、無線変調部33とを有する。データ読出し部32は、第1データ連送制御部34と、サブキャリア割当部35とを有する。送信処理部14には、第1符号化部12が出力した第1サブパケットと、第2符号化部13が出力した第2サブパケットとが入力される。
送信処理部14に入力された第1サブパケットと第2サブパケットとは、メモリ31に記憶される。データ読出し部32は、メモリ31に記憶された第1サブパケットおよび第2サブパケットの中から、無線パケットを生成するために用いる第1サブパケットおよび第2サブパケットを選択して読み出す。第1データ連送制御部34は、メモリ31に第1サブパケットが記憶されている場合、第1データの連送回数を管理して、無線パケットにより第1データが連続して繰り返し送信されるように制御する。具体的には、第1データ連送制御部34は、1つの無線パケットの中に、同一の内容の第1データが複数含まれるように、無線パケットを生成する際に用いる第1サブパケットを選択する。また第1データ連送制御部34は、連続して送信される複数の無線パケットが、共通する第1データを含むように、無線パケットを生成する際に用いる第1サブパケットを選択する。サブキャリア割当部35は、選択された第1サブパケットおよび第2サブパケットを並べ替えて、連続して送信するデータが異なるサブキャリアに割り当てられるようにデータを読み出す。またサブキャリア割当部35は、無線パケットごとに異なる順序で読出しを行って、連続して送信される無線パケットのそれぞれが異なるサブキャリアに割り当てられるようにする。無線変調部33は、1次変調、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)、プリアンブル、ガードインターバルの付加など、一般的なOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調および無線送信に必要な処理を行う。
図5は、図4に示す送信処理部14が生成する無線パケットの一例を説明するための図である。図5は、送信候補のデータに第1データが含まれる場合に生成される4つの無線パケット#1から#4を示している。無線パケット#1から#4のそれぞれは、同一の内容の第1サブパケットを2つ含み、連続して送信される2つの無線パケットが同一の内容の第1サブパケットを含み、それぞれが異なる第2サブパケットを含む。具体的には、無線パケット#1は、2つの第1サブパケット#1と第2サブパケット#1とを含む。無線パケット#1の次に送信される無線パケット#2は、2つの第1サブパケット#1と第2サブパケット#2とを含む。無線パケット#2の次に送信される無線パケット#3は、2つの第1サブパケット#2と第2サブパケット#3とを含む。無線パケット#3の次に送信される無線パケット#4は、2つの第1サブパケット#2と第2サブパケット#4とを含む。第2サブパケット#1から#4のそれぞれは、図3に示したように、複数の第2データを含む。このため、異なる第2サブパケットが同一の内容の第2データを含む場合もある。
図2の説明に戻る。送信処理部14が無線パケットを生成すると、送信アンテナ15は、生成された無線パケットを第2無線通信装置2に送信する。
受信アンテナ16は、他の装置から無線パケットを受信する。受信アンテナ16は、受信した無線パケットを受信処理部17に入力する。受信処理部17は、入力された無線パケットの同期処理、FFT(Fast Fourier Transform)、AGC(Automatic Gain Control)、復調処理などを行い、送信側で並べ替えたデータの順序を元に戻す。
第2復号部18は、受信処理部17において処理された無線パケットを復号する。復号後の無線パケットは、誤り検出部29に入力される。誤り検出部29は、受信結果に誤りがないかどうかチェックして誤りが検出されなかったパケットはデータ取得部30に入力される。データ取得部30は、入力されたパケットから制御情報などを取り除いて、それぞれの第2データを取り出してメモリ25に書き込む。
図6は、図1に示す第2無線通信装置2の構成を示す図である。第2無線通信装置2は、第1データおよび第2データを含む無線パケットを受信する無線受信装置2−2の機能を有する。以下、第1無線通信装置1と同様の機能構成については同一の符号を付することで説明を省略し、第1無線通信装置1と異なる部分について主に説明する。
第2無線通信装置2は、第2データ処理部11と、第2符号化部13と、送信アンテナ15と、受信アンテナ16と、第2復号部18と、送信処理部36と、受信処理部37と、第1復号部38と、第1データ受信処理部39と、エレベータ停止装置42とを有する。第1データ受信処理部39は、誤り検出部40と、第1データ解析部41とを有する。
第1無線通信装置1の送信処理部14には、第1サブパケットおよび第2サブパケットが入力されるのに対して、送信処理部36には、第2サブパケットが入力される。送信処理部36は、入力された第2サブパケットを用いて無線パケットを生成する。送信処理部36は、1次変調、IFFT、プリアンブル、ガードインターバルの付加など、一般的なOFDM変調および無線送信に必要な処理を行って、無線パケットを送信アンテナ15から送信する。
受信処理部37は、第1サブパケットおよび第2サブパケットを含む無線パケットを受信することができる。受信処理部37は、受信した無線パケットを第1サブパケットと第2サブパケットとに分離する。
図7は、図6に示す受信処理部37の構成を示す図である。受信処理部37は、無線復調部43と、データ書き込み部44と、メモリ45とを有する。データ書き込み部44は、第1データ連送合成部46と、データ並び替え部47とを有する。
無線復調部43は、受信した無線パケットの同期処理、FFT、AGC、復調などの処理を行う。データ書き込み部44は、受信した無線パケットに第1データが含まれる場合、第1データ連送合成部46において、連送された第1データの合成処理をする。第1データ連送合成部46は、1つの無線パケット内に含まれる複数の第1データを受信した場合、無線パケットごとに第1データを合成する。そして、データ書き込み部44は、データ並び替え部47において、送信側のサブキャリア割当部35で並べ替えられた順序を元に戻して無線パケットに含まれる第1サブパケットおよび第2サブパケットをメモリ45に書き込む。
図6の説明に戻る。第1復号部38は、メモリ45から第1サブパケットを読み出して、誤り訂正復号する。第2復号部18は、メモリ45から第2サブパケットを読み出して、誤り訂正復号する。
第1復号部38が復号した第1サブパケットは第1データ受信処理部39に入力される。第1データ受信処理部39の誤り検出部40は、受信した第1データに誤りがないかどうかチェックして、誤りが検出されなかった第1サブパケットは、第1データ解析部41に入力される。第1データ解析部41は、入力された第1サブパケットから第1データを取り出して、第1データを解析してエレベータの異常を検出する。第1データからエレベータの異常を検出した場合、第1データ解析部41は、エレベータ停止装置42にエレベータの停止を指示する。
図8は、図1に示す第1無線通信装置1および第2無線通信装置2のハードウェア構成例を示す図である。第1無線通信装置1および第2無線通信装置2は、入出力回路50−1および50−2、CPU(Central Processing Unit)51−1および51−2、FPGA(Field−Programmable Gate Array)52といった処理回路により実現することができる。
入出力回路50−1およびCPU51−1は、第1データ送信処理部10および第1データ受信処理部39を実現するための処理回路の一例である。入出力回路50−2およびCPU51−2は、第2データ処理部11を実現するための処理回路の一例である。FPGA52は、第1符号化部12,第2符号化部13,送信処理部14,送信処理部36,受信処理部17,受信処理部37,第2復号部18および第1復号部38を実現するための処理回路の一例である。
図8の例では、第1データの処理と第2データの処理とをそれぞれ異なるCPU51−1および51−2で行うこととしたが、本発明はかかる例に限定されない。CPUの性能に合わせて、第1データの処理と第2データの処理とを1つのCPUで実現してもよい。また、各機能部と処理回路との組み合わせも一例であり、例えば、誤り検出符号化部22および誤り検出部29の機能をFPGA52で実現することも可能である。さらに、処理回路の種類も一例であり、FPGA52の代わりにLSI(Large−Scale Integration)が用いられてもよい。
図9は、図2に示す第1無線通信装置1が第1データおよび第2データを含む無線パケットを第2無線通信装置2に送信する動作を示すフローチャートである。
第1データ送信処理部10の入力変換部19は、センサが出力した検出信号を含む第1データのアナログ信号をデジタル化する(ステップS101)。第1サブパケット生成部20は、入力変換部19が出力した第1データをサブパケット化する(ステップS102)。第1サブパケット生成部20の誤り検出符号化部22は、第1サブパケットを誤り検出符号化する(ステップS103)。第1符号化部12は、第1サブパケットを誤り訂正符号化して送信処理部14に入力する(ステップS104)。
第2データ処理部11の入出力変換部24は、第2データのアナログ信号をデジタル化してメモリ25に記憶させる(ステップS105)。第2サブパケット生成部23のデータ選択部26は、メモリ25に記憶された第2データの送信候補から、それぞれの第2データの許容遅延時間に基づいて、第2サブパケットを生成するために用いる第2データを選択する(ステップS106)。第2サブパケット生成部23のデータ加工部27は、データ選択部26が選択した第2データを加工してサブパケット化する(ステップS107)。第2サブパケット生成部23の誤り検出符号化部28は、第2サブパケットを誤り検出符号化する(ステップS108)。第2符号化部13は、第2サブパケットを誤り訂正符号化して送信処理部14に入力する(ステップS109)。
送信処理部14のデータ読出し部32は、入力された第1サブパケットおよび第2サブパケットをメモリ31に記憶すると、連送回数に基づいて第1サブパケットを読出し、第2サブパケットを生成された順序が早い順に順次読出す(ステップS110)。具体的には、データ読出し部32は、第1サブパケットを連送回数に基づいて、1つの無線パケットが同一の内容の第1サブパケットを複数含み、且つ、連続して送信される複数の無線パケットが同一の内容の第1サブパケットを含むように、第1サブパケットを読み出す。送信処理部14は、データ読出し部32が読み出した第1サブパケットおよび第2サブパケットを用いて、無線パケットを生成する(ステップS111)。送信処理部14は、生成した無線パケットを、送信アンテナ15を用いて送信する(ステップS112)。
図10は、図2に示す第2無線通信装置2が第1無線通信装置1から第1データおよび第2データを含む無線パケットを受信する動作を示すフローチャートである。
第2無線通信装置2の受信アンテナ16が無線パケットを受信すると、受信処理部37の無線復調部43は、受信処理として無線パケットを復調する(ステップS201)。続いて受信処理部37のデータ書き込み部44は、受信した無線パケットから第1サブパケットと第2サブパケットとを分離する(ステップS202)。受信処理部37の第1データ連送合成部46は、連送された第1データの合成処理をして、合成した第1データをメモリ45に書き込む(ステップS203)。そして、第1復号部38は、メモリ45から第1データを読み出して復号処理を行う(ステップS204)。第1データ受信処理部39の誤り検出部40は、第1サブパケットの誤りチェックを行って、第1データに誤りがあるか否かを判断する(ステップS205)。第1データに誤りがある場合(ステップS205:Yes)、ステップS201の受信処理に戻る。第1データに誤りがない場合(ステップS205:No)、第1データは第1データ解析部41に入力されて、第1データ解析部41は、第1データ解析処理を行う(ステップS206)。第1データ解析部41は、第1データ解析処理の結果に基づいて、停止条件を満たすか否かを判断する(ステップS207)。停止条件を満たす場合(ステップS207:Yes)、第1データ解析部41は、エレベータ停止装置42にエレベータの停止を指示するエレベータ停止処理を行う(ステップS208)。エレベータ停止処理を行った後、または停止条件を満たさない場合(ステップS207:No)、ステップS201の受信処理に戻る。
第2復号部18は、ステップS202で第1サブパケットと分離された第2サブパケットをメモリ45から読み出して復号処理を行う(ステップS209)。第2データ処理部11の誤り検出部29は、第2サブパケットの誤りチェックを行って、第2データに誤りがあるか否かを判断する(ステップS210)。第2データに誤りがない場合(ステップS210:No)、データ取得部30は、第2サブパケットの制御情報などを外して、複数の第2データのそれぞれを抽出してメモリ25に書き込む(ステップS211)。入出力変換部24は、メモリ25に書き込まれた第2データを、それぞれの第2データごとに予め規定されたタイミングで読み出して、アナログ信号に変換した後、第2データの種類に対応する機器に出力する(ステップS212)。第2データに誤りがある場合(ステップS210:Yes)、誤り検出部29は、第2サブパケットを廃棄し(ステップS213)、ステップS201の受信処理に戻る。
以上説明したように、本発明の実施の形態1によれば、第1無線通信装置1は、第1データおよび第2データを1つの無線パケットで送信することができる。このとき、連続して送信される複数の無線パケットは、同一の内容の第1サブパケットを含む。また1つの無線パケットには、同一の内容の第1データが複数含まれる。複数の無線パケットは、それぞれが異なる第2データを含む。これにより、第1データは連続して複数回送信されるため信頼性を高めることができると共に、無線パケットごとに異なる第2データを送信することができる。このため、第2データよりも高い信頼性が求められる第1データの伝送の信頼性を高めて伝送遅延を短縮しつつ、伝送効率を高めることが可能である。
また、それぞれの第2データに求められる信頼性に基づいて、第2データの送信候補の中から、第2サブパケットを生成するために用いる第2データが選択される。このとき、共通の第2データを含む複数の第2サブパケットが生成される。これにより、求められる信頼性に合わせて、第2データを送信する回数を変えることができるため、それぞれの第2データに必要な信頼性を満たすことが可能になる。
また第1データと第2データとはそれぞれ個別にサブパケット化された後、複数のサブパケットを含む無線パケットが生成される。このため、サブパケットごとに受信状況の確認を独立して行うことが可能になる。
なお、無線通信システム100が制御するエレベータを構成するかごは1つに限らず複数であってもよい。また、本実施の形態の前提として、無線パケットが伝送される時間長は、第1データの許容遅延時間よりも短く、第1データの許容遅延時間内に複数の無線パケットを伝送することが可能であることとする。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2にかかる第1無線通信装置1の第1データ送信処理部10の構成を示す図である。
本発明の実施の形態2にかかる第1無線通信装置1は、図2に示す実施の形態1にかかる第1無線通信装置1と同様の構成を有しており、第1データ送信処理部10のデータ加工部21の構成が異なる。以下、実施の形態1と異なる部分を主に説明する。
第1データ送信処理部10は、入力変換部19と、第1サブパケット生成部20とを有する。第1サブパケット生成部20は、データ加工部21と、誤り検出符号化部22とを有する。データ加工部21は、信号調整部61と制御情報付加部62とをさらに有する。
第1データは、1または複数のセンサが出力する検出信号の値を含む。検出信号の値は、エレベータの状態、例えばエレベータの扉が開いたこと、特定の地点をかごが通過したことなどを検知して、変化する。検出信号の値が変化する期間は、検出信号の種類、検知したエレベータの状態などによって異なり、検出信号の中には、値が変化している期間が短いものが含まれる。信号調整部61は、検出信号の値が変化している期間が第1データの許容遅延時間未満である場合、検出信号の値が変化している期間が許容遅延時間以上となるように検出信号を調整する。信号調整部61は、検出信号の値が変化している期間が第1データの許容遅延時間以上である場合、検出信号を加工しない。
図12は、図11に示す信号調整部61の機能についての説明図である。センサ#1およびセンサ#2のそれぞれが出力する検出信号は、入力変換部19でデジタル化される。このとき、入力変換部19が出力した検出信号の値が変化している期間は、センサ#1で期間T1、センサ#2で期間T2である。ここで期間T1が第1データの許容遅延時間よりも短く、期間T2が第1データの許容遅延時間よりも長い場合、信号調整部61は、センサ#1の検出信号の値が変化している期間を第1データの許容遅延時間よりも長い期間T3に調整する。
制御情報付加部62は、信号調整部61の出力した検出信号の値である第1データに制御情報を付加してサブパケット化し、第1サブパケットを出力する。誤り検出符号化部22以降の処理は、実施の形態1と同様である。
図13は、実施の形態2の効果を説明するための図である。図13では、第1データの許容遅延時間以内に3回、第1データ送信処理部10から後段の第1符号化部12に出力する第1データを更新する場合について説明する。なおこの例では、センサ#1の検出信号の値が変化している期間T3は第1データの許容遅延時間の長さと同一である。
図12に示したように、信号調整部61が検出信号を調整すると、この検出信号の値は、第1データ送信処理部10において取り込まれ、送信処理部14における第1データの値が更新され、無線パケットに反映される。この場合、センサ#1の出力する検出信号の値が変化している期間T3を許容遅延時間まで延ばすことで、センサ#1の検出信号の値が変化しているという情報を伝達する無線パケットの数を増やすことができる。図13の例では、センサ#1の検出信号の値が変化しているという情報は、6つの無線パケットによって伝達される。6つの無線パケット#1から#6のうち1つでも第2無線通信装置2が受信できれば、センサ#1の検出信号の値が変化したことを受信側に伝えることが可能になる。
実施の形態3.
図14は、本発明の実施の形態3にかかる第1無線通信装置1の送信処理部14の構成を示す図である。
本発明の実施の形態3にかかる第1無線通信装置1は、図2に示す実施の形態1にかかる第1無線通信装置1と同様の構成を有しており、送信処理部14の構成が実施の形態1と異なる。以下、実施の形態1と異なる部分を主に説明する。
送信処理部14は、メモリ31と、データ読出し部32と、無線変調部63とを有する。データ読出し部32は、第1データ連送制御部34と、サブキャリア割当部35と、並べ替え部64とを有する。
メモリ31は、実施の形態1と同様であり、第1サブパケットおよび第2サブパケットが書き込まれる。データ読出し部32は、第1データ連送制御部34が第1データの連送を管理し、サブキャリア割当部35は第1サブパケットおよび第2サブパケットそれぞれの中でデータの並べ替えを行い、全体のデータの並べ替えは行わない。並べ替え部64は、第1データの並び替えをしてサブキャリア割当が他の第1データと重ならないように無線変調部63に出力する。
無線変調部63は、実施の形態1の無線変調部33の機能に加えて、プリアンブルを付加する際に、無線パケットの先頭だけでなく第1データの前にもプリアンブルを挿入する機能を有する。
図15は、図14に示す送信処理部14が生成する無線パケットの一例を説明するための図である。第1データを1つの無線パケットの中で2回、無線パケット間で2回連送する場合、無線パケット#1は、2つの第1データ#1と1つの第2データ#1とを含み、無線パケット#2は、2つの第1データ#1と1つの第2データ#2とを含む。この場合、無線変調部63は、無線パケット#1および無線パケット#2の先頭だけでなく、2つ目の第1データ#1の前にもプリアンブルを挿入する。この構成により、受信側の第2無線通信装置2が、先頭で同期がとれず無線パケットの捕捉に失敗した場合であっても、2つ目の第1データ#1を捕捉することが可能になる。したがって、第1データを受信側の無線通信装置2に伝送することができる確率を上げることが可能になる。
なお、図15では説明のために第1データと第2データとをブロック毎に示したが、実際の無線パケットに含まれるデータは、データ読出し部32のインターリーブ機能によって並べ替えられるため、無線パケット#1の最初の第1データ#1と第2データ#1とはブロック毎に分かれて伝送されているわけではない。無線パケット#2の最初の第1データ#1と第2データ#2についても同様である。
図15の例では、連送回数が無線パケット内および無線パケット間でそれぞれ2回としたが、本発明はかかる例に限定されない。また図15の例では、一組の第1データおよび第2データは、第1データだけの部分よりも前に配置されているが、この配置は逆であってもよい。つまり、第1データだけの部分が無線パケットの先頭に配置されて、そのあとに一組の第1データおよび第2データが配置されてもよい。また、1つの無線パケット内に3つ以上の第1データが含まれる場合、それぞれの第1データの前にプリアンブルが挿入される。
無線パケットに含まれるそれぞれの第1データの前にプリアンブルが挿入されている場合、受信側では、復調処理の際に、プリアンブルが検出されるたびに同期処理が行われる。復調処理の後、第1データ連送合成部46は、同一の無線パケット内の第1データのうち受信できたものを全て合成する。この構成により、無線パケットの一部に電力の大きい干渉波が存在した場合であっても、干渉の影響が少ない部分で第1データを受信することができる可能性があり、干渉状態の変動が激しい通信路などで、第1データの伝送の信頼性を向上することが可能である。
実施の形態4.
図16は、本発明の実施の形態4にかかる第2無線通信装置2が第1データおよび第2データを含む無線パケットを受信する動作を示すフローチャートである。
図16に示す動作は、図10に示す実施の形態1の動作のステップS213に代わってステップS223を含み、ステップS223以外の動作は実施の形態1と同様であるため説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる部分を主に説明する。
復号処理の後、第2データに誤りがあると判断された場合(ステップS210:Yes)、実施の形態1では第2サブパケットを廃棄していた(ステップS213)が、本実施の形態4では、第2サブパケットの再送要求を出す(ステップS223)。
第1無線通信装置1は、この再送要求を受信すると、再送要求のあった第2データと、最新の第1データとを用いて無線パケットを生成して、生成した無線パケットを送信する。
このように、許容遅延時間以内に再送要求をフィードバックすることができれば、第2データを再送することが可能である。このとき、第2データは第1データと別にサブパケット化して送信されると共に、独立して受信確認が行われ、独立して再送要求を行うことができる。このため、第2データに再送が必要な場合であっても第1データを再送する必要がない。したがって、第2データの信頼性を効率的に高めつつ、第1データの伝送遅延を抑制することが可能になる。
実施の形態5.
上記の実施の形態1から4では、第1データは、エレベータの制御装置に向けて伝送されるデータとしたが本発明はかかる例に限定されない。第2データよりも高い信頼性が要求される種別のデータである第1データを伝送する際に本発明の技術を適用することが可能である。エレベータの制御装置からかご側に第1データを伝送する場合、第1無線通信装置1を制御装置側の装置とし、第2無線通信装置2をかご側の装置とすればよい。また、第1無線通信装置1および第2無線通信装置2の両方が、第1データを送信する機能および第1データを受信する機能を備えていてもよい。以下、第1無線通信装置1および第2無線通信装置2の両方が、第1データを送信する機能および第1データを受信する機能を備える場合の構成について説明する。
図17は、本発明の実施の形態5にかかる第1無線通信装置1および第2無線通信装置2の構成を示す図である。第2無線通信装置2の構成は第1無線通信装置1の構成と同様であるため、以下、第1無線通信装置1の構成を説明し、第2無線通信装置2の構成の説明は省略する。
第1無線通信装置1は、第1データを送信する機能と、第1データを受信する機能とを有する。第1無線通信装置1は、第1データ送信処理部10と、第2データ処理部11と、第1符号化部12と、第2符号化部13と、送信処理部14と、送信アンテナ15と、受信アンテナ16と、第2復号部18と、受信処理部37と、第1復号部38と、第1データ受信処理部39とを有する。各機能部の機能は、上記の実施の形態1から4と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上説明したように本発明の実施の形態5によれば、第2データよりも高い信頼性が要求される種別のデータである第1データを送信する機能を有すると共に、対向装置が送信した第1データを受信する機能を有する無線通信装置を提供することができる。このように、第1データを双方向に伝送する無線通信システムにおいて、本発明の技術を適用することも可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。例えば実施の形態2に記載の構成は、実施の形態3および実施の形態4のそれぞれと組み合わせることもできるし、実施の形態3および実施の形態4の両方と組み合わせることもできる。
上記の実施の形態1では、それぞれの第2データに求められる信頼性に基づいて、連送により信頼性を向上することとしたが、第2データを再送する機能を有する場合、第2データの連送をせずに、受信できなかった場合に再送するようにしてもよい。或いは、第2データの再送と連送とを併せて行ってもよい。第2データを受信できなかった場合に再送した無線パケットを受信するまでの時間よりも許容遅延時間が短い場合、連送により信頼性を確保することが望ましい。
1 第1無線通信装置、2 第2無線通信装置、10 第1データ送信処理部、11 第2データ処理部、12 第1符号化部、13 第2符号化部、14 送信処理部、15 送信アンテナ、16 受信アンテナ、17 受信処理部、18 第2復号部、19 入力変換部、20 第1サブパケット生成部、21 データ加工部、22 誤り検出符号化部、23 第2サブパケット生成部、24 入出力変換部、25 メモリ、26 データ選択部、27 データ加工部、28 誤り検出符号化部、29 誤り検出部、30 データ取得部、31 メモリ、32 データ読出し部、33 無線変調部、34 第1データ連送制御部、35 サブキャリア割当部、36 送信処理部、37 受信処理部、38 第1復号部、39 第1データ受信処理部、40 誤り検出部、41 第1データ解析部、42 エレベータ停止装置、43 無線復調部、44 データ書き込み部、45 メモリ、46 第1データ連送合成部、47 データ並び替え部、50−1,50−2 入出力回路、51−1,51−2 CPU、52 FPGA、61 信号調整部、62 制御情報付加部、63 無線変調部、64 並べ替え部、100 無線通信システム。

Claims (11)

  1. エレベータの状態を検知するセンサが出力する検出信号の値を含む第1データと第2データとを含む無線パケットを生成する送信処理部と、
    生成された前記無線パケットを送信する送信アンテナと、
    前記検出信号の値が変化している期間が前記第1データの許容遅延時間未満である場合、前記期間が前記許容遅延時間以上となるように前記検出信号を調整する信号調整部と、
    を備え、
    前記第1データは前記第2データよりも高い信頼性が要求される種別のデータであって、複数の前記無線パケットのそれぞれは異なる前記第2データを含み、連続して送信される複数の前記無線パケットが同一の内容の前記第1データを含むことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記送信処理部は、同一の内容の前記第1データを複数含む前記無線パケットを生成することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記送信処理部は、1つの前記無線パケットに含まれる複数の前記第1データのそれぞれの前にプリアンブルを挿入することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1データを含む第1サブパケットを生成する第1サブパケット生成部と、
    前記第2データを含む第2サブパケットを生成する第2サブパケット生成部と、
    をさらに備え、
    前記送信処理部は、前記第1サブパケットおよび前記第2サブパケットを用いて前記無線パケットを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1サブパケットを誤り訂正符号化する第1符号化部と、
    前記第2サブパケットを誤り訂正符号化する第2符号化部と、
    をさらに備え、
    前記送信処理部は、誤り訂正符号化された前記第1サブパケットと誤り訂正符号化された前記第2サブパケットとを用いて前記無線パケットを生成することを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記第2サブパケット生成部は、前記第2データの送信候補の中から、それぞれの第2データの要求する信頼性に基づいて選択した前記第2データを用いて、前記第2サブパケットを生成することを特徴とする請求項4または5に記載の無線通信装置。
  7. 前記第2サブパケット生成部は、それぞれの前記第2データの要求する信頼性に基づいて、同一の内容の前記第2データを含む複数の前記第2サブパケットを生成することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記第1データの許容遅延時間内に連続して送信される複数の前記無線パケットは、前記無線パケットの受信の成否に関わらず同一の内容の前記第1データを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  9. 前記送信処理部は、前記第2データの再送要求に応答して、再送要求された前記第2データと、最新の前記第1データとを用いて前記無線パケットを生成することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  10. 前記送信アンテナは、エレベータを構成するかごの動作を制御する制御装置に前記無線パケットを送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  11. 無線通信装置が、
    エレベータの状態を検知するセンサが出力する検出信号の値を含む第1データと第2データとを含む無線パケットを生成するステップと、
    前記検出信号の値が変化している期間が前記第1データの許容遅延時間未満である場合、前記期間が前記許容遅延時間以上となるように前記検出信号を調整するステップと、
    生成した前記無線パケットを送信するステップと、
    を含み、
    前記第1データは前記第2データよりも高い信頼性が要求される種別のデータであり、
    複数の前記無線パケットのそれぞれは異なる前記第2データを含み、
    連続して送信される複数の前記無線パケットが同一の内容の前記第1データを含むことを特徴とする無線通信方法。
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